JPH04247663A - 電界効果素子およびその製造方法 - Google Patents

電界効果素子およびその製造方法

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JPH04247663A
JPH04247663A JP1358891A JP1358891A JPH04247663A JP H04247663 A JPH04247663 A JP H04247663A JP 1358891 A JP1358891 A JP 1358891A JP 1358891 A JP1358891 A JP 1358891A JP H04247663 A JPH04247663 A JP H04247663A
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JP
Japan
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oxide film
semiconductor substrate
gate
forming
channel
Prior art date
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Application number
JP1358891A
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English (en)
Inventor
Takahisa Sakaemori
貴尚 栄森
Yoshiki Okumura
奥村 喜紀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電界効果素子および
その製造方法に関し、特に、集積化されたDRAM(D
ynamic  Random  Access  M
emory)に適用される電界効果素子およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置のうち、記憶情報
のランダムな入出力が可能なものとしてDRAMが知ら
れている。一般に、DRAMは多数の記憶情報を蓄積す
る記憶領域であるメモリセルアレイ部と、外部との入出
力に必要な周辺回路部とから構成されている。図8は従
来のDRAMのメモリセルアレイ部の平面レイアウト図
である。図8を参照して、まずDRAMのメモリセルア
レイ部の平面レイアウトについて説明する。メモリセル
アレイ部では、所定の間隔を隔てて複数のゲート電極(
ワード線)104a,104b,104c,104dが
配列されている。ゲート電極104a,104b,10
4c,104dと交差する方向にビット線112が配置
されている。ビット線112に沿ってゲート電極104
aおよび104bをカバーするように素子形成領域11
6が形成されている。素子形成領域116の両端部に形
成された不純物領域(図示せず)には、キャパシタを構
成する下部電極108aおよび108bがそれぞれ接続
されている。
【0003】図9は図8に示したメモリセルアレイ部の
X−Xにおける断面図(a)およびY−Yにおける断面
図(b)である。まず、図9(a)を参照して、図8に
示したメモリセルアレイ部のX−X断面について説明す
る。メモリセルアレイ部は、シリコン基板101と、シ
リコン基板101上に所定の間隔を隔てて形成された素
子分離のための素子分離酸化膜102と、素子分離酸化
膜102によって囲まれた領域に所定の間隔を隔てて形
成された不純物領域106a,106b,106cとを
備えている。不純物領域106aと106cとの間には
ゲート酸化膜103を介してゲート電極104aが形成
され、不純物領域106aと106bとの間にはゲート
酸化膜103を介してゲート電極104bが形成されて
いる。また素子分離酸化膜102上にも直接ゲート電極
104cおよび104dが形成されている。素子分離酸
化膜102下には、チャネルカット105が形成されて
いる。不純物領域106b,106cには、キャパシタ
の下部電極となる108a,108bがそれぞれ接続さ
れている。キャパシタの下部電極108a,108b上
には誘電膜109および上部電極110がそれぞれ形成
されている。上部電極110上にはその中央部に開口部
113を有する層間絶縁膜111が形成されている。層
間絶縁膜111の開口部113には、ビット線112が
形成されており、この位置で不純物領域106aとの電
気的なコンタクトがとられる。なお、キャパシタの下部
電極108aはゲート電極104a,104c上に絶縁
膜107を介して延びるように形成されており、同様に
下部電極108bもゲート電極104b,104d上に
絶縁膜107を介して延びるように形成されている。下
部電極108a,誘電膜109および上部電極110に
よってキャパシタ114aが構成され、下部電極108
b,誘電膜109および上部電極110によってキャパ
シタ114bが構成されている。また、不純物領域10
6a,106cとゲート電極104aとによってアクセ
ストランジスタ115aが構成されている。不純物領域
106a,106bとゲート電極104bとによりアク
セストランジスタ115bが構成される。このように従
来のメモリセルアレイ部のアクセストランジスタ115
a,115bはMOSトランジスタによって構成される
。そして、DRAMの集積化に伴ってアクセストランジ
スタ115a,115b(MOSトランジスタ)の微細
化が要求される。
【0004】次に、図9(b)を参照して図8に示した
メモリセルアレイ部のY−Y断面について説明する。こ
の断面では、シリコン基板101上に所定の間隔を隔て
て素子分離酸化膜102が形成されている。素子分離酸
化膜102下にはチャネルカット105が形成されてい
る。素子分離酸化膜102およびシリコン基板101上
にはゲート酸化膜103を介してゲート電極104bが
形成されている。ゲート電極104b上には絶縁膜10
7が形成されている。絶縁膜107上にはキャパシタの
下部電極108bが形成され、下部電極108b上には
誘電膜109を介して上部電極110が形成されている
。上部電極110上には層間絶縁膜111が形成され、
層間絶縁膜111上にはビット線112が形成されてい
る。ここで、図9(a)および(b)を参照して、DR
AMの集積化に伴なってメモリセルサイズが縮小化され
てくると、上記のようにアクセストランジスタ115a
,115bも縮小化される。この結果、図9(a)に示
すようにMOSトランジスタ(アクセストランジスタ1
15a)のチャネル長Lが短くなる。また、図9(b)
に示すようにチャネル幅Wも狭くなる。
【0005】図10は従来の集積化されたメモリセルア
レイ部に用いられるMOSトランジスタの概略的な平面
レイアウト図(a)およびチャネル幅方向の断面図(b
)である。まず、図10(a)を参照して、半導体基板
(図示せず)上には所定の間隔を隔ててソース/ドレイ
ン領域を構成する不純物領域106a,106bが形成
されている。不純物領域106a,106b(ソース/
ドレイン領域)と交差する方向にゲート電極104bが
配置されている。ソース/ドレイン領域(不純物領域1
06a,106b)と、不純物領域106a,106b
間のゲート電極104b以外の部分に素子分離酸化膜1
02が形成されている。次に、図10(b)を参照して
、素子分離酸化膜102間の間隔がチャネル幅W1 と
なる。ここで、チャネル幅の設計値W0 は、4MDR
AMでは1.0μmであったが、16MDRAMでは0
.8μmの幅が要求される。このように、DRAMの集
積化に伴なってMOSトランジスタのチャネル幅は狭く
なってきている。ところで、実際のMOSトランジスタ
では、図10に示すように、たとえば設計上のチャネル
幅をW0 とすると、実効上のチャネル幅はW1 にな
る。これは次のような理由によるものである。すなわち
、素子分離酸化膜102を形成する際に生ずるバーズビ
ーク102aによってチャネル幅が設計値より狭くなる
。これとともに、チャネルカット105からのチャネル
領域への滲み出しによってもチャネル幅が狭められる。 このように設計上のチャネル長W0 が実際には実効上
のチャネル幅W1 になることは従来から知られている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、チャネル幅が
比較的大きい場合には設計上のチャネル幅W0 と実効
上のチャネル幅W1 との差はあまり問題とならないが
、前述のようにDRAMの集積化に伴なってチャネル幅
自体が小さくなった場合には種々の問題点が生じる。こ
れがいわゆる狭チャネル効果と呼ばれるものであり以下
に詳細に説明する。図11は従来のMOSトランジスタ
の概略構成を示した斜視図である。また、図12は、従
来のチャネル長(L)方向の空乏層の状態を示した断面
図(a)および斜視図(b)である。図13は、従来の
チャネル幅(W)方向の空乏層の状態を示した断面図(
a)および斜視図(b)である。まず、図11を参照し
て、MOSトランジスタのしきい値電圧Vthについて
説明する。しきい値電圧Vthは次の式(1)のように
表される。
【0007】
【0008】ここで、φ0 は、ゲート電圧を上げてい
くときにソース側から電子が流れ込むときの基板表面電
位であり、qは電気素量、NA は空間電荷密度であり
、εOX/toxは、単位体積当たりのゲート酸化膜容
量である。また、Lはゲート長,Wはゲート幅,Vはゲ
ート電極により形成された空乏層の体積である。
【0009】ここで、しきい値電圧Vthとは、ゲート
電圧を上昇させていったときに、ソース側から電子が流
れ込む状態の起き始めるときのゲート電圧を意味する。
【0010】次に図12を参照して、このモデルはチャ
ージシェアリングモデルと呼ばれるものである。この原
理は、ソース,ゲート,ドレインで囲まれた半導体の空
乏層領域内の電荷がそれぞれソース,ゲート,ドレイン
に帰属したものとして分割されるという仮定に基づいて
いる。これらは、たとえば、「サブミクロンデバイスI
」  小柳光正著(丸善)に詳細に開示されている。こ
こで、L方向では、空乏層はソース/ゲート/ドレイン
の下方に連続して存在する。このうち、ゲート電界によ
って形成される空乏層の領域は、斜線で示される部分で
ある。すなわち、ソース/ドレインの両端部でソース/
ドレイン電界により形成される部分ΔVL が、長方形
近似領域から差し引かれる。この結果空乏層は逆台形型
となる。この差引分ΔVL は、次の式(2)で表され
る。 ΔVL =−ΔL・W・xd  …(2)
【0011】
ここで、図12(b)に示すように、Wはチャネル幅で
あり、Lはチャネル長である。また、ΔLはチャネル長
(L)方向の縮み量である。xdは斜線部分の空乏層の
高さを示している。
【0012】次に、図13を参照して、チャネル幅(W
)方向では、空乏層は素子分離酸化膜102の薄くなっ
た部分(バーズビーク)で横方向に延びた形状となる。 したがって空乏層全体としては、長方形近似領域にこの
横方向に延びた部分が加えられる。この増加部分の体積
ΔVW は、次の式(3)で示される。 ΔVW =L・ΔW・xd  …(3)
【0013】こ
こで、図13(b)に示すように、Lはチャネル長であ
り、ΔWはチャネル幅W方向の延びである。
【0014】このようなゲート長L方向の空乏層の形状
とゲート幅W方向の空乏層の形状を考慮してしきい値電
圧Vthの近似式を考えると次の式(4)のようになる
【0015】
【0016】ここで、ΔL,ΔWはデバイスによって一
定な値である。したがって、チャネル長(L)が長く、
かつチャネル幅(W)が広い場合には、(  )の中の
値はほぼ1となる。これに対してチャネル値Lが短くな
るかまたはチャネル幅Wが狭くなったときには、(  
)の中は1からずれてくる。すなわち、チャネル値Lが
短くなった場合には、(  )の中は1から小さくなる
方向にずれ、しきい値電圧Vthは低下する。この効果
を短チャネル効果と呼んでいる。これに対してチャネル
幅Wが狭くなったときには、(  )中が1より大きく
なる方向にずれ、しきい値電圧Vthが上昇する。この
効果を狭チャネル効果と呼んでいる。ここで、従来短チ
ャネル効果に対しては基板濃度を上げるなど種々の対策
が提案されているが、狭チャネル効果に対しては有効な
対策はあまり提案されていない。すなわち、図10にお
いても説明したように、DRAMの集積化に伴なってM
OSトランジスタ(アクセストランジスタ)のチャネル
幅が狭くなる。この際、素子分離酸化膜のバーズビーク
やチャネルカットからのチャネル領域への滲み出しより
さらにチャネル幅が実効上狭くなる。したがってMOS
トランジスタのしきい値電圧Vthが上昇してしまうと
いう問題点が生じる。これとともに、チャネル幅が狭く
なるとチャネル領域の電流が流れる面積が減少しその結
果電流が減少する。したがってチャネル幅が狭くなると
MOSトランジスタの電流駆動能力が低下してしまうと
いう不都合が生じていた。この電流駆動能力の低下は、
具体的にはメモリセルのアクセスタイム(読み出し時間
)の低下に繋がっていた。
【0017】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、請求項1〜4に記載の発明の目的
は半導体装置の集積化に伴なって素子が微細化された場
合にしきい値電圧の上昇を防止しかつ電流駆動能力の低
下を有効に防止することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1における発明は
、半導体基板と、一対の不純物領域と、チャネル領域と
、ゲート電極とを備える。一対の不純物領域は、半導体
基板上の素子分離領域間に所定の間隔を隔てて形成され
ている。チャネル領域は、半導体基板上の一対の不純物
領域間に形成されている。ゲート電極はチャネル領域上
に絶縁膜を介して形成されている。そしてチャネル領域
は、ゲート電極のゲート幅方向に曲面状に形成されてい
る。
【0019】請求項2における発明は、熱酸化法を用い
て半導体基板の主表面上に所定の間隔を隔てて酸化膜を
選択的に形成する工程と、酸化膜を除去して半導体基板
の主表面に凹部と凸部とを形成する工程と、半導体基板
の主表面の凹部の一部に熱酸化法を用いて素子分離用の
酸化膜を形成する工程と、素子分離用の酸化膜に囲まれ
た半導体基板の凸部表面にゲート絶縁層を形成する工程
と、ゲート絶縁層の上にゲート電極を形成する工程とを
備えている。
【0020】請求項3における発明は、熱酸化法を用い
て半導体基板の主表面上に所定の間隔を隔てて酸化膜を
選択的に形成する工程と、酸化膜を除去して半導体基板
の主表面に凹部と凸部とを形成する工程と、半導体基板
の凸部に熱酸化法を用いて素子分離用の酸化膜を形成す
る工程と、素子分離領域に囲まれ半導体基板の凹部表面
にゲート絶縁層を形成する工程と、ゲート絶縁層の上に
ゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0021】請求項4における発明は、熱酸化法を用い
て半導体基板の主表面上に選択的に凹部を形成するとと
もに凹部表面に酸化膜を選択的に形成する工程と、酸化
膜をエッチングして半導体基板の凹部の一部および凸部
表面を露出させる工程と、酸化膜に囲まれた半導体基板
の凹部表面にゲート絶縁層を形成する工程と、ゲート絶
縁層の上にゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0022】
【作用】請求項1〜4に記載の発明では、チャネル領域
がゲート幅方向に曲面状に形成されるので、チャネル領
域のゲート幅方向の断面積が増加しチャネル領域を流れ
る電流が増加される。また、チャネル幅方向においてチ
ャネル領域下の空乏層に対するバーズビーク下の空乏層
の割合が低減される。
【0023】
【発明の実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例によるMOSトラ
ンジスタの平面レイアウト図である。図2は図1に示し
たMOSトランジスタのX−Xにおける断面図(a)お
よびY−Yにおける断面図(b)である。まず、図1を
参照して、本実施例のMOSトランジスタでは、平面レ
イアウトとしては図10に示した従来のMOSトランジ
スタの平面レイアウトと同様である。すなわち、シリコ
ン基板(図示せず)上に所定の間隔を隔ててソース/ド
レイン領域となる不純物領域6a,6bが形成されてい
る。不純物領域6a,6bに交差する方向にゲート電極
(ワード線)4が配置されている。不純物領域6a,6
bと不純物領域6a,6b間に挟まれるゲート電極4以
外の領域には素子分離領域2が形成されている。
【0025】次に図2(a)を参照して図1に示したM
OSトランジスタのX−X断面について説明する。この
X−X断面はチャネル幅W方向の断面である。この実施
例のMOSトランジスタは、シリコン基板1と、シリコ
ン基板1上に所定の間隔を隔てて形成された素子分離酸
化膜2と、素子分離酸化膜2の下方に形成されたチャネ
ルカット5と、素子分離酸化膜2およびシリコン基板1
表面に形成されたゲート酸化膜3と、ゲート酸化膜3上
に形成されたワード線(ゲート電極)4とを備えている
。ここで、本実施例では、素子分離領域2間に位置する
シリコン基板1の表面形状が逆U字型に形成されている
。なお、チャネルカット5の不純物濃度としては、10
17cm−3程度であり、シリコン基板1(Pウェル)
の不純物濃度は1016cm−3程度である。このよう
に本実施例では素子分離酸化膜2間に位置するシリコン
基板1の表面形状を逆U字型にすることによって、従来
と同一平面寸法でチャネル幅Wが増加される。この結果
、前述のしきい値電圧Vthを表す式(4)の中でΔW
/Wの値が従来に比べて小さくなりしきい値電圧Vth
の上昇を有効に防止することができる。また、チャネル
幅Wが広くなるので従来の同一平面寸法のチャネル領域
に比べて流れる電流量が増加する。この結果、MOSト
ランジスタの電流駆動能力の低下を有効に防止すること
も可能となる。
【0026】次に図2(b)を参照して、Y−Y断面で
は、従来のMOSトランジスタと同様な形状を有してい
る。
【0027】図3はチャネル幅Wとしきい値電圧Vth
との関係を示したグラフである。図3を参照して、ここ
でたとえば図10(b)に示した従来のチャネル幅方向
の形状と図2(a)に示した本実施例のチャネル幅方向
の形状とが同一平面寸法で形成されているとする。この
ような条件下で、図3に示すように、チャネル幅Wが狭
くなっていく場合には、図2(a)に示した実施例では
しきい値電圧Vthの上昇が低減されることがわかる。
【0028】図4は本発明の他の実施例によるMOSト
ランジスタのチャネル幅方向の断面図である。図4を参
照して、この他の実施例では、素子分離領域12間に位
置するシリコン基板11の表面形状がU字型に形成され
ている。このようにU字型に形成することによっても、
図2(a)に示した逆U字型の形状と同様の効果を得る
ことができる。
【0029】図5は本発明のMOSトランジスタの製造
プロセスの一実施例を説明するための断面図((a)〜
(f))である。図5を参照して製造プロセスの一実施
例について説明する。まず、図5(a)に示すように、
シリコン基板1上にSiO2 からなる酸化膜21を形
成する。酸化膜21上に所定の間隔を隔ててシリコン窒
化膜(Si3 N4 )を形成する。次に、図5(b)
に示すように、熱酸化法を用いてLOCOS酸化膜(素
子分離酸化膜)2を形成する。次に、図5(c)に示す
ように、シリコン窒化膜22を除去する。図5(d)に
示すように、LOCOS酸化膜2をエッチングしてシリ
コン基板1の凸部を露出させる。この素子分離酸化膜2
間のシリコン基板1の表面がチャネル領域となる。次に
、図5(e)に示すように、シリコン基板1および素子
分離酸化膜2上にゲート酸化膜3を形成する。次に、図
5(f)に示すように、ゲート酸化膜3上にゲート電極
4を形成する。
【0030】図6は本発明のMOSトランジスタの製造
プロセスの第2の実施例を説明するための断面図((a
)〜(g))である。図6を参照して、次に製造プロセ
スの第2の実施例を説明する。まず、図6(a)および
(b)に示す工程は図5に示した一実施例と同様である
。この後、図6(c)に示すように、シリコン基板1の
表面上に形成されたLOCOS酸化膜33((b)参照
)を除去する。これによってシリコン基板1はその表面
形状が凹凸形状となる。次に、図6(d)に示すように
、シリコン基板1上にSiO2 からなる酸化膜34を
形成する。酸化膜34の凸状部上にシリコン窒化膜35
を形成する。次に図6(e)に示すように、熱酸化法を
用いて素子分離酸化膜2を形成しシリコン窒化膜35を
除去する。次に図6(f)に示すように、シリコン基板
1および素子分離酸化膜2上にゲート酸化膜3を形成す
る。次に、図6(g)に示すように、ゲート酸化膜3上
にゲート電極4を形成する。
【0031】図7は本発明のMOSトランジスタの製造
プロセスの第3の実施例を説明するための断面図((a
)〜(g))である。図7を参照して、図7(a)〜(
c)に示す工程は図6に示した第2の実施例と同様であ
る。この後図7(d)に示すように、シリコン基板11
上にSiO2 からなる酸化膜44を形成する。シリコ
ン基板11の凸状部に相当する部分以外の部分の酸化膜
44上にシリコン窒化膜45を形成する。次に、図7(
e)に示すように、酸化法を用いてLOCOS酸化膜1
2を形成する。そして、シリコン窒化膜45を除去する
。次に、図7(f)に示すように、シリコン基板11お
よび素子分離酸化膜12上にゲート酸化膜13を形成す
る。次に図7(g)に示すように、ゲート酸化膜13上
にゲート電極14を形成する。図5〜図7に示すような
プロセスを経た後所定のプロセスを経てDRAMが完成
される。
【0032】なお、本実施例では、DRAMのメモリセ
ルアレイ部に設けられるアクセストランジスタ(MOS
トランジスタ)についての適用例を示したが、本発明は
これに限らず、集積化が要求されるMOSトランジスタ
であればどのような素子に用いられるものであってもよ
い。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、チャネ
ル領域をゲート幅方向に曲面状に形成することにより、
チャネル領域のゲート幅方向の断面積が増加しチャネル
領域を流れる電流が増加される。また、チャネル方向に
おいてチャネル下の空乏層に対するバーズビーク下の空
乏層の割合が低減される。この結果、半導体装置の集積
化に伴なって素子が微細化された場合にもしきい値電圧
の上昇を防止し、かつ、電流駆動能力の低下を有効に防
止することができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、半導体基
板の主表面の凹部の一部に熱酸化法を用いて素子分離用
の酸化膜を形成することにより、素子分離用の酸化膜間
に形成されるチャネル領域がゲート幅方向に凸状に形成
され、チャネル領域のゲート幅方向の断面積が増加する
。この結果チャネル領域を流れる電流が増加される。 また、チャネル幅方向においてチャネル下の空乏層に対
するバーズビーク下の空乏層の割合が低減される。この
結果、チャネル幅が狭くなった場合にもしきい値電圧の
上昇を防止し、かつ電流駆動能力の低下を有効に防止す
ることができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、半導体基
板の凸部に熱酸化法を用いて素子分離用の酸化膜を形成
することにより、素子分離用の酸化膜間に形成されるチ
ャネル領域の形状が凹状に形成され、チャネル領域のゲ
ート幅方向の断面積が増加する。この結果チャネル領域
を流れる電流が増加される。また、チャネル幅方向にお
いてチャネル領域下の空乏層に対するバーズビーク下の
空乏層の割合が低減される。この結果、チャネル幅が狭
くなった場合にもしきい値電圧の上昇を防止し、かつ電
流駆動能力の低下を有効に防止することができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、熱酸化法
を用いて半導体基板の主表面に選択的に凹部を形成する
とともにその凹部表面に酸化膜を選択的に形成する。そ
して、その酸化膜をエッチングして半導体基板の凹部の
一部および凸部表面を露出させることにより、その凸部
表面にチャネル領域が形成され、チャネル領域のゲート
幅方向の断面積が増加される。この結果チャネル領域を
流れる電流が増加される。また、チャネル幅方向におい
てチャネル領域下の空乏層に対するバーズビーク下の空
乏層の割合が低減される。この結果、チャネル幅が狭く
なった場合にも、しきい値電圧の上昇を防止し、かつ、
電流駆動能力の低下を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるMOSトランジスタの
平面レイアウト図である。
【図2】図1に示したMOSトランジスタのX−Xにお
ける断面図(a)およびY−Yにおける断面図(b)で
ある。
【図3】チャネル幅Wとしきい値電圧Vthとの関係を
示したグラフである。
【図4】本発明の他の実施例によるMOSトランジスタ
のチャネル幅方向の断面図である。
【図5】本発明のMOSトランジスタの製造プロセスの
一実施例を説明するための断面図((a)〜(f))で
ある。
【図6】本発明のMOSトランジスタの製造プロセスの
第2の実施例を説明するための断面図((a)〜(g)
)である。
【図7】本発明のMOSトランジスタの製造プロセスの
第3の実施例を説明するための断面図((a)〜(g)
)である。
【図8】従来のDRAMのメモリセルアレイ部の平面レ
イアウト図である。
【図9】図8に示したメモリセルアレイ部のX−Xにお
ける断面図(a)およびY−Yにおける断面図(b)で
ある。
【図10】従来の集積化されたメモリセルアレイ部に用
いられるMOSトランジスタの概略的な平面レイアウト
図(a)およびチャネル方向の断面図(b)である。
【図11】従来のMOSトランジスタの概略構成を示し
た斜視図である。
【図12】従来のチャネル長(L)方向の空乏層の状態
を示した断面図(a)および斜視図(b)である。
【図13】従来のチャネル幅(W)方向の空乏層の状態
を示した断面図(a)および斜視図(b)である。
【符号の説明】
1  シリコン基板 2  素子分離酸化膜 3  ゲート酸化膜 4  ワード線(ゲート電極) 5  チャネルカット 6a,6b  不純物領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体基板と、前記半導体基板上の素
    子分離領域間に所定の間隔を隔てて形成された一対の不
    純物領域と、前記半導体基板上の前記一対の不純物領域
    間に形成されたチャネル領域と、前記チャネル領域上に
    絶縁膜を介して形成されたゲート電極とを備え、前記チ
    ャネル領域は、前記ゲート電極のゲート幅方向に曲面状
    に形成されていることを特徴とする、電界効果素子。
  2. 【請求項2】  熱酸化法を用いて半導体基板の主表面
    上に所定の間隔を隔てて酸化膜を選択的に形成する工程
    と、前記酸化膜を除去して前記半導体基板の主表面に凹
    部と凸部とを形成する工程と、前記半導体基板の主表面
    の凹部の一部に、熱酸化法を用いて素子分離用の酸化膜
    を形成する工程と、前記素子分離用の酸化膜に囲まれた
    前記半導体基板の凸部表面にゲート絶縁層を形成する工
    程と、前記ゲート絶縁層の上にゲート電極を形成する工
    程とを備えた電界効果素子の製造方法。
  3. 【請求項3】  熱酸化法を用いて半導体基板の主表面
    上に所定の間隔を隔てて酸化膜を選択的に形成する工程
    と、前記酸化膜を除去して前記半導体基板の主表面に凹
    部と凸部とを形成する工程と、前記半導体基板の凸部に
    熱酸化法を用いて素子分離用の酸化膜を形成する工程と
    、前記素子分離用の酸化膜に囲まれた前記半導体基板の
    凹部表面にゲート絶縁層を形成する工程と、前記ゲート
    絶縁層の上にゲート電極を形成する工程とを備えた電界
    効果素子の製造方法。
  4. 【請求項4】  熱酸化法を用いて半導体基板の主表面
    上に選択的に凹部を形成するとともに前記凹部表面に酸
    化膜を選択的に形成する工程と、前記酸化膜をエッチン
    グして前記半導体基板の凹部の一部および凸部表面を露
    出させる工程と、前記酸化膜に囲まれた前記半導体基板
    の凹部表面にゲート絶縁層を形成する工程と、前記ゲー
    ト絶縁層の上にゲート電極を形成する工程とを備えた、
    電界効果素子の製造方法。
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