JPH04256458A - 塗装設備 - Google Patents
塗装設備Info
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- JPH04256458A JPH04256458A JP3018620A JP1862091A JPH04256458A JP H04256458 A JPH04256458 A JP H04256458A JP 3018620 A JP3018620 A JP 3018620A JP 1862091 A JP1862091 A JP 1862091A JP H04256458 A JPH04256458 A JP H04256458A
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- Japan
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- area
- painting
- ventilation air
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
- B05B14/40—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
- B05B14/46—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
- B05B14/40—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
- B05B14/46—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material
- B05B14/468—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material with scrubbing means arranged below the booth floor
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装機器を設置した吹
き付け塗装作業域において、その天井部のほぼ全面から
換気空気を下向きに吹き出す天井吹出口、及び、床部か
ら域内空気を排出する排気口を設けた塗装設備に関する
。
き付け塗装作業域において、その天井部のほぼ全面から
換気空気を下向きに吹き出す天井吹出口、及び、床部か
ら域内空気を排出する排気口を設けた塗装設備に関する
。
【０００２】
【従来の技術】従来、図４に示すように、吹き付け塗装
作業域３において塗装機器５を設置した区域３Ａと被塗
物１を配置する区域３Ｂとに対して互いに異なる吹き出
し速度Ｖ１，Ｖ２で換気空気Ａ１，Ａ２を吹き出すよう
に、天井吹出口７を二種の部分７Ａ，７Ｂに区画したも
の、あるいは、単純に塗装機器設置区域３Ａと被塗物配
置区域３Ｂとの夫々に対して一様に天井吹出口７から換
気空気を吹き出すようにしたものいずれにしても、塗装
機器設置区域３Ａと被塗物配置区域３Ｂとは全面的に相
互開放された空間となっていた。
作業域３において塗装機器５を設置した区域３Ａと被塗
物１を配置する区域３Ｂとに対して互いに異なる吹き出
し速度Ｖ１，Ｖ２で換気空気Ａ１，Ａ２を吹き出すよう
に、天井吹出口７を二種の部分７Ａ，７Ｂに区画したも
の、あるいは、単純に塗装機器設置区域３Ａと被塗物配
置区域３Ｂとの夫々に対して一様に天井吹出口７から換
気空気を吹き出すようにしたものいずれにしても、塗装
機器設置区域３Ａと被塗物配置区域３Ｂとは全面的に相
互開放された空間となっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塗装機器設置
区域３Ａと被塗物配置区域３Ｂとの夫々に対し吹き出さ
れた換気空気Ａ１，Ａ２どうしが両区域３Ａ，３Ｂの境
界部で混ざり合い、また、その換気空気Ａ１，Ａ２の混
ざり合い領域Ｍは底部側ほど拡がり、このような混ざり
合いにおいて、被塗物１に対する吹き付け塗装により被
塗物配置区域３Ｂで生じる浮遊塗料ミストが塗装機器設
置区域３Ａに多量侵入して設置塗装機器５に付着堆積す
る問題があった。
区域３Ａと被塗物配置区域３Ｂとの夫々に対し吹き出さ
れた換気空気Ａ１，Ａ２どうしが両区域３Ａ，３Ｂの境
界部で混ざり合い、また、その換気空気Ａ１，Ａ２の混
ざり合い領域Ｍは底部側ほど拡がり、このような混ざり
合いにおいて、被塗物１に対する吹き付け塗装により被
塗物配置区域３Ｂで生じる浮遊塗料ミストが塗装機器設
置区域３Ａに多量侵入して設置塗装機器５に付着堆積す
る問題があった。
【０００４】そして、塗装機器５に付着堆積した塗料が
乾燥後、剥離飛散して被塗物１に再付着することにより
、塗装品質の大巾な低下を招いたり、また、このような
剥離塗料再付着による塗装品質低下を防止するには塗装
作業を休止しての頻繁な清掃作業を要していた。
乾燥後、剥離飛散して被塗物１に再付着することにより
、塗装品質の大巾な低下を招いたり、また、このような
剥離塗料再付着による塗装品質低下を防止するには塗装
作業を休止しての頻繁な清掃作業を要していた。
【０００５】本発明の目的は、合理的な改良により、塗
装機器設置区域と被塗物配置区域との境界部での換気空
気の混ざり合いに起因する設置塗装機器への塗料ミスト
付着を効果的に抑制・防止する点にある。
装機器設置区域と被塗物配置区域との境界部での換気空
気の混ざり合いに起因する設置塗装機器への塗料ミスト
付着を効果的に抑制・防止する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明による塗装設備の
第１の特徴構成は、塗装機器を設置した吹き付け塗装作
業域において、その天井部のほぼ全面から換気空気を下
向きに吹き出す天井吹出口、及び、床部から域内空気を
排出する排気口を設けた構成に対し、前記吹き付け塗装
作業域における塗装機器設置区域と被塗物配置区域との
間に、天井部から下方に延びる垂壁を設けたことにあり
、その作用・効果は次の通りである。
第１の特徴構成は、塗装機器を設置した吹き付け塗装作
業域において、その天井部のほぼ全面から換気空気を下
向きに吹き出す天井吹出口、及び、床部から域内空気を
排出する排気口を設けた構成に対し、前記吹き付け塗装
作業域における塗装機器設置区域と被塗物配置区域との
間に、天井部から下方に延びる垂壁を設けたことにあり
、その作用・効果は次の通りである。
【０００７】
【作用】つまり、上記の如き垂壁を設ければ、天井吹出
口から塗装機器設置区域に吹き出された換気空気と被塗
物配置区域に吹き出された換気空気との混ざり合い開始
点が垂壁の隔壁機能により下方側に寄ることで、底部に
至るまでの換気空気混ざり合い領域の拡がり巾（換言す
れば、浮遊塗料ミスト含有空気の塗装機器設置区域に対
する侵入度合）が縮小され、また、それのみならず、塗
装機器設置区域に吹き出された換気空気と被塗物配置区
域に吹き出された換気空気との夫々に対する垂壁の整流
作用により、両吹き出し換気空気の混ざり合いそのもの
を抑制できることで、換気空気混ざり合い領域の拡がり
巾を更に効果的に縮小できる。
口から塗装機器設置区域に吹き出された換気空気と被塗
物配置区域に吹き出された換気空気との混ざり合い開始
点が垂壁の隔壁機能により下方側に寄ることで、底部に
至るまでの換気空気混ざり合い領域の拡がり巾（換言す
れば、浮遊塗料ミスト含有空気の塗装機器設置区域に対
する侵入度合）が縮小され、また、それのみならず、塗
装機器設置区域に吹き出された換気空気と被塗物配置区
域に吹き出された換気空気との夫々に対する垂壁の整流
作用により、両吹き出し換気空気の混ざり合いそのもの
を抑制できることで、換気空気混ざり合い領域の拡がり
巾を更に効果的に縮小できる。
【０００８】
【発明の効果】上記作用の結果、本発明の第１特徴構成
によれば、塗装機器設置区域と被塗物配置区域との境界
部での換気空気の混ざり合いによる被塗物配置区域から
塗装機器設置区域への浮遊塗料ミスト侵入を効果的に抑
制できて、設置塗装機器への塗料ミスト付着堆積を効果
的に防止でき、ひいては、塗装機器の付着堆積塗料が剥
離飛散して被塗物に再付着することによる塗装品質の低
下を防止できるとともに、塗装作業を休止しての付着堆
積塗料に対する清掃作業をも大巾に軽減し得るに至った
。
によれば、塗装機器設置区域と被塗物配置区域との境界
部での換気空気の混ざり合いによる被塗物配置区域から
塗装機器設置区域への浮遊塗料ミスト侵入を効果的に抑
制できて、設置塗装機器への塗料ミスト付着堆積を効果
的に防止でき、ひいては、塗装機器の付着堆積塗料が剥
離飛散して被塗物に再付着することによる塗装品質の低
下を防止できるとともに、塗装作業を休止しての付着堆
積塗料に対する清掃作業をも大巾に軽減し得るに至った
。
【０００９】尚、垂壁そのものに対する浮遊塗料ミスト
の付着堆積も考えられるが、一般に形状・構造が複雑な
塗装機器に比べ、付着塗料に対する清掃作業を行うにし
ても垂壁に対する清掃作業であれば容易であり、また、
垂壁に対しは何らかの塗料ミスト付着防止手段を講じる
ことも容易である。
の付着堆積も考えられるが、一般に形状・構造が複雑な
塗装機器に比べ、付着塗料に対する清掃作業を行うにし
ても垂壁に対する清掃作業であれば容易であり、また、
垂壁に対しは何らかの塗料ミスト付着防止手段を講じる
ことも容易である。
【００１０】（本発明の第２ないし第４特徴構成）本発
明による塗装設備の第２の特徴構成は、前記天井吹出口
を、前記塗装機器設置区域に対して低速で換気空気を吹
き出す部分と、前記被塗物配置区域に対して高速で換気
空気を吹き出す部分とに区画してあることにある。
明による塗装設備の第２の特徴構成は、前記天井吹出口
を、前記塗装機器設置区域に対して低速で換気空気を吹
き出す部分と、前記被塗物配置区域に対して高速で換気
空気を吹き出す部分とに区画してあることにある。
【００１１】つまり、この第２特徴構成により、被塗物
配置区域に対して塗装機器設置区域よりも高速で換気空
気を吹き出し供給すれば、被塗物配置区域での換気空気
下向き高速流動により両区域の境界部で塗装機器設置区
域における低速換気空気が被塗物配置区域側に誘引され
る傾向が生じ、これによって、前述垂壁の隔壁機能及び
整流作用による換気空気混ざり合い領域縮小化との相乗
で、被塗物配置区域から塗装機器設置区域への浮遊塗料
ミスト侵入をより一層効果的に抑制・防止できる。
配置区域に対して塗装機器設置区域よりも高速で換気空
気を吹き出し供給すれば、被塗物配置区域での換気空気
下向き高速流動により両区域の境界部で塗装機器設置区
域における低速換気空気が被塗物配置区域側に誘引され
る傾向が生じ、これによって、前述垂壁の隔壁機能及び
整流作用による換気空気混ざり合い領域縮小化との相乗
で、被塗物配置区域から塗装機器設置区域への浮遊塗料
ミスト侵入をより一層効果的に抑制・防止できる。
【００１２】また、被塗物配置区域に対する換気空気吹
き出しを高速にし、かつ、塗装機器設置区域に対する換
気空気吹き出しを低速にすることで、天井吹出口からの
換気空気吹き出しと底部排気口からの排気とによる被塗
物配置区域からの浮遊塗料ミスト排出機能は、被塗物配
置区域における高速換気空気流動をもって高く維持しな
がらも、塗装機器設置区域に対する換気空気吹き出しの
低速化により吹き付け塗装作業域の全体に対する換気空
気供給量を低減できて、必要換気動力を節減し得る利点
もある。
き出しを高速にし、かつ、塗装機器設置区域に対する換
気空気吹き出しを低速にすることで、天井吹出口からの
換気空気吹き出しと底部排気口からの排気とによる被塗
物配置区域からの浮遊塗料ミスト排出機能は、被塗物配
置区域における高速換気空気流動をもって高く維持しな
がらも、塗装機器設置区域に対する換気空気吹き出しの
低速化により吹き付け塗装作業域の全体に対する換気空
気供給量を低減できて、必要換気動力を節減し得る利点
もある。
【００１３】本発明による塗装設備の第３の特徴構成は
、前記垂壁における被塗物配置区域側の面を鉛直面に形
成し、かつ、塗装機器設置区域側の面を下端側ほど被塗
物配置区域側に位置する凸状湾曲面に形成して、前記垂
壁の断面形状を下端尖頭形状の翼型形状に形成してある
ことにある。
、前記垂壁における被塗物配置区域側の面を鉛直面に形
成し、かつ、塗装機器設置区域側の面を下端側ほど被塗
物配置区域側に位置する凸状湾曲面に形成して、前記垂
壁の断面形状を下端尖頭形状の翼型形状に形成してある
ことにある。
【００１４】つまり、垂壁における被塗物配置区域側の
面を鉛直面に形成して、両区域の境界部で被塗物配置区
域に対する吹き出し換気空気を鉛直下方向きに案内する
ことに対し、垂壁の塗装機器設置区域側の面を下端側ほ
ど被塗物配置区域側に位置する凸状湾曲面に形成すれば
、その凸状湾曲面で生じるコアンダ効果により塗装機器
設置区域に対する吹き出し換気空気を両区域の境界部で
被塗物配置区域側に張り出させる傾向とすることができ
、また、垂壁の各面を上記の如く形成して垂壁の断面形
状を下端尖頭形状の翼型形状に形成することにより、垂
壁下端部での気流剥離による渦流の発生をも効果的に抑
制できて、渦流発生により両区域境界部での換気空気混
ざり合いが助長されるといったことを回避でき、これら
張り出し傾向化と渦流抑制とをもって、被塗物配置区域
から塗装機器設置区域への浮遊塗料ミスト侵入をさらに
効果的に抑制・防止できる。
面を鉛直面に形成して、両区域の境界部で被塗物配置区
域に対する吹き出し換気空気を鉛直下方向きに案内する
ことに対し、垂壁の塗装機器設置区域側の面を下端側ほ
ど被塗物配置区域側に位置する凸状湾曲面に形成すれば
、その凸状湾曲面で生じるコアンダ効果により塗装機器
設置区域に対する吹き出し換気空気を両区域の境界部で
被塗物配置区域側に張り出させる傾向とすることができ
、また、垂壁の各面を上記の如く形成して垂壁の断面形
状を下端尖頭形状の翼型形状に形成することにより、垂
壁下端部での気流剥離による渦流の発生をも効果的に抑
制できて、渦流発生により両区域境界部での換気空気混
ざり合いが助長されるといったことを回避でき、これら
張り出し傾向化と渦流抑制とをもって、被塗物配置区域
から塗装機器設置区域への浮遊塗料ミスト侵入をさらに
効果的に抑制・防止できる。
【００１５】本発明による塗装設備の第４の特徴構成は
、前記垂壁に浮遊塗料ミストの帯電極性と同極性の電圧
を印加する電源手段を設けたことにある。
、前記垂壁に浮遊塗料ミストの帯電極性と同極性の電圧
を印加する電源手段を設けたことにある。
【００１６】つまり、垂壁に吹き付け塗料ミストの帯電
極性と同極性の電圧を印加することにより、電気的反発
をもって垂壁そのものに対する浮遊塗料ミスト付着を極
めて効果的に防止できる。
極性と同極性の電圧を印加することにより、電気的反発
をもって垂壁そのものに対する浮遊塗料ミスト付着を極
めて効果的に防止できる。
【００１７】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【００１８】図１はトンネル状の塗装ブ−スを示し、被
塗物１を搬送するコンベア装置２を装備し、ブ−ス内の
塗装作業域３には、塗装ガン４をもって被塗物１を吹き
付け塗装する塗装ロボット５を被塗物配置箇所の両側夫
々に設置してある。
塗物１を搬送するコンベア装置２を装備し、ブ−ス内の
塗装作業域３には、塗装ガン４をもって被塗物１を吹き
付け塗装する塗装ロボット５を被塗物配置箇所の両側夫
々に設置してある。
【００１９】塗装作業域３における天井部の全面は、天
井チャンバ６に供給される換気空気を下向きに吹き出す
天井吹出口７としてあり、一方、格子床８の下方には、
塗装作業域３の域内気を浮遊塗料ミストとともに排出す
る排気口９を設けてある。
井チャンバ６に供給される換気空気を下向きに吹き出す
天井吹出口７としてあり、一方、格子床８の下方には、
塗装作業域３の域内気を浮遊塗料ミストとともに排出す
る排気口９を設けてある。
【００２０】図中１０は天井吹出口７に張設したフィル
タであり、また、１１は洗浄水流下パン１２からの洗浄
水Ｗと排気とを合流状態で高速通過させる過程で排気中
の塗料ミストを洗浄水Ｗに捕捉させて、排気を浄化する
ミスト除去装置である。
タであり、また、１１は洗浄水流下パン１２からの洗浄
水Ｗと排気とを合流状態で高速通過させる過程で排気中
の塗料ミストを洗浄水Ｗに捕捉させて、排気を浄化する
ミスト除去装置である。
【００２１】塗装作業域３において両側部に位置するロ
ボット設置区域３Ａと中央部に位置する被塗物配置区域
３Ｂとの間の夫々には、天井吹出口７から下方に延びる
垂壁１３を設けてあり、天井吹出口７からロボット設置
区域３Ａに吹き出された換気空気Ａ１と被塗物配置区域
３Ｂに吹き出された換気空気Ａ２とが両区域３Ａ，３Ｂ
の境界部で混ざり合って、その混ざり合い領域Ｍが底部
側ほど拡がるといったことを、上記垂壁１３の隔壁機能
及び整流作用をもって抑制するようにし、これによって
、吹き付け塗装において被塗物配置区域３Ｂで生じる多
量の浮遊塗料ミストが両区域３Ａ，３Ｂの境界部での換
気空気Ａ１，Ａ２どうしの混ざり合いによりロボット設
置区域３Ａに侵入して塗装ロボット５に付着堆積すると
いったことを防止するようにしてある。
ボット設置区域３Ａと中央部に位置する被塗物配置区域
３Ｂとの間の夫々には、天井吹出口７から下方に延びる
垂壁１３を設けてあり、天井吹出口７からロボット設置
区域３Ａに吹き出された換気空気Ａ１と被塗物配置区域
３Ｂに吹き出された換気空気Ａ２とが両区域３Ａ，３Ｂ
の境界部で混ざり合って、その混ざり合い領域Ｍが底部
側ほど拡がるといったことを、上記垂壁１３の隔壁機能
及び整流作用をもって抑制するようにし、これによって
、吹き付け塗装において被塗物配置区域３Ｂで生じる多
量の浮遊塗料ミストが両区域３Ａ，３Ｂの境界部での換
気空気Ａ１，Ａ２どうしの混ざり合いによりロボット設
置区域３Ａに侵入して塗装ロボット５に付着堆積すると
いったことを防止するようにしてある。
【００２２】天井吹出口７は、天井チャンバ６内に設け
た風量制限用仕切り構造１４により、ロボット設置区域
３Ａに対して換気空気Ａ１を低速Ｖ１（例えば、０．２
ｍ／ｓ）で吹き出す部分７Ａと、被塗物配置区域３Ｂに
対して換気空気Ａ２を高速Ｖ２（たとえば、０．４ｍ／
ｓ）で吹き出す部分７Ｂとに区画してあり、被塗物配置
区域３Ｂにおける換気空気流速は高速にして被塗物配置
区域３Ｂからの浮遊塗料ミスト排出機能は高く維持しな
がらも、ロボット設置区域３Ａに対する換気空気吹き出
しの低速化により塗装作業域３の全体に対する換気空気
供給量を低減して、必要換気動力の節減を図ってある。
た風量制限用仕切り構造１４により、ロボット設置区域
３Ａに対して換気空気Ａ１を低速Ｖ１（例えば、０．２
ｍ／ｓ）で吹き出す部分７Ａと、被塗物配置区域３Ｂに
対して換気空気Ａ２を高速Ｖ２（たとえば、０．４ｍ／
ｓ）で吹き出す部分７Ｂとに区画してあり、被塗物配置
区域３Ｂにおける換気空気流速は高速にして被塗物配置
区域３Ｂからの浮遊塗料ミスト排出機能は高く維持しな
がらも、ロボット設置区域３Ａに対する換気空気吹き出
しの低速化により塗装作業域３の全体に対する換気空気
供給量を低減して、必要換気動力の節減を図ってある。
【００２３】また、被塗物配置区域３Ｂにおける換気空
気Ａ２の下向き高速流動により、ロボット設置区域３Ａ
における低速換気空気Ａ１が両区域３Ａ，３Ｂの境界部
で被塗物配置区域３Ｂ側に誘引される傾向となるように
し、これによって、上記の垂壁１３による換気空気混ざ
り合い抑制との相乗効果で、被塗物配置区域３Ｂからロ
ボット設置区域３Ａへの浮遊塗料ミスト侵入をより効果
的に防止するようにしてある。
気Ａ２の下向き高速流動により、ロボット設置区域３Ａ
における低速換気空気Ａ１が両区域３Ａ，３Ｂの境界部
で被塗物配置区域３Ｂ側に誘引される傾向となるように
し、これによって、上記の垂壁１３による換気空気混ざ
り合い抑制との相乗効果で、被塗物配置区域３Ｂからロ
ボット設置区域３Ａへの浮遊塗料ミスト侵入をより効果
的に防止するようにしてある。
【００２４】図２に示すように、垂壁１３は、被塗物配
置区域３Ｂ側の面１３Ｂを鉛直面に形成し、かつ、ロボ
ット設置区域３Ａ側の面１３Ａを下端側ほど被塗物配置
区域３Ｂ側に位置する凸状湾曲面に形成して、下端尖頭
形状の翼型断面形状に形成してあり、被塗物配置区域３
Ｂに対し吹き出される換気空気Ａ２を被塗物配置区域３
Ｂ側の鉛直面１３Ｂをもって両区域３Ａ，３Ｂの境界部
で鉛直下方向きに案内するのに対して、ロボット設置区
域３Ａ側の凸状湾曲面１３Ａで生じるコアンダ効果によ
りロボット設置区域３Ａに対する吹き出し換気空気Ａ１
を両区域３Ａ，３Ｂの境界部で被塗物配置区域３Ｂ側に
張り出させる形態とし、また、垂壁１３の下端を尖頭断
面形状とすることで、垂壁先端での気流剥離による渦流
発生を抑制防止して、渦流発生により両区域境界部での
換気空気混ざり合いが助長されるといったことを回避し
、これらによって、被塗物配置区域３Ｂからロボット設
置区域３Ａへの浮遊塗料ミスト侵入をさらに効果的に防
止するようにしてある。
置区域３Ｂ側の面１３Ｂを鉛直面に形成し、かつ、ロボ
ット設置区域３Ａ側の面１３Ａを下端側ほど被塗物配置
区域３Ｂ側に位置する凸状湾曲面に形成して、下端尖頭
形状の翼型断面形状に形成してあり、被塗物配置区域３
Ｂに対し吹き出される換気空気Ａ２を被塗物配置区域３
Ｂ側の鉛直面１３Ｂをもって両区域３Ａ，３Ｂの境界部
で鉛直下方向きに案内するのに対して、ロボット設置区
域３Ａ側の凸状湾曲面１３Ａで生じるコアンダ効果によ
りロボット設置区域３Ａに対する吹き出し換気空気Ａ１
を両区域３Ａ，３Ｂの境界部で被塗物配置区域３Ｂ側に
張り出させる形態とし、また、垂壁１３の下端を尖頭断
面形状とすることで、垂壁先端での気流剥離による渦流
発生を抑制防止して、渦流発生により両区域境界部での
換気空気混ざり合いが助長されるといったことを回避し
、これらによって、被塗物配置区域３Ｂからロボット設
置区域３Ａへの浮遊塗料ミスト侵入をさらに効果的に防
止するようにしてある。
【００２５】本例においては、塗装ガン４から塗料吹き
付けの際、吹き付け塗料ミストを塗装ガン４に装備の電
極により帯電させて、吹き付け塗料ミストを静電気力に
より被塗物１に塗着させる静電塗装（例えば、吹き付け
塗料ミストを−１０ＫＶの電極により帯電させるのに対
して、被塗物１をア−ス接続した状態で実施）を行うが
、これに対し、上記の垂壁１３を装備するにあたっては
、アルミ製等の垂壁１３をガイシ１５を介して電気絶縁
状態で天井フレ−ム１６に取り付け、そして、被覆電線
１７により垂壁１３に接続した電源手段１８により垂壁
１３に吹き付け塗料ミストの帯電極性と同極性の電圧を
印加（例えば、吹き付け塗料ミストを−１０ＫＶの電極
により帯電させるのに対して、垂壁１３に−５ＫＶ〜−
１０ＫＶの電圧を印加）するようにしてあり、これによ
って、電気的反発により垂壁１３そのものに対する浮遊
塗料ミスト付着を防止するようにしてある。
付けの際、吹き付け塗料ミストを塗装ガン４に装備の電
極により帯電させて、吹き付け塗料ミストを静電気力に
より被塗物１に塗着させる静電塗装（例えば、吹き付け
塗料ミストを−１０ＫＶの電極により帯電させるのに対
して、被塗物１をア−ス接続した状態で実施）を行うが
、これに対し、上記の垂壁１３を装備するにあたっては
、アルミ製等の垂壁１３をガイシ１５を介して電気絶縁
状態で天井フレ−ム１６に取り付け、そして、被覆電線
１７により垂壁１３に接続した電源手段１８により垂壁
１３に吹き付け塗料ミストの帯電極性と同極性の電圧を
印加（例えば、吹き付け塗料ミストを−１０ＫＶの電極
により帯電させるのに対して、垂壁１３に−５ＫＶ〜−
１０ＫＶの電圧を印加）するようにしてあり、これによ
って、電気的反発により垂壁１３そのものに対する浮遊
塗料ミスト付着を防止するようにしてある。
【００２６】また、垂壁１３に電圧を印加する上記の電
源手段１８には、電流値を監視して、その電流値が所定
の上限値に至ったときに垂壁１３に対する電圧印加を遮
断し、これによって、ブ−ス内火災の原因となる垂壁部
でのスパ−ク発生を防止する安全回路１９を付帯装備し
てある。
源手段１８には、電流値を監視して、その電流値が所定
の上限値に至ったときに垂壁１３に対する電圧印加を遮
断し、これによって、ブ−ス内火災の原因となる垂壁部
でのスパ−ク発生を防止する安全回路１９を付帯装備し
てある。
【００２７】次に別実施例を列記する。
【００２８】（イ） 垂壁１３の具体的形状・構造は
、前述実施例の如き形状・構造に限定されるものではな
く、種々の改良が可能である。
、前述実施例の如き形状・構造に限定されるものではな
く、種々の改良が可能である。
【００２９】また、垂壁１３の材質も種々の材質を適用
できる。
できる。
【００３０】（ロ） 前述実施例においては、塗装ロ
ボット５を浮遊塗料ミスト付着防止対象の塗装機器とす
る例を示したが、浮遊塗料ミスト付着防止対象とする塗
装機器は塗装ロボットに限定されるものではなく、吹き
付け塗装作業域３に設置する各種の塗装機器を浮遊塗料
ミスト付着防止対象とすることができる。
ボット５を浮遊塗料ミスト付着防止対象の塗装機器とす
る例を示したが、浮遊塗料ミスト付着防止対象とする塗
装機器は塗装ロボットに限定されるものではなく、吹き
付け塗装作業域３に設置する各種の塗装機器を浮遊塗料
ミスト付着防止対象とすることができる。
【００３１】（ハ） 被塗物設置区域３Ｂの一側方の
みや、被塗物設置区域３Ｂの周部に塗装機器設置区域３
Ａがある場合等においても本発明を適用できる。
みや、被塗物設置区域３Ｂの周部に塗装機器設置区域３
Ａがある場合等においても本発明を適用できる。
【００３２】（ニ） 塗装機器設置区域３Ａに対する
換気空気吹き出し速度Ｖ１と被塗物配置区域３Ｂに対す
る換気空気吹き出し速度Ｖ２とを等しい速度としてもよ
い。
換気空気吹き出し速度Ｖ１と被塗物配置区域３Ｂに対す
る換気空気吹き出し速度Ｖ２とを等しい速度としてもよ
い。
【００３３】また、塗装機器設置区域３Ａに対する換気
空気吹き出し速度Ｖ１と被塗物配置区域３Ｂに対する換
気空気吹き出し速度Ｖ２とを互いの異ならせる場合、い
ずれの吹き出し速度を大にするかといったことや、それ
ら吹き出し速度比をどの程度とするかは適宜決定すれば
よい。
空気吹き出し速度Ｖ１と被塗物配置区域３Ｂに対する換
気空気吹き出し速度Ｖ２とを互いの異ならせる場合、い
ずれの吹き出し速度を大にするかといったことや、それ
ら吹き出し速度比をどの程度とするかは適宜決定すれば
よい。
【００３４】（ホ） 垂壁１３に対する電圧印加を省
略してもよい。
略してもよい。
【００３５】また、垂壁１３に浮遊塗料ミストの帯電極
性と同極性の電圧を印加して、垂壁１３そのものに対す
る塗料ミスト付着を防止する場合、前述実施例の如く静
電塗装における塗料ミスト帯電を利用するに代え、単な
る吹き付け塗装において浮遊塗料ミストを帯電させる手
段を付帯装備してもよい。
性と同極性の電圧を印加して、垂壁１３そのものに対す
る塗料ミスト付着を防止する場合、前述実施例の如く静
電塗装における塗料ミスト帯電を利用するに代え、単な
る吹き付け塗装において浮遊塗料ミストを帯電させる手
段を付帯装備してもよい。
【００３６】（ヘ） 垂壁１３に電圧を印加する場合
の垂壁構成として、図３に示すように、垂壁１３を、プ
ラスチック材よりなる本体部１３ａと、その外周面に貼
設したアルミ製等の表面部１３ｂとにより構成し、そし
て、プラスチック材の本体部１３ａにより電気的絶縁を
図った状態の垂壁取り付け構成で、電源手段１８からの
被覆電線１７を表面部１３ｂに接続するようにしてもよ
い。
の垂壁構成として、図３に示すように、垂壁１３を、プ
ラスチック材よりなる本体部１３ａと、その外周面に貼
設したアルミ製等の表面部１３ｂとにより構成し、そし
て、プラスチック材の本体部１３ａにより電気的絶縁を
図った状態の垂壁取り付け構成で、電源手段１８からの
被覆電線１７を表面部１３ｂに接続するようにしてもよ
い。
【００３７】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明が添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明が添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】塗装ブ−スの横断面図
【図２】垂壁の拡大断面図
【図３】別実施例を示す垂壁の拡大断面図
【図４】従来
例を示す塗装ブ−スの横断面図
例を示す塗装ブ−スの横断面図
３ 吹き付け塗装作業域３
Ａ 塗装機器設置区域３Ｂ
被塗物配置区域５
塗装機器７
天井吹出口７Ａ，７Ｂ 吹き出し部分 ９ 排気口１３
垂壁 １３Ａ，１３Ｂ 面
Ａ 塗装機器設置区域３Ｂ
被塗物配置区域５
塗装機器７
天井吹出口７Ａ，７Ｂ 吹き出し部分 ９ 排気口１３
垂壁 １３Ａ，１３Ｂ 面
Claims (4)
- 【請求項１】 塗装機器（５）を設置した吹き付け塗
装作業域（３）において、その天井部のほぼ全面から換
気空気を下向きに吹き出す天井吹出口（７）、及び、床
部から域内空気を排出する排気口（９）を設けた塗装設
備であって、前記吹き付け塗装作業域（３）における塗
装機器設置区域（３Ａ）と被塗物配置区域（３Ｂ）との
間に、天井部から下方に延びる垂壁（１３）を設けた塗
装設備。 - 【請求項２】 前記天井吹出口（７）を、前記塗装機
器設置区域（３Ａ）に対して低速で換気空気を吹き出す
部分（７Ａ）と、前記被塗物配置区域（３Ｂ）に対して
高速で換気空気を吹き出す部分（７Ｂ）とに区画してあ
る請求項１記載の塗装設備。 - 【請求項３】 前記垂壁（１３）における被塗物配置
区域（３Ｂ）側の面（１３Ｂ）を鉛直面に形成し、かつ
、塗装機器設置区域（３Ａ）側の面（１３Ａ）を下端側
ほど被塗物配置区域（３Ｂ）側に位置する凸状湾曲面に
形成して、前記垂壁（１３）の断面形状を下端尖頭形状
の翼型形状に形成してある請求項１又は２記載の塗装設
備。 - 【請求項４】 前記垂壁（１３）に浮遊塗料ミストの
帯電極性と同極性の電圧を印加する電源手段（１８）を
設けた請求項１、２又は３のいずれかに記載の塗装設備
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3018620A JP2914762B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 塗装設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3018620A JP2914762B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 塗装設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04256458A true JPH04256458A (ja) | 1992-09-11 |
| JP2914762B2 JP2914762B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=11976672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3018620A Expired - Fee Related JP2914762B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 塗装設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2914762B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008212863A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Trinity Ind Corp | 塗布設備 |
| JP2010520037A (ja) * | 2007-03-02 | 2010-06-10 | ヴルスター，ゲルト | 塗装設備 |
| JP2014036943A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Trinity Industrial Co Ltd | 塗装ブース |
| JP2014180497A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Nohmi Bosai Ltd | 防煙設備 |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3018620A patent/JP2914762B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010520037A (ja) * | 2007-03-02 | 2010-06-10 | ヴルスター，ゲルト | 塗装設備 |
| EP2026910B1 (de) | 2007-03-02 | 2016-09-07 | Dürr Systems GmbH | Lackieranlage |
| JP2008212863A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Trinity Ind Corp | 塗布設備 |
| JP2014036943A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Trinity Industrial Co Ltd | 塗装ブース |
| JP2014180497A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Nohmi Bosai Ltd | 防煙設備 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2914762B2 (ja) | 1999-07-05 |
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