JPH04293054A - 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置

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JPH04293054A
JPH04293054A JP5878591A JP5878591A JPH04293054A JP H04293054 A JPH04293054 A JP H04293054A JP 5878591 A JP5878591 A JP 5878591A JP 5878591 A JP5878591 A JP 5878591A JP H04293054 A JPH04293054 A JP H04293054A
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JP
Japan
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developer
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plates
photosensitive
lithographic printing
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Application number
JP5878591A
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English (en)
Inventor
Shinya Watanabe
真也 渡辺
Masabumi Uehara
正文 上原
Kazuhiro Shimura
志村 和弘
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動現像機を用いて感光
性平版印刷版を現像処理する処理方法及び処理装置に関
し、特に支持体の両面に感光層を有する感光性平版印刷
版の現像処理に適した処理方法及び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】露光済みの感光性平版印刷版を多数枚現
像処理する場合には自動現像機を用いることが一般的で
ある。自動現像機を用いる現像処理方法としては、感光
性平版印刷版を水平状に搬送し、現像液を循環再使用し
ながらスプレー状に吹き付けて現像処理する方法や、多
量の現像液を収容した現像処理槽に感光性平版印刷版を
湾曲させて搬送しながら浸漬させて現像処理する方法が
行われている。
【0003】しかし、このような処理方法では、いずれ
も少数の感光性平版印刷版を処理する場合でも多量の現
像液を準備する必要があり、また、現像液を経済的に利
用するために再使用しており、その間、処理による現像
液の劣化に加えて空気中からの炭酸ガスの吸収による現
像液の劣化が起こり、しばしば劣化した現像液を交換し
なければならず、現像作業の管理が極めて面倒である。
【0004】上記欠点の改善を意図した技術として、感
光性平版印刷版を多量の循環再使用する現像液で処理す
る場合、補充液を補充して現像処理を安定に保つ方法が
知られており、特開昭50−144502号、 同55
−115039号、 同58−95349号各公報等に
開示されている。こうした補充方法においても液交換の
頻度は減少するものの液交換の必要があり、また、補充
の精度の問題と感光性平版印刷版の品種差による補充の
ふれは解決できない。また、その上に補充装置を必要と
し、補充装置自体が高価であるばかりか、補充装置の調
整、整備等の必要もある。
【0005】このような補充方式に伴う種々の問題を解
決し、安定かつ経済的な感光性平版印刷版の現像処理方
法と装置の提供を意図して、感光性平版印刷版を水平状
に搬送し、版面に未使用の現像液を供給した後、上下に
近接して配置された上側案内板と下側案内板との間隙に
充満された現像液中を通過させて現像する方法(特開昭
63−23160号公報)、及び感光性平版印刷版を水
平状に搬送する搬送路を挟んで上下に微小距離をおいて
配置された上側案内板と下側案内板との間隙に実質的に
未使用の現像液を供給する現像方法と装置が開示されて
いる(特開昭62−288845号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、これ
らの技術には、現像に寄与しない現像液を回収できない
ため不経済である問題、及び感光性平版印刷版が下側案
内板と接触しているため、支持体の両面に感光層を有す
る感光性平版印刷版(両面版)が処理できない問題があ
る。従って、本発明の第1の目的は、現像液の補充に関
する上述したような問題がなく、かつ経済性に優れた感
光性平版印刷版の現像処理方法及び現像処理装置を提供
することであり、第2の目的は、両面版の現像処理が可
能な感光性平版印刷版の現像処理方法を提供することで
ある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記本発明の目的は、
下記(1)〜(3)によって達成される。
【0008】(1)自動現像機を用いて画像露光された
感光性平版印刷版を自動的に搬送し現像処理する処理方
法において、処理される感光性平版印刷版1版毎に実質
的に未使用の現像液を感光性平版印刷版の上方から供給
し、感光性平版印刷版の搬送路に近接して上下に互いに
微小距離をおいて配置された上側案内板と下側案内板の
間を通過させることにより現像液を保持してその両面を
現像処理し、かつ供給された現像液のうち現像に寄与し
なかった分を回収し、現像に再利用する感光性平版印刷
版の処理方法。
【0009】(2)下側案内板に予め現像液を保持させ
ておく上記(1)記載の処理方法。
【0010】(3)感光性平版印刷版を搬送する搬送手
段、該搬送手段による搬送の過程で搬送される感光性平
版印刷版1版毎にその上方から実質的に未使用の現像液
を供給する手段、該手段により現像液を供給された感光
性平版印刷版の搬送路を挟み、かつ該搬送路に近接して
上下に互いに微小距離をおいて配置された上側案内板及
び下側案内板、及び供給された現像液のうち、現像に寄
与しない分を回収し再使用する手段を有する感光性平版
印刷版の処理装置。
【0011】
【作用】本発明は、現像処理において供給した現像液の
うちの現像に寄与しなかった分を回収して再利用するの
で経済性に優れ、また、現像液の消費量を増大させない
で供給量を増大し得るので、水平状に搬送される感光性
平版印刷版の上方から現像液を供給しても、下側面へ十
分な量の現像液を付与することが可能であり、両面版の
処理が可能となる。
【0012】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明
する。なお、以下の図面で同一構成要素には同一番号を
付し、再度の説明を省略する。
【0013】
【実施例】第1図は本発明の処理装置の実施例を有する
自動現像機の概略構成図で、1は本発明に係る処理を行
う現像部、2は水洗を行う水洗部、3はリンス処理又は
不感脂化処理(ガム液による処理)を行うリンス・ガム
部、Tは感光性平版印刷版の搬送路である。現像部1に
おいて、4は現像部1へ送り込む感光性平版印刷版を所
定の温度に予め加熱するための予熱ローラ、5は搬送ロ
ーラ対、6は搬送ローラ、7a、7bは感光層をこすっ
て現像を促進させるブラシローラ、8は絞りローラであ
る。 予熱ローラ4は、内部に発熱手段を内設した少なくとも
1つのローラを含むローラ対からなり、発熱手段を内設
するローラとしては、熱伝導率の高い金属(アルミニウ
ム、鉄等)からなる中空パイプの内部に発熱体としてニ
クロム線等を埋設し、該金属パイプの外側をポリエチレ
ン、ポリスチレン、テフロン等で被覆した構造のものを
使用することができ、その詳細については特開昭64−
80962号公報を参照することができる。
【0014】搬送ローラ対5の下流側には、搬送路Tを
挟んで上下に互いに近接し微小距離をおいて上側案内板
10、下側案内板11が配設され、間隙部12が形成さ
れており、上側案内板10には、入り口近傍に現像液供
給口13が開口しており、そこから現像液が搬送路Tへ
向けて注入されるように構成されている。また、下側案
内板11の現像液供給口13に対向する位置に、感光性
平版印刷版に供給し現像に寄与しなかった分を回収する
ための未使用現像液回収口14が設けられ、現像液供給
口13から流出し現像に寄与しなかった現像液が回収さ
れ再使用されるように構成されている。現像液供給口1
3及び未使用現像液回収口14は、搬送幅に亙るスリッ
ト状開口を有している。 なお、間隙部12の搬送幅方向の端部は、現像液が漏洩
しないようにふさがれた構造となっている。15、16
は上側案内板11と下側案内板12を所定の温度に調節
するための保温手段である。
【0015】現像液供給口13及び未使用現像液回収口
14は、第2図に示すように、未使用現像液回収口14
を、現像液供給口13に対向する位置に設け、かつ断面
がY字型の形状となっている。保温手段15、16は電
熱による方法、所定温度に調節した水、空気等の流体を
循環させる方法等を適用することができる。
【0016】現像液供給口13へ送る現像液は、濃厚現
像液を希釈水で希釈して現像液(使用液)として送るよ
うに構成されている。即ち、第1図に示すように、希釈
水タンク17中の希釈用水と濃厚現像液タンク18に容
れられた濃厚現像液が現像液ミキシングタンク19へ送
られ、撹拌機20で撹拌混合されて現像液供給タンク2
1へ送られるようになっている。22a、22b、22
cは定量ポンプである。現像液ミキシングタンク19へ
の希釈水と濃厚現像液との注入及び混合、混合された現
像液の現像液ミキシングタンク19から現像液供給タン
ク21への現像液の移入等の制御機構は特開昭64−8
1859号公報第3頁左下欄第20行〜右下欄第17行
に記載された構成とされており、また、未使用現像液回
収口14から回収された現像液は、現像液供給タンク2
1へ流下するように配管されている。更に、現像液供給
口13と定量ポンプ22c間の管路には、図示しない温
度調節装置を設け、送られる現像液が所定の温度に調節
されるようになっている。
【0017】上側案内板10及び下側案内板11は、硬
質塩化ビニル、ステンレススチール等の変形しにくい材
質で形成することが好ましい。なお、第1図及び以下の
図面において、同一図中又は関連する図中の*nと*n
(nは正の整数)とはパイプで接続されており、また、
実線の矢印は感光性平版印刷版に供給する現像液の流れ
の方向を、点線の矢印は供給され現像に寄与しなかった
現像液を回収する流れの方向を示している。
【0018】水洗部2及びリンス・ガム部3において、
24a、24b、31a、31bはシャワーノズル、2
5、32はスクイズローラ、26は水洗水タンク、33
はリンス液又は不感脂化液(ガム液)を入れるリンス・
ガム液タンク、27、34はポンプである。
【0019】更に、図示の装置は、感光性平版印刷版の
搬入及び搬入された感光性平版印刷版の面積を検出し、
予熱ローラ4、搬送ローラ5、ブラシローラ7a、7b
、絞りローラ8、定量ポンプ22c等が所定のタイミン
グで作動すように制御するための図示しないセンサ及び
制御機構を有している。
【0020】次に、第1図を参照して同図に示す装置の
動作及び本発明の処理方法を説明する。
【0021】まず、処理装置本体の電源がオンされると
、予熱ローラ4のウォームアップが行われる。これが完
了した後、感光性平版印刷版版が装置の図上左端から挿
入されると、感光性平版印刷版の搬入を検出するセンサ
及び該センサによる検出信号によって搬送機構、ポンプ
等の動を制御する制御装置(不図示)により予熱ローラ
4、搬送ローラ5、ブラシローラ7a、7b、絞りロー
ラ8が回転し、感光性平版印刷版が図上右方向へ搬送さ
れ、また、所定時間、所定のタイミングで定量ポンプ2
2cが作動し、現像液供給タンク21内の現像液が現像
液供給口13から間隙部12へ注入される。
【0022】現像液の間隙部12への注入は感光性平版
印刷版の間隙部12への進入と同時に行われる。処理さ
れる感光性平版印刷版の上面に、その感光性平版印刷版
の上面および下面の両方を現像するのに必要な量の現像
液が供給されるため、過剰となった現像液がその感光性
平版印刷版のサイドから下面に回り込み、下面を現像処
理する。処理される感光性平版印刷版の幅が上下案内板
の幅より小さい場合、感光性平版印刷版が通過しない部
分の現像液供給口13から吐出した現像液(すなわち現
像に寄与しない現像液)は、未使用現像液回収口14か
ら現像液供給タンク21へ戻り再利用される。搬送ロー
ラ5と絞りローラ8との間隔は感光性平版印刷版の最小
定形サイズより小にしてあるので、感光性平版印刷版は
少なくともこれらのどちらかでピンチされて間隙部12
を通過する。 間隙部12から出た感光性平版印刷版はブラシローラ7
a、7bで版面がこすられ、次いで絞りローラ8でスク
イーズされて現像を終了し、水洗部2、次いでリンス・
ガム部3へ搬送され、それぞれの処理が施こされる。
【0023】第3図は、上下案内板の形状の変形例を示
す部分断面図である。同図に示す装置は、下側案内板4
0の現像液供給口41の下流側の案内面に、下流方向へ
下降する緩やかな傾斜を設け、かつ上側案内板42の案
内面(下面)も下側案内板との間隔がほぼ一定になるよ
うに形成されている。Tは感光性平版印刷版の搬送面で
ある。この様な上下案内板の形状とすることにより、感
光性平版印刷版の上面に供給された現像液が下面に回り
込み易くなる。43は未使用現像液回収口で、現像液供
給口41と共に搬送幅に亙るスリット状の開口を有して
いる。 45、46は保温手段である。なお、同図に示す部分以
外は第1図と同一構成である。
【0024】第4図は本発明の処理装置の別の実施例を
示す部分断面図で、同図に示す部分以外は第1図と同様
に構成されている。50は搬送される感光性平版印刷版
の上側面に現像液を塗布する現像液供給部材で、可撓性
の板材からなるスリットから現像液を塗布する構造を有
し、特開昭62−238564号公報の記載内容を適用
することができる。51は上側案内板、52は下側案内
板、53、54は保温手段である。
【0025】現像液供給部材50から流出し、感光性平
版印刷版に付与され実質的に現像に寄与しないで感光性
平版印刷版の縁から流下した現像液および例えば処理さ
れる感光性平版印刷版の幅が現像液供給部材50の幅よ
り小さい場合などのように感光性平版印刷版が存在しな
い部分に供給された現像液は、現像液回収ローラ55の
周面を流下して未使用現像液回収部材56で集められ、
現像液供給タンク21へ戻され、再利用されるように構
成されている。
【0026】第5図は本発明の処理装置の更に別の実施
例を示す部分断面図で、同図に示す部分以外は第1図と
同様に構成されている。同図に示す装置は、第2図に示
す装置の下側案内板11の案内面の形状を現像液が保持
され易いように浅い皿状に形成したもので、60が下側
案内板である。現像液供給口13、未使用現像液回収口
14は、第2図におけると同様に搬送幅に亙るスリット
状に設けられている。下側案内板60の皿状の凹部の深
さは通常10mm以下が適当である。このような下側案
内板の形状によって下側案内板に予め現像液を保持させ
ておくことにより、現像液が処理される感光性平版印刷
版の裏面に行き渡るのに要する時間を短縮することがで
きるため、迅速な処理が可能となる。
【0027】次ぎに、本発明の好ましい態様を挙げる。
【0028】■上側案内板と下側案内板との間隔は5m
m以下が好ましく、より好ましくは3mm以下である。
【0029】■上側案内板と下側案内板とを所定の温度
に保つ手段を有する。
【0030】■現像液の供給量を、処理される感光性平
版印刷版の片面1m2あたり70〜700ml、より好
ましくは90〜500ml、更に好ましくは100〜3
00lとする。
【0031】■現像液の供給を、上側案内板と下側案内
板の間隙内に設けられた現像液供給口から行なう。
【0032】■上側案内板と下側案内板とが取り外し可
能の構造とする。
【0033】■本発明に係る自動現像機が感光性平版印
刷版を予熱する機構を有する。
【0034】■本発明方法において、現像液の粘度を5
0cps以下、より好ましくは10cps以下、さらに
好ましくは5cps以下とする。現像液の粘度が50c
psより大きいと現像液の感光性平版印刷版裏面への回
り込みが悪くなる。
【0035】本発明が適用される感光性平版印刷版には
、例えば陽極酸化処理されたアルミニウム支持体上に感
光成分としてジアゾ化合物を用いた感光層を有するネガ
型感光性平版印刷版、同じく感光成分としてo−キノン
ジアジド化合物を用いたポジ型感光性平版印刷版、上記
のような支持体上に光導電性層を設け電子写真方式によ
ってトナー画像を形成した後、溶出処理によって非画像
部の該光導電性層を除去しうる平版印刷材料等が包含さ
れ、現像液には、pH12〜13.5のケイ酸アルカリ
、有機溶剤、界面活性剤、無機還元剤、キレート剤等を
含有する現像液が包含される。
【0036】更に具体的には、例えば特開昭62−17
5757号公報第5頁左下欄第18行〜第7頁右上欄第
11行に記載されているような感光性平版印刷版、例え
ば特開昭62−24263号、同62−24264号、
同62−25761号、同62−35351号、同62
−73271号、同62−75535号、同62−89
060号、同62−125357号、同62−1334
60号、同62−159148号、同62−16816
0号、同62−175757号、同62−175758
号、同63−200154号、同63ー2−5658号
各公報に記載されているような感光性平版印刷版とその
現像液、例えば特開昭58−25477号公報に記載さ
れているような電子写真方式の感光性平版印刷版が包含
される。
【0037】さらにまた、例えば特開平1−14904
3号、特開平1−150142号、特開平1−1541
57号、特開平1−154158号等に記載されたよう
な、基板上に感光層及びインキ反撥層としてシリコーン
層を積層した構成を有するもの及びその現像液が包含さ
れる。
【0038】次に、本発明方法の実施例を示す。
【0039】実施例1 厚さ0.24mmのJIS−1050アルミニウム板を
2%の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し、脱脂処理を
行った後に、その表裏両面を希硝酸溶液中で電気化学的
に粗面化し、よく洗浄した後に希硫酸溶液中で陽極酸化
処理を行って2.5g/m2の酸化皮膜を上記アルミニ
ウム板の表裏両面上に形成させた。このように処理され
たアルミニウム板を水洗、乾燥後、その表裏両面に下記
組成の感光液をそれぞれ乾燥重量2.5g/m2となる
ように塗布し、乾燥してポジ型感光性平版印刷版を得た
【0040】 (感光液) ピロガロールアセトン樹脂のナフトキノン−1,2−ジ
アジド(2)−5−スルホン酸エステル(特公昭43−
28403号公報の実施例1に記載の方法で合成したも
の)                       
                         
        … …1重量部m,p−クレゾール−
ホルムアルデデヒド樹脂              
     … …2重量部tert−ブチルフェノール
−ホルムアルデヒド樹脂              
… …0.3重量部オイルブルー♯603(商品名オリ
エント化学工業                  
                      (株)
製、染料)  … …0.03重量部クリスタルバイオ
レット(B.A.S.F社製,染料)        
     … …0.03重量部エチレングリコールモ
ノエチルエーテル                 
   … …20重量部こうして得られたポジ型感光性
平版印刷版を多数枚用意し、透明ポジティブフィルムを
密着させて2kWのメタルハライドランプで70cmの
距離から60秒間露光を行った。
【0041】一方、厚さ0.24mmのJIS−105
0アルミニウム板を20%リン酸ナトリウム水溶液に浸
漬して脱脂し、その表裏両面を希塩酸溶液中で電気化学
的に粗面化し、よく洗浄した後に希硫酸溶液中で陽極酸
化処理を行って1.5g/m2の酸化皮膜を上記アルミ
ニウム板の表裏両面に形成させた。このように処理され
たアルミニウム板を、さらにメタケイ酸ナトリウム水溶
液中に浸漬して封孔処理を行い、水洗、乾燥した後に、
その表裏両面に下記組成の感光液をそれぞれ乾燥重量2
.0g/m2となるように塗布し、乾燥してネガ型感光
性平版印刷版を得た。
【0042】 (感光液) p−ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドと
の                        
縮合物のヘキサフルオロ燐酸塩    … …1重量部
N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド共重
合体        (特公昭57−43890号公報
の実施例1に記載のもの)  … …10重量部ビクト
リア・ピュアー・ブルーBOH(商品名、      
                    保土谷化学
工業(株)製、染料)  … …0.2重量部エチレン
グリコールモノメチルエーテル           
         … …100重量部こうして得られ
たネガ型感光性平版印刷版を多数枚用意し、透明ネガテ
ィブフィルムを密着させて2kWのメタルハライドラン
プで70cmの距離から30秒間露光を行った。
【0043】第1図に示す自動現像機の濃厚現像液タン
ク18に現像液SD−32(コニカ(株)製、ネガ・ポ
ジ共通現像液)を仕込み、現像液ミキシングタンク19
において水で6倍に希釈され、現像液供給口13から処
理される感光性平版印刷版の上側および下側の両面に供
給されるようにした。現像液の供給量は処理される感光
性平版印刷版1m2当り400mlとなるようにした(
片面当り200ml)。また、上下案内板のサイズは巾
手方向の長さ1200mm、搬送方向の長さ300mm
、上下案内板の間隙3mmとした。
【0044】現像液温を現像液供給口13において27
℃になるように図示されていないヒータにより調節し、
上側案内板10および下側案内板11の温度を保温手段
15、16により27℃に調節した。また、予熱ローラ
4の温度を40℃に調節した。
【0045】感光性平版印刷版の搬送速度を現像時間が
20秒間になるように設定した。
【0046】水洗水タンク26に水を15l,リンス・
ガム液タンク33にガム液SGW−2(コニカ(株)製
)を水で2倍に希釈したものを10l仕込んだ。
【0047】このような条件で前述のネガ型感光性平版
印刷版とポジ型感光性平版印刷版の500mm×400
mmのものを多数枚処理した所、版の上下面共に均一に
現像処理された高品質な印刷版が得られた。
【0048】比較例1 未使用現像液回収14からの現像液の回収を行わない以
外は実施例1と同様の実験を行った。
【0049】結果は実施例1と同様に高品質な印刷版が
得られたが、実施例1の約3倍の現像液を必要とした。
【0050】比較例2 現像液供給口13からの現像液の供給量を処理される感
光性平版印刷版1m2当り200mlとした以外は実施
例1と同様の実験を行った所、版の下側の面が現像不良
となってしまった。
【0051】実施例2 濃厚現像液タンク18に現像液SDP−12(コニカ(
株)製、ポジ型感光性平版印刷版用現像液)を仕込み、
前述のポジ型感光性平版印刷版のみを処理した以外は実
施例1と同様の実験を行った。実施例1と同様に高品質
な印刷版が得られた。
【0052】実施例3 濃厚現像液タンク18に現像液SDN−21(コニカ(
株)製、ネガ型感光性平版印刷版用現像液を仕込み、水
で4倍に希釈された後、処理される感光性平版印刷版の
版面に供給されるようにし、前述のネガ型感光性平版印
刷版のみを処理した以外は実施例1と同様の実験を行っ
た。実施例1と同様に高品質な印刷版が得られた。 実施例4 自動現像機の上下案内板の部分を第3図に示すもの(上
下案内板のサイズ及び間隙は実施例1のものに同じ)と
交換した以外は実施例1と同様の実験を行った所、実施
例1と同様に高品質な印刷版が得られた。
【0053】実施例5 自動現像機の現像液供給装置、未使用現像液の回収装置
、及び上下案内板の部分を第4図に示すもの(上下案内
板のサイズ及び間隙は実施例1のものに同じ)と交換し
た以外は実施例1と同様の実験を行った所、実施例1と
同様に高品質な印刷版が得られた。
【0054】実施例6 自動現像機の上下案内板の部分を第5図に示すもの(上
下案内板のサイズ及び間隙は実施例1のものに同じ。ま
た、下側案内板の凹部の深さは3mmとした。)と交換
し、現像条件を現像液温30℃、現像時間15秒間とし
た以外は実施例1と同様の実験を行った所、実施例1と
同様に高品質な印刷版が得られた。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、現像液を補充して繰り
返し使用する方式における問題(補充精度、補充装置、
液交換等)がない、実質的に未使用の現像液を感光性平
版印刷版に付与して現像する方法及び装置における現像
液の消費量を低減でき、また、支持体の両面に感光層を
有する感光性平版印刷版を安定に処理するこが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の処理装置の実施例を有する自動現像機
の概略構成図、第2図は第1図中の要部を示す部分断面
図、第3図〜第5図は本発明の処理装置の別の実施例を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
1‥現像部 2‥水洗部 3‥リンス・ガム部 10、42、51‥上側案内板 11、40、52、60‥下側案内板 13、41‥現像液供給口 14、43‥未使用現像液回収口 17‥希釈水タンク 18‥濃厚現像液タンク 19‥現像液ミキシングタンク 21‥現像液供給タンク 50‥現像液供給部材 55‥現像液回収ローラ 56‥未使用現像液回収部材 T・・・搬送路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動現像機を用いて画像露光された感光性
    平版印刷版を自動的に搬送し現像処理する処理方法にお
    いて、処理される感光性平版印刷版1版毎に実質的に未
    使用の現像液を感光性平版印刷版の上方から供給し、感
    光性平版印刷版の搬送路に近接して上下に互いに微小距
    離をおいて配置された上側案内板と下側案内板の間を通
    過させることにより現像液を保持してその両面を現像処
    理し、かつ供給された現像液のうち現像に寄与しなかっ
    た分を回収し、現像に再利用することを特徴とする感光
    性平版印刷版の処理方法。
  2. 【請求項2】下側案内板に予め現像液を保持させておく
    ことを特徴とする請求項1記載の処理方法。
  3. 【請求項3】感光性平版印刷版を搬送する搬送手段、該
    搬送手段による搬送の過程で搬送される感光性平版印刷
    版1版毎にその上方から実質的に未使用の現像液を供給
    する手段、該手段により現像液を供給された感光性平版
    印刷版の搬送路を挟み、かつ該搬送路に近接して上下に
    互いに微小距離をおいて配置された上側案内板及び下側
    案内板、及び供給された現像液のうち、現像に寄与しな
    い分を回収し再使用する手段を有することを特徴とする
    感光性平版印刷版の処理装置。
JP5878591A 1991-03-22 1991-03-22 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 Pending JPH04293054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659835A (en) * 1994-03-25 1997-08-19 Eastman Kodak Company Replenishment of processes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659835A (en) * 1994-03-25 1997-08-19 Eastman Kodak Company Replenishment of processes

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