JPH022373Y2 - - Google Patents

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JPH022373Y2
JPH022373Y2 JP5305683U JP5305683U JPH022373Y2 JP H022373 Y2 JPH022373 Y2 JP H022373Y2 JP 5305683 U JP5305683 U JP 5305683U JP 5305683 U JP5305683 U JP 5305683U JP H022373 Y2 JPH022373 Y2 JP H022373Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、不正防止機構付パチンコ用玉貸機に関
する。
一般にパチンコ用玉貸機には、パチンコホール
に設置され、電気的手段を併用した大型の玉貸機
と、各パチンコ台の間に配置された薄型で電気的
手段を使用していない玉貸機とがある。
この薄型の玉貸機は電気的手段を採用していな
いため、コストが安いという利点はあるが、とか
く不正行為によつて玉が貸し出されてしまい易い
欠点があつた。
そこで本件出願人は、この欠点を解消する不正
防止機構付パチンコ用玉貸機として、すでに実願
昭57−54589号のものを提案している。
本考案は、これの改良に関するものである。
そこで先ず、その玉貸機について第1図〜第7
図を参照して説明する。
第1図はその不正防止機構付パチンコ用玉貸機
のカバーを取り外した状態の正面図である。
1は機枠であつて、その両側には玉通路2とコ
イン通路3が形成されている。
4は、その外周が玉通路2に臨んだスターホイ
ルであつて、これは玉通路2を流下するパチンコ
玉と係合し、回転するようになつている。
スターホイル4には、歯車5が形成されてお
り、この歯車5が、中間歯車6を介してカム付歯
車7と噛合しているため、カム付歯車7は、スタ
ーホイル4の回転に応じて回転するようになつて
いる。
カム付歯車7の表面にはカム8が一体的に設け
られており、裏面には突起9が一体的に設けられ
ている。したがつてカム8及び突起9は歯車7と
一緒に回転する。
カム8は、第1、第2、第3の段部10,1
1,12を有し、第1と第2の段部10,11間
においては小径部13が、第2と第3の段部1
1,12間においては中径部14が、そして第3
と第1の段部12,10間においては大径部15
が形成され、更にこの大径部15には角部16が
形成されている。
17は第1のプレートであつて、この第1プレ
ート17にはカム8を包囲する彎曲凹部18が形
成されている。彎曲凹部18にはカム8の方向に
突出した相対向する2つの突出部19,20が形
成されている。
また、この第1のプレート17には、前記コイ
ン通路3に突出するコイン受部21が形成されて
いる。
第1のプレート17は、枢軸22を中心として
揺動可能であるが、前記突出部19,20がカム
8に当接することによつて、その揺動が規制され
るようになつている。
したがつて、コイン通路3に突出したコイン受
部21の揺動も規制されるようになつている。
このコイン受部21に対応するコイン通路3の
壁面3aには、凹部3bが形成されて、この凹部
3bがコインの迂回路となつている。
23は、第2のプレートであつて、枢軸24に
よつて揺動可能に取付けられている。
第2プレート23は、コイン通路3における第
1プレート17のコイン受部21が突出している
箇所より上方において、少なくとも何れか一方が
コイン通路に突出する上下の突出部25,27を
具えている。
更に、前記第1のプレート17の裏面には突起
26が形成されており、第2のプレート23は、
この突起26と係脱する凹部28を具えている。
29は、第3のプレートであつて、この第3プ
レート29は、水平部30及び垂直部31からな
る全体としてほぼL字形であり、前記の枢軸24
で揺動可能に取付けられている。水平部30の先
端32は、前記カム付歯車7の裏面にある突起9
の回転軌道中に位置しており、また垂直部31に
は、前記第1プレート17の突起26と係脱する
凹部33が形成され、更にこの凹部33の下方に
鉤部34が形成されている。
40は、第4のプレートであつて、この第4プ
レート40は枢軸41で揺動可能に取付けられて
いる。
第4プレート40は、コイン通路3における前
記第1プレート17のコイン受部21が突出して
いる箇所より下方において突出可能な先端部42
を具えており、また前記第3プレート29の鉤部
34に対向する箇所に、この鉤部34と当接及び
係脱可能な2つの突出部43,44を具えてい
る。
なお、第1、第3、第4のプレート17,2
9,40は各々取付けられたウエイト50,5
1,52の作用によつて時計方向に附勢され、第
2のプレート23は、その自重によつて枢軸24
から垂下されるようになつている。
その他、53はスターホイルとパチンコ玉の係
合を確実ならしめるための規制部材、54は、放
出されるパチンコ玉を一時的に貯留するためのタ
ンク、55は、第4のプレート40が一回揺動す
る毎に、これを検知するためのリミツトスイツチ
であつて、このリミツトスイツチ55には、第4
のプレート40の適所に当接する図示しない感知
針がある。
次に作用効果について説明する。
先ず不正行為がない場合について説明すると、 (i) コインが投入される前においては、第1プレ
ート17の突出部19がカム8の小径部13と
当接し、第1の段部10と係合しているのでカ
ム付歯車7は回転不能の状態にあり、したがつ
てスターホイル4も回転しないのでパチンコ玉
は流下しない。この状態においては、第2プレ
ート23は、その凹部28が第1プレートの突
起26と係合し、下の突出部27のみがコイン
通路3に突出している。第3プレート29は、
その垂直部31がコイン通路3を形成するリブ
3cと当接し、水平部30の先端32はカム付
歯車7の裏側に入り込んでいる。第4のプレー
ト40は、その突出部43上縁が第3プレート
29の鉤部34の下縁と当接して時計方向への
回動が不能となつており、その先端部42はコ
イン通路3に突出していない。
(ii) コインaが投入されると、コインaは第2プ
レートの上の突出部25を通過して下の突出部
27に突き当り、第2図の如く第2プレート2
3を反時計方向に揺動せしめ、第2プレート2
3の凹部28と第1プレート17の突起26と
の係合を解いた後更に第1プレート17のコイ
ン受部21に突き当り、これを押し下げる。
なお第2プレート23が反時計方向に揺動し
た時点において、上の突出部25がコイン通路
3に突出しており、コインが連続して投入され
ている場合には次のコインa′が、この上の突出
部25に当接してその落下が規制される。
また、コインaが通過した後における第2プ
レート23の時計方向への回動は、その一縁2
3aが第1プレート17の突起26に当接する
ことで規制され(第3図参照)、上の突出部2
5と次のコインa′の係合は解かれることがな
い。
(iii) 第2プレート23の凹部28と第1プレート
17の突起26との係合が解かれ、コインaが
第1プレート17のコイン受部21を押し下げ
ることにより、第1プレート17は反時計方向
に揺動し、その彎曲凹部の突出部20がカム8
の中径部14に当接することにより揺動が規制
されるので、コインaは、第1プレートのコイ
ン受部21とコイン通路3の角部3dで支持さ
れて停止することになる(第2図)。また、第
1プレート17の反時計方向への揺動によつて
その突出部19とカム8の第1段部10との係
合は解かれ、これによつてカム付歯車7は回転
し得ることになるので、パチンコ玉はスターホ
イル4と係合し、これを回転させながら流下す
る。
(iv) パチンコ玉が流下してスターホイル4が回転
することにより、カム付歯車7も時計方向に回
転し、その裏面にある突起9が第3プレート2
9の水平部の先端32に達すると、これに当接
して水平部30を押し上げる。
(v) 第3図に示す如く水平部30が押し上げられ
ると第3プレート29は反時計方向に揺動し、
これによつて第3プレート29の鉤部34と第
4プレート40の突出部43の当接が解かれる
と共に鉤部34が第4プレートの他の突出部4
4を押すため(第2図参照)第4プレート40
が時計方向に揺動し、その先端部42がコイン
通路3に突出すると共に、第3プレート29の
凹部33が第1プレート17の突起26を包囲
する。
(vi) 第4図に示す如く更にカム付歯車7が回転
し、その裏面にある突起9と第3プレート水平
部30の先端部32の当接が解かれると、第3
プレート29は時計方向に揺動して元位置に復
帰しようとするが、このとき第3プレート29
の鉤部34が第4プレート40の突出部43と
係合し、第3プレート29の揺動が規制され
る。
(vii) 第5図に示す如く更にカム付歯車7が回転
し、第1プレート17の突出部20がカム8の
中径部14から小径部13に落ち込むと、その
分だけ第1プレート17は反時計方向に揺動
し、これによつて今までコイン受部21と角部
3dで支持されていたコインaは迂回路3bを
通つて落下し、第4プレート40の先端42を
押し下げた後、排出口3e(第1図)から機外
に排出される。
コインaが第4プレート40の先端部42を
押し下げることにより、第4プレート40は反
時計方向に揺動し、これによつて第4プレート
の突出部43と第3プレートの鉤部34との係
合が解かれるので第3プレート29は時計方向
に回動し、元位置に復帰する。これによつて第
1プレート17の突起26に対する第3プレー
トの凹部33の包囲が解かれ第1プレート17
は時計方向に揺動し得る状態になる。また第4
プレート40は、その突出部43が第3プレー
ト29の鉤部34と当接し、原位置と同じ状態
になる。
(viii) 更にカム付歯車7が回転し、カム8の第1段
部10が第1プレート17の突出部20に達す
ると、これを図上右方向に押すこととなるので
第1のプレート17は時計方向に揺動し、他の
突出部19がカム8の大径部15に当接する。
(ix) 更にカム付歯車7が回転して第1プレート1
7の突出部19が第6図に示す如くカム8の中
径部14と当接した後、小径部13に落ち込む
と更に第1プレート17は時計方向に揺動し、
これによつて突起26と第2プレート23の一
縁部23aとの当接が解かれて第2プレート2
3は時計方向に揺動し、元位置に復帰する。そ
して次のコインa′がある場合には、第2プレー
ト23の復帰によつて、上の突出部25とコイ
ンa′の当接が解かれ、コインa′が落下して以上
で説明した作用をくり返すことになる。
以上(i)〜(ix)で説明したように、この玉貸機は、
不正行為がない場合においてはコインが投入され
ると、カム付歯車7が一回転し、それに相応する
一定数のパチンコ玉が自動的に貸し出されるもの
であり、コインが連続して投入された場合でも、
タンク54があるので円滑なパチンコ玉の貸出し
がなされる。なお、コインaが投入されて機外に
排出されるまでの実際の時間は0.5秒程度である。
次に不正行為があつた場合の作用について説明
する。
不正行為とは、コインを投入することなく、玉
貸機を作動させてパチンコ玉を放出させる行為で
あり、基本的には、針金等で第1プレートのコイ
ン受部21を引き下げ、カム付歯車のカム8と第
1プレートの突出部19の係合を解除することに
より行なわれ得る。
この玉貸機においては、第1図に示すように第
2プレートの凹部28が第1プレートの突起26
と係合していることにより、直接第1プレートの
コイン受部21を引き下げるのは不可能である。
しかし、仮に、不正防止を第2プレートの凹部
28と第1プレートの突起26の係合にのみよつ
て行なうとすれば、例えば2本の針金を使用し、
先ず第2プレート23を反時計方方向に回動させ
て凹部28と突起26の係合を解除しておき、コ
イン受部21を引き下げれば、パチンコ玉は、お
よそ多量に放出されてしまう虞れがあり、あまり
意味がない。
そこで、この玉貸機にあつては、更にカム付歯
車の突起9、第3プレート、及び第4プレート等
により、以上のような不正行為が行なわれた場合
には、玉貸機構をロツク状態として玉貸機を使用
中止とするようにしたのである。
すなわち不正行為として、コインを投入せずに
針金等を使用し、第2プレート23を反時計方向
に揺動させ、かつ第1プレート17のコイン受部
21を押し下げた場合は、 (i) 不正行為がない場合同様カム付歯車7が回転
し、ある程度のパチンコ玉が流出する。
(ii) しかし、カム付歯車7が回転し、第3プレー
ト29が反時計方向に揺動して第4図の如く第
3プレート29の鉤部34が第4プレート40
の突出部43と係合すると、実際にコインが投
入されていないために、この係合が解除され
ず、第1プレートの突起26に対する第3プレ
ートの凹部33の包囲が解かれないため、カム
8の大径部15にある角部16が第1プレート
17の突出部20に達し、第7図に示す如くこ
の突出部20に当接して第1プレート17を時
計方向に揺動せしめようとしても、第1プレー
ト17の突起26が第3プレート29の凹部3
3と係合するために第1プレート17は揺動せ
ず、したがつてカム8の回転が突出部20によ
り停止され、これによつてスターホイル4の回
転も停止することになるのでパチンコ玉の流下
は停止される。
(iii) なお、針金等によつて先のように第2及び第
1プレート23,17を操作し、更にその後第
4プレート40を操作しようとしても、この第
4プレート40の操作は、その突出部44と第
3プレート29の鉤部34の当接が終了した時
点から、カム8の角部16が第1プレート17
の突出部20に達する間に行なわなければなら
ず、その時間が極めて短いことを考えれば事実
上不可能である。
(iv) また、一旦第1プレート17の突起26が、
第3プレート29の凹部33と係合してしまう
と、スターホイル4には多数のパチンコ玉の重
量がかかつているため、この係合はなかなか強
く、第4プレート40の先端42を押し下げる
ことによつては解除不能になる。更に第1プレ
ート17が時計方向に揺動しようとしたとき
に、その突起26が第3プレート29を反時計
方向に回動せしめ、突起26が凹部33の奥部
33′と係合するようにすれば、その係合は一
層確実になる。
したがつて、前述のような不正行為が行なわ
れた場合は、その玉貸機構はロツク状態となり
パチンコホールの係員による所定の処置がなさ
れるまで使用中止となる。
次に、不正行為として、予め第4プレート40
を針金又は任意の手段で固定し、その先端42が
コイン通路3に突出しない状態にしておいて、先
と同様の不正行為を行なつた場合は、 (i) 不正行為がない場合同様カム付歯車7が回転
し、ある程度のパチンコ玉が流出する。
(ii) しかし、カム付歯車7が回転し、第3図に示
す如くその突起9が第3プレート29の水平先
端32に達し、これを押し上げようとすると、
第4プレート40が回動不能となつているた
め、第3プレート29の反時計方向への揺動
は、その鉤部34が第2図仮想線の如く第4プ
レート40の突出部44に当接することにより
規制されることになる。
(iii) このため、カム付歯車7の回転は、その突起
9が第3プレートの水平部先端32と当接して
いることにより停止され、これによつて、スタ
ーホイル4の回転も停止されるのでパチンコ玉
の流下は停止される。
(iv) また、その後、第4プレート40の固定を解
除したとしても、そのときは、第3プレートの
鉤部34と第4プレート40の突出部43が係
合することとなるので、先に述べた不正の場合
と同様に作用することになる。
更に、不正行為として、コインに糸を付け、コ
インを途中まで落下させた後、これを引きもどそ
うとしても、その場合は、第2プレートの下突出
部27又は第1プレートのコイン受部21の下面
が、コインの上面と当接してストツパーの役割を
するので、当然このような不正も防止される。
このように、本件出願人が先に提案した不正防
止機構付パチンコ用玉貸機は、不正行為がない場
合は、所定のパチンコ玉を自動的に貸し出し、不
正行為があつた場合は、玉貸機構をロツク状態と
してその後の不正行為を防止することができる。
しかしながら、以上の玉貸機においては、不正
行為があつた際、玉貸機構をロツク状態とするの
に第4プレートを必要とし、しかもロツク状態と
なるまでには、第7図に示すように、すでにカム
付歯車7が半分以上も回転してしまつているた
め、その分パチンコ玉が放出されてしまつて好ま
しくない。
本考案の目的は、以上の点を改良し、第4プレ
ートの有無には関係なく、しかもより速に玉貸機
構をロツク状態とすることを目的とする。
この目的を達成するため、本案不正防止機構付
パチンコ用玉貸機は、第2プレートの垂下部にあ
る凹部奥部を更に下方に切欠拡大し該垂下部を鉤
状に形成すると共に、第2プレートの裏面に第3
プレートの垂直部と当接する突起を形成した。
以下図示の実施例について説明する。
第8図は、本案不正防止機構付パチンコ用玉貸
機であつて、改良前のものと同一部分については
同じ符号が付してある。また、改良前の玉貸機が
具える玉貸作用及び不正防止作用については、先
に説明したとおり、改良前のものと同様にそまま
有している。
すなわち、コインaが投入された場合は、コイ
ンaが第9図の如く第2プレート23を揺動せし
め、更に第1プレート17を揺動せしめ、第10
図に示すようにカム付歯車7が第3プレートを揺
動せしめ、第11図の状態を経て、コインaが第
4プレートを第12図の如く揺動せしめ、第13
図の状態を経てカム付歯車が一回転することによ
り、所定数のパチンコ玉が貸し出される。そし
て、不正行為があつた場合は、第14図に示すよ
うに、第1プレートの突起26が第3プレート垂
直部の凹部33と係合することでロツク状態とな
り、その後の不正が防止されるようになつてい
る。
本案の特徴は、以下に説明するように、不正時
におけるロツク状態がより速やかに得られること
にある。
本案にあつては、第8図に示すように、第2プ
レートの凹部28の奥部を更に下方に切欠拡大2
8aして垂下部23cを鉤状に形成してあり、ま
た第2プレート23の裏面には第3プレート29
の垂直部31に当接する突起23bが形成してあ
る。
このように、第2プレート23の凹部奥部を切
欠拡大28aした結果、第1プレート17の突起
26は、この切欠拡大部28aに入り込むことが
でき、その分第1プレート17も、反時計方向に
回動可能であり、第1プレート17が回動したと
きにはその突出部19とカム8の段部10との係
合が解除されるようになつている。
突出部19によるカム8の規制が解されると、
第15図に示すようにカム付歯車7が回転し、そ
の裏面にある突起9が第3プレート29の水平部
先端32を押し上げ、これを反時計方向に回動せ
しめようとすることとなるが、この際、第3プレ
ート29の垂直部31が第2プレート23の裏面
に形成した突起23bに当接して第2プレート2
3を反時計方向に回動せしめるよう作用すること
となる。ところが、第2プレートの垂下部23c
は鉤状に形成されており、凹部の切欠拡大部28
aに第1プレートの突起26が入り込んでいるこ
とから、第2プレート23が反時計方向に回動し
ようとした際、鉤状部23cとこの突起26が係
合することとなつて第2プレート23の回動は規
制され、したがつて第3プレート29の回動も規
制され、カム付歯車7の回転も規制されることか
ら、結果としてスターホイル4の回転が規制さ
れ、玉通路2にあるパチンエ玉の流下が防止され
ることとなる。そして、一旦第2プレートの鉤部
23cと突起26が係合すると、この係合は、玉
通路2におけるスターホイル4より上方にあるパ
チンコ玉の重量の作用で強固なものとなり、パチ
ンコホールの係員による解除がなされるまでロツ
ク状態となる。
したがつて、本案玉貸機においては、コインを
投入することなく、不正行為により針金等で第1
プレート17のコイン受部21を引き下げた場
合、上記作用によりカム付歯車の裏面にある突起
9が第3プレートの水平部先端32と係合した時
点でロツク状態となり、このロツク状態は、改良
前のロツク状態が第7図又は第14図に示すよう
に、カム付歯車7が半分以上回転した段階で得ら
れたのに比べれば、はるかに早い段階で得られる
ものである。
しかも、このロツク状態は、第4プレート40
の有無に関係なく得られるものであるから、必要
があれば、第4プレート40を省略することもで
きる。
なお、第2プレート23の鉤状部23cと、第
1プレートの突起26との係合は、鉤状部23c
の斜面23dを急斜面とすることにより、鉤状部
23cと突起26を直接噛み合せることができ、
また、急斜面としないことにより、斜面23dが
突起26を上方に押し上げるように作用する場合
であつても第15図から明らかなように斜面23
dの押し上げ作用により第1プレート17の突出
部19がカム8の大径部15に当接することとな
るので、いずれにしてもロツク状態が得られるこ
とに変りはない。
以上で説明したように、本案不正防止機構付パ
チンコ用玉貸機によれば、不正行為があつた場
合、より速に不正を防止することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は改良前の玉貸機の説明図。第
8図〜第15図は本案不正防止機構付パチンコ用
玉貸機の説明図である。 1……機枠、2……玉通路、3……コイン通
路、4……スターホイル、7……カム付歯車、8
……カム、9……突起、17……第1プレート、
23……第2プレート、26……突起、29……
第3プレート、28……凹部、23c……垂下
部、23b……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 玉通路とコイン通路を形成した機枠に対し、該
    玉通路にあるパチンコ玉と係合して回転するスタ
    ーホイルに連動して回転し、表面には少なくとも
    1つの段部を有するカムが、裏面には突起が形成
    されたカム付歯車と、前記カムの段部と係合する
    突出部、前記コイン通路に臨むコイン受部、及び
    裏面の突起が形成され、通常は突出部がカムの段
    部と係合してカム付歯車の回転を規制しているが
    コインの投入で揺動し前記係合を解放する第1の
    プレートと、前記コイン通路における第1のプレ
    ートのコイン受部より上方において少なくとも何
    れか一方がコイン通路に突出する上下の突出部を
    有し、かつ通常は前記第1プレートの裏面の突起
    を包囲する凹部が形成された垂下部を有する第2
    プレートと、水平部と垂直部からなり、該水平部
    先端を前記カム付歯車の裏面にある突起の回転軌
    道中に位置せしめた揺動可能な第3プレートとを
    設けてなる玉貸機において、前記第2プレートの
    垂下部にある凹部奥部を更に下方に切欠拡大して
    該垂下部を鉤状に形成すると共に、第2プレート
    の裏面に、前記第3プレートの垂直部と当接する
    突起を形成した不正防止機構付パチンコ用玉貸
    機。
JP5305683U 1983-04-08 1983-04-08 不正防止機構付パチンコ用玉貸機 Granted JPS59159479U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305683U JPS59159479U (ja) 1983-04-08 1983-04-08 不正防止機構付パチンコ用玉貸機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305683U JPS59159479U (ja) 1983-04-08 1983-04-08 不正防止機構付パチンコ用玉貸機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59159479U JPS59159479U (ja) 1984-10-25
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JP5305683U Granted JPS59159479U (ja) 1983-04-08 1983-04-08 不正防止機構付パチンコ用玉貸機

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