JPH0838964A - 塗装ブース - Google Patents

塗装ブース

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JPH0838964A
JPH0838964A JP6178737A JP17873794A JPH0838964A JP H0838964 A JPH0838964 A JP H0838964A JP 6178737 A JP6178737 A JP 6178737A JP 17873794 A JP17873794 A JP 17873794A JP H0838964 A JPH0838964 A JP H0838964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
coating
air
exhaust
coated
Prior art date
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Pending
Application number
JP6178737A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Muramatsu
進 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0838964A publication Critical patent/JPH0838964A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装室における浮遊ミストの発生を可及的に
防止して、塗装品質および作業環境の向上を図る。 【構成】 塗装室2、給気室3、排気室4、排気室4の
一側端に連通する排気ダクト5および塗装室2内で被塗
物6を搬送するオーバヘッドコンベア7を備えた塗装ブ
ースにおいて、ダストパン74の下側方よりブース右側
壁1b側に向かってエアを放出する強制給気ダクト8を
設けている。◎また、排気室4に排気室4の他側端から
一側端に向かってエアを放出する強制給気ダクト9を設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ブースの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】被塗物に塗装を施す塗装室と、該塗装室
の上方および下方にそれぞれ位置された給気室および排
気室と、該排気室の一側端に連通する排気ダクトと、前
記塗装室内で被塗物を搬送するオーバヘッドコンベアと
を備えた塗装ブースが実用されている。
【0003】この塗装ブースにおいては、給気室から送
給される清浄化エアが該塗装室の上方から下方に向って
流通し、このエアは該塗装室内の塗料ミストと共に排気
室に流入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記オーバヘッドコン
ベアには、コンベアチェーンから落下するダストを受け
るダストパン、および、回転インデキサーから落下する
ダストを受けるダストパンが付設されているが、これら
のダストパンは、清浄化エアの流路中に位置しているの
で、該エアの流れを乱し、かつ、その下方に無風空間を
形成する。
【0005】このため、この種の従来の塗装ブースにお
いては、特に塗装ガンを上方に向けて塗装している状態
下での塗料ミストの排除が良好に行われず、その結果、
塗料ミストの被塗物への付着による塗装不良や作業環境
が悪化するなどの不都合を生じている。
【0006】一方、塗装ガンを下方に向けて塗装してい
る場合には、多量の塗料ミストが塗装室の床部近傍に発
生するが、この塗料ミストの一部は排気室を経由して作
業者の背後に回り込むことになる。そして、この回り込
んだ塗料ミストは塗装室内に浮遊するので、上記と同様
の不都合を発生させる。
【0007】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、塗装
室における浮遊ミストの発生を可及的に防止して、塗装
品質および作業環境の向上を図ることができる塗装ブー
スを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被塗物に塗装
を施す塗装室と、該塗装室の上方および下方にそれぞれ
位置された給気室および排気室と、該排気室の一側端に
連通する排気ダクトと、前記塗装室内で被塗物を搬送す
るオーバヘッドコンベアとを備え、前記給気室から前記
塗装室の上方に供給されるエアによって該塗装室内の塗
料ミストを前記排気室に流出させるようにした塗装ブー
スにおいて、前記被塗物の上方に前記オーバヘッドコン
ベアの二次ハンガーに交差する気流を形成する気流形成
手段を設けたことを特徴としている。
【0009】また、本発明は、被塗物に塗装を施す塗装
室と、該塗装室の上方および下方にそれぞれ位置された
給気室および排気室と、該排気室の一側端に連通する排
気ダクトと、前記塗装室内で被塗物を搬送するオーバヘ
ッドコンベアとを備え、前記給気室から前記塗装室の上
方に供給されるエアによって該塗装室内の塗料ミストを
前記排気室に流出させるようにした塗装ブースにおい
て、前記排気室に該排気室の他側端から前記一側端に向
う気流を形成する気流形成手段を設けたことを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】被塗物の上方に前記オーバヘッドコンベアの二
次ハンガーに交差する気流が形成されるので、該被塗物
の上方における塗料ミストの浮遊が防止される。また、
排気室に該排気室の他側端から一側端に向う気流が形成
されるので、排気室に流入した塗料ミストが作業者の背
後に回り込む虞れがない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0012】本発明に係る塗装ブースは、図1にその一
実施例を示すように、塗装室2と、該塗装室2の上方お
よび下方にそれぞれ位置された給気室3および排気室4
と、この排気室4の一側端(ブース1の右側壁1b側の
端)に連通する排気ダクト5と、塗装室2内で被塗物6
を同図の紙面に垂直な方向に搬送するオーバヘッドコン
ベア7とを備えている。
【0013】オーバヘッドコンベア7は、図3に示すよ
うに、コンベアレール71と、ローラ72aを介してコ
ンベアレール71に吊下され,下部にC型フック72b
を備えた1次ハンガ72と、上記C型フック72bの下
端に取り付けられた回転インデキサ73と、該インデキ
サ73の下方に水平に設けられたダストパン74と、該
ダストパン74にフック75を介して吊下された2次ハ
ンガ76と、ブラケット77を介してC型フック72b
の内方に水平に位置されたダストパン78とを有した構
成をもつ。
【0014】このコンベア7は、1次ハンガ72に連結
された図示していないチェーンと共に移動し、これによ
って上記2次ハンガ76に吊下された被塗物6をレール
71に沿って搬送する。
【0015】図1に示したように、前記塗装室2および
排気室4には、それぞれ強制給気ダクト8および9が配
設されている。
【0016】塗装室2の給気ダクト8は、給気室3側に
開口するエア導入口81と、エア案内路中に配設された
風量調節用ダンパ82と、下端に形成された吹出し口8
3とを備え、該吹出し口83はコンベア7のダストパン
74の左下側方に位置するとともに、ブース1の右側壁
1b側に向かって開口している。なお、この吹出し口8
3には、図示していない風向調節用ルーバが設けられて
いる。
【0017】一方、排気室4の給気ダクト9は、塗装室
2のスノコ状床部21の下面およびブース1の左壁1a
に近接して設けてあり、その吹出し口91はブース1の
右側壁1bに向かって開口している。なお、上記各給気
ダクト8,9は、いずれもブース1の長手方向(図1の
紙面に垂直な方向)全域に亘って配設されている。
【0018】塗装室2内には、樋10から流下する水に
よってブースの右側壁1bに沿うウォータカーテン11
が形成されている。また、この排気室4の底部には、樋
12から流下した循環水をプールする槽13が設けられ
ている。
【0019】次ぎに、この実施例の作用を説明する。図
1において、給気室3には、図示していない空調器ユニ
ットから清浄化エアが供給され、このエアは、矢印で示
すように、塗装室2の天井から該塗装室2内に流入する
とともに、前記強制給気ダクト8のエア導入口81に流
入する。
【0020】そして、塗装室2に直接流入したエアは、
床部21に向って流下し、一方、ダクト8内に流入した
エアは、該ダクト8の吹出し口83から放出されて、コ
ンベア7のダストパン74の下方を該ダストパン74に
沿う態様で、つまり、図3に示した2次ハンガ76の上
部に交差してブース1の右側壁1bに向かう態様で流れ
る。
【0021】なお、ダクト8の放出エアの量は風量調節
用ダンパ82によって調節可能であり、また、該エアの
方向は前記風向調節用ルーバによって調節可能である。
【0022】塗装室2内の作業員14は、コンベア7に
よって塗装室2に搬入されてきた被塗物6に対して塗装
ガン15で塗装を施すが、それに伴って、被塗物6の周
辺には点線で示すような塗料ミストが発生する。
【0023】このとき、被塗物6の側周囲の塗料ミスト
は、塗装室2に直接流入したエアによる気流に乗って排
気室4まで運ばれ、一方、被塗物6の上方の塗料ミス
ト、つまり、ダストパン74側に向う塗料ミストは、ダ
クト8の放出エアによって形成された気流に乗ってブー
ス側壁1b側に移動される。そして、この塗料ミストの
一部は、エアエアカーテン11に到達して排気室4まで
流下し、残りのミストは前記塗装室2に直接流入したエ
アによる気流に乗って排気室4まで運ばれる。
【0024】上記のようにして排気室4まで運ばれた塗
料ミストは、その大部分が前記槽13内の循環水に捕捉
されて外部に排出される。また、残る塗料ミストは、気
流に乗って排気ダクト5に流入し、この排気ダクト5内
に設けられた邪魔板(エリミネータ)51に衝突しなが
ら屋外に排出される。このとき、邪魔板51は塗料ミス
トを付着除去する作用をなすので、ダクト5を介して屋
外に排出される塗料ミストは微量である。
【0025】なお、ダクト8の放出エアによって形成さ
れる気流は、ダストパン74の下方にバリヤを形成する
ので、塗料ミストがダストパン74やその上方の機構部
まで到着するのを防止し、また、ダストパン74および
78で捕捉できなかった上方からのごみ、塵等の落下物
が被塗物6に付着するのを防止する。
【0026】ここで、上記強制給気ダクト8を設けない
場合の作用、換言すれば、該給気ダクト8を備えていな
い従来の塗装ブースの作用について考察する。この場合
には、前記コンベア7の上方から塗装室2内に清浄化エ
アが直接供給されることになるが、このエアの流路には
コンベア7のダストパン74および78が位置している
ので、気流が乱されるとともに、ダストパン74の下方
に無風区域が形成される。それゆえ、塗料ミストの排除
効率が低下するとともに、上記無風区域における浮遊ミ
ストが被塗物6に付着して塗装の品質が低下し、さらに
ダストパン74等に浮遊ミストが付着するという不都合
も生じる。
【0027】ところで、塗装室2に供給された清浄化エ
アは、排気ダクト5の下部開口側に向って流れる傾向を
示すので、作業者14の背後、特に背後下方での気流は
稀薄となる、このため、図2に示すように、塗装ガン1
5を下方に向けて塗装を行う場合、つまり、作業者14
の直前に多量の塗料ミストが発生する態様で塗装を行う
場合には、床部21を通過したミストの一部が作業者1
4の背後に回り込んで該作業者14、作業機器および被
塗物6に付着する虞れがある。
【0028】しかし、上記実施例のブース1において
は、排気室4に設けられた強制給気ダクト9の吹出し口
91からも清浄化エアが放出されるので、上記のような
不都合を生じる虞れはない。
【0029】すなわち、図2に示すように、ダクト9か
ら放出されるエアは、ブース左側壁1aからブース右側
壁1bに向う気流を形成するので、上述した作業者背後
への塗料ミストの回り込みが防止され、この結果、上記
回り込みミストに起因して発生する塗装不良、作業環境
悪化等の不都合が回避される。なお、図示していない
が、ダクト9も風量調節用ダンパおよび風向調節用ルー
バを備えている。
【0030】上記実施例では、給気室3に流入するエア
の一部をダクト9に供給しているが、ダクト9に対して
専用のエア源を設けても良い。また、排気ダクト5から
排出されるエアを濾過してダクト9に供給することも可
能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、被塗物の上方にオーバ
ヘッドコンベアの二次ハンガーに交差する気流が形成さ
れて、被塗物の上方における塗料ミストの浮遊が防止さ
れるので、塗装品質および作業環境の向上を図ることが
できる。また、排気室に該排気室の他側端から一側端に
向う気流が形成されるので、排気室に流入した塗料ミス
トが作業者の背後に回り込んで浮遊する虞れがなく、し
たがって、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成と作用を示した概念
図。
【図2】排気室に設けられた強制給気ダクトのエア放出
態様を示した概念図。
【図3】オーバヘッドコンベアの構成を例示した概念
図。
【符号の説明】
1 塗装ブース 2 塗装室 3 給気室 4 排気室 5 排気ダクト 6 被塗物 7 オーバヘッドコンベア 8,9 強制給気ダクト 11 ウォータカーテン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物に塗装を施す塗装室と、該塗装室
    の上方および下方にそれぞれ位置された給気室および排
    気室と、該排気室の一側端に連通する排気ダクトと、前
    記塗装室内で被塗物を搬送するオーバヘッドコンベアと
    を備え、前記給気室から前記塗装室の上方に供給される
    エアによって該塗装室内の塗料ミストを前記排気室に流
    出させるようにした塗装ブースにおいて、 前記被塗物の上方に前記オーバヘッドコンベアの二次ハ
    ンガーに交差する気流を形成する気流形成手段を設けた
    ことを特徴とする塗装ブース。
  2. 【請求項2】 被塗物に塗装を施す塗装室と、該塗装室
    の上方および下方にそれぞれ位置された給気室および排
    気室と、該排気室の一側端に連通する排気ダクトと、前
    記塗装室内で被塗物を搬送するオーバヘッドコンベアと
    を備え、前記給気室から前記塗装室の上方に供給される
    エアによって該塗装室内の塗料ミストを前記排気室に流
    出させるようにした塗装ブースにおいて、 前記排気室に該排気室の他側端から前記一側端に向う気
    流を形成する気流形成手段を設けたことを特徴とする塗
    装ブース。
JP6178737A 1994-07-29 1994-07-29 塗装ブース Pending JPH0838964A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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