JP5325101B2 - 薬液シリンジのノズルアダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、薬液を注入するためのシリンジのノズル部に取り付けられるアダプタに関する。
医療用の画像診断装置としては、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、アンギオ装置、およびMRA(MR Angio)装置などがある。これらの装置を使用する際は、被験者に造影剤や生理食塩水などの薬液を注入することが多い。
通常、薬液はシリンジに充填されている。シリンジは一般に、薬液を収容したシリンダと、シリンダ内にその軸方向に移動可能に挿入されたピストンとを有する。シリンダの先端には、ルアーロック付きのノズル部が設けられている。ノズル部には、延長チューブを介して注入針が接続される。注入針を被験者の血管に穿刺し、その状態でピストンをシリンダに押し込むことで、シリンジ内の薬液を被験者に注入することができる。
被験者に注入される薬液の中でも造影剤は粘度が高く、そのような高粘度の薬液を注入するには高圧が必要とされる。特に、血管造影(アンギオ)検査においては、目的とする血管までカテーテルの先端を挿入しそのカテーテルを介して造影剤を注入するので、カテーテルの先端から造影剤を注入するためには、より高い圧力が必要となる。
このように、アンギオ検査においては高粘度の造影剤を高い圧力で注入するので、それ用いるシリンジは、ノズル部が形成された先端面に過度の内圧が作用しないように、先端面はテーパ角が標準のシリンジよりも小さい円錐台形状に形成されているとともに、ノズル部も標準のシリンジに比べて長くかつテーパ状に形成されている。また、シリンジは、生産性や取り扱い上の観点などから、シリンダおよびピストンが樹脂で形成されるのが一般的である。そのため、造影剤を高圧で注入することによってシリンダが膨張し、ピストンの押し込み動作と実際の注入量との間でずれが生じる場合がある。このずれによって造影剤の実際の注入速度が所望の範囲から外れると、良好な画像が得られなくなることもある。
そこで特許文献1には、薬液注入時のシリンダの膨張を防止するためにシリンダの外周部に装着される、プレッシャージャケットとも呼ばれる保護カバーが開示されている。保護カバーは、シリンダの周面を取り囲む、先端面がシリンジの先端面の形状に対応した円錐台形状とされた円筒状の胴体部を有する。胴体部の後端はシリンジを先端側から挿入できるようになっており、胴体部の先端面には、挿入されたシリンジのノズル部を胴体部の外へ突出させるための開口部が形成されている。
特許文献1:特開平10−155901号公報
アンギオ検査では、造影剤は医療現場でシリンジに充填されることが多い。造影剤は、医療現場でシリンジに充填される場合の他に、造影剤の供給業者で予めシリンジに充填され、その状態で医療現場に納入される場合もある。このように、造影剤が予め充填されているシリンジをプレフィルドシリンジともいう。造影剤をシリンジに予め充填しておくことは、造影剤を医療現場で容器からシリンジに移し替える必要がなくなるので衛生上の観点から好ましい。よって、アンギオ検査においてもプレフィルドシリンジを用いたいという要求がある。
ところが、プレフィルドシリンジでは標準のシリンジが用いられることが多い。アンギオ検査時に標準のシリンジで造影剤を注入する場合も、シリンジに保護カバーが装着される。保護カバーは、先端部が標準のシリンジよりも小さなテーパ角で形成されたシリンジに対応したテーパ形状の先端面を有しているので、保護カバーを標準のシリンジに装着すると、シリンジのルアーロック部は保護カバーの内側に位置してしまう。そのため、ノズル部に延長チューブなどを接続するのが困難になる。
本発明は、標準のシリンジに保護カバーを装着した場合でもノズル部に延長チューブ等を容易に接続できるようにする、薬液シリンジ用のノズルアダプタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のノズルアダプタは、ルアーロックを備えたノズル部を先端に有するシリンジのノズル部に取り付けられるノズルアダプタであって、ノズル部に着脱自在に接続される延長ノズル部材と、ノズル部材を収納する、一端が開放し他端が閉鎖したキャップとを有している。延長ノズル部材の末端部には、ルアーロックに係合する接続ねじ部が設けられている。さらに、延長ノズル部材は、その外周面から半径方向外側に延びた翼状部を延長ノズル部の先端部と前記接続ねじ部との間に有し、キャップは、キャップの内周面にキャップの長手方向に沿って形成された、翼状部をキャップの長手方向にスライド可能に受け入れて延長ノズル部材が回転できないようにする溝、およびキャップの内部に一体的に設けられた、延長ノズル部材の先端部が嵌め込まれるノズルチップ保持部を有している。
本発明のノズルアダプタにおいて、延長ノズル部材の先端に接続される延長部材用のコネクタを固定するためのロック部材をさらに有していてもよい。
本発明のノズルアダプタは、上記のように延長ノズル部が翼状部を有し、この翼状部を受け入れる溝を有することにより、延長ノズル部材をキャップに収納したままノズルアダプタをシリンジに取り付けることができる
また、ノズルチップ保持部は、キャップの先端内面から開口端に向かって延びた、延長ノズル部材の先端部が嵌め込まれる筒状の部分を有することが好ましい。
本発明によれば、ノズルアダプタはシリンジのノズル部に接続される延長ノズル部材を有するので、シリンジに保護カバーが装着された状態でも、ノズル部に延長ノズル部材を介して延長チューブなどの延長部材を接続することができる。しかも、延長ノズル部材にはノズル部のルアーロックに係合する接続ねじ部が設けられているので、ノズル部への延長ノズル部材の接続は容易である。
本発明の一実施形態によるノズルアダプタの側面図である。 図1に示す延長ノズル部材の縦断面図である。 図1に示す延長ノズル部材が取り付けられるシリンジの先端部の断面図である。 図1に示すロックスリーブの縦断面図である。 図1に示すロックスリーブの正面図である。 図1に示すロックスリーブの4C−4C線断面図である。 ロックスリーブが延長ノズル部材上に保持された状態を示す側面図である。 図1に示す延長ノズル部材の先端部に接続されるコネクタ付き延長チューブの一例の側面図である。 図1に示すキャップの縦断面図である。 図1に示すノズルアダプタの使用前の状態での断面図である。 キャップを装着したままシリンジに延長ノズル部材を装着した状態を示す図である。 延長ノズル部材を接続したシリンジに保護カバーを装着した状態を示す断面図である。 図10に示す状態にさらにコネクタ付きの延長チューブを接続したときの断面図である。
符号の説明
1 ノズルアダプタ
10 延長ノズル部材
11 スリーブ用ねじ部
12 翼状部
13 接続ねじ部
20 ロックスリーブ
21 コネクタ保持部
22 係合凸部
30 キャップ
31 ノズルチップ保持部
32 ガイド溝
100 シリンジ
110 ノズル部
120 コネクタ
130 延長チューブ
140 保護カバー
図1に示すように、本形態のノズルアダプタ1は、薬液シリンジに着脱自在に装着される延長ノズル部材10と、延長ノズル部材10の先端部に延長チューブなどを接続するのに用いるロックスリーブ20と、延長ノズル部材10を保護するキャップ30とを有する。これら延長ノズル部材10、ロックスリーブ20およびキャップ30は、ポリカーボネートなどの樹脂で形成することができる。
以下に、延長ノズル部材10、ロックスリーブ20およびキャップ30について説明する。
まず、延長ノズル部材10について説明する。延長ノズル部材10は、全体として筒状の部材であり、図2に示すように、長手方向一端から他端へわたって延びて両端面に開口する薬液流路10aが内部に形成されている。薬液流路10aはその末端から先端に向かって横断面積が次第に減少するテーパ状に形成されている。
延長ノズル部材10の外周面には、ロックスリーブ20が嵌め込まれるスリーブ用ねじ部11、および延長ノズル部材10を薬液シリンジに取り付けるための接続ねじ部13が設けられている。スリーブ用ねじ部11は延長ノズル部材10の長手方向中間部に位置しており、接続ねじ部13は、延長ノズル部材10の末端に位置している。スリーブ用ねじ部11および接続ねじ部13は、延長ノズル部材10の外周面に螺旋状に形成されたねじ山を有している。特に、接続ねじ部13のねじ山は、シリンジのルアーロックに係合するように二条のねじ山として形成されている。
ここで、シリンジのルアーロックについて、ノズルアダプタ1が取り付けられるシリンジのノズル部を拡大して示す図3を参照して説明する。
図3に示すシリンジ100は標準のシリンジであり、ほぼ平坦な先端面にルアーロック付きのノズル部110が設けられている。ノズル部110は、内筒111および外筒112を含む二重筒構造を有している。内筒111には、シリンジ100の内部と外部とを連通する連通孔111aが形成されている。シリンジ100内に充填されている薬液はこの連通孔111aを通ってシリンジ100の外部に導出される。外筒112は内筒111と間隔をあけて内筒111と同軸上に配置されている。外筒112の内周面には、接続ねじ部13(図1参照)のねじ山と噛み合う二条のねじ溝112aが形成されている。
再び図1および図2を参照すると、スリーブ用ねじ部11と接続ねじ部13との間には、4つの翼状部12が延長ノズル部材10の外周面から半径方向外側に延びて形成されている。翼状部12は、延長ノズル部材10の周方向に90°間隔で配置されている。
次に、ロックスリーブ20について、図4A〜図4Cを参照して説明する。
ロックスリーブ20は全体として両端が開放した筒状に形成されており、その内周面には、延長ノズル部材10のスリーブ用ねじ部11と係合する2つの係合凸部22が互いに対向する位置に形成されている。係合凸部22は、スリーブ用ねじ部11のねじ山のリード角と同じ角度で、ロックスリーブ20の周方向に対して斜めに延びている(特に図4C参照)。係合凸部22を延長ノズル部材10のスリーブ用ねじ部11に係合させた状態で、延長ノズル部材10がロックスリーブ20に対して前進する向き(ロックスリーブ20が延長ノズル部材10の先端側から末端側へ進む向き)にロックスリーブ20を回転させることにより、図5に示すように、ロックスリーブ20は延長ノズル部材10の外周面上に保持される。延長ノズル部材10が最も前進した位置では、延長ノズル部材10の先端はロックスリーブ20の先端から突出している。
ロックスリーブ20の先端にはコネクタ保持部21が一体に設けられている。コネクタ保持部21は、延長チューブと薬液シリンジとの接続のために延長チューブやバルブなどの延長部材の端部に設けられているコネクタを保持する部分である。
コネクタ保持部21によって保持されるコネクタの一例を図6に示す。コネクタ120は、例えば延長チューブ130と接続された円筒状の部材であり、その先端にフランジ部121を有している。
図4A〜4Cに示したコネクタ保持部21は、このように構成されたコネクタ120をロックスリーブ20の先端部で保持するように構成されている。詳細には、コネクタ保持部21は、コネクタ120のフランジ部121を、ロックスリーブ20と組み合わされた延長ノズル部材10と一直線上で受け入れる凹部21aを有している。
ここで、延長ノズル部材10について補足説明する。
延長ノズル部材10の先端部は、コネクタ120に挿入できる形状および寸法で形成されている。また、図2に示した延長ノズル部材10の薬液流路10aは、接続ねじ部13が設けられた側の端部では図5に示したシリンジ100の内筒111が挿入できる寸法で形成され、接続ねじ部13はシリンジ100のノズル部110に係合するように構成されている。
さらに、延長ノズル部材10のスリーブ用ねじ部11には、コネクタ120をコネクタ保持部21に保持するときにロックスリーブ20を延長ノズル部材10に対して位置決めするための、2つの位置決め突起11a、11bが形成されている(図1参照)。
位置決め突起11a、11bは、スリーブ用ねじ部11のねじ溝となる部分に、延長ノズル部材10の周方向に間隔をあけて配置されている。位置決め突起11a、11bの間隔は、ロックスリーブ20の2つの係合凸部22のうち1つを位置決め突起11a、11b間で受け入れるのに十分な間隔である。また、延長ノズル部材10の長手方向での位置決め突起11a、11bの位置は、図5に示した状態からロックスリーブ20が延長ノズル部材10の末端側から先端側へ進むように回転させ、最初の係合凸部22がロックスリーブ20の回転方向手前側の位置決め突起11bを乗り越えて2つの位置決め突起11a、11bの間に位置したときに、延長ノズル部材10の先端がコネクタ保持部21の凹部21aに進入しない位置とされる。
次に、図1および図7を参照してキャップ30について説明する。
キャップ30は、延長ノズル部10をその内部に収納するように一端が開放し他端(先端)が閉鎖した筒状に形成されており、ロックスリーブ20が装着された延長ノズル部材10全体を覆うことのできる長さを有している。キャップ30の先端の内面には、ノズルチップ保持部31が一体に設けられている。ノズルチップ保持部31は、キャップ30の先端内面から開口端に向かって延びた筒状の部分であり、延長ノズル部材10がキャップ30内に挿入されると、延長ノズル部材10の先端部がノズルチップ保持部31内に嵌め込まれ、これによって延長ノズル部材10がキャップ30内に保持される。
キャップ30の内周面には、4つのガイド溝32が、キャップ30の長手方向に沿うように、キャップ30の開口端から先端に向かって中間部まで延びて形成されている。これらガイド溝32は、キャップ30の周方向に90°間隔で配置されている。各ガイド溝32は、延長ノズル部材10の翼状部12aの外側端部を、キャップ30の長手方向にスライド可能に受け入れる。翼状部12aの外側端部がガイド溝32に受け入れられることによって、キャップ30に対する延長ノズル部材10の回転が阻止される。つまり、延長ノズル部材10の翼状部12とキャップ30のガイド溝32とによって、本発明における回転止めが構成される。
ガイド溝32の長さは、翼状部12aをガイド溝32でガイドしつつ延長ノズル部材10をキャップ30内に完全に挿入したとき、延長ノズル部材10の先端部がノズルチップ保持部31内に嵌め込まれた状態となる長さとされる。
以上、延長ノズル部材10、ロックスリーブ20およびキャップ30について説明した。次に、本形態のノズルアダプタ1の使用手順について説明する。
ノズルアダプタ1は、その使用前は、図8に示すように、ロックスリーブ20が装着された延長ノズル部材10がキャップ30内に挿入された状態とされる。この状態では、延長ノズル部材10およびロックスリーブ20は、完全にキャップ30の内部に位置している。キャップ30内での延長ノズル部材10の保持は、延長ノズル部材10の先端部がノズルチップ保持部31に嵌め込まれていることによってなされている。また、ノズルチップ保持部13への延長ノズル部材10の先端部の保持は、翼状部12の先端部をガイド溝32に嵌め入れ、ガイド溝32をガイドとして延長ノズル部材10をキャップ30内に押し込むだけで、容易に行なうことができる。
次に、延長ノズル部材10をキャップ30内に保持したまま、延長ノズル部材10を図3に示したシリンジ100に接続する。延長ノズル部材10のシリンジ100への接続は、キャップ30の開口端側から延長ノズル部材10の薬液流路10a内にシリンジ100の内筒111を差し込み、接続ねじ部13がノズル部110のルアーロックにねじ込まれるように、ノズルアダプタ1をシリンジ100に対して回転させることで行なうことができる。この状態を図9に示す。
キャップ30内では、延長ノズル部材10の翼状部12がキャップ30のガイド溝32に保持されることによって、キャップ30に対する延長ノズル部材10の回転が防止されている。よって、延長ノズル部材10にキャップ30を装着したまま、キャップ30を持ってノズルアダプタ1を回転させて、延長ノズル部材10をシリンジ100に接続することができる。
延長ノズル部材10をシリンジ100に接続した後、キャップ30を延長ノズル部材10から取り外す。キャップ30は、キャップ30を延長ノズル部材10から引き抜くだけで外すことができる。
キャップ30を取り外した後、図10に示すように、シリンジ100に保護カバー140を装着する。延長ノズル部材10は保護カバーから突出している。
なお、保護カバー140の先端の開口部140aの直径がキャップ30の外径よりも大きい場合は、延長ノズル部材10にキャップ30が被せられた状態のまま保護カバー140をシリンジに装着し、その後、延長ノズル部材10からキャップ30を取り外してもよい。または、保護カバー140をシリンジ100に装着した後、延長ノズル部材10をキャップ30内に保持された状態のままシリンジ100のノズル部110に取り付け、その後、延長ノズル部材10からキャップ30を取り外してもよい。
最後に、延長ノズル部材10の先端部に、ネクタ120を備えた延長チューブ130(図6参照)を接続し、延長ノズル部材10を介してシリンジ100と延長チューブ130とを接続する。図11に、シリンジ100に延長チューブ130が接続された状態での断面を示す。
延長チューブ130の接続は、以下のようにして行なうことができる。
まず、ロックスリーブ20が延長ノズル部材10の末端側から先端側へ進むようにロックスリーブ20を回転させ、最初の係合凸部22を2つの位置決め突起11a、11bの間に位置させる。これにより、延長ノズル部材10の先端は、ロックスリーブ20のコネクタ保持部21から後退した位置に保持される。
次いで、コネクタ保持部21内にコネクタ120のフランジ121を位置させ、その状態でロックスリーブ20が延長ノズル部材10に対して後退するように回転させる。これにより、延長ノズル部材10の先端部がコネクタ120に挿入され、この状態で延長ノズル部材10の先端部にコネクタ120が固定される。コネクタ120は、フランジ121がコネクタ保持部21でロックスリーブ20に保持されるので、ロックスリーブ20を延長ノズル部材10に対して前進するように回転させない限り、コネクタ120が延長ノズル部材10から抜けることはない。
以上のように、シリンジ100のノズル部110に延長ノズル部材10を接続することにより、保護カバー140を装着したシリンジ100であっても、保護カバー140から延長ノズル部材10が延出する。その結果、保護カバー140が装着されたシリンジ100に延長チューブ130を容易に接続することができる。しかも、延長ノズル部材10にはノズル部110のルアーロックに係合する接続ねじ部13が設けられているので、ノズル部110への延長ノズル部材10の接続を簡単な構成でかつ容易に行なうことができる。
以上、本発明の一実施形態であるノズルアダプタ1について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、延長ノズル部材10、ロックスリーブ20およびキャップ30を有するノズルアダプタ1を示した。しかし、延長ノズル部材10への延長チューブ130の固定には他の連結具を用いてもよいし、また、衛生的な環境が十分に確保されていればキャップ30はなくとも問題ない。よって、本発明においては、少なくとも延長ノズル部材10を有していれば、ロックスリーブ20やキャップ30は必ずしも備えられていなくてもよい。
また、キャップ30に対する延長ノズル部材10の回転止め(延長ノズル部材10の翼状部12およびキャップ30のガイド溝32)も、本発明においては必須ではない。回転止めがない場合であっても、キャップ30を取り外した後で延長ノズル部材10をシリンジ100に取り付けることができる。

Claims (5)

  1. ルアーロックを備えたノズル部を先端に有するシリンジの前記ノズル部に取り付けられるノズルアダプタであって、
    前記ノズル部に着脱自在に接続される、前記ルアーロックに係合する接続ねじ部が末端部に設けられた延長ノズル部材と、
    前記延長ノズル部材を収納する、一端が開放し他端が閉鎖したキャップと、
    を有し、
    前記延長ノズル部材は、その外周面から半径方向外側に延びた翼状部を前記延長ノズル部の先端部と前記接続ねじ部との間に有し、
    前記キャップは、前記キャップの内周面に前記キャップの長手方向に沿って形成された、前記翼状部を前記キャップの長手方向にスライド可能に受け入れて前記延長ノズル部材が回転できないようにする溝、および前記キャップの内部に一体的に設けられた、前記延長ノズル部材の先端部が嵌め込まれるノズルチップ保持部を有するノズルアダプタ。
  2. 前記延長ノズル部材の先端に接続される延長部材用のコネクタを固定するためのロック部材をさらに有する請求項1に記載のノズルアダプタ。
  3. 前記ノズルチップ保持部は、前記キャップの先端内面から開口端に向かって延びた、前記延長ノズル部材の先端部が嵌め込まれる筒状の部分を有する請求項1または2に記載のノズルアダプタ。
  4. 前記シリンジはプレフィルドシリンジである請求項1から3のいずれか一項に記載のノズルアダプタ。
  5. 前記プレフィルドシリンジには造影剤が充填されている請求項4に記載のノズルアダプタ。
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