JPH1062943A - 感光材料処理装置の処理液供給装置 - Google Patents

感光材料処理装置の処理液供給装置

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JPH1062943A
JPH1062943A JP23364696A JP23364696A JPH1062943A JP H1062943 A JPH1062943 A JP H1062943A JP 23364696 A JP23364696 A JP 23364696A JP 23364696 A JP23364696 A JP 23364696A JP H1062943 A JPH1062943 A JP H1062943A
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靖弘 川口
Eiji Miyasaka
英二 宮坂
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液吐出部内へのエアの進入を防止し、処
理液を均一に吐出することのできる感光材料処理装置の
処理液供給装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 現像部32には、現像液を吐出孔121
を有する現像液供給管122に圧送するためのペリスタ
ルティックポンプ(蠕動ポンプ)53が配設されてい
る。ポンプ53と現像液供給管122とは弾性を有する
チューブ161で接続されており、当該チューブ161
の後端部付近には現像液に圧力損失を与えるための抵抗
部162が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光材料を処理
液により処理する感光材料処理装置に関し、特に、感光
材料に処理液を供給するための処理液供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フィルム、印画紙、印刷版等の感光材料
は、画像が記録された後に、現像液、定着液、安定化
液、水洗水等の処理液によって処理される。このような
処理を行う感光材料の処理装置としては、複数の搬送ロ
ーラ対等により構成される搬送手段により処理液を貯留
した処理槽中に感光材料を搬送し、感光材料を処理液中
に浸漬することにより処理を行う浸漬型の処理装置が知
られている。
【0003】このような浸漬型の処理装置においては、
感光材料の処理に伴う処理疲労、あるいは大気中の炭酸
ガスや酸素による経時疲労等により処理液が劣化するた
め、処理液に補充液を補充することにより処理液の劣化
を回復させている。このため、処理開始時の処理液の成
分と、その後も処理を継続した場合の処理液の成分とは
異なることになり、厳密に均一な処理を行うことは不可
能である。また、このような浸漬型の処理装置は、処理
液の廃液量が多く、また、装置のメンテナンス性が悪い
という問題もある。
【0004】このような問題点を解消するための感光材
料処理装置として、感光材料を処理液中に浸漬するかわ
りに、感光材料の処理に必要な量の処理液を感光材料の
感光面に塗布して処理を行う塗布方式の処理装置も使用
されている。例えば、特開昭62−237455号公報
においては、このような塗布方式の処理装置として、複
数の処理液吐出孔を有する処理液供給管から、その表面
に溝を形成すること等によりその表面を粗面化したロー
ラ(以下「粗面化ローラ」と呼称する)に処理液を吐出
すると共に、この粗面化ローラを感光材料と当接して回
転させることにより、当該粗面化ローラを介して感光材
料に処理液を塗布する処理装置が開示されている。
【0005】このような処理装置においては、処理液を
貯留する処理液タンクから複数の処理液吐出孔を有する
処理液供給管に処理液を供給する手段として、処理液を
圧送するポンプが使用される。そして、このポンプとし
ては、単位時間当たりに少量の処理液を定量だけ正確に
供給する必要があることから、ペリスタルティックポン
プ(蠕動ポンプ)、オシレーティングポンプあるいはベ
ローズポンプ等の脈動のあるポンプ(この明細書におい
て「脈動ポンプ」と呼称する)が使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような脈動ポンプ
を使用した処理液供給装置においては、脈動ポンプによ
り圧送される処理液の脈流に伴って、処理液が複数の処
理液吐出孔から吐出する吐出状態と処理液が吐出されな
い非吐出状態とが繰り返される。そして、処理液の非吐
出状態においては、処理液供給孔から処理液供給管内に
逆にエアが吸い込まれて処理液供給管内で気泡が生じる
場合がある。処理液供給管内に発生した気泡が処理液吐
出孔より大きくなった場合においては、気泡を形成する
処理液の表面張力により、当該気泡が処理液吐出孔を塞
いだままの状態となり、その吐出孔を処理液が通過でき
ない状態となってしまう。このため、処理液供給管にお
ける複数の吐出孔から吐出される処理液の吐出量が不均
一になるという問題が生ずる。
【0007】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、処理液吐出部内へのエアの進入を防
止し、処理液を均一に吐出することのできる感光材料処
理装置の処理液供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、処理液吐出
孔から処理液を吐出することにより、感光材料に処理液
を供給する感光材料処理装置の処理液供給装置であっ
て、複数の処理液吐出孔を有する処理液吐出部と、処理
液を貯留する処理液タンクと前記処理液吐出部とを接続
する処理液の供給管路と、前記供給管路中に配設され、
前記処理液タンク中の処理液を前記処理液吐出部に向け
て圧送する脈動ポンプと、前記処理液吐出孔と前記脈動
ポンプとの間に配設され、そこを通過する処理液に圧力
損失を与える抵抗部とを備え、前記脈動ポンプと前記抵
抗部との間の供給管路の少なくとも一部を弾性を有する
管路より構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る感光材料
処理装置の処理液供給装置を備えた平版印刷版の製版装
置の概要図である。
【0010】この製版装置は、感光材料として銀錯塩拡
散転写法(DTR法)を用いた平版印刷版Mを使用し、
この平版印刷版Mに対して画像の露光と現像処理とを行
うものであり、平版印刷版Mに対して露光を行う露光装
置2と、露光後の平版印刷版Mに対して現像処理を行う
現像処理装置3とから構成される。
【0011】なお、銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用
いた平版印刷版、特に、ハロゲン化銀乳剤層の上に物理
現像核層を有する平版印刷版は、例えば、米国特許第
3,728,114号、同4,134,769号、同
4,160,670号、同4,336,321号、同
4,501,811号、同4,510,228号、同
4,621,041号明細書等に記載されており、露光
されたハロゲン化銀はDTR現像により化学現像を生起
し黒色の銀となり親水性の非画線部を形成し、一方、未
露光のハロゲン化銀結晶は現像液中の銀塩錯化剤により
銀錯体となって表面の物理現像核層まで拡散し、核の存
在により物理現像を生起してインキ受容性の物理現像銀
を主体とする画線部を形成する。
【0012】先ず、露光装置2の構成について説明す
る。この露光装置2は、原稿ホルダー12に装着された
原稿からの反射光を、投影光学系13によって平版印刷
版Mの表面に投影することにより、平版印刷版Mに原稿
の画像を露光するものである。
【0013】原稿ホルダー12は、原稿を載置するため
の透光板14と、この透光板14に対して開閉可能な上
蓋15とを有し、モータ16の駆動により原稿を保持し
た状態で、図1において実線で示す位置と二点鎖線で示
す位置との間を左右方向に往復移動可能に構成されてい
る。また、投影光学系13は、原稿ホルダー12の往復
移動経路の下方に固設され、原稿ホルダー12に保持さ
れて水平移動する原稿の表面に照明光を照射するための
ロッド状の光源17と、光源17による原稿からの反射
光を案内するための複数の折返しミラー18と、複数の
折返しミラー18により案内された反射光を平版印刷版
Mに投影するための投影レンズ19とを備える。
【0014】この露光装置2により平版印刷版Mに原稿
の画像を露光する際には、原稿ホルダー12を図1にお
いて実線で示す位置に配置し、上蓋15を開放して透光
板14上に原稿を載置した上で上蓋15を閉じることに
より、原稿を原稿ホルダー12に装着する。そして、光
源17を点灯した状態で、原稿ホルダー12を図1にお
ける左方向に移動させる。また、これと同期して、複数
の搬送ローラ22およびガイド部材23により、ロール
状に巻回された平版印刷版Mの先端を、原稿ホルダー1
2の移動速度と同一の速度で搬送する。これにより、原
稿ホルダー12に保持された原稿は、順次光源17から
の光の照射を受ける。そして、原稿からの反射光は複数
の折返しミラー18および投影レンズ19を介して原稿
ホルダー12と同一の速度で移動する平版印刷版Mの表
面に照射され、平版印刷版Mには原稿の画像が露光され
る。
【0015】画像が露光された平版印刷版Mは、露光装
置2から順次後段の現像処理装置3に搬送されて処理さ
れる。また、露光装置2の出口側には、平版印刷版Mの
搬送方向と垂直な方向に移動するカッター24を備えた
切断装置25が配設されており、この切断装置25は平
版印刷版Mを露光終了部分の後端で切断する。
【0016】なお、露光装置2における平版印刷版Mの
搬送速度は現像処理装置3における平版印刷版Mの搬送
速度より低速であるため、平版印刷版Mを単純に露光装
置2と現像処理装置3とに亘って搬送することはできな
い。また、切断装置25による平版印刷版Mの切断時に
は、平版印刷版Mの搬送を停止する必要がある。このた
め、露光装置2と現像処理装置3との間には平版印刷版
Mのバッファ部26が配設されており、露光装置2にお
いて露光の終了した平版印刷版Mの搬送時に、バッファ
部26に配設された一対のローラ27、28の回転を一
定時間停止することにより、平版印刷版Mを一定長さだ
けこのバッファ部26に貯留した後、現像処理装置3に
搬送するように構成されている。
【0017】次に、この発明に係る現像処理装置3の構
成について説明する。図2は、図1における現像処理装
置3を拡大して示す概要図であり、図3はその配管系を
示す概要図である。
【0018】この現像処理装置3は、露光後の平版印刷
版Mに現像液(アクチベータ)を塗布して現像処理する
現像部32と、現像処理後の平版印刷版Mに安定液(ス
タビライザー)を塗布して安定化処理する安定部33
と、安定化処理後の平版印刷版Mを乾燥するための乾燥
部34とから構成される。
【0019】現像部32は、バッファ部26のローラ2
7、28によって現像部32に搬送された平版印刷版M
を挟持して搬送する一対の導入ローラ41、42と、一
対の導入ローラ41、42によって搬送された平版印刷
版Mの感光面に一定量の現像液を計量して塗布するため
の現像液塗布機構43と、現像処理に供された現像液を
平版印刷版Mから除去するための一対の絞りローラ4
4、45と、平版印刷版Mを案内するための複数のガイ
ド部材46、47、48、49、50とを有する。
【0020】前記一対の導入ローラ41、42のうち下
側のローラ41は、そこを通過する平版印刷版Mを加熱
するため、ヒータを内蔵したヒートローラとなってい
る。現像処理に先立って平版印刷版Mを予め加熱するの
は、温度制御された少量の現像液を平版印刷版Mに塗布
して現像処理する際に、平版印刷版Mの熱容量により平
版印刷版Mに接触した現像液の温度が低下することを防
止するためである。
【0021】現像液塗布機構43は、図3に示すよう
に、現像液を貯留する現像液タンク52とポンプ53を
介して接続されている。また、現像液塗布機構43の下
方には回収トレイ54が設置されている。現像液タンク
52内の現像液はポンプ53により現像液塗布機構43
に圧送され、平版印刷版M上に供給される。そして、平
版印刷版Mの両端部や後端部から流出した現像液等の平
版印刷版Mに塗布されなかった現像液は、回収トレイ5
4上に滴下する。さらに、この現像液は、再使用が可能
なため、回収トレイ54の下端部に設けられた回収管5
5を介して現像液タンク52の液受部56に滴下し、現
像液タンク52内に回収される。現像液タンク52に
は、パネルヒータ57が内蔵されており、現像液タンク
52から現像液塗布機構43に至る現像液の循環路中を
循環する現像液を所定の温度に維持するように構成され
ている。
【0022】また、一対の絞りローラ44、45の下方
には回収トレイ58が設置されている。一対の絞りロー
ラ44、45によって平版印刷版Mから除去された疲労
現像液は、一対の絞りローラ44、45の下方に設けら
れた液受け部材62の回収孔63を介して回収トレイ5
8上に滴下する。そして、さらにこの現像液は、再使用
できないため、回収トレイ58の下端部に設けられた回
収管59を介して排液タンク64に排出される。
【0023】現像液塗布機構43は、図4に示すよう
に、その下方に複数の吐出孔121が穿設された現像液
供給管122と、その下端部に現像液を流下させるため
の複数の開口部123を穿設した現像液受け部124
と、その表面に複数の溝を有し平版印刷版Mと当接して
回転する塗布ローラ125と、現像液受け部124の開
口部123から流下した現像液を塗布ローラ125に案
内するための拡散フィルム126と、現像液受け部12
4の開口部123から流下した現像液の逆流を防止する
ための逆流防止フィルム127と、塗布ローラ125に
当接するバックアップローラ128とを有する。なお、
図4における矢印は、平版印刷版Mの搬送方向を示して
いる。
【0024】現像液供給管122は、前述した現像液タ
ンク52とポンプ53を介して接続されており、現像液
はポンプ53の駆動により複数の吐出孔121から吐出
される。この現像液は、現像液受け部124に一旦受け
取られた後、複数の開口部123から拡散フィルム12
6に向けて流下する。現像液受け部124の開口部12
3から流下した現像液は、塗布ローラ125と拡散フィ
ルム126との当接部分に一旦貯留されて、平版印刷版
Mの搬送方向と直交する方向に拡散される。そして、こ
の現像液は、塗布ローラ125の回転に伴い、塗布ロー
ラ125の溝による開口部を通過して塗布ローラ125
とバックアップローラ128との当接部方向に移動し、
そこに液溜めを形成する。
【0025】そして、平版印刷版Mがこの液溜めを通過
するときに、平版印刷版Mの感光面に現像液が塗布され
る。このとき、平版印刷版Mの感光面はバックアップロ
ーラ128により塗布ローラ125の表面に押しつけら
れていることから、平版印刷版Mの感光面に塗布された
現像液は、塗布ローラ125の溝による開口部により一
定量に計量される。従って、バックアップローラ128
と塗布ローラ125との当接部を通過した平版印刷版M
の感光面には、常に現像に必要な一定量の現像液が塗布
されていることになる。
【0026】なお、上述したポンプ53としては、脈動
を生ずるペリスタルティックポンプ(蠕動ポンプ)が使
用されている。このポンプ53および現像液供給管12
2等の構成については、後程詳細に説明する。
【0027】安定部33は、現像部32より搬送された
平版印刷版Mの感光面に一定量の安定液を計量して塗布
するための安定液塗布機構73と、安定化処理に供され
た安定液を平版印刷版Mから除去するための一対の絞り
ローラ74、75と、平版印刷版Mを案内するための複
数のガイド部材76、77、78とを有する。
【0028】安定液塗布機構73は、図3に示すよう
に、安定液を貯留する安定液タンク82とポンプ83を
介して接続されている。また、安定液塗布機構73の下
方には回収トレイ84が設置されている。安定液タンク
82内の安定液はポンプ83により安定液塗布機構73
に圧送され、平版印刷版M上に供給される。そして、平
版印刷版Mの両端部や後端部から流出した安定液等の平
版印刷版Mに塗布されなかった安定液は、再使用が可能
なため、回収トレイ84上に滴下する。そして、さらに
この安定液は、回収トレイ84の下端部に設けられた回
収管85を介して安定液タンク82の液受部86に滴下
し、安定液タンク82内に回収される。
【0029】また、一対の絞りローラ74、75の下方
には回収トレイ88が設置されている。一対の絞りロー
ラ74、75によって平版印刷版Mから除去された安定
液は、一対の絞りローラ74、75の下方に設けられた
液受け部材92の回収孔93を介して回収トレイ88上
に滴下する。そして、さらにこの安定液は、再使用でき
ないため、回収トレイ88の下端部に設けられた回収管
89を介して排液タンク64に排出される。
【0030】安定液塗布機構73は、図5に示すよう
に、その下方に複数の吐出孔131が穿設された安定液
供給管132と、その下端部に安定液を流下させるため
の複数の開口部133を穿設した安定液受け部134
と、その表面が単泡性のスポンジより構成され平版印刷
版Mと当接して回転する塗布ローラ135と、その表面
が凹凸状に形成され安定液受け部134の開口部133
から流下した安定液を塗布ローラ135に案内するため
の拡散フィルム136と、平版印刷版Mを塗布ローラ1
35に向けて付勢する板バネ138とを有する。なお、
図4における矢印は、平版印刷版Mの搬送方向を示して
いる。
【0031】安定液供給管132は、前述した安定液タ
ンク82とポンプ83を介して接続されており、安定液
はポンプ83の駆動により複数の吐出孔131から吐出
される。この安定液は、安定液受け部134に一旦受け
取られた後、複数の開口部133から拡散フィルム13
6に向けて流下する。安定液受け部134の開口部13
3から流下した安定液は、塗布ローラ135と拡散フィ
ルム136との当接部分に一旦貯留されて、平版印刷版
Mの搬送方向と直交する方向に拡散される。そして、こ
の安定液は、塗布ローラ135の回転に伴い、拡散フィ
ルム136表面の凹凸による開口部を通過して塗布ロー
ラ135と板バネ138との当接部方向に移動し、そこ
に液溜めを形成する。
【0032】そして、平版印刷版Mがこの液溜めを通過
するときに、平版印刷版Mの感光面に安定液が塗布され
る。このとき、平版印刷版Mの感光面は板バネ138に
より塗布ローラ135の表面に押しつけられていること
から、平版印刷版Mの感光面に塗布された安定液は、塗
布ローラ135表面の単泡スポンジによる多数の孔によ
り一定量に計量される。従って、板バネ138と塗布ロ
ーラ135との当接部を通過した平版印刷版Mの感光面
には、常に安定に必要な一定量の安定液が塗布されてい
ることになる。なお、板バネ138には、板バネ138
と塗布ローラ135との当接部に必要以上の安定液が貯
留され、液溜めが過度に大きくなることを防止するため
のオーバフロー孔137が設けられている。
【0033】なお、上述したポンプ83としては、ポン
プ53同様、脈動を生ずるペリスタルティックポンプ
(蠕動ポンプ)が使用されている。このポンプ83およ
び安定液供給管132等の構成については、後程説明す
る。
【0034】乾燥部34は、安定部33より搬送された
平版印刷版Mを支持して搬送するゴムローラ102と、
ゴムローラ102に対して所定の圧力をもって当接する
ことにより平版印刷版Mの乾燥むらを防止する鏡面ロー
ラ103と、鏡面ローラ103に対してゴムローラ10
2を介して洗浄液を供給するための洗浄液貯留部104
と、ファン105およびヒータ106を有し平版印刷版
Mに温風を吹き付けて乾燥する乾燥機構107と、平版
印刷版Mを搬送するための複数の搬送ローラ108、1
09、110とを有する。洗浄液貯留部104は、図3
に示すように、現像部32における一対の絞りローラ4
4、45に対して洗浄液を供給するための洗浄液供給管
105とポンプ106を介して接続されている。
【0035】この現像処理装置3による平版印刷版Mの
現像処理は以下のようにしてなされる。
【0036】すなわち、前段の露光装置2により画像を
記録された平版印刷版Mは、一対の導入ローラ41、4
2によって搬送され、現像液塗布機構43により、平版
印刷版Mの現像処理に必要な量の現像液を塗布される。
現像処理に必要な量の現像液のみを塗布された平版印刷
版Mは、現像液塗布機構43から一対の絞りローラ4
4、45に至る空間現像部を搬送される間に、その感光
面において現像処理が完了する。そして、平版印刷版M
に付着している現像処理に供された現像液は、一対の絞
りローラ44、45により除去される。続いて、平版印
刷版Mは、安定液塗布機構73により、平版印刷版Mの
安定処理に必要な量の安定液を塗布される。安定処理に
必要な量の安定液のみを塗布された平版印刷版Mは、一
対の絞りローラ74、75まで搬送される間に安定化処
理され、平版印刷版Mに付着している安定化処理に供さ
れた安定液は、一対の絞りローラ74、75により除去
される。そして、安定化処理の終了した平版印刷版M
は、鏡面ローラ103によって押圧されることにより乾
燥むらを予防された後、乾燥機構107により乾燥処理
され、図1に示す排出トレイ29上に排出される。
【0037】この現像処理装置3においては、平版印刷
版Mに現像処理に必要な量の現像液のみが塗布されて現
像処理が行われるため、処理に要する現像液の使用量を
減少することが可能となる。また、平版印刷版Mに対し
て、実質的に未使用の処理液が供給されることとなるた
め、平版印刷版Mに対して常に均一な処理を施すことが
可能となる。
【0038】次に、この発明の特徴部分である現像液供
給装置および安定液供給装置の構成について説明する。
図6は、現像部32における上述したポンプ53と現像
液供給管122との接続状態を示す断面図である。
【0039】このポンプ53としては、上述したように
脈動を生ずるペリスタルティックポンプ(蠕動ポンプ)
が使用されている。このため、このポンプ53と一端を
閉止した現像液供給管122とを単純に接続して現像液
を圧送した場合には、例えば上流側の吐出孔121(図
6において左端部に位置する吐出孔121)から現像液
供給管122内にエアが吸い込まれ、この気泡が下流側
の吐出孔121を塞いでしまう場合がある。
【0040】このため、この発明においては、ポンプ5
3と現像液供給管122とを弾性を有するチューブ16
1で接続すると共に、当該チューブ161の後端部付近
に現像液に圧力損失を与えるための抵抗部162を配設
している。
【0041】より具体的には、前記チューブ161は軟
質のシリコンゴムより構成されており、また、抵抗部1
62は塩化ビニールより構成されている。抵抗部162
の外径はチューブ161の内径より若干大きくなってお
り、抵抗部162はチューブ161内に挿入されること
によりチューブ161内で固定されている。この抵抗部
162には、直径1mmの現像液通過孔163が設けら
れている。なお、チューブ161および現像液供給管1
22の内径は4mmであり、また、各吐出孔121の孔
径は1mmとなっている。このため、チューブ161か
ら現像液供給管122を通り吐出孔121に至る現像液
は、抵抗部162により大きな抵抗を受け、大きな圧力
損失を生ずる。
【0042】このような構成においてポンプ53により
現像液タンク52から現像液を圧送した場合には、ポン
プ53の脈動により、現像液がポンプ53から吐出され
る吐出状態と現像液がポンプ53から吐出されない非吐
出状態が繰り返される。しかしながら、チューブ161
が弾性を有する軟質のシリコンゴムより構成されてお
り、かつ、その下流側に抵抗部162が配設されている
ことから、吐出状態においては現像液の圧力によりポン
プ53と抵抗部162との間でチューブ161が膨張
し、また、非吐出状態においては現像液の圧力の低下に
伴い膨張したチューブ161が収縮することにより、ポ
ンプ53による現像液の脈流がチューブ161により吸
収され、抵抗部162の現像液通過孔163を通過した
後の現像液にはほとんど脈流は生じない。
【0043】このため、現像液供給管122の各吐出孔
121からは、常に一定の圧力で現像液が吐出されるこ
とになり、現像液供給管122内にエアが吸い込まれる
ことはない。従って、一部の吐出孔121が塞がれるこ
とにより、現像液供給管122から吐出される現像液の
吐出量が不均一になることを有効に防止することが可能
となる。
【0044】このようなチューブ161としては、適度
な弾性(収縮性)と耐薬品性を有する材料であれば、任
意の材質のものを使用することができる。なお、チュー
ブ161としては、ポンプ53と抵抗部162との間の
全域で弾性を有する必要はなく、ポンプ53と抵抗部1
62との間の少なくとも一部にポンプ53による脈動を
吸収しうる弾性部を有していればよい。
【0045】なお、安定部33においても、ポンプ83
と安定液供給管132とを弾性を有するチューブ161
で接続すると共に、当該チューブ161の後端部付近に
安定液に圧力損失を与えるための抵抗部162を配設し
ている。このため、現像部32と同様、安定部33にお
いても、安定液供給管132の各吐出孔131からは、
常に一定の圧力で安定液が吐出されることになり、安定
液供給管132内にエアが吸い込まれることはない。従
って、一部の吐出孔131が塞がれることにより、安定
液供給管132から吐出される安定液の吐出量が不均一
になることを有効に防止することが可能となる。
【0046】上述した実施の形態においては、例えば現
像部32において、現像液供給管122より吐出された
現像液を、現像液受け部124、拡散フィルム126お
よび塗布ローラ125を介して平版印刷版Mに塗布する
場合について説明したが、現像液吐出管122から平版
印刷版Mに直接現像液を供給する現像液供給装置にこの
発明を適用することも可能である。
【0047】また、上述した実施の形態においては、例
えば現像部32において、現像液供給管122の一端を
閉止し、そこに供給された現像液を全て吐出孔121か
ら吐出するように構成した場合について説明したが、現
像液供給管122におけるチューブ161と接続された
端部と反対側の端部を現像液タンク52に接続する現像
液の回収用管路をさらに配設し、現像液を循環しながら
その一部を吐出孔121から吐出する現像液の供給方式
を採用してもよい。
【0048】さらに、上述した実施の形態においては、
感光材料として銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた
平版印刷版Mを使用し、この平版印刷版Mに現像に必要
な量の現像液のみを塗布して現像処理を行う現像処理装
置3にこの発明を適用した場合について説明したが、こ
の発明はその他の各種の感光材料処理装置にも適用する
ことが可能である。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、処理液吐出孔と脈動
ポンプとの間に、そこを通過する処理液に圧力損失を与
える抵抗部を配設すると共に、脈動ポンプと抵抗部との
間の供給管路の少なくとも一部を弾性を有する管路より
構成したことから、脈動ポンプによる処理液の脈流を弾
性を有する管路により吸収することができる。このた
め、脈動ポンプを使用した場合であっても、処理液吐出
部内へのエアの進入を防止することができ、処理液吐出
部の処理液吐出孔が気泡により塞がれることを防止する
ことができることから、処理液を均一に供給することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平版印刷版の製版装置の概要図である。
【図2】現像処理装置3の概要図である。
【図3】現像処理装置3の配管系を示す概要図である。
【図4】現像液塗布機構43を示す概要図である。
【図5】安定液塗布機構73を示す概要図である。
【図6】ポンプ53と現像液供給管122との接続状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
2 露光装置 3 現像処理装置 32 現像部 33 安定部 34 乾燥部 43 現像液塗布機構 52 現像液タンク 53 ポンプ 73 安定液塗布機構 82 安定液タンク 83 ポンプ 121 吐出孔 122 現像液供給管 125 塗布ローラ 131 吐出孔 132 安定液供給管 135 塗布ローラ 161 チューブ 162 抵抗部 163 現像液通過孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液吐出孔から処理液を吐出すること
    により、感光材料に処理液を供給する感光材料処理装置
    の処理液供給装置であって、 複数の処理液吐出孔を有する処理液吐出部と、 処理液を貯留する処理液タンクと前記処理液吐出部とを
    接続する処理液の供給管路と、 前記供給管路中に配設され、前記処理液タンク中の処理
    液を前記処理液吐出部に向けて圧送する脈動ポンプと、 前記処理液吐出孔と前記脈動ポンプとの間に配設され、
    そこを通過する処理液に圧力損失を与える抵抗部とを備
    え、 前記脈動ポンプと前記抵抗部との間の供給管路の少なく
    とも一部を弾性を有する管路より構成したことを特徴と
    する感光材料処理装置の処理液供給装置。
JP23364696A 1996-08-14 1996-08-14 感光材料処理装置の処理液供給装置 Expired - Lifetime JP3367836B2 (ja)

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US08/910,157 US5887214A (en) 1996-08-14 1997-08-13 Apparatus for processing photosensitive material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013043137A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 塗布装置

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