JP3672285B2 - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハロゲン化銀写真感光材料(以下、簡略化のために単に感光材料または感材ともいう)に露光を施し、処理液により処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に関し、更に詳しくは様々なサイズのハロゲン化銀写真感光材料に対し、安定した現像処理性が得られ、迅速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機(以下、簡略化のために自動現像機、自現機または現像機と呼ぶこともある)に関する。
【0002】
【従来の技術】
写真の現像処理を行ういわゆるフォトフィニッシャーの市場は年々分散化の傾向にあり、ラボと呼ばれる現像所から、写真専門店の店頭で処理するミニラボに急激に移り変わっており、その傾向はますます拍車がかかっている。写真専門店以外のスーパーマーケットやドラッグストアー等でも店頭処理を行う所が増加している。いずれも、現像に出したその日に受け取れる、あるいは買い物をしている間に現像処理が完了し、写真プリントを受け取って帰れるというニーズを満たしたもので、このような迅速処理に対する要望はますます高まっている。
【0003】
また、このような写真専門店以外の店や、オフィス等で現像処理を行うようになると専門のオペレーターではないパートタイマーや素人が処理するようになり、液を感じさせないドライな機器、メンテナンスの簡易化、安定な処理性、また、設置スペース等の問題から、機器の小型化が重要となる。
【0004】
通常ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機では、たとえばカラーネガフィルムやカラーリバーサルフィルムのように、カメラにおいて、感光材料に予め露光を与えたものを現像処理する装置と、カラーペーパーのように露光プリントする工程と現像処理する工程とを有する装置があるが、いずれも現像処理においては処理液を満たした処理タンクがあり、その中に自動的に感光材料を浸漬させる方式が一般的である。
【0005】
このようなタンク処理においては、感光材料の処理面積情報に応じて、補充液を処理タンクに補充し、オーバーフローさせ、定常状態(ランニング状態)を形成させるいわゆる補充方式をとっている。従って、処理する感光材料の種類や、1日の処理量によってランニング状態が異なるため、処理液の管理を行わなければならず、毎日コントロールストリップスと呼ばれる標準露光されたチェックピースを現像し、その濃度を基準値を比較して管理しており、管理状況によっては全ての液を排出して新しい液に交換することが必要であった。
【0006】
このような煩雑で専門的な管理を行わないために、使用に必要なだけ感光材料に現像処理液を供給し、タンク液を使用しない様々な方法が提案されている。例えば、特開平2−79841号では処理液をスポンジに含浸させ、現像処理する方式が提案されている。また、例えば、特開平2−79844号ではスリット状の供給口から処理液を供給する方式が提案されている。また、例えば、特開平9−43814号では気相を介して現像処理液を供給する方式が提案されている。更に、例えば、特開平2−99945号ではローラーを用いて処理液を塗りつける方式のものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような必要な処理液を必要なだけ供給する方式においては、迅速化する点で問題である。迅速化するためには、処理液を複数に分け、それぞれを濃厚化し、別々に供給される方法も提案されている(特願平9−243034号)。
【0008】
しかしながら、このような供給方法では、複数の液を別々に感光材料に供給する必要があり、供給手段が複数必要になり、装置の点でも大がかりになり、しかも制御が難しい。また、複数の部分液の感光材料表面や感光材料の乳剤膜中での混ざり具合により、処理ムラが発生しやすいという欠点がある。また、予め混合したものを供給することも考えられるが、一定時間以上放置すると濃厚液の場合、析出が発生することが判明した。
【0009】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、この発明の第1の目的は、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能なハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の提供にある。
【0010】
また、この発明の第2の目的は、廃液量が少なく環境に配慮したハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の提供にある。
【0011】
さらに、この発明の第3の目的はムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスの簡便なハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するため、この発明は、以下のように構成した。
【0013】
請求項1記載の発明は、『少なくともハロゲン化銀写真感光材料用処理液を塗布する工程を有するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機において、
複数の部分液を予め接触させた後ハロゲン化銀写真感光材料に供給する供給手段と、
前記部分液のすくなくとも2種が接触してから前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御する制御手段とをし、
前記制御手段は、少なくとも2種の部分液が接触してから前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでの時間が0.2秒〜20秒の範囲の一定時間に制御するものであることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0014】
この請求項1記載の発明によれば、部分液の少なくとも2種が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御することで、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものであり、しかもムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスが簡便である。
また、少なくとも2種の部分液が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでの時間が0.2秒〜20秒に制御することで、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかもムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスが簡便である。
【0015】
請求項2記載の発明は、『前記供給手段は、ハロゲン化銀写真感光材料に処理液を塗布する塗布液供給パイプと、この塗布液供給パイプに接続される複数の処理液タンクからの供給パイプとを有し、
前記制御手段は、前記複数の処理液タンクから部分液をそれぞれの前記供給パイプを介して前記塗布液供給パイプへ供給して混合させて、前記塗布液供給パイプの長さによってハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御することを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0016】
この請求項2記載の発明によれば、部分液の少なくとも2種が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように簡単な構造で制御することで、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものであり、しかもムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスが簡便である。
【0017】
請求項3記載の発明は、『前記処理されるハロゲン化銀写真感光材料の処理面積に応じて、必要な部分液量を前記ハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するよう制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0018】
この請求項3記載の発明によれば、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の処理面積に応じて、必要な部分液量をハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するから、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0019】
請求項4記載の発明は、『前記処理されるハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を計算し前記ハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するよう制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0020】
この請求項4記載の発明によれば、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を計算しハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するから、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0021】
請求項5記載の発明は、『前記供給手段により供給する前に、前記ハロゲン化銀写真感光材料を45℃以上に加熱する加熱手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0022】
この請求項5記載の発明によれば、ハロゲン化銀写真感光材料を45℃以上に加熱することで、より迅速処理が可能である。
【0023】
請求項6記載の発明は、『前記供給手段によりハロゲン化銀写真感光材料に供給される部分液の全液量が前記ハロゲン化銀写真感光材料1m2当たり10ml〜160mlに制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0024】
この請求項6記載の発明によれば、部分液の全液量が設定より小さいと供給不足であり、設定より大きいと無駄になるが、部分液の全液量を1m2当たり10ml〜160mlに設定することで、適量を供給することができ、かつ自動現像機のコンパクト化が可能である。
【0025】
請求項7記載の発明は、『処理液を供給する前にハロゲン化銀写真感光材料を切断する切断手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0026】
この請求項7記載の発明によれば、処理液を供給する前にハロゲン化銀写真感光材料を切断することで、ハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を容易に計算し、ハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給することができ、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0027】
請求項8記載の発明は、『前記複数の部分液を接触させてから前記ハロゲン化銀写真感光材料へ供給するまでの構造部分を洗浄する洗浄手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0028】
この請求項8記載の発明によれば、数の部分液を接触させてからハロゲン化銀写真感光材料へ供給するまでの構造部分を洗浄するから、ムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスの簡便なものである。
【0029】
以下、この発明の構成について詳述する。
【0030】
[ハロゲン化銀写真感光材料]
この発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機で処理されるハロゲン化銀写真感光材料の例として、塩化銀乳剤を含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン化銀モノクロ写真感光材料や、沃臭化銀または臭化銀乳剤を含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン化銀モノクロ写真感光材料などが挙げられる。
【0031】
そして、この発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機により処理されるハロゲン化銀写真感光材料としては、ハロゲン化銀組成の90モル%以上が塩化銀からなるハロゲン化銀乳剤を含有する乳剤層を少なくとも1層有することが好ましい。さらに、好ましくは95〜100モル%、更に好ましくは98〜100モル%が塩化銀からなるハロゲン化銀乳剤であることがこの発明効果の観点から好ましい。
【0032】
[部分液]
この発明の部分液とは、感光材料に塗布される処理液を構成する液組成のことを指す。すなわち複数の部分液を混合することで感光材料に塗布する処理液ができあがるものである。
【0033】
[供給手段]
この発明において、供給手段は、混合された少なくとも2溶液からなる処理液をハログン化銀写真感光材料に供給し、例えば吐出ノズル、液だまりやローラにより構成される。具体的には混合された処理液が、吐出ノズル、液だまりやローラに導入される液流路と、均一な液層をロ―ラ上や液だまりとして生成するための液吐出口と、感光材料に供給する吐出ノズルや液だまりやローラにより構成される。したがって、この発明で言う「複数の部分液を予め接触させた後ハロゲン化銀写真感光材料に供給する」とはロ−ラと感光材料を接触させるか、吐出ノズルで液を感光材料に吹き付けるか、吐出ノズルで液を感光材料に流し込むか、液だまりを潜らせること等で供給することを指す。
【0034】
塗布吐出口の形状は、塗布ローラの軸方向に形成されたスリット状であることが好ましい。処理液のたれ等による自動現像機部材の汚れが低減でき、しかも簡単な構造で、ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面に処理液を均一に塗布供給することができる。
【0035】
また、塗布吐出口を単一とすることができ、この単一の塗布吐出口により処理液のたれ等による自動現像機部材の汚れが低減でき、しかも簡単な構造で、ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面に処理液を均一に塗布供給することができる。
【0036】
この塗布吐出口から塗布ローラヘの好ましい液供給量は、感光材料1m当たり10ml〜160mlに設定しており、液供給量が設定より小さいと供給不足であり、設定より大きいと無駄になるが、総液供給量を1m当たり10ml〜160mlに設定することで、適量の処理液を塗布供給することができ、かつ自動現像機のコンパクト化が可能であり、より好ましくは1m当たり15ml〜120mlに設定し、更に好ましくは1m当たり20ml〜80mlであり、より適量の処理液を塗布ローラ上に供給することがで好ましい。
【0037】
また、塗布吐出口の周囲と処理液の少なくとも一つの接触角を5度〜60度の範囲に制御することが好ましく、処理液との接触角が設定より小さいと、塗布が塗布膜が薄くなり過ぎ、一方設定より大きいと塗布膜が厚くなり過ぎるが、処理液との接触角を5度〜60度に制御することで、塗布膜を均一かつ適切な厚さにすることができる。
【0038】
この液供給パイプに供給された処理液がハロゲン化銀写真感光材料の画像形成面に塗布されるまでの液流路距離は、5mm〜150mmに設定することが、十分に部分液が混合でき、しかも処理液の空気酸化や蒸発を防止する観点で好ましい。より好ましくは7mm〜140mm、さらに好ましくは10mm〜130mmである。
【0039】
[制御手段]
この発明の制御手段は、部分液のすくなくとも2種が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御し、少なくとも2種の部分液が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでの時間が0.2秒〜20秒に制御することが好ましい。具体的には、液供給パイプに開閉弁を設けて部分液のすくなくとも2種が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御する。
【0040】
少なくとも2種の部分液が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでの時間が0.2秒〜20秒の範囲以下の時間の場合には、部分液の混合が十分でなく、また0.2秒〜20秒の範囲以上の時間の場合には、劣化や析出が生じるおそれがあり、0.2秒〜20秒の範囲に制御することで取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかもムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスが簡便である。また、この発明の効果をさらに効果的に発揮させるためには0.2〜5秒の範囲に制御することが好ましい。
【0041】
また、制御手段は、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の処理面積に応じて、必要な部分液量をハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するよう制御する。具体的には、予めハロゲン化銀写真感光材料のサイズ毎に処理面積を求めて、この処理面積に必要な部分液量を設定しておきハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給することで、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0042】
また、切断手段を備え、処理液を供給する前にハロゲン化銀写真感光材料を切断し、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知する検出センサを備え、この検出情報に基づき処理面積を求めて、この処理面積に必要な部分液量を計算し、ハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するよう制御する。処理されるハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を計算しハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するから、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0043】
[洗浄手段]
この発明において、洗浄手段は、複数の部分液を接触させてからハロゲン化銀写真感光材料へ供給するまでの構造部分を洗浄し、具体的には、開閉弁を設けて処理が終了すると洗浄液を供給して洗浄する。数の部分液を接触させてからハロゲン化銀写真感光材料へ供給するまでの構造部分を洗浄するから、ムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスの簡便なものである。
【0044】
[加熱手段]
加熱手段により加熱された感光材料の温度は、45℃以上が好ましく、さらに50℃以上、特に60℃以上が好ましい。また、感光材料の耐熟性や処理の制御容易性から、95℃以下が好ましく、さらに処理液の沸湯を防止するために、90℃以下、特に80℃以下が好ましい。
【0045】
感光材料を加熱する加熱手段としては、熱ドラムや熱べルトなどの感光材料と接触して伝導により加熱する伝導加熱手段や、ドライヤーなどの対流により加熱する対流加熱手段や、赤外線や高周波の電磁波などの放射により加熱する放射加熱手段などが挙げられる。
【0046】
そして、伝導加熱手段の揚合、処理される感光材料の乳剤面への悪影響を防止するために、加熱される熱源は処理される感光材料の乳剤を塗布していないベース面側から接触することが好ましい。
【0047】
また、この発明において、処理液が感光材料の乳剤面に供給される前に感光材料を加熱する場合、感光材料の露光時の温度による感光性の相違の影響を小さくするために、この感光材料の露光が完了した後に感光材料を加熱することが好ましい。
【0048】
また、加熱手段はハロゲン化銀写真感光材料の存在情報によって、加熱手段が加熱するように制御する加熱制御手段を有することが、不要な加熱を防止でき好ましい。これは、ハロゲン化銀写真感光材料を所定の搬送速度で搬送する搬送手段と、加熱手段の加熱部よりも搬送手段の搬送方向上流側の所定位置のハロゲン化銀写真感光材料の存在を検出する感光材料検出手段を有し、感光材料検出手段の検出に基づき、加熱制御手段を制御することにより達成できる。この場合の制御は、感光材料検出手段が前記所定位置のハロゲン化銀写真感光材料の非存在から存在を検出してから直ちに、または、所定時間経過後から感光材料検出手段が所定位置のハロゲン化銀写真感光材料の存在から非存在を検出してから直ちに、または所定時間経過後まで、加熱手段が所定の加熱をするように制御することが好ましい。
[発色現像処理]
発色現像処理工程の時間は、感光材料が、発色現像液又は発色現像液の部分液を最初に供給されてから次の工程の処理液(例えば漂白定着)を供給または次の工程の処理液に浸漬されるまでの時間である。この発色現像処理工程の時間は、3秒以上、特に5秒以上が、発色現像処理を充分に安定的に行う上で好ましく、また、20秒以下が好ましく、更に16秒以下が好ましく、特に12秒以下が、感光材料に供給された発色現像液が劣化したり、乾燥したりして析出物の発生が起こる等、感光材料に悪影響を及ぼしたりすることを防止でき好ましい。
【0049】
この発明においては、迅速処理の観点から、濃厚溶液で処理することが好ましい。即ち、濃度勾配を上げることで、感材の膜中への拡散を向上することができるためである。通常発色現像主薬を高濃度に溶解することは困難であった。しかし、期間であれば溶解することが可能であることを見出しこの発明に至っている。
【0050】
さらに従来、処理液が保存されたり放置されたりすることで、液が空気酸化し、タール化したり、汚染したりする問題があったが、2つの分けた部分液を用いることで、これらも低減できる。
【0051】
この発明の発色現像液を含有する部分液は、発色現像主薬を含有し、また、保恒剤を含有するのが好ましく、亜硫酸塩、ヒドロキシルアミン類、システイン、スルフィン酸等が好ましい。発色現像主薬濃度は10g/lから150g/lであり、好ましくは15g/lから100g/l、より好ましくは20g/lから80g/lである。
【0052】
漂白定着処理が感光材料面上に全て供給される時間は、漂白定着工程の最初の2/3以内であることが好ましいが、1/3以内であることがより好ましく、特に1/10以内であることが最も好ましい。
【0053】
ハロゲン化銀写真感光材料への漂白定着処理液の供給は感光材料への露光量に比例させることが好ましい。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施の形態では、ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の現像工程について説明するが、定着、洗浄等の処理工程についても同様に適用される。
【0055】
[実施例1]
図1は自動現像機の処理工程の概略構成図、図2は塗布供給部の拡大概略構成図である。この自動現像機には、供給工程A、露光工程B、現像処理工程CD、漂白定着処理工程BF、安定処理工程ST及び乾燥工程DRが備えられている。供給工程Aには、ロール状のハロゲン化銀写真感光材料を収納したマガジン600がセットされており、この感光材料を送出しローラ601により送出す。このハロゲン化銀写真感光材料の面積が面積検出センサ602により、ハロゲン化銀写真感光材料の幅と長さを検出して演算により求められる。所定面積になると、切断手段603によりロール状の感光材料を切断してシート状のハロゲン化銀写真感光材料にする。
【0056】
露光工程Bには、光源610、レンズ光学系611が備えられ、ネガフィルムNの画像をシート状のハロゲン化銀写真感光材料Pに露光する。
【0057】
現像処理工程CDには、複数の搬送ローラ2によりハロゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路3が形成され、この搬送路3は水平方向に備えられている。ハロゲン化銀写真感光材料Pは、現像処理工程CDに搬入される前にカットされたシート状であり、画像形成面P1を上側にして搬送される。感光材料Pを搬送する搬送路3にはプレヒート部10、塗布供給部20及びスクイズ部30が感光材料搬送方向順に配置されている。
【0058】
プレヒート部10には、搬送路3の上側に搬送ローラ2が配置され、この搬送ローラ2に対向して搬送路3の下側にヒートローラ11が配置されている。ヒートローラ11には、ヒーター12が内蔵され、このヒートローラ11は、ハロゲン化銀写真感光材料Pに処理を行うための熱を与える加熱手段を構成している。ハロゲン化銀写真感光材料Pは、ヒートローラ11により45℃〜95℃に加熱され、好ましくは50℃〜90℃に、特に好ましくは60℃〜80℃に加熱することでよりこの発明の効果が良好となった。
【0059】
塗布供給部20には、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成画P1に処理液を塗布する塗布液供給パイプ22があり、この塗布液供給パイプ22には処理液タンク25a,25bからの供給パイプ22a,22bが接続され、塗布液供給パイプ22の下部には、塗布吐出口23が形成され、上部には大気開放パイプ24が接続され、大気開放パイプ24には大気開放弁24aが備えられている。供給パイプ22a,22bには、開閉弁22c,22dが備えられている。
【0060】
大気開放弁24a及び開閉弁22c,22dは、電磁弁で構成され、ハロゲン化銀写真感光材料Pの先端部が、塗布吐出口23を通過する直前から処理液が供給され、後端部が塗布吐出口23を通過した直後に供給が停止するように開閉制御され、廃液量が少なく環境に配慮したハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機である。なお、塗布吐出口23の近傍にも、開閉弁24bを設けてハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成画P1のみに処理液を塗布するようにしてもよい。
【0061】
このように大気開放弁24a及び開閉弁22c,22dは、ハロゲン化銀写真感光材料Pが搬送される所定のタイミングで開閉して処理液タンク25a,25bから部分液aと、部分液bとを供給パイプ22a,22bを介して塗布液供給パイプ22へ供給して混合させて、処理液をハロゲン化銀写真感光材料Pに塗布する。塗布液供給パイプ22の塗布吐出口23から液が吐出され、塗布液供給パイプ22を流れる間に部分液aと部分液bが混合される。
【0062】
塗布液供給パイプ22の長さによってハロゲン化銀写真感光材料Pに供給されるまでに一定時間を要するように制御する。塗布液供給パイプ22の塗布吐出口23から感光材料P1への処理液供給量を1m当たり10ml〜160mlに設定され、塗布吐出口23からの処理液供給量が設定より小さいと供給不足であり、設定より大きいと無駄になるが、総処理液供給量を1m当たり10ml〜160mlに設定することで、適量の処理液を供給することができる。
【0063】
また、塗布吐出口23から供給された処理液がハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に塗布されるまでの塗布液供給パイプ22上の液流路距離L2を5mm〜150mmに設定してあり、塗布液供給パイプ22上に供給された処理液が均一に混合され、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に処理液を均一に塗布でき、処理ムラがなく高品質の処理が可能である。塗布液供給パイプ22上の液流路距離L2が設定より小さい場合には、処理液が均一に混合されないうちにハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に塗布することになり、液流路距離L2が設定より大きいと処理液が酸化して劣化する。
【0064】
処理が終了すると、大気開放弁24aを開き、洗浄液を大気開放パイプ24から塗布液供給パイプ22に供給して塗布液供給パイプ22内を洗浄し、数の部分液a,bを接触させてからハロゲン化銀写真感光材料Pへ供給するまでの構造部分を洗浄するから、ムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスの簡便なものである。処理液が発色現像主薬を含有する部分液及びアルカリ剤を含有する部分液の少なくとも2溶液からなる。
【0065】
スクイズ部30には、搬送路3の上下にスクイズローラ31が対向して配置されているが、少なくともハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に接する上側をスクイズローラとすればよく、この場合には下側を搬送ローラで構成する。スクイズローラ31は、塗布液供給パイプ22より感光材料搬送方向後段側に配置され、ハロゲン化銀写真感光材料P上に供給された現像液をスクイズして均一にする。また、搬送路3の下側には、ヒータ13,14が配置されている。
【0066】
スクイズローラ31は通常吸水性のスポンジローラが用いられるが、この発明では、吸水性が少ないローラが好ましく、SUS等の金属ローラ、プラスチックローラ、ゴムローラ、織布ローラ、不織布ローラ、焼結体ローラが好ましい。具体的には金属ローラとしてはステンレススチール(SUS316L,SUS316,SUS304,SUS303)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、黄銅(Bs)等が好ましい。また、プラスチックローラとしては、 スクイズローラの材質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、四フッ化エチレン・バーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(PFA)、ポリアセタール(POM)、ポリプロピレン(PP)、ポリ四フッ化エチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、フェノール樹脂(PF)、変性ポリフェニレンエーテル(PPE)、変性ポリフェニレンオキサイド(PPO)、ポリウレタン(PU)、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂(FEP)、四フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂(ETFE)等が好ましい。ゴムローラとしては、エチレンプロピレンゴム(EPDM,EPM)、シリコンゴム(Si)、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等が好ましい。織布、不織布の材質はポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、脂肪族ポリアミド系繊維、芳香族ポリアミド系繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維等が好ましい。また、テフロンコートをしたローラはより好ましい。
【0067】
図3は部分液を混合して供給するフローチャートである。ステップaにおいて、ロール状の感光材料を送出し、ステップbでハロゲン化銀写真感光材料の面積がハロゲン化銀写真感光材料の幅と長さを検出して演算により求められる。所定面積になると、切断手段603によりロール状の感光材料を切断してシート状のハロゲン化銀写真感光材料にする(ステップc)。
【0068】
ステップdでは、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を計算し、ステップdで開閉弁22c,22dをハロゲン化銀写真感光材料が通過するタイミングで開閉し、ハロゲン化銀写真感光材料のみに処理液を供給して塗布し、処理が終了するまで開閉弁22c,22dの開閉制御を行なう(ステップe)。
【0069】
図4はハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の塗布部の他の実施の概略図である。この実施の形態は、図2の実施の形態と同様に構成されるが、現像処理工程CDに処理液を塗布する塗布ローラ21aが搬送ローラ2に対向して上方に配置され、塗布ローラ21aは矢印方向に回転する。塗布ローラ21aの上方には、塗布液供給パイプ22が配置され、この塗布液供給パイプ22の塗布吐出口23から塗布ローラ21a上に処理液を供給し、塗布ローラ21aの回転により供給された処理液をハロゲン化銀写真感光材料Pに塗布する。塗布液供給パイプ22の上部には、側方から大気開放パイプ24が接続されている。
【0070】
図5はハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の塗布部の他の実施の概略図である。この実施の形態は、図2の実施の形態と同様に構成されるが、部分液aと部分液bに加えて、部分液cが処理液タンク25cからの供給パイプ22eを介して塗布液供給パイプ22に供給され、供給パイプ22eには開閉弁22fが備えられ、この開閉弁22fは開閉弁22c,22dと同様に開閉制御され、塗布液供給パイプ22で部分液a、部分液b、部分液cが混合される。
【0071】
図6はハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の塗布部の他の実施の概略図である。この実施の形態は、図2の実施の形態と同様に構成されるが、塗布液供給パイプ22の上部に洗浄パイプ24dを介して洗浄タンク24eが接続され、洗浄パイプ24dには開閉弁24fが備えられている。処理が終了すると、開閉弁24fを開くことで洗浄液が洗浄パイプ24dから塗布液供給パイプ22に供給され塗布液供給パイプ22内を洗浄する。このように部分液a,bを接触させてからハロゲン化銀写真感光材料Pへ供給するまでの構造部分を洗浄するから、ムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスの簡便なものである。
【0072】
図7はハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の塗布部の他の実施の概略図である。この実施の形態は、図2の実施の形態と同様に構成されるが、塗布液供給パイプに代えて混合容器26を備えている。混合容器26の下部に設けられた開閉弁24bを閉じて開閉弁22c,22d及び大気開放弁24aを開き部分液aと部分液bを供給し、混合容器26内で混合する。開閉弁24bをハロゲン化銀写真感光材料が通過するタイミングで開閉し、ハロゲン化銀写真感光材料のみに処理液を供給して塗布し、処理が終了するまで混合と塗布を繰り返す。
【0073】
図8はハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の塗布部の他の実施の概略図である。この実施の形態では、塗布供給部20には、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成画P1に処理液を塗布する塗布液供給パイプ27があり、塗布液供給パイプ27内は、二つの部屋90aと90bに分割されている。それぞれの2つの部屋90a,90bに部分液a、部分液bが供給されて満たされ、塗布吐出口23a,23bから液が吐出され、塗布液供給パイプ27の壁面を流れる間に部分液a、部分液bが混合される。
【0074】
また、塗布吐出口23a,23bから感光材料P1への処理液供給量を1m当たり5ml〜100mlに設定され、塗布吐出口23a,23bからの処理液供給量が設定より小さいと供給不足であり、設定より大きいと無駄になるが、総処理液供給量を1m当たり10ml〜160mlに設定することで、適量の処理液を供給することができる。
【0075】
また、塗布吐出口23a,23bから供給された処理液がハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に塗布されるまでの塗布液供給パイプ27上の液流路距離L1を5mm〜150mmに設定してあり、塗布液供給パイプ27上に供給された処理液が均一に混合され、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に処理液を均一に塗布でき、処理ムラがなく高品質の処理が可能である。塗布液供給パイプ27上の液流路距離L1が設定より小さい場合には、塗布液供給パイプ27上に供給された処理液が均一に混合されないうちにハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に塗布することになり、液流路距離L1が設定より大きいと処理液が酸化して劣化する。
【0076】
塗布液供給パイプ27の処理液との接触角は5度〜60度であり、好ましくは10度〜55度であり、更に好ましくは20度〜40度であり、供給された適量の処理液が塗布液供給パイプ27上で均一になる点で好ましい。塗布液供給パイプ27は、SUS等の金属ローラが好ましく、具体的にはステンレススチール(SUS316L,SUS316,SUS304,SUS303)、チタン(Ti)、黄銅(Bs)等が好ましい。またプラスチックローラや弾性テフロンの場合には、接触角を下げるように活性剤がコーティングされる。また、表面に親水性素材を有する塗布液供給パイプ22が好ましい。すなわち、6ナイロン、N−メトキシメチルポリアミド、ポリウレタン、ポリアセタール等をラミネートすることも好ましい。コーティングされる活性剤は疎水性のローラに配向して、親水性の基を表面に向けるものが好ましい。従って、両性の界面活性剤あるいはアルキルアミンエチレンオキサイド化合物等がコーティングされるのが好ましい。
【0077】
図9はハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の塗布部の他の実施の概略図である。この実施の形態では、塗布供給部20には、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に処理液を塗布する塗布ローラ21と、この塗布ローラ21に処理液を供給する処理液供給手段22a,22bとを備えており、塗布ローラ21はハロゲン化銀写真感光材料Pとほぼ同じ速度で搬送方向へ回転する。塗布ローラ21の処理液との接触角を5度〜60度に設定しており、塗布ローラ21上に供給された処理液が均一になり、ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面P1に処理液を均一に塗布でき、処理ムラがなく高品質の処理が可能である。塗布ローラ21の処理液との接触角が設定より小さいと、塗布が塗布膜が薄くなり過ぎ、一方設定より大きいと塗布膜が厚くなり過ぎるが、塗布ローラの処理液との接触角を5度〜60度に設定することで塗布膜を均一かつ適切な厚さにすることができる。
【0078】
供給パイプ22a,22bは塗布吐出口23a,23bを有し、塗布吐出口23a,23bと塗布ローラ21との距離が0.2mm〜10mmであり、塗布吐出口23によって一定量の処理液を塗布ローラに液乱れなく供給でき、距離が設定より小さいと塗布ローラ上の処理液が供給圧力により乱れ、距離が設定より大きいと処理液の供給が不安定になり塗布ローラに液乱れが生じる。
【0079】
図10はハログン化銀写真感光材料用自動現像機の塗布部の他の実施の概略図である。この実施の形態では、図2と同様に構成された塗布液供給パイプ22から部分液aと部分液bとが混合された処理液が搬送路に凹状に形成された混合部25に供給され、この混合部25で混合され、感光材料P1に供給される。搬送ローラ2は部分液の混合を促進するように回転する。
【0080】
[実施例2]
A4サイズのカラーペーパーの処理を行った。面積検出センサ602により送られてきた感光材料の面積情報にもとづき、A4サイズ分に相当する液量を各々の電磁弁で構成される開閉弁22c,22dを開閉し、塗布液供給パイプ22に供給した。
【0081】
供給後、開閉弁24bを開閉し、混合処理液を感光材料に供給するまでの時間を下記の毎くに変化させ、テストを行った。
【0082】
Figure 0003672285
【0083】
(処理液処方 1リットルあたり)
<発色現像主薬含有部分液>
水 700ml
亜硫酸ナトリウム 0.4g
ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g
p−トルエンスルホン酸 30.0g
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−(メタンスルホンアミ
ド)エチル)アニリン硫酸塩(CD−3) 40.0g
水を加えて1lとする。
【0084】
水酸化カリウムまたは50%硫酸を用いてpH2.0に調整する。
<アルカリ含有部分液>
水 600ml
ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g
炭酸カリウム 80.0g
p−トルエンスルホン酸 20.0g
水を加えて1lとする。
【0085】
水酸化カリウムまたは50%硫酸を用いてpH13.0に調整する。
【0086】
漂白定着処理、及び安定化処理工程は、コニカ(株)製のCPK−2−J1プロセス用処理剤を用いて処理を行った。
【0087】
処理工程は以下の通りである。
【0088】
Figure 0003672285
ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、コニカ製カラーペーパーQA−A6を用い、ペーパー幅300mm、ペーパー長さ420mmのものを用いた。前記カラーペーパーはヒートローラにより加熱され、スクイズローラはテフロンコートしたフェノール樹脂ローラを用いた。
【0089】
2種の液が接触してから感光材料に供給するまでの時間を0.2〜20.0秒にコントロールすることにより、ステイン、ムラ等もなく画像の状態が良好であり、しかも、液の状態も着色、析出発生がなく良好であることがわかる。さらに、0.2〜5.0秒にコントロールすることにより端部のムラもなく、さらに好ましいことがわかる。
【0090】
[実施例3]
A4サイズのカラーペーパーの処理を行った。面積検出センサ602により送られてきた感光材料の面積情報にもとづき、A4サイズ分に相当する液量を各々の電磁弁で構成される開閉弁22c,22dを開閉し、部分液a,bの供給量を変え、ハロゲン化銀写真感光材料1m2当たりの液供給量を変化させて処理後の感光材料の反射ブルー最大濃度、ムラのテストを行った。
【0091】
Figure 0003672285
【0092】
ムラの発生を目視で確認した。その結果は、次のようであった。
100枚中のムラの出た枚数
Figure 0003672285
ハロゲン化銀写真感光材料1m2当たりの液供給量は、10ml〜160mlが好ましく、より好ましくは15ml〜120mlであり、更に好ましくは20ml〜80mlであるテスト結果を得た。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明では、部分液のすくなくとも2種が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御することで、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものであり、しかもムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスが簡便である。
また、少なくとも2種の部分液が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでの時間が0.2秒〜20秒に制御することで、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかもムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスが簡便である。
【0094】
請求項2記載の発明では、部分液の少なくとも2種が接触してからハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように簡単な構造で制御することで、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものであり、しかもムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスが簡便である。
【0095】
請求項3記載の発明では、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の処理面積に応じて、必要な部分液量をハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するから、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0096】
請求項4記載の発明では、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を計算しハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するから、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0097】
請求項5記載の発明では、ハロゲン化銀写真感光材料を45℃以上に加熱することで、より安定した性能の迅速処理が可能である。
【0098】
請求項6記載の発明では、部分液の全液量が設定より小さいと供給不足であり、設定より大きいと無駄になるが、部分液の全液量を1m2当たり10ml〜160mlに設定することで、適量を供給することができ、かつ自動現像機のコンパクト化が可能である。
【0099】
請求項7記載の発明では、処理液を供給する前にハロゲン化銀写真感光材料を切断することで、ハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を容易に計算し、ハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給することができ、取扱が簡便で液体を感じさせずしかも迅速処理が可能で、しかも廃液量が少なく環境に配慮したものである。
【0100】
請求項8記載の発明では、数の部分液を接触させてからハロゲン化銀写真感光材料へ供給するまでの構造部分を洗浄するから、ムラがなく安定でしかも析出の少ないメンテナンスの簡便なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の処理工程の概略構成図である。
【図2】液供給部の拡大概略構成図である。
【図3】部分液を混合して供給するフローチャートである。
【図4】液供給部の拡大概略構成図である。
【図5】液供給部の拡大概略構成図である。
【図6】液供給部の拡大概略構成図である。
【図7】液供給部の拡大概略構成図である。
【図8】液供給部の拡大概略構成図である。
【図9】液供給部の拡大概略構成図である。
【図10】液供給部の拡大概略構成図である。
【符号の説明】
CD 現像処理工程
BF 漂白定着処理工程
ST 安定処理工程
DR 乾燥工程
3 ハロゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路
P ハロゲン化銀写真感光材料
P1 ハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形成面

Claims (8)

  1. 少なくともハロゲン化銀写真感光材料用処理液を塗布する工程を有するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機において、
    複数の部分液を予め接触させた後ハロゲン化銀写真感光材料に供給する供給手段と、
    前記部分液のすくなくとも2種が接触してから前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、少なくとも2種の部分液が接触してから前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでの時間が0.2秒〜20秒の範囲の一定時間に制御するものであることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 前記供給手段は、ハロゲン化銀写真感光材料に処理液を塗布する塗布液供給パイプと、この塗布液供給パイプに接続される複数の処理液タンクからの供給パイプとを有し、
    前記制御手段は、前記複数の処理液タンクから部分液をそれぞれの前記供給パイプを介して前記塗布液供給パイプへ供給して混合させて、前記塗布液供給パイプの長さによってハロゲン化銀写真感光材料に供給されるまでに一定時間を要するように制御することを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  3. 前記処理されるハロゲン化銀写真感光材料の処理面積に応じて、必要な部分液量を前記ハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するよう制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  4. 前記処理されるハロゲン化銀写真感光材料の幅、長さを予め検知し、この検出情報に基づき必要な部分液量を計算し前記ハロゲン化銀写真感光材料の全処理面に供給するよう制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  5. 前記供給手段により供給する前に、前記ハロゲン化銀写真感光材料を45℃以上に加熱する加熱手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  6. 前記供給手段によりハロゲン化銀写真感光材料に供給される部分液の全液量が前記ハロゲン化銀写真感光材料1m2当たり10ml〜160mlに制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  7. 処理液を供給する前にハロゲン化銀写真感光材料を切断する切断手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  8. 前記複数の部分液を接触させてから前記ハロゲン化銀写真感光材料へ供給するまでの構造部分を洗浄する洗浄手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
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