JPH10319558A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH10319558A
JPH10319558A JP13015797A JP13015797A JPH10319558A JP H10319558 A JPH10319558 A JP H10319558A JP 13015797 A JP13015797 A JP 13015797A JP 13015797 A JP13015797 A JP 13015797A JP H10319558 A JPH10319558 A JP H10319558A
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JP
Japan
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silver halide
halide photographic
sensitive material
coating
photographic light
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Pending
Application number
JP13015797A
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English (en)
Inventor
Wataru Satake
亘 佐竹
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】様々なサイズのハロゲン化銀写真感光材料を安
定にムラ無く処理でき、かつ処理管理も必要としない。
また、低処理量であっても安定に処理できる。更に、第
3には迅速でしかも低廃液量の環境負荷の小さいハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機を提供する。 【解決手段】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
は、ハロゲン化銀写真感光材料に処理液を供給して処理
し、ハロゲン化銀写真感光材料を処理する前にカットす
るカッティング工程と、このハロゲン化銀写真感光材料
を40℃以上に加熱する加熱手段と、ハロゲン化銀写真
感光材料の乳剤面に処理液を塗布する塗布工程とを有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハロゲン化銀写
真感光材料(以下、単に感光材料、感材ともいう)を処
理液により処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機(以下、単に自現機ともいう)に関し、更に詳しく
は、様々なサイズのハロゲン化銀写真感光材料に対し安
定した現像処理性能が得られ、超迅速処理可能なハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】写真の現像処理を行ういわゆるフォ卜フ
ィニッシャーの市場は年々分散化の傾向にあり、ラボと
呼ばれる現像所から、写真専門店の店頭で処理するミニ
ラボに急激に移り変わっており、その傾向はますます拍
車がかかっている。写真専門店以外のスーパーマーケッ
トやドラックストアー等でも店頭処理を行う所が増加し
ている。いずれも、現像に出したその日に受け取れる、
あるいは買い物をしている間に現像処理が完了し、受け
取って帰れるというニ一ズを満たしたもので、このよう
な迅速処理に対する要望はますます高まっている。
【0003】また、このような写真専門店以外の店や、
オフィスで現像処理を行うようになると専門のオペレ―
タではないパートタイマーや素人が使用することにな
り、液を感じさせないドライな機器、メンテナンスの簡
易化、安定した処理性、また、設置スペ―スの問題か
ら、機器の小型化が重要となる。
【0004】また、こうしたミニラボ店用の自現機では
ハロゲン化銀写真感光材料のロスを少なくするために露
光前にー旦ハロゲン化銀写真感光材料を所望のサイズに
カットした後、露光、現像処理することが通常である。
さらに、趣向の多様化により年々プリントサイズの多様
化が進んでおり、様々なサイズのプリントが処理できる
ことが機種選択の大きなメリットになっている。
【0005】通常、現像処理においては、処理タンクの
中に自動的に感光材料を浸漬させ、感光材料の処理面積
情報に応じて、補充液を処理タンクに補充し、オーバー
フローさせ、定常状態(ランニング状態)を形成させる
いわゆる補充方式をとっている。従って、処理する感光
材料の種類や、1日の処理量によってランニング状態が
異なるため、処理液の管理を行なわなければならず、毎
日、コントロールストリップスと呼ばれる標準露光され
たチェックピースを現像し、その濃度を基準値と比較し
て管理しており、管理状況によっては全ての液を排出し
て新しい液に交換することが必要であった。
【0006】このような煩雑で専門的な管理を行わない
ために、使用に必要な量だけ感光材料に現像処理液を供
給し、タンク槽を使用しない様々な方式が提案されてい
る。特開平2−79841号では処理液をスポンジに含
浸させ、現像処理する方式が提案されている。また、特
開平2−79844ではスリット状の供給口から処理液
を供給する方式を提案している。また、特開平9−43
814号公報では気相を介して現像処理液を供給する方
武が提案されている。更に、特開平2−99945号公
報ではローラを用いて処理液を塗り付ける方式のものが
提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの方式の問題点
は、供給した液を均ーにムラ無く感光材料に染み込ませ
ることである。特に、次工程への現像液の持ち込みや、
廃液量を下げるため、少量液供給を行おうとするとムラ
なく均一に染み込ませるのはより一層困難となる。
【0008】また、処理時間を短縮化した際には、この
塗布ムラの問題は更に顕著となる。塗布ムラを防止する
ため、エア吹き付け(特開平2−79846号公報)
や、スポンジ等の部材による液拡散(特開平2−916
45号公報)等が提案されているが、いずれも液の飛散
や多孔質の部材中での現像液の酸化等の問題が発生し実
用上大きな問題となり、解決が望まれていた。
【0009】また、ローラタイプ(特開平2−9994
5号公報)のものについても、長尺のハロゲン化銀写真
感光材料を搬送することはできても、様々なサイズのカ
ットしたハロゲン化銀写真感光材料を搬送、現像処理し
ようとしてもハロゲン化銀写真感光材料のカールや位置
制御の問題で処理ムラが生じていた。
【0010】この発明は、このような実状を考慮してな
されたもので、この発明の目的は、第1にハロゲン化銀
写真感光材料の処理において、様々なサイズのハロゲン
化銀写真感光材料を安定にムラ無くかつ迅速に処理で
き、さらに処理管理も改善されたハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機を提供することである。また、第2に
感材が低処理量であっても安定に処理できるハロゲン化
銀写真感光材料用自動現像機を提供することである。更
に、第3には迅速でしかも低廃液量で環境負荷の小さい
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するため、この発明は以下のように構成され
る。
【0012】請求項1記載の発明は、『ハロゲン化銀写
真感光材料に処理液を供給して処理するハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機において、前記ハロゲン化銀写
真感光材料を処理する前にカットするカッティング工程
と、このハロゲン化銀写真感光材料を40℃以上に加熱
する加熱手段と、前記ハロゲン化銀写真感光材料の乳剤
面に処理液を塗布する塗布工程とを有することを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』であ
り、ハロゲン化銀写真感光材料を処理する前にカット
し、このハロゲン化銀写真感光材料を40℃以上に加熱
し、その後に処理液をハロゲン化銀写真感光材料の乳剤
面に必要なだけ供給するシステムを採用しており、処理
タンクをなくし、新液を常に供給するため、面倒な処理
管理が一切いらなくなる。しかも、処理液の供給量を非
常に微量にすることにより、廃液量を減らし、環境適性
の高いシステムを提供することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、『前記カッティン
グ工程が、像様露光前に位置することを特徴とする請求
項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。』であり、ハロゲン化銀写真感光材料を、露光前に
所望の大きさのサイズにカットすることで、均一でムラ
のない塗布が困難になることからこの発明の効果がより
明確になる。
【0014】請求項3記載の発明は、『前記塗布工程中
の塗布手段による塗布動作において、前記ハロゲン化銀
写真感光材料を実質的に平面状態で直線的に移動させる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』であり、この発
明の塗布手段により処理液をハロゲン化銀写真感光材料
の乳剤面上に均一に塗布して、確実に搬送することがで
きる。
【0015】請求項4記載の発明は、『前記塗布手段の
塗布動作の後、10秒以内にローラ間を通過することを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のハ
ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』であり、塗布
動作の後、10秒以内にローラ間を通過するから、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の乳剤面上に塗布された処理液を
均一にし、かつ過剰部分は除去することができる。
【0016】請求項5記載の発明は、『前記ローラが、
スクイズローラであることを特徴とする請求項4記載の
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』であり、ハ
ロゲン化銀写真感光材料の乳剤面上に塗布された処理液
をスクイズしてより一層均一にし、かつ過剰部分は除去
することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、『前記塗布工程
が、発色現像処理工程であることを特徴とする請求項1
乃至請求項5のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。』であり、第1処理工程である発色
現像処理工程にこの発明を適用することで、均一で確実
な塗布を可能にすることができ、他の手法との優劣がよ
り明確になる。
【0018】請求項7記載の発明は、『前記発色現像処
理工程が、2つ以上の塗布工程からなることを特徴とす
る請求項6に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機。』であり、2つ以上の塗布工程により、迅速処理
適性と安定処理適性を確保することができる。
【0019】請求項8記載の発明は、『前記発色現像処
理工程が、少なくとも発色現像主薬を含有する部分液を
塗布する工程と、アルカリ成分を含有する部分液を塗布
する工程の2つ工程を有することを特徴とする請求項7
に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』で
あり、1つが発色現像主薬を主成分とする部分液を塗布
する工程で、1つがアルカリ剤を主成分とする部分液を
塗布する工程の2つからなり、迅速処理適性と安定処理
適性を確保することができる。
【0020】請求項9記載の発明は、『前記発色現像処
理工程が、発色現像主薬を含有する部分液を塗布する工
程が、アルカリ成分を含有する部分液を塗布する工程よ
りも前に塗布する構成であることを特徴とする請求項1
乃至請求項8のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。』であり、発色現像主薬を主成分と
する部分液を塗布し、その後にアルカリ剤を主成分とす
る部分液を塗布することでより迅速処理適性と安定処理
適性を確保することができる。
【0021】請求項10記載の発明は、『前記塗布工程
において、前記ハロゲン化銀写真感光材料を保持する保
持機構を有することを特徴とする請求項1乃至請求項9
のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機。』であり、保持機構によりハロゲン化銀写真感光
材料を確実に保持することができ、処理液の塗布がより
均一で、かつハロゲン化銀写真感光材料の搬送性が向上
する。
【0022】以下、この発明の構成について詳述する。
【0023】[ハロゲン化銀写真感光材料]この発明の
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機で処理されるハ
ロゲン化銀写真感光材料の例として、塩化銀乳剤を含有
するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン化銀
モノクロ写真感光材料や、沃臭化銀または臭化銀乳剤を
含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン
化銀モノクロ写真感光材料などが挙げられる。
【0024】そして、この発明のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機により処理されるハロゲン化銀写真感
光材料としては、迅速性の観点からも塩化銀比率80モ
ル%以上の印画紙タイプのものであり、ハロゲン化銀組
成の90モル%以上が塩化銀からなるハロゲン化銀乳剤
を含有する乳剤層を少なくとも1層有することが好まし
い。さらに、好ましくは95〜100モル%、更に好ま
しくは98〜100モル%が塩化銀からなるハロゲン化
銀乳剤であることが処理進行性などの観点から好まし
い。 [ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機]この発明に
おいて、ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機は、処
理前に露光する大きさのサイズにハロゲン化銀写真感光
材料をカットするカッティング工程を有する夕イプのも
のを対象にしており、より好ましくは露光前にカッティ
ング工程があるタイプをさす。従って、ある一定以上の
ハロゲン化銀写真感光材料(露光サイズによらない)を
搬送するタイプの自現機は含まれない。カッティング工
程は鋭利な金属部材等(カッター)を用いて、感材に押
し当てることによって行われる。カッティングの方向は
感材の上面、下面のどちらから行われても構わない。カ
ットサイズは露光サイズ等の信号から、所定の長さをペ
ーパーマガジンから送り出してカットすることで行われ
る。 [塗布手段]この発明における塗布手段とは、ハロゲン
化銀写真感光材料の乳剤面に処理液を一定量塗布供給す
る手段であり、処理液の満たされたタンクに感光材料を
浸漬させ、バルク液からの拡散により成分を感光材料に
浸透させる方法や気相を介して処理液を供給する方法は
含まない。
【0025】具体的な塗布手段としては、液体をローラ
等の部材を介して塗布したりカーテン塗布の如き直接液
体を供給する方法がある。部材接触方式、直接液供給方
式ではエアドクターコーター、ブレードコーター、ロッ
ドコーター、ナイフコーター、スクイズコーター、含浸
コーター、リバースローラーコーター、トランスファー
ローラーコーター、カーチンコーター、ダブルローラー
コ―ター、スライドホッパー塗布、グラビアコーター、
キスロールコーター、ビードコーター、キャストコータ
ー、スプレイコーター、カレンダーコーター、押し出し
コーター等が挙げられる。この発明の効果において、特
に好ましい方式としては、スクイズコーター、グラビア
コーター、含浸コーター、ビードコーター、ブレイドコ
ーター等である。 [塗布工程]塗布工程中の塗布動作の搬送方向は、ハロ
ゲン化銀写真感光材料が平面状態で直線的に移動するこ
とが好ましい。ただし、塗布ローラや液供給ノズルを感
材表面に押し当てることによって搬送方向に対して僅か
に直線性が失われることについてはこの発明の範囲内で
ある。また、塗布後の搬送方向については特に限定され
るものではない。更に、直線的な方向であれば地表面に
水平方向でも垂直方向でもその中間方向の何れでも構わ
ない。
【0026】また、この発明の効果において、好ましい
態様としては、塗布工程後10秒以内に感材がスクイズ
ロ一ラ間を通過することであり、より好ましくは5秒以
内に通過することである。この発明の目的である均一に
ムラなく感材表面に処理液を供給するためには、このス
クイズローラ間を一定時間以内に通過させることによっ
てより好ましい結果が得られる。
【0027】この発明において、塗布工程では、感材を
保持する機構を有することが好ましい。保持機構として
は、ローラによる手段やガイドを設ける手段等が挙げら
れる。 [発色現像処理工程]この発明でいう発色現像処理工程
とは、感光材料が最初の発色現像用処理液を供給されて
から、次の工程の処理液〔例えば、漂白定着液、漂白
液、停止液〕を供給又は次の工程の処理液に浸漬される
までのことである。
【0028】この発明の効果においては、処理工程が第
1処理工程である発色現像処理工程であることが望まし
い。第1処理工程である発色現像では感材が完全に乾燥
した状態で塗布工程に搬送されるため、感材カールの影
響を受けやすい。特にロール感材の中心部に位置するも
のについては、その影響が大きいため、この発明の実施
の形態と他の手法での優劣が明碓になりやすい。
【0029】また、この発明において迅速処理適性と安
定処理適性を確保する上でも発色現像処理工程が2つ以
上の塗布工程からなることが好ましい。より好ましく
は、少なくとも1つが発色現像主薬を主成分とする部分
液を塗布する工程で、1つがアルカリ剤を主成分とする
部分液を塗布する工程の2つからなることである。ま
た、更に好ましくは発色現像主薬の部分液がアルカリ剤
を主成分とする部分液よりも前に塗布する工程であるこ
とである。 [加熱手段]この発明において、感光材料を40℃以上
に加熱することが必要であるが、特に50℃以上が好ま
しい。また、感光材料の耐熱性や処理の制御容易性か
ら、l00℃以下が好ましく、さらに処理液の沸湯を防
止するために、95℃以下、特に90℃以下が好まし
い。
【0030】加熱手段としては、熱ドラムや熱ベルトの
感光材料に接触して伝導により加熱する伝導加熱手段
や、ドライヤー等の対流により加熱する対流加熱手段
や、赤外線や高周波の電磁波などの放射による放射加熱
手段等が挙げられる。加熱するタイミングとしては塗布
前、塗布中、塗布後のどの箇所でも構わなく、それぞれ
を組み合わせても良い。
【0031】そして、伝導加熱手段の場合、処理される
感光材料の乳剤面への悪影響を防止するために、加熱さ
れる熱源は処理される感光材料の裏面側から接触するこ
とが好ましい。
【0032】また、この発明において、処理液が感光材
料の乳剤面に供給される前に感光材料を加熱する場合、
感光材料の露光時の温度による感光性の相違の影響を小
さくするために、この感光材料の露光が完了した後に感
光材料を加熱することが好ましい。
【0033】また、加熱手段が加熱する先にハロゲン化
銀写真感光材料が存在するときに、加熱手段が加熱する
ように制御する加熱制御手段を有することが、不要な加
熱を防止でき好ましい。これは、ハロゲン化銀写真感光
材料を所定の搬送速度で搬送する搬送手段と、加熱手段
が加熱する先よりも搬送手段の搬送方向上流側の所定位
置のハロゲン化銀写真感光材料の存在を検出する感光材
料検出手段とを有し、感光材料検出手段の検出に基づ
き、加熱制御手段が制御することにより達成できる。こ
の場合の制御は、感光材料検出手段が所定位置のハロゲ
ン化銀写真感光材料の非存在から存在を検出してから所
定時間経過後から感光材料検出手段が所定位置のハロゲ
ン化銀写真感光材料の存在から非存在を検出してから所
定時間経過後まで、加熱手段が所定の加熱をするように
制御することが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明のハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機の実施の形態を図面に基づいて
詳細に説明する。この実施の形態では、ハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機の現像工程について説明する
が、定着、洗浄等の処理工程についても同様に適用され
る。
【0035】図1はハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機の水平型の概略構成図である。ハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機は、ハロゲン化銀写真感光材料Pを
処理する前にカットするカッティング工程Aを有してい
る。カッティング工程Aでは、ハロゲン化銀写真感光材
料Pをロール状に巻いた元巻きマガジン600がセット
され、マガジン600からハロゲン化銀写真感光材料P
が引き出されてカッター61によりカットされる。カッ
トされたシート状のハロゲン化銀写真感光材料Pは、露
光部70に送られる。露光部70には、搬送ベルト71
が設けられ、この搬送ベルト71上にセットされたハロ
ゲン化銀写真感光材料Pに光源72によりネガフィルム
Nの画像をハロゲン化銀写真感光材料Pを構成する印画
紙に露光する。
【0036】露光されたハロゲン化銀写真感光材料P
は、現像工程1に送られ、この現像工程1には、ハロゲ
ン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路3が形成され、
この搬送路3は水平方向に備えられている。ハロゲン化
銀写真感光材料Pは、現像工程1に搬入される前にカッ
トされたシート状であり、画像形成面を上側にして搬送
される。ハロゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路
3には、プレヒート部10、第1塗布部20、第1スク
イズ部30、第2塗布部40、第2スクイズ部50及び
加熱部60が感光材料搬送方向順に配置され、加熱部6
0から次工程Bに送られる。
【0037】プレヒート部10は、ハロゲン化銀写真感
光材料を40℃以上に加熱する加熱手段を構成し、プレ
ヒート部10には、搬送路3の上側に搬送ローラ11が
配置され、この搬送ローラ11に対向して搬送路3の下
側にヒートローラ12が配置されている。ヒートローラ
12には、ヒーター13が内蔵されている。ハロゲン化
銀写真感光材料Pは、ヒートローラ12により40℃〜
95℃に加熱され、好ましくは50℃〜90℃に加熱す
ることでより現像促進される。
【0038】発色現像主薬を含有する部分液は、補充タ
ンク90からポンプ91により感光材料搬送方向の前段
に配置された第1塗布部20から塗布供給され、塗布さ
れた処理液は第1スクイズ部30でスクイズされて均一
になる。アルカリ剤を含有する部分液は補充タンク92
からポンプ93を通じて感光材料搬送方向の後段に配置
された第2塗布部40から塗布供給され、塗布された処
理液は第2スクイズ部50でスクイズされて均一にな
り、これにより加熱部60により熱を与えて現像処理す
る。
【0039】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
は、ハロゲン化銀写真感光材料Pの乳剤面に処理液を塗
布する塗布工程を有し、この塗布工程の第1塗布部20
及び第2塗布部40には、塗布手段を構成する液供給ノ
ズル21,41が設けられている。液供給ノズル21,
41には液吐出口22,42がハロゲン化銀写真感光材
料Pの幅方向へ形成されている。この第1塗布部20及
び第2塗布部40には、ハロゲン化銀写真感光材料Pを
保持する保持機構23,43が備えられている。この保
持機構23.43は、押えプレートにより構成され、こ
の押えプレートによりハロゲン化銀写真感光材料Pを確
実に保持することができ、処理液の塗布がより均一で、
かつハロゲン化銀写真感光材料Pの搬送性が向上する。
【0040】第1スクイズ部30及び第2スクイズ部5
0は、少なくともハロゲン化銀写真感光材料Pの画像形
成面に接する上側をスクイズローラ31,51とすれば
よく、この場合下側は搬送ローラ32,52で構成され
る。スクイズローラ31,51は、ハロゲン化銀写真感
光材料P上に供給された現像液をスクイズして均一にす
る。
【0041】スクイズローラは通常吸水性のスポンジロ
ーラが用いられるが、この発明では、吸水性が少ないロ
ーラが好ましく、SUS等の金属ローラ、プラスチック
ローラ、ゴムローラ、織布ローラ、不織布ローラ、焼結
体ローラが好ましい。具体的には金属ローラとしてはス
テンレススチール(SUS316L,SUS316,S
US304,SUS303)、アルミニウム(Al)、
チタン(Ti)、黄銅(Bs)等が好ましい。また、プ
ラスチックローラとしては、 スクイズローラの材質と
しては、ポリエチレンテレフタレート(PBT)、ポリ
エチレン(PE)、四フッ化エチレン・バーフルオロア
ルコキシエチレン共重合樹脂(PFA)、ポリアセター
ル(POM)、ポリプロピレン(PP)、ポリ四フッ化
エチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、フ
ェノール樹脂(PF)、変性ポリフェニレンエーテル
(PPE)、変性ポリフェニレンオキサイド(PP
O)、ポリウレタン(PU)、ポリカーボネート(P
C)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフ
ッ化ビニリデン(PVDF)、四フッ化エチレン・六フ
ッ化プロピレン共重合樹脂(FEP)、四フッ化エチレ
ン・エチレン共重合樹脂(ETFE)等が好ましい。ゴ
ムローラとしては、エチレンプロピレンゴム(EPD
M,EPM)、シリコンゴム(Si)、ニトリルゴム
(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等が好ましい。
織布、不織布の材質はポリオレフィン系繊維、ポリエス
テル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、脂肪族ポリ
アミド系繊維、芳香族ポリアミド系繊維、ポリフェニレ
ンサルファイド繊維等が好ましい。また、テフロンコー
トをしたローラはより好ましい。
【0042】塗布工程中の塗布動作の搬送方向は、ハロ
ゲン化銀写真感光材料Pが平面状態で直線的に移動する
ことが好ましが、直線的な方向であれば図1に示すよう
に地表面に水平方向でも図2に示すように垂直方向でも
その中間方向の図3に示す傾斜方向の何れでも構わな
い。
【0043】図2はハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機の垂直型の概略構成図である。この実施の形態で
は、ハロゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路3が
垂直方向へ形成され、プレヒート部10、第1塗布部2
0、第1スクイズ部30、第2塗布部40、第2スクイ
ズ部50及び加熱部60が感光材料搬送方向順に配置さ
れ、加熱部60から次工程Bに送られる。
【0044】第1塗布部20には、一対の塗布ローラ2
4,25が配置され、第2塗布部40にも、一対の塗布
ローラ44,45が配置されている。ポンプ91,93
の作動により補充タンク90,92から処理液が、これ
らの塗布ローラ対の上方から処理液供給手段26,46
により供給され、一対の塗布ローラ24,25の間、一
対の塗布ローラ44,45の間に溜る。ハロゲン化銀写
真感光材料Pは、上方から下方に向けて搬送され、一対
の塗布ローラ24,25の間、一対の塗布ローラ44,
45の間を通過するときに、ハロゲン化銀写真感光材料
Pに処理液が塗布される。
【0045】図3はハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機の傾斜型の概略構成図である。この実施の形態で
は、ハロゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路3が
下方から上方へ傾斜して形成され、プレヒート部10、
第1塗布部20、第1スクイズ部30、第2塗布部4
0、第2スクイズ部50及び加熱部60が感光材料搬送
方向順に配置され、加熱部60から次工程Bに送られ、
これらは図2の実施の形態と同様に構成されている。
【0046】また、塗布手段は、図4乃至図7に示すよ
うに構成することができる。図4の実施の形態では、ポ
ンプ86の駆動により処理液が供給ヘッド80に供給さ
れ、この処理液が供給ヘッド80から吐出され、ハロゲ
ン化銀写真感光材料Pの乳剤面上に直接塗布される。図
5の実施の形態では、供給ヘッド80から処理液が塗布
ローラ81上に吐出され、この塗布ローラ81がハロゲ
ン化銀写真感光材料Pの搬送方向と反対方向へ回転し、
塗布ローラ81から処理液がハロゲン化銀写真感光材料
Pの乳剤面上に塗布される。図6の実施の形態は、図5
と同様に構成されるが、塗布ローラ81がハロゲン化銀
写真感光材料Pの搬送方向へ回転し、塗布ローラ81か
ら処理液がハロゲン化銀写真感光材料Pの乳剤面上に塗
布される。図7の実施の形態では、タンク82に貯留さ
れた処理液が供給ローラ83の回転により一対の塗布ロ
ーラ84,85の一方の塗布ローラ84に供給する。一
対の塗布ローラ84,85がハロゲン化銀写真感光材料
Pを下方へ搬送し、このとき塗布ローラ84から処理液
がハロゲン化銀写真感光材料Pの乳剤面上に塗布され
る。
【0047】次に、この発明のハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機の実施例について説明する。 [ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機]図1に示す
ハロゲン化銀写真感光材料を地表面に水平方向であり、
平面状態で直線的に移動するものを用いた。ただし、構
成によっては塗布部を1つにしたり、ローラを取り除い
たり、間隔を変更したりしたものを使用した。 [ハロゲン化銀写真感光材料]通常の方法で露光された
コニカ株式会社QA−A6ぺーパを処理する。 [処理液]処理液として、次のものを用いた。
【0048】 発色現像液−1:(CD−1) 亜硫酸ナトリウム 0.2g ビス(スルホエチル)ヒドロキシルアミンジナトリウム 12.0g ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g ポリエチレングリコール#4000 8.0g 炭酸力リウム 45.0g p−トルエンスルホン酸ナトリウム 15,0g 4−アミノー3−メチルーN−エチルーN− (β−(メタンスルホンアミド)エチル)アニリン硫酸塩(CD−3) 12.0g 水酸化カリウム又は硫酸を用いてpH11.0に調整
し、1lに水で希釈する。
【0049】 発色現像液−2A:(CD−2A) 亜硫酸ナトリウム 0.4g ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g ポリエチレングリコール#4000 6.0g p−トルエンスルホン酸ナトリウム 30.0g CDー3 24.0g 水酸化カリウム又は硫酸を用いてpHl.5に調整し、
1lに水で希釈する。
【0050】 2B:(CD−2B) ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 3.0g ポリエチレングリコール#4000 10.0g 炭酸カリウム 90.0g 水酸化カリウム又は硫酸を用いてpΗ13.0に調整
し、1lに水で希釈する。 [現像条件] (1)処理液がCD−lの場合 塗布量 40ml/m2 時間 12秒 STEP 表1記載 (2)処理液がCD−2A→CD−2Bの場合 塗布量 各20ml/m2 時間 12秒 ステップ 塗布〜スクイズ間2秒 スクイズ〜塗布間2秒 塗布〜スクイズ間2秒 スクイズ〜BF工程間6秒 (3)処理液がCD−2B→CD−2Aの場合 塗布量 各20ml/m2 時間 12秒 ステップ 塗布〜スクイズ間2秒 スクイズ〜塗布間2秒 塗布〜スクイズ間2秒 スクイズ〜BF工程間6秒 [評価]上記の仕様で現像した後BF(CPK−2−2
0 P−2 35℃ 45秒)、水洗(流水3分)、乾
燥(60℃で10分)処理した後の感光材料のD−ma
x部のイエロー濃度(440nm)について任意の10
点について濃度を測定してその平均から相対標準偏差を
求めバラツキとして評価した。
【0051】また、同じサイズのペーパー100枚を同
じ元巻きマガジンから実際に切り出して処理したときの
ペーパー搬送故障の回数を評価した。
【0052】 結果を表1に示す。
【0053】また、比較例として、図8に示すローラデ
ップロール方式、図9に示すインクジェット方式を用い
た。
【0054】図8にローラーディップロール方式の概略
構成図を示する。ハロゲン化銀写真感光材料Pの表面に
処理ローラ120の表面121を接触させることによ
り、処理液を転移付着させて処理を行う。130は処理
液、131は処理液槽、140は供給ローラ、151は
補助ローラ、161はバックアップローラである。供給
ローラ140は、その上部側において処理ローラ120
の表面に対接し、下部側は処理液130に浸漬した状態
に配置されている。
【0055】従って、処理ローラ120及び供給ローラ
140がそれぞれ矢印で示す方向に回転すると、供給ロ
ーラ140の表面に付着した処理液が処理ローラ120
とのニップ部間に移動し、ここで圧接されながら処理液
が処理ローラ120の表面に転移付着する。従って、処
理ローラ120の表面には処理液が均一性の高い状態で
付着することとなる。一方、ハロゲン化銀写真感光材料
Pは、補助ローラ151と、バックアップローラ161
と、処理ローラ120とにより処理ローラ120の表面
に密着した状態で矢印で示す方向に移動される。従っ
て、ハロゲン化銀写真感光材料Pと処理ローラ120と
が接触する間において、処理ローラ120の表面の処理
液がハロゲン化銀写真感光材料Pの一面に付着して処理
が達成される。
【0056】図9はインクジェットヘッドを用いた場合
の概略構成図である。処理液により処理されるハロゲン
化銀写真感光材料Pの搬送経路上流には、ハロゲン化銀
写真感光材料Pを加熱する加熱手段210がある。加熱
手段210には、加熱ドラム211がある。また、加熱
ドラム211の上側に出口側ローラ212がある。加熱
ドラム211の左側に入口側ローラ213がある。出口
側ローラ212の左側で入口側ローラ213の上側に圧
着ベルト駆動ローラ214がある。圧着ベルト215
が、出口側ローラ212、入口側ローラ2l3及び圧着
べルト駆動ローラ214に架け渡され、加熱ドラム21
1の周面の90°の区間に渡って加熱ドラム211に圧
されながら動くことにより、加熱ドラム2llにハロゲ
ン化銀写真感光材料Pを圧着して搬送させる。これらに
より、ハロゲン化銀写真感光材料Pは加熱される。加熱
ドラム2llのハロゲン化銀写真感光材料Pの搬送経路
下流に現像処理手段220がある。現像処理手段220
は、ハロゲン化銀写真感光材料Pを処理する発色現像液
を収容する処理液容器221を有する。処理液容器22
1は外気に対して密閉されている。処理液供給手段22
2としてはバブルジェット方式の線状の供給ヘツドを使
用する。これにより、処理液供給手段222が、加熱手
段210により加熱されたハロゲン化銀写真感光材料P
の乳剤面に気相を介して発色現像液を供給する。
【0057】
【表1】
【0058】表1から明らかなように、図7のロール状
のハロゲン化銀写真感光材料に処理液を塗り付ける方式
や図8の処理液をインクジェット状にして気相を介して
ハロゲン化銀写真感光材料に塗布する方式では長尺ペー
パの処理では問題ないが、カットペーパタイプのものを
処理すると現像にムラが発生して搬送ジャムが発生す
る。しかし、この発明の構成要件にすることで問題なく
処理し、ムラの発生もないことが分かる。
【0059】また、感材の加熱を行わないときについて
も、Dmax部でのムラが発生する加熱の温度は40℃
以上が必要で、好ましくは50℃以上である。塗布後の
ローラまでの時間変化では10秒以内が好ましく、5秒
以内ではさらに好ましい。また、1液塗布よりも2液で
塗布するタイプのものが好ましく、ぞの順番としては主
薬パー卜が先でアルカリパートが後の方が望ましい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、ハロゲン化銀写真感光材料を処理する前にカッ
トし、このハロゲン化銀写真感光材料を40℃以上に加
熱し、その後に処理液をハロゲン化銀写真感光材料の乳
剤面に必要なだけ供給するシステムを採用しており、処
理タンクをなくし、新液を常に供給するため、面倒な処
理管理が一切いらなくなる。しかも、処理液の供給量を
非常に微量にすることにより、廃液量を減らし、環境適
性の高いシステムを提供することができる。
【0061】請求項2記載の発明では、ハロゲン化銀写
真感光材料を、露光前に所望の大きさのサイズにカット
する方式においてこの発明の効果が、他の手法に比べて
明確になる。
【0062】請求項3記載の発明では、塗布手段により
処理液をハロゲン化銀写真感光材料の乳剤面上に均一に
塗布して、確実に搬送することができる。
【0063】請求項4記載の発明では、塗布動作の後、
10秒以内にローラ間を通過するから、ハロゲン化銀写
真感光材料の乳剤面上に塗布された処理液を均一にし、
かつ過剰部分は除去することができる。
【0064】請求項5記載の発明では、ハロゲン化銀写
真感光材料の乳剤面上に塗布された処理液をスクイズし
てより一層均一にし、かつ過剰部分は除去することがで
きる。
【0065】請求項6記載の発明では、第1処理工程で
ある発色現像処理工程にこの発明を適用することで、均
一で確実な塗布を可能にすることができ、他の手法との
優劣がより明確になる。
【0066】請求項7記載の発明では、2つ以上の塗布
工程により、迅速処理適性と安定処理適性を確保するこ
とができる。
【0067】請求項8記載の発明では、1つが発色現像
主薬を主成分とする部分液を塗布する工程で、1つがア
ルカリ剤を主成分とする部分液を塗布する工程の2つか
らなり、迅速処理適性と安定処理適性を確保することが
できる。
【0068】請求項9記載の発明では、発色現像主薬を
主成分とする部分液を塗布し、その後にアルカリ剤を主
成分とする部分液を塗布することでより迅速処理適性と
安定処理適性を確保することができる。
【0069】請求項10記載の発明では、保持機構によ
りハロゲン化銀写真感光材料を確実に保持することがで
き、処理液の塗布がより均一で、かつハロゲン化銀写真
感光材料の搬送性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の水平
型の概略構成図である。
【図2】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の垂直
型の概略構成図である。
【図3】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の傾斜
型の概略構成図である。
【図4】塗布手段の構成を示す図である。
【図5】塗布手段の他の構成を示す図である。
【図6】塗布手段の他の構成を示す図である。
【図7】塗布手段の他の構成を示す図である。
【図8】ローラデップロール方式の比較例を示す図であ
る。
【図9】インクジェット方式の比較例を示す図である。
【符号の説明】
1 現像工程 3 ハロゲン化銀写真感光材料Pを搬送する搬送路 10 プレヒート部 20 第1塗布部 30 第1スクイズ部 40 第2塗布部 50 第2スクイズ部 60 加熱部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化銀写真感光材料に処理液を供給
    して処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に
    おいて、前記ハロゲン化銀写真感光材料を処理する前に
    カットするカッティング工程と、このハロゲン化銀写真
    感光材料を40℃以上に加熱する加熱手段と、前記ハロ
    ゲン化銀写真感光材料の乳剤面に処理液を塗布する塗布
    工程とを有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】前記カッティング工程が、像様露光前に位
    置することを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀
    写真感光材料用自動現像機。
  3. 【請求項3】前記塗布工程中の塗布手段による塗布動作
    において、前記ハロゲン化銀写真感光材料を実質的に平
    面状態で直線的に移動させることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自
    動現像機。
  4. 【請求項4】前記塗布手段の塗布動作の後、10秒以内
    にローラ間を通過することを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用
    自動現像機。
  5. 【請求項5】前記ローラが、スクイズローラであること
    を特徴とする請求項4記載のハロゲン化銀写真感光材料
    用自動現像機。
  6. 【請求項6】前記塗布工程が、発色現像処理工程である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  7. 【請求項7】前記発色現像処理工程が、2つ以上の塗布
    工程からなることを特徴とする請求項6に記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料用自動現像機。
  8. 【請求項8】前記発色現像処理工程が、少なくとも発色
    現像主薬を含有する部分液を塗布する工程と、アルカリ
    成分を含有する部分液を塗布する工程の2つ工程を有す
    ることを特徴とする請求項7に記載のハロゲン化銀写真
    感光材料用自動現像機。
  9. 【請求項9】前記発色現像処理工程が、発色現像主薬を
    含有する部分液を塗布する工程が、アルカリ成分を含有
    する部分液を塗布する工程よりも前に塗布する構成であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに
    記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  10. 【請求項10】前記塗布工程において、前記ハロゲン化
    銀写真感光材料を保持する保持機構を有することを特徴
    とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料用自動現像機。
JP13015797A 1997-04-25 1997-05-20 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 Pending JPH10319558A (ja)

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