JP2876153B2 - 感光性平版印刷版の現像方法及び現像装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の現像方法及び現像装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版(以下「PS版」という)の
現像方法及び現像装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動現像機を用いるPS版の現像方法としては、
(イ)PS版を水平搬送し、現像液を循環再使用しながら
スプレー状に版面に吹き付けて現像する方法(例えば、
特開昭58−95349号)、(ロ)多量の現像液を入れた現
像槽にPS版を湾曲させて搬送しながら浸漬して現像処理
する方法(例えば、特開昭57−64237号)、(ハ)2枚
の板材によって形成されたスリットから現像液を供給し
使い捨てる方法(例えば、特開昭62−238562号)、
(ニ)上側案内板と下側案内板との間隙に未使用の現像
液を供給し満たした現像液中をPS版を通過させて現像す
る方法(例えば、特開昭62−288845等)が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記(イ)〜(ニ)には、次のような
問題がある。(イ)は、空気中の炭酸ガスを吸収するこ
とによる現像液の疲労の度合が大きい。(ロ)は、PS版
を湾曲して搬送するので搬送の途中でつかえることがあ
る。(ハ)及び(ニ)は、現像液を使い捨てるので、現
像液の消費量が大きくなる。
従って、本発明の目的は、空気との接触による現像液
の疲労が少なく、搬送不良を起こしにくく、現像液の消
費量が比較的少なくてすむPS版の現像方法及び現像装置
を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的を達成する本発明の構成は下記
(1)及び(2)である。
(1)自動現像機を用いて、画像露光された感光性平版
印刷版を、現像補充液を補充して繰り返し使用する現像
液で現像する感光性平版印刷版の現像方法において、該
感光性平版印刷版の搬送面を挟んで対向する2つの面で
形成される間隙部に上記現像液を流し、上記間隙部に感
光性平版印刷版を通過させて現像する現像方法であっ
て、上記間隙部が入口側より出口側が水平面に対する角
度で5゜〜30゜低く傾斜し、かつ該出口側から流出する
現像液を現像液タンクに入れ、該現像液タンク中の現像
液に搬送ローラを浸漬することを特徴とする感光性平版
印刷版の現像方法。
(2)感光性平版印刷版を自動的に搬送し現像する現像
装置において、該感光性平版印刷版の搬送面を挟んで対
向的に設けた2つの面で形成される間隙部、及びこの間
隙部に現像液を循環して流す手段を有し、上記間隙部を
入口側より出口側が水平面に対する角度で5゜〜30゜低
く傾斜させ、かつ上記間隙部の出口に連続して該出口か
ら流出する現像液が入り、かつ搬送ローラが浸漬される
現像液タンクを設けたことを特徴とする感光性平版印刷
版の現像装置。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。な
お、以下の説明で、同一構成要素には同一符号を付して
ある。
第1図は本発明に係る現像装置の実施例を示す断面図
で、Dは本発明に係る現像装置、Wは該現像装置による
処理の後に水洗を行う水洗装置、PはPS版の搬送経路で
ある。
現像装置Dにおいて、1aは搬送ローラ対、1bは搬送ロ
ーラ、1cは搬送用を兼ねる絞りローラである。2は上側
液溜用板、3は下側液溜用板で、搬送経路Pを挟んで対
向的に設けられ、現像液で満たされPS版が搬送される間
隙部4を形成する。2a、3aは間隙部4へ現像液を供給す
る液供給パイプである。下側液溜用板3の間隙部4の側
の面には、搬送用のコロを設けたり、ナイロン等の毛を
植設する等、搬送抵抗を低減させる手段を適用すること
が好ましい。3bはPS版の搬送のため下側液溜用板3の間
隙部4側に設けた溝内に回動自在に枢設したコロであ
る。間隙部4の搬送幅方向の両側は現像液の漏洩を防ぐ
ため、ふさいた構造となっている。5は繰り返し使用さ
れる現像液を入れる現像液タンク、6は現像補充液用タ
ンク、7は希釈用水タンク、8a、8bは搬送用のポンプ、
9は現像液を所定の温度に加温するヒータで、図示しな
い温度センサと制御装置により液供給パイプ2a、3aへ送
る現像液が所定の温度に加熱されるようになっている。
10は現像促進用のブラシローラ、12はローラ洗浄用の現
像液タンクで、間隙部4の出口から流出した現像液がロ
ーラ洗浄用の現像液タンク12に流入し、現像液タンク12
の下手(図上で右側)からオーバーフローして現像液タ
ンク5へ戻るような構造となっている。間隙部の傾斜
は、水平面に対する角度で5゜〜30゜の範囲である。間
隙部をこのように傾斜させることにより、搬送不良が起
こりにくく、かつ間隙部における現像液の移動速度を大
にすることができ、それにより、現像速度を大にするこ
とができる。間隙部の傾斜が30゜を越えると、後工程へ
の搬送機構が複雑となり、搬送不良の原因となる。ま
た、本発明に係る現像に上記のような構成のローラ洗浄
用の現像液タンクを組み合わせて設けることにより、ブ
ラシローラ及び絞りローラの洗浄を効果的に行うことが
でき、総合的に優れたPS版の現像処理が可能となる。ロ
ーラ洗浄用の現像液タンクの液容量は好ましくは1〜10
1、特に好ましくは1〜51である。
水洗装置Wにおいて、20は水洗水タンク、21はシャワ
ーノズル、22はポンプである。
第2図は、第1図の間隙部4の要部の構造を示す断面
図で、2c、3cはそれぞれ液供給パイプ2a、3aから現像液
を間隙部4へ送り出す送液路である。送液路2c、3cは搬
送幅方向のスリット、搬送幅方向に列設した断面が円形
の孔等でよい。送液路の方向は図示のように搬送面に垂
直方向よりも下手方向へ現像液が噴出するように設ける
ことが好ましい。
第3図は第1図のコロ3bの配置状態を示す斜視図であ
る。コロ3bとしては、通常、搬送幅方向の間隔Aを5〜
20cm、搬送方向の間隔Bを5〜30cm、コロの直径を5〜
20mm程度としてよい。
本発明において、上側液溜用板と下側液溜用板との間
隔は5〜50mm程度とすることが好ましい。間隙部の搬送
幅方向の幅は少なくともPS版の搬送幅をカバーするに十
分な幅とする。間隙部の搬送方向長さは現像装置の入口
側の搬送ローラ1aと出口側の絞りローラ1cの間隔を45cm
以下とすることが好ましい。上側液溜用板及び下側液溜
用板は、硬質塩化ビニル、ステンレススチール等の変形
しにくい材質で形成することが好ましい。上側液溜用板
及び下側液溜用板の変形防止のため、第4図(斜視図)
に示すように適宜に補強板を取り付けてもよい。第4図
において23は上側液溜用板、24は補強板である。液供給
パイプからの間隙部への現像液の流出量は5〜5/min
とすることが好ましい。間隙部への現像液の供給は、第
1図に示すように、間隙部の入口に近く、間隙部の上と
下の両方から行うことが好ましい。また、間隙部の途中
から追加供給してもよい。
次に、第1図〜第3図に基づいて本発明方法を説明す
る。
まず、PS版が装置の図上左端から処理すべき面を上に
して挿入されると、PS版の搬入及びPS版の面積を検出す
る複数の光センサ及び制御装置(図示せず)により搬送
ローラ1a、1b、絞りローラ1c、ブラシローラ10が回転
し、PS版は図上右方向へ搬送される。また、所定時間ポ
ンプ8aが作動し、現像液タンク5内の現像液が液供給パ
イプ2a、3aから上側液溜用板2と下側液溜用板3とで形
成される間隙部4内へ供給され、間隙部4が現像液で満
たされる。同時に図示しないPS版の面積検出用センサと
制御装置により、挿入されたPS版の面積に対応する量の
現像補充液(濃縮液)と希釈用水がそれぞれ現像補充液
タンク6及び希釈用水タンク7からポンプ8bの作動によ
り供給される。PS版は、現像液で満たされた間隙部4内
の下側液溜用板3のコロ3b上を図上右方向へ搬送され
る。コロ3bは駆動回転されていないが、搬送ローラ1aと
絞りローラ1cとの間隔がPS版の最小定形サイズより小に
してあるので、少なくともこれらのどちらかでピンチさ
れて間隙部4を通過する。間隙部4から出たPS版はブラ
シローラ10で版面がこすられ、次いで絞りローラ1cでス
クイーズされて水洗装置Wへ搬送され水洗される。
本発明によって処理される感光性平版印刷版には、平
版印刷版の非画像部版面となり得る面を有する支持体の
該面上に水を主たる溶媒とする(溶媒の50wt%以上が水
である)アルカリ性の現像液によって非画像部層が溶出
される層を有する印刷材料で、例えば感光成分としてジ
アゾ化合物を用いたネガ型PS版、感光成分としてo−キ
ノンジアジド化合物を用いたポジ型PS版、上記のような
支持体上に光導電性層を設け電子写真方式によってトナ
ー画像を形成した後、溶出処理によって非画像部の該光
導電性層を除去しうる平版印刷材料等が包含される。
〔作用〕
本発明は、PS版への現像液の供給方法として、ほぼ水
平状のPS版の搬送経路に空気の流通を遮断した狭い間隙
部を設け、この間隙部に、補充液を補充して繰り返し使
用する現像液を流してPS版に現像液を供給する方法を採
用し、かつ該間隙部を前記角度範囲で傾斜させたので、
従来のシャワー方式で現像液を供給する方法における空
気による現像液の劣化が減少し、また浸漬現像用の現像
液タンクにPS版を湾曲させて搬送する方法におけるよう
な搬送不良を起こすことがなく、また現像液を使い捨て
る方法と比較して現像液の消費量を減少することができ
る。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明す
る。
第1図に示す処理装置の現像液タンク5に現像液SDR
−1(コニカ(株)製)の6倍希釈液30を入れ、ポジ
用チャートを密着して2kWメタルハライドランプを光源
として8.0kW/cm2の条件で70cmの距離から60秒間露光を
行ったPS版SMP−N(コニカ(株)製)を27℃、20秒で
現像処理した。現像補充液にはSDR−1R(コニカ(株)
製)を現像補充液タンク6に入れ、希釈率が4倍になる
ようにポンプ8bを調整した。サイズ1003mm×800mmの上
記PS版を連続で50枚処理したところ、pH及び現像性を一
定に保つために使用した現像補充液の量は540mlであっ
た。また、搬送の途中でPS版が引っ掛かることなく処理
できた。
比較例 現像装置としてシャワータイプの自動現像機PSK−910
(コニカ(株)製)を用いたほかは上記実施例と同様の
実験を行ったところ、シャワータイプのため現像補充量
が920mlであった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、PS版の自動現像機による現像処理に
おいて、現像液の消費量が比較的少く、かつ搬送不良を
起こしにくい現像が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る処理装置の例を示す断面図、第2
図はその要部の断面図、第3図は第1図中のコロの配置
状態を示す斜視図、第4図は第1図中の上側液溜用板に
補強板を付加した例を示す斜視図である。 D……現像装置 P……PS版の搬送経路 2……上側液溜用板 3……下側液溜用板 4……間隙部 5……現像液タンク 6……現像補充液タンク 7……希釈用水タンク 12……洗浄用の現像液タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−5106(JP,A) 特開 昭62−288845(JP,A) 特開 平2−118577(JP,A) 実開 昭62−49156(JP,U) 実開 昭60−26057(JP,U) 特公 昭50−22921(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動現像機を用いて、画像露光された感光
    性平版印刷版を、現像補充液を補充して繰り返し使用す
    る現像液で現像する感光性平版印刷版の現像方法におい
    て、該感光性平版印刷版の搬送面を挟んで対向する2つ
    の面で形成される間隙部に上記現像液を流し、上記間隙
    部に感光性平版印刷版を通過させて現像する現像方法で
    あって、上記間隙部が入口側より出口側が水平面に対す
    る角度で5゜〜30゜低く傾斜し、かつ該出口側から流出
    する現像液を現像液タンクに入れ、該現像液タンク中の
    現像液に搬送ローラを浸漬することを特徴とする感光性
    平版印刷版の現像方法。
  2. 【請求項2】感光性平版印刷版を自動的に搬送し現像す
    る現像装置において、該感光性平版印刷版の搬送面を挟
    んで対向的に設けた2つの面で形成される間隙部、及び
    この間隙部に現像液を循環して流す手段を有し、上記間
    隙部を入口側より出口側が水平面に対する角度で5゜〜
    30゜低く傾斜させ、かつ上記間隙部の出口に連続して該
    出口から流出する現像液が入り、かつ搬送ローラが浸漬
    される現像液タンクを設けたことを特徴とする感光性平
    版印刷版の現像装置。
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