JPH04247455A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH04247455A
JPH04247455A JP3131891A JP3131891A JPH04247455A JP H04247455 A JPH04247455 A JP H04247455A JP 3131891 A JP3131891 A JP 3131891A JP 3131891 A JP3131891 A JP 3131891A JP H04247455 A JPH04247455 A JP H04247455A
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JP
Japan
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photosensitive material
processing
contact
row
shutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP3131891A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
Ken Kawada
河田 研
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料を処理液に浸漬
して処理する感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にハロゲン化銀写真感光材料を浸漬
処理するには、均一な処理のために多量の処理液を収容
した処理槽を用いている。処理槽内に多量の処理液を収
容して感光材料を処理することにより、感光材料の膜面
において処理液が良好に交換される。感光材料の処理に
伴い、感光材料の膜面には膜中から溶出した成分の層(
境膜)が生じ、感光材料を迅速かつ良好に処理するには
、この境膜を破壊することが必要である。
【0003】処理槽内に搬送ローラが配設された装置で
は、搬送ローラが感光材料を挟持搬送することにより感
光材料上の境膜が破壊され、処理液を良好に交換するこ
とができる。
【0004】一方、少ない処理液で感光材料を処理する
ための装置として、多室処理装置が提案されている(特
開平1−267648号、同2−240651号公報参
照)。多室処理装置は、多数の処理室が断面スリット部
を介して連通した構成であり、断面スリット部には処理
液の流通を遮断するためのシール部材等が設けられてお
り、各室間を処理液がほとんど移動しないようになって
いる。感光材料が断面スリット部を通過するときに、シ
ール部材が感光材料に弾性的に接するように構成された
装置では、感光材料通過時にも処理液の移動を防止する
とともに、感光材料上の境膜を破壊することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、搬送ローラ
が実質的に境膜を破壊する構成において、境膜を確実に
破壊するためには、感光材料と接する搬送ローラの数が
多い程良い。しかし、処理槽内に搬送ローラを多数設け
ると、構成が複雑になりメンテナンスが困難でありまた
製造コストが増大する。
【0006】また、上記多室処理槽の断面スリット部に
設けたシール部材が実質的に境膜を破壊する構成におい
て、境膜を確実に破壊するためには、シール部材が感光
材料と強圧で接すれば良い。しかし、シール部材が感光
材料に強圧で接すると感光材料の搬送の障害となったり
、感光材料に擦過傷が生じてしまい品質が低下する。
【0007】本発明の目的は上記問題点を解消すること
にあり、感光材料の膜面上に生じた境膜を確実に破壊し
て、迅速かつ良好に感光材料を処理できる感光材料処理
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明に係る上
記目的は、複数の処理室に区画された処理槽に充填され
た処理液に前記感光材料を浸漬して処理する感光材料処
理装置において、感光材料搬送経路に一対の硬質部材と
柔軟性部材とを当接させて液密に設け、前記感光材料を
前記両部材間に案内し、前記感光材料を前記両部材と摺
動させて搬送することを特徴とする感光材料処理装置に
より達成される。
【0009】硬質部材と柔軟性部材との間で感光材料を
両部材と摺動させて搬送することにより、搬送性が低下
することはなく、しかも感光材料といずれかの部材との
摺動により感光材料上の境膜を確実に破壊することがで
きる。したがって、乳剤面近傍における処理液が良好に
交換されるので、処理時間を短縮することができる。硬
質部材の表面は円滑であることが好ましい。また柔軟性
部材はエッジ部を有することが好ましく、エッジ部が硬
質部材に当接することにより、確実な液密性を保証する
ことができる。感光材料の乳剤面はいずれの部材と接し
てもよいが、柔軟性部材と接することが好ましく、不測
の強圧力が感光材料に加わっても感光材料を傷付けるこ
とがない。
【0010】柔軟性部材としては多孔質部材や空気を内
包した弾性部材等がある。多孔質部材としては例えば発
泡部材があり、独立気泡状のものや連続気泡状のものを
採用することができる。柔軟性部材としては、例えばマ
イクロセルポリマーシート(イノアックコーポレーショ
ン製、商品名PORON)、ルビセル、多孔質ゴム、バ
イトン、EPT、シリコン、ネオプレンがある。
【0011】また、空気を内包した弾性部材の内圧を調
整することにより、感光材料の挟持圧力及び弾性部材と
硬質部材との当接圧力を調整することができる。例えば
、感光材料の通過時には、シール機能及び境膜破壊機能
を低下させない程度に弾性部材と感光材料との当接圧力
を低く設定し、感光材料の非通過時には、確実なシール
性を得るために当接圧力を高く設定する。
【0012】また、本発明に係る上記目的は、感光材料
を処理液に浸漬して処理する感光材料処理装置において
、感光材料搬送ローラの周面に突起列の頂部を当接させ
て設け、前記突起列と前記搬送ローラとの間に前記感光
材料を案内し、前記感光材料の乳剤面を前記突起列と摺
動させて前記感光材料を搬送することを特徴とする感光
材料処理装置により達成される。
【0013】感光材料の支持体側の面が搬送ローラと高
摩擦接触することにより感光材料は搬送され、乳剤面が
突起列と摺接することにより境膜が良好に破壊される。 突起列の頂部が断面三角形状等のエッジ部であることに
より境膜を確実に破壊することができる。また、突起列
との摺接後の乳剤面は直ちに処理液と接するので乳剤面
近傍における処理液が良好に交換されるとともに、処理
液が良好に攪拌される。したがって、処理時間を短縮す
ることができる。
【0014】更に、突起列を搬送方向に沿って多数設け
ることにより、上記作用は一層促進される。
【0015】本発明における処理液は、現像液、漂白定
着液、漂白液、定着液、水洗水、安定化液等がある。現
像液としては、黒白現像液、発色現像液(反転カラー現
像液も含む)が挙げられる。現像方法として具体的には
次の工程が挙げられる。 ■現像→漂白定着→水洗→乾燥 ■現像→漂白定着→安定化→乾燥 ■現像→漂白→定着→水洗→乾燥 ■現像→漂白→定着→安定化→乾燥 ■現像→漂白→定着→水洗→安定化→乾燥■現像→漂白
定着→水洗→安定化→乾燥■黒白現像→水洗→反転→カ
ラー現像→水洗→漂白→定着→水洗→安定化→乾燥
【0016】上記処理工程において、現像と漂白との間
に水洗工程を設けることができる。更に、必要に応じて
停止、調整、中和等の工程を適宜設けることができる。 なお、黒白感光材料の場合には、上記■〜■において、
漂白工程と安定化工程を除くことができる。
【0017】本発明に用いる感光材料の種類としては、
ネガ感光材料、ポジ感光材料、直接ポジ感光材料のいず
れであってもよく、例えば銀塩写真式フィルム、銀塩写
真式印画紙、X線用フィルム等がある。
【0018】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されず、本発明の技術的思想に基づいていかなる変更も
可能である。
【0019】図1は多室処理装置の断面図である。処理
装置70は感光材料搬送路がU字状に形成され、間隙0
.5〜5mm程度のスリット部88及び該スリット部8
8より大容積の水平方向に延びる円筒形状の円筒室90
を有する。スリット部88には後述するシャッタ100
が設けられており、円筒室90内の処理液が他室へ移動
しないようになっている。各円筒室90内には同種又は
異種の処理液が収容され、感光材料12の処理の一部又
は全部が本処理装置70により行われる。スリット部8
8の間隙が0.5〜5mmのとき、円筒室90の直径は
5〜50mmが好ましい。円筒室90の直径が上記値で
あれば、円筒室90内に搬送ローラを設けることができ
る。なお、本実施態様では処理装置70にスリット部8
8と円筒室90が交互に形成されているが、円筒室90
に代えて他の形状の室を形成してもよい。この場合、室
の容積はスリット部88に比べて大きく設定される。
【0020】感光材料12は処理装置70の入口及び出
口に配設された搬送ローラ72により矢印で示す方向に
搬送される。なお、本実施態様は、ウエブ状の感光材料
12を搬送するので、処理装置70の入口及び出口に搬
送ローラ72を設けただけで感光材料12を搬送可能で
あるが、シート状の感光材料を搬送するには必要に応じ
て処理装置70の内部にも搬送ローラを設けてもよい。 処理装置70において、最下流部に設けた処理液供給口
74から処理液の補充液が供給され、最上流部に設けた
オーバーフロー口76から余剰の処理液が排出される。
【0021】図2はシャッタ100の拡大図である。シ
ャッタ100は多孔質部材又は発泡部材からなり柔軟性
を有し、スリット部88を遮断できるように感光材料1
2の乳剤面と対向するスリット部88の壁面に埋設され
ている。シャッタ100はスリット部88の長さ(紙面
と直交する方向の長さ)と等しい長手形状であり、長手
方向の両端はスリット部88の壁面と液密にシールされ
ている。シャッタ100の先端は対向する壁面の幅方向
全域と接することができるエッジ形状である。また、シ
ャッタ100の先端が当接する壁面は内方へ向けて張り
出した曲面102であり、硬質の材料からなる円滑な面
である。
【0022】シャッタ100は曲面102と当接するこ
とにより、処理液の移動を遮断することができる。シャ
ッタ100は柔軟性を有するので、曲面102と長手方
向にわたって緊密かつ均一に接することができスリット
部88を確実にシールすることができる。感光材料12
はシャッタ100と曲面102との間を通って搬送され
る。感光材料12がシャッタ100に接して搬送される
ときに、シャッタ100の先端は感光材料12の移動に
追従して変形する。このとき、シャッタ100には復元
力が生じるので、シャッタ100の先端エッジ部は感光
材料12の乳剤面と弾性的に摺接し、乳剤面上に生じた
境膜を確実に破壊することができる。
【0023】図3はシャッタ100の変形例の拡大図で
ある。シャッタ100は空気等の気体を内方した袋体1
04であり、袋体104は弾性材又は可撓性材からなり
袋体内部の気圧変化によりシャッタ100は柔軟性を有
するようになっている。袋体104は例えば吸排気手段
等により適宜吸気又は排気が可能に構成される。袋体1
04の曲面と当接する先端部は図2に示したシャッタ1
00と同様にエッジ形状であり、曲面102と緊密かつ
均一に接することができる。シャッタ100と曲面10
2との間を感光材料12が通過していないときは、袋体
104の内部の気圧を高く調整することにより、スリッ
ト部88を確実にシールすることができる。また、シャ
ッタ100と曲面102との間を感光材料12が通過し
ているときは、袋体104の内部の気圧をわずかに減少
させることにより、感光材料12が両者の間を通過し易
くなる。更に、シャッタ100の先端エッジ部は感光材
料12の移動に追従して変形するので、復元力の作用で
境膜を確実に破壊することができる。
【0024】また、袋体104の形態が断面半円形にな
るまで内部の気圧を高めるときには、気圧の調整は上記
と逆になる。すなわち、シャッタ100と曲面102と
の間を感光材料12が通過するときは、袋体104内の
気圧を高くして袋体104を断面半円形に変形させる。 このとき袋体104の先端部は曲面との当接位置からわ
ずかに後退するので感光材料12が通過し易くなる。一
方、感光材料12が通過しないときは、袋体104内は
通常圧力であり、袋体104と曲面102との間をシー
ルすることも可能である。
【0025】図4はシャッタ100の他の変形例の拡大
図である。このシャッタ100は図3に示したものと先
端の形状のみが異なり、袋体104の先端にエッジ部材
106を設けたものであり、同様の効果を奏する。
【0026】図5は感光材料処理装置の変形例の断面図
である。この処理装置は処理槽の内壁に設けた突起列1
08が搬送ローラ110の周面に軸方向にわたって当接
することにより、搬送ローラ110の上下にそれぞれ異
なる処理室を区画する構成である。感光材料12は乳剤
面が突起列108の頂部と摺接するように突起列108
と搬送ローラ12との間を搬送されることにより、乳剤
面上の境膜が確実に破壊される。なお、突起列108は
感光材料搬送方向の上流側の傾斜は下流側の傾斜より緩
く、感光材料12を頂部へ案内し易くなっている。また
、突起列108もしくは搬送ローラ110の少なくとも
一方を柔軟性材により構成することにより、突起列10
8と搬送ローラ110の当接部を確実にシールすること
ができる。各処理室内には同じ処理液を収容してもよく
異なる処理液を収容してもよい。
【0027】図6は処理槽の変形例の断面図である。こ
の処理槽は多室に分割されておらず1種の処理液を収容
するようになっており、図5に示す構成と同様に、処理
槽の内壁に設けた突起列108が多数設けた各搬送ロー
ラ110の周面に軸方向にわたって当接している。そし
て、感光材料12が突起列108と搬送ローラ110と
の間を通過して搬送されるときに、乳剤面が突起列10
8の頂部と摺接することにより、境膜が確実に破壊され
る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、硬質部材と柔軟性部材
とを当接させて設け、硬質部材と柔軟性部材との間で感
光材料を両部材と摺動させて搬送することにより、搬送
性が低下することはなく、しかも感光材料といずれかの
部材との摺動により感光材料上の境膜を確実に破壊する
ことができる。したがって、乳剤面近傍における処理液
が良好に交換されるので、処理時間を短縮することがで
きる。
【0029】また、感光材料搬送ローラの周面に突起列
の頂部を当接させて設け、感光材料の乳剤面を前記突起
列と摺動させて前記感光材料を搬送することにより、境
膜が良好に破壊される。また、突起列との摺接後の乳剤
面は直ちに処理液と接するので乳剤面近傍における処理
液が良好に交換されるとともに、処理液が良好に攪拌さ
れる。したがって、処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施態様である多室処理装置の
断面図である。
【図2】図2はシャッタの拡大図である。
【図3】図3はシャッタの変形例の拡大図である。
【図4】図4はシャッタの他の変形例の拡大図である。
【図5】図5は処理装置の変形例の断面図である。
【図6】図6は処理槽の変形例の断面図である。
【符号の説明】
12  感光材料 70  処理装置 72  搬送ローラ 74  処理液供給口 76  オーバーフロー口 88  スリット部 90  円筒室 100  シャッタ 102  曲面 104  袋体 106  エッジ部材 108  突起列 110  搬送ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の処理室に区画された処理槽に充填さ
    れた処理液に前記感光材料を浸漬して処理する感光材料
    処理装置において、感光材料搬送経路に一対の硬質部材
    と柔軟性部材とを当接させて液密に設け、前記感光材料
    を前記両部材間に案内し、前記感光材料を前記両部材と
    摺動させて搬送することを特徴とする感光材料処理装置
  2. 【請求項2】感光材料を処理液に浸漬して処理する感光
    材料処理装置において、感光材料搬送ローラの周面に突
    起列の頂部を当接させて設け、前記突起列と前記搬送ロ
    ーラとの間に前記感光材料を案内し、前記感光材料の乳
    剤面を前記突起列と摺動させて前記感光材料を搬送する
    ことを特徴とする感光材料処理装置。
JP3131891A 1991-02-01 1991-02-01 感光材料処理装置 Pending JPH04247455A (ja)

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JP3131891A JPH04247455A (ja) 1991-02-01 1991-02-01 感光材料処理装置

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