JPH0424092A - 自動糸切りミシン - Google Patents

自動糸切りミシン

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JPH0424092A
JPH0424092A JP12970490A JP12970490A JPH0424092A JP H0424092 A JPH0424092 A JP H0424092A JP 12970490 A JP12970490 A JP 12970490A JP 12970490 A JP12970490 A JP 12970490A JP H0424092 A JPH0424092 A JP H0424092A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 聚胆五貝珀 [産業上の利用分野] 本発明は、針板の下方に糸切り手段を備えた自動糸切り
ミシンに関する。
[従来の技術] 従来、糸切り手段を備えた自動糸切りミシンが多く知ら
れており、切断後の縫製端における糸端の手摘み作業の
軽減等を目的とした種々の提案がなされている。
こうしたものとしては、例えば特開昭54−62042
号、特公昭59−13238号、特開平1−32008
7号のものがある。
これら各提案の目的と構成を、これらの提案がなされる
以前のものと比較しつつ説明することによって、従来技
術を明らかにする。
これらの提案がなされる以前のものを、第7図(A)、
  (B)l二示す。この従来装置では、針板Aの下方
に備えた上メスBと下メスCとを接近方向へ移動して針
糸りとボビン糸Eとを切断する構成となっている。この
糸切り動作開始のタイミングは、作業者が縫製端Pen
dを縫製したのを確認して図示しない踏み込みペダルを
後ろへ踏むこんで糸切り指示信号を発生させることによ
り与えられる。この糸切り指示信号が発生された後も、
針Fは、所定の送りピッチL1に対応する上下動をして
おり、上メスBは、次に針下信号が与えられてから動作
を開始する。従って、糸切りが完了するまでに縫製端P
 endから送りピッチL1にこの送りピッチL1の約
半分の切断ピッチQ1を加えた分だけ布地Gが送られる
。この結果、切断後に布地Gの裏側へ残る針糸りの長さ
はR1+12となり、ボビン糸Eの長さはLL +Q1
 +12となる。なお、長さL2は、布地GからメスB
、  Cまでの距離(針板Aの板厚とほぼ等しい)であ
る。
いずれの糸り、  Eもかなりの長さであるから、この
後で糸摘み作業をする必要があった 特開昭54−62042号のものは、この糸摘み作業を
なくすことを目的とし、布地Gの裏側に残る糸の長さを
少なくするために、1ピッチ進んだ位置での糸切り動作
実行中は布送りをしない構成を採用したものである。第
8図(A)、  (B)に示す様に、確かにそれ以前の
ものよりは長さ91分ずつ短くなる。しかし、ボビン糸
Eは末だかなりの長さであるから、糸摘み作業を省略す
ることができなかった。
これに対し、特公昭59−132380号のものは、第
9図(A)、  (B)に示す様に、糸切り動作の際に
は、逆方向へ送ることとして、針糸り。
ボビン糸Eを共に長さ0.5Ll+12とすることがで
きた。しかしながら、これ以上は短くできなかった。
また、ここまでの従来技術では、いずれも、針糸りの縫
製端Pendからの長さで考えると、それぞれさらに送
りピッチ上1分だけ長くなっていることが分かる。針糸
りは、この縫製端Pendより先ではフリーであるから
、布地Gの取り扱いにおいて引っかかって抜は土ること
があった従って、特公昭59−132380号のものに
おいても糸摘み作業の完全な省略にはならなかっ九こう
した問題をさらに解決せんとして最近提案されたのが特
開平1−320087号のものである。これは、第10
図(A)〜(C)に示す様に、縫製端P endから先
へ一針進んだ後に送りピッチを逆方向微少量Ω3に変更
して逆送りした後に切断する構成を採用していた。従っ
て、現実の縫製端は位置P+1となり、布地裏の針糸り
の長さはQ4+L2、ボビン糸Eの長さはQ3 +Q4
 十12となり、相当に短いものとすることができた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第10図(C)に示す様に、実縫製端P
+1から逆送りした針Fが針糸りを貫通するため、針糸
りがこの貫通部分で切断するいわゆる「地糸切れ」の問
題が生じた。また、それぞれの長さは確かに短くなった
が、第10図(B)。
(D)に示す様に、長さに差があり、縫製物を持ち上げ
て見た場合には、長さ2Q3だけボビン糸Eの方が長く
なった このため、布地Gの裏側でも見た目が悪く、結
局は糸摘み作業をすることになった。
本発明の自動糸切りミシンは、かかる課題を解決し、地
糸切れの問題がなく、布地の裏における糸の長さを少な
くすると共に、縫製物を持ち上げた場合に針糸とボビン
系とで不揃いな印象を与えない糸切りを実行することを
可能にし、全く糸摘み作業を行わなくてもよくすること
を目的としている。
発明の構成 [課題を解決するための手段] 即ち、本発明の自動糸切りミシンは、所定の操作または
条件により糸切り指示信号を発生する糸切り指示信号発
生手段と、該糸切り指示信号の発生後であって、針が針
板上方へ上昇した状態において、該針板の下方にて縫糸
を切断する糸切り手段とを備える自動糸切りミシンにお
いて、前記糸切り指示信号が発生した場合(二は、布送
り二を電板上の所定の微少正送り量に減少させる布送り
量減少手段と、該布送り量減少手段により正送り量が減
少された後も針の縫製動作を継続させる縫製動作継続手
段とを備え、前記糸切り手段は、該縫製動作継続手段に
より、前記微少正送り量による針の下降動作を1回以上
行った後に、前記針の上昇状態での縫糸の切断を実行す
ることを特徴とする。
[作用] 本発明の自動糸切りミシンによれば、糸切り指示信号発
生手段が操作されて糸切り指示信号が発生すると、布送
り量減少手段が布送り量を電板上の所定の微少正送り量
に減少させ、縫製動作継続手段がこの減少された微少正
送り量にて縫製動作を継続させる。糸切り手段は、この
縫製動作継続手段による微少正送り量での針の下降動作
を1回以上行った後j5針の上昇状態で縫糸の切断を実
行する。従って、現実の縫製端から針糸及びボビン系の
切断端までの距離が短くなり、かつ、布地の裏へ出てい
る長さも短くなる。
なお、糸切り指示信号発生後であって切断の前に、元の
送りピッチのままで1回以上の止め縫いを行なう構成を
採用することもできる。このときも系切り手段は、この
止め縫いの後に、縫製動作継続手段による微少正送り量
での釘の下降動作を1回以上行った後に、針の上昇状態
で縫糸の切断を実行することになる。この様な止め縫い
を行なう場合には、最終結節点から糸端までの距離が常
態一定の微少量となる。零送りの場合は、最も少ない量
となる。
止め縫いをする構成を採用しない場合には、糸切り指示
信号発生と同時に微少正送り量に変更して、縫製端から
微少量だけ正送りまたは宝送りされた状態で切断をする
構成としてもよい。
また、縫製動作継続手段による微少正送り量での針下降
動作が2回以上行われてから切断する構成とすれば、止
め縫いを行ったのと同様の作用を奏し、切断端から実際
の最終結節点までの距離が常に一定の微少量になる。
[実施例] 次に、本発明を具体化した自動糸切りミシンの実施例を
図面に基づき詳細に説明する。
第1図に示す様に ミシン1は、各種演算処理を実行す
る020部3と、この020部3へ剣士信号及び針下信
号を与える針位置検圧信号発生装置5と、前へ踏むと縫
製実行信号乞発生し、後ろへ踏むと踏込信号(糸切り指
示信号)を発生する踏み込みペダル7と、020部3か
らの駆動信号を受けて駆動制御されるミシンモータ10
.送りピッチ制御装置20.糸切り装置30及びそれら
の駆動回路11,21.31とを備えている。
送りピッチ制御装置20は、第2図に示す様に、ミシン
機枠FRに取り付けられたブラケットBR二で支持され
たロータリソレノイド22を中心に構成されている。こ
のロータリソレノイド22の回転軸にはソレノイドリン
ク24とロックリンク25を介してロックレバ−26が
接続されている。
このロックレバ−26は、送り調節器40の揺動軸に支
持されており、ロータリソレノイド22が図示時計方向
へ回動するのに伴って、押上風27にて送り調節器40
の下面を押し上げる様になされている。なお、このロー
タリソレノイド22は、020部3から、糸切り動作に
伴い送りピッチを減少させる指示(送り減少信号)が出
力されると、第3図に示す制御位置をとり、送り減少信
号が出力されていない場合は、第2図に示す非制御位置
をとる様に調整されている。この第3図の状態がちょう
ど正送り量が「零]となる状態である。
次に、実際の動作と切断後の状態について第4図及び第
5図(A)〜(C)にて説明する。
縫製が実行されて所定の縫製端P endに来たところ
で作業者が踏み込みペダル7を後ろへ踏むことにより踏
込信号(糸切り指示信号)が送出される(時刻TI)。
すると、020部3は、次に針下信号が入力されるのを
待って、ミシンモータ10の駆動回路11へ低速信号を
出力すると共に送り制御装置20の駆動回路21へ、送
り減少信号を出力する(時刻T2)。この時刻T2は、
第5図(A)において、縫製端Pendから一針進んだ
実縫製端P+1まで縫目が形成された状態に対応する。
この時刻T2にて、ミシンモータ10が低速信号を受け
て低速回転に切り換えられると共に、送り調節器40が
零送り量に調節されることにより、以後の針上下動は、
布地50が停止した状態でゆっくりと実行される。
010部3は、次にもう1回針下信号が入力されるのを
待って、糸切り装置30の駆動回路3]に対して糸切信
号(実際に駆動させるための信号)を高力する(時刻T
3)。これによって、糸切り装置30が駆動さね 上メ
ス32と下メス33とが接近方向へ回転し、針糸60と
ボビン糸70とを切断する(第5図(A))。
そして、−次の針上信号が入力されたときに、010部
3からの糸切信号がオフとされる(時刻T4)。この時
、010部3からは、ミシンモータ10へは、上述の低
速信号がオフとされると共に停止信号が高力さね針の上
下動が停止する。
その後、踏み込みペダル7が前へ踏まれると(時刻T5
)、所定時間経辺後に低速信号と起動信号が高力され(
時刻Tl5)、縫製が再開される。
なお、低速信号は縫製再開後の一針の縫製が完了すると
オフとさね その後は高速縫いが実行される(時刻T7
)。
この結果、第5図(B)、  (C)に示す様に、布地
50の裏から垂れ下がる針糸60とボビン糸−70の長
さは共に、はぼ針板80の厚さに相当する長さしまたけ
、と極めて短くしかも揃ったものとなる。従って、布地
50を持ち上げて裏側を見ても気にならない。また、針
糸60は、実縫製端P+1が形成されることにより、最
終結節点から先の布地50上には針糸5は全くでていな
いに近く、この針糸5が何かに引っかけられて布地50
の上へ抜は出るといったことがない。
次に、変形例として、前述のロータリソレノイド22の
回動角度をもう少し小さくし、宝送り量ではなく微少正
送り量Qf1に変更する構成としたものによる切断動作
実行結果を第6図(A)〜(C)に示す。
図示の様に、微少正送りBQnとした場合も、縫製端P
 endの次に実縫製端P+1が形成さ札 そのすぐ近
傍の針落ち位置P+2から布地50を針糸60が貫通し
ていることと、布地裏の長さが、針糸60ではO,l!
fl+L2であり、ボビン糸70では1.50fl+1
2である点を除けば零送りHの場合と同様である。ここ
で、針糸60とボビン糸70とで切断端の長さが若干異
なるが、微少量Qflだけの差であり、たいして気にな
らない。
また、布地50を持ち上げた場合には、第6図(C)に
示す様に、両者の切断端の位置は一致する。
従って、切断端が全く気にならない。また、実縫製端P
+1から上述の針落ち位置P+2までは微少量Qflだ
けしかないから、ここに作業者の爪等h<?3つかかり
、針糸60が布地50の上へ抜は土るということもない
。また、当然に、地糸切れの問題がない。
この様に、本実施例及び変形例によれば、いずれの場合
も、切断後の針糸60とボビン糸70の切断端が短く、
しかも布地50を持ち上げた場合こ揃うから、見た目が
美しく、全く気にならない。
また、実縫製端P+1を形成することによる止め縫い動
作を実行するから、最終結節点と切断直前の針落ち位置
との距離1零とすることができ、縫製端Pendから先
の針糸60が布地50の上へ抜は出すことがない。変形
例においても、針糸60が最緯結茄点から先は微少量し
か布地50の上へ土でいないから、同様である。従って
、作業者は、切断後の糸摘み作業をする必要がない。勿
諷 従来技術の様な地糸切れの問題もない。なお、宝送
り量とすれば、糸端の長さを最短とでき、しかも、布地
50を裏返した時1こ、針糸60とボビン糸70とが実
縫製端P+1から出てしxるから、この点からも見ため
が極めてきれいであり、万が−にもこの針糸60が布地
50の上へ抜は出ることがない。
以上本発明の実施例及び変形例を説明したが、本発明は
何らこれに限定されず、その要旨を逸脱しない範囲の種
々なる態様を採用できる。
例えば、実施例では、踏込信号を受けた後に、元の送り
ピッチによる止め縫いを実行してから、微少ピッチに変
更して糸切りを実行したが、この止め縫いを行うのに代
えて、踏込信号から直ちに送りピッチを微少量に変更し
てもよい。この場合ミ 微少送り量にて2回以上針下信
号があった後に斜上昇位置での糸切りを実行する構成と
すれば、止め縫い左行つたのと同じことになる。
また、踏込信号から直ちに微少ピッチに変更して1回針
下信号を受けたら斜上昇状態で切断する構成としても、
従来の様に最終結節点から送りピッチ「1分だけ進むの
ではなく、これよりも短い進み量となる。従って、縫製
端Pendが最終結節点となるけれども、布地50上へ
の針糸60の露呂量を従来よりも小さくでき、抜は呂し
の間硼を解決でき得る。具体的には、所定針数だけ縫製
したら糸切りをする様(二自動化したミシンにおいて、
針位置検出信号発生装置5の検出信号から所定針数(即
ち縫製端Pend)が検出されたら、これを糸切り指示
信号とし、零または微少正送りにて1回の針下信号を受
けた後に斜上昇位置で糸切りを実行する構成とすればよ
いのである。この場合にも、出来上りとしては、切断端
側からいえば、止め縫いをしたのと同じ事になる。
この様に、実施例の構成に拘ることなく、現実の止め縫
いを行なう手法は様々ある。止め縫いを行わなくても従
来より優札ているのは勿論であるが、実施例の手法ある
いはその他の手法により、現実の止め縫いを行なう場合
には、常に糸の切断端長さを最小の一定量とすることが
できる点で特ニ優れている。
発明の効果 本発明の自動糸切りミシンによれば、地糸切れの問題が
なく、布地裏における糸の長さを短くすると共に、縫製
物を持ち上げた場合に針糸とボビン系とで不揃いな印象
を与えない糸切りを実行することを可能にし、全く糸摘
み作業を行わなくてもよくすることができる。特に宝送
り量の場合には、糸端の出る位置が針糸とボビン系とで
一致し、万が−にも布地の上へ針糸が抜は出ることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の制御系の概略構成を表すブロック図、
第2図はその送り制御装置の具体的構成を表す断面図、
第3図はその送り量減小制御状態の断面図、第4図は切
断作業を行なう際の各種信号の状態を説明するタイミン
グチャート、第5図(A)は切断時の布地及び針糸とボ
ビン系の状態を表す断面図、第5図(B)は同じく切断
後の断面図、第5図(C)は切断後に布地を持ち上げた
状態の布地の裏面図、第6図(A)は変形例における切
断時の布地及び針糸とボビン系の状態を表す断面図、第
6図(B)は同じく切断後の断面図、第6図(C)は切
断後に布地を持ち上げた状態の布地の裏面図、第7図(
A)は従来例における切断時の布地及び針糸とボビン系
の状態を表す断面図、第7図(B)は同じく切断後の断
面図、第8図(A)は他の従来例における切断時の布地
及び針糸とボビン系の状態を表す断面図、第8図(B)
は同じく切断後の断面図、第9図(A)はさらに他の従
来例における切断時の布地及び針糸とボビン糸の状態を
表す断面図、第9図(B)は同じく切断後の断面図、第
10図(A)はまたさらに他の従来例における切断時の
布地及び針糸とボビン系の状態を表す断面図、第10図
(B)は同じく切断後の断面図、第10図(C)は切断
後に布地を持ち上げた状態の布地の正面図、第10図(
D)はその裏面図である。 7・・・ミシン       3・・・CPLJ部5・
・・針位置検出信号発生装置 7・・・踏み込みペダル  ]0・・・ミシンモータ2
0・・・送りピッチ制御装置 30・・・糸切り装置 22・・・ロータリンレノイド 24・・・ソレノイドリンク 25・・咀ツクリンク2
6・・・ロックレバ−27・・・押上風40・・・送り
調節器    50・・・布地60・・針糸     
   70・・・ボビン糸80・・・針板 Pend・・・縫製端     P+1・・・実縫製端
P+2−・実縫製端近傍の針落ち位置 Qf1・・・微少正送り量

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の操作または条件により糸切り指示信号を発生
    する糸切り指示信号発生手段と、 該糸切り指示信号の発生後であって、針が針板上方へ上
    昇した状態において、該針板の下方にて縫糸を切断する
    糸切り手段と を備える自動糸切りミシンにおいて、 前記糸切り指示信号が発生した場合には、布送り量を零
    以上の所定の微少正送り量に減少させる布送り量減少手
    段と、 該布送り量減少手段により正送り量が減少された後も針
    の縫製動作を継続させる縫製動作継続手段とを備え、 前記糸切り手段は、該縫製動作継続手段により、前記微
    少正送り量による針の下降動作を1回以上行つた後に、
    前記針の上昇状態での縫糸の切断を実行することを特徴
    とする自動糸切りミシン。
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