JPH04253303A - トリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路 - Google Patents

トリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路

Info

Publication number
JPH04253303A
JPH04253303A JP3008888A JP888891A JPH04253303A JP H04253303 A JPH04253303 A JP H04253303A JP 3008888 A JP3008888 A JP 3008888A JP 888891 A JP888891 A JP 888891A JP H04253303 A JPH04253303 A JP H04253303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
external electrodes
trimming
resistance value
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3008888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2663725B2 (ja
Inventor
Teruhiro Satou
佐藤 照裕
Tomio Wada
和田 富夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3008888A priority Critical patent/JP2663725B2/ja
Publication of JPH04253303A publication Critical patent/JPH04253303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2663725B2 publication Critical patent/JP2663725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器に使用す
るトリミング用抵抗器並びに各種電子機器やハイブリッ
トICに使用するトリミング用抵抗回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複数の外部電極のすべてに接続した1個
の膜状抵抗体に調整溝を形成して抵抗値を調整するよう
なトリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路につ
いて、本出願人は先に特願平2−73239号および特
願平2−73240号として提供した。以下、上記従来
のトリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路につ
いて図面を参照しながら説明する(なお、各平面図は理
解しやすくするため、その一部に断面図と同方向の斜線
を付している。)。
【0003】図4(A)、(B)は第1の従来例におけ
るトリミング用抵抗器を示し、(A)は平面図、(B)
は(A)の4B−4B線に沿う断面図である。
【0004】図4(A)、(B)に示すように、アルミ
ナ等から成る直方体状の絶縁基板51の長辺方向の両端
部上に計4個の外部電極52a、52b、52c、52
dを形成する。各外部電極52a、52b、52c、5
2dはパラジウム−銀系材料から成り、絶縁基板51の
主面の中心に対して線対称、あるいは点対称となる形状
および位置関係に配置している。絶縁基板51上には各
外部電極52a、52b、52c、52dのすべてに接
続し、酸化ルテニウム系材料から成り、膜状抵抗体であ
る厚膜抵抗体53を形成する。厚膜抵抗体53は低融点
ガラスや樹脂等から成る保護膜54により被覆している
【0005】図5(A)、(B)は図4(A)、(B)
に示す第1の従来例のトリミング用抵抗器55を配線基
板上にはんだ付けして構成したトリミング用抵抗回路を
示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【0006】図5(A)、(B)に示すように、一般的
な方法や材料によって構成された配線基板56上のはん
だ付け用のランド57a、57b、57c、57dにト
リミング用抵抗器55の外部電極52a、52b、52
c、52dをリフロー、ディップ、はんだごて等の一般
的な方法ではんだ58により接合する。そして、厚膜抵
抗体53に保護膜54上から抵抗器端子59、60側の
外部電極52a、52b間の中央部の端部から長手方向
に沿って、すなわち、他方の外部電極52c、52dの
間に向かって、レーザ、サンドブラスト、カッター等の
一般的な方法により調整溝61を切り進むことにより、
抵抗器端子59、60間の抵抗値を調整する。
【0007】図6は上記第1の従来例における調整溝6
1の切り込みに伴う抵抗器端子59、60間の抵抗値変
化特性を示す図である。抵抗値変化率は厚膜抵抗体53
の形状、寸法、外部電極52a、52b、52c、52
dの位置、寸法等により変化するが、一般的に実用上、
10倍程度の抵抗値変化率を得ることができる。
【0008】図7は図4(A)、(B)に示す第1の従
来例のトリミング用抵抗器55を配線基板上にはんだ付
けして構成した第2の従来例のトリミング用抵抗回路を
示す平面図である。
【0009】本例においては、図7に示すように、抵抗
器端子59、60側とは反対側の2個のランド57c、
57dをバイパス用の配線パターン62によって接続す
る。そして、同様に厚膜抵抗体53に抵抗器端子59、
60側の外部電極52a、52b間の端縁から調整溝6
1を切り込み、抵抗器端子59、60間の抵抗値を調整
するようにしたものであり、その他の構成は上記従来例
と同様である。
【0010】図8は図7に示すトリミング用抵抗回路に
おける調整溝61の切り込みに伴う抵抗器端子59、6
0間の抵抗値変化特性を示す図である。本例においては
、図7に鎖線で示すように、調整溝61の切り込み長さ
が長くなり、厚膜抵抗体53の残部63が少なくなり、
この部分の抵抗値が大きくなった場合、電流が残部63
よりも、より抵抗値の低い配線パターン62の方により
多く分流するようになるので、残部63に対する電流集
中、許容電力の低下を起こすことがなく、したがって、
より大幅な抵抗値変化率が得られる範囲まで調整溝61
を長く切り込むことができる。仮に、厚膜抵抗体53を
誤って完全に切断しても、配線パターン62により接続
しているので、抵抗器端子59、60間の抵抗値は無限
大とはならず、厚膜抵抗体53や切り込みの条件で決ま
るある一定値になり、他の部品を破損したり、異常動作
を起こすことがない。
【0011】図9(A)、(B)は第3の従来例のトリ
ミング用抵抗器を示し、(A)は平面図、(B)は(A
)の9B−9B線に沿う断面図である。
【0012】本例においては、図9(A)、(B)に示
すように、抵抗器端子側の2個の外部電極52a、52
b同士と、反対側の外部電極52c、52d同士を絶縁
基板51上で三角形状に延長し、厚膜抵抗体53の端縁
部において点接触させる。そして、このトリミング用抵
抗器を用い、図5または図7に示すように、トリミング
用抵抗回路を構成し、厚膜抵抗体53に抵抗器端子59
、60側の外部電極52a、52b間の端縁から外部電
極52a、52bと共に調整溝61を切り込み、抵抗器
端子59、60間の抵抗値を調整するようにしたもので
あり、その他の構成は上記従来例と同様である。
【0013】図10は図9(A)、(B)に示すトリミ
ング用抵抗器における調整溝61の切り込みに伴う抵抗
器端子59、60間の抵抗値変化特性を示す図である。 この場合、外部電極52a、52bの接触点から外部電
極52a、52bと共に厚膜抵抗体53に調整溝61を
切り込むが、切り込み前には外部電極52a、52bが
接触しているので、抵抗器端子59、60間の抵抗値は
ほぼ零であり、外部電極52a、52bの接触点が切断
されると抵抗値が直ちに増加し始め、外部電極52a、
52bの三角形状部の作用により以後は滑らかに増加を
続ける。更に、調整溝61が長くなると、図6、図8と
同様の傾向で抵抗器端子間の抵抗値が増加する。
【0014】図11は他の第4のトリミング用抵抗回路
を示す平面図である。本例においては、図11に示すよ
うに、配線パターン62の途中にトリミング用抵抗器5
5と同様に構成され、絶縁基板64と、外部電極65a
、65bと、膜状抵抗体66と、保護膜67から成るト
リミング用抵抗器68をはんだ付けにより接続する。 そして、厚膜抵抗体53に抵抗器端子59、60側の外
部電極52a、52b間の端縁から調整溝61を切り込
み、抵抗器端子59、60間の抵抗値を調整するように
したものであり、その他の構成は上記従来例と同様であ
る。
【0015】図12は図11に示すトリミング用抵抗回
路における調整溝61の切り込みに伴う抵抗器端子59
、60間の抵抗値変化特性を示す図である。厚膜抵抗体
53における調整溝61の切り込み深さが深くなり、抵
抗器端子59、60側とは反対側の2個の外部端子52
c、52d間の残部63が少なくなると、この部分の抵
抗値は急激に上昇する。このとき、バイパス抵抗器68
が無限大であれば抵抗器端子59、60間の抵抗値は上
記のように急激に上昇し、これとは逆に、バイパス抵抗
器68の値が零であれば大部分の電流は、バイパス抵抗
器68側を流れるので、抵抗器端子59、60間の抵抗
値は変化しなくなる。そこで、バイパス抵抗器68を適
当な値に設定すると、電流は厚膜抵抗体53とバイパス
抵抗器68に分流され、切り込みが進行するに従って厚
膜抵抗体53側の抵抗値は上昇するが、電流は徐々にバ
イパス抵抗器68側に多く流れるようになり、合成抵抗
値は徐々に上昇する。その結果、図12に示すように、
2個の外部電極52c、52d間で厚膜抵抗体53を切
断するときも抵抗器端子59、60間の抵抗値は徐々に
増加し、その間の抵抗値を設定する精度を確保すること
ができる。
【0016】図13は他の第5のトリミング用抵抗回路
を示す平面図である。本例においては、図13に示すよ
うに、抵抗器端子59、60側の2個の外部電極52a
、52b同士を絶縁基板51上で三角形状に延長し、厚
膜抵抗体53の端縁部において点接触させる。そして、
厚膜抵抗体53に抵抗器端子59、60側の外部電極5
2a、52b間の端縁から外部電極52a、52bと共
に調整溝61を切り込み、抵抗器端子59、60間の抵
抗値を調整するようにしたものであり、その他の構成は
上記従来例と同様である。
【0017】図14は図13に示すトリミング用抵抗回
路における調整溝61の切り込みに伴う抵抗器端子59
、60間の抵抗値変化特性を示す図である。この場合、
外部電極52a、52bの接触点から外部電極52a、
52bと共に厚膜抵抗体53に調整溝61を切り込むが
、切り込み前には外部電極52a、52bが接触してい
るので、抵抗器端子59、60間の抵抗値はほぼ零であ
り、外部電極52a、52bの接触点が切断されると抵
抗値が直ちに増加し始め、外部電極52a、52bの三
角形状部の作用により以後は滑らかに増加を続ける。更
に、調整溝61が長くなると、図12と同様の傾向で抵
抗器端子59、60間の抵抗値が増加する。
【0018】次に、配線基板に外部電極と、これら外部
電極のすべてに接続する1個の膜状抵抗体とを印刷によ
り形成し、抵抗器端子側の2個の外部電極間から膜状抵
抗体に調整溝を切り込み、抵抗器端子間の抵抗値を変化
させるようにしたトリミング用印刷抵抗回路について説
明する(なお、各平面図は理解しやすくするため、断面
図と同方向の斜線を示している。)。
【0019】図15(A)、(B)は第6の従来例にお
けるトリミング用印刷抵抗回路を示し、(A)は平面図
、(B)は(A)の15B−15B線に沿う断面図であ
る。
【0020】図15(A)(B)に示すように、アルミ
ナ等から成る配線基板71上にパラジウム−銀系材料か
ら成る4個の外部電極72a、72b、72c、72d
を印刷、焼成して形成する。これらの外部電極72a、
72b、72c、72dは点対称となる形状および位置
関係に配置する。図において右側の2個の外部電極72
a、72bはこれと同系の材料から成る抵抗器端子73
、74に接続し、左側の2個の外部電極72c、72d
はこれと同系の材料から成るバイパス用の配線パターン
75によって相互に接続する。配線基板71上には各外
部電極72a、72b、72c、72dのすべてに接続
し、酸化ルテニウム系材料から成る膜状抵抗体である厚
膜抵抗体76を印刷、焼成して形成する。そして、厚膜
抵抗体76に抵抗器端子73、74側の外部電極72a
、72b間の中央部の端部から他方の外部電極72c、
72dの間に向かって、レーザ、サンドブラスト、カッ
ター等の一般的な方法によって調整溝77を切り進むこ
とにより、抵抗器端子73、74間の抵抗値を調整する
【0021】図16は上記第6の従来例における調整溝
77の切り込みに伴う抵抗器端子73、74間の抵抗値
変化特性を示す図である。本例においては、図15に鎖
線で示すように、調整溝77の切り込み長さが長くなり
、厚膜抵抗体76の残部78が少なくなり、この部分の
抵抗値が大きくなっても、電流はより抵抗値の低い配線
パターン75の方により多く流れるようになるので、残
部78に対する電流集中、許容電力の低下を起こすこと
がなく、したがって、大幅な抵抗値変化率が得られる範
囲まで調整溝77を長く切り込むことができる。仮に、
厚膜抵抗体76を誤って完全に切断しても、配線パター
ン75により接続しているので、抵抗器端子73、74
間の抵抗値は無限大とはならず、厚膜抵抗体76や切り
込みの条件で決まるある一定値を示す。
【0022】図17(A)、(B)は第7の従来例のト
リミング用印刷抵抗回路を示し、(A)はトリミング前
の状態の平面図、(B)はトリミング状態の平面図であ
る。
【0023】本例においては、図17(A)に示すよう
に、抵抗器端子73、74側の2個の外部電極72a、
72b同士を三角形状に延長し、厚膜抵抗体76の端縁
部において点接触させる。そして、図17(B)に示す
ように、外部電極72a、72bの接触点側から外部電
極72a、72bと共に厚膜抵抗体76に調整溝77を
切り込み、抵抗器端子73、74間の抵抗値を調整する
。その他の構成については図15に示す従来例と同様で
ある。
【0024】図18は図17(A)、(B)に示すトリ
ミング用抵抗回路における調整溝77の切り込みに伴う
抵抗器端子73、74間の抵抗値変化特性を示す図であ
る。この場合、調整溝77の切り込み前には外部電極7
2a、72bが点接触しているので、抵抗器端子73、
74間の抵抗値は零であり、以後は図16と同様の傾向
に従って抵抗値が増加する。
【0025】図19は第8の従来例のトリミング用印刷
抵抗回路を示す平面図である。本例においては、図19
に示すように、配線パターン75の途中にバイパス抵抗
体79を接続する。そして、厚膜抵抗体76に外部電極
72a、72bの間の内端から調整溝77を切り込み、
外部電極72a、72b間の抵抗値を調整するようにし
たものであり、その他の構成は図15に示す従来例と同
様である。本例において、調整溝77の切り込みに伴う
抵抗器端子73、74間の抵抗値変化は図12に示す特
性が得られる。
【0026】図20は第9の従来例のトリミング用印刷
抵抗回路を示す平面図である。本例においては、図20
に示すように、抵抗器端子73、74側の2個の外部電
極72a、72b同士を三角形状に延長し、厚膜抵抗体
76の端縁部において点接触させ、また、配線パターン
75の途中にバイパス抵抗体79を接続する。そして、
厚膜抵抗器76に外部電極72a、72bの間の内端か
ら調整溝77を切り込み、抵抗器端子73、74間の抵
抗値を調整するようにしたものであり、その他の構成は
図15に示す従来例と同様である。本例において、調整
溝77の切り込みに伴う抵抗器端子73、74間の抵抗
値変化特性は図14に示す特性が得られる。
【0027】このように、上記従来のトリミング用抵抗
器やトリミング用抵抗回路においても、膜状抵抗体を切
り込むことによって抵抗器端子の間の抵抗値をトリミン
グ調整することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】          
          しかしながら、上記従来のトリミ
ング用抵抗器やトリミング用抵抗回路においては次のよ
うな問題があった。
【0029】まず、図4に示すトリミング用抵抗器を用
いて図5に示すトリミング抵抗回路を構成した場合にお
いては、図6に示すように、膜状抵抗体53の切り込み
開始当初、抵抗器端子59、60間の抵抗値はあまり変
化せず、調整溝61が外部電極52a、52bの間を通
り過ぎた後、抵抗器端子59、60間の抵抗値が増加を
開始する。このように膜状抵抗体53を外部電極52a
、52b間の部分で切り込んでいる間はトリミング用抵
抗器としての機能を果たさず、ロス時間となる。また、
膜状抵抗体53の切り込みが進行し、抵抗器端子59、
60側とは反対側の2個の外部電極52c、52dの間
で膜状抵抗体53に調整溝61を形成するときには、抵
抗器端子59、60間の抵抗値が急激に増加し、抵抗器
端子59、60間の抵抗値を設定する精度を確保するこ
とができない。また、膜状抵抗体53の残部が少なくな
ってくると、この部分に電流集中を起こして抵抗値の経
時安定性が低下したり、許容電力の低下をもたらす。更
に、膜状抵抗体53を誤って完全に切断してしまうと抵
抗値は無限大となり、回路によっては他の部品を破壊し
たり、異常動作を起こすことがある。そのため実際にト
リミングに使用可能な領域は外部端子付近を除いた部分
に限定される。
【0030】図7に示すトリミング用抵抗回路を構成し
た場合では、図8に示すように、膜状抵抗体53の切り
込み開始当初において、上記と同様の問題があり、また
、抵抗器端子59、60側とは反対側の2個の外部電極
52c、52dの間付近で膜状抵抗体53に調整溝61
を形成するとき、抵抗値の低い配線パターン62により
電流はバイパスされてしまうので、抵抗器端子59、6
0間の抵抗値はある値以上には上昇せず、トリミング用
抵抗回路としての機能を果たさない。そのため、このト
リミング用抵抗回路においても、実際にトリミングに使
用可能な領域は外部端子52c、52d付近を除いた部
分に限定される。しかし、膜状抵抗体53の残部が少な
くなった場合の電流集中による問題を解消することがで
き、また、膜状抵抗体53を完全切断しても抵抗値が無
限大になることはなくなる。
【0031】図9に示すトリミング用抵抗器を使用した
場合、図10に示すように、膜状抵抗体53の切り込み
開始当初、抵抗器端子間の抵抗値は零から徐々に増加す
るので、この部分を切断している間もトリミング用抵抗
器としての機能を果たし、切り込み開始点付近での問題
を解消することができる。しかし、膜状抵抗体53の材
料と外部電極52a、52bである導体材料を同時に切
る必要があるため、切り込み条件の設定が困難となり、
また、外部電極52a、52bの接続点を正確に切らな
ければならず、位置合わせが困難となる。更に、抵抗器
端子側とは反対側の2個の外部電極52c、52d間付
近で膜状抵抗体53を切り込むときには、依然として上
記の問題点が残り、実際にトリミングに使用可能な領域
は外部端子52c、52d付近を除いた部分に限定され
る。
【0032】図11に示すトリミング用抵抗回路では、
図12に示すように、抵抗器端子59、60側とは反対
側の2個の外部電極52c、52d間付近で膜状抵抗体
53を切り込むときにも抵抗値は徐々に増加するので、
トリミング用抵抗回路としての機能を果たすようになる
が、依然として切り込み開始当初、抵抗器端子59、6
0間の抵抗値はあまり変化せず、抵抗器端子59、60
側の2個の外部電極52a、52b間で膜状抵抗体53
に切り込んでいる間はトリミング用抵抗回路としての機
能を果たさず、ロス時間となる。この点を改善したのが
図13に示すトリミング用抵抗回路であり、図14に示
すように、膜状抵抗体53の全域にわたり、トリミング
用抵抗回路としての機能を果たすようになるが、チップ
型トリミング用抵抗器においては対称性が失われるため
、配線基板56に対する実装作業が煩わしい。また、膜
状抵抗体53の材料と外部電極52a、52bである導
体材料を同時に切る必要があるため、切り込み条件の設
定が困難となる。更に、外部電極52a、52bの接続
点を正確に切らなければならず、位置合わせが困難とな
る。
【0033】一方、図15、17、19、20に示した
トリミング用印刷抵抗回路においても上記と同様の問題
がある。
【0034】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、トリミング作業のロス時間をなくすこと
ができ、また、調整溝の切り込み条件を容易に設定する
ことができるようにしたトリミング用抵抗器およびトリ
ミング用抵抗回路を提供し、また、配線基板に対して容
易に実装することができるようにしたトリミング用抵抗
器を提供し、また、膜状抵抗体全域をトリミングに使用
することができるようにしたトリミング用抵抗器および
トリミング用抵抗回路を提供することを目的とするもの
である。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のトリミング用抵抗器は、絶縁基板に複数の
外部電極を形成すると共に、上記各外部電極のすべてに
接続する膜状抵抗体を形成し、この膜状抵抗体に抵抗器
端子と接続する2個の外部電極の間で切除部を形成し、
この切除部の内縁を調整開始点として抵抗値の調整溝を
形成するようにしたものである。
【0036】そして、上記外部電極を対称となるように
4個形成し、上記調整溝を上記抵抗器端子側とは反対側
の2個の外部電極の間に向かって形成するようにするの
が好ましい。
【0037】また、本発明のトリミング用抵抗器は、上
記技術的手段における抵抗器端子側とは反対側の2個の
外部電極の間で抵抗器端子側の切除部と対称的に切除部
を膜状抵抗体に形成したものである。
【0038】また、上記目的を達成するための本発明の
トリミング用抵抗回路は、絶縁基板に対称となるように
4個の外部電極を形成すると共に、上記各外部電極のす
べてに接続する膜状抵抗体を形成し、この膜状抵抗体に
抵抗器端子と接続する2個の外部電極の間で切除部を形
成し、このトリミング用抵抗器の4個の外部電極を配線
基板に形成したランドにはんだ付けにより接続し、上記
ランドにおける抵抗器端子とは反対側のランド間にバイ
パス抵抗器を接続し、上記切除部の内縁を調整開始点と
してバイパス抵抗器側の2個の外部電極の間に向かって
調整溝を形成するようにしたものである。
【0039】そして、上記バイパス抵抗器側の2個の外
部電極の間で上記抵抗器端子側の切除部と対称的に切除
部を上記膜状抵抗体を形成するのが好ましい。
【0040】また、本発明のトリミング用抵抗回路は、
配線基板上に印刷により複数の外部電極を形成すると共
に、上記各外部電極のすべてに接続する膜状抵抗体を形
成し、この膜状抵抗体に抵抗端子となる2個の外部電極
の間で切除部を形成し、この切除部を切断開始点として
抵抗値の調整溝を形成するようにしたものである。
【0041】また、本発明のトリミング用抵抗回路は、
上記技術的手段における外部電極を4個形成し、抵抗器
端子となる2個の外部電極とは反対側の2個の外部電極
間に印刷によりバイパス抵抗体を接続したものである。
【0042】
【作用】したがって、本発明によれば、抵抗器端子側の
2個の外部電極間で膜状抵抗体に切除部を形成し、この
切除部の内縁を調整開始点として膜状抵抗体を切り込み
、調整溝を形成するので、膜状抵抗体に切り込みを開始
すると抵抗値を直ちに上昇させることができる。
【0043】また、トリミング用抵抗器において、抵抗
器端子側とは反対側の2個の外部電極の間で抵抗器端子
側の切除部と対称的に切除部を形成することにより、配
線基板に対する実装の方向性の制約をなくすことができ
る。
【0044】また、抵抗器端子側とは反対側の2個の外
部電極間にバイパス抵抗器、若しくはバイパス抵抗体を
接続することにより、このバイパス抵抗器、若しくはバ
イパス抵抗体側の外部電極の間で膜状抵抗体を切り込む
とき、電流をバイパス抵抗器、若しくはバイパス抵抗体
と膜状抵抗体に分流することができるので、抵抗器端子
の抵抗値の調整に利用することができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0046】図1(A)、(B)は本発明の一実施例に
おけるトリミング用抵抗器およびこのトリミング用抵抗
器を用いたトリミング用抵抗回路を示し、(A)は平面
図、(B)は(A)の要部の正面図である(なお、平面
図は理解しやすくするため、その一部に斜線を付してい
る。)。
【0047】図1(A)、(B)に示すように、アルミ
ナ等から成る直方体状の絶縁基板51の長辺方向の両端
部上に計4個の外部電極52a、52b、52c、52
dを形成する。各外部電極52a、52b、52c、5
2dはパラジウム−銀系材料から成り、絶縁基板51の
主面の中心に対して線対称、あるいは点対称となる形状
および位置関係に配置している。絶縁基板51上には各
外部電極52a、52b、52c、52dのすべてに接
続し、酸化ルテニウム系材料から成り、膜状抵抗体であ
る厚膜抵抗体53を形成する。この厚膜抵抗体53には
後述する抵抗器端子59、60と接続する2個の外部電
極52a、52bの中間部で切除部69をあらかじめ形
成する。この切除部69の内縁70は外部電極52a、
52bにおける52c、52d側寄り位置の内縁とほぼ
同一直線上となるように設定し、この内縁70を抵抗値
の調整開始点としている。本実施例においては、抵抗器
端子59、60側とは反対側の2個の外部電極52c、
52dの中間部に外部電極52a、52b間と同様の切
除部69を絶縁基板51の主面の中心に対して対称的に
形成している。厚膜抵抗体53は低融点ガラスや樹脂等
から成る保護膜54により被覆している。
【0048】このように構成したトリミング用抵抗器5
5の外部電極52a、52b、52c、52dを一般的
な材料や方法によって、構成された配線基板56のはん
だ付け用のランド57a、57b、57c、57dには
んだ58を用い、リフロー、ディップ、はんだごて等の
一般的なはんだ付け方法で接合する。抵抗器端子59、
60とは反対側の2個のランド57c、57dをバイパ
ス用の配線パターン62と、この配線パターン62の途
中に接続したバイパス抵抗器68により相互に接続して
いる。バイパス抵抗器68はトリミング用抵抗器55と
同様、絶縁基板64と、外部電極65a、65bと、膜
状抵抗体66と、保護膜67とから構成されている。
【0049】そして、厚膜抵抗体53に保護膜54上か
ら抵抗器端子59、60側の外部電極52a、52b間
の切除部69の内縁70を調整開始点として長手方向に
沿って、すなわち、他方の外部電極52c、52dの間
の切除部69に向かって、レーザ、サンドブラスト、カ
ッター等の一般的方法により調整溝61を切り進むこと
により、抵抗器端子59、60間の抵抗値を調整する。
【0050】図2は本実施例における調整溝61の切り
込みに伴う抵抗器端子59、60間の抵抗値変化特性を
示す図である。抵抗器端子59、60に接続された外部
電極52a、52bの間で厚膜抵抗体53には上記のよ
うにあらかじめ切除部69が形成されているので、調整
溝61の切り込み開始と同時に抵抗器端子59、60間
の抵抗値は増加を開始する。その後、逐次、厚膜抵抗体
53を切り進むことにより、抵抗器端子59、60間の
抵抗値は直線的に増加を続ける。更に、図1に鎖線で示
すように調整溝61を切り進み、厚膜抵抗体53の残部
が少なくなってきた場合、この部分の抵抗値は急激に上
昇する。このとき、バイパス抵抗器68が無限大であれ
ば、抵抗器端子59、60間の抵抗値は急激に上昇し、
これとは逆にバイパス抵抗器68の値が零であれば、大
部分の電流はバイパス抵抗器68側を流れるので、抵抗
器端子59、60間の抵抗値は変化しなくなる。そこで
、バイパス抵抗器68を適切な値に設定すると、電流は
厚膜抵抗体53とバイパス抵抗器68に分流され、切り
込みが進行するに従って厚膜抵抗体53側の抵抗値は上
昇するが、電流は徐々にバイパス抵抗器68側に多く流
れるようになり、合成抵抗値は徐々に上昇する。その結
果、図2に示すように、抵抗器端子59、60間の抵抗
値は徐々に増加し、その間の抵抗値を設定する精度を確
保することができる。
【0051】このように上記実施例によれば、切除部6
9の内縁70から調整溝61の切り込みを開始するので
、抵抗値の無変化領域がなくなり、切り込み開始時のロ
ス時間がなくなる。また、調整溝61を切り込む際、外
部電極52a、52bを切る必要がないので、切り込み
開始点の正確な位置合わせをする必要がなくなり、切断
条件の設定が容易になる。更に、4個の外部電極52a
、52b、52c、52dを対称的に形成すると共に、
切除部69を対称的に形成しているので、チップ型トリ
ミング用抵抗器として対称性を維持することができ、配
線基板56に対する実装において有利となる。また、バ
イパス抵抗器68を設けることにより厚膜抵抗体53を
おける外部電極52c、52d側で切り込むときにも抵
抗器端子59、60間の抵抗値を調整することができる
【0052】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図3(A)、(B)は本発明の他の実施例における
トリミング用抵抗回路を示し、(A)は平面図、(B)
は(A)の3B−3B線に沿う断面図である(なお、平
面図は理解しやすくするため、断面図と同方向の斜線を
示している。)。
【0053】図3(A),(B)に示すように、アルミ
ナ等から成る配線基板71上にパラジウム−銀系材料か
ら成る4個の外部電極72a,72b,72c,72d
を印刷、焼成して形成する。これらの外部電極72a,
72b,72c,72dは点対称となる形状および位置
関係に配置する。図において右側の2個の外部電極72
a,72bはこれと同系の材料から成る抵抗器端子73
、74に接続し、左側の2個の外部電極72c,72d
はこれと同系の材料から成るバイパス用の配線パターン
75と、この配線パターン75の途中に接続したバイパ
ス抵抗体79により相互に接続する。配線基板71上に
は各外部電極72a,72b,72c,72dのすべて
に接続し、酸化ルテニウム系材料から成る膜状抵抗体で
ある厚膜抵抗体76を印刷、焼成して形成する。この厚
膜抵抗体76には抵抗器端子73、74と接続している
2個の外部電極72a,72bの中間部で切除部80を
あらかじめ形成する。この切除部80の内縁81は外部
電極72a,72bにおける外部電極72c,72d側
寄り位置の内縁とほぼ同一直線上となるように設定し、
内縁81を抵抗値の調整開始点としている。
【0054】そして、厚膜抵抗体76に抵抗器端子73
、74側の外部電極72a,72b間の切除部80の内
縁81を調整開始点として長手方向に沿って、すなわち
、他方の外部電極72c,72dの間に向かって、レー
ザ、サンドブラスト、カッター等の一般的方法により調
整溝77を切り進むことにより、抵抗器端子73、74
間の抵抗値を調整する。本実施例においても調整溝77
の切り込みに伴う抵抗器端子73、74間の抵抗値は図
2に示す特性が得られる。
【0055】本実施例においても、上記実施例と同様に
、調整溝77の切り込み開始時のロス時間をなくすこと
ができ、切断条件を容易に設定することができ、厚膜抵
抗体76の全域にわたってトリミングに利用することが
できる等の利点を有する。
【0056】なお、上記各実施例においては、厚膜方式
のトリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路につ
いて述べたが、薄膜方式やポリマー方式、あるいは樹脂
基板により構成されたものであっても同様の効果を得る
ことができる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、抵抗
器端子側の2個の外部電極間で膜状抵抗体に切除部を形
成し、この切除部の内縁を調整開始点として膜状抵抗体
に切り込み、調整溝を形成するので、膜状抵抗体に切り
込みを開始すると抵抗値を直ちに上昇させることができ
る。したがって、トリミング作業のロス時間をなくすこ
とができる。また、膜状抵抗体のみを切り進めばよいの
で、調整溝の切り込み条件を容易に設定することができ
る。
【0058】また、トリミング用抵抗器において、抵抗
器端子側とは反対側の2個の外部電極の間で抵抗器端子
側の切除部と対称的に切除部を形成することにより、配
線基板に対する実装の方向性の制約をなくすことができ
る。したがって、配線基板に対して容易に実装すること
ができる。
【0059】また、抵抗器端子側とは反対側の2個の外
部電極間にバイパス抵抗器、若しくはバイパス抵抗体を
接続することにより、このバイパス抵抗器、若しくはバ
イパス抵抗体側の外部電極の間で膜状抵抗体を切り込む
とき、電流をバイパス抵抗器、若しくはバイパス抵抗体
と膜状抵抗体に分流することができるので、抵抗器端子
間の抵抗値の調整に利用することができる。したがって
、膜状抵抗体の全域にわたってトリミング作業に利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施例におけるトリミング
用抵抗器およびこのトリミング用抵抗器を用いたトリミ
ング用抵抗回路を示す平面図(B)は(A)の要部の正
面図
【図2】本発明の一実施例におけるトリミング用抵抗回
路によるトリミング時の抵抗値変化特性を示す図
【図3
】(A)は本発明の他の実施例におけるトリミング用抵
抗回路を示す平面図 (B)は(A)の3B−3B線に沿う断面図
【図4】(
A)は第1の従来例におけるトリミング用抵抗器を示す
平面図 (B)は(A)の4B−4B線に沿う断面図
【図5】(
A)は上記第1の従来例のトリミング用抵抗器を用いた
トリミング用抵抗回路を示す平面図(B)は(A)の正
面図
【図6】上記第1の従来例のトリミング用抵抗回路によ
るトリミング時の抵抗値変化特性を示す図
【図7】第2
の従来例のトリミング用抵抗回路を示す平面図
【図8】上記第2の従来例のトリミング用抵抗回路によ
るトリミング時の抵抗値変化特性を示す図
【図9】(A
)は第3の従来例のトリミング用抵抗器を示す平面図 (B)は(A)の9B−9B線に沿う断面図
【図10】
上記第3の従来例のトリミング用抵抗器を用いたトリミ
ング用抵抗回路によるトリミング時の抵抗値変化特性を
示す図
【図11】第4の従来例のトリミング用抵抗回路を示す
平面図
【図12】上記第4の従来例のトリミング用抵抗回路に
よるトリミング時の抵抗値変化特性を示す図
【図13】
第5の従来例のトリミング用抵抗回路を示す平面図
【図14】上記第5の従来例のトリミング用抵抗回路に
よるトリミング時の抵抗値変化特性を示す図
【図15】
(A)は第6の従来例のトリミング用抵抗回路を示す平
面図 (B)は(A)の15B−15B線に沿う断面図
【図1
6】上記第6の従来例のトリミング用抵抗回路によるト
リミング時の抵抗値変化特性を示す図
【図17】(A)
は第7の従来例のトリミング用抵抗回路を示すトリミン
グ前の状態の平面図(B)は同上のトリミング途中の状
態の平面図
【図18】上記第7の従来例のトリミング用抵抗回路に
よるトリミング時の抵抗値変化特性を示す図
【図19】
第8の従来例のトリミング用抵抗回路を示す平面図
【図20】第9の従来例のトリミング用抵抗回路を示す
平面図
【符号の説明】
51  絶縁基板 52a  外部電極 52b  外部電極 52c  外部電極 52d  外部電極 53  厚膜抵抗体 54  保護膜 55  トリミング用抵抗器 56  配線基板 57a  ランド 57b  ランド 57c  ランド 57d  ランド 58  はんだ 59  抵抗器端子 60  抵抗器端子 61  調整溝 62  配線パターン 68  バイパス抵抗器 69  切除部 70  内縁(調整開始点) 71  配線基板 72a  外部電極 72b  外部電極 72c  外部電極 72d  外部電極 73  抵抗器端子 74  抵抗器端子 75  配線パターン 76  厚膜抵抗体 77  調整溝 79  バイパス抵抗体 80  切除部 81  内縁(調整開始点)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  絶縁基板に複数の外部電極を形成する
    と共に、上記各外部電極のすべてに接続する膜状抵抗体
    を形成し、この膜状抵抗体に抵抗器端子と接続する2個
    の外部電極の間で切除部を形成し、この切除部の内縁を
    調整開始点として抵抗値の調整溝を形成するようにした
    トリミング用抵抗器。
  2. 【請求項2】  外部電極を対称となるように4個形成
    し、調整溝を抵抗器端子側とは反対側の2個の外部電極
    の間に向かって形成するようにした請求項1記載のトリ
    ミング用抵抗器。
  3. 【請求項3】  抵抗器端子側とは反対側の2個の外部
    電極の間で抵抗器端子側の切除部と対称的に切除部を膜
    状抵抗体に形成した請求項2記載のトリミング用抵抗器
  4. 【請求項4】  絶縁基板に対称となるように4個の外
    部電極を形成すると共に、上記各外部電極のすべてに接
    続する膜状抵抗体を形成し、この膜状抵抗体に抵抗器端
    子と接続する2個の外部電極の間で切除部を形成し、こ
    のトリミング用抵抗器の4個の外部電極を配線基板に形
    成したランドにはんだ付けにより接続し、上記ランドに
    おける抵抗器端子とは反対側のランド間にバイパス抵抗
    器を接続し、上記切除部の内縁を調整開始点としてバイ
    パス抵抗器側の2個の外部電極の間に向かって調整溝を
    形成するようにしたトリミング用抵抗回路。
  5. 【請求項5】  バイパス抵抗器側の2個の外部電極の
    間で抵抗器端子側の切除部と対称的に切除部を膜状抵抗
    体に形成した請求項4記載のトリミング用抵抗回路。
  6. 【請求項6】  配線基板上に印刷により複数の外部電
    極を形成すると共に、上記各外部電極のすべてに接続す
    る膜状抵抗体を形成し、この膜状抵抗体に抵抗器端子と
    なる2個の外部電極の間で切除部を形成し、この切除部
    を切断開始点として抵抗値の調整溝を形成するようにし
    たトリミング用抵抗回路。
  7. 【請求項7】  外部電極を4個形成し、抵抗器端子と
    なる2個の外部電極とは反対側の2個の外部電極間に印
    刷によりバイパス抵抗体を接続した請求項6記載のトリ
    ミング用抵抗回路。
JP3008888A 1991-01-29 1991-01-29 トリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路 Expired - Fee Related JP2663725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3008888A JP2663725B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 トリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3008888A JP2663725B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 トリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04253303A true JPH04253303A (ja) 1992-09-09
JP2663725B2 JP2663725B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=11705218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3008888A Expired - Fee Related JP2663725B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 トリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663725B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186267A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Taiyosha Electric Co Ltd 四端子構造の抵抗器の製造方法及び四端子構造の抵抗器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186267A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Taiyosha Electric Co Ltd 四端子構造の抵抗器の製造方法及び四端子構造の抵抗器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2663725B2 (ja) 1997-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5198794A (en) Trimmed resistor
KR20060042219A (ko) 칩 저항기 및 그 제조방법
US5043694A (en) Resistance element and method for trimming resistance element
JP2663725B2 (ja) トリミング用抵抗器およびトリミング用抵抗回路
JP2684935B2 (ja) トリミング用抵抗器
JPH07114322B2 (ja) 回路パタ−ン決定方法
JP2663690B2 (ja) トリミング用抵抗器
JP2701672B2 (ja) トリミング用抵抗器
JPH07118402B2 (ja) チップ型のトリミング用抵抗器およびその使用方法
JPH01302701A (ja) 印刷抵抗体
JP2867348B2 (ja) トリミング用印刷抵抗回路
JPH05109513A (ja) 厚膜抵抗体形成方法
JPS62122259A (ja) 厚膜混成集積回路の機能トリミング方法
JPH0547466Y2 (ja)
JPH09153411A (ja) 調整磁気デバイス
JPS63219105A (ja) 印刷抵抗体の抵抗値調整方法
JPH04297083A (ja) 混成集積回路基板とその製造方法
JPH0696914A (ja) 角形チップ抵抗器の製造方法
JPH0629773A (ja) 弾性表面波回路装置の実装方法
JPH03268301A (ja) トリミング用多重抵抗器
JPH0794309A (ja) トリミング用抵抗器の抵抗値制御方法
JPS59124701A (ja) 固体抵抗素子
JPH08148396A (ja) 複合電気部品
JPH03233992A (ja) 厚膜印刷基板
JPH10224127A (ja) 誘電体共振器及び誘電体フィルタ及びこれ等の周波数調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees