JP2957426B2 - 高周波機器のシールドケース - Google Patents

高周波機器のシールドケース

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ受像機用チュー
ナ等のように高周波回路を利用する高周波機器のシール
ドケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビ受像機用チューナ等の高
周波機器では高周波回路を利用しているため、回路特性
を得るのと同時に、他回路への局部発振信号(OSC信
号)の漏れ等による悪影響を防ぐのに枠体の内部を複数
の仕切板で分割し、該枠体の開口面を蓋体で覆うことに
より電気的に遮蔽するようになっている。
【0003】図3はこの種の高周波機器のシールドケー
スに備えられる枠体の説明図、図4は図3の枠体を覆う
蓋体の舌片および切起し孔の部分を拡大して示す平面
図、図5は図4のB−B線に沿う断面図である。
【0004】これらの図に示すシールドケースは、複数
の仕切板1で内部が多室に分割された枠体2と、この枠
体2の開口面を覆うことにより電気的に遮蔽する蓋体3
とからなっている。枠体2内には、高周波帯を利用する
局部発振器4等を実装したチューナ回路基板5と、中間
周波帯(IF)を利用する図示せぬ他の電子部品を実装
したIF回路基板6との両方が設けられ、局部発振器4
と他の電子部品とは仕切板1を介して隣接している。上
記蓋体3には、その一部を切起すことによって複数の舌
片7が一体形成されると共に、各舌片7の周りに切起し
孔8が穿設されている。各舌片7は、根元部7aを除く
外周が切離されて該根元部7aから枠体2側へ次第に傾
斜し、該舌片7の先端部7bが仕切板1の端部に当接す
る。これによって蓋体3のアースが取られるため、局部
発振器4から発する局部発振信号が該蓋体3を介してI
F回路基板6に実装された他の電子部品に及ぶことを抑
制できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来技術にあっては、各舌片7の先端部7bが仕切板1
の端部に当接することにより、局部発振信号の漏れをあ
る程度抑制できるが、図4の破線で示すように、蓋体3
の隣合う切起し孔8間の部分を介してチューナ回路基板
5側からIF回路基板6側へ局部発振信号が漏れてしま
い、局部発振信号の漏れを必ずしも十分に抑制できない
ため、依然として局部発振信号によりIF回路基板6に
実装された電子部品に悪影響が及ぶことが懸念されてい
た。
【0006】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で、
局部発振信号が蓋体を介して局部発振器側から他の電子
部品側へ漏れることを十分に低減できる高周波機器のシ
ールドケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内部が複数の仕切板で分割され局部発振
器および他の電子部品を収容する枠体と、この枠体の開
口面を覆うことにより電気的に遮蔽する蓋体とを備え、
前記蓋体に根元部を除く外周が切離され上記仕切板の端
部に当接する複数の舌片を一体形成すると共に、これら
舌片を切起すことにより形成された隣合う切起し孔間
に、該切起し孔を結ぶスリットを設けたことを、最も主
要な特徴としている。上記の構成において、上記舌片の
根元部が上記局部発振器と隣接する他の電子部品を覆う
部分に配置され、上記舌片の先端部が上記仕切板を横切
って上記局部発振器を覆う部分に配置されていることが
望ましい。
【0008】
【作用】蓋体と一体形成した複数の舌片を、枠体の内部
を分割する複数の仕切板の端部に当接させることにより
上記蓋体のアースを取り、この蓋体を介して局部発振信
号が漏れることを抑制し、さらに、上記舌片を切起すこ
とにより形成された隣合う切起し孔間に設けたスリット
により、該切起し孔間の部分を通って局部発振信号が漏
れることを阻止し、これによって、該局部発振信号が蓋
体を介して局部発振器側から他の電子部品側へ漏れるの
を十分に低減できる。また、上述したように蓋体に舌片
を一体形成し、切起し孔間にスリットを設けるのみであ
るため、簡単な構成で済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る高周波機器のシール
ドケースの要部平面図、図2は図1のシールドケースの
A−A線に沿う断面図であり、これらの図において図3
〜図5に対応する部分には同一符号を付してある。すな
わち、1は仕切板、2は枠体、3は蓋体、4は局部発振
器、5はチューナ回路基板、6はIF回路基板、7は舌
片、7aは根元部、7bは先端部、8は切起し孔であ
る。
【0010】図1に示す本実施例のシールドケースが前
述した従来例と相違する点は、隣合う切起し孔8間に該
切起し孔8を結ぶスリット9を設けたことにあり、その
他の構成は基本的に同じである。すなわち、蓋体3には
その一部を切起すことによって複数の舌片7が一体形成
されると共に、各舌片7の周りに切起し孔8が穿設され
ている。各舌片7は仕切板1と交差する方向に延びると
共に、該舌片7の根元部7aはIF回路基板6を覆う部
分に配置され、該舌片7の先端部7bはチューナ回路基
板5を覆う部分に配置される。また、該舌片7の幅は根
元部7aより先端部7bに向かって次第に細くなるよう
に形成され、かつ、先端部7bは半円状に形成されてお
り、さらに、上記蓋体3の隣合う切起し孔8間にはスリ
ット9が設けられている。
【0011】この実施例にあっては、蓋体3と一体形成
した複数の舌片7を仕切板1の端部に当接させることに
より、該舌片7を介して上記蓋体3のアースを取り、こ
の蓋体3を介して局部発振信号が漏れることを抑制し、
さらに、上記蓋体3の隣合う切起し孔8間に設けたスリ
ット9により、該切起し孔8間の部分を通って局部発振
信号が漏れることを阻止する。
【0012】このように上記実施例では、舌片7を介し
て蓋体3のアースを取ることにより局部発振信号が蓋体
3を介して漏れることを抑制し、さらに、隣合う切起し
孔8間の部分を通って局部発振信号が漏れることをスリ
ット9で阻止するので、蓋体3を介して局部発振信号が
漏れるのを十分に低減できる。例えば、図1に示すよう
な形状および構造の蓋体3を用いた場合、本出願人の実
験によると局部発振信号の漏れを図4に示す従来の場合
と比べて約20dB低減でき、したがって、チューナ回
路基板5のアンテナ端子電圧が少なくなる。また上記実
施例では、蓋体3に舌片7を一体形成し、切起し孔8間
にスリット9を設けるのみであるため、簡単な構成で済
む。
【0013】なお、上記実施例では、蓋体3に2つの舌
片7を一体形成する場合を例示したが、本発明はこれに
限られず、蓋体に3つ以上の舌片を一体形成するように
してもよい。さらに、上記実施例では、舌片7を先細形
状にして先端部7bを半円状に形成したが、舌片を他の
形状に形成することもできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓋体と一体形成した舌片を仕切り板に当接させて蓋体の
アースを取ることにより局部発振信号の漏れを抑制し、
さらに、上記蓋体の切起し孔間の部分を通って局部発振
信号が漏れることを該切起し孔を結ぶスリットで阻止で
きるので、これら舌片およびスリットを設けるのみの簡
単な構成で、蓋体を介して局部発振信号が局部発振器側
から他の電子部品側へ漏れるのを十分に低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る高周波機器のシールド
ケースの要部平面図である。
【図2】図1のシールドケースのA−A線に沿う断面図
である。
【図3】従来例に係る高周波機器のシールドケースに備
えられる枠体の説明図である。
【図4】図3の枠体を覆う蓋体の舌片および切起し孔の
部分を拡大して示す平面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 仕切板 2 枠体 3 蓋体 5 チューナ回路基板 6 IF回路基板 7 舌片 7a 根元部 7b 先端部 8 切起し孔 9 スリット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が複数の仕切板で分割され局部発振
    器および他の電子部品を収容する枠体と、この枠体の開
    口面を覆うことにより電気的に遮蔽する蓋体とを備え、
    前記蓋体に根元部を除く外周が切離され上記仕切板の端
    部に当接する複数の舌片を一体形成すると共に、これら
    舌片を切起すことにより形成された隣合う切起し孔間
    に、該切起し孔を結ぶスリットを設けたことを特徴とす
    る高周波機器のシールドケース。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記舌片の根
    元部が上記局部発振器と隣接する他の電子部品を覆う部
    分に配置され、上記舌片の先端部が上記仕切板を横切っ
    て上記局部発振器を覆う部分に配置されていることを特
    徴とする高周波機器のシールドケース。
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