JPH0423379Y2 - - Google Patents

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JPH0423379Y2
JPH0423379Y2 JP1984193372U JP19337284U JPH0423379Y2 JP H0423379 Y2 JPH0423379 Y2 JP H0423379Y2 JP 1984193372 U JP1984193372 U JP 1984193372U JP 19337284 U JP19337284 U JP 19337284U JP H0423379 Y2 JPH0423379 Y2 JP H0423379Y2
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  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンバイン、バインダ等の簡易型茎
稈刈取り機に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種簡易型茎稈刈取り機のなかに
は、例えば三条刈り用機種の場合、特開昭51−
1215号公報に示す如く、左右に対向する一対の茎
稈引起し体のうち、未刈地側のものは従来通り一
条分の茎稈を引起すものであるが、既刈地側のも
のは二条分の茎稈を引起せるよう底辺部を左右方
向に幅広にして、都合三条の茎稈刈取りが簡易的
にできるようにしたものがある。
しかるにこのものでは、前記幅広茎稈引起し体
の底辺部は、圃場面に対して略平行になるよう略
水平状ではあるが、機体左右方向に向いて平行状
になつているので、幅広底辺部の外端側に位置す
る茎稈(以降「外側茎稈」という)は、両茎稈引
起し体の対向辺部側に位置する茎稈の引起し作用
と略同じタイミングで横送り作用を受けることに
なるが、この外側茎稈が対向辺部下端位置から引
起し作用を受けるときには、幅広茎稈引起し体の
底辺部は機体進行に合わせて前方に移動してお
り、この結果、外側茎稈は、第4図に示す如く株
元部が圃場植立位置から前方中央寄りに向けて大
きく前折れされた状態で引起されて刈取られるこ
とになり、このため、対向辺部側に位置する茎稈
に対して穂先部がどうしても低くなつて、穂先揃
いの悪い状態のままで刈取られて脱穀部側に搬送
されることとなつて搬送乱れが生じたり、脱穀部
での脱穀性能が低下するという欠点があつた。
これに対して、実開昭51−1424号公報に示す如
く茎稈引起し体の幅広底辺部を、対向辺部下端位
置が外端側よりも高くなるよう傾斜せしめて外側
茎稈の前折れ現象を回避できるようにしたものも
提唱されている。しかるにこのものは、幅広底辺
部の対向辺部下端位置が、他方の幅広になつてい
ない茎稈引起し体の対向辺部下端位置よりも高く
なつていて、対向辺部側に位置する茎稈(以降
「内側茎稈」という)は、株元部からの引起し作
用を受けることができず、この結果、内側茎稈の
確実な引起しが難しくなつて、内側茎稈は充分な
引起し作用を受けられない不揃いのまま外側茎稈
と合流して刈取られることになる惧れがあつて、
このものも採用することができない。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる簡易型茎稈刈取り機を提
供することを目的として創案されたものであつ
て、左右に対向配設された一対の茎稈引起し体か
らそれぞれ突出する引起し爪を、茎稈引起し体の
底辺部外端側から対向辺部の下端を経由して上方
向に向けて移動するよう構成してなる茎稈刈取り
機において、前記茎稈引起し体のうち左右何れか
一方の底辺部を左右方向に幅広にして少なくとも
二条分の茎稈を簡易的に引起せるように構成する
にあたり、上記幅広茎稈引起し体の対向辺部下端
位置を、他方の幅広でない茎稈引起し体の対向辺
部下端位置に対して前後および上下方向の位置を
略一致させて、互いに対向する両対向辺部下端位
置から上方に向いた引起し爪による引起し経路を
形成する一方、前記幅広茎稈引起し体の広幅底辺
部は、他方の茎稈引起し体側の対向辺部下端位置
に前後および上下方向が対向する前記位置から、
上下方向については圃場に対して略平行状になる
水平状態のまま、前後方向については外端側ほど
対向辺部下端位置よりも前方に突出した傾斜状に
形成して、幅広底辺部の外端側に位置する茎稈を
対向辺部側の茎稈に合流させて対向辺部下端位置
に横送りする横送り経路を、水平状態を維持しつ
つ対向辺部下端位置よりも前方から次第に後方に
退避して対向辺部下端位置に至る前後方向にのみ
傾斜した状態で前方に突出する経路に構成したこ
とを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、左右に対
向する茎稈引起し体のうち何れか一方の茎稈引起
し体の底辺部を幅広にしたものであつても、該幅
広引起し体で引起される茎稈が不揃い状態になる
ことがないようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はコンバインの走行機体
であつて、該走行機体1は、本考案を実施せしめ
た茎稈引起し体が装備される前処理部2、脱穀部
3、運転操縦部4、クローラ型の走行部5、後処
理部(図示せず)等によつて構成されていること
は何れも従来通りである。
前記前処理部2には左右一対の茎稈引起し体
7,8が対向配設されているが、各茎稈引起し体
7,8からそれぞれ突出する引起し爪7a,8a
は、各茎稈引起し体7,8の底辺部外端側から互
いに対向する対向辺部7b,8bの下端を経由し
て上方向に向けて移動するように構成されてい
る。そしてこれら茎稈引起し体7,8のうち、既
刈地側の茎稈引起し体7は、底辺部が未刈地側の
茎稈引起し体8のものより左右方向に幅広に形成
されている。即ち、幅広底辺部7cを有した幅広
茎稈引起し体(既刈地側の茎稈引起し体)7は、
端部分草体9と中央部分草体10との間の分草幅
が他方の茎稈引起し体(未刈地側の茎稈引起し
体)8のものよりも左右幅広の引起しができるよ
うになつていて、都合二条分の刈取り条(第1図
のa,bの刈取り条)の茎稈を引起せることがで
きるようになつており、また未刈地側の茎稈引起
し体8は従来通り一条分の刈取り条の茎稈cを引
起すようになつており、これによつて実施例では
簡易的な三条刈りのコンバインとなつている。こ
こで、11は刈刃である。
前記幅広茎稈引起し体7は、その対向辺部7b
の下端が、他方の茎稈引起し体8の対向辺部8b
下端と前後および上下方向の位置が略一致するよ
うに設けられていて、両対向辺部7b,8b間に
は、その下端位置から互いに近接対向して突出す
る引起し爪7a,8aによる引起し経路が形成さ
れている。
一方、幅広茎稈引起し体7の幅広底辺部7c
は、圃場面に対して略平行となるよう水平状態
で、かつ外端側が対向辺部7b側より前側に位置
するよう前方に突出した傾斜状になつている。即
ち、幅広底辺部7cは、外端側から対向辺部7b
下端側に向けて茎稈の株元部を略水平状に横送り
すべく引起し爪7aが突出しているが、この引起
し爪7aの横送り経路は、水平状態を維持しつつ
対向辺部7bの下端位置よりも前方位置から次第
に後方に退避するようになつていて、水平状態で
対向辺部7bの下端位置に至る前後方向にのみ傾
斜した状態で前方に突出する傾斜経路に設定され
ていて、外端側茎稈aの横送り移送を行うように
なつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、茎稈の刈取り脱穀作業は、前処理部2で刈取
られた茎稈が脱穀部3によつて脱穀処理されてか
ら後処理を受けて機外に放出されることで行なわ
れることになるが、本考案では、茎稈を前処理部
2で刈取る際に引起す左右の茎稈引起し体7,8
のうち、既刈地側の茎稈引起し体7の底辺部7c
の左右幅を二条分引起せるよう幅広として、簡易
的な三条刈りが出来るように構成したものである
にもかかわらず、各刈取り条の茎稈a,b,cの
穂先高さを良く揃つたものにできる。
即ち、既刈地側の幅広茎稈引起し体7によつ
て、外側および内側の二条の茎稈a,bを引起す
ことになるが、このうち、内側茎稈bは、幅広底
面部7cの対向辺部7bに近接した位置からすぐ
下端位置を経て引起し経路に移送されることにな
るが、幅広底面部7cは、未刈り地側茎稈引起し
体8の対向辺部8bの下端位置と前後および上下
方向の位置と略一致していて圃場面に近接してい
るので、内側茎稈bは、充分な引起し作用を受け
て確実に引き起こされることになる。
一方、外側茎稈aは、幅広底辺部7cの外端側
から引起し爪7aの横送り作用を受けて対向辺部
7bの下端位置に向けて横送りされるが、このと
き、幅広底辺部7cは外端側ほど前方に位置する
傾斜状になつているので、前記内側茎稈bの引起
しに先行する早い時点で横送り作用を受け、そし
て次第に後方に退避する状態で対向辺部7bの下
端位置に向けて横送りされ、そして横送り終端近
傍に至つた時点で内側茎稈bと合流しそのまま対
向辺部7bの下端を経由して引起し作用を受ける
ことになる(第3図参照)。従つて、外側茎稈a
の株元部が前記幅広底辺部7cによる左右方向に
長い横送り作用を受けたとしても、第4図に示す
従来の後方に退避しないものの如く、茎稈aの株
元部が大きく前折れして穂先部が低くなつた不揃
い状態になるようなことはなく、内側茎稈bの穂
先高さと殆ど同じ状態に揃えることができる。こ
の結果、内外側茎稈a,b共に穂先位置が良く揃
い、しかも引起し作用も確実に受けて稈心方向が
よく揃つた状態で刈取られ、そして搬送乱れもな
く整然とした状態で茎稈群を脱穀部2に供給する
ことができて、一つの幅広茎稈引起し体7によつ
て二条分の茎稈の引起しができる簡易型のもので
あつても、脱穀性能の低減を有効に回避できるこ
とになる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は、叙述の如く構成され
たものであるから、一方の茎稈引起し体の底辺部
を左右方向に幅広にして少なくとも二条分の茎稈
を簡易的に引起せるようにしたものでありなが
ら、該幅広茎稈引起し体によつて引起される茎稈
のうち、対向辺部に近い内側の茎稈は、他方の幅
広になつていない茎稈引起し体の対向辺部下端位
置に対して前後および上下方向の位置が略一致し
た圃場面に近接する低い位置から充分に引起し作
用を受けるため、稈心方向が良く揃つた状態で確
実に引起されることになる。
一方、幅広底面部の外端側に位置する茎稈は、
幅広底辺部に沿うよう対向辺部下端位置に向けて
横送りされ、そして横送り終端近傍で前記内側茎
稈と合流しそのまま対向辺部下端を経由して引起
し作用を受けることになるが、この幅広底辺部に
形成される横送り経路は、他方の茎稈引起し体の
対向辺部下端位置に対して高さが略同じに設定さ
れて圃場に近接する低い状態となつていて、前述
したように内側の茎稈の低い位置からの確実な引
起しを保証しながら、さらに対向辺部下端位置か
ら前方にのみ突出する傾斜した状態の経路になつ
ている。この結果、外端側の茎稈は、内側茎稈の
引起しに先行する早い時点で横送り作用を受け、
そして機体走行に合わせて次第に後方に退避する
ようにして対向辺部の下端位置に向けて横送りさ
れることになつて、茎稈の株元部が大きく前折れ
し、内側茎稈に対して穂先部が低くなつた不揃い
状態になつてしまうことを確実に回避でき、もつ
て、底面部を幅広にして少なくとも二条の茎稈の
引起しを一つの引起し体によつて簡易的に行うこ
とができるものでありながら、内外側茎稈共に穂
先位置が良く揃い、しかも引起し作用も確実に受
けて稈心方向がよく揃つた状態で刈取られ、そし
て搬送乱れもなく整然とした状態で脱穀部に供給
することができて、脱穀性能の低減を有効に回避
できることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る簡易型茎稈刈取り機の一
実施例を示したものであつて、第1図はコンバイ
ンの前部平面図、第2図はコンバインの正面図、
第3図A,Bはそれぞれ作用説明図、第4図A,
Bはそれぞれ従来例の作用説明図である。 図中、7,8は茎稈引起し体、7a,8aは引
起し爪、7b,8bは対向辺部、7cは幅広底辺
部、aは外側茎稈、bは内側茎稈である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右に対向配設された一対の茎稈引起し体から
    それぞれ突出する引起し爪を、茎稈引起し体の底
    辺部外端側から対向辺部の下端を経由して上方向
    に向けて移動するよう構成してなる茎稈刈取り機
    において、前記茎稈引起し体のうち左右何れか一
    方の底辺部を左右方向に幅広にして少なくとも二
    条分の茎稈を簡易的に引起せるように構成するに
    あたり、上記幅広茎稈引起し体の対向辺部下端位
    置を、他方の幅広でない茎稈引起し体の対向辺部
    下端位置に対して前後および上下方向の位置を略
    一致させて、互いに対向する両対向辺部下端位置
    から上方に向いた引起し爪による引起し経路を形
    成する一方、前記幅広茎稈引起し体の広幅底辺部
    は、他方の茎稈引起し体側の対向辺部下端位置に
    前後および上下方向が対向する前記位置から、上
    下方向については圃場に対して略平行状になる水
    平状態のまま、前後方向については外端側ほど対
    向辺部下端位置よりも前方に突出した傾斜状に形
    成して、幅広底辺部の外端側に位置する茎稈を対
    向辺部側の茎稈に合流させて対向辺部下端位置に
    横送りする横送り経路を、水平状態を維持しつつ
    対向辺部下端位置よりも前方から次第に後方に退
    避して対向辺部下端位置に至る前後方向にのみ傾
    斜した状態で前方に突出する経路に構成したこと
    を特徴とする簡易型茎稈刈取り機。
JP1984193372U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH0423379Y2 (ja)

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JPS61108141U JPS61108141U (ja) 1986-07-09
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JPS5712562A (en) * 1980-06-26 1982-01-22 Mitsubishi Electric Corp Recess gate type field effect transistor

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