JPH0337742Y2 - - Google Patents

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JPH0337742Y2
JPH0337742Y2 JP2748185U JP2748185U JPH0337742Y2 JP H0337742 Y2 JPH0337742 Y2 JP H0337742Y2 JP 2748185 U JP2748185 U JP 2748185U JP 2748185 U JP2748185 U JP 2748185U JP H0337742 Y2 JPH0337742 Y2 JP H0337742Y2
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ventilation gas
paint mist
coated
painting
spray
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車ボデーや家電製品のケーシグ
等を自動吹付塗装するためのブースに関し、詳し
くは、吹付塗装作業域に対して、その天井部のほ
ぼ全面から換気気体を下方向きに吹出す天井吹出
口、側壁部から換気気体を横向きに吹出す横吹出
口、及び、余剰吹付塗料ミストを域内気体と共に
被塗物設置箇所の下方から排出する床部排気口を
設け、前記被塗物設置箇所と前記横吹出口との間
に自動吹付塗装装置を配設し、下方向き換気気体
と横向き換気気体との合流作用、及び、排気口の
排気作用により、吹付塗装作業域内の換気気体流
動状態を被塗物設置箇所に向つて集中するような
流動状態とし、それによつて、塗色が異なる被塗
物の入換を色移りの無い状態でかつ能率良く行な
うために迅速さが要求される域内浮遊塗料ミスト
の排出を効果的に行なえるように、又、吹付塗料
の塗着効率を高るように、更には、域内を下降す
る塗料ミストが自動塗装装置の機台部にまで付着
堆積することを防止して清掃メンテナンスを容易
化するようにした塗装ブースに関する。
〔従来の技術〕
上記塗装ブースにおいて、自動塗装装置の機台
部への塗料ミスト付着をより一層効果的に防止で
きるように、被塗物設置箇所へ向つて集中するよ
うな換気気体流動状態の形成を円滑化するため
に、横吹出口から被塗物設置箇所側に向つて下方
向きに傾斜する上面を備えた換気気体流動案内用
のガイドを横吹出口と被塗物設置箇所との間に位
置する自動塗装装置の機台部よりも高い位置に配
設したものを先の特願昭59−75449号(特開昭60
−220162号公報参照)により提案した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の如きガイドを設けると、そのガ
イドが支障となつて、自動塗装装置のうち先端に
スプレーガンを保持させる可動腕部の可動範囲が
制約されたり、又、機台部そのものの移動が可能
な型式の場合にはその機台部の移動範囲も制約さ
れ、その結果としてスプレーガンの可動範囲が制
約されるために、自動塗装装置の吹付塗装機能が
低下する問題が派生した。
本考案の目的は、上述ガイドを設置した場合と
同様の機能を、自動塗装装置の可動範囲に制約を
加えること無く発揮できるようにし、それに加え
て、塗料ミストの付着堆積に対する清掃メンテナ
ンス面でもより一層有利なものにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による塗装ブースの特徴構成は、横吹出
口と被塗物設置箇所との間に配設した自動塗装装
置の機台部よりも高い位置に横吹出口から被塗物
設置箇所へ向う斜め下方向きの気流カーテンを形
成する換気気体吹出ノズルを設けたことにあり、
その作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、下方向き換気気体と共に下降する塗料
ミストが自動塗装装置の機台部にまで到達するこ
とを気流カーテンの障壁作用により阻止し、それ
によつて、自動塗装装置の機台部に対する塗料ミ
ストの付着堆積を効果的に防止するのであり、
又、天井吹出口からの下方向き換気気体流動、及
び、横吹出口からの横向き換気気体流動の両方に
対する斜め下方向き気流カーテンの案内作用によ
り、被塗物設置箇所に向つて集中するような域内
換気気体流動状態の形成を円滑化し、それによつ
て、その集中流動状態の形成によつて得られる塗
料ミスト排出の迅速化や塗着効率の向上といつた
メリツトを一層効果的に発揮できるようにするの
である。
すなわち、先のガイドと同等の機能を気流カー
テンによつて発揮させることができるのである
が、気流カーテンであれば自動塗装装置の可動範
囲が制約されることが無いから、可動範囲が制約
されることに起因した塗装機能の低下を完全に回
避できる。
又、ガイドによる場合、そのガイド自体に下降
塗料ミストが付着することを、ガイドの上面に沿
つて流れる比較的高速の換気気体流動によつて効
果的に防止しているもの、ある程度の塗料ミスト
がガイドに付着することは止むを得ない。その
点、本考案によれば、そのような派生的な塗料ミ
スト付着が全く無い。
〔考案の効果〕
上述の結果、自動塗装装置の機台部への塗料ミ
スト付着堆積を極めて効果的に防止すること、及
び、被塗物設置箇所へ向つて集中するような換気
気体流動を円滑に形成させることを、自動塗装装
置の塗装機能低下を招くこと無く、又、派生的な
塗料ミスト付着を招くこと無く達成できるように
なり、全体として、塗料ミスト排出面、塗着効率
面、塗装機能面のいずれにも優れ、しかも、清掃
メンテナンス面で一段と有利な塗装ブースにでき
た。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を第1図ないし第3図に基
づいて説明する。
ほぼ直方体形状に形成された吹付塗装作業域1
の前壁2、及び、後壁3に、台車4に載置した被
塗物Aをコンベア5により搬入搬出するための搬
入・搬出口6を形成し、格子部材で形成した床7
に、スプレーガン8Aを備えた多関節ロボツト型
の自動塗装装置8を、前記コンベア5による被塗
物搬送方向に沿つてその左右両側に並置し、もつ
て、吹付塗装作業域1内の所定位置に停止させた
状態の被塗物Aを、予め設定されたタイムスケジ
ユールに基づく塗装装置8の自動作動で吹付塗装
する塗装ブースを構成してある。
塗装作業域1内に対して換気気体を供給する給
気フアン9を設け、かつ、前記格子製床7を介し
て域内気体を余剰吹付塗料ミストと共に排出する
排気フアン10を設け、それら両フアン9,10
により塗装作業域1内を余剰吹付塗料ミスト排除
のために強制換気するように構成してある。
排気フアン10に対する排気系路Rにおいて、
洗浄水W1を上面に沿つて流下させることにより
床7からの塗料塊を粘着させること無く、受け止
めるパン11を、床7の下方でそのほぼ全面にわ
たらせる状態に配設すると共に、そのパン11か
ら溢水した洗浄水W1を内周面に沿つて流下させ
ることにより塗料ミストの付着を防止しながら排
気気体を下方向きに高速通過させる平面視開口形
状がスリツト状の排気管路12を並設し、もつ
て、排気管路12からの高速吐出気体を前記パン
11の下方に配置した洗浄水槽13の貯留水面に
衝突させることに伴ない排気気体中の塗料ミスト
を貯留洗浄水W1に捕捉させ、それによつて、排
気気体から塗料ミストを分離除去する第1ミスト
除去装置14を構成してある。
又、第1ミスト除去装置14よりも下流側の排
気系路Rにおいて、第1ミスト除去装置14によ
り大径塗料ミスト及び塗料塊が荒取り的に除去さ
れた後の排気気体を溢水洗浄水W2との合流状態
でS状字屈曲管路15に高速流下させ、それに伴
なう遠心作用により、小径塗料ミストを流下洗浄
水W2に捕捉させる第2ミスト除去装置16を装
備してある。
前記塗装作業域1に対する換気構造を構成する
に、天井17のほぼ全面を、前記給気フアン9か
ら上部チヤンバー18に加圧供給された気体をフ
イルター19を介して下方向き層流状に域内に吹
出し供給する天井吹出口S1に形成し、かつ、塗装
作業域1の左右側壁20A,20B、及び、前後
壁2,3夫々の下側1/3〜2/3の範囲で好ましくは
下側1/2部分を、同じく給気フアン9から両側
部チヤンバー21A,21B、及び、前後チヤン
バー21C,21Dに加圧供給された気体をフイ
ルター22を介して水平横向きで層流状に域内に
吹出し供給するパンチング板製の横吹出口S2〜S5
に形成してある。
そして、域内気体排気口23としての前記排気
管路12のスリツト状開口を、被塗物A停止位置
の下方に配置すると共に、左右側壁20A,20
Bの横吹出口S2,S3の上部側から被塗物A側へ向
う斜め下方向きの気流カーテンFを塗装装置8の
機台部8Bよりも高い位置に形成する換気気体吹
出ノズル24を、左右夫々、被塗物搬送方向に延
設する状態に設け、もつて、天井吹出口S1から吹
出された下方向き換気気体と横吹出口S2〜S5
夫々から吹出された横向き換気気体との合流作
用、その合流気体をその流動方向にほぼ沿う方向
で被塗物下方の排気口23から排出させること、
及び、気流カーテンFの流動換気気体に対する案
内作用により、供給換気気体のほぼ全量を被塗物
Aに集中させる状態で流動させるように構成して
ある。
つまり、換気気体の被塗物側への集中流動によ
り余剰塗料ミストの迅速な排出、及び、塗着効率
の向上を達成し、又、換気気体の横向き吹出しに
よる下方向き換気気体の被塗物A側への偏流、及
び、気流カーテンFの障壁作用で、余剰吹付塗料
ミストを含んだ上方からの換気気体が被塗物周辺
の塗装装置8の機台8Bに吹付けられることを回
避して、その吹付けによる塗料ミストの塗装装置
台部8Bへの付着堆積を防止するように構成して
ある。
〔別実施例〕
次に別実施例を説明する。
前後壁2,3に形成する横吹出口S4,S5は省略
しても良い。
天井吹出口S1及び横吹出口S2〜S5の具体的構造
は種々の改良が可能であり、排気口23の構造も
種々の改良が可能である。
被塗物設置箇所側に向う斜め下方向きの気流カ
ーテンFを形成するノズル24の具体的構造、及
び、設置構造は種々の改良が可能である。
気流カーテンFの具体的傾斜角度は適宜変更が
可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は、縦断
面図、第2図は、概略平面図、第3図は、一部切
欠き斜視図である。 1……吹付塗装作業域、8……自動吹付塗装装
置、8B……機台部、24……ノズル、A……被
塗物、S1……天井吹出口、S2,S3……横吹出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吹付塗装作業域1に対して、その天井部のほぼ
    全面から換気気体を下方向きに吹出す天井吹出口
    S1、側壁部から換気気体を横向きに吹出す横吹出
    口S2,S3、及び、余剰吹付塗料ミストを域内気体
    と共に被塗物A設置箇所の下方から排出する床部
    排気口23を設け、前記被塗物A設置箇所と前記
    横吹出口S2,S3との間に自動吹付塗装装置8を配
    設した塗装ブースであつて、前記横吹出口S2,S3
    から前記被塗物A設置箇所へ向う斜め下方向きの
    気流カーテンFを前記塗装装置8の機台部8Bよ
    りも高い位置に形成する換気気体吹出ノズル24
    を設けた塗装ブース。
JP2748185U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0337742Y2 (ja)

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