JPH04250457A - 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置

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JPH04250457A
JPH04250457A JP162391A JP162391A JPH04250457A JP H04250457 A JPH04250457 A JP H04250457A JP 162391 A JP162391 A JP 162391A JP 162391 A JP162391 A JP 162391A JP H04250457 A JPH04250457 A JP H04250457A
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JP162391A
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Masabumi Uehara
正文 上原
Kazuhiro Shimura
志村 和弘
Shinya Watanabe
真也 渡辺
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動現像機を用いて感光
性平版印刷版を自動的に搬送して現像処理する方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光性平版印刷版を自動現像機を
用いて多数枚処理する場合には、感光性平版印刷版を水
平搬送しながら現像液をスプレー状に吹き付けて現像処
理する方法や、多量の現像液を収容した現像処理槽に感
光性平版印刷版を湾曲させて搬送しながら浸漬させて現
像処理する方法が行われている。このような処理方法で
は現像液は繰り返し使用され、処理による現像液の疲労
及び空気中の炭酸ガスの吸収による現像液の疲労を補償
するため、補充方式が一般に使用されている。しかし、
補充方式には、現像液の交換の頻度は減少するが液交換
の必要があり、また、補充の管理が必要である上に、補
充精度の問題と感光性平版印刷版の品種差による補充の
ふれを解決するのは困難であった。
【0003】一方、感光性平版印刷版に常に新しい現像
液を供給して現像する方式が近年普及してきており、該
方式により、補充方式に伴う上記問題は解消されるが、
該方式には現像液の消費量が多くなる欠点がある。
【0004】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、第1に、常に
現像処理を安定に保ち得る感光性平版印刷版の処理方法
及び処理装置を提供することであり、第2に、現像液管
理が容易で、液交換の不要な感光性平版印刷版の処理方
法及び処理装置を提供することであり、第3に、補充装
置、補充液の不要な、安価な感光性平版印刷版の処理方
法及び処理装置を提供することであり、第4に、少量の
現像液を用いても常に均一な仕上がりを得ることができ
る感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置を提供する
ことである。
【0005】
【発明の構成】本発明の上記目的は、下記(1)の処理
方法及び(2)の処理装置によって達成される。
【0006】(1)自動現像機を用いて感光性平版印刷
版を自動的に搬送して現像処理する方法において、該感
光性平版印刷版を実質的に未使用の泡状の現像液と接触
させて現像した後に、実質的に未使用の不感脂化剤を感
光性平版印刷版1枚毎に供給して処理することを特徴と
する感光性平版印刷版の処理方法。 (2)感光性平版印刷版を自動的に搬送しながら処理す
る手段を有する処理装置であって、該手段が該感光性平
版印刷版に実質的に未使用の泡状の現像液を接触させて
現像する手段、及びその後に、該感光性平版印刷版1枚
毎に実質的に未使用の不感脂化剤を供給して不感脂化処
理する手段からなることを特徴とする感光性平版印刷版
の処理装置。 以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明を詳細に説
明する。なお、以下の説明で、同一構成要素には同一符
号を付し再度の説明を省略する。
【0007】第1図は本発明に係る処理装置の実施例を
示す概略断面図である。同図において、1は実質的に未
使用の現像液で現像を行う現像部、2は実質的に未使用
の不感脂化剤を感光性平版印刷版1枚毎に供給して不感
脂化処理を施すガム部、Sは感光性平版印刷版又はその
搬送路である。
【0008】4は搬入される感光性平版印刷版を現像前
に所定の温度範囲に加熱するプレヒートローラである。 プレヒートローラ4は、内部に加熱手段を有する少なく
とも1つのローラを含む1対のローラからなる。加熱手
段を有するローラとしては、熱伝導率の高い金属(例え
ば、アルミニウム、鉄等)からなる中空パイプの内部に
発熱体としてニクロム線等を埋設し、該金属パイプの外
側面をポリエチレン、ポリスチレン、テフロン等のプラ
スチックシートで被覆したものを使用することができる
。プレヒートローラの詳細については、特開昭64−8
0962号公報を参照することができる。
【0009】5、6は搬入ローラ、8、9はスクイズロ
ーラ、11は受けローラで感光性平版印刷版を水平状に
搬送するように構成されている。12は感光性平版印刷
版の搬入及び搬送方向長さを検知して図示しない制御機
構により後述する本装置の作動を制御するための光セン
サである。
【0010】現像部1において、13は実質的に未使用
の現像液を入れる現像液タンク、14は泡発生器、15
は現像液タンク13内の現像液を泡発生器14へ送る定
量ポンプ、16は泡発生器14へ空気あるいは窒素等の
気体を圧送するエアーポンプである。17はエアーポン
プ16で圧送した気体を泡発生器14へ送る気体挿入パ
イプ、17aは気体挿入パイプの先端に設け、泡発生器
14内の現像液中に空気を細分して吹き込み泡を発生さ
せる細孔ノズルである。細孔ノズル17aは硬質塩化ビ
ニルの一端を閉じたパイプに多数の細孔を設けたものや
ガラスの焼結体等を使用することができる。
【0011】19は泡発生器14で泡状にした現像液を
搬送中の感光性平版印刷版の上面(現像処理する面)に
均一の厚さに広げて供給するための泡状現像液ガイドで
、搬送面に平行にかつ近接して、搬送中の感光性平版印
刷版の上面との間に適宜の間隙を設けて設けられ平板状
部材からなり、その挿入端付近に設けられた現像液供給
口19aから搬送中の感光性平版印刷版と泡状現像液ガ
イド19の下面で構成される間隙に泡状現像液が送入さ
れるようになっている。20は泡発生器14で泡状にな
った現像液を泡状現像液ガイド19へ送るパイプである
。泡発生器14、気体挿入パイプ17、泡状現像液ガイ
ド19、パイプ20の材質はステンレス鋼、硬質塩化ビ
ニル樹脂等を使用することができる。
【0012】21は搬送面に平行に前後左右に摺動し搬
送中の感光性平版印刷版の上面を機械的に摩擦して現像
を促進するスイングブラシ、22は感光性平版印刷版を
下方から支えるガイド板で、その上面には、コロを設け
たり、ナイロン単糸等を植設する等、搬送抵抗を低減さ
せる手段を適用することが好ましい。23は廃液タンク
である。気体挿入パイプ17、パイプ20には必要によ
り、送られる気体又は泡状現像液を所定温度に加熱する
装置を付加してもよい。
【0013】ガム部2において、25は実質的に未使用
の不感脂化剤を入れるガム液タンク、26は該不感脂化
剤を感光性平版印刷版の版面に供給するスリットで、2
枚の板材から形成されるスリットから不感脂化剤を感光
性平版印刷版上に塗布するものであり、特開昭62−2
38564号公報の記載を参照できる。26aはスリッ
ト26に不感脂化剤を供給するスプレーノズル、28は
廃液タンクである。
【0014】上記装置において、制御機構は、光センサ
12の検出信号に基づき、感光性平版印刷版の搬入及び
感光性平版印刷版の搬送方向長さを検出し、プレヒート
ローラ4、搬入ローラ5,6、スクイズローラ8,9、
定量ポンプ15、エアーポンプ16、スイングブラシ2
1、定量ポンプ27が、それぞれ所定のタイミングで、
かつ感光性平版印刷版の搬送方向長さに応じた作動時間
で作動するように構成されている。
【0015】次に、第1図に示す装置の動作を説明する
【0016】まず、感光性平版印刷版が装置の図上左端
から処理すべき面を上にして挿入されると、光センサ1
2の検出信号に基づき、感光性平版印刷版の搬入及び感
光性平版印刷版の搬送長さが検知され、図示しない制御
装置により搬送ローラ5,6、絞りローラ8,9、スイ
ングブラシ21が作動し、感光性平版印刷版が図上右方
向へ水平状に搬送される。また、同時に、定量ポンプ1
5、エアーポンプ16が検知された搬送長さに対応する
時間作動し、泡発生器14中に現像液と気体とが送りこ
まれる。泡発生器14の内部では、細孔ノズル17aの
細孔から現像液中に圧送された気体により現像液が泡状
となり、パイプ20を通って現像液供給口19aから泡
状現像液が搬送されている感光性平版印刷版の上面と泡
状現像液ガイド19との間に送入され、感光性平版印刷
版の上面全面に広がる。次いで、スイングブラシ21で
版面が摩擦され、スクイズローラ8で現像液がスクイズ
されて現像を終わる。 スクイズされた現像液は廃液タンク23へ流下する。
【0017】次いで、感光性平版印刷版はガム部2にお
いて、スプレーノズル26aから流出した不感脂化剤が
スリット26で搬送幅に亙る流出量が均一化され感光性
平版印刷版の版面上に塗布され、次いで、スクイズロー
ラ9でスクイズされ所要量の不感脂化剤が版面に付与さ
れて残余がスクイズされ、スクイズされた不感脂化剤は
廃液タンク25に流下する。
【0018】第2図は本発明の装置の別の実施例を示す
概略断面図である。同図において、1は現像部、2aは
ガム部で、不感脂化剤の感光性平版印刷版への供給装置
以外は第1図に示す装置と同じである。ガム部2aにお
いて、30は感光性平版印刷版の版面に不感脂化剤を供
給するためのスリットで、搬送幅に亙って設けたスリッ
トから不感脂化剤を搬送中の感光性平版印刷版上に流出
させるようになっている。31はスリット30から供給
された不感脂化剤を感光性平版印刷版の面上で均し、か
つ保持する版ガイド板、32は感光性平版印刷版の搬送
を下方でガイドする版ガイド板である。版ガイド板32
の搬送路に対する面はガイド板22と同様に、搬送抵抗
を低減する手段を適用することが好ましい。版ガイド板
30と31の間隔は通常5〜20mm程度が適当である
【0019】本発明において、現像液は、水系アルカリ
現像液であることが好ましく、より好ましくは、界面活
性剤を含むpH12以上のアルカリ水溶液であり、特に
ポジ型感光性平版印刷版とネガ型感光性平版印刷版の両
用現像液である。これらは公知のものを使用することが
できる。
【0020】本発明において、実質的に未使用の現像液
とは、未使用の現像液と同等の現像能力を有する現像液
を意味し、全く未使用の現像液の外、未使用現像液にそ
の現像能力を低下させない範囲内で使用された現像液を
混合して使用することも可能であり、例えば、一度感光
材料に供給した現像液を未使用液に混合して使用する等
の手段をとることもできるが、全量未使用液を使用する
ことが好ましい。また、不感脂化剤における「実質的に
未使用の」の意味も上記現像液に準ずる。
【0021】本発明において、現像液供給量は、泡状に
なる前の現像液において、感光材料1m2当たり25〜
500mlの範囲が好ましく、50〜300mlの範囲
がより好ましい。 泡の直径は、細かい方が好ましく、1mm以下が好まし
く、より好ましくは500μm以下であり、感光材料面
への泡状現像液の供給量は、1〜30mm厚が好ましく
、より好ましくは3〜20mm厚であり、泡発生に必要
な現像液量は、泡の体積の1/10〜1/100の量で
あることが好ましく、特に1/30〜1/80が好まし
い。
【0022】現像条件として、泡状現像液の液温は、好
ましくは10〜40℃、より好ましくは25〜35℃の
範囲であり、現像時間は好ましくは5〜90秒、より好
ましくは10〜60秒の範囲である。
【0023】現像液はあらかじめ加熱されてから泡状に
され現像部へ供給されることが好ましく、さらに、現像
部に加熱手段あるいは現像に先立って予め感光性平版印
刷版を加熱する手段のいずれかを設けることがより好ま
しい。
【0024】本発明において、現像工程に現像促進操作
(ブラシやローラによるこすり、シャワーによる現像液
の版面への噴射等)が施されることが好ましい。
【0025】本発明において、不感脂化剤の供給量は、
好ましくは感光性平版印刷版1m2当たり10〜200
ml、より好ましくは25〜100mlである。
【0026】本発明が適用される感光性平版印刷版には
、例えば陽極酸化処理されたアルミニウム支持体上に感
光成分としてジアゾ化合物を用いた感光層を有するネガ
型感光性平版印刷版、同じく感光成分としてo−キノン
ジアジド化合物を用いたポジ型感光性平版印刷版、上記
のような支持体上に光導電性層を設け電子写真方式によ
ってトナー画像を形成した後、溶出処理によって非画像
部の該光導電性層を除去しうる平版印刷材料等が包含さ
れ、現像液には、ケイ酸アルカリ、有機溶剤、界面活性
剤、無機還元剤、キレート剤等を含有する水を主たる溶
媒とするpH12〜13.5の現像液が包含される。
【0027】更に具体的には、例えば特開昭62−17
5757号公報第5頁左下欄第18行〜第7頁右上欄第
11行に記載されているような感光性平版印刷版、例え
ば特開昭62−24263号、同62−24264号、
同62−25761号、同62−35351号、同62
−73271号、同62−75535号、同62−89
060号、同62−125357号、同62−1334
60号、同62−159148号、同62−16816
0号、同62−175757号、同62−175758
号、同63−200154号、同63−205658号
各公報に記載されているような感光性平版印刷版とその
現像液、例えば特開昭58−25477号公報に記載さ
れているような電子写真方式の感光性平版印刷版が包含
される。
【0028】さらにまた、例えば特開平1−14904
3号、特開平1−150142号、特開平1−1541
57号、特開平1−154158号等に記載されたよう
な、基板上に感光層及びインキ反撥層としてシリコーン
層を積層した構成を有するもの及びその現像液が包含さ
れる。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明方法をさらに具体
的に説明する。
【0030】実施例1第1図に示す処理装置の現像液タ
ンク13に現像液下記組成の現像液(使用液)を入れ、
感光性平版印刷版1m2当たり100mlの割合で泡発
生器14へ送り、同時に空気を100ml/secの割
合で泡発生器14へ送り、泡発生器14で生じた泡状現
像液を現像液供給口19aから泡状現像液ガイドに近接
して搬送中の感光性平版印刷版の版面上に約5mmの厚
さになるように供給した。 なお、上記現像液100mlから約5lの泡状現像液が
形成された。現像条件は、現像温度が27℃、現像時間
20秒とした。ガム部2では下記組成の不感脂化剤を感
光性平版印刷版1m2当たり100ml塗布し、処理時
間を10秒とした。
【0031】現像液(ネガ・ポジ共通)イオン交換水 
                  900部ケイ酸
カリウム                  31部
亜硫酸カリウム                  
26部水酸化カリウム               
   18部p−t−ブチル安息香酸        
     13部プロピレングリコール       
      4部ペレックスNBL(花王製)    
      0.1部エマルゲン147(  〃  )
          0.4部不感脂化剤 デキストリン                   
255部メチルセルロース             
  6.4部(信越化学製メトローズSM−50) イソプロピルナフタレン スルホン酸ソーダ           7.7部アラ
ビアガム                   6.
4部85%リン酸                 
      2部水                
            1000部感光性平版印刷版
としては下記ネガ型感光性平版印刷版及びポジ型感光性
平版印刷版を使用した。
【0032】厚さ0.24mmのJIS−1050アル
ミニウム板を2%の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し
、脱脂処理を行った後に、希硝酸溶液中にて電気化学的
に粗面化し、よく洗浄した後に希硫酸溶液中で陽極酸化
処理を行って2.5g/m2の酸化皮膜を上記アルミニ
ウム板表面上に形成させた。このように処理されたアル
ミニウ板を水洗、乾燥後、下記組成の感光液を乾燥重量
2.5g/m2となるように塗布し、乾燥してポジ型感
光性平版印刷版を得た。
【0033】感光性塗布液組成 ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−ス
ルホン酸クロライドとピロガロール・アセトン樹脂との
エステル化合物(特開昭60−143345号公報合成
例2に記載された化合物)             
                 2重量部フェノー
ルとm−,p−混合クレゾールとホルムアルデヒドとの
共重縮合樹脂(合成時のフェノール、m−クレゾール及
びp−クレゾールの各々の仕込みモル比が20:48:
32、重量平均分子量Mw=7400、数平均分子量M
n=1400)      6.5重量部 p−tert−オクチルフェノールとホルムアルデヒド
より合成されたノボラック樹脂とナフトキノン−(1,
2)−ジアジド−(2)−5−スルホン酸クロライドと
のエステル化合物(縮合率:50モル%、Mw=170
0)                       
   0.1重量部 ビクトリア・ピュア・ブルーBOH(保土ケ谷化学(株
)製)       0.08重量部 エチルセロソルブ80重量部メチルセロソルブ    
                  20重量部 こうして得られたポジ型感光性平版印刷版を多数枚用意
し、透明ポジティブフィルム及び感度測定用ステップタ
ブレット(イーストマン・コダック社製No.2、濃度
差0.15ずつ21段階のグレースケール)を密着して
、2kWメタルハライドランプ(岩崎電気(株)製 ア
イドルフィン2000)を光源として8.0mW/cm
2の条件で、70cmの距離から60秒間露光を行った
【0034】更に、厚さ0.24mmのJIS−105
0アルミニウム板を20%リン酸ナトリウム水溶液に浸
漬して脱脂し、希塩酸溶液中で電気化学的に粗面化し、
よく洗浄した後に希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って
1.5g/m2の酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上
に形成させた。このように処理されたアルミニウム板を
さらにメタ珪酸ナトリウム水溶液中に浸漬して封孔処理
を行い、水洗、乾燥した後に、下記組成の感光液を乾燥
重量2.0g/m2となるように塗布し、乾燥してネガ
型感光性平版印刷版を得た。
【0035】感光液組成 p−ジアジゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒド
との縮合物のヘキサフルオロリン酸塩        
                         
               1重量部N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)メタクリルアミド共重合体(特公昭
57−43890号の実施例1に記載のもの)    
                        1
0重量部ビクトリア・ピュア・ブルー・BOH(保土谷
化学工業(株)製、染料)0.2重量部 エチレングリコールモノメチルエーテル       
          100重量部 こうして得られたネガ型感光性平版印刷版を多数枚用意
し、透明ネガティブフィルム及び感度測定用ステップダ
ブレット(イーストマン・コダック社製No.2、濃度
差0.15ずつ21階段のグレースケール)を密着して
、2kWメタルハライドランプ(岩崎電気(株)製アイ
ドルフィン2000)を光源として8.0mW/cm2
の条件で、70cmの距離から30秒間露光を行った。
【0036】上記条件で、画像露光したネガ型及びポジ
型の感光性平版印刷版をランダムに合計400枚処理し
た。その結果、総ての版で良好な印刷物が得られた。
【0037】実施例2 処理装置として第2図に示す装置を使用し、現像温度を
30℃、現像時間を20秒とし、供給する現像液量(泡
状にする前の現像液)を感光性平版印刷版1m2当たり
70ml(泡状現像液量で約4l)、感光性平版印刷版
上の泡状現像液の供給厚さを約4mm、不感脂化液とし
て新液を120ml/m2供給し、感光性平版印刷版の
処理枚数を300枚とした外は実施例1と同様の実験を
行った。その結果、総ての版で良好な印刷物が得られた
【0038】比較例1 泡発生器21を取り除き、現像液を泡状にしないで現像
液供給口19aから感光性平版印刷版に供給したほかは
実施例1と同様の実験を行った。その結果、ポジ型感光
性平版印刷版、ネガ型感光性平版印刷版ともに現像のム
ラを生じ、印刷において部分的な汚れを生じた。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、下記■〜■の効果を併
せ奏することができる。
【0040】■感光材料の現像処理を常に安定に保つこ
とができる。
【0041】■現像液の管理が容易で、液交換が不要で
ある。
【0042】■補充装置及び補充液が不要であり、感光
材料の処理が安価である。
【0043】■少量の現像液を用いても常に均一な仕上
がりを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る処理装置の例を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1‥現像部 2‥水洗部 3‥リンス/ガム部 13‥現像液タンク 14‥泡発生器 19‥泡状現像液ガイド 25‥水タンク 26‥水供給スリット 28a、28b‥感光材料ガイド板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  自動現像機を用いて感光性平版印刷版
    を自動的に搬送して現像処理する方法において、該感光
    性平版印刷版を実質的に未使用の泡状の現像液と接触さ
    せて現像した後に、実質的に未使用の不感脂化剤を感光
    性平版印刷版1枚毎に供給して処理することを特徴とす
    る感光性平版印刷版の処理方法。
  2. 【請求項2】  感光性平版印刷版を自動的に搬送しな
    がら処理する手段を有する処理装置であって、該手段が
    該感光性平版印刷版に実質的に未使用の泡状の現像液を
    接触させて現像する手段、及びその後に、該感光性平版
    印刷版1枚毎に実質的に未使用の不感脂化剤を供給して
    不感脂化処理する手段からなることを特徴とする感光性
    平版印刷版の処理装置。
JP162391A 1991-01-10 1991-01-10 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 Pending JPH04250457A (ja)

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