JPH06269502A - 注射針取り外し容器 - Google Patents
注射針取り外し容器Info
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- JPH06269502A JPH06269502A JP5085467A JP8546793A JPH06269502A JP H06269502 A JPH06269502 A JP H06269502A JP 5085467 A JP5085467 A JP 5085467A JP 8546793 A JP8546793 A JP 8546793A JP H06269502 A JPH06269502 A JP H06269502A
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- Japan
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- injection needle
- syringe
- container
- needle
- separation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 注射器の注射針とを簡単かつ安全に分離でき
る容器を提供する。 【構成】 注射針２と注射器１の分離部６と注射針の収
納部７を備え、該分離部に形成した分離孔８に注射針を
挿入して、注射器もしくは収納部の何れか一方の回動に
より注射器から注射針を分離し、該分離した注射針を収
納部に収納するように構成した容器であって、該分離孔
の一部若しくは全体を、注射針に形成された鍔状突起４
と係合する孔に形成するか、若しくは該分離孔内面のの
一部若しくは全体に注射針に形成された鍔状突起と係合
する凸部を形成してなる注射針取り外し容器５。
る容器を提供する。 【構成】 注射針２と注射器１の分離部６と注射針の収
納部７を備え、該分離部に形成した分離孔８に注射針を
挿入して、注射器もしくは収納部の何れか一方の回動に
より注射器から注射針を分離し、該分離した注射針を収
納部に収納するように構成した容器であって、該分離孔
の一部若しくは全体を、注射針に形成された鍔状突起４
と係合する孔に形成するか、若しくは該分離孔内面のの
一部若しくは全体に注射針に形成された鍔状突起と係合
する凸部を形成してなる注射針取り外し容器５。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、注射針と注射筒とを分
離させ、同時にその取り外した注射針を収納する注射針
取り外し容器に関する。
離させ、同時にその取り外した注射針を収納する注射針
取り外し容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】注射器は、プラスチック製の注射器の先
端に注射針を嵌合した状態で密封包装され、一体的に販
売される。以上のような注射器は、感染防止や無菌性を
維持するために、使い捨て的に使用されている。一方、
注射器を採血等に使用する場合は、血液を試験管等に移
す際に、注射針を取り外さないと、血液を出すのに長時
間を要し、作業が手間取ってしまう。従って、このよう
に注射器内に採集した液体を出す際には、注射針を注射
器の先端から取り外してから試験管等に液体を出すこと
にしている。そこで従来は、採血後に注射針に針カバー
を装填し、注射針を取り外すようにしている。
端に注射針を嵌合した状態で密封包装され、一体的に販
売される。以上のような注射器は、感染防止や無菌性を
維持するために、使い捨て的に使用されている。一方、
注射器を採血等に使用する場合は、血液を試験管等に移
す際に、注射針を取り外さないと、血液を出すのに長時
間を要し、作業が手間取ってしまう。従って、このよう
に注射器内に採集した液体を出す際には、注射針を注射
器の先端から取り外してから試験管等に液体を出すこと
にしている。そこで従来は、採血後に注射針に針カバー
を装填し、注射針を取り外すようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように注
射針の取り外しのたびに針カバーを装填するのは、非常
に煩わしい作業であり、また、外したあとの針カバーを
管理する必要がある。しかも、カバー口が小さいために
針カバーの装填に際に、カバーを持っている手や指に針
先を誤って刺す心配もある。これは、手や指の損傷を生
じさせるどころか、病原菌やウイルス等の感染原因とな
り、非常に危険である。本発明は以上のような事情にか
んがみ、注射器と注射針とを簡単、かつ安全に分離でき
る容器を提供せんとするものである。
射針の取り外しのたびに針カバーを装填するのは、非常
に煩わしい作業であり、また、外したあとの針カバーを
管理する必要がある。しかも、カバー口が小さいために
針カバーの装填に際に、カバーを持っている手や指に針
先を誤って刺す心配もある。これは、手や指の損傷を生
じさせるどころか、病原菌やウイルス等の感染原因とな
り、非常に危険である。本発明は以上のような事情にか
んがみ、注射器と注射針とを簡単、かつ安全に分離でき
る容器を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、注射針と注射器
の分離部と注射針の収納部を備え、該分離部に形成した
分離孔に注射針を挿入して、注射器と収納部の何れか一
方の回動により注射器から注射針を分離し、該分離した
注射針を収納部に収納するように構成した容器であっ
て、該分離孔の一部若しくは全体を、注射針に形成され
た鍔状突起と係合する孔に形成するか、若しくは該分離
孔内面の一部若しくは全体に注射針に形成された鍔状突
起と係合する凸部を形成してなる注射針取り外し容器を
発明した。以上のような注射針取り外し容器において、
収納部の側面に容器内部を覗くための窓を設け、分離部
を覆うための蓋を装着し、分離部を収納部の軸線方向に
対して傾斜させて設け、収納部に固定具を装着した。
の分離部と注射針の収納部を備え、該分離部に形成した
分離孔に注射針を挿入して、注射器と収納部の何れか一
方の回動により注射器から注射針を分離し、該分離した
注射針を収納部に収納するように構成した容器であっ
て、該分離孔の一部若しくは全体を、注射針に形成され
た鍔状突起と係合する孔に形成するか、若しくは該分離
孔内面の一部若しくは全体に注射針に形成された鍔状突
起と係合する凸部を形成してなる注射針取り外し容器を
発明した。以上のような注射針取り外し容器において、
収納部の側面に容器内部を覗くための窓を設け、分離部
を覆うための蓋を装着し、分離部を収納部の軸線方向に
対して傾斜させて設け、収納部に固定具を装着した。
【０００５】
【作用】一般に販売されている注射器において、図２１
に示すように、注射器１に嵌合される注射針２の基端部
３には楕円形状の鍔状突起４が形成されている。空気の
混入や液漏れを許さないように、注射針２は注射器１に
対してしっかりと嵌合されているが、この鍔状突起４を
押さえて注射器１を回転させると、嵌合部分に滑りが生
じ、両者を簡単に分離することができる。しかして、本
発明の注射針取り外し容器において、分離部に形成した
分離孔に注射針を挿入し、注射器と収納部の何れか一方
を回動させる。こうして、注射針の鍔状突起を分離孔の
内面と係合させることによって、注射針と注射器とを相
対的に回転させ、嵌合部分に滑りを生じさせて、注射針
を注射器から分離させる。こうして、抜き取った注射針
を収納部に落下させて回収する。
に示すように、注射器１に嵌合される注射針２の基端部
３には楕円形状の鍔状突起４が形成されている。空気の
混入や液漏れを許さないように、注射針２は注射器１に
対してしっかりと嵌合されているが、この鍔状突起４を
押さえて注射器１を回転させると、嵌合部分に滑りが生
じ、両者を簡単に分離することができる。しかして、本
発明の注射針取り外し容器において、分離部に形成した
分離孔に注射針を挿入し、注射器と収納部の何れか一方
を回動させる。こうして、注射針の鍔状突起を分離孔の
内面と係合させることによって、注射針と注射器とを相
対的に回転させ、嵌合部分に滑りを生じさせて、注射針
を注射器から分離させる。こうして、抜き取った注射針
を収納部に落下させて回収する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図１は、
本発明実施例にかかる注射針取り外し容器５の斜視図で
ある。注射針取り外し容器５は、注射針２と注射器１を
分離させる分離部６と、注射針２の収納部７を備えてい
る。分離部６には分離孔８が形成してあり、図示のもの
は、七ヶ所に分離孔８を配置してある。分離孔８のそれ
ぞれには注射針先端をガイドするためのテーパー面９を
形成してある。以上のような注射針取り外し容器５にお
いて、分離孔８に注射針２を挿入して、注射器１と収納
部７の何れか一方を回動させることにより、注射針２の
鍔状突起４を分離孔８の内面と係合させ、注射針２と注
射器１とを相対的に回転させる。こうして、両者の嵌合
部分に滑りを生じさせて、注射針２を注射器１から分離
させるものである。抜き取った注射針２は収納部７に落
下させて回収する。
本発明実施例にかかる注射針取り外し容器５の斜視図で
ある。注射針取り外し容器５は、注射針２と注射器１を
分離させる分離部６と、注射針２の収納部７を備えてい
る。分離部６には分離孔８が形成してあり、図示のもの
は、七ヶ所に分離孔８を配置してある。分離孔８のそれ
ぞれには注射針先端をガイドするためのテーパー面９を
形成してある。以上のような注射針取り外し容器５にお
いて、分離孔８に注射針２を挿入して、注射器１と収納
部７の何れか一方を回動させることにより、注射針２の
鍔状突起４を分離孔８の内面と係合させ、注射針２と注
射器１とを相対的に回転させる。こうして、両者の嵌合
部分に滑りを生じさせて、注射針２を注射器１から分離
させるものである。抜き取った注射針２は収納部７に落
下させて回収する。
【０００７】分離孔８の内面形状は、注射針２の鍔状突
起４と係合して、注射針２の回動を規制するように形成
されている。図２は、分離孔８の内面にＴ字状の凸部１
０を形成した実施例を示している。凸部１０は三角形状
の頭部１１と、この頭部１１の下側に連接される縦部１
２で構成されている。図３に示すように、頭部１１の上
方部分は、テーパー面９に連続する傾斜部１３になって
いる。以上のような分離孔８はテーパー面９及び傾斜部
１３によってガイドして、注射針２をスムーズに挿入さ
せることができ、こうして、注射針２の基端部３を分離
孔８内に完全に挿入させて、注射器１と収納部７の何れ
か一方を回動すると、図４に示すように、注射針２の鍔
状突起４が凸部１０に係合した状態となる。このように
鍔状突起４を凸部１０の縦部１２に係合させた状態で、
注射器１と収納部７の何れか一方を更に回動させると、
注射針２と注射器１が相対的に回転し、両者の嵌合状態
を緩めることができる。この後、注射器１を上方に引き
抜くと、鍔状突起４が凸部１０の頭部１１の底面で押さ
えられて、注射針２を注射器１から分離させることがで
きる。こうして抜き取られた注射針２は落下して収納部
７に回収される。
起４と係合して、注射針２の回動を規制するように形成
されている。図２は、分離孔８の内面にＴ字状の凸部１
０を形成した実施例を示している。凸部１０は三角形状
の頭部１１と、この頭部１１の下側に連接される縦部１
２で構成されている。図３に示すように、頭部１１の上
方部分は、テーパー面９に連続する傾斜部１３になって
いる。以上のような分離孔８はテーパー面９及び傾斜部
１３によってガイドして、注射針２をスムーズに挿入さ
せることができ、こうして、注射針２の基端部３を分離
孔８内に完全に挿入させて、注射器１と収納部７の何れ
か一方を回動すると、図４に示すように、注射針２の鍔
状突起４が凸部１０に係合した状態となる。このように
鍔状突起４を凸部１０の縦部１２に係合させた状態で、
注射器１と収納部７の何れか一方を更に回動させると、
注射針２と注射器１が相対的に回転し、両者の嵌合状態
を緩めることができる。この後、注射器１を上方に引き
抜くと、鍔状突起４が凸部１０の頭部１１の底面で押さ
えられて、注射針２を注射器１から分離させることがで
きる。こうして抜き取られた注射針２は落下して収納部
７に回収される。
【０００８】分離孔８の内面形状は、注射針２の鍔状突
起４と係合して、注射針２の回動を規制するものであれ
ば良く、以上の実施例には限定されない。例えば図５、
６に示すように、分離孔８の全体を楕円状の孔１５で形
成することもできる。この実施例によれば、楕円状の孔
１５に注射針２を挿入して、注射器１と収納部７の何れ
か一方を回動させれば、注射針２の鍔状突起４が孔１５
の内面に係合して、注射針２と注射器１が相対的に回転
し、両者の嵌合状態を緩めることができる。
起４と係合して、注射針２の回動を規制するものであれ
ば良く、以上の実施例には限定されない。例えば図５、
６に示すように、分離孔８の全体を楕円状の孔１５で形
成することもできる。この実施例によれば、楕円状の孔
１５に注射針２を挿入して、注射器１と収納部７の何れ
か一方を回動させれば、注射針２の鍔状突起４が孔１５
の内面に係合して、注射針２と注射器１が相対的に回転
し、両者の嵌合状態を緩めることができる。
【０００９】また、以上のように分離孔８の全体を楕円
状にしないで、図７、８に示すように、分離孔８内面の
一部のみを楕円状部分１６に形成しても良い。この実施
例の分離孔８は図９に示されるように、Ｄ−Ｄ断面は円
形状、Ｅ−Ｅ断面は楕円形状、Ｆ−Ｆ断面は円形状にな
っている。この実施例によれば、注射針２を楕円状部分
１６まで挿入させた状態で、注射器１と収納部７の何れ
か一方を回動することによって、注射針２と注射器１の
嵌合状態を緩めることができる。また、注射器をもって
注射針２を楕円状部分１６よりも下側までまで挿入さ
せ、注射針２の鍔状突起４を楕円状部分１６の下面に引
っかけて注射器１を強く引き抜くことによって、注射針
２を外すこともできる。
状にしないで、図７、８に示すように、分離孔８内面の
一部のみを楕円状部分１６に形成しても良い。この実施
例の分離孔８は図９に示されるように、Ｄ−Ｄ断面は円
形状、Ｅ−Ｅ断面は楕円形状、Ｆ−Ｆ断面は円形状にな
っている。この実施例によれば、注射針２を楕円状部分
１６まで挿入させた状態で、注射器１と収納部７の何れ
か一方を回動することによって、注射針２と注射器１の
嵌合状態を緩めることができる。また、注射器をもって
注射針２を楕円状部分１６よりも下側までまで挿入さ
せ、注射針２の鍔状突起４を楕円状部分１６の下面に引
っかけて注射器１を強く引き抜くことによって、注射針
２を外すこともできる。
【００１０】図１０、１１は、円形状の分離孔８の内面
に縦状突起１７を形成した実施例を示している。縦状突
起１７の上面は、テーパー面９に連続する傾斜部１８に
なっている。この実施例によれば、分離孔８に注射針２
を挿入して、注射器１と収納部７の何れか一方を回動さ
せれば、注射針２の鍔状突起４が縦状突起１７に係合し
て、注射針２と注射器１が相対的に回転し、両者の嵌合
状態を緩めることができる。このように、円形状の分離
孔８の内面に縦状突起１７を形成したものは、図５、６
の楕円状の分離孔８と同様の効果を奏することができ
る。また縦状突起１７を、図１２、１３に示すように分
離孔８の内面に斜めに形成することもできる。
に縦状突起１７を形成した実施例を示している。縦状突
起１７の上面は、テーパー面９に連続する傾斜部１８に
なっている。この実施例によれば、分離孔８に注射針２
を挿入して、注射器１と収納部７の何れか一方を回動さ
せれば、注射針２の鍔状突起４が縦状突起１７に係合し
て、注射針２と注射器１が相対的に回転し、両者の嵌合
状態を緩めることができる。このように、円形状の分離
孔８の内面に縦状突起１７を形成したものは、図５、６
の楕円状の分離孔８と同様の効果を奏することができ
る。また縦状突起１７を、図１２、１３に示すように分
離孔８の内面に斜めに形成することもできる。
【００１１】以上のような注射針取り外し容器５は、医
療上の危険物であることを表示するために、通常は全体
的に黄色に着色してある。しかしながら、このように全
体的に着色されていると、内部が見えず、注射針２の収
納状況が分からない。そこで本発明では、図１４に示す
ように、収納部７の側面に容器内部を覗くための窓２０
を設けることとした。このように、窓２０を設けておけ
ば、内部に収納された注射針２の本数などが一目瞭然で
あり、容器が一杯になったような場合でもすぐに気付く
ことができる。なお窓２０は、例えば収納部７の側面に
適当な大きさの孔を開け、透明のフィルム等を張り付け
るなどすれば、簡単に設けることができる。但し、注射
針２の針先で突かれても破れない材料を使用する必要が
ある。
療上の危険物であることを表示するために、通常は全体
的に黄色に着色してある。しかしながら、このように全
体的に着色されていると、内部が見えず、注射針２の収
納状況が分からない。そこで本発明では、図１４に示す
ように、収納部７の側面に容器内部を覗くための窓２０
を設けることとした。このように、窓２０を設けておけ
ば、内部に収納された注射針２の本数などが一目瞭然で
あり、容器が一杯になったような場合でもすぐに気付く
ことができる。なお窓２０は、例えば収納部７の側面に
適当な大きさの孔を開け、透明のフィルム等を張り付け
るなどすれば、簡単に設けることができる。但し、注射
針２の針先で突かれても破れない材料を使用する必要が
ある。
【００１２】また、図１５に示すように、注射針取り外
し容器５の分離部６を蓋２１で覆うことによって、使用
時以外の時に容器内部の注射針２が外に出ないようにす
ると、安全である。蓋２１は、ネジ止め、嵌着などの手
段によって容器上部に脱着自在に取り付けると良い。
し容器５の分離部６を蓋２１で覆うことによって、使用
時以外の時に容器内部の注射針２が外に出ないようにす
ると、安全である。蓋２１は、ネジ止め、嵌着などの手
段によって容器上部に脱着自在に取り付けると良い。
【００１３】図１６は、分離部６を収納部７の軸線方向
に対して傾斜させて設けた実施例を示している。この実
施例によれば分離孔８の位置を真横方向からも確認でき
るといった利点がある。また、このように分離部６が傾
斜していると、図１７のように注射針取り外し容器５を
横にして使用することもできるようになる。
に対して傾斜させて設けた実施例を示している。この実
施例によれば分離孔８の位置を真横方向からも確認でき
るといった利点がある。また、このように分離部６が傾
斜していると、図１７のように注射針取り外し容器５を
横にして使用することもできるようになる。
【００１４】更に、図１８、１９に示すように、収納部
７に固定具を装着すると、注射針２の抜き取り操作がや
り易くなる。図１８は吸盤２２によって収納部７を固定
するようにした手段である。吸盤は収納部７の側面に設
けてもよい。また、図１９に示されるように、蝶ネジ２
３を回して、収納部７の底面とクランプ２４の間で机２
５の縁を挟持する固定具を構成することもできる。以上
のような固定具を用いて収納部７を固定しておけば、注
射針取り外し容器５を押さえる必要がなくなるので、片
手で注射器１を回すだけで注射針２の抜き取り作業が行
えるといった利点がある。
７に固定具を装着すると、注射針２の抜き取り操作がや
り易くなる。図１８は吸盤２２によって収納部７を固定
するようにした手段である。吸盤は収納部７の側面に設
けてもよい。また、図１９に示されるように、蝶ネジ２
３を回して、収納部７の底面とクランプ２４の間で机２
５の縁を挟持する固定具を構成することもできる。以上
のような固定具を用いて収納部７を固定しておけば、注
射針取り外し容器５を押さえる必要がなくなるので、片
手で注射器１を回すだけで注射針２の抜き取り作業が行
えるといった利点がある。
【００１５】図２０は、注射針取り外し容器５の分離部
６を覆う蓋２１の上面に接着部２６を設けることによ
り、固定具を兼用させるように構成したものである。図
示の蓋２１はネジ止めによって収納部７上部に螺着され
るようになっており、収納部７の下部にも蓋２１と螺合
する雌ネジ部２７を形成する。しかして、注射針２の抜
き取り作業時には、図中一点鎖線で示されるように、収
納部７の下部に蓋２１を取り付けた状態にし、接着部２
６で台などに面接着させて収納部７を固定する。従っ
て、注射針取り外し容器５を押さえる必要がなくなるの
で、片手で注射針２の抜き取り作業が行えるようにな
る。また、抜き取り作業をしない時には、蓋２１を閉め
ることによって容器内部の注射針２が外に出ることがな
く、安全である。
６を覆う蓋２１の上面に接着部２６を設けることによ
り、固定具を兼用させるように構成したものである。図
示の蓋２１はネジ止めによって収納部７上部に螺着され
るようになっており、収納部７の下部にも蓋２１と螺合
する雌ネジ部２７を形成する。しかして、注射針２の抜
き取り作業時には、図中一点鎖線で示されるように、収
納部７の下部に蓋２１を取り付けた状態にし、接着部２
６で台などに面接着させて収納部７を固定する。従っ
て、注射針取り外し容器５を押さえる必要がなくなるの
で、片手で注射針２の抜き取り作業が行えるようにな
る。また、抜き取り作業をしない時には、蓋２１を閉め
ることによって容器内部の注射針２が外に出ることがな
く、安全である。
【００１６】以上、本発明の実施例を説明したが、その
他、収納部７を多角形筒体にする、容器側面に把手を設
ける等の手段は必要に応じて適宜採用することができ
る。また、分離孔８は図面で説明した円形状、楕円形状
に限らず、多角形、多曲面形等、種々の形態を採ること
ができる。なお、抜き取り操作をしやすくするために、
分離孔８は充分に深く設けると良い。また、分離孔８が
楕円形状のものは、細い注射器に有効である。また、図
１８乃至２０で説明した固定具に限らず、収納容器７の
内部若しくは外部に容器を安定させるための重りや磁石
等を設けておく、或いは収納容器７の底面に接着部を形
成し、使用時に机等に接着させる等といった手段を適宜
採り得る。但し、図１８、１９で説明した固定具によれ
ば、接着剤で机の表面を汚す心配がなく、また、磁石に
よって他の測定器などに悪影響を与えないといった利点
がある。
他、収納部７を多角形筒体にする、容器側面に把手を設
ける等の手段は必要に応じて適宜採用することができ
る。また、分離孔８は図面で説明した円形状、楕円形状
に限らず、多角形、多曲面形等、種々の形態を採ること
ができる。なお、抜き取り操作をしやすくするために、
分離孔８は充分に深く設けると良い。また、分離孔８が
楕円形状のものは、細い注射器に有効である。また、図
１８乃至２０で説明した固定具に限らず、収納容器７の
内部若しくは外部に容器を安定させるための重りや磁石
等を設けておく、或いは収納容器７の底面に接着部を形
成し、使用時に机等に接着させる等といった手段を適宜
採り得る。但し、図１８、１９で説明した固定具によれ
ば、接着剤で机の表面を汚す心配がなく、また、磁石に
よって他の測定器などに悪影響を与えないといった利点
がある。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、針カバーを使用しない
で注射針を取り外すことができるので、作業が簡単であ
り、また、針カバーを管理する必要もない。しかも、針
先で皮膚を刺すこともなく安全に針の取り外しができる
といった特徴がある。特に、採血作業を行う場合に、血
液の移し替えのための注射針の取り外し作業が迅速にで
き、また、注射針は容器ごと投げ捨てできるので衛生的
な処理ができる。
で注射針を取り外すことができるので、作業が簡単であ
り、また、針カバーを管理する必要もない。しかも、針
先で皮膚を刺すこともなく安全に針の取り外しができる
といった特徴がある。特に、採血作業を行う場合に、血
液の移し替えのための注射針の取り外し作業が迅速にで
き、また、注射針は容器ごと投げ捨てできるので衛生的
な処理ができる。
【図１】本発明実施例にかかる注射針取り外し容器の斜
視図
視図
【図２】分離孔の拡大図
【図３】図２Ａ−Ａ断面矢視図
【図４】注射器から取り外された注射針を示す斜視図
【図５】全体が楕円状の孔からなる分離孔の平面図
【図６】図５Ｂ−Ｂ断面矢視図
【図７】一部が楕円状部分に形成されている分離孔の平
面図
面図
【図８】図７Ｃ−Ｃ断面矢視図
【図９】図８Ｄ−Ｄ断面、Ｅ−Ｅ断面、Ｆ−Ｆ断面にお
ける矢視図
ける矢視図
【図１０】円形孔の内面に縦状突起を形成した分離孔の
平面図
平面図
【図１１】図１０Ｇ−Ｇ断面矢視図
【図１２】内面に斜めの縦状突起を形成した分離孔の平
面図
面図
【図１３】図１２Ｈ−Ｈ断面矢視図
【図１４】収納部の側面に窓を設けた注射針取り外し容
器の斜視図
器の斜視図
【図１５】分離部を覆う蓋を設けた注射針取り外し容器
の斜視図
の斜視図
【図１６】分離部を収納部の軸線方向に対して傾斜させ
て設けた容器の斜視図
て設けた容器の斜視図
【図１７】横に配置した注射針取り外し容器の斜視図
【図１８】収納部に吸盤を装着した注射針取り外し容器
の正面図
の正面図
【図１９】収納部にクランプを装着した注射針取り外し
容器の正面図
容器の正面図
【図２０】蓋と固定具を兼ねる構成とした注射針取り外
し容器の正面図
し容器の正面図
【図２１】注射器の分解図
１ 注射器 ２ 注射針 ４ 鍔状突起 ５ 注射針取り外し容器 ６ 分離部 ７ 収納部 ８ 分離孔
Claims (5)
- 【請求項１】 注射針と注射器の分離部と注射針の収納
部を備え、分離部に形成した分離孔に注射針を挿入し
て、注射器もしくは収納部の何れか一方の回動により注
射器から注射針を分離し、該分離した注射針を収納部に
収納するように構成した容器であって、該分離孔の一部
若しくは全体を、注射針に形成された鍔状突起と係合す
る孔に形成するか、もしくは該分離孔内面の一部若しく
は全体に注射針に形成された鍔状突起と係合する凸部を
形成してなる注射針取り外し容器。 - 【請求項２】 注射針と注射器の分離部と注射針の収納
部を備え、該分離部に形成した分離孔に注射針を挿入し
て、注射器と収納部の何れか一方の回動により注射器か
ら注射針を分離し、該分離した注射針を収納部に収納す
るように構成した容器であって、該収納部の側面に容器
内部を覗くための窓を設けてなる注射針取り外し容器。 - 【請求項３】 注射針と注射器の分離部と注射針の収納
部を備え、該分離部に形成した分離孔に注射針を挿入し
て、注射器と収納部の何れか一方の回動により注射器か
ら注射針を分離し、該分離した注射針を収納部に収納す
るように構成した容器であって、該分離部を覆うための
蓋を装着してなる注射針取り外し容器。 - 【請求項４】 注射針と注射器の分離部と注射針の収納
部を備え、該分離部に形成した分離孔に注射針を挿入し
て、注射器と収納部の何れか一方の回動により注射器か
ら注射針を分離し、該分離した注射針を収納部に収納す
るように構成した容器であって、該分離部を該収納部の
軸線方向に対して傾斜させてなる注射針取り外し容器。 - 【請求項５】 注射針と注射器の分離部と注射針の収納
部を備え、該分離部に形成した分離孔に注射針を挿入し
て、注射器と収納部の何れか一方の回動により注射器か
ら注射針を分離し、該分離した注射針を収納部に収納す
るように構成した容器であって、該収納部に固定具を装
着してなる注射針取り外し容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085467A JPH06269502A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 注射針取り外し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085467A JPH06269502A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 注射針取り外し容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06269502A true JPH06269502A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13859699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5085467A Pending JPH06269502A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 注射針取り外し容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06269502A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000051667A1 (fr) * | 1999-03-02 | 2000-09-08 | Eli Lilly Japan K.K. | Boîtier pour seringue à injection |
| WO2000056379A1 (fr) * | 1999-03-24 | 2000-09-28 | Eli Lilly Japan Kabushiki Kaisha | Boitier de stockage d'unites d'aiguille |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP5085467A patent/JPH06269502A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000051667A1 (fr) * | 1999-03-02 | 2000-09-08 | Eli Lilly Japan K.K. | Boîtier pour seringue à injection |
| WO2000056379A1 (fr) * | 1999-03-24 | 2000-09-28 | Eli Lilly Japan Kabushiki Kaisha | Boitier de stockage d'unites d'aiguille |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020312 |