JPH0243436Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多数のパチンコ台を配列したいわゆ
る島の台間に配設される薄型の玉貸機に関する。

一般にパチンコ用玉貸機には、パチンコホール
に設置され、電気的手段を併用した大型の玉貸機
と、台間に配置される薄型で電気的手段を使用し
てない玉貸機がある。

薄型の玉貸機は、電気的手段を採用していない
ため、コストが安いという利点はあるが、コイン
の重量で玉貸機構を作動させなければならない点
に難点がある。

すなわち、薄型玉貸機は、一般に玉通路を流下
するパチンコ玉に係合して回転するスターホイル
と連動して回転する段付歯車の段部と係合する爪
を有する係止プレートをコインの落下衝撃力で回
動させて前記係合を解除することで所定数のパチ
ンコ玉を貸し出すようになつているのであるが、
スターホイルにはそれより上方にあるパチンコ玉
の重量が作用するため、前記係合はなかなか強い
ものとなる。このため一般に玉貸機は、係合する
段部及び爪の形状を外れ易い形状として、この係
合がコインの落下衝撃力でも確実に外れるように
してあり、このためこの係合を外れ易いものとし
たことで、振動等の原因により生ずる誤作動を防
止する必要がある。

一方、この種の玉貸機にあつては、二枚以上の
コインが連続投入された場合には、コインを１枚
ずつ区切つて前記係止プレートに供給してやり、
確実に投入されたコインの枚数分のパチンコ玉が
貸出されるようにしなければならない。

本考案の目的は、前記係止プレートの誤作動を
防止すると同時に、係止プレートの揺動を利用し
て、これにコインが一枚ずつ確実に供給されるよ
うにすることにある。

この目的を達成するため、本案玉貸機は、玉通
路を流下するパチンコ玉に係合して回転するスタ
ーホイルに連動して回転する段付歯車と、該段付
歯車の段部と係脱する係止爪とコイン通路に突出
したコイン受部を有し、このコイン受部に投入さ
れたコインを受けて揺動した際前記係合を解放す
る係止プレートを具えた玉貸機において、係止プ
レートに横溝及びこれと連絡する縦溝を形成する
と共に、前記コイン通路における係止プレートの
コイン受部が突出している箇所より上方において
少なくとも何れか一方がコイン通路に突出する上
下の突出部を有し、投入されたコインが下部突出
部に当接した際揺動して上突出部がコイン通路に
突出し、次位のコインを係止するコイン切レバー
と、このコイン切レバーの揺動に連動して揺動
し、非揺動時に前記係止プレートの横溝と係合し
て該プレートの揺動を規制し、揺動後においてこ
の規制が解除されて揺動した前記係止プレートの
縦溝と係合するピンが突設されたピン付レバーを
設けた。

本案玉貸機は、上記の構成としたので、次の作
用効果を奏する。

(i) コイン投入前においては、コイン切レバーが
揺動せず、したがつてピン付レバーも揺動しな
いことから、このピン付レバーのピンと係止プ
レートの横溝が係合することで係止プレートの
揺動が規制され誤作動を起すことがない。

(ii) コインが投入されると、このコインによりコ
イン切レバーが揺動し、これに応じてピン付レ
バーも揺動し、ピン付レバーのピンと係止レバ
ーの横溝の係合が解除されるので係止プレート
が揺動して段付歯車との係合が外れ、したがつ
て所定のパチンコ玉が貸出される。

この際、前記コイン切レバーの揺動により、
次位のコインがあれば、これをコイン切レバー
の上突出部で係止することとなるが、前記係止
レバーの揺動により、ピン付レバーのピンが係
止レバーの縦溝と係合することでピン付レバー
の揺動が規制され、したがつてコイン切レバー
の揺動も規制されることから、係止プレートが
原位置に復帰し、その縦溝とピン付レバーのピ
ンの係合がなくなるまでは、コイン切レバーの
上突出部によるコインの係止は解除されない。

したがつて、コインが連続投入されてもこれ
を一枚ずつ確実に係止プレートへ供給すること
ができる。

以下図示の実施例について説明する。

第１図は本案玉貸機のカバーを取り外した状態
の正面図である。

１は機枠であつて、その両側には玉通路２とコ
イン通路３が形成されている。

４は、その外周が玉通路２に臨んだスターホイ
ルであつて、これは玉通路２を流下するパチンコ
玉と係合し、回転するようになつている。

スターホイル４には、歯車５が形成されてお
り、この歯車５が、中間歯車６を介して段付歯車
７と噛合しているため、段付歯車７は、スターホ
イル４の回転に応じて回転するようになつてい
る。

段付歯車７の表面には段部体８が一体的に設け
られており、裏面には突起９が一体的に設けられ
ている。したがつて段部体８及び突起９は歯車７
と一緒に回転する。

段部体８は、第１、第２、第３の段部１０，１
１，１２を有し、第１と第２の段部１０，１１間
においては小径部１３が、第２と第３の段部１
１，１２間においては中径部１４が、そして第３
と第１の段部１２，１０間においては大径部１５
が形成され、更にこの大径部１５には角部１６が
形成されている。

１７は係止プレートであつて、この係止プレー
ト１７には段部体８を包囲する彎曲凹部１８が形
成されている。彎曲凹部１８には段部体８の方向
に突出した相対向する２つの突出部１９，２０が
形成され、１９が係止爪となつている。

この係止プレート１７には、前記コイン通路３
に突出するコイン受部２１が形成されており、更
に横溝１７ａ及びこれと連絡する縦溝１７ｂが形
成されている。

係止プレート１７は、枢軸２２を中心として揺
動可能であるが、前記突出部１９，２０が段部体
８に当接することによつて、その揺動が規制され
るようになつている。

したがつて、コイン通路３に突出したコイン受
部２１の揺動も規制されるようになつている。

このコイン受部２１に対応するコイン通路３の
壁面３ａには、凹部３ｂが形成されて、この凹部
３ｂがコインの迂回路となつている。

２３は、コイン切レバーであつて、枢軸２４に
よつて揺動可能に取付けられている。

コイン切レバー２３は、コイン通路３における
係止プレート１７のコイン受部２１が突出してい
る箇所より上方において、少なくとも何れか一方
がコイン通路に突出する上下の突出部２５，２７
を具え、更に横方に延設した端部にピン２３ａが
突設されている。

６０は、軸６１で枢支され、前記コイン切レバ
ーのピン２３ａと係合するスリツト６２が形成さ
れ、この係合によつて前記コイン切レバー２３と
連動するピン付レバーである。

このピン付レバー６０には、非揺動時に前記係
止プレート１７の横溝１７ａと係合して該プレー
トの揺動を規制し、揺動後において揺動した前記
係止プレート１７の縦溝１７ｂと係合するピン６
３が突設されている。

本玉貸機は、更に不正防止機構を具えている。

２９は、不正防止用のプレートであつて、この
プレート２９は、水平部３０及び垂直部３１から
なる全体としてほぼＬ字形であり、前記の枢軸２
４で揺動可能に取付けられている。水平部３０の
先端３２は、前記段付歯車７の裏面にある突起９
の回転軌道中に位置しており、また垂直部３１に
は、前記係止プレート１７の裏面に突設したピン
２６と係脱する凹部３３が形成され、更にこの凹
部３３の下方に鉤部３４が形成されている。

４０は、コインの検知プレートであつて、この
検知プレート４０は枢軸４１で揺動可能に取付け
られている。

検知プレート４０は、コイン通路３における前
記係止プレート１７のコイン受部２１が突出して
いる箇所より下方において突出可能な先端部４２
を具えており、また前記不正防止用プレート２９
の鉤部３４に対向する箇所に、この鉤部３４と当
接及び係脱可能な２つの突出部４３，４４を具え
ている。

なお、プレート１７，２９，４０は各々取付け
られたウエイト５０，５１，５２の作用によつて
時計方向に附勢され、コイン切レバー２３は、そ
の自重及びレバー６０の自重によつて下突出部２
３がコイン通路に突出する方向に附勢されるよう
になつている。

その他、５３はスターホイルとパチンコ玉の係
合を確実ならしめるための規制部材、５４は、放
出されるパチンコ玉を一時的に貯留するためのタ
ンク、５５は、検出プレート４０が一回揺動する
毎に、これを検知するためのリミツトスイツチで
あつて、このリミツトスイツチ５５には、検知プ
レート４０の適所に当接する図示しない感知針が
ある。ただしこのリミツトスイツチは取付けない
こともある。

次に作用について説明する。

(i) コインが投入される前においては、係止プレ
ート１７の爪１９が段部体８の小径部１３と当
接し、第１の段部１０と係合しているので段付
歯車７は回転不能の状態にあり、したがつてス
ターホイル４も回転しないのでパチンコ玉は流
下しない。この状態において、コイン切レバー
２３は、下突出部２７のみがコイン通路３に突
出し、ピン付レバー６０のピン６３が横溝１７
ａと係合することで係止プレート１７の揺動が
規制され、誤作動を起すことがない。また不正
防止プレート２９は、その垂直部３１がコイン
通路３を形成するリブ３ｃと当接し、水平部３
０の先端３２は段付歯車７の裏側に入り込んで
いる。検知プレート４０は、その突出部４３上
縁が不正防止プレート２９の鉤部３４の下縁と
当接して時計方向への回動が不能となつてお
り、その先端部４２はコイン通路３に突出して
いない。

(ii) コインａが投入されると、コインａはコイン
切レバー２３の上の突出部２５を通過して下の
突出部２７に突き当り、第２図の如くコイン切
レバー２３を反時計方向に揺動せしめ、これに
応じてピン付レバー６０が揺動することによ
り、ピン６３と横溝１７ａの係合が解かれて係
止プレート１７の規制が解かれることになる。
これによつて係止プレート１７は揺動可能とな
り前記コインａがコイン受部２１に突き当つて
これを押し下げる。

また、コイン切レバー２３が反時計方向に揺
動した時点において、上の突出部２５がコイン
通路３に突出しており、コインが連続して投入
されている場合には次のコインa′が、この上の
突出部２５に当接してその落下が規制される。
このとき、コイン切レバー２７とピン付レバー
６０は、先に説明したように、その自重によ
り、コイン切レバー２７の上突出部２５がコイ
ン通路３から後退する方向に附勢されている
が、ピン付レバー６０のピン６３が、揺動した
係止レバー１７の縦溝１７ｂと係合することで
その回動が規制され、したがつてコイン切レバ
ー３２も揺動せず、確実に次位のコインa′が係
止される。

なお、係止レバーの横溝１７ａは軸６１を中
心とする円弧状、縦溝１７ｂは、係止プレート
の軸２２を中心とする円弧状に形成されている
ので上記動作はスムーズに行なわれる。

(iii) コインａが係止プレート１７のコイン受部２
１を押し下げることにより、係止プレート１７
は反時計方向に揺動し、その彎曲凹部の突出部
２０が段部体８の中径部１４に当接することに
より揺動が規制されるので、コインａは、係止
プレートのコイン受部２１とコイン通路３の角
部３ｄで支持されて停止することになる（第２
図）。また、係止プレート１７の反時計方向へ
の揺動によつてその係止爪１９と第１段部１０
との係合は解かれ、これによつて段付歯車７は
回転し得ることになるので、パチンコ玉はスタ
ーホイル４と係合し、これを回転させながら流
下する。

(iv) パチンコ玉が流下してスターホイル４が回転
することにより、段付歯車７も時計方向に回転
し、その裏面にある突起９が不正防止プレート
２９の水平部の先端３２に達すると、これに当
接して水平部３０を押し上げる。

(v) 第３図に示す如く水平部３０が押し上げられ
ると不正防止プレート２９は反時計方向に揺動
し、これによつて不正防止プレート２９の鉤部
３４と検知プレート４０の突出部４３の当接が
解かれると共に鉤部３４が検知プレートの他の
突出部４４を押すため（第２図参照）検知プレ
ート４０が時計方向に揺動し、その先端部４２
がコイン通路３に突出すると共に、不正防止プ
レート２９の凹部３３が係止プレート１７のピ
ン２６を包囲する。

(vi) 第４図に示す如く更に段付歯車７が回転し、
その裏面にある突起９と不正防止プレート水平
部３０の先端部３２の当接が解かれると、不正
防止プレート２９は時計方向に揺動して元位置
に復帰しようとするが、このとき不正防止プレ
ート２９の鉤部３４が検知プレート４０の突出
部４３と係合し、不正防止プレート２９の揺動
が規制される。

(vii) 第５図に示す如く更に段付歯車７が回転し、
係止プレート１７の突出部２０が段部体８の中
径部１４から小径部１３に落ち込むと、その分
だけ係止プレート１７は反時計方向に揺動し、
これによつて今までコイン受部２１と角部３ｄ
で支持されていたコインａは迂回路３ｂを通つ
て落下し、検知プレート４０の先端４２を押し
下げた後、排出口３ｅ（第１図）から機外に排
出される。

コインａが検知プレート４０の先端部４２を
押し下げることにより、検知プレート４０は反
時計方向に揺動し、これによつて検知プレート
の突出部４３と不正防止プレートの鉤部３４と
の係合が解かれるので不正防止プレート２９は
時計方向に回動し、元位置に復帰する。これに
よつて係止プレート１７のピン２６に対する不
正防止プレートの凹部３３の包囲が解かれ係止
プレート１７は時計方向に揺動し得る状態にな
る。また検知プレート４０は、その突出部４３
が不正防止プレート２９の鉤部３４と当接し、
原位置と同じ状態になる。

(viii) 更に段付歯車７が回転し、段部体８の第１段
部１０が係止プレート１７の突出部２０に達す
ると、これを図上右方向に押すこととなり、ウ
エイト５０も作用するので係止プレート１７は
時計方向に揺動し、係止爪１９が段部体８の大
径部１５に当接する。

(ix) 更に段付歯車７が回転して係止プレート１７
の係止爪１９が第６図に示す如く段部体８の中
径部１４と当接した後、小径部１３に落ち込む
と更に係止プレート１７は時計方向に揺動し、
これによつてピン６３に対する縦溝１７ｂの係
合が解かれてピン付レバー６０及びコイン切レ
バー２３は揺動し、元位置に復帰する。そして
次のコインa′がある場合には、コイン切レバー
２３の復帰によつて、上の突出部２５とコイン
a′の当接が解かれ、コインa′が落下して以上で
説明した作用をくり返すことになる。

以上(i)〜(ix)で説明したように、本玉貸機は、コ
インが投入されると、段付歯車７が一回転し、そ
れに相応する一定数のパチンコ玉が自動的に貸し
出されるものであり、コインが連続して投入され
た場合でも、これが一枚ずつ確実に係止プレート
１７へ供給され、投入した枚数分のパチンコ玉が
貸し出される。そしてコインが投入されない場合
においては、係止プレート１７の揺動がピン付レ
バー６０のピン６３により規制されるから、誤作
動を起さない。

なお、不正行為があつた場合の作用について説
明すると、 不正行為として、コインを投入せずに針金等を
使用し、コイン切レバー２３を反時計方向に揺動
させ、かつ係止プレート１７のコイン受部２１を
押し下げた場合は、 (i) 不正行為がない場合同様段付歯車７が回転
し、ある程度のパチンコ玉が流出する。

(ii) しかし、段付歯車７が回転し、不正防止プレ
ート２９が反時計方向に揺動して第４図の如く
不正防止プレート２９の鉤部３４が検知プレー
ト４０の突出部４３と係合すると、実際にコイ
ンが投入されていないために、この係合が解除
されず、係止プレートのピン２６に対する不正
防止プレートの凹部３３の包囲が解かれないた
め、段部体８の大径部１５にある角部１６が係
止プレート１７の突出部２０に達し、第７図に
示す如くこの突出部２０に当接して係止プレー
ト１７を時計方向に揺動せしめようとしても、
係止プレート１７のピン２６が不正防止プレー
ト２９の凹部３３と係合するために係止プレー
ト１７は揺動せず、したがつて段付歯車７の回
転が突出部２０により停止され、これによつて
スターホイル４の回転も停止することになるの
でパチンコ玉の流下は停止される。

(iii) なお、針金等によつて先のようにコイン切レ
バー２３と係止プレート１７を操作し、更にそ
の後検知プレート４０を操作しようとしても、
この検知プレート４０の操作は、その突出部４
４と不正防止プレート２９の鉤部３４の当接が
終了した時点から、段部体８の角部１６が係止
プレート１７の突出部２０に達する間に行なわ
なければならず、その時間が極めて短いことを
考えれば事実上不可能である。

(iv) また、一旦係止プレート１７のピン２６が、
不正防止プレート２９の凹部３３と係合してし
まうと、スターホイル４には多数のパチンコ玉
の重量がかかつているため、この係合はなかな
か強く、検知プレート４０の先端４２を押し下
げることによつては解除不能になる。更に係止
プレート１７が時計方向に揺動しようとしたと
きに、そのピン２６が不正防止プレート２９を
反時計方向に回動せしめ、ピン２６が凹部３３
の奥部３３′と係合するようにすれば、その係
合は一層確実になる。

したがつて、前述のような不正行為が行なわれ
た場合は、その玉貸機はパチンコホールの係員に
よる所定の処置がなされるまで使用中止となる。

次に、不正行為として、予め検知プレート４０
を針金又は任意の手段で固定し、その先端４２が
コイン通路３に突出しない状態にしておいて、先
と同様の不正行為を行つた場合は、 (i) 不正行為がない場合同様段付歯車７が回転
し、ある程度のパチンコ玉が流出する。

(ii) しかし、段付歯車７が回転し、第３図に示す
如くその突起９が不正防止プレート２９の水平
部先端３２に達し、これを押し上げようとする
と、検知プレート４０が回動不能となつている
ため、不正防止プレート２９の反時計方向への
揺動は、その鉤部３４が第２図仮想線の如く検
知プレート４０の突出部４４に当接することに
より規制されることになる。

(iii) このため、段付歯車７の回転は、その突起９
が不正防止プレートの水平部先端３２と当接し
ていることにより停止され、これによつて、ス
ターホイル４の回転も停止されるのでパチンコ
玉の流下は停止される。

(iv) また、その後、検知プレート４０の固定を解
除したとしても、そのときは、不正防止プレー
トの鉤部３４と検知プレート４０の突出部４３
が係合することとなるので、先に述べた不正の
場合と同様に作用することになる。

更に、不正行為として、コインに糸を付け、
コインを途中まで落下させた後、これを引きも
どそうとしても、その場合は、コイン切レバー
２３の下突出部２７又は係止プレートのコイン
受部２１の下面が、コインの上面と当接してス
トツパーの役割をするので、当然このような不
正も防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本案玉貸機のカバーを取外した状態
の正面図、第２〜７図は、同上作動説明図であ
る。 １……機枠、２……玉通路、３……コイン通
路、４……スターホイル、７……段付歯車、８…
…段部体、１０〜１２……段部、１７……係止プ
レート、１７ａ……横溝、１７ｂ……縦溝、１９
……係止爪、２１……コイン受部、２３……コイ
ン切レバー、２５，２７……上下の突出部、６０
……ピン付レバー、６３……ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 玉通路を流下するパチンコ玉に係合して回転す
   るスターホイルに連動して回転する段付歯車と、
   該段付歯車の段部と係脱する係止爪とコイン通路
   に突出したコイン受部を有し、このコイン受部に
   投入されたコインを受けて揺動した際前記係合を
   解放する係止プレートを具えた玉貸機において、
   係止プレートに横溝及びこれと連絡する縦溝を形
   成すると共に、前記コイン通路における係止プレ
   ートのコイン受部が突出している箇所より上方に
   おいて少なくとも何れか一方がコイン通路に突出
   する上下の突出部を有し、投入されたコインが下
   部突出部に当接した際揺動して上突出部がコイン
   通路に突出し、次位のコインを係止するコイン切
   レバーと、このコイン切レバーの揺動に連動して
   揺動し、非揺動時に前記係止プレートの横溝と係
   合して該プレートの揺動を規制し、揺動後におい
   てこの規制が解除されて揺動した前記係止プレー
   トの縦溝と係合するピンが突設されたピン付レバ
   ーを設けた玉貸機。