JPH0423706B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0423706B2
JPH0423706B2 JP59212737A JP21273784A JPH0423706B2 JP H0423706 B2 JPH0423706 B2 JP H0423706B2 JP 59212737 A JP59212737 A JP 59212737A JP 21273784 A JP21273784 A JP 21273784A JP H0423706 B2 JPH0423706 B2 JP H0423706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
connecting member
glass body
adjustment
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59212737A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6192254A (ja
Inventor
Takashi Hirai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisash Co Ltd
Hirai Giken KK
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
Hirai Giken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujisash Co Ltd, Hirai Giken KK filed Critical Fujisash Co Ltd
Priority to JP59212737A priority Critical patent/JPS6192254A/ja
Publication of JPS6192254A publication Critical patent/JPS6192254A/ja
Publication of JPH0423706B2 publication Critical patent/JPH0423706B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、太陽エネルギー収集屋根における面
戸プラスマイナス調整装置の移動調整装置に関す
るものである。 従来の技術 本出願人は、先に、金属屋根材と、該金属屋根
材を接続するための接続部材と、隣接する接続部
材間に嵌装したカバー体並びに関連構造よりなる
太陽エネルギー収集屋根について発明した。 ところで、このカバー体を施工する際には、野
地面の長さが標準どおりでないと、その誤差に合
せて該カバー体を切断する必要があつた。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、上述した欠点を解消して、野
地面の長さが標準どおりでなくても、その誤差に
合せてカバー体の一部規定寸法だけ容易に移動調
整し、カバー体の切断等の手加工をする必要がな
い太陽エネルギー収集屋根における面戸プラスマ
イナス調整装置の移動調整装置を提供することに
ある。 問題点を解決するための手段 本発明の太陽エネルギー収集屋根における面戸
プラスマイナス調整装置の移動調整装置は、上方
に調整取付部と調整有効面とを形成した上棧を有
する棟部カバー体と、長孔に沿つて調整目盛を設
け、前記長孔が前記調整取付部に移動自在に装着
される面戸プラスマイナス調整装置と、前記上棧
に取付けられ、前記調整目盛を指示する指示体と
からなることを特徴とする構成を有するものであ
る。 作 用 野地面の寸法が標準どおりでない場合、棟部カ
バー体の上棧に形成した調整有効面上において調
整目盛を設けた長孔を有する面戸プラスマイナス
調整装置を、前記上棧に取付けた指示体へその量
に相当して前記調整目盛を指示して長孔によつて
移動調整を行なう。 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。 第1図は、太陽エネルギー収集屋根の完成状態
の斜視図を示し、Aは中間部接続部材、Bは、こ
れら中間部接続部材A,A間に取付けられた太陽
エネルギー収集体のカバー体となる採光ガラス体
で、軒先部採光ガラス体B1、中間部採光ガラス
体B2及び棟部採光ガラス体B3で構成されている。
A′は側部接続部材で、この側部接続部材A′の片
側には採光ガラス体Bが取付けられず、側部補強
材Cが取付けられる。Dは中間部接続部材カバ
ー、D′は側部接続部材カバーであり、これらカ
バーD,D′はその長さがほぼ採光ガラス体Bの
長さに相当している。Eは装飾防塵キヤツプ(以
下防塵キヤツプという)、Fは側部下隅装飾カバ
ーである。Gは防塵・配線点検カバーで、Hは該
防塵・配線点検カバーGに設けた軒先部吸気孔で
ある。Iは棟冠で、棟部熱気排出孔Jを有する。
Lは装飾巴冠(以下巴冠という)、Mは摺動連結
部材(以下連結具部材という)、M′は巴冠L用の
連結具部材、Nは棟冠装飾取付部材、N′は巴冠
取付部材であり、4は金属屋根板である。 144は棟部採光ガラス体B3の上棧に形成し
た調整有効面である。 第2a図及び第2b図は、太陽エネルギー収集
屋根の側断面図を示す。1は垂木で、この上に野
地板2が張られている。1′は野地板2上に配設
された棧木、3は野地板2に張られた下地材で、
この上に各金属屋根板が軒先と棟との間に取付け
られ、第3a図及び第3b図に示すように、中間
部接続部材Aによつて順次横方向に接続されてい
る。軒先金属屋根板85の両側には立上り部であ
る係合防水壁88を設け、前記軒先金属屋根板8
5の軒先部には下方に曲げた軒先水切部86を設
ける。各金属屋根板の下側には、棧木1′間に断
熱材7(グラスウール、発泡樹脂等)が充填され
ている。中間部接続部材Aによつて順次横方向に
接続された各金属屋根板の上に、軒先から棟に向
かつて防塵・配線点検カバーG、軒先部採光ガラ
ス体B1、中間部採光ガラス体B2及び棟部採光ガ
ラス体B3が順次連結される。Eは防塵キヤツプ、
44は軒先係合金具、Pは採光ガラス体固定金
具、Kは採光ガラス体融雪用の洗浄装置Qと連結
した散水管、Uは軒先防塵装置、Vはキヤツプ防
塵装置、116は熱気排出切欠部、9は軒先部横
長手方向に設けられた配線連絡孔、191は軒先
装飾補強板、192は軒先脱着用連結カバーであ
る。 144は棟部採光ガラス体B3の調整有効面で
あり、棟部寄りに調整取付部145が設けられて
いる。221は前記調整有効面144の上面に装
着した面戸プラスマイナス調整装置、240は前
記面戸プラスマイナス調整装置221に装着した
防水カバーである。 第3a図及び第3b図は、第2a図の線B−B
断面図を示し、軒先金属屋根板85は、その立上
り部である係合防水壁88を中間部接続部材Aに
係合することにより横方向に順次接続される。B
は接続部材間に取付けられた採光ガラス体で、採
光ガラス体Bの下側には、アモルフアスシリコン
あるいは結晶シリコン等からなるエネルギー収集
器Sが取付けられている。Dは中間部接続部材カ
バーである。151は横断面を広い空間部とした
進入水の凍結破損防止部、152は排熱用の煙突
状空間である。 また、第3a図及び第3b図において、A′は
側部接続部材、Cは破風板8に取付けた側部補強
材、D′は側部接続部材カバーを示す。 中間部接続部材Aと採光ガラス体Bとは、採光
ガラス体Bの下面と各金属屋根板の上面との間が
軒先部から棟部に至る煙突状の空間を形成するよ
うに組合わされる。 第4図は、接続部材及び金属屋根材取付前の軒
先と側部との取付図であつて、a〜cの順に組立
てられる。10は軒先支持材で、断面略T型をな
し、水平部を軒先の棧木1′に固定する。棧木
1′の端部には、目測ガイド切欠部11を有する
接続部材固定金具Tが取付けられ、軒先支持材1
0には水平部に長孔よりなる摺動取付孔10aが
設けられる。なお、風圧の強い地方では垂下部に
も長孔の摺動取付孔10bを設けて風圧強化構造
とする。Cは側部補強材で、上部水平部12と下
部水平部13と垂直部14とで構成される。上部
水平部12の一端縁には防水壁15を、該防水壁
15には水切片16を設け、上部水平部12の他
端縁には下向凹溝17を設ける。18は垂直部に
穿設された取付孔、19は同じく長孔よりなる摺
動取付孔である。該摺動取付孔19に釘等の固定
具20をワツシヤ21を介して打込み、側部補強
材Cを屋根側部の破風板8に固定する。Fは側部
下隅装飾カバーで、断面L型をなした本体部2
2、後方に一体に設けられた断面L型をなす後方
突出部23、同じく後方に一体に設けられた固定
片24からなる。25は固定片24に設けられた
固定孔である。 側部補強材Cを破風板8に固定した後、側部下
隅装飾カバーFを取付けるのであるが、まず、側
部下隅装飾カバーFの後方突出部23で側部補強
材Cの下部水平部13を下から抱えるようにし、
他方、固定片24を側部補強材Cの垂直部14の
外側に密着させ、前記取付孔18に固定孔25を
合わせ、ねじ26を螺入して固定する。 側部下隅装飾カバーFが固定されたならば、側
部脱着カバー27を取付ける。側部脱着カバー2
7は断面コ型をしており、上下フランジを側部補
強材Cの上部水平部12及び下部水平部13の間
に嵌合させる。側部脱着カバー27の垂直部下端
は突条28をなしている。 次に、軒先装飾補強板29を側部脱着カバー2
7に取付ける。軒先装飾補強板29はその上端
を、前記側部補強材Cの上部水平部12の下向凹
溝17に、下端に設けた凹溝30を側部脱着カバ
ー27の下部の突条28に係合させ、第4図cに
示すように、矢印方向にずらして取付ける。 下部接続部材50は、第5a図及び第13b図
に示すように、断面略溝型をなした本体51とそ
の両側上部に一体的に設けられた下部係合排水溝
52、該下部係合排水溝52の下部に設けられた
垂下脚片53を有している。54は本体51の底
部中央に設けた支持溝で、長孔よりなる摺動取付
孔55と丸孔55aが穿設されている。56,5
6は、本体51の底部に設けたU字型係合部で、
上部接続部材31の垂下係合支脚33が嵌合す
る。57は垂下係合支脚33の嵌合凹部35に嵌
合する嵌合凸部であり、58は各金属屋根板の立
上り部である係合防水壁が係合する金属屋根板係
合片である。 46は下部接続部材50の中央に装着される垂
下係合支脚であり、支持溝54に嵌合する突部4
7を有し、該突部47上面には前記支持溝54の
丸孔55aに嵌入するボルト48を設ける。突部
47両側下部に設けた水平フランジ49はU字型
係合部56の下面に当接し、第5b図及び第5c
図に示すように、垂下係合支脚46はその支脚部
46aが棧木1′に固定した接続部材固定金具T
と係合し、断熱材7に隣接するように取付けられ
る。 そして、下部接続部材50は熱膨脹に対して長
手方向に摺動して、熱膨脹(歪)を吸収する取付
構造となつており、標準取付の場合には、第6a
−1図及び第6a−2図に示すように、接続部材
固定金具Tのボルト66が下部接続部材50の摺
動取付孔55の中央に位置し、下部接続部材50
の両端と野地幅の両端がそろつて定位置となり、
下部接続部材50が熱膨脹により標準よりプラス
に膨脹を行うと、第6b−1図及び第6b−2図
に示すように、接続部材固定金具Tのボルト66
が摺動取付孔55に対して下部接続部材50の長
手方向中央寄りに位置し、前記下部接続部材50
の両端が野地幅の両端より突出してプラス摺動取
付となり、また、第6c−1図及び第6c−2図
に示すように、下部接続部材50が標準よりマイ
ナスに縮小を行うと、接続部材固定金具Tのボル
ト66が摺動取付孔55に対して下部接続部材5
0の端部寄りに位置し、野地幅の両端が下部接続
部材50の両端より突出してマイナス摺動取付と
なる。 この際、前記下部接続部材50は、その長手方
向中央付近の丸孔55aが接続部材固定金具Tの
ボルト66と垂下係合支脚46のボルト48に挿
通され、ナツトにより固定される。 第7図及び第13a図は上部接続部材31を示
し、本体32は中空に形成される。本体32の下
部両側には抑止突部34を形成し、前記抑止突部
34には垂下係合支脚33を設け、該垂下係合支
脚33には抑止突部34の下部に嵌合凹部35を
設ける。本体32の上部両側には立上り部36を
設けて上部開放部を形成し、該立上り部36内側
には嵌合凸部37を設ける。本体32の中間部外
側は張出して、上部支持溝38及び上部排水溝3
9を形成する。第7図の40は、本体32の水平
部に穿設した取付孔である。 そして、上部接続部材31と下部接続部材50
は下部接続部材50に固定した軒先用ボルト59
と棟用ボルト60により取付けられ、標準取付に
おいては、第8a図に示すように、野地幅の端部
と上部接続部材31の端部とがそろつている。 上部接続部材31が熱膨脹によつて標準より伸
長を行うと、第8b図に示すように、野地幅の端
部より上部接続部材31の端部が突出してプラス
摺動取付となり、上部接続部材31が標準より縮
小すると、第8c図に示すように、上部接続部材
31の端部より野地幅の端部が突出してマイナス
摺動取付となる。 第9a図〜第9c図は、金属屋根板の構造を示
すもので、第9a図、第10a図及び第10b図
において、軒先金属屋根板85は、一端を下方に
曲げた軒先水切部86と、他端を上方に曲げた水
返係合壁87を有し、両側には下部接続部材50
の金属屋根板係合片58と係合する立上り部であ
る係合防水壁88が設けられる。 第9b図、第10c図において、中間金属屋根
板89は、一端に前記水返係合壁87と係合する
係合水切部90を設け、他端に水返係合壁91を
設け、両側には軒先金属屋根板85と同様に係合
防水壁92を設ける。 第9c図、第10d図において、棟金属屋根板
93は一端に中間金属屋根板89の水返係合壁9
1と係合する係合水切部94を設け、他端に上方
に曲げた防水壁95を設け、両側に立上り部であ
る係合防水壁96を設ける。 そして、金属屋根板の水返係合壁と係合防水壁
とは第11a図と第11b図に示すように取付け
の調整が可能となつている。 次に、各金属屋根板の下部接続部材50への取
付け及び各金属屋根板の連結について説明する。 第12図は、各金属屋根板の取付を示す図で、
始めに軒先金属屋根板85の軒先水切部86を軒
先側にして、両側に設けた係合防水壁88を下部
接続部材50の金属屋根板係合片58にはめ込
み、次に中間金属屋根板89の係合水切部90を
軒先金属屋根板85の水返係合壁87に係合し、
両側の係合防水壁92を下部接続部材50の金属
屋根板係合片58にはめ込み、最後に棟金属屋根
板93を矢印方向に移動して係合水切部94を中
間金属屋根板89の水返係合壁91と係合させ、
両側の係合防水壁96を下部接続部材50の金属
屋根板係合片58にはめ込むことにより順次取付
けられる。 中間部接続部材Aは、第13a図、第13b図
に示すように、上部接続部材31及び下部接続部
材50から構成されている。 Pは、採光ガラス体固定金具で、前記中間部接
続部材Aの上部支持溝38を覆うように載置し、
前記上部支持溝38を利用してねじ41で固定さ
れる。採光ガラス体固定金具Pは、上部に棟方向
に開口する係合段部42を有し、ここに、採光ガ
ラス体Bを上方から嵌合する。59,60は、上
部接続部材31と下部接続部材50を連結するボ
ルトで、59は軒先用ボルト、60は棟用ボルト
である。 第13c図は、上部接続部材31の上方開放部
を覆う中間部接続部材カバーDを示し、下面に上
部接続部材31の立上り部36の内側に設けた嵌
合凸部37に係合する嵌合凹部62aを有する垂
下脚片62を2条、その両外側に一端を突出して
水切片63aを有する垂下水切抑止片63を、下
面両端には係合片64を設け、棟部寄りには切欠
凹部69を形成する。 第14図は接続部材固定金具Tを示す。固定金
具Tは、前記下部接続部材50の支持溝54に嵌
合する突部65を有し、該突部上面には前記支持
溝54の摺動取付孔55に嵌入するボルト66を
設ける。突部65両側下部に設けた水平フランジ
67には取付孔68を設け、釘等により棧木1′
に固定する。 第15図に示すように、採光ガラス体Bの縦棧
110と中間部接続部材カバーDの垂下水切抑止
片63との間には間隔が設けられ、その間隔は熱
気排出孔を兼ねた侵入水の凍結破損防止部151
を形成する。 中間部接続部材カバーDの垂下脚片62と垂下
水切抑止片63の間に採光ガラス体Bの縦棧11
0の水返防水壁114が嵌合するが、該防水壁1
14の両側には空間が、頂部には隙間が形成され
ている。 また、上部接続部材31、採光ガラス体B、中
間部接続部材カバーDの組合せは、軒先部から棟
部に至る煙突状空間152を形成する。 これら、熱気排出溝と凍結破損防止部151,
煙突状空間152及び後述する棟冠Iの棟部熱気
排出孔Jからは、エネルギー収集器Sに有害な熱
気が外部に排出され、凍結破損防止部151に溜
まる水はその広さにより、凍結によつて器具を破
損することがない。 野地面に固定された接続部材間には採光ガラス
体Bが取付けられる。採光ガラス体Bは、上棧、
下棧、両縦棧及びガラスで構成され、その内面部
にL字型段部を形成し、ここにアモルフアスシリ
コンまたはシリコン結晶体等からなる太陽光電池
等のエネルギー収集器Sを装着する。そして、第
1図に示すように、軒先から棟部に至る間に、複
数個のものがその上下端で所定間隔を保つて組合
わされる。 第16図は、下部接続部材50と上部接続部材
31との取付図であり、前記上部接続部材31に
は軒先寄りに上部支持溝38を利用してボルト4
3で第17図の軒先係合金具44を固定し、前記
軒先係合金具44は上部に防塵・配線点検カバー
Gを係止する係合面45を有している。 第18a図、第18b図は側部接続部材A′を
示し、第18a図は側上部接続部材70、第18
b図は側下部接続部材75、第18c図は側部接
続部材カバーD′を示す。側部接続部材A′の片半
分側の構成は、前記中間部接続部材Aとまつたく
同一であるから、同一部位には同一符号を付して
説明を省略する。側部接続部材A′の残りの半分
側には採光ガラス体Bや金属屋根板4が取付けら
れないので、この側の側上部接続部材70には上
部支持溝38や上部排水溝39が、側下部接続部
材75には下部係合排水溝52が、側部接続部材
カバーD′には垂下水切抑止片63が設けられて
いない。 側上部接続部材70には残り半分側に嵌合凸部
71及び係合片72を形成し、側下部接続部材7
5の残り半分側には水切片76とプラスマイナス
係合調整部77を形成し、側部接続部材カバー
D′の残り半分には側上部接続部材70の嵌合凸
部71が嵌合する嵌合凹部78及び切欠凹部79
を形成する。 そして、第19a図及び第19b図に示すよう
に、採光ガラス体Bの縦棧110側面と側部接続
部材カバーD′の垂下水切抑止片63との間には
間隔を有し、この間隔は凍結破損防止部151を
形成し、また、側上部接続部材70、採光ガラス
体B、側部接続部材カバーD′の組合せは、煙突
状空間152を形成し、側上部接続部材70の嵌
合凸部71が側部接続部材カバーD′の嵌合凹部
61に嵌入して風圧強化構造を形成し、プラスマ
イナス係合調整部77は凍結防止空間ともなる。 次に、野地幅の誤差調整について説明する。 第20図は、太陽エネルギー収集屋根の横断面
図を示し、各金属屋根板はその立上り部である係
合防水壁を接続部材に係合することにより、横方
向に順次接続されている。接続部材は、図面右か
ら側部接続部材A′、中間部接続部材Aが図示さ
れている。Cは側部補強材、27は側部脱着カバ
ーである。野地幅の誤差調整は側下部接続部材7
5に設けたプラスマイナス係合調整部77にて行
う。 標準取付の場合は、第21a図に示すように、
プラスマイナス係合調整部77に嵌合される側部
補強材Cの防水壁15は、プラスマイナス係合調
整部77の略中央に位置する。 第21c図に示すように、野地幅が標準より短
い場合は、側部接続部材A′の一部が屋根外方に
出てしまうので、側部補強材Cの防水壁15は、
プラスマイナス係合調整部77内の内側寄りに係
合位置する。 また、第21b図に示すように、野地幅が標準
より長い場合は、側部接続部材A′は屋根内方に
設置されるので、側部補強材Cの防水壁15は、
プラスマイナス係合調整部77内の外側寄りに係
合位置する。 次に、軒先部採光ガラス体B1、中間部採光ガ
ラス体B2及び棟部採光ガラス体B3について順次
説明する。 第22図〜第25図を参照して、軒先部採光ガ
ラス体B1について説明する。 軒先部採光ガラス体B1は、2本の縦棧110,
110、下棧111、上棧112及びガラス板1
13とで構成されている。縦棧110は第3b
図、第24図及び第25図に示すように押出型材
製で、内側にガラス板113及びエネルギー収集
器Sを嵌める段部を形成し、上部に水切片114
aを有する水返防水壁114を、下部に垂下脚片
115を備え、この垂下脚片115に上棧112
寄りに熱気排出切欠部116を設けて熱気排出部
とする。垂下脚片115は中間部接続部材Aの上
部支持溝38に係合する。 下棧111には、第24図に示すように、カバ
ー体であるガラス板113が係合する水切片11
7aを有する係合水切117を設け、前記水切片
117aの下方に防塵・配線点検カバーGの水返
係合壁160が嵌合する水切嵌合凹部118を設
ける。119は軒先係合排水突片、120は下棧
下部に設けた排水係合突部で、採光ガラス体固定
金具Pに嵌合係合する。下棧111と縦棧110
とはねじ121によつて接続固定される。 下棧111は、その両端にのみガラス板113
よりなるカバー体が嵌合する嵌合部111aを設
け、その中間部には嵌合部がなく、ガラス板11
3上部に突出するものがない。 上棧112は、第25図に示すように、内側に
ガラス板113が嵌まる溝122を、その反対側
上部に防塵・雨水防止パツキンを係合するパツキ
ン係合突片123aを先端に有する防水壁123
を設ける。上棧下方張出部には係合排水突片12
4を設け、該係合排水突片124は中間部採光ガ
ラス体B2の下棧131の排水係合突部135に
係合する。係合排水突片124の下方には、係合
突部125を形成して採光ガラス体固定金具Pに
嵌合係合する。軒先部採光ガラス体B1は、前記
下棧111の排水係合突部120及び上棧112
の係合突部125を採光ガラス体固定金具Pに嵌
合係合することにより、接続部材に装着固定す
る。なお、パツキングが経年変化等で損傷し、漏
水が生じた場合、排水係合突部120は排水溝1
26を形成し、中間部接続部材Aの上部排水溝3
9に連絡して漏水を軒先に流す。上棧112と縦
棧110とはねじ127によつて接続固定され
る。128は縦棧110の下部内側に設けた防水
板であつて、縦棧110に2本のねじで取付けら
れている。 次に、第26図〜第29図を参照して、中間部
採光ガラス体B2について説明する。 中間部採光ガラス体B2は、2本の縦棧130,
130、下棧131、上棧132及びガラス板1
13とで構成されている。両縦棧130,130
及び上棧132の構成は、前記軒先部採光ガラス
体B1の両縦棧110,110及び上棧112の
構成と同一であるから、同一部位には同一符号を
付し説明を省略する。 下棧131は、第28図に示すように、ガラス
板113が係合する係合水切133を設け、その
下部に排水係合突部135を設け、該係合水切1
33と排水係合突部135とで水切嵌合凹部13
6を形成し、これを前記軒先部採光ガラス体B1
の上棧112、張出部である係合排水突片124
に嵌合係合する。そして、この下棧131もガラ
ス板113よりなるカバー体が嵌合する嵌合部1
31aはその両端部のみに形成され、その中間部
には嵌合部が形成されていない。また、上棧13
2の上部には防塵・雨水防止パツキンを係合する
パツキン係合突片123aを先端に有する防水壁
123が設けられる。 次に、第30図〜第33図を参照して、棟部採
光ガラス体B3について説明する。 棟部採光ガラス体B3は、2本の縦棧140,
140、下棧141、上棧142及びガラス板1
13とで構成されている。 両縦棧140,140の構成は、前記軒先部採
光ガラス体B1の両縦棧110,110及び中間
部採光ガラス体B2の両縦棧130,130の構
成と同一であり、下棧141の構成は、前記中間
部採光ガラス体B2の下棧111の構成と同一で
あるから、同一部位には同一符号を付して示し、
説明を省略する。 上棧142は、下部に採光ガラス体固定金具P
の係合段部42に嵌合係合する係合突部143を
形成する。上棧142上面部は前記軒先部及び中
間部採光ガラス体B1,B2の上棧112,132
と異なり、上方(棟冠内中心方向)に長く張出し
て調整有効面144が形成され、端部に水切14
5aを有する調整取付部145が設けられてお
り、前記調整有効面144の上面には面戸プラス
マイナス調整装置221を軒先方向または棟部上
方方向に摺動自在に装着し、前記調整有効面14
4を除く上棧142を上棧本体とする。 面戸プラスマイナス調整装置221は、通常の
面戸板を兼ね、防水構造を備えて、第34図に示
すように、水平部両側には調整目盛222を有す
る長孔223が設けられ、棟部寄りには両側に取
付孔224を有し、上端に水返225aを有する
防水壁225が設けられ、軒先部寄りには上端に
水切片226を有し、その下部に水切227を有
する面戸防水壁228が設けられている。229
は上記面戸防水壁228の両端寄りに設けられた
切欠部、230は散水管Kを係合する係合片、2
31は水平部軒先寄りの下面に設けた支脚部であ
る。 次に、面戸プラスマイナス調整装置221の棟
部採光ガラス体B3への取付けについて説明する
と、第34図に示すように、前記棟部採光ガラス
体B3の上棧142に設けた調整取付部145に
形成した取付孔146にボルト232を挿通し、
面戸プラスマイナス調整装置221の長孔223
を前記ボルト232に嵌合した後、前記ボルト2
32に長孔223と係合する指示体233を挿通
し、座金234を介してナツト235により緊結
固定し、その支脚部231を調整有効面144上
に係合する。 そして、第35図に示すように、棟部採光ガラ
ス体B3の上棧142に面戸プラスマイナス調整
装置221を取付けた後、前記面戸プラスマイナ
ス調整装置221の切欠部229に洗浄装置Qと
散水管Kの連結部236を上方より係合し、散水
管Kを係合片230上に載置した後、上部に面戸
プラスマイナス調整装置221の水切片226に
嵌合する嵌合部237と横方向に前記連結部23
6に係合する切欠部238とを有する仕切板23
9を横方向から取付け、第36図に示すように、
前記連結部236を前記切欠部238に係合する
ことによつて散水管Kを係止し、前記洗浄装置Q
を前記面戸プラスマイナス調整装置221の水平
面上方に位置させる。 240は防水カバーであり、水平部の棟部寄り
上方には上端に水切片241を有し、両側寄りに
長孔よりなる摺動取付孔242を有する防水壁2
43が設けられ、軒先寄りには洗浄装置Qを上方
より嵌合する嵌合部244を設け、水平部下面に
は中間部接続部材カバーD上で防水カバー240
を支持する支脚部245が設けられる。 防水カバー240の面戸プラスマイナス調整装
置221への取付けは、面戸プラスマイナス調整
装置221の防水壁225に設けた取付孔224
に取付ボルト246を挿通し、嵌合部244が洗
浄装置Qを覆うようにして、摺動取付孔242を
前記取付ボルト246に嵌合し、座金247を介
してナツト248を螺着することによりこれを行
なう。防水カバー240が取付けられた後、第3
7図に示すように棟冠Iを装着する。 また、中間部接続部材カバーDは、第35図及
び第36図に示すように、棟部寄りに設けた切欠
凹部69を棟用ボルト61を利用して座金を介し
てナツトにより強固に緊結固定し、耐風圧性をも
たせている。 次に、各採光ガラス体B1,B2,B3の接続部材
への取付け及び各採光ガラス体B1,B2,B3の連
結について説明する。 第38図及び第39図は、軒先部採光ガラス体
B1の取付け前の図及び取付け後の図を示す。P
は中間部接続部材Aに固定した採光ガラス体固定
金具で、上部に棟の方向に開口する係合段部42
を有し、ここに軒先部採光ガラス体B1の下棧1
11の排水係合突部120を上方から嵌め、同様
に、軒先部採光ガラス体B1の上棧112の係合
突部125を採光ガラス体固定金具Pの係合段部
42に上方から嵌合し、これにより軒先部採光ガ
ラス体B1は中間部接続部材Aに取付けられる。 Gは防塵・配線点検カバーで、パツキン係合突
片160aに防塵・雨水防止パツキン217を係
合した水返係合壁160が形成され、それが下棧
111の上部に設けた水切嵌合凹部118内に嵌
合され、防塵・配線点検カバーGの上面板は軒先
係合排水突片119を当接する。 第40図及び第41図は、中間部採光ガラス体
B2の取付け前の図及び取付け後の図を示す。中
間部採光ガラス体B2の下棧131に設けた排水
係合突部135により形成される水切嵌合凹部1
36を、前記軒先部採光ガラス体B1の上棧11
2の係合排水突片124に嵌合係合し、上棧13
2の係合突部125を中間部接続部材Aに固定さ
れた採光ガラス体固定金具Pの係合段部42に嵌
合係合することにより、中間部採光ガラス体B2
は軒先部採光ガラス体B1に連結し、中間部接続
部材Aに取付けられる。 棟部採光ガラス体B3の取付けは、第42図及
び第43図に示すように、前記中間部採光ガラス
体B2の取付けと同様に行われる。このようにし
て、第39図、第41図及び第43図に示す如
く、各採光ガラス体B1,B2,B3の上棧、下棧は
嵌合係合して防塵並びに防水構造を形成する。 そして、第44図a〜hに示すように、軒先部
採光ガラス体B1、中間部採光ガラス体B2、棟部
採光ガラス体B3を取付けることにより、係合水
切117,133と防水壁123との空間に凍結
破損防止部147を形成し、126は排水溝であ
り、係合排水突片124と共に上部接続部材31
の上部排水溝39に通じ、採光ガラス体Bのパツ
キングの経年変化や太陽エネルギー収集屋根の組
合せ外面部からの万一の場合の漏水を外部に排出
する。 なお、採光ガラス体Bの下棧114と中間部接
続部材カバーDの脚片62と垂下水切抑止片63
と上部接続部材31の上部支持溝38と上部排水
溝39と下部接続部材50の下部係合排水溝52
と金属屋根板4とで完璧の防水構造を形成する。 次に、棟構造について説明する。 棟冠Iは、並列する接続部材の棟方向端部上面
に載置して棟部構造を構成する部材で、第52図
に示すように、本体側面長手方向に棟部熱気排出
孔J、庇201を形成し、本体側面内側に排水溝
202を形成する。203は排水溝202の立上
り突片であり、ここに水返204を有する防水板
205を固定し補強する。本体側面下部には、長
手方向に断面U字型取付溝206を形成する。 棟冠Iは、第45〜47図に示すように取付け
られる。あらかじめ、中間部接続部材カバーD上
に、該中間部接続部材カバーDの両側に設けた係
合片64を利用して棟冠装飾取付部材Nを摺動自
在に装着しておき、中間部接続部材カバーD上に
載置された棟冠Iの断面U字型取付溝206に連
結具部材Mの係合部209を引掛け、該連結具部
材Mを中間部接続部材カバーDの上面に載置す
る。載置された連結具部材Mの平面に、先に中間
部接続部材カバーDに装着した棟冠装飾取付部材
Nを摺動移動して連結具部材Mの平面部上部を被
覆して嵌挿し係合して棟冠Iを固定する。211
は棟冠接続カバーである。 融雪用の洗浄装置Qは、棟部採光ガラス体B3
の上棧142に設けた面戸プラスマイナス調整装
置221上で棟冠Iと同方向に配設され、前記洗
浄装置Qに連絡した散水管Kの散水孔210は棟
冠Iの下端より棟部採光ガラス体B3上に臨んで
設けられる。 棟冠Iは、下部接続部材50、上部接続部材3
1に、棟用ボルト60で一体に装着された中間部
接続部材カバーDに連結具部材Mと棟冠装飾取付
部材Nとで棟部構造が耐風圧性を有して強固に緊
結固定される。 棟冠Iの装着固定は、連結具部材Mと棟冠装飾
取付部材Nとで装着固定され、点検整備に脱着容
易な構造になつており、棟構造は、熱膨脹に対し
て棟冠Iが長手方向に熱摺動し、接続部材は長手
方向に熱摺動して、棟冠Iと接続部材は相互に熱
摺動して熱膨脹(歪)を吸収する取付構造になつ
ている。 本発明は、以上のように構成され取付けられる
が、敷地または家屋構造の関係で野地長さや野地
幅が標準どおりではない場合でも誤差を調整して
取付けることができる。 以下、棟部及び側部の誤差を調整する取付施工
法について述べる。 第48図において、Aは家屋の間口長さ、Bは
片流間口長さ、Cは軒先長さ、Dは片流間口長さ
Bと軒先長さCを加えた長さ、Eは野地板長さ、
Fは軒先部配線スペース、Gは棟部配線スペー
ス、Hは調整有効長さ、Iは採光スペースとす
る。 そして、第49図に示すように、底辺がb、高
さがh、斜辺がl、底辺bと斜辺lとのなす角度
がαである直角三角形を考える。 軒先配線スペース(軒先部採光ガラス体B1
端と野地板2下端との距離)F=100mm、棟部配
線スペース(棟冠Iの幅)G=120mm、調整有効
長さ(棟部採光ガラス体B3上端と棟冠I側面と
の距離)H=70mmとし、採光ガラス体Bの規格寸
法を長さの差が等間隔にA:700mm、B:800mm、
C:900mm、D:1000mmとする。ただし、棟部採
光ガラス体B3の長さには調整有効面144の長
さを含まないものとする。 そして、4寸5分勾配の場合b=100、h=45
となるから、l=109.5、α=24.1゜となり、間口
Aが2.0間から0.5間の間隔で5.0間までを考え、軒
先長さC=455mmとすると、第1表に示すように、
片流間口B、片流間口Bと軒先長さCを加えた長
さD、野地板長さE、採光スペースI=E−(F
−G+H)、採光ガラス体Bの組合せ寸法、棟部
誤差調整寸法がそれぞれ算出される。 5寸8分勾配の場合には、b=100、h=58と
なるからl=115.6、α=30.0゜となり、軒先長さ
C=303mmとすると、第2表のような採光ガラス
体Bの組合せとなり、棟部誤差調整寸法が算出さ
れ、3寸勾配の場合にはb=100、h=30となる
から、l=104.4、α=16.4゜となり、軒先長さC
=606mmとすると第3表に示すような採光ガラス
体Bの組合せとなり、棟部誤差調整寸法が算出さ
れる。 棟部は、棟部誤差調整寸法が0である標準取付
の場合は、第50図に示すように、棟部採光ガラ
ス体B3の端部が棟冠Iのほぼ中央に位置し、棟
冠Iの面戸板定位置となる面戸プラスマイナス調
整装置221の長孔223に係合した指示体23
3が調整目盛222の0を指示するように取付け
られて防水壁を形成する。 第51図に示すように、野地面が標準より短く
棟部採光ガラス体B3の端部が棟冠Iの中央より
棟部採光ガラス体B3の反対側に位置し、棟冠I
の面戸板防水構造が不可能になつた場合、面戸プ
ラスマイナス調整装置221を軒先方向に摺動さ
せて、長孔223に係合した指示体233が調整
目盛222の0より棟部寄りのマイナス側を指示
するように取付けられ、棟冠Iの面戸板を兼ねて
防水構造を可能にする。 また、第52図に示すように、野地面が標準よ
り長く、棟部採光ガラス体B3の端部が棟冠Iの
中央より棟部採光ガラス体B3側に位置し、面戸
プラスマイナス調整装置221を定位置に設定で
きず、面戸板と防水壁の構造が不可能になつた場
合、面戸プラスマイナス調整装置221を棟部方
向に摺動させて、長孔223に係合した指示体2
33が調整目盛222の0より軒先寄りのプラス
側を指示するように取付けられ、棟冠Iの面戸板
を兼ねて防水構造を可能にする。 よつて、例えば第1表の間口A=2.5間の場合
には、採光スペースI=2700mmとなり、採光ガラ
ス体のCを3枚組合せると採光ガラス体の組合せ
寸法が2700mmとなり、棟部誤差調整が0mmとなる
ため、第57図に示すように取付けられる。 そして、第2表の間口A=3.0間の場合には、
採光スペースI=3210mmとなり、採光ガラス体の
Aを2枚とBとCとを組合せると、採光ガラス体
の組合せ寸法が3200mmとなり、棟部誤差調整が+
10mmとなるため、第59図に示すように、面戸プ
ラスマイナス調整装置221を棟部寄りに摺動さ
せ、指示体233が調整目盛222の10mmを指示
する位置でボルト232にナツト235を螺着し
て取付ける。 また、第3表の間口A=3.5間の場合には、採
光スペースI=3660mmとなり、採光ガラス体のC
を3枚とDを組合せると、採光ガラス体の組合せ
寸法が3700mmとなり、棟部誤差調整が−40mmとな
るため、第58図に示すように、面戸プラスマイ
ナス調整装置221を軒先方向に摺動させ、指示
体233が調整目盛222の40mmを指示する位置
でボルト232にナツト235を螺着して取付け
る。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 面戸プラスマイナス調整装置221は棟部採光
ガラス体B3の上棧142に対して各採光ガラス
体B1,B2,B3の長さの差である100mmを標準位置
よりプラスに50mm、マイナスに50mmそれぞれ摺動
させることにより採光スペースIと採光ガラス体
Bの組合せ寸法との誤差を調整することができ
る。 そして、第50図〜第52図にも示すように、
棟部採光ガラス体B3の調整取付部145に取付
けた棟冠Iの面戸板を兼ねる面戸プラスマイナス
調整装置221は、標準取付、マイナス調整取付
あるいはプラス調整取付のどの場合においても、
前記棟部採光ガラス体B3の調整有効面144を
除く上棧本体と前記面戸プラスマイナス調整装置
221の下端との間に常に距離をおくため、棟冠
Iの一部が前記棟部採光ガラス体B3のガラス板
113上を覆うことがなく太陽光が遮断されず、
エネルギー収集器Sを常に効率よく使用すること
ができる。 第53図に示すように、軒先部採光ガラス体
B1のガラス板113と中間部採光ガラス体B2
ガラス板113及び棟部採光ガラス体B3のガラ
ス板113の表面は連続しており、洗浄装置Qと
連結した散水管Kの散水孔210は棟冠Iの下部
より採光ガラス体B上に散水可能な構造とされ、
ガラス板113上に積もつた雪を融雪し、また、
ごみや塵等を洗浄して太陽電池ルーフとしての効
率を高め、採光ガラス体Bで囲まれた構造体から
発生する対流現象による熱気を棟部熱気排出孔J
と軒先部吸気孔Hによる換気機能により外部に排
出する。この際、軒先部吸気孔Hより吸入される
吸気中に含まれる塵埃は、軒先防塵装置Uで濾過
される。 第54図は、本発明の他の実施例を示すもの
で、エネルギー収集屋根を金属屋根の一部に設け
たものである。 発明の効果 以上に述べたように、本発明の太陽エネルギー
収集屋根における面戸プラスマイナス調整装置の
移動調整装置は、上方に調整取付部と調整有効面
とを形成した上棧を有する棟部カバー体と、長孔
に沿つて調整目盛を設け、前記長孔が前記調整取
付部に移動自在に装着される面戸プラスマイナス
調整装置と、前記上棧に取付けられ、前記調整目
盛を指示する指示体とからなることにより、野地
面の寸法が標準どおりでなくても、前記面戸プラ
スマイナス調整装置を長孔によつて移動してその
誤差の量に相当して指示体が調整目盛を指示する
ようにすることによつて容易に面戸プラスマイナ
ス調整装置を移動調整することができ、前記面戸
プラスマイナス調整装置により野地面の長さに関
係なく棟部カバー体へ取付が可能となり、規格品
に切断等の手加工を加える必要がない。 なお、本発明における接続部材、ガラス体等は
アルミ合金等の金属や合成樹脂等を用いることが
でき、採光ガラス体の垂下脚片の熱気排出部は垂
下脚片の中間に切欠部を形成することなく、その
上下の垂下脚片の不存在部によつてもこれを達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例における太陽エネル
ギー収集屋根の斜視図、第2a図及び第2b図
は、同上の拡大側断面図、第3a図及び第3b図
は、同上の太陽光電池の取付を示す拡大正断面
図、第4図a,b,cは、側部組立てを順次に示
す斜視図、第5a図は、下部接続部材の斜視図、
第5b図は、下部接続部材の取付時の要部斜視
図、第5c図は、同上の側面図、第6a−1図
は、下部接続部材の標準取付を示す平面図、第6
a−2図は、同上の側面図、第6b−1図は、下
部接続部材のプラス取付を示す平面図、第6b−
2図は、同上の側面図、第6c−1図は、下部接
続部材のマイナス取付を示す平面図、第6c−2
図は、同上の側面図、第7図は、上部接続部材の
平面図、第8a図は、上部接続部材の標準取付を
示す要部側面図、第8b図は、上部接続部材のプ
ラス取付を示す要部側面図、第8c図は、上部接
続部材のマイナス取付を示す要部側面図、第9a
図は、軒先金属屋根板の斜視図、第9b図は、中
間金属屋根板の斜視図、第9c図は、棟金属屋根
板の斜視図、第10a図は、軒先金属屋根板の要
部正面図、第10b図は、軒先金属屋根板の切断
右側面図、第10c図は、中間金属屋根板の切断
右側面図、第10d図は、棟金属屋根板の要部切
断右側面図、第11a図は、棟金属屋根板のプラ
ス取付を示す切断側面図、第11b図は、棟金属
屋根板のマイナス取付を示す切断側面図、第12
図は、金属屋根板取付を示す斜視図、第13a図
は、上部接続部材の斜視図、第13b図は、下部
接続部材の斜視図、第13c図は、中間部接続部
材カバーの斜視図、第14図は、接続部材固定金
具の斜視図、第15図は、採光ガラス体取付時に
おける接続部材の要部断面図、第16図は、下部
接続部材と上部接続部材の取付を示す斜視図、第
17図は、軒先係合金具の斜視図、第18a図
は、側上部接続部材の斜視図、第18b図は、側
下部接続部材の斜視図、第18c図は、側部接続
部材カバーの斜視図、第19a図及び第19b図
は、採光ガラス体取付時における側部接続部材の
要部断面図、第20図は、太陽エネルギー収集屋
根の要部断面図、第21a図は、太陽エネルギー
収集屋根の標準取付を示す断面図、第21b図
は、プラス野地幅の場合の取付を示す断面図、第
21c図は、マイナス野地幅の場合の取付を示す
断面図、第22図は、軒先部採光ガラス体の平面
図、第23図は、第29図の線A−A断面図、第
24図は、第22図の線B−B断面図、第25図
は、第22図の線C−C断面図、第26図は、中
間部採光ガラス体の平面図、第27図は、第26
図の線A−A断面図、第28図は、第26図の線
B−B断面図、第29図は、第26図の線C−C
断面図、第30図は、棟部採光ガラス体の平面
図、第31図は、第30図の線A−A断面図、第
32図は、第30図の線B−B断面図、第33図
は、第30図の線C−C断面図、第34図は、面
戸プラスマイナス調整装置の取付前の斜視図、第
35図は、同上の取付後の斜視図、第36図は、
防水カバーの取付前の斜視図、第37図は、同上
の取付後の要部破断斜視図、第38図は、軒先部
採光ガラス体の取付前の断面図、第39図は、同
取付後の断面図、第40図は、中間部採光ガラス
体の取付前の断面図、第41図は、同取付後の断
面図、第42図は、棟部採光ガラス体の取付前の
断面図、第43図は、同取付後の断面図、第44
図a,b,c,d,e,f,g,hは、採光ガラ
ス体取付時の要部断面図、第45図は、棟冠取付
完成斜視図、第46図は、棟冠取付工程を示す斜
視図、第47図は、棟冠取付を示す斜視図、第4
8図は、家屋の概略図、第49図は、屋根の片側
の概略図、第50図は、棟部の標準取付を示す断
面図、第51図は、同マイナス調整取付を示す断
面図、第52図は、棟部のプラス調整取付を示す
断面図、第53図は、太陽エネルギー収集屋根完
成時の要部斜視図、第54図は、本発明の他の実
施例における太陽エネルギー収集屋根の斜視図で
ある。 1……垂木、1′……棧木、2……野地板、3
……下地材、4……金属屋根板、7……断熱材、
8……破風板、9……配線連絡孔、10……軒先
支持材、10a,10b……摺動取付孔、11…
…目測ガイド切欠部、12……上部水平部、13
……下部水平部、14……垂直部、15……防水
壁、16……水切片、17……下向凹溝、18…
…取付孔、19……摺動取付孔、20……固定
具、21……ワツシヤ、22……本体部、23…
…後方突出部、24……固定片、25……固定
孔、26……ねじ、27……側部脱着カバー、2
8……突条、29……軒先装飾補強板、30……
凹溝、31……上部接続部材、32……本体、3
3……垂下係合支脚、34……抑止突部、35…
…嵌合凹部、36……立上り部、37……嵌合凸
部、38……上部支持溝、39……上部排水溝、
40……取付孔、41……ねじ、42……係合段
部、43……ボルト、44……軒先係合金具、4
5……係合面、46……垂下係合支脚、46a…
…支脚部、47……突部、48……ボルト、49
……水平フランジ、50……下部接続部材、51
……本体、52……下部係合排水溝、53……垂
下脚片、54……支持溝、55……摺動取付孔、
55a……丸孔、56……U字型係合部、57…
…嵌合凸部、58……金属屋根板係合片、59…
…軒先用ボルト、60……棟用ボルト、61……
嵌合凹部、62……垂下脚片、63……垂下水切
抑止片、63a……水切片、64……係合片、6
5……突部、66……ボルト、67……水平フラ
ンジ、68……取付孔、69……切欠凹部、70
……側上部接続部材、71……嵌合凸部、72…
…係合片、75……側下部接続部材、76……水
切片、77……プラスマイナス係合調整部、78
……嵌合凹部、79……切欠凹部、85……軒先
金属屋根板、86……軒先水切部、87……水返
係合壁、88……係合防水壁、89……中間金属
屋根板、90……係合水切部、91……水返係合
壁、92……係合防水壁、93……棟金属屋根
板、94……係合水切部、95……防水壁、96
……係合防水壁、110……縦棧、111……下
棧、111a……嵌合部、112……上棧、11
3……ガラス板、114……水返防水壁、114
a……水切片、115……垂下脚片、116……
熱気排出切欠部、117……係合水切、117a
……水切片、118……水切嵌合凹部、119…
…軒先係合排水突片、120……排水係合突部、
121……ねじ、122……溝、123……防水
壁、123a……パツキン係合突片、124……
係合排出突片、125……係合突部、126……
排出溝、127……ねじ、128……防水板、1
30……縦棧、131……下棧、131a……嵌
合部、132……上棧、133……係合水切、1
35……排水係合突部、136……水切嵌合凹
部、140……縦棧、141……下棧、141a
……嵌合部、142……上棧、143……係合突
部、144……調整有効面、145……調整取付
部、145a……水切、146……取付孔、14
7,151……凍結破損防止部、152……煙突
状空間、160……水返係合壁、160a……パ
ツキン係合突片、191……軒先装飾補強板、1
92……軒先脱着用連結カバー、201……庇、
202……排水溝、203……立上り突片、20
4……水返、205……防水板、206……断面
U字型取付溝、209……係合部、210……散
水孔、217……パツキン、221……面戸プラ
スマイナス調整装置、222……調整目盛、22
3……長孔、224……取付孔、225……防水
壁、225a……水返、226……水切片、22
7……水切、228……面戸防水壁、229……
切欠部、230……係合片、231……支脚部、
232……ボルト、233……指示体、234…
…座金、235……ナツト、236……連結部、
237……嵌合部、238……切欠部、239…
…仕切板、240……防水カバー、241……水
切片、242……摺動取付孔、243……防水
壁、244……嵌合部、245……支脚部、24
6……取付ボルト、247……座金、248……
ナツト、A……中間部接続部材、A′……側部接
続部材、B……採光ガラス体、B1……軒先部採
光ガラス体、B2……中間部採光ガラス体、B3
…棟部採光ガラス体、C……側部補強材、D……
中間部接続部材カバー、D′……側部接続部材カ
バー、E……装飾防塵キヤツプ、F……側部下隅
装飾カバー、G……防塵・配線点検カバー、H…
…軒先部吸気孔、I……棟冠、J……棟部熱気排
出孔、K……散水管、L……装飾巴冠、M……摺
動連結部材、M′……連結具部材、N……棟冠装
飾取付部材、N′……巴冠取付部材、P……採光
ガラス体固定金具、Q……洗浄装置、S……エネ
ルギー収集器、T……接続部材固定金具、U……
軒先防塵装置、V……キヤツプ防塵装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上方に調整取付部と調整有効面とを形成した
    上棧を有する棟部カバー体と、長孔に沿つて調整
    目盛を設け、前記長孔が前記調整取付部に移動自
    在に装着される面戸プラスマイナス調整装置と、
    前記上棧に取付けられ、前記調整目盛を指示する
    指示体とからなることを特徴とする太陽エネルギ
    ー収集屋根における面戸プラスマイナス調整装置
    の移動調整装置。
JP59212737A 1984-10-12 1984-10-12 太陽エネルギー収集屋根における面戸プラスマイナス調整装置の移動調整装置 Granted JPS6192254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59212737A JPS6192254A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 太陽エネルギー収集屋根における面戸プラスマイナス調整装置の移動調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59212737A JPS6192254A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 太陽エネルギー収集屋根における面戸プラスマイナス調整装置の移動調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192254A JPS6192254A (ja) 1986-05-10
JPH0423706B2 true JPH0423706B2 (ja) 1992-04-23

Family

ID=16627596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59212737A Granted JPS6192254A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 太陽エネルギー収集屋根における面戸プラスマイナス調整装置の移動調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6192254A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012510604A (ja) * 2008-12-01 2012-05-10 サン−ゴバン グラス フランス ソーラールーフィングアセンブリ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012510604A (ja) * 2008-12-01 2012-05-10 サン−ゴバン グラス フランス ソーラールーフィングアセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6192254A (ja) 1986-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4228791A (en) Solar energy collecting roof
WO1990012177A1 (fr) Toit capteur d'energie solaire
JPH0423705B2 (ja)
JPH0423706B2 (ja)
JPH0426371B2 (ja)
JPH0423704B2 (ja)
JPH0423701B2 (ja)
JPH0423703B2 (ja)
JPH0426020B2 (ja)
JPH03902B2 (ja)
JPH0481351B2 (ja)
JPH0426023B2 (ja)
JPS62178650A (ja) 太陽エネルギ−集収屋根のカバ−枠
JPS61106857A (ja) 太陽エネルギ−集収屋根のカバ−枠
JPH03907B2 (ja)
JPH03901B2 (ja)
JP2002322766A (ja) 屋根パネル及びそれを用いた屋根アレイ
JPH0423061B2 (ja)
JPH04196Y2 (ja)
JP2629140B2 (ja) 太陽エネルギー活用装置の屋根への設置構造
JPS6245854A (ja) 太陽エネルギー収集屋根の下部接続部材
JPH0423702B2 (ja)
JP2534099B2 (ja) 屋根の中間部接続部材
KR830001631B1 (ko) 태양에너지 수집지붕
JPH0429828B2 (ja)