JPS62142423A - フイルタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ダブルスーパ方式のチューナやＣＡＴＶ用の
コンバータのアップコンバート部とダウンコンバート部
を接続するような場合に用いることのできるフィルタ装
置に関するものである。

従来の技術 近年、ＣＡＴＶの普及に伴ない、アップ−ダウン方式の
ＣＡＴｖコンバータが商品化され、又、ＣＡＴＶバンド
が受信可能なダブルスーパ方式のチューナも考案されて
いる。この方式のシステム中には、入力信号をある第１
中間周波数に変換するアップコンバート部と、第２の中
間周波数に変換するダウンコンバート部とがあり、それ
らの間には通常ローパスフィルタとバンドパスフィルタ
が接続されている。

第２図にそのシステムの一例の構成ブロック図を示す。

第２図において、入力端子Ａから入力された信号は入力
フィルタ回路１を通り、第１局部発振器３からの発振出
力と混合器２で混合されて３へ−２ 入力周波数より高い周波数の第１中間周波信号に変換さ
れる。この信号はローパスフィルタ４およびバンドパス
フィルタ６を通り、第１中間周波増幅器６で増幅される
。さらに、第２局部発振器８からの発振出力と、混合器
７で混合されて低い周波数の第２の中間周波信号に変換
され、第２中間周波増幅器９を経て出力端子Ｂに出力さ
れる。この中で、１〜３を含んだブロックＣを、アンプ
コンバート部、６〜９を含んだブロックＤをダウンコン
バート部と称する。

このアンプコンバート部Ｃとダウンコンバート　。

部りとを接続するローパスフィルタ４とバンドパスフィ
ルタ５の従来例について、第３図を参照しながら説明す
る。

第３図において、ＡＦｉ第２図のフィルタ４，５の基板
上面側からの配置図を示し、Ｂはその断面を示す。ここ
で、１１はシールドケース、１２はアップ部仕切板、１
３はダウン部仕切板、１４゜１６は貫通コンデンサ、１
６は空心コイル、６はバンドパスフィルタである。

第３図において、ローパスフィルタ４は１４゜１５．１
６の部品で構成される。即ち、シールドケース１１及び
アップ部とダウン部の仕切板１２．１３で囲まれた中に
空心コイル１６が配置され、その両端が各々の貫通コン
デンサ１４．１５のリード線に巻きつけられ、空中にて
ハンダ付される。

貫通コンデンサ１４．１５の他端はアンプ部とダウン部
の基板孔にそれぞれ挿入される。ローパスフィルタ４の
出力は貫通コンデンサ１３の出力側に相当し、導体箔を
通じてバンドパスフィルタ１７に接続される。

このフィルタ部分の回路図を第３図Ｃに示す。

１４．１６は貫通コンデンサで、ローパスフィルタの一
部を構成している。

第４図ＡＫローパスフィルタ４の特性、Ｂにバンドパス
フィルタ６の特性、ＣＫＡとＢを合せた総合特性を示す
。

一般に、このシステムは第２図中の第１局部発振器３と
第２局部発振器８の基本波及び高調波の差成分が帯域内
に入るというスプリアス妨害が化６ページ じゃすく、この局部発振成分を除去する為に第１中間周
波信号より高い周波数の成分を除去するローハスフィル
タ４が必要である。又、バンドパスフィルタ６は希望チ
ャンネル以外の他チャンネルの信号成分を除去すると共
に、その帯域外のスカート特性を利用して、ローパスフ
ィルタ４の特１’ｌＥと重ね、第４図Ｃの如く局部発振
成分を約４ｏｄＢ減衰させることが必要である。従って
、第３図のような構成により、第４図のような特性を得
るようになされている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の構成の場合には、ローパスフィル
タ４０部分をシールド板１１で囲ったり、貫通コンデン
サ１４．１５と空心コイル１６を空中にて巻付はハンダ
するという、製造上、複雑な工程を必要とする。もしロ
ーパスフィルタ４をアップコンバート部の基板上に配置
すると、アンプコンバート部に同居する局部発振器の信
号がローパス特性を通らずに直接ローパスフィルタ４の
コイル１６に誘起されるという危険性が大きくなり、６
ペー／ 又、ダウンコンバート部の基板上に配置すると、ローパ
スフィルタ４の入力部分での局部発振信号が空間的及び
基板の厚み方向のスルーによりバンドパスフィルタ４の
出力に誘起され、ローパスフィルタ４及びバンドパスフ
ィルタ６の特性が十分に得られなくなり、妨害性能が劣
化するという問題点があった。

本発明は、上記のよう々問題点に鑑み、簡単な構造及び
低工数で高性能なフィルタを構成することのできるフィ
ルタ装置を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明のフィルタ装置では
、基板の裏面側に貫通コンデンサを配置するようにし、
基板の裏面にローパスフィルタのコイルを導体箔で構成
し、このコイルとバンドパスフィルタとの間をスルーホ
ールで接続した表裏面の導体箔で分離するようにしたも
のである。

作　　用 本発明は、上記の構成によって、空心コイルの７ヘー／ 巻付はハンダをなくし、さらに貫通コンデンサを裏面に
配置することにより簡単に装着及びディップハンダ付け
ができるようにし、さらに、ローパスフィルタの回りを
スルーホール接続の導体箔で囲むことにより、特性の良
いフィルタを実現している。

実施例 以下、本発明の一実施例のフィルタ装置について、図面
を参照しながら説明する。第１図は本発明の一実施例に
おけるフィルタ装置を示すものである。

第１図において、Ａは基板裏面側からみたローパスフィ
ルタ及びバンドパスフィルタの配置図、Ｂはその断面図
、Ｃは本例の組立て方を示す分解斜視図である。

第１図において、２１はシールドケース、２２はアンプ
コンバート部仕切板、２３はダウンコンバート部仕切板
、２４は貫通コンデンサ、２６は貫通コンデンサ保持金
具、２６は導体箔で構成されたローパスフィルタ用のコ
イル、２７はバンドパスフィルタ、２８はアップコンバ
ート部基板、２９はダウンコンバート部基板、３０はス
ルーホール、３１は接地用導体箔、３２はローパスフィ
ルタを構成するチップコンデンサである。

信号の流れを説明すると、アップコンバート部２Ｂから
の出力はローパスフィルタの一部を形成する貫通コンデ
ンサ２４を経由してダウンコンバート部に入り、導体箔
で構成されたローパスフィルタのコイル２６を通る。ロ
ーパスフィルタの出力は導体箔２６を通じてバンドパス
フィルタ２７０入力に接続される。ローパスフィルタは
その周辺を約２ｇ間隔のスルーホール３０で接続された
基板表裏面の接地導体箔３１により囲まれて、基板２９
の厚み方向の信号のスルーが防止されている。これによ
り、第４図のものと同等な性能が得られている。

次に、組立て方について説明する。第１図Ｃにおいて、
まず貫通コンデンサ２４は保持金具２６により別途取付
けてハンダ付しておく。アップコンバート部及びダウン
コンバート部の仕切板２２゜９ベージ ２３は、貫通コンデンサ２４のリード線の通過部分を切
欠いておく。基板２８．２９の基板挿入後、仕切板２６
を基板裏面側から仕切板２２に沿って差込み、ディップ
ハンダ付けする。これにより、同時に入出力間が接続さ
れ、且つ局部発振器等と分離されたフィルタ回路が構成
される。

以上のように、本実施例によれば、基板の裏面側でディ
ップハンダ付けにより貫通コンデンサ等を接続する構造
にしたことにより製造工数を低減し、プリント基板の導
体箔のパターンによるローパスフィルタと、スルーホー
ル接続された基板表裏面の導体箔による分離により、十
分なフィルタ特性が得られることになる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、基板の裏面側で導体箔に
より構成したコイルを用いてローパスフィルタを構成し
、そのフィルタの一部をなす貫通コンデンサをディップ
ハンダ付することができる構造とする仁とによって従来
の複雑な組立を軽減することができ、又、ローパスフィ
ルタの周辺を１０ページ スルーホールで接続した表裏両面の導体箔で囲むように
したことによって基板厚み方向にも遮蔽でキ、ローパス
フィルタ及びバンドパスフィルタを十分に周囲から絶縁
して、局部発振信号のもれ込みを十分に阻止できるなど
、その実用的効果は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ、Ｂ、Ｃは本発明の一実施例のフィルタ装置の
下面図、断面図、および組立斜視図、第２図はそのフィ
ルタ装置を使用するコンバータのシステム全体のブロッ
ク図、第３図Ａ、Ｂ　、Ｃは従来例のフィルタ装置の下
面図、断面図、および回路図、第４図Ａ、Ｂ、Ｃはロー
パスフィルタ。 バンドパスフィルタ、およびその総合の特性を示す特性
図である。 ２１・・・・・・シールドケース、２２・・・・・・ア
ンプコンバート部仕切板、２３・・・・・・ダウンコン
バート部仕切板、２４　・・・・貫通コンデンサ、２６
・・・・・・貫通コンデンサの保持金具、２６・・・・
・・導体箔で構成したコイル、２７・・・・バンドパス
フィルタ、２８・・・・・１１　ぺ−７ アップコンバート部基板、２９・・・・・・ダウンコン
バート部基板、３０・・・・・・スルーホール、３１・
・・・・・接地用導体箔、３２・・・・・・チップコン
デンサ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ノー
ーー　へカフィルり ２−−−；Ｌイト１１ ．３−一一第一局音ｐ免１各 ４−−一　ローパスフィルタ σ−−−バンドへ〇人フィル７ ローーー葛−牢間用沢４幅各 ７一−−第二中間用Ｌ４暢各 Ｃ−−−アップコンハ“−ｈｑ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 貫通コンデンサのリード線が通る程度の切り込みを設け
   た２枚の仕切り板をシールドケース内に一定の間隔をお
   いて平行に取付け、上記２枚の仕切り板により２枚のプ
   リント基板を分離してシールドケース内に設置し、上記
   ２枚の仕切り板の間に貫通コンデンサを取付けた保持金
   具をその貫通コンデンサのリード線を上記切り込みに沿
   って嵌め込むように設け、上記貫通コンデンサの一端を
   一方のプリント基板の裏面の導体箔に、他端を他方のプ
   リント基板の裏面に導体箔で構成したコイルの一端に、
   それぞれ接続し、上記コイルの他端を上記他方のプリン
   ト基板に設けられたバンドパスフィルタの入力端子に接
   続し、上記コイルの周辺をスルーホールにより接続され
   た上記他方のプリント基板の表裏両面の接地導体箔によ
   り囲んでなるフィルタ装置。