JP3623661B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、処理部において処理液で処理された感光材料を乾燥するための乾燥部を備えた感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フィルム、印画紙、印刷版等の感光材料は、画像が記録された後に、現像液、定着液、安定化液、水洗水等の処理液によって処理される。このような処理を行う感光材料の処理装置としては、複数の搬送ローラ対等により構成される搬送手段により処理液を貯留した処理槽中に感光材料を搬送し感光材料を処理液中に浸漬することにより処理を行う浸漬型の処理装置や、感光材料を処理液中に浸漬するかわりに、感光材料の処理に必要な量の処理液を感光材料の感光面に塗布して処理を行う塗布方式の処理装置が知られている。
【0003】
このような感光材料処理装置においては、感光材料の感光面を処理液と接触させてその処理を行った後、当該感光材料の感光面にファンとヒータとにより形成された温風を吹き付けることにより、処理後の感光材料を乾燥させている。
【0004】
このような感光材料処理装置の乾燥装置において、感光材料の両面を迅速に乾燥させるためには、感光材料の搬送路の両側にヒータとファンとを配設し、これらのヒータとファンとを使用して感光材料の両面に温風を吹き付けることにより感光材料を完全に乾燥すればよいが、感光材料の搬送路の両側にヒータとファンとを配設した場合には、装置の電気容量が大きくなるばかりではなく、装置のコストが上昇し、また、装置が大型なものとなる。
【0005】
このような問題点を解消するため、本出願人は、先に、感光材料の感光面側に配設されたヒータとファンとにより形成された温風の一部を、感光材料の感光面と反対側に配設された裏面ダクトと、ファンとヒータとにより形成された温風の一部を裏面ダクトに案内する案内ダクトと、裏面ダクトと感光材料との間に配設された多孔板とから構成される温風案内手段を利用して感光材料の感光面と反対側の面に案内することにより、単一のヒータを利用して感光材料の両面を乾燥することができる感光材料処理装置を提案している(特開平10−97049号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した感光材料処理装置は、単一のヒータを利用して感光材料の両面を乾燥することができる点で優れたものではあるが、感光材料の種類によっては、感光材料におけるヒータおよびファンの配設側とは逆側の乾燥が不十分になる場合がある。
【0007】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、感光材料の片側にのみヒータおよびファンを配設した場合においても、感光材料の両面を確実に乾燥させることができる乾燥部を備えた感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、感光材料を処理液により処理する処理部と、前記処理部において処理され、搬送手段により搬送される感光材料の一方の面に対向して配置されたヒータと、感光材料に対して前記ヒータの後方に配設されたファンと、前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を感光材料の他方の面に案内する温風案内路と有する乾燥部とを備えた感光材料処理装置において、前記乾燥部の出口付近に配設され、前記乾燥部を通過した感光材料を挟持した状態で回転することにより、この感光材料を前記乾燥部より排出する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対により前記乾燥部から排出される感光材料の先端部に当接する当接部を有し、前記乾燥部から排出された感光材料の先端部が前記当接部と当接した後も前記搬送ローラ対の回転を継続することにより、感光材料をその先端部が前記当接部に当接した状態で前記他方の面を内側にして湾曲させた後、反転させる反転機構と、前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を、前記反転機構により湾曲状態とされた感光材料の内側部分に案内するための温風案内路と、感光材料の後端部付近が前記搬送ローラ対に挟持された時点で、前記搬送ローラ対の回転を一時的に停止させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、予め設定した時間の経過後に前記搬送ローラ対の回転を再開させている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記乾燥部に新たに進入した感光材料を検出したとき、前記搬送ローラ対の回転を再開させている。
【0011】
請求項4に記載の発明は、感光材料を処理液により処理する処理部と、前記処理部において処理され、搬送手段により搬送される感光材料の一方の面に対向して配置されたヒータと、感光材料に対して前記ヒータの後方に配設されたファンと、前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を感光材料の他方の面に案内する温風案内機構と有する乾燥部とを備えた感光材料処理装置において、前記乾燥部の出口付近に配設され、前記乾燥部を通過した感光材料を挟持した状態で回転することにより、この感光材料を前記乾燥部より排出する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対により前記乾燥部から排出される感光材料の先端部に当接する当接部を有し、前記乾燥部から排出された感光材料の先端部が前記当接部と当接した後も前記搬送ローラ対の回転を継続することにより、感光材料をその先端部が前記当接部に当接した状態で前記他方の面を内側にして湾曲させた後、反転させる反転機構と、前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を、前記反転機構により湾曲状態とされた感光材料の内側部分に案内するための温風案内路と、感光材料の後端部付近が前記乾燥部内に進入した時点で、前記搬送ローラ対の回転を低速に切り換える制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る感光材料処理装置としての現像処理装置11を備えた平版印刷版Mの製版装置の概要図である。
【0013】
この製版装置は、感光材料として銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた平版印刷版Mを使用し、この平版印刷版Mに対して画像の記録と現像処理とを行うものであり、平版印刷版Mに対して画像を記録する画像記録装置10と、画像記録後の平版印刷版Mに対して現像処理を行う現像処理装置11とから構成される。
【0014】
なお、銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた平版印刷版、特に、ハロゲン化銀乳剤層の上に物理現像核層を有する平版印刷版は、例えば、米国特許第3,728,114号、同4,134,769号、同4,160,670号、同4,336,321号、同4,501,811号、同4,510,228号、同4,621,041号明細書等に記載されている。
【0015】
このような平版印刷版においては、平版印刷版表面の露光された部分におけるハロゲン化銀は化学現像を生起し、黒色の銀となって親水性の非画線部を形成し、一方、未露光のハロゲン化銀結晶は現像液中の銀塩錯化剤により銀錯体となって表面の物理現像核層まで拡散し、核の存在により物理現像を生起してインキ受容性の物理現像銀を主体とする画線部を形成する。
【0016】
先ず、画像記録装置10の構成について説明する。
【0017】
画像記録装置10は、収納部12にロール状に巻回された状態で収納された長尺の平版印刷版Mを搬送するためのニップローラ対37、38を含む複数の搬送ローラと、これらの搬送ローラによって搬送される平版印刷版Mに対し、その搬送方向と直行する方向にレーザビームを走査することにより、平版印刷版Mに画像を記録するための露光機構13と、前記平版印刷版Mに位置決め用のパンチ孔を穿孔するための穿孔機構14と、前記露光機構13による平版印刷版Mへのレーザビームの照射位置より微小距離離隔した位置において平版印刷版Mを切断する切断機構15とを備える。
【0018】
収納部12は、長尺の平版印刷版Mを巻回した状態で収納するものであり、この収納部12に収納された長尺の平版印刷版Mは、図示しないガイド部材等により案内され、穿孔機構14に向けて搬送される。
【0019】
穿孔機構14は、平版印刷版Mに位置決め用のパンチ孔を穿孔するための穿孔部と、この穿孔部によりパンチ孔が穿孔された平版印刷版Mから生ずるパンチ屑を回収するための回収部とを有し、図示しないモータの駆動でダイスに対して昇降する一対のポンチにより、位置決め用のパンチ孔を穿孔する構成となっている。
【0020】
穿孔機構14により位置決め用のパンチ孔が穿孔された平版印刷版Mは、ニップローラ対37、38により挟持された状態で搬送され、露光機構13により画像を記録される。この露光機構13は、回転多面鏡63と、Fθレンズ64と、折返しミラー65と、シリンドリカルレンズ66とを備える。図示しないレーザ光源より出射され、画像信号により変調されたレーザビームRは、回転多面鏡63により偏向され、Fθレンズ64、折返しミラー65およびシリンドリカルレンズ66を介して集光されて、平版印刷版Mをその搬送方向と直行する方向に走査する。
【0021】
切断機構15は、平版印刷版Mの幅方向に往復移動するカッターを備え、このカッターにより平版印刷版Mを所定の長さに切断する構成となっている。
【0022】
なお、画像記録装置10における平版印刷版Mの搬送速度と現像処理装置11における平版印刷版Mの搬送速度とは一致しないため、平版印刷版Mを単純に画像記録装置10と現像処理装置11とに亘って搬送することはできない。また、切断機構15による平版印刷版Mの切断時や穿孔機構14によるパンチ孔の穿孔時においては、平版印刷版Mの搬送を停止させる必要がある。このため、画像記録装置10と現像処理装置11との間には平版印刷版Mのバッファ部26が配設されており、画像記録装置10において露光の終了した平版印刷版Mの搬送時に、このバッファ部26に一定長さの平版印刷版Mを貯留した後、現像処理装置11に搬送するように構成されている。
【0023】
次に、この発明に係る現像処理装置11の成について説明する。図2は、図1における現像処理装置11を拡大して示す概要図である。
【0024】
この現像処理装置11は、露光後の平版印刷版Mに現像液(アクチベータ)を塗布して現像処理する現像部22と、現像処理後の平版印刷版Mに安定液を塗布して安定化処理する安定部23と、安定化処理後の平版印刷版Mを乾燥するための乾燥部24とから構成される。
【0025】
現像部22は、バッファ部26から搬送ローラによって搬送された平版印刷版Mの感光面に一定量の現像液を計量して塗布するための塗布ローラ75と、この塗布ローラ75に当接するバックアップローラ78とを有する現像液塗布機構43と、現像処理に供された現像液を平版印刷版Mから除去するための一対の絞りローラ44、45と、平版印刷版Mを案内するための複数のガイド部材とを有する。
【0026】
現像液塗布機構43は、現像液を貯留する現像液タンク46とポンプ47を介して接続されている。また、現像液塗布機構43の下方には回収トレイ48が設置されている。現像液タンク46内の現像液はポンプ47により現像液塗布機構43に圧送され、平版印刷版M上に供給される。そして、平版印刷版Mの両端部や後端部から流出した現像液等の平版印刷版Mに塗布されなかった現像液は、回収トレイ48上に滴下する。さらに、この現像液は、回収トレイ48の下端部に設けられた回収管49を介して現像液タンク46の液受部51に滴下し、現像液タンク46内に回収される。現像液タンク46には、パネルヒータ52が内蔵されており、現像液タンク46と現像液塗布機構43を含む現像液の循環路中を循環する現像液を所定の温度に維持するように構成されている。
【0027】
また、一対の絞りローラ44、45の下方には回収トレイ53が設置されている。一対の絞りローラ44、45によって平版印刷版Mから除去された疲労現像液は、一対の絞りローラ44、45の下方に設けられた液受け部材54の回収孔55を介して回収トレイ53上に滴下する。そして、さらにこの現像液は、回収トレイ53の下端部に設けられた回収管56を介して排液タンク57に排出される。
【0028】
安定部23は、現像部22より搬送された平版印刷版Mの感光面に一定量の安定液を計量して塗布するための塗布ローラ98を有する安定液塗布機構81と、安定化処理に供された安定液を平版印刷版Mから除去するための一対の絞りローラ82、83と、平版印刷版Mを案内するための複数のガイド部材とを有する。
【0029】
安定液塗布機構81は、図2に示すように、安定液を貯留する安定液タンク84とポンプ85を介して接続されている。また、安定液塗布機構81の下方には回収トレイ86が設置されている。安定液タンク84内の安定液はポンプ85により安定液塗布機構81に圧送され、平版印刷版M上に供給される。そして、平版印刷版Mの両端部や後端部から流出した安定液等の平版印刷版Mに塗布されなかった安定液は、回収トレイ86上に滴下する。そして、さらにこの安定液は、回収トレイ86の下端部に設けられた回収管87を介して安定液タンク84の液受部88に滴下し、安定液タンク84内に回収される。
【0030】
また、一対の絞りローラ82、83の下方には回収トレイ89が設置されている。一対の絞りローラ82、83によって平版印刷版Mから除去された安定液は、一対の絞りローラ82、83の下方に設けられた液受け部材92の回収孔93を介して、回収トレイ89上に滴下する。そして、さらにこの安定液は、回収トレイ89の下端部に設けられた回収管91を介して、排液タンク57に排出される。
【0031】
乾燥部24と安定部23との間には、安定部23より搬送された平版印刷版Mを支持して搬送するゴムローラ102と、ゴムローラ102に対して所定の圧力をもって当接することにより平版印刷版Mの乾燥むらを防止する鏡面ローラ103と、鏡面ローラ103に対してゴムローラ102を介して洗浄液を供給するための洗浄液貯留部104とが配設されている。洗浄液貯留部104は、現像部22における一対の絞りローラ44、45に対して洗浄液を供給するための洗浄液供給管105とポンプ106を介して接続されている。
【0032】
次に、この発明の特徴部分たる乾燥部24の構成について説明する。図3は乾燥部24の側面図であり、図4は乾燥部24の正面図、また、図5はその温風案内板131を示す斜視図である。
【0033】
この乾燥部24は、支持板134に支持された一対のファン122と、支持板134から垂下する一対の支持部材135にその両端を支持されたヒータ121とを備える。これらのファン122およびヒータ121により形成された温風は、平版印刷版Mの感光面に吹き付けられる。
【0034】
また、平版印刷版Mの感光面とは逆側の面には、温風案内板131の支持部132に支持された一対のファン123が配設されている。平版印刷版Mの感光面側に配設されたファン122およびヒータ121により形成された温風は、温風案内板131の両側に形成された開口部133を通過してこれらのファン123により吸引され、温風案内板131に穿設された多数の孔部を介して平版印刷版Mの感光面とは逆側の面に吹き付けられる。
【0035】
この乾燥部24の入口側には、上述したゴムローラ102および鏡面ローラ103と同期して回転する搬送ローラ125、126が配設されている。また、この乾燥部24の出口側には、搬送ローラ127と、この搬送ローラ127と共に各々搬送ローラ対を形成する2本の搬送ローラ128、129と、平版印刷版Mを搬送ローラ128から搬送ローラ129側に案内するためのガイド部材130とが配設されている。
【0036】
また、搬送ローラ125、126と搬送ローラ127、128、129との間には、そこを通過する平版印刷版Mの端部を検出するためのセンサ124が配設されている。なお、平版印刷版Mの端部を搬送部24に配設したセンサ124で検出するかわりに、現像処理装置11における各絞りローラ44、45、82、83、バックアップローラ78、ゴムローラ102および搬送ローラ125、126、127等のローラを回転させる駆動モータの回転と同期して発生するパルスをカウントすること等により、平版印刷版Mの端部の位置を監視する構成としてもよい。
【0037】
乾燥部24から排出された平版印刷版Mを受け取るための排出トレイ25の基端部側における搬送ローラ127および129の共通接線の延長線上の位置には、搬送ローラ対を形成するこれらの搬送ローラ127、129により搬送された平版印刷版Mの先端部が当接する当接部137が形成されている。この排出トレイ25に形成された当接部137は、後述する平版印刷版Mの反転動作時に使用される。
【0038】
この現像処理装置11における各絞りローラ44、45、82、83、バックアップローラ78、ゴムローラ102および搬送ローラ125、126、127等のローラは、単一の駆動モータの駆動により互いに同期して回転する構成となっている。但し、乾燥部24の出口側の搬送ローラ127は、後述するクラッチ機構80を介して上記駆動モータと接続されている。また、この搬送ローラ127と当接する搬送ローラ128、129は、搬送ローラ127に従動して回転する。
【0039】
図6は、現像処理装置11の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【0040】
この現像処理装置11は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM111と、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM112と、論理演算を実行するCPU113と、タイマー116とからなる制御部114を備える。この制御部114は、インターフェース115を介して、上述したセンサ124およびクラッチ機構80と接続されている。
【0041】
この現像処理装置11により平版印刷版Mの現像処理する場合においては、前段の画像記録装置10により画像を記録された平版印刷版Mに対して、現像液塗布機構43により、平版印刷版Mの現像処理に必要な量の現像液が塗布される。現像処理に必要な量の現像液のみを塗布された平版印刷版Mは、現像液塗布機構43から一対の絞りローラ44、45に至る空間現像部を搬送される間に、その感光面において現像処理が完了する。そして、平版印刷版Mに付着している現像処理に供された現像液は、一対の絞りローラ44、45により除去される。
【0042】
続いて、平版印刷版Mは、安定液塗布機構81により、平版印刷版Mの安定処理に必要な量の安定液を塗布される。安定処理に必要な量の安定液のみを塗布された平版印刷版Mは、一対の絞りローラ82、83まで搬送される間に安定化処理され、平版印刷版Mに付着している安定化処理に供された安定液は、一対の絞りローラ82、83により除去される。そして、安定化処理の終了した平版印刷版Mは、鏡面ローラ103によって押圧されることにより乾燥むらを予防された後、後程詳細に説明する工程によって乾燥部24により乾燥処理され、排出トレイ25上に排出される。
【0043】
この現像処理装置11においては、平版印刷版Mに現像処理に必要な量の現像液のみが塗布されて現像処理が行われるため、処理に要する現像液の使用量を減少することが可能となる。また、平版印刷版Mに対して、実質的に未使用の処理液が供給されることとなるため、平版印刷版Mに対して常に均一な処理を施すことが可能となる。
【0044】
次に、この現像処理装置11における平版印刷版Mの乾燥動作について説明する。図7は平版印刷版Mの乾燥工程を示すフローチャートである。
【0045】
搬送ローラ125、126を通過してこの乾燥部24に搬送された平版印刷版Mの感光面には、ファン122およびヒータ121により形成された温風が吹き付けられる。また、平版印刷版Mの感光面とは逆側の面には、ファン122およびヒータ121により形成された後、温風案内板131の両側に形成された開口部133を通過してファン123により吸引された温風が、温風案内板131に穿設された多数の孔部を介して吹き付けられる。この場合においては、平版印刷版Mの感光面側にはファン122およびヒータ121により形成された温風が直接吹き付けられることから、平版印刷版Mの感光面側はその逆側に比べて、より迅速に乾燥される。
【0046】
このような状態で平版印刷版Mの搬送を継続すれば、平版印刷版Mの先端部は、対を成す状態で互いに同期して回転する搬送ローラ127、129により挟持されて乾燥部24を通過した後、図3において符号M1で示すように、排出トレイ25の基端部側に凹状に形成された当接部137に当接する。
【0047】
そして、この平版印刷版Mは、搬送ローラ127、129が回転を継続することにより、図3において符号M2、M3で示すように、その先端部を当接部137に当接させたままの状態で感光面とは逆側を内側にして湾曲する。
【0048】
そして、乾燥部24に配設されたセンサ124が平版印刷版Mの後端部を検出してから若干の時間が経過して、平版印刷版Mの後端部付近が搬送ローラ127、129に挟持された状態となれば(ステップS11)、制御部114の指令によりクラッチ機構80を作動させ、搬送ローラ127、128、129の回転を停止させる(ステップS12)。そして、搬送ローラ127、128、129が停止してからの時間を計測するための制御部114のタイマー116をリセットする(ステップS13)。
【0049】
この状態においては、図3において符号M5で示すように、平版印刷版Mは、その先端部が当接部137に当接し、その後端部付近が搬送ローラ127、129に挟持されて、感光面とは逆側の面を内側にした湾曲状態となる。そして、平版印刷版Mの内側には、図3において矢印141で示す搬送ローラ127と温風案内板131との間の温風案内路を通って、ヒータ121とファン122とにより形成された温風の一部が案内される。従って、平版印刷版Mがこの湾曲状態を保ったまま停止することにより、その感光面側に比べて乾燥が不十分であった感光面とは逆側の面が十分に乾燥される。
【0050】
そして、センサ124が次の平版印刷版Mの先端部を検出すれば、制御部114の指令によりクラッチ機構80を作動させ、搬送ローラ127、128、129を再度回転させる(ステップS14)。また、センサ124が次の平版印刷版Mの先端部を検出しない場合においても、制御部114のタイマー116により予め設定した数秒乃至数十秒程度の時間が経過したことを確認すれば、制御部114の指令によりクラッチ機構80を作動させ、搬送ローラ127、128、129を再度回転させる(ステップS15)。
【0051】
これにより、その後端部付近が搬送ローラ127、129に挟持されて湾曲状態となっていた平版印刷版Mは、図3においてM6およびM7に示す状態となって、排出トレイ25上に排出される。
【0052】
従って、上述した実施形態に係る現像処理装置11によれば、平版印刷版Mを、その感光面とは逆側の面を内側にした湾曲状態を保ったまま停止させることにより、その感光面側に比べて乾燥が不十分であった感光面とは逆側の面を十分に乾燥させることが可能となる。
【0053】
なお、上述した実施形態のように、搬送ローラ127、129の回転を停止することにより平版印刷版Mを湾曲状態で停止させるかわりに、平版印刷版Mを搬送ローラ127、129により低速で搬送させる構成としてもよい。
【0054】
図8は、このような実施形態に係る平版印刷版Mの乾燥工程を示すフローチャートである。
【0055】
なお、この実施形態においては、上述したクラッチ機構80に換えて、搬送ローラ127を、この搬送ローラ127に従動回転する搬送ローラ128、129と共に、駆動モータ90の駆動で回転させる構成となっている。このため、これらの搬送ローラ127、128、129は、絞りローラ44、45、82、83、バックアップローラ78、ゴムローラ102および搬送ローラ125、126等の他のローラとは独立して回転可能となっている。
【0056】
なお、駆動モータ90は、図6に示すように、上述したクラッチ機構80のかわりに、インターフェース115を介して制御部114と接続されている。また、この実施の形態においては、センサ124に換えて、平版印刷版Mが乾燥部24に進入したことを図示しないセンサにより検出している。
【0057】
この実施の形態においては、平版印刷版Mが乾燥部24に進入する以前においては駆動モータ90は停止しており、搬送ローラ127、128、129は回転していない。そして、図示しないセンサにより平版印刷版Mが乾燥部24に進入したことを検出すれば(ステップS21)、駆動モータ90が高速回転し、搬送ローラ127、128、129を、その上流側の搬送ローラ125、126等と同一の周速度で回転させる(ステップS22)。また、平版印刷版Mが乾燥部24内に浸入して駆動モータ90が高速回転した後の時間を計測するための制御部114のタイマー116をリセットする(ステップS23)。
【0058】
これにより平版印刷版Mは、乾燥部24の入口側の搬送ローラ125、126および乾燥部24の出口側の搬送ローラ127、128、129により順次搬送される。そして、この平版印刷版Mの感光面には、ファン122およびヒータ121により形成された温風が吹き付けられる。また、平版印刷版Mの感光面とは逆側の面には、ファン122およびヒータ121により形成された後、温風案内板131の両側に形成された開口部133を通過してファン123により吸引された温風が、温風案内板131に穿設された多数の孔部を介して吹き付けられる。
【0059】
このような状態で制御部114のタイマー116に予め設定した時間が経過して、平版印刷版Mの先端部が当接部137に当接し、さらに平版印刷版Mの後端部が搬送ローラ125、126を通過すれば(ステップS24)、駆動モータ90を低速で回転させる(ステップS25)。なお、上述したタイマー116には、平版印刷版Mが乾燥部24内に浸入して駆動モータ90が高速回転した後、平版印刷版Mの後端部が搬送ローラ125、126を通過するまでの時間が予め設定されている。
【0060】
このような状態においては、平版印刷版Mは、搬送ローラ127、129が低速で回転することにより、図3において符号M2で示す状態から、M3、M4、M5で示す状態にゆっくりと変化し、やがて、図3においてM6およびM7に示す状態となって、排出トレイ25上に排出される。そして、その間に、平版印刷版Mの内側には、図3において矢印141で示す搬送ローラ127と温風案内板131との間の温風案内路を通って、ヒータ121とファン122とにより形成された温風の一部が案内される。このため、平版印刷版Mにおける感光面とは逆側の面が十分に乾燥される。
【0061】
従って、上述した実施形態に係る現像処理装置11によれば、平版印刷版Mを低速で搬送して、その感光面とは逆側の面を内側にした湾曲状態を長時間持続させることにより、その感光面側に比べて乾燥が不十分であった感光面とは逆側の面を十分に乾燥させることが可能となる。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、感光材料を湾曲させた状態でその搬送を一時的に停止させることから、感光材料の片側にのみヒータおよびファンを配設した場合においても、感光材料の両面を確実に乾燥させることが可能となる。このとき、ヒータとファンとにより発生した温風の一部を湾曲状態とされた感光材料の内側部分に案内することから、感光材料を有効に乾燥させることができる。
【0063】
請求項2に記載の発明によれば、予め設定した時間の経過後に搬送ローラ対の回転を再開させることから、感光材料の乾燥後、感光材料を過度に加熱することなく排出することができる。
【0064】
請求項3に記載の発明によれば、乾燥部に新たに進入した感光材料を検出したとき搬送ローラ対の回転を再開させることから、感光材料が互いに干渉することを防止することができる。
【0065】
請求項4に記載の発明によれば、感光材料を湾曲させた状態で低速で搬送することから、感光材料の片側にのみヒータおよびファンを配設した場合においても、感光材料の両面を確実に乾燥させることが可能となる。このとき、ヒータとファンとにより発生した温風の一部を湾曲状態とされた感光材料の内側部分に案内することから、感光材料を有効に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る感光材料処理装置としての現像処理装置11を備えた平版印刷版Mの製版装置の概要図である。
【図2】現像処理装置11を拡大して示す概要図である。
【図3】乾燥部24の側面図である。
【図4】乾燥部24の正面図である。
【図5】温風案内板131を示す斜視図である。
【図6】現像処理装置11の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【図7】平版印刷版Mの乾燥工程を示すフローチャートである。
【図8】他の実施形態に係る平版印刷版Mの乾燥工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像記録装置
11 現像処理装置
22 現像部
23 安定部
24 乾燥部
25 排出トレイ
80 クラッチ機構
90 駆動モータ
114 制御部
121 ヒータ
122 ファン
123 ファン
124 センサ
127 搬送ローラ
128 搬送ローラ
129 搬送ローラ
131 温風案内板
137 当接部
141 温風案内路
M 平版印刷版
Claims (4)
- 感光材料を処理液により処理する処理部と、
前記処理部において処理され、搬送手段により搬送される感光材料の一方の面に対向して配置されたヒータと、感光材料に対して前記ヒータの後方に配設されたファンと、前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を感光材料の他方の面に案内する温風案内路と有する乾燥部と、
を備えた感光材料処理装置において、
前記乾燥部の出口付近に配設され、前記乾燥部を通過した感光材料を挟持した状態で回転することにより、この感光材料を前記乾燥部より排出する搬送ローラ対と、
前記搬送ローラ対により前記乾燥部から排出される感光材料の先端部に当接する当接部を有し、前記乾燥部から排出された感光材料の先端部が前記当接部と当接した後も前記搬送ローラ対の回転を継続することにより、感光材料をその先端部が前記当接部に当接した状態で前記他方の面を内側にして湾曲させた後、反転させる反転機構と、
前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を、前記反転機構により湾曲状態とされた感光材料の内側部分に案内するための温風案内路と、
感光材料の後端部付近が前記搬送ローラ対に挟持された時点で、前記搬送ローラ対の回転を一時的に停止させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする感光材料処理装置。 - 請求項1に記載の感光材料処理装置において、
前記制御手段は、予め設定した時間の経過後に前記搬送ローラ対の回転を再開させる感光材料処理装置。 - 請求項2に記載の感光材料処理装置において、
前記制御手段は、前記乾燥部に新たに進入した感光材料を検出したとき、前記搬送ローラ対の回転を再開させる感光材料処理装置。 - 感光材料を処理液により処理する処理部と、
前記処理部において処理され、搬送手段により搬送される感光材料の一方の面に対向して配置されたヒータと、感光材料に対して前記ヒータの後方に配設されたファンと、前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を感光材料の他方の面に案内する温風案内機構と有する乾燥部と、
を備えた感光材料処理装置において、
前記乾燥部の出口付近に配設され、前記乾燥部を通過した感光材料を挟持した状態で回転することにより、この感光材料を前記乾燥部より排出する搬送ローラ対と、
前記搬送ローラ対により前記乾燥部から排出される感光材料の先端部に当接する当接部を有し、前記乾燥部から排出された感光材料の先端部が前記当接部と当接した後も前記搬送ローラ対の回転を継続することにより、感光材料をその先端部が前記当接部に当接した状態で前記他方の面を内側にして湾曲させた後、反転させる反転機構と、
前記ヒータと前記ファンとにより発生した温風の一部を、前記反転機構により湾曲状態とされた感光材料の内側部分に案内するための温風案内路と、
感光材料の後端部付近が前記乾燥部内に進入した時点で、前記搬送ローラ対の回転を低速に切り換える制御手段と、
を備えたことを特徴とする感光材料処理装置。
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