JPH0425031B2 - - Google Patents

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JPH0425031B2
JPH0425031B2 JP59140350A JP14035084A JPH0425031B2 JP H0425031 B2 JPH0425031 B2 JP H0425031B2 JP 59140350 A JP59140350 A JP 59140350A JP 14035084 A JP14035084 A JP 14035084A JP H0425031 B2 JPH0425031 B2 JP H0425031B2
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JP
Japan
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lever
coin
locking
coin receiving
star
Prior art date
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JP59140350A
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JPS6120574A (ja
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Masanori Kawaguchi
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SHUKO DENSHI KK
Original Assignee
SHUKO DENSHI KK
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Publication date
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Publication of JPH0425031B2 publication Critical patent/JPH0425031B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多数のパチンコ台を配列したいわゆ
る島の台間に配設される薄型の玉貸機に関する。
(従来技術及びその問題点) 一般にパチンコ用玉貸機には、パチンコホール
に設置され、電気的手段を併用した大型の玉貸機
と、台間に配置される薄型で電気的手段を使用し
ていない玉貸機がある。
薄型の玉貸機は、電気的手段を採用していない
ため、コストが安いという利点はあるが、コイン
の重量で玉貸機構を作動させなければならない点
に難点がある。
すなわち、従来の薄型玉貸機は、玉通路を流下
するパチンコ玉に係合して回転するスターホイル
に連動して回転する段付歯車の段部と係合する爪
を有するレバーをコインの落下衝撃力で回動させ
て前記係合を解除することで所定数のパチンコ玉
を貸し出すようになつているのであるが、スター
ホイルにはそれより上方にあるパチンコ玉の重量
が作用し、その偶力が段付歯車を介して段部に伝
達されるため段部における偶力はスターホイルの
偶力よりも大きくなり前記係合はなかなか強いも
のとなる。
このため従来の玉貸機にあつては前記係合がコ
インの落下衝撃力でも確実に外れるように、段部
と爪の形状を外れ易い形状としなければならず、
特に成形に高度の精度が要求されるという難点が
あつた。
一方、スターホイルの回転規制を従来のような
段付歯車に対してではなく、リンクを用い、この
リンクを機枠に形成したガイド片に沿つてスライ
ドできるようにして、リンクに設けた係止爪で直
接的にスターホイルの回転規制を行うように構成
した発明を本出願人は先に特願昭59−15513号に
開示している。
この発明によれば、スターホイルより上方にあ
るパチンコ玉の重量により生ずる偶力のより小さ
な部位において回転を規制することができ、この
ため、スターホイルの係止部と係止レバーの係止
爪との係合力が従来に比べて小さくなり、コイン
の落下衝撃力のみによつて両者の係合を外すこと
ができるという長所を有する。
しかし、この特願昭59−15513号の発明はリン
クとガイド片との摩擦力により、リンクがスムー
ズに上下動しない場合があり、そのため、スター
ホイルの係止部とリンクの係止爪との係合力にば
らつきが生じ、従つて、係止爪の係脱が不安定に
なることがあり、確実な玉貸機構の作動が行われ
ないという問題があつた。
本発明の目的は、以上のような従来の玉貸機や
特願昭59−15513号の玉貸機の難点を解決し、コ
インの落下衝撃力で確実に玉貸が行われるように
し、かつ成形に際し格別高度な精度を不要とする
ことにある。
(問題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明玉貸機は、パ
チンコ玉が流下する玉通路と、コインが落下する
コイン通路を具えた玉貸機において、玉通路に臨
んでパチンコ玉と係合して回転し、かつ側面に係
止部を有するスターホイルと、コイン通路に投入
されたコインを受けて揺動するコイン受けレバー
と、前記スターホイルの係止部と係脱する係止爪
を有する係止レバーと、前記コイン受けレバーの
コインによる揺動でこの係止レバーの係止爪がス
ターホイルの係止部から外れるように該係止レバ
ーとコイン受けレバーとに連結されたリンクと、
前記スターホイルと連動してスターホイルが所定
数回転する間前記係止レバーの係止爪がスターホ
イルの係止部から外れた状態を保持する保持機構
を設けた。
(作用効果) 本発明玉貸機は上記の構成としたので、コイン
通路にコインが投入されると、これがコイン受け
レバーを揺動させ、該レバーの揺動によりリンク
を介して係止レバーの係止爪がスターホイルの係
止部から外れ、保持機構の作動中スターホイルが
所定数回転し、所定数のパチンコ玉が貸し出され
る。
そして、本発明玉貸機にあつては、スターホイ
ルの回転規制を従来のような段付歯車に対してで
はなく、係止レバーを使用して直接スターホイル
に対して行うようにしたから、スターホイルより
上方にあるパチンコ玉の重量により生ずる偶力の
より小さな部位において回転を規制することがで
き、このためスターホイルの係止部と係止レバー
の係止爪との係合力は、従来に比べて小さく、し
たがつて、コインの落下衝撃力によつて確実に両
者の係合を外すことができ、しかも、特願昭59−
15513号の玉貸機のようなリンクとガイド片との
摩擦力によるスターホイルの係止部とリンクの係
止爪との係合力のばらつき発生による不安定さを
なくし、よつて、両者の係脱を安定させて確実に
所定数のパチンコ玉の貸出を行うことができる。
更に、スターホイルの係止部及びリンクの係止
爪を成形するに際し、格別高度な精度が要求され
ることないという効果を奏する。
(実施例) 以下図示の実施例について説明する。
第1図は本発明玉貸機のカバーを取り外した状
態の正面図である。
1は機枠であつて、その両側には玉通路2とコ
イン通路3が形成されている。4は、その外周が
玉通路2に臨んだスターホイルであつて、これは
玉通路2を流下するパチンコ玉と係合し、回転す
るようになつている。スターホイル4には、2つ
の係止段部4a,4bのある係止部4cが一体的
に形成されている。また、スターホイル4には、
歯車5が一体的に形成されており、この歯車5
が、中間歯車6を介して段付歯車7と噛合してい
るため、段付歯車7は、スターホイル4の回転に
応じて回転するようになつている。
段付歯車7の表面には段部体8が一体的に設け
られており、裏面には突起9が一体的に設けられ
ている。したがつて段部体8及び突起9は歯車7
と一緒に回転する。
段部体8は、第1、2の段部10,11を有
し、第1と第2の段部10,11間において一方
には中径部14が、他方においては小径部13と
大径部15が形成され、更にこの小径部13と大
径部15の間には角部16が形成されている。
17はコイン受レバーであつて、このコイン受
レバー17には段部体8が入る開口部18が形成
されている。開口部18には段部体8の方向に突
出した相対向する2つの突出部19,20が形成
されている。この段部体8と開口部18は後に詳
しく説明するように保持機構を構成する。
また、このコイン受レバー17には、前記コイ
ン通路3に突出するコイン受部21が形成され更
に裏面にはピン26が形成されている。
コイン受レバー17は、枢軸22を中心として
揺動可能であるが、前記突出部19,20が段部
体8に当接することによつて、その揺動が規制さ
れるようになつている。
したがつて、コイン通路3に突出したコイン受
部21の揺動も規制されるようになつている。
このコイン受部21に対応するコイン通路3の
壁面3aには、凹部3bが形成されて、この凹部
3bがコインの迂回路となつている。
70は、枢軸72を中心に揺動可能な係止レバ
ーであつて、その下縁に前記スターホイル4の係
止部4cの係止段部4a又は4bと径脱する係止
爪71が形成されている。
係止レバー70は、その先端がピン結合により
コイン受レバー17に設けた軸50とリンク73
で連結されており、コイン受レバー17がコイン
を受けて第1図上反時計方向に揺動した際リンク
73が上方に移動することにより反時計方向に回
動して係止爪71がスターホイルの係止段部4a
から外れるようになつている。
なお、軸50はコイン受レバー17を時計方向
に附勢する錘の役割をも果たしている。
以上が、本実施例の基本的構成である玉貸機構
であるが、本実施例は更にコイン切機構及び不正
防止機構を具えている。
そこで先ずコイン切機構について説明すると、
コイン切機構は、二枚以上のコインが連続投入さ
れた場合に、コインを一枚づつコイン受レバー1
7のコイン受部21上に落下せしめるためのもの
であつて、コイン切レバー23と、これと連動す
るカム60と、前記保持機構8,18と、前記コ
イン受レバー17の裏面に突設したピン26から
なる。ただ、この機構の主目的はコイン切りにあ
るが、後述する所定不正行為に対する不正防止機
能をも有している。
コイン切レバー23は、枢軸24によつて揺動
可能に取付けてある。
コイン切レバー23は、コイン通路3における
コイン受レバー17のコイン受部21が突出して
いる箇所より上方において、少なくとも何れか一
方がコイン通路に突出する上下の突出部25,2
7を具え、更に横方に延設した端部にピン23a
が突設されている。
カム60は、軸61で枢支され、前記コイン切
レバーのピン23aと係合するスリツト62が形
成され、この係合によつて前記コイン切レバー2
3と連動するようになつている。
このカム60には、非揺動時にコイン受けレバ
ー17のピン26と当接して該レバーの揺動を規
制する横方向の周縁63と、揺動後において揺動
した前記コイン受レバー17のピン26と当接す
る縦方向の周縁64を有している。
次ぎに不正防止機構は、所定の不正行為を防止
するためのものであつて、不正防止用レバー29
と、コイン検知レバー40と、段付歯車7の裏面
の突起9と、コイン受レバー17の裏面の突起2
6と、保持機構8,18とからなる。
不正防止用レバー29は、水平部30及び垂直
部31からなる全体としてほぼL字形であり、前
記の枢軸24で揺動可能に取付けられている。水
平部30の先端32は、前記段付歯車7の裏面に
ある突起9の回転軌道中に位置しており、また垂
直部31には、前記コイン受レバー17のピン2
6と係脱する凹部33が形成され、更にこの凹部
33の下方に鉤部34が形成されている。40
は、コインの検知レバーであつて、この検知レバ
ー40は枢軸41で揺動可能に取付けられてい
る。
検知レバー40は、コイン通路3における前記
コイン受レバー17のコイン受部21が突出して
いる箇所より下方において突出可能な先端部42
を具えており、また前記不正防止用レバー29の
鉤部34に対向する箇所に、この鉤部4と当接及
び係脱可能な2つの突出部43,44を具えてい
る。なお、レバー29,40は各々取付けられた
ウエイト51,52の作用によつて時計方向に附
勢され、コイン切レバー23は、その自重及びカ
ム60の自重によつて下突出部27がコイン通路
に突出する方向に附勢されるようになつている。
その他、53はスターホイルとパチンコ玉の係
合を確実ならしめるための規制部材、54は、放
出されるパチンコ玉を一時的に貯留するためのタ
ンク、55は、検知レバー40が一回揺動する毎
に、これを検知するためのリミツトスイツチであ
つて、このリミツトスイツチ55には、検知レバ
ー40の適所に当接する図示しない感知針があ
る。ただしこのリミツトスイツチは取付けないこ
ともある。
以上、実施例の構成について説明したが次ぎに
作用について説明する。
本玉貸機の基本作用は、投入されたコインでコ
イン受レバー17を揺動させ、係止レバー70を
揺動せしめてその係止爪71をスターホイルの係
止部4cから外し、所定数のパチンコ玉を貸し出
すことにあるが、コイン切機構及び不正防止機構
の作用を合わせて以下順を追つて説明する。
先ず不正行為がない場合について説明する。
() 第1図に示すようにコインが投入される前
においては、コイン受レバー17はウエイト5
0の作用でその突出部19が段付歯車の段部体
8の小径部13に当接している。リンク73も
その自重及びコイン受レバー17の作用で下降
した位置にあり、係止レバー70の係止爪71
はスターホイル4の係止段部4aと係合してい
る。
したがつてスターホイル4は回転不能の状態
にあり、パチンコ玉(図示せず)は流下しな
い。
この状態において、コイン切レバー23は、
下突出部27のみがコイン通路3に突出し、カ
ム60の横周縁63にピン26が当接すること
でコイン受レバー17の揺動も規制されてい
る。また不正防止レバー29は、その垂直部3
1がコイン通路3を形成するリブ3cと当接
し、水平部30の先端32は段付歯車7の裏側
に入り込んでいる。検知レバー40は、その突
出部43上縁が不正防止レバー29の鉤部34
の下縁と当接して時計方向への回動が不能とな
つており、その先端部42はコイン通路3に突
出していない。
() コインaが投入されると、コインaはコイ
ン切レバー23の上の突出部25を通過して下
の突出部27に突き当たり、第2図の如くコイ
ン切レバー23を反時計方向に揺動せしめ、こ
れに応じてカム60が時計方向に揺動すること
により、ピン26に対する横周縁63の規制が
解かれることになる。これによつてコイン受レ
バー17は揺動可能となり前記コインaがコイ
ン受部21に突き当たつてこれを押し下げる。
また、コイン切レバー23が反時計方向に揺
動した時点において、上の突出部25がコイン
通路3に突出しており、コインが連続して投入
されている場合には次のコインa′が、この上の
突出部25に当接してその落下が規制される。
このとき、コイン切レバー23とカム60は、
先に説明したようにその自重により、コイン切
レバー23の上突出部25がコイン通路3から
後退する方向に附勢されているが、カム60の
縦縁64が、揺動したコイン受レバー17のピ
ン26に当接することでその回動が規制され、
したがつてコイン切レバー23も揺動せず、確
実に次位のコインa′が係止される。
なお、カム60の横周縁63は軸61を中心
とする円弧状、縦周縁64は、コイン受レバー
の軸22を中心とする円弧状に形成されている
ので上記動作はスムーズに行われる。
コインaがコイン受レバー17のコイン受部
21を押し下げることにより、コイン受レバー
17は反時計方向に揺動し、その開口部18の
突出部20が段部体8の中径部14に当接する
ことにより揺動が規制されるので、コインa
は、コイン受レバーのコイン受部21とコイン
通路3の角部3dで支持されて停止することに
なる。そして、コイン受レバー17の反時計方
向への揺動によつてリンク73は上昇し、係止
レバー70が反時計方向に回動してその係止爪
71とスターホイルの係止部4aの係合は解か
れ、スターホイル4が回転可能となつてパチン
コ玉がスターホイル4と係合し、回転させなが
ら玉通路2を流下することとなる。また、スタ
ーホイル4の回転と連動して段付歯車7も回転
を開始する。
() パチンコ玉が流下してスターホイル4が回
転することにより、段付歯車7も時計方向に回
転し、その裏面にある突起9が不正防止レバー
29の水平部の先端32に達すると、これに当
接して水平部30を押し上げる。
() 第3図に示す如く水平部30が押し上げら
れると不正防止レバー29は反時計方向に揺動
し、これによつて不正防止レバー29の鉤部3
4と検知レバー40の突出部43の当接が解か
れると共に鉤部34が検知レバーの他の突出部
44を押すため(第2図参照)検知レバー40
が時計方向に揺動し、その先端部42がコイン
通路3に突出すると共に、不正防止レバー29
の凹部33ががコイン受レバー17のピン26
を包囲する。
() 第4図に示す如く更に段付歯車7が回転
し、その裏面にある突起9と不正防止レバー水
平部30の先端部32の当接が解かれると、不
正防止レバー29は時計方向に揺動して元位置
に復帰しようとするが、このとき不正防止レバ
ー29の鉤部34が検知レバー40の突出部4
3と係合し、不正防止レバー29の揺動が規制
される。
() 第5図に示す如く更に段付歯車7が回転
し、コイン受レバー17の突出部20が段部体
8の中径部14から小径部13に落ち込むと、
その分だけコインaの重量でコイン受レバー1
7は反時計方向に揺動し、これによつて今まで
コイン受部21と角部3dで支持されていたコ
インaは迂回路3bを通つて落下し、検知レバ
ー40の先端42を押し下げた後、排出口3e
(第1図)から機外に排出される。
コインaが検知レバー40の先端部42を押
し下げることにより、検知レバー40は反時計
方向に揺動し、これによつて検知レバーの突出
部43と不正防止レバーの鉤部34との係合が
解かれるので不正防止レバー29は時計方向に
回動し、元位置に復帰する。これによつてコイ
ン受レバー17のピン26に対する不正防止レ
バーの凹部33の包囲が解かれ、コイン受レバ
ー17は時計方向に揺動し得る状態になる。ま
た検知レバー40は、その突出部43が不正防
止レバー29の鉤部34と当接し、原位置と同
じ状態になる。
() コインaを開放したコイン受レバー17は
ウエイト50及びリンク73の重量により時計
方向に揺動しようとするが、第6図に示すよう
に、その突出部19が段部体8の大径部15に
当接し、その揺動が規制される。したがつてリ
ンク73の下降も規制されることとなり、これ
によつて係止レバーの係止爪71のスターホイ
ル係止部4cに対する開放状態が保持されるこ
ととなる。その後段付歯車7の回転によりコイ
ン受レバーの突出部19は段部体の中径部14
に当接することとなるが、その場合においても
なお係止爪71の開放状態は保持される。
() 更に段付歯車7が回転し、ちようど1回転
した状態となり、コイン受レバー17の突出部
19が段部体の小径部13に落ちこみその分時
計方向に揺動するとリンク73が下降し、係止
レバーの係止爪71がスターホイルの係止部4
cと係合しパチンコ玉の流下が停止される。
ただ、一般にパチンコ玉の貸し出しは25個単
位で行うようになつているので、スターホイル
4は2、5回転し、このため25個の貸し出し終
了時においては係止レバーの係止爪71はスタ
ーホイルの係止部4cの係止段部4bの方と係
合することとなる。
なお、本実施例にあつては、スターホイルの
係止部4cに2つの係止段部4a,4bを形成
したから、中間歯車6及び段付歯車7の歯数を
変えることにより、パチンコ玉の貸し出し数を
5個単位で増減することができる。したがつて
例えば貸出数を20個とすれば、係止レバーの爪
71には再び係止段部4aの方が係合すること
となる。
また、コイン受レバー17の突出部19が段
部体の小径部13に落ち込み時計方向に揺動す
ることで、ピン26とカム60の縦周縁64と
の当接が解かれてカム60及びコイン切レバー
23は揺動し、元位置に復帰する。そして次の
コインa′がある場合には、コイン切レバー23
の復帰によつて、上の突出部25とコインa′の
当接が解かれ、コインa′が落下してこのコイン
a′により以上で説明した作用をくり返すことに
なる。
以上()〜()で説明したように、本玉貸
機は、コインが投入されると、スターホイル4が
2、5回転し、段付歯車7が一回転し、それに相
応する一定数のパチンコ玉が自動的に貸し出され
るものであり、コインが連続して投入された場合
でも、これが一枚ずつ確実にコイン受レバー17
へ供給され、投入した枚数分のパチンコ玉が貸し
出される。そしてコインが実際に投入されない場
合においては、コイン受レバー17の揺動がカム
60により規制されるから、誤作動を起こさな
い。
次ぎに、不正行為があつた場合の作用について
説明すると、 不正行為として、コインを投入せずに針金等を
使用し、コイン切レバー23を反時計方向に揺動
させ、かつコイン受レバー17のコイン受部21
を押し下げた場合は、 () 不正行為がない場合同様係止レバー70が
揺動し、段付歯車7が回転し、ある程度のパチ
ンコ玉が流出する。
() しかし、段付歯車7が回転し、不正防止レ
バー29が反時計方向に揺動して第4図の如く
不正防止レバー29の鉤部34が検知レバー4
0の突出部43と係合すると、実際にコインが
投入されていないために、この係合が解除され
ず、コイン受レバーのピン26に対する不正防
止レバーの凹部33の包囲が解かれないため、
段部体8の大径部15にある角部16がコイン
受レバー17の突出部20に達し、第7図に示
す如くこの突出部20に当接してコイン受レバ
ー17を時計方向に揺動せしめようとしても、
コイン受レバー17のピン26が不正防止レバ
ー29の凹部33と係合するためにコイン受レ
バー17は揺動せず、したがつて段付歯車7の
回転が突出部20により停止され、これによつ
てスターホイル4の回転も停止することになる
のでパチンコ玉の流下は停止される。
() なお、針金等によつて先のようにコイン切
レバー23とコイン受レバー17を操作し、更
にその後検知レバー40を操作しようとして
も、この検知レバー40の操作は、その突出部
44と不正防止レバー29の鉤部34の当接が
終了した時点から、段部体8の角部16がコイ
ン受レバー17の突出部20に達する間に行わ
なければならず、その時間が極めて短いことを
考えれば事実上不可能である。
() また、一旦コイン受レバー17のピン26
が、不正防止レバー29の凹部33と係合して
しまうと、スターホイル4には多数のパチンコ
玉の重量がかかつているため、この係合はなか
なか強く、検知レバー40の先端42を押し下
げることによつては解除不可能となる。更にコ
イン受レバー17が時計方向に揺動しようとし
たときに、そのピン26が不正防止レバー29
を反時計方向に回動せしめ、ピン26が凹部3
3の奥部33′と係合するようにすれば、その
係合は一層確実になる。
したがつて、前述のような不正行為が行われ
た場合は、その玉貸機はパチンコホールの係員
による所定の処置がなされるまで使用中止とな
る。
次に、不正行為として、予め検知レバー40を
針金又は任意の手段で固定し、その先端42がコ
イン通路3に突出しない状態にしておいて、先と
同様の不正行為を行つた場合は、 () 不正行為がない場合同様スターホイルが回
転し、段付歯車7が回転して、ある程度のパチ
ンコ玉が流出する。
() しかし、段付歯車7が回転し、第3図に示
す如くその突起9が不正防止レバー29の水平
部先端32に達し、これを押し上げようとする
と、検知レバー40が回動不能となつているた
め、不正防止レバー29の反時計方向への揺動
は、その鉤部34が第2図仮想線の如く検知レ
バー40の突出部44に当接することにより規
制されることになる。
() このため、段付歯車7の回転は、その突起
9が不正防止レバーの水平部先端32と当接し
ていることにより停止され、これによつて、ス
ターホイル4の回転も停止されるのでパチンコ
玉の流下は停止される。
() また、その後、検知レバー40の固定を解
除したとしても、そのときは、不正防止レバー
の鉤部34と検知レバー40の突出部43が係
合することとなるので、先に述べた不正の場合
と同様に作用することとなる。
更に、不正行為として、コインに糸を付け、
コインを途中まで落下させた後、これを引きも
どそうとしても、その場合は、コイン切レバー
23の下突出部27又はコイン受レバーのコイ
ン受部21の下面が、コインの上面と当接して
ストツパーの役割をするので、当然このような
不正も防止される。
以上、本発明の一実施例について説明したが、
第8,9図に示すように、カム60の代わりにレ
バー80を使用し、これにピン81を突設する一
方、コイン受レバー17には軸61を中心とする
横溝と軸22を中心とする縦溝からなるL形溝8
3を形成し、該溝83と前記ピン81との係合に
より、先に説明したカム60とピン26の作用と
同様の作用を得ることができる。
また、玉貸機の材質としては汎用プラスチツク
スを使用するが、使用が長期間に亙るとコインに
よつてコイン通路3の壁面が削られて機能が劣化
したり、誤作動を起こす心配がある。したがつ
て、コイン通路については鋼、フアインセラミツ
クス、耐摩耗性プラスチツクス等の耐摩耗性部材
とするのが好ましい。特に通路の角部3dはコイ
ンが当接して一旦停止する箇所であるから、前述
の実施例においては、鋼製のピン90をはめ込ん
である。
次ぎに、各歯車、レバー等の支持手段として
は、第10〜13図に示すように蓋体を有効に利
用するのがよい。
すなわち、第10図は、本玉貸機の蓋体100
を取付けた状態を示す正面図であつて、蓋体10
0はその適所c…をネジで機枠1に取付けるもの
であるが、更に背面適所には突起101〜106
が形成されている。
突起101,102,106は筒状突起であ
り、103,104,105は柱状突起である。
この蓋体100を機枠1にセツトすると、筒状
突起102は自動的に第11図に示す如くその下
端でレバー17を支持する状態となつて抜けを防
止し、柱状突起103〜105は第12,13図
に示す如く、その下端が歯車6の支持プレート1
10の上面を押さえる状態となつて、その抜けを
防止する。
更にこの実施例にあつては、機枠1の突状リブ
111(第1図)をプレート110の下面を当接
させることでプレート110の安定性を向上させ
ている。
突起102と同様に突起101はレバー53
を、突起106はカム60を支持するものであ
り、その他、レバーを支持するために同様の突起
を必要に応じて形成することができる。
また107はコインaが通路3に詰まつたとき
のためのスリツトであり、108は不正行為によ
るレバー29の凹部33とレバー17のピン26
の係合をドライバー等で強制的に解除するときの
差込穴である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明玉貸機のカバーを取外した状態
の正面図、第2〜7図は同上作用説明図、第8,
9図は異なる実施例の部分説明図、第10図は蓋
体を取付けた状態の正面図、第11〜13図は蓋
体の作用説明図である。 2……玉通路、3……コイン通路、4……スタ
ーホイル、4c……係止部、8,18……保持機
構、17……コイン受レバー、70……係止レバ
ー、71……係止爪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パチンコ玉が流下する玉通路と、コインが落
    下するコイン通路を具えた玉貸機において、玉通
    路に臨んでパチンコ玉と係合して回転し、かつ側
    面に係止部を有するスターホイルと、コイン通路
    に投入されたコインを受けて揺動するコイン受け
    レバーと、前記スターホイルの係止部と係脱する
    係止爪を有する係止レバーと、前記コイン受けレ
    バーのコインによる揺動でこの係止レバーの係止
    爪がスターホイルの係止部から外れるように該係
    止レバーとコイン受けレバーとに連結されたリン
    クと、前記スターホイルと連動してスターホイル
    が所定数回転する間前記係止レバーの係止爪がス
    ターホイルの係止部から外れた状態を保持する保
    持機構を設けた玉貸機。
JP14035084A 1984-07-06 1984-07-06 玉貸機 Granted JPS6120574A (ja)

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JP14035084A JPS6120574A (ja) 1984-07-06 1984-07-06 玉貸機

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Citations (2)

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JPS5829116A (ja) * 1981-08-14 1983-02-21 Hitachi Ltd 磁気電気信号変換装置
JPS60158879A (ja) * 1984-01-31 1985-08-20 秀工電子株式会社 玉貨機

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JPS50105896U (ja) * 1974-02-08 1975-08-30

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