JP4031940B2 - 注射器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注射器に関するものであり、該注射器をより一層安全に取り扱おうとするものである。
【0002】
【従来の技術】
医療分野で使用される注射器は、その取り扱いに際して安全性を確保する観点から、使用前、使用後(廃棄時)の注射器には注射針を覆い隠す保護カバーが取り付けられる。
【0003】
ところで、従来の保護カバーは、注射器からの着脱が可能なキャップ形式であることから、その装着に際して誤って針先で手や指に傷をつけてしまうおそれがあること(とくに使用済みの注射器に保護カバーをして廃棄する時)、また、保護カバーを装着する作業自体煩わしいものとなっており作業者の負担(とくに精神的な負担)が大きくその改善が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、注射器の使用後に安全かつ簡便に注射針をシリンジ内に格納できる新規な注射器を提案するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、注射針を保持するロック用チップと、このロック用チップを着脱自在に支持するシリンジと、このシリンジの内側で薬液の充填空間を形成しその摺動にて薬液を注射針の先端から排出するプランジャーを備えた注射器であって、
前記シリンジに、充填空間に通じる開口を有する天面壁とこの天面壁と一体になり該開口を取り囲む環状側壁と、ロック用チップのフランジに適合するガイドを設け、
前記環状側壁に、天面壁の開口に通じる通路を有し該環状側壁に沿って回転可能に保持される回転体を配置し、
前記回転体に、該回転体の通路の内壁面に設けたねじ部を、ロック用チップの外周に設けたねじ部に係合させて該ロック用チップをねじ止め配置してなり、
前記プランジャーの先端部に、ロック用チップのねじ部と回転体のねじ部の係合を解除して該ロック用チップが注射針とともにシリンジの充填空間に落下した際に、該注射針を傾いた状態で支持し、かつロック用チップとともに天面壁との相互間にて挟持する縮径面を設けたことを特徴とする注射器である。
【0006】
上記の構成になる注射器においてロック用チップとシリンジの相互間には、該ロック用チップをシリンジの軸心に沿い直線的にスライドさせるガイド(回転体の回転に伴うロック用チップの供回りを防止するもの)を設けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
【0008】
図1(a)(b)は本発明に従う注射器の実施の形態を示したものである。図における番号1は注射針、2は注射針1を保持するロック用チップであり、このロック用チップ2の外周にはねじ部2aが設けられている。
【0009】
また、3はシリンジ、4はシリンジ3と一体になる天面壁である。この天面壁4はシリンジ3内に通じる開口4aを有している。
【0010】
また、5は天面壁4と一体になり開口4aを取り囲む環状側壁、6は環状側壁5に回転可能に保持される回転体であり、この回転体6は天面壁4の開口4aに通じる通路6aを有し、その内壁面にはロック用チップ2のねじ部2aに係合して該チップ2をねじ止めするねじ部6bが設けられている。
【0011】
さらに、図における7はシリンジ3の内側で薬液の充填空間Mを形成しその本体部分の末端を押圧、摺動させることによって薬液を注射針1の先端から排出するプランジャー、8はプランジャー7の先端部に設けられた縮径面、9はロック用チップ2のフランジ2bと天面壁4との相互間に配されるシール部材(パッキン等)、そして10はシリンジ3の内側において一体的に設けられた縦溝からなるガイドであり、このガイド10はロック用チップ2の供回りを防止してそれを直線的にスライドさせる。
【0012】
上掲図1は注射器の使用時の状態を示したものであって、注射針1はロック用チップ2及び回転体6を介してシリンジ3に固定保持されており、プランジャー7をその末端にて押圧しシリンジ3内で摺動させることによって充填空間M内の薬液を注射針1の先端から排出する。
【0013】
かかる注射器の使用後(廃棄時)は、プランジャー7を一たん引き戻してシリンジ3内に空間を形成し、ここで回転体6を環状側壁5の周りで回転させる。すると、回転体6のねじ部6bに係合するロック用チップ2は注射針1とともにプランジャー7に向けてスライドしていき、ロック用チップ2のねじ部2aと回転体6のねじ部6bの係合が解除されたときロック用チップ2は注射針1とともにシリンジ3の空間(充填空間)へと落下する。
【0014】
注射針1がシリンジ3の空間へと落下すると縦断面が三角形状・円弧状・台形状の何れかを呈す縮径面8の存在により、プランジャー7の先端部において傾いた状態にて支持され、これに続いて再度、プランジャー7を押圧、摺動させると図3に示すごとく注射針1がロック用チップ2とともに天面壁4との相互間で挟持(固定)されることとなり、これにより注射針1の格納が完了する。
【0015】
図3にロック用チップ2とガイド10の適合状態を示す。
【0016】
本発明に従う注射器は以上の手順をたどることにより注射針1に触れることなしに注射針1をシリンジ3内に確実に格納することを可能とするものであり、格納にかかる注射針1は縮径面8と天面壁4との間で挟持されるため回転体6の通路6aから飛び出すこともない。
【0017】
注射針1を天面壁4と縮径面8との間で確実に挟持するため、ロック用チップ2のフランジ2bはシリンジ3内の径よりも小さな径とする。
【0018】
上記の構成になる注射器において注射針とその他の構成部材を分別するに当たっては、プランジャー7をシリンジ3から引き抜くだけで注射針を取り出すことができので、分別回収は極めて簡単に行い得る。
【0019】
図4は本発明に従う注射器の要部(シリンジ3の開口端)を示した図であり、図中11はシリンジ3の開口端に設けた抜け止めリングである。抜け止めリング11はねじ止めタイプ、接着タイプ、アンダーカットタイプのものが適用でき、シリンジ3の開口端にこのような抜け止めリング11を設けておくことにより、注射器の廃棄に際してプランジャー7がシリンジ3から外れて注射針1が外部に排出されることはなく、安全性がより一層高まる。
【0020】
上掲図4に示した構成になる注射器は、注射針をシリンジ内に格納したのちは、シリンジにプランジャーを挿入したまま廃棄されることになる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、回転体の回転にて注射針をシリンジ内に落とし込み、天面壁とプランジャーの相互間にて挟持することができ針先が手や指に触れて傷をつけるおそれは全くなく、また、注射針の格納の際の煩わしさも軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は本発明に従う注射器の構成説明図である。
【図2】 図1に示した注射器の使用後における状態を示した図である。
【図3】 図1に示した注射器の要部を示した図である。
【図4】 シリンジの開口端を示した図である。
【符号の説明】
1 注射針
2 ロック用チップ
2a ねじ部
2b フランジ
3 シリンジ
4 天面壁
5 環状即壁
6 回転体
6a 通路
6b ねじ部
7 プランジャー
8 縮径面
9 シール部材
10 ガイド
11 リング
M 充填空間

Claims (1)

  1. 注射針を保持するロック用チップと、このロック用チップを着脱自在に支持するシリンジと、このシリンジの内側で薬液の充填空間を形成しその摺動にて薬液を注射針の先端から排出するプランジャーを備えた注射器であって、
    前記シリンジに、充填空間に通じる開口を有する天面壁とこの天面壁と一体になり該開口を取り囲む環状側壁と、ロック用チップのフランジに適合するガイドを設け、
    前記環状側壁に、天面壁の開口に通じる通路を有し該環状側壁に沿って回転可能に保持される回転体を配置し、
    前記回転体に、該回転体の通路の内壁面に設けたねじ部を、ロック用チップの外周に設けたねじ部に係合させて該ロック用チップをねじ止め配置してなり、
    前記プランジャーの先端部に、ロック用チップのねじ部と回転体のねじ部の係合を解除して該ロック用チップが注射針とともにシリンジの充填空間に落下した際に、該注射針を傾いた状態で支持し、かつロック用チップとともに天面壁との相互間にて挟持する縮径面を設けたことを特徴とする注射器。
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