JPH04226227A - 枚葉紙加工機における給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、請求項１の前提部に記
載された特徴を有する枚葉紙加工機、特に枚葉紙輪転印
刷機における給紙装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】このような給紙装置は、ＤＥ−ＯＳ３６
　　０９　　５５０により公知である。この構成では、
予備さばきのための送風ノズルが位置調節できるように
１列に並置され、枚葉紙パイルの上面の枚葉紙の高さで
枚葉紙後端に向けられており、中央圧縮空気源からたえ
ず圧縮空気を供給されている。これらの第１の送風ノズ
ルとは異なって形成された他の送風ノズルに対する給気
は、分離吸引具によって持ち上げられた上面の枚葉紙の
ための搬送空気から一種のエアクッションを形成するた
めに、給紙装置の作動周期で調節できる。種々の枚葉紙
材料、特に種々の紙質への適合は、ノズル、つまり空気
流の高さと作動方向を調整し、ノズル形状を適当に選択
することによって行われる。このような方策にもかかわ
らず、特に機械速度が上昇した場合に、枚葉紙パイルの
枚葉紙は後端および／または前端で互いに分離せず、枚
葉紙を給紙装置に搬送する搬送手段によって完全に捕捉
されなかったり、多重枚葉紙が給紙装置に送られて、機
械の停止を惹起したりすることが起こる。特に重い紙、
例えば厚紙は波形を形成しやすく、そのため持ち上げる
べき枚葉紙が分離吸引具に密着する。しかし、固着した
薄い紙の場合も給紙機能の運転安定性は限られている。 後端を持ち上げた最上面の枚葉紙の下側に搬送空気が十
分吹き込まれないため、その搬送は確実ではない。

【０００３】枚葉紙パイルから持ち上げた後の枚葉紙の
より良好な保持と、給紙装置のより良好な機能を実現す
るために、分離吸引具の数を増やし、そのうえ、より多
くの搬送吸引具を枚葉紙全幅にわたる複数の列で枚葉紙
の搬送方向に相前後して配置することがＤＥ−ＰＳ　　
ｌ６９９　　５０７により公知である。しかし、これに
よってコスト増が生じ、さらに空気と、したがってエネ
ルギーの消費量が相応に増す。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、加工
されるべき枚葉紙材料の品質にかかわりなく給紙装置の
運転信頼性を高め、安価な手段とわずかなエネルギー消
費量で印刷速度を増大させることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明において、前記の
課題は請求項１の特徴部に記載の構成によって解決され
る。

【０００６】

【作用】この構成により、枚葉紙パイルから最上面の枚
葉紙の後端を分離させるために、給紙装置（Ａｎｌｅｇ
ｅｒ）　の一般圧縮空気源（ａｌｌｇｅｍｅｉｎｅ　Ｂ
ｌａｓｌｕｆｔｖｅｒｓｏｒｇｕｎｇ）　とは独立の圧
縮空気源から、紙さばき用送風器を通して、中央空気よ
り圧力が高い別個の圧縮空気を、給紙装置の作動周期で
、枚葉紙パイルに衝撃的に吹き込むことが有利である。 その際、この枚葉紙は、それ自体公知の方法で適当な紙
さばき装置により後端が持ち上げられる。この持ち上げ
られた枚葉紙の下側に、別個の圧縮空気源から圧力の高
い搬送空気を、機械の作動周期（Ａｒｂｅｉｔｓｔａｋ
ｔ）　で吹き込む。それによって、従来よりはるかに改
善された運転信頼性をもって、この枚葉紙は枚葉紙前端
までその下にある枚葉紙から分離される。その際に生じ
るエアクッションは、枚葉紙材料および機械の速度に応
じて、その時々の必要に合わせて規定でき、したがって
、従来より効果的に形成できる。給紙装置は、枚葉紙パ
イルの最上面の枚葉紙の後端に載せられる触知部（Ｔａ
ｓｔｆｕＢ）　をつけた吸引ヘッドを有する。通常は、
この触知部を通して最上面の枚葉紙の下側に、搬送空気
が吹き込まれる。 別個の圧縮空気源からの搬送空気の吹き出しは、この触
知部内のノズルと、これと隣接した他の搬送空気ノズル
を通して有利に行われる。これらの搬送空気ノズルは、
公知の方法で枚葉紙中心から斜めの側方に向けることが
できる。場合によっては、前記の吹き出しは、これら２
つの送風ノズルの１つだけを通して行うこともできる。

【０００７】搬送空気ノズル（触知部および搬送用送風
器内）および紙さばき用送風器にそれぞれ別個に圧縮空
気を供給することは、比較的小さい圧縮機による制御弁
を介して有利に行われる。この制御弁は回転弁として形
成され、吸収ヘッドの駆動装置、特に触知部の駆動部ユ
ニットと結合している。この特徴は特別の長所をもって
いる。なぜならば、それによって回転弁と吸引ヘッド、
特に触知部の駆動部ユニットとの同期運転が容易になり
、独立の圧縮空気の送風時間をより正確に決定でき、場
合によっては極端に短くすることができるからである。 さらに、搬送空気と分離空気のための送風ノズルにそれ
ぞれ個別に給気することにより、より個別的に制御でき
る。なぜならば、この圧縮空気は一般圧縮空気源の条件
とは独立しているからである。特に、枚葉紙分離と持ち
上げられた枚葉紙の下側への送風のために、圧縮空気を
それぞれ別個に供給することによって、場合により短い
送風時間で、より高い圧力が得られる。一般圧縮空気源
はより高い圧力を生む必要はなく、場合によっては低い
圧力で作動できる。これによって経済的な利点が得られ
る。

【０００８】本発明の有利な実施態様において、枚葉紙
パイルの上面の枚葉紙の区域で後端に設けられた後端送
風器の幾つかも、別個の圧縮空気源に接続できる。そう
することによって、より高い圧力が利用できるため、特
別の運転条件に適合させるフレキシビリティが増す。

【０００９】持ち上げられた上面の枚葉紙の下側に搬送
空気を吹き込む送風ノズルに別個に圧縮空気を供給する
ことにより、運転信頼性が高められるだけでなく、同時
に空気消費量が減る。なぜならば、送風時間が短くなり
、もしくは一般圧縮空気源がより低い圧力で作動できる
からである。したがって、エネルギー消費量も少なくな
り、環境に対する負荷も軽減される。

【００１０】

【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。

【００１１】図１および２に、枚葉紙パイルの最上面の
枚葉紙とブロック線図で表した吸引ヘッド２の平面図を
示す。吸引ヘッド２の下側には、給紙装置の作動周期で
駆動される触知部３がある。例えば枚葉紙パイルの最上
面の枚葉紙を持ち上げるための１または数個の分離吸引
具からなる紙さばき装置は、見やすいようにするために
図示していない。この紙さばき装置の構成は、従来の方
法で行うことができる。

【００１２】枚葉紙パイルの上面の枚葉紙１の後端区域
で、上下および左右に移動できるように枚葉紙後端に向
けた紙さばき用送風器４（図３および５）が、横方向に
のびる管５上に１列に並置されている。管５の上には、
最上面の枚葉紙を分離させるための紙さばき用送風器と
して、中央から外側にずらした後端送風器が、上下移動
できるように配置されている。枚葉紙パイルの側方には
、上面の枚葉紙の区域に対角送風器６も設けられている
。図１の回路図において、後端送風器１０および対角送
風器６には、中央圧縮空気源８または他の圧縮空気源か
ら給気管７を通って常時圧縮空気が供給される。触知部
３（図３および４）内の送風ノズル９、ならびにその側
方に配置された、この実施例では斜め外方に向けられた
２つ以上の搬送用送風器１１および紙さばき用送風器４
には、中央圧縮空気源に比べて出力が著しく小さい圧縮
機１２によって、圧縮空気が別個に供給されている。 圧縮機１２は、中央圧縮空気源８とは独立に、高い圧力
で作動および調節できる。しかし必要な場合には、後端
送風器１０にも圧縮空気を別個に供給できる。別個の圧
縮機１２から出る圧縮空気は、給気管１３を通り回転弁
１４を介して供給され制御される。その際、回転弁１４
は吸引ヘッドの駆動部ユニットと結合していることが得
策である。それゆえ、回転弁１４は触知部動作と同期し
て回転し、ノズル９および送風器１１における別個の圧
縮空気を正確に制御することを可能にする。

【００１３】必要な場合には、図２の回路図にしたがっ
て後端送風器１０のノズルにも圧縮機１２または他の別
個の圧縮空気源から圧縮空気を供給できる。それによっ
て、紙さばき、特に枚葉紙パイルから最上面の枚葉紙を
持ち上げる際の運転信頼性の向上が達成される。

【図面の簡単な説明】

【図１】給気回路図を付けた給紙装置の原理的平面図で
ある。

【図２】他の給気回路図を付けた図１による平面図であ
る。

【図３】図１および２に比べて拡大した枚葉紙後端で作
動する送風ノズルの後面図である。

【図４】図３の線ＩＶ−ＩＶに沿った断面図である。

【図５】図３の線Ｖ−Ｖに沿った断面図である。

【符号の説明】

１　　　　枚葉紙 ２　　　　吸引ヘッド ３　　　　触知部 ４　　　　紙さばき用送風器 ５　　　　管 ６　　　　対角送風器 ７，１３　　　　給気管 ８　　　　中央圧縮空気源 ９　　　　送風ノズル １０　　　　後端送風器 １１　　　　搬送用送風器 １２　　　　圧縮機 １４　　　　回転弁

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　枚葉紙パイルの上面の枚葉紙の予備さ
   ばきのための送風ノズルが少なくとも枚葉紙パイルの上
   面の枚葉紙の後端に向けられていて、紙さばき装置によ
   って枚葉紙パイルから持ち上げられた上面の枚葉紙の下
   側に、枚葉紙後端から搬送空気を給紙装置の作動周期で
   吹き込む送風ノズルが設けられている枚葉紙加工機にお
   ける給紙装置において、搬送空気のための送風ノズル（
   ９，１１）に、給紙装置の中央圧縮空気源（８）と独立
   に制御できる別個の圧縮空気源（１２）から、紙さばき
   装置と同期して駆動される制御弁（１４）を介して、圧
   縮空気を給紙装置の作動周期で供給できることを特徴と
   する給紙装置。
2. 【請求項２】　　枚葉紙パイルの上面の枚葉紙の後端に
   載り、内方および外方に旋回駆動される触知部を備えた
   請求項１に記載の給紙装置において、送風ノズル（９，
   １１）に周期的に別個に供給される搬送空気のための制
   御弁（１４）（回転弁）の駆動装置が、触知部（３）の
   駆動装置と結合されていることを特徴とする給紙装置。
3. 【請求項３】　　送風ノズル（９，１１）への搬送空気
   の供給が衝撃的に行われる請求項１または２に記載の給
   紙装置。
4. 【請求項４】　　枚葉紙パイルの後側に、別個の圧縮空
   気源と結合し、機械の作動周期で圧縮空気を供給される
   紙さばき用送風器（４）のほかに、常時圧縮空気を供給
   される後端送風ノズル（１０）が配置されていて、該後
   端送風機も選択により別個の圧縮空気源（１２）と結合
   できる請求項１ないし請求項３のいずれか１項に記載の
   給紙装置。