JP2573331Y2 - フィルタユニットの構造 - Google Patents

フィルタユニットの構造

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JP2573331Y2
JP2573331Y2 JP1990121502U JP12150290U JP2573331Y2 JP 2573331 Y2 JP2573331 Y2 JP 2573331Y2 JP 1990121502 U JP1990121502 U JP 1990121502U JP 12150290 U JP12150290 U JP 12150290U JP 2573331 Y2 JP2573331 Y2 JP 2573331Y2
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Japan
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filter
intermediate frequency
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JP1990121502U
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秀樹 上田
正之 松倉
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車電話機等の受信機に用いられるフィル
タユニットの構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のフィルタユニットの構造の一例を第5
図,第6図に示す。第6図においてフィルタ素子及び電
気部品55をプリント配線基板54に実装し、入力信号端子
52と出力信号端子53を設け、第5図のように金属シール
ドケース51で覆ってユニット500とする。このユニット
において、入力信号端子52と出力信号端子53はユニット
500の同一面から外部に突出するようになっている。こ
のような構造にユニット500は第7図,第8図に示すよ
うに、受信機のプリント配線基板8に実装された使用さ
れる。
〔考案が解決しようとする課題〕 上述した従来のフィルタユニットを用いたダブルスー
パーヘテロダイン方式受信機のブロックの一例を第9図
に示す。この受信機はアンテナ10、高周波フィルタ11、
第1周波数ミキサ12、第1局部発振器13、第1中間周波
フィルタ14、第2周波数ミキサ15、第2局部発振器16、
第2中間周波フィルタ17、第2中間周波アンプ18、ディ
スクリミネータ19、低周波アンプ20およびスピーカ21か
らなる。
ここで、受信周波数をfRX,第1及び第2中間周波数
を各々fIF1,fIF2、第1及び第2局部発振周波数を
fL1,fL2とし、fL1<fRX,fL2<fIF1に選んだとする
と、fIF2のイメージ周波数としてfRX−2fIF2(=fS
なる周波数の受信スプリアスが発生する。この受信スプ
リアスを減衰させるのが第1中間周波フィルタ14であ
り、このフィルタ14としては、fSの減衰の為にfIF1−2
fIF2なる周波数に対し、ある規定αの減衰量を特性上、
備えている(第10図)。
しかしながら、第1中間周波フィルタ14としてユニッ
ト500を実装したとき、第8図に示すように、プリント
配線基板8の下面に突出した入出力信号端子52,53の間
には遮蔽が無い為、フィルタ単品としては減衰量αは満
足していても、受信機へ実装時、周囲の受信機シャーシ
等の影響により、入出力信号端子52,53間で空間的な結
合が生じて、受信機として受信スプリアスの減衰が不十
分なものになる。
自動車電話等の受信機では、通常、fIF1は数10MHzで
あり、機器の小型化も進む一方である為、内部に使用す
る第1中間周波フィルタも小型化となり、入出力信号端
子も近接せざるを得ず、十分な受信スプリアス特性を満
たす為には、第8図に示すようなシールド金具9等を付
加して、入出力信号端子の空間的アイソレーションを取
る必要がある。これは、第1中間周波フィルタ単品の特
性を生かせないのみならず、コストアップにもなるとう
欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はフィルタ素子と、少なくとも前記フィルタ素
子が一方の面に接するプリント配線基板と、直方体をな
し、前記フィルタ素子を覆う金属シールドケースと、前
記プリント配線基板の前記一方の面上に接続され、かつ
前記シールドケースの相対する二面からそれぞれ外方向
に延出される入力信号端子および出力信号端子と、を設
けてなり、また、前記フィルタ素子はダブルスーパーヘ
テロダイン方式受信機における第1中間周波フィルタに
用いられてもよい。
〔実施例〕
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例の斜視図及び分
解斜視図、第3図及び第4図は本実施例を受信機に実装
した状態を示す斜視図及び側面図である。
本実施例はフィルタ素子及び電気部品5をプリント配
線基板41に実装し、直方体の金属シールドケース1で覆
った構造において、プリント配線基板4からの入力信号
端子2と出力信号端子3を金属シールドケース1の相対
する二面からそれぞれ反対方向に延出するように設けた
ものである。
即ち第2図に示すように、プリント配線基板4にフィ
ルタ素子及び電気部品5を実装し、その入力信号端子2
と、出力信号端子3を、互いに基板4の相対する反対方
向に延出するように設け、これを金属シールドケース1
で覆って第1図に示す第1中間周波フィルタユニット10
0とする。
この第1中間周波フィルタユニット100をプリント配
線基板8に実装した場合、第3図及び第4図に示すよう
に、入出力信号端子2,3はプリント配線基板8に接続さ
れるが、入力信号端子2と出力信号端子3は金属シール
ドケース1を間に挟んだ形で反対方向に位置することと
なり、従って空間的に遮蔽されることになる。
また、第2図に示す金属シールドケース6は半田付可
能な突起7を一側面に備え、プリント配線基板8に半田
付けしてフィルタユニット100の実装を補強する。この
金属シールドケース6も金属シールドケース1同様に、
第1中間周波フィルタユニット100のシールドケースと
して用いることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、入力信号端子と出力信
号端子を金属シールドケースの相対する面からそれぞれ
反対方向に延出させているので、入出力信号端子は金属
シールドケースによって空間的に遮蔽されて、アイソレ
ーションがとれる。この為、前述した第1中間周波フィ
ルタでのfIF1−2fIF2の減衰に対し、フィルタ単品での
特性が実装時でも満足されることとなり、この結果、f
RX−2fIF2なる周波数の受信スプリアスも受信機として
満足されることとなる。従って、第1中間周波フィルタ
の減衰特性を損うことなく、余分なシールド対策の不要
となり、価格競争の激しい自動車電話等ではコストアッ
プを防ぐ効果がある。
またフィルタユニットの構造を表面実装タイプとなっ
た場合でも、本考案は同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例の斜視図及び分解
斜視図、第3図及び第4図は本実施例を受信機に実装し
た状態を示す斜視図及び側面図、第5図及び第6図は従
来の第1中間周波フィルタユニットと一例を示す斜視図
及び分解斜視図、第7図及び第8図は従来のフィルタユ
ニットを受信機に実装した時の斜視図及び側面図、第9
図はダブルスーパーヘテロダイン方式受信機の一般的な
ブロック図、第10図は第1中間周波フィルタの減衰量特
性を表わすグラフである。 1,6,51…金属シールドケース、2,52…入力信号端子、3,
53…出力信号端子、4,54…プリント配線基板、5,55…フ
ィルタ素子及び電気部品、7…突起、8…受信機のプリ
ント配線基板、9…シールド金具、10…アンテナ、11…
高周波フィルタ、12…第1周波数ミキサ、13…第1局部
発振器、14…第1中間周波フィルタ、15…第2周波数ミ
キサ、16…第2局部発振器、17…第2中間周波フィル
タ、18…第2中間周波アンプ、19…ディスクリミネー
タ、20…低周波アンプ、21…スピーカ、100…本考案の
第1中間周波フィルタユニット、500…従来の第1中間
周波フィルタユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松倉 正之 埼玉県児玉郡神川町大字元原字豊原300 番18 埼玉日本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−142423(JP,A) 実開 昭58−40954(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルタ素子と、 少なくとも前記フィルタ素子が一方の面に接するプリン
    ト配線基板と、 直方体をなし、前記フィルタ素子を覆う金属シールドケ
    ースと、 前記プリント配線基板の前記一方の面上に接続され、か
    つ前記シールドケースの相対する二面からそれぞれ外方
    向に延出される入力信号端子および出力信号端子と、 を設けたことを特徴とするフィルタユニットの構造。
  2. 【請求項2】前記フィルタ素子はダブルスーパーヘテロ
    ダイン方式受信機における第1中間周波フィルタである
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルタユニットの構
    造。
JP1990121502U 1990-11-20 1990-11-20 フィルタユニットの構造 Expired - Lifetime JP2573331Y2 (ja)

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JPH0477297U JPH0477297U (ja) 1992-07-06
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840954U (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 エスエムケイ株式会社 アンテナ信号供給装置
JPS62142423A (ja) * 1985-12-17 1987-06-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd フイルタ装置

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JPH0477297U (ja) 1992-07-06

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