JPH06154677A - 塗装ブース - Google Patents

塗装ブース

Info

Publication number
JPH06154677A
JPH06154677A JP4316919A JP31691992A JPH06154677A JP H06154677 A JPH06154677 A JP H06154677A JP 4316919 A JP4316919 A JP 4316919A JP 31691992 A JP31691992 A JP 31691992A JP H06154677 A JPH06154677 A JP H06154677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated
air
coating
ceiling
ventilation air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4316919A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Soshi
富士雄 曽雌
Takushi Hisamoto
卓志 久本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taikisha Ltd filed Critical Taikisha Ltd
Priority to JP4316919A priority Critical patent/JPH06154677A/ja
Publication of JPH06154677A publication Critical patent/JPH06154677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B16/00Spray booths
    • B05B16/60Ventilation arrangements specially adapted therefor

Abstract

(57)【要約】 【構成】 被塗物4を噴霧塗装する作業域2において、
その天井部6のほぼ全面から換気用空気saを下向きに
吹出供給し、かつ、床部9から域内空気を排気する塗装
ブースにおいて、前記天井部6における換気用空気sa
の吹出構成を、被塗物存在位置に対応位置する部分6a
と、その被塗物存在位置に隣接の被塗物不存位置に対応
位置する部分6bとに区分し、被塗物存在位置に対応位
置する天井部分6aからの換気用空気saの吹出風速V
aを、被塗物不存位置に対応位置する天井部分6bから
の換気用空気saの吹出風速Vbよりも小さくしてあ
る。 【効果】 滞留塗料ミストを域内から排除する機能は保
ちながら、換気用気流による塗料ミスト噴霧パターンの
崩れを防止し、また、塗着効率の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被塗物を噴霧塗装する
作業域において、その天井部のほぼ全面から換気用空気
を下向きに吹出供給し、かつ、床部から域内空気を排気
する塗装ブースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗装ブースにおいては、図3に示
すように、作業域2における天井部6のほぼ全面から換
気用空気saを下向きに吹き出させるのに、その天井部
全面にわたって均一な吹出風速Vx(例えば、Vx=
0.4〜0.5m/s程度)で換気用空気を吹き出させ
ていた。
【0003】また、被塗物4に塗着せずに作業域2内に
滞留する塗料ミストを極力迅速に排気とともに作業域2
から排除する機能は保ちながら、作業域2に対する全体
の換気用空気供給量を少なくして省エネを図る観点か
ら、図4に示すように、天井部6における換気用空気s
aの吹出構成を、被塗物存在位置に対応位置する部分6
aと、その被塗物存在位置に隣接の被塗物不存位置に対
応位置する部分6bとに区分して、被塗物存在位置に対
応位置する天井部分6aからの換気用空気saの吹出風
速Vyを被塗物不存位置に対応位置する天井部分6bか
らの換気用空気saの吹出風速Vzをより大きくしたも
の(例えば、Vy=0.4m/sに対してVz=0.2
〜0.3m/s)もあった(例えば、特公昭64−59
46号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き従
来のいずれの吹出形態においても、被塗物存在高さにお
ける域内気流の速度分布を見た場合、天井部6から床部
9へ向かう気流に対し被塗物4そのものが障害物となっ
て、被塗物存在位置に対応位置する天井部分から吹き出
された換気用空気saが被塗物4を迂回する状態で被塗
物側面に沿う気流経路に集中するため、図5に示す如く
被塗物側面近傍での気流速が被塗物4から離れた他部に
比べて特異的に高速化し、このため、塗装ガン5aから
の塗料ミスト噴霧パターンP(噴霧した塗料ミスト群が
形成する形状)が所期のパターン(一点鎖線で示す)か
ら大きく崩れ、これにより塗膜の均一化が困難になって
塗装品質の低下を招いたり、また、被塗物側面近傍の高
速気流とともに運び去られる塗料ミストが多くなって塗
着効率が低下し、これにより塗料浪費によるコストの増
大を招く等の問題があった。
【0005】殊に近年は、より高い塗装品質が要求され
ることに対し、塗装ガン5aから噴霧する塗料ミストの
粒径を小さくするとともに噴霧速度を低速化する傾向が
あり、このような傾向の中で上記の問題が一層顕著とな
っていた。
【0006】また、天井部6からの換気用空気saの吹
出風速を全体的に小さく(図3に示す吹出形態ではVx
を、また、図4に示す吹出形態ではVy及びVzの双方
を小さく)して上記の問題を回避しようとする場合に
は、作業域2における平均気流速の低下により滞留塗料
ミスト(被塗物に塗着せずに作業域内に滞留する塗料ミ
スト)に対する排除機能が低下し、このため、次の被塗
物に対する色移りによる塗装品質の低下、域内装置に対
する塗料付着量の増加による清掃作業負担の増大、さら
には、域内装置に付着した塗料が再度剥離飛散して被塗
物に付着することによる塗装品質の低下といった問題が
生じ易くなる。
【0007】本発明の目的は、天井部からの換気用空気
の吹き出しにおいて合理的な吹出形態を採用すること
で、上記問題の解消を図る点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による塗装ブース
の特徴構成は、被塗物を噴霧塗装する作業域において、
その天井部のほぼ全面から換気用空気を下向きに吹出供
給し、かつ、床部から域内空気を排気する構成におい
て、前記天井部における換気用空気の吹出構成を、被塗
物存在位置に対応位置する部分と、その被塗物存在位置
に隣接の被塗物不存位置に対応位置する部分とに区分
し、被塗物存在位置に対応位置する天井部分からの換気
用空気の吹出風速を、被塗物不存位置に対応位置する天
井部分からの換気用空気の吹出風速よりも小さくしてあ
ることにあり、その作用・効果は次の通りである。
【0009】
【作用】つまり、上記の特徴構成によれば、被塗物存在
位置に対応位置する天井部分からの換気用空気の吹出風
量が小さくなって被塗物を迂回する状態の気流量が少な
くなることにより、被塗物側面近傍での気流集中による
気流速の高速化が抑止される。
【0010】
【発明の効果】その結果、塗装ガンからの塗料ミスト噴
霧パターンの崩れを防止できて塗膜の均一化が容易とな
り、これにより塗装品質を向上できる。
【0011】また、塗着効率を向上できて塗料の浪費を
回避でき、これにより塗装経費を安価にできる。
【0012】しかも、被塗物存在位置に隣接の被塗物不
存位置に対応位置する天井部分からの換気用空気の吹出
風速は高く保って、滞留塗料ミストに対する排除機能を
確保することで、また、上記の如き塗着効率の向上によ
り浮遊量ミストの発生量そのものを少なくできること
で、滞留塗料ミストによる次の被塗物への色移りや、域
内装置への塗料付着といった不都合も効果的に回避でき
る。
【0013】さらに、天井部の全体から均等な吹出風速
で換気用空気を吹き出す形態に比べ、被塗物存在位置に
対応位置する天井部分からの吹出風量の少量化により、
換気用空気の全体吹出風量、及び、作業域からの全体排
気風量を少なくできることで、給排気のための設備コス
ト及びランニングコストをも安価なものとすることがで
きる。
【0014】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0015】1はトンネル状の塗装ブースであり、ブー
ス内の作業域2において搬送装置3により所定間隔で搬
送する被塗物4(自動車ボディー)を域内に設置した塗
装機5により順次、噴霧塗装する。
【0016】作業域2の天井部はその全面を天井吹出口
6とし、給気ダクト7から給気チャンバ8に供給される
換気用空気saを、その天井吹出口6から作業域2の全
域に対して下向きに吹出供給する。
【0017】また、作業域2の床部は格子床9として域
内空気をこの格子床9を介し吸引口10へ吸引排気し、
これら天井吹出口6からの換気用空気saの吹き出しと
格子床9を介しての域内空気排出とをもって、域内の滞
留塗料ミスト(被塗物4に塗着せずに域内で浮遊滞留す
る塗料ミスト)を迅速に域内から排除する。
【0018】なお、6fは天井吹出口6に張設したフィ
ルタである。
【0019】給気チャンバ8は内部仕切り11により作
業域2の幅方向において区画してあり、このチャンバ区
画により天井吹出口6を、作業域2における中央部の被
塗物存在位置に対し対応位置する中央口6aと、作業域
2で被塗物存在位置の両側に隣接する被塗物不存位置に
対し対応位置する側部口6bとに区分してある。
【0020】12a,12bは、中央口6aに対するチ
ャンバ部分8a、及び、各側部口6bに対するチャンバ
部分8bの夫々へ供給する換気用空気saの量を調整す
るダンパであり、これらダンパ12a,12bによる供
給量調整により、中央口6aからの換気用空気saの吹
出風速Va、及び、各側部口6bからの換気用空気sa
の吹出風速Vbを夫々所定の値に調整する。
【0021】また、その吹出風速調整において、中央口
6aからの吹出風速Vaの調整値は、各側部口6bから
の吹出風速Vbの調整値よりも所定値だけ小さい値(例
えば、Va=0.2m/sに対しVb=0.3m/sと
いった値)としてある。
【0022】つまり、被塗物存在位置に対応位置する中
央口6aからの吹出風速Vaを、被塗物不存位置に対応
位置する各側部口6bからの吹出風速Vbより小さい値
とすることにより、中央口6aから吹き出された換気用
空気saの気流が被塗物4を迂回する状態で被塗物4の
両側に集中することによる気流速の高速化を抑制して、
図2に示す如く被塗物側面近傍の気流速と被塗物側面か
ら離れた所の気流速とを平準化し、これにより、塗装ガ
ン5aからの塗料ミスト噴霧パターンPの崩れを防止し
て均一塗膜の形成を容易にするとともに、気流とともに
運び去られる噴霧塗料ミストを少なくして高い塗着効率
を確保する。
【0023】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0024】天井部6における換気用空気saの吹出構
成を、被塗物存在位置に対応位置する部分6aと、その
被塗物存在位置に隣接の被塗物不存位置に対応位置する
部分6bとに区分する具体的構造は種々の構成変更が可
能である。
【0025】被塗物存在位置に対応位置する天井部分6
aからの換気用空気saの吹出風速Va、及び、被塗物
不存位置に対応位置する天井部分6bからの換気用空気
saの吹出風速Vb、並びに、被塗物存在位置に対応位
置する天井部分6aからの吹出風速Vaを被塗物不存位
置に対応位置する天井部分6bからの吹出風速Vbより
どの程度小さい値とするかは適宜決定すればよい。
【0026】被塗物4は自動車ボディーに限定されるも
のではない。
【0027】前述の実施例構成において、床部9のうち
被塗物存在位置の下方部分における排気面風速を被塗物
不存位置の下方部分における排気面風速よりも大きくす
る排気風速調整手段を設け、これにより、被塗物下方に
滞留しがちな塗料ミストを効果的に排除する構成として
もよい。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す塗装ブースの断面図
【図2】被塗物高さでの気流速分布を示すグラフ
【図3】従来例を示す塗装ブースの断面図
【図4】他の従来例を示す塗装ブースの断面図
【図5】従来における被塗物高さでの気流速分布を示す
グラフ
【符号の説明】
2 作業域 4 被塗物 6 天井部 6a,6b 天井部分 9 床部 sa 換気用空気 Va,Vb 吹出風速

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物(4)を噴霧塗装する作業域
    (2)において、その天井部(6)のほぼ全面から換気
    用空気(sa)を下向きに吹出供給し、かつ、床部
    (9)から域内空気を排気する塗装ブースであって、 前記天井部(6)における換気用空気(sa)の吹出構
    成を、被塗物存在位置に対応位置する部分(6a)と、
    その被塗物存在位置に隣接の被塗物不存位置に対応位置
    する部分(6b)とに区分し、被塗物存在位置に対応位
    置する天井部分(6a)からの換気用空気(sa)の吹
    出風速(Va)を、被塗物不存位置に対応位置する天井
    部分(6b)からの換気用空気(sa)の吹出風速(V
    b)よりも小さくしてある塗装ブース。
JP4316919A 1992-11-26 1992-11-26 塗装ブース Pending JPH06154677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316919A JPH06154677A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 塗装ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316919A JPH06154677A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 塗装ブース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06154677A true JPH06154677A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18082380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4316919A Pending JPH06154677A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 塗装ブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06154677A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4820181A (en) * 1987-04-13 1989-04-11 Yazaki Corporation Watertight connector
JP2008155177A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Honda Motor Co Ltd 塗装ブースの整流装置
US9643118B2 (en) 2005-03-24 2017-05-09 Durr Systems, Inc. Device for removing wet paint overspray
WO2017081938A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 トリニティ工業株式会社 塗装ブース
WO2017122383A1 (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 トリニティ工業株式会社 塗装ブース
JP6959480B1 (ja) * 2021-07-05 2021-11-02 株式会社大気社 塗装設備

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4820181A (en) * 1987-04-13 1989-04-11 Yazaki Corporation Watertight connector
US9643118B2 (en) 2005-03-24 2017-05-09 Durr Systems, Inc. Device for removing wet paint overspray
JP2008155177A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Honda Motor Co Ltd 塗装ブースの整流装置
WO2017081938A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 トリニティ工業株式会社 塗装ブース
CN108136429A (zh) * 2015-11-12 2018-06-08 得立鼎工业株式会社 涂装室
EP3375533A4 (en) * 2015-11-12 2018-10-24 Trinity Industrial Corporation Painting booth
WO2017122383A1 (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 トリニティ工業株式会社 塗装ブース
JP6959480B1 (ja) * 2021-07-05 2021-11-02 株式会社大気社 塗装設備
KR102463573B1 (ko) * 2021-07-05 2022-11-03 가부시키가이샤 다이키샤 도장 장치
WO2023281567A1 (ja) * 2021-07-05 2023-01-12 株式会社大気社 塗装設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06154677A (ja) 塗装ブース
JP2017124357A (ja) 塗装ブース
KR870001594B1 (ko) 스프레이 도장용 부우드(booth)
JPH0214106B2 (ja)
JPH08266988A (ja) 給気付塗装ブース
JPH039784B2 (ja)
JP2914762B2 (ja) 塗装設備
JPH0614801Y2 (ja) 塗装ブース
JPH06423A (ja) 塗装装置
JPH01168371A (ja) 塗装ブース
JPH06246222A (ja) スプレーコーティング方法および装置
JPS643505Y2 (ja)
JPH08281154A (ja) 加湿塗装方法と装置
JPH0531418A (ja) 塗装設備
JPS62277173A (ja) 塗装ブ−ス
JPH0461700B2 (ja)
JPH01210069A (ja) 塗装ブース
JP3335672B2 (ja) 塗装設備
JPS59156457A (ja) 塗装ブ−ス
JPH11221516A (ja) 塗装方法
JPH0838964A (ja) 塗装ブース
JPH07328501A (ja) 塗装装置
JP2007029839A (ja) 少量排気スプレー塗装室
JPH0215265B2 (ja)
JPS641019Y2 (ja)