JP3335672B2 - 塗装設備 - Google Patents

塗装設備

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JP3335672B2
JP3335672B2 JP24619292A JP24619292A JP3335672B2 JP 3335672 B2 JP3335672 B2 JP 3335672B2 JP 24619292 A JP24619292 A JP 24619292A JP 24619292 A JP24619292 A JP 24619292A JP 3335672 B2 JP3335672 B2 JP 3335672B2
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富士雄 曽雌
博正 尾形
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株式会社大氣社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ガンにより被塗物
を吹き付け塗装する作業域において、その天井部から床
部へわたる換気用気流を形成する換気手段を設けた塗装
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装ガンによる吹き付け塗装において、
塗装ガンは順次の被塗物塗装の合間等の適当時に空気及
びシンナを噴出させて、その内部塗料路を洗浄するが、
従来、この洗浄にあたっては、換気用気流が天井部から
床部へわたり流動する作業域内において決められた洗浄
位置に塗装ガンを位置させ、その位置で洗浄のための噴
出を所定の向きで行わせるようにし、そして、その洗浄
位置及び噴出向きとして、噴出物が飛散して近くの被塗
物等の他物に降り掛かることを極力回避できる位置を予
め選定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に洗浄位置
及び噴出向きを決めるだけでは、上記の洗浄噴出時にお
ける近傍被塗物等への噴出物飛散を確実には回避できな
い問題があった。
【0004】本発明の目的は、この塗装ガンの洗浄噴出
時における噴出物飛散の問題を合理的な手段をもって効
果的に防止する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による塗装設備の
特徴構成は、天井部から床部へわたる換気用気流を塗装
作業域に形成する換気手段を備える設備構成において、
前記塗装ガンの洗浄のための噴出操作時に、前記天井部
からの吹出換気用気流のうち前記塗装ガンに向かう換気
用気流の前記作業域への吹出速度を前記作業域の他部に
対する換気用気流の吹出速度よりも増大させて、前記塗
装ガンの周りに飛散防止用の高速気流域を形成する気流
形成手段を設けてあることにあり、その作用・効果は次
の通りである。
【0006】
【作用】つまり、この特徴構成においては、吹き付け塗
装時には、換気手段により作業域内に形成される塗装に
適した適度な風速の換気用気流内で塗装ガンによる吹き
付け塗装を実施するのに対し、その塗装ガンの洗浄噴出
時には、上記気流形成手段をもって塗装ガン周りに飛散
防止用の高速気流域を局部的に形成することで、ガン噴
出物の拡がり飛散を阻止して、噴出物を所定の噴出物廃
棄箇所へ集中させる。
【0007】
【発明の効果】以上の作用により、本発明によれば、
装ガンの洗浄噴出時における噴出物の近傍被塗物等への
降り掛かりを従来に比べより確実に防止でき、その結
果、この降り掛かりによる塗装品質の低下を防止して塗
装品質を向上でき、また、作業域の清掃等メンテナンス
を軽減し得るに至った。
【0008】ちなみに、塗装ガンの洗浄噴出時における
噴出物の飛散・降り掛かりを防止するのに、作業域の全
域について換気手段により形成する換気用気流の風速を
常に、あるいは、塗装ガンの洗浄噴出時のみ大きくする
といったことも考えられるが、この場合、その気流の高
速化により吹き付け塗装時における噴霧塗料の塗着効率
低下を招いたり、また、換気用空気の必要送風量、及
び、それに伴う作業域からの排気量が増大して必要送風
動力の大幅な増大を招く問題が派生する。
【0009】この点、本発明によれば、塗装ガンの洗浄
噴出時においてのみ塗装ガン周りに局部的に高速気流域
を形成するから、上記の如き塗着効率の低下や送風動力
の増大といった問題の派生も回避できる。
【0010】また、塗装ガンの洗浄噴出時において塗装
ガン周りに飛散防止用の高速気流域を形成する前記の気
流形成手段として、換気手段が作業域に対し吹き出し供
給する換気用空気とは別に、洗浄噴出時の塗装ガンに向
けて高速風を吹き出す吹き出し装置を作業域内に設置す
る構成を採用した場合、吹き付け塗装時においてその吹
き出し装置の域内存在により、域内で天井部から床部へ
わたる換気用気流に乱れを生じたり、また、その吹き出
し装置に塵埃等の堆積を生じ、ひいては、これら気流の
乱れや堆積塵埃の再飛散による塗装品質の低下を招く虞
も生じる。
【0011】この点、本発明によれば、天井部から作業
域へ吹き出す換気用気流であって塗装ガンに向かう換気
用気流そのものの吹出速度を増大させて、塗装ガン周り
に飛散防止用の高速気流域を形成するから、上記の如き
吹き付け塗装時における換気用気流の乱れや塵埃堆積の
原因となる作業域内への付加装置設置を不要にするこ
とができる。
【0012】以上全体として、本発明によれば、塗着効
率の低下や必要送風動力の増大といった問題を派生する
ことなく、また、気流の乱れや堆積塵埃の再飛散による
塗装品質の低下といった問題も派生することなく、塗装
ガンの洗浄噴出時における噴出物の近傍被塗物等への降
り掛かりを効果的に防止することができる。
【0013】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0014】1はトンネル状の塗装ブースであり、ブー
ス内の作業域2において搬送装置3により所定間隔で搬
送する被塗物4を域内に設置した塗装機5により順次、
吹き付け塗装する。
【0015】作業域2の天井部はその全面を天井吹出口
6とし、給気ダクト7から給気チャンバ8に供給される
換気用空気saを、その天井吹出口6から作業域2の全
域に対して吹出供給する。
【0016】また、作業域2の床部は格子床9として域
内空気をこの格子床9を介し吸引口10へ吸引排気し、
これら天井吹出口6からの換気用空気saの吹き出しと
格子床9を介しての域内空気排出とをもって、域内の浮
遊塗料ミストを迅速に域内から排除するための下向き換
気用気流afを作業域2の域内全域にわたって形成する
ようにしてある。
【0017】なお、6fは天井吹出口6に張設したフィ
ルタである。
【0018】給気チャンバ8のうち作業域2における幅
方向の両側部に対応位置する部分8aと中央部に対応位
置する部分8bとに対する換気用空気saの供給比はダ
ンパ操作により設定するようにしてあり、この供給比設
定により、図1に示す如く、天井吹出口6からの換気用
空気saの吹出速度v1,v2を、作業域2のうち幅方
向における両側部と中央部とについて各別に設定するよ
うにしてある。
【0019】また、天井吹出口6のうちブース長手方向
において作業域間の境界部に対応する部分6cは、給気
チャンバ8に内装のファンユニット11により作業域2
に対する上記の吹出速度v1,v2よりも大きな吹出速
度v3で換気用空気saを吹き出すようにし、これによ
り、作業域間の境界部にエアーカーテンをacを形成し
て、作業域間にわたる浮遊塗料ミスト移行を防止する。
【0020】各作業域2における塗装機5(図では被塗
物上面塗装用の自動塗装機を示すが、その他、側面塗装
用の自動塗装機やロボット型塗装機等)は、所定間隔で
の被塗物搬送において被塗物不存部分が各々の吹き付け
作業範囲に対応位置するとき、各々が備える塗装ガン5
aを格子床9近くの所定洗浄位置Xに移動させ、その洗
浄位置Xで内部残存塗料に続き空気及びシンナーを下向
きに噴出させて塗色の変更等のために内部流路を洗浄す
る洗浄噴出を実施する。
【0021】また、この洗浄噴出時において、天井吹出
口6のうち上記の洗浄位置Xに対応する部分6xから
は、給気チャンバ8に内装のファンユニット12により
前述の作業域両側部と中央部とに対する吹出速度v1,
v2よりも大きな吹出速度v4で換気用空気saを吹き
出させ、これにより、洗浄噴出時の塗装ガン5aの周り
に作業域他部の換気用気流afよりも高速の気流域ax
を局部的に形成して、塗装ガン5aからの噴出物の拡が
り飛散を防止する。
【0022】このファンユニット12は、吹出速度v
1,v2を異ならせる作業域2の両側部と中央部とに対
応させて分割構成してあり、これら分割部分12a,1
2bの夫々は、洗浄位置対応吹出口部分6xに対するチ
ャンバとしてのボックス14と、そのボックス14内に
給気チャンバ8内の換気用空気saを取り入れて洗浄位
置対応吹出口部分6xから吹き出させるファン13とに
より構成してある。
【0023】そして、ファンユニット12における各分
割部分12a,12b夫々のファン13に対する出力調
整により、下方の対応塗装機5が塗装作業状態にあると
きと洗浄噴出状態にあるときとで、洗浄位置対応吹出口
部分6xからの吹出速度を切り換え、これにより、下方
の対応塗装機5が塗装作業状態にあるときは、作業域両
側部と中央部との夫々について作業域2の他部と同様の
吹出速度v1,v2で換気用空気saを洗浄位置対応吹
出口部分6xから吹き出させ、一方、下方の対応塗装機
5が洗浄噴出状態にあるときにのみ作業域2の他部より
も高速の吹出速度v4で換気用空気saを洗浄位置対応
吹出口部分6xから吹き出させて上記の飛散防止用気流
域axを局部形成する。
【0024】なお、ファンユニット12におけるボック
14は、天井吹出口6におけるフィルタ6fのうち洗
浄位置対応吹出口部分6xのフィルタ6fを他部と同様
に給気チャンバ8の内側から交換作業できるように、
3において二点鎖線で示す如く給気チャンバ8内におい
て開閉操作自在に構成してある。 〔別実施例〕 次に別実施例を列記する。
【0025】図5に示すように、洗浄噴出時の塗装ガン
5a周りに形成する飛散防止用の高速気流域axとし
て、図5に示すように、塗装ガン5aの周部をエアーカ
テーンで仕切る如き形態の気流域を形成してもよく、飛
散防止用気流域axの具体的気流形態は種々の変更が可
能である。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装時を示す正面視断面図
【図2】塗装ガン噴出洗浄時を示す正面視断面図
【図3】塗装ガン噴出洗浄時を示す縦断面図
【図4】平面図
【図5】別実施例を示す縦断面図
【符号の説明】
2 作業域 4 被塗物 5a 塗装ガン 6,9,10 換気手段 12 気流形成手段 af 換気用気流 ax 飛散防止用高速気流域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 15/12 A62B 13/00 F24F 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ガン(5a)により被塗物(4)を
    吹き付け塗装する作業域(2)において、その天井部か
    ら床部へわたる換気用気流(af)を形成する換気手段
    (6),(9),(10)を設けた塗装設備であって、 前記塗装ガン(5a)の洗浄のための噴出操作時に、
    記天井部からの吹出換気用気流(af)のうち前記塗装
    ガン(5a)に向かう換気用気流(af)の前記作業域
    (2)への吹出速度を前記作業域(2)の他部に対する
    換気用気流(af)の吹出速度よりも増大させて、前記
    塗装ガン(5a)の周りに飛散防止用の高速気流域(a
    x)を形成する気流形成手段(12)を設けてある塗装
    設備。
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