JPH0423358Y2 - - Google Patents

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JPH0423358Y2
JPH0423358Y2 JP1985115294U JP11529485U JPH0423358Y2 JP H0423358 Y2 JPH0423358 Y2 JP H0423358Y2 JP 1985115294 U JP1985115294 U JP 1985115294U JP 11529485 U JP11529485 U JP 11529485U JP H0423358 Y2 JPH0423358 Y2 JP H0423358Y2
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JP
Japan
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local oscillation
cover
shield
shield plate
slit
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JP1985115294U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はシールドケース、特にチユーナ等の局
部発振回路を有し、そのラジエーシヨンが問題と
されるシールドケースのカバー構造の改良に関す
る。
〔考案の背景〕
近時、各国におけるラジエーシヨンに関する規
制は厳しくなつており、それに伴なつてアンテナ
入力端子(以下ANT端子と表す)や中間周波出
力端子(以下IF端子と表す)から漏れ出る局部
発振信号の漏洩電圧に対する規制も増々厳しくな
つている。又、チユーナに関しても製品の軽薄短
小化、低コスト化が進められているもので、この
ラジエーシヨンを改善するのが技術的にかなり困
難なこととなつている。
一般的に、このチユーナの基本的な構造は、基
板に半導体、チツプ部品、コイル等の回路部品を
装着したものを枠体内に収容し、その枠体の上下
開口をカバーで施蓋するものとなつている。
又、回路は、フイルター部、ANT同調回路
部、段間同調回路部、局部発振回路部、等の各々
の回路ブロツクのアイソレーシヨンをとるため、
枠体内(基板)に設けられたシールド板により区
切られている。
このような構造をしたチユーナにあつて、
ANT端子に局部発振信号が漏洩していく経路に
は種々のものがあるが、カバーがその信号漏洩の
経路となり漏洩レベルを悪化させていることが多
く、特に局部発振回路部分を覆つているカバー箇
所へ励起された局部発振信号による電流が段間同
調回路部、ANT同調回路部を覆つているカバー
箇所へ流れ込んでいくことによる漏洩レベルの悪
化は無視することができない。
かかる漏洩レベルの悪化の対策として、カバー
に切り出し等による弾性爪を一体的に形成し、こ
の弾性爪をシールド板の端面と接触される技術が
知られているが、チユーナの小型化のためにシー
ルド板を強固なアースとすることができなくなつ
て来ており、前記した弾性爪の存在だけでは十分
な漏洩レベルの低減が困難となつている。
〔考案の目的〕
本考案は、上記した従来技術の問題点に着目し
てなされたもので、かかる問題点を解消して、
ANT端子漏洩電圧の低減を簡易な構造で安価に
実施することができるシールドケースのカバー構
造を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために、本考案は、局部発
振回路をシールド板によつて他の回路と遮蔽収容
した枠体に電気的遮蔽するために施蓋されるシー
ルドケースのカバーにおいて、前記シールド板の
上端面に接触させる弾性爪を設けると共に、前記
シールド板に沿つて前記他の回路側にスリツトを
設けたことを特徴とする。
(作用) 局部発振回路部分を覆つているカバー箇所へ励
起された局部発振信号による電流は、スリツトに
遮られて他の回路部分を覆つているカバー箇所へ
流れ込まず、弾性爪およびシールド板を介して枠
体へ流れる。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の実施の一例を第1図乃至第2図
を参照して詳細に説明する。
第1図、第2図にあつて図中1は枠体であり、
この枠体1内には基板2が収容されており、この
基板2には半導体3,3、チツプ部品4,4、コ
イル5,5等の回路部品が装着されている。又、
この枠体1の側面にはANT端子6が突出され、
上下の開口にはカバー7,8が施蓋されている。
更に、枠体1内は基板2に設けられたシールド板
9,9…によつて区切られており、ANTフイル
ター部10、ANT同調回路部11、段間同調回
路部12、局部発振回路部13が形成されてい
る。
一方、枠体1の上面開口に施蓋されたカバー7
には切り出しによつて形成され、先端部分を屈曲
された弾性爪14,14…が形成され、この弾性
爪14,14…が前記シールド板9,9…の上端
面と接触された構造となつている。又、このカバ
ー7の上面には、局部発振回路部13と段間同調
回路部12とを区切るシールド板9に沿つて、段
間同調回路部12側に一本のスリツト15が形成
されている。
このスリツト15を形成することによつて、局
部発振回路部13を覆つているカバー7の箇所に
励起された局部発振信号はスリツト15を越えて
段間同調回路部12を覆つているカバー7の箇所
へ行くことができないので、スリツト15の脇の
部分へ回り込んで行くこととなり、この部分は枠
体1に近くなり、アース効果が強いので、弾性爪
14およびシールド板9を経由して枠体1へ信号
が流れ込んでしまい、段間同調回路部12への局
部発振信号の流れ込みレベルが大幅に低減するよ
うになつている。
尚、本実施例にあつて、スリツト15を局部発
振回路部13と段間同調回路部12を区切るシー
ルド板9に沿つて設けたが、このスリツト15を
形成する位置を変えることによつて、信号のカバ
ー経由で悪化する他の性能、例えばイメージレジ
エクシヨンやIFレジエクシヨンにも応用するこ
とが可能である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、局部発振信号は局部発振回
路部から他の回路部へカバーを介して流れること
がないので、他の回路部分に混入する局部発振信
号のレベルが低く、よつてANT端子漏洩電圧が
低減する。そしてチユーナを小型化してもANT
端子漏洩電圧に対する規制を満足する。さらに、
従来のカバー構造にスリツトを形成するだけとい
う極めて簡単および安価に実現できる構造にもか
かわらず、実用的効果が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、第1
図は本考案を実施したシールドケースの平面図、
第2図は同一部を破断した正面図である。 1……枠体、7,8……カバー、9……シール
ド板、12……段間同調回路、13……局部発振
回路、14……弾性爪、15……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 局部発振回路を、シールド板によつて他の回路
    と遮蔽収容した枠体に電気的遮蔽するために施蓋
    されるシールドケースのカバーにおいて、前記シ
    ールド板の上端面に接触させる弾性爪を設けると
    共に、前記シールド板に沿つて前記他の回路側に
    スリツトを設けたことを特徴とするシールドケー
    スのカバー構造。
JP1985115294U 1985-07-27 1985-07-27 Expired JPH0423358Y2 (ja)

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JP1985115294U JPH0423358Y2 (ja) 1985-07-27 1985-07-27

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JPS6223496U JPS6223496U (ja) 1987-02-13
JPH0423358Y2 true JPH0423358Y2 (ja) 1992-05-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS606292B2 (ja) * 1978-06-23 1985-02-16 住友電気工業株式会社 光フアイバの製造方法

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JPS6223496U (ja) 1987-02-13

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