JP2875238B2 - 枚葉紙をパイル上に排紙するための装置 - Google Patents
枚葉紙をパイル上に排紙するための装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に枚葉紙印刷機
のための枚葉紙をパイル上に排紙するための装置であっ
て、サイズに関連して枚葉紙搬送方向で移動可能な枚葉
紙ブレーキ、排紙パイルの上側の領域に配置された送風
装置、並びに排紙パイルの後縁に配設された吸引装置を
備えている形式のものに関する。
のための枚葉紙をパイル上に排紙するための装置であっ
て、サイズに関連して枚葉紙搬送方向で移動可能な枚葉
紙ブレーキ、排紙パイルの上側の領域に配置された送風
装置、並びに排紙パイルの後縁に配設された吸引装置を
備えている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】前記形式の装置は、葉紙状の材料を排紙
パイル上に高速で排紙するために用いられる。このため
に、排紙すべき枚葉紙若しくは排紙パイルの上側に送風
装置を配置してあり、送風装置が枚葉紙の排紙サイクル
で排紙すべき枚葉紙の下側に存在する空気クッション(L
uftpolster)を枚葉紙縁部に向けて押出す。排紙過程の
加速のため及びパイル形成の改善のために、排紙すべき
枚葉紙と排紙パイルとの間にエーロダイナミック的な負
圧状態が生ぜしめられ、このために排紙すべき枚葉紙の
下側に付加的な送風装置が配置されている。送風装置は
排紙パイルの後縁領域に配置されたノズルによって形成
されており、ノズルが枚葉紙走行方向で送風空気噴流(B
lasluftstrahl)を排紙パイルと排紙すべき枚葉紙との間
に吹き込むようになっている。
パイル上に高速で排紙するために用いられる。このため
に、排紙すべき枚葉紙若しくは排紙パイルの上側に送風
装置を配置してあり、送風装置が枚葉紙の排紙サイクル
で排紙すべき枚葉紙の下側に存在する空気クッション(L
uftpolster)を枚葉紙縁部に向けて押出す。排紙過程の
加速のため及びパイル形成の改善のために、排紙すべき
枚葉紙と排紙パイルとの間にエーロダイナミック的な負
圧状態が生ぜしめられ、このために排紙すべき枚葉紙の
下側に付加的な送風装置が配置されている。送風装置は
排紙パイルの後縁領域に配置されたノズルによって形成
されており、ノズルが枚葉紙走行方向で送風空気噴流(B
lasluftstrahl)を排紙パイルと排紙すべき枚葉紙との間
に吹き込むようになっている。
【0003】さらにドイツ連邦共和国特許出願第294
4277A1号明細書により公知の枚葉紙排紙装置は、
高速の枚葉紙排紙のために特別に排紙パイルの後縁の側
面領域に固定された吸引エレメント(Saugelement)を有
している。吸引作用が周期的に制御可能であり、吸引エ
レメントの吸引開口が有利には排紙パイルの上縁の上側
に配置されており、吸引エレメント自体は吸引ローラ軸
の下側の吸引ローラリング間に若しくは吸引ローラリン
グの下側に配置されている。
4277A1号明細書により公知の枚葉紙排紙装置は、
高速の枚葉紙排紙のために特別に排紙パイルの後縁の側
面領域に固定された吸引エレメント(Saugelement)を有
している。吸引作用が周期的に制御可能であり、吸引エ
レメントの吸引開口が有利には排紙パイルの上縁の上側
に配置されており、吸引エレメント自体は吸引ローラ軸
の下側の吸引ローラリング間に若しくは吸引ローラリン
グの下側に配置されている。
【0004】前記両方の公知技術においては欠点とし
て、大きな枚葉紙サイズ及び小さな単位面積重量の場合
に先行の枚葉紙の枚葉紙後縁と後続の枚葉紙のくわえ機
構若しくは後続の枚葉紙自体との接触が排除されない。
さらにこの場合、排紙パイルを正確に形成する際の妨げ
が生じ、それというのは枚葉紙間に空気クッションが閉
じ込められるからである。後縁の側面領域に不動に配置
された吸引エレメントは、排紙パイルの枚葉紙間の特に
中央に閉じ込められる空気クッションの十分な排除を行
うことができない。
て、大きな枚葉紙サイズ及び小さな単位面積重量の場合
に先行の枚葉紙の枚葉紙後縁と後続の枚葉紙のくわえ機
構若しくは後続の枚葉紙自体との接触が排除されない。
さらにこの場合、排紙パイルを正確に形成する際の妨げ
が生じ、それというのは枚葉紙間に空気クッションが閉
じ込められるからである。後縁の側面領域に不動に配置
された吸引エレメントは、排紙パイルの枚葉紙間の特に
中央に閉じ込められる空気クッションの十分な排除を行
うことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、排紙
装置における排紙すべき枚葉紙のパイル形成を改善し
て、特にサイズの大きいかつ単位面積重量の小さい枚葉
紙を高い機械速度で円滑に排紙パイル上に降ろすように
することである。
装置における排紙すべき枚葉紙のパイル形成を改善し
て、特にサイズの大きいかつ単位面積重量の小さい枚葉
紙を高い機械速度で円滑に排紙パイル上に降ろすように
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、吸引装置が機械サイクルで鉛直方
向に昇降可能で、かつ吸引空気によって負荷可能であ
り、吸引装置が排紙パイルの後縁に対してほぼ平行にか
つわずかな間隔を置いて最大のサイズ幅に亙って延びる
案内薄板を有しており、案内薄板が複数の吸い出し開口
を備えており、吸い出し開口が吸引空気源に接続されて
おり、吸引装置がサイズに関連して枚葉紙走行方向に移
動可能である。
に本発明の構成では、吸引装置が機械サイクルで鉛直方
向に昇降可能で、かつ吸引空気によって負荷可能であ
り、吸引装置が排紙パイルの後縁に対してほぼ平行にか
つわずかな間隔を置いて最大のサイズ幅に亙って延びる
案内薄板を有しており、案内薄板が複数の吸い出し開口
を備えており、吸い出し開口が吸引空気源に接続されて
おり、吸引装置がサイズに関連して枚葉紙走行方向に移
動可能である。
【0007】
【発明の効果】本発明に基づく前記構成により、パイル
形成の際の空気クッションの閉じ込めが避けられ、グリ
ッパにくわえられた後続の枚葉紙による枚葉紙後縁の巻
き込みが防止される。さらに有利には、排紙パイルの上
側に配置された送風装置との協働作用により、枚葉紙の
降下速度が高められる。排紙パイルの後縁の近傍領域の
空気吸い出し並びに鉛直な昇降運動によって、枚葉紙後
縁若しくは枚葉紙角隅のめくれ(Umschlagen)が避けられ
る。枚葉紙後縁は迅速にかつ確実に下方へ排紙パイル上
に降下させられ、それというのは排紙過程を妨げる空気
クッションが著しく排除されているからである。この場
合、被印刷物及び又はサイズに応じて幅全体に亙る吸い
出し若しくは排紙パイルの後縁の中央の領域の吸い出し
が、空気クッションの減少に際して特に有利である。
形成の際の空気クッションの閉じ込めが避けられ、グリ
ッパにくわえられた後続の枚葉紙による枚葉紙後縁の巻
き込みが防止される。さらに有利には、排紙パイルの上
側に配置された送風装置との協働作用により、枚葉紙の
降下速度が高められる。排紙パイルの後縁の近傍領域の
空気吸い出し並びに鉛直な昇降運動によって、枚葉紙後
縁若しくは枚葉紙角隅のめくれ(Umschlagen)が避けられ
る。枚葉紙後縁は迅速にかつ確実に下方へ排紙パイル上
に降下させられ、それというのは排紙過程を妨げる空気
クッションが著しく排除されているからである。この場
合、被印刷物及び又はサイズに応じて幅全体に亙る吸い
出し若しくは排紙パイルの後縁の中央の領域の吸い出し
が、空気クッションの減少に際して特に有利である。
【0008】
【発明の実施の形態】複数の印刷部及び枚葉紙走行方向
3で後続の仕上げ加工ユニットを備えたオフセット印刷
機の後方に排紙装置が配置されている。循環するコンベ
ヤ機構1及び該コンベヤ機構に配置されたくわえ機構2
を用いて、グリッパにくわえられた枚葉紙6,4が枚葉
紙走行方向3で枚葉紙ガイド装置14に沿って枚葉紙ブ
レーキ5を介して排紙パイル8に供給されて、前縁スト
ッパ26に当て付けて排紙される。排紙パイル8上への
枚葉紙6,4の排紙を助成するために、排紙装置内で排
紙パイル8の上側の1つの領域に送風装置(Blasluftein
richtung)13が配置されている。排紙パイル8の後縁
の領域に吸引装置28が鉛直方向12に昇降可能に、か
つサイズに関連して枚葉紙走行方向(供給方向)3に移
動可能に配置されている。吸引装置28は最大のサイズ
幅(Formatbreite)に亙って延びていて、排紙パイル8の
その都度上の枚葉紙9と排紙すべき枚葉紙6,4の下面
とによって形成された中間室29に水平方向でほぼ隣接
して配置されている。吸引装置28は、排紙パイルの後
縁に沿ってサイズ幅に亙って延びる案内薄板31を介し
て、間隔を置いて分配された複数の吸い出し開口10、
有利にはスリット、及び吸引空気源15に接続されてい
る。
3で後続の仕上げ加工ユニットを備えたオフセット印刷
機の後方に排紙装置が配置されている。循環するコンベ
ヤ機構1及び該コンベヤ機構に配置されたくわえ機構2
を用いて、グリッパにくわえられた枚葉紙6,4が枚葉
紙走行方向3で枚葉紙ガイド装置14に沿って枚葉紙ブ
レーキ5を介して排紙パイル8に供給されて、前縁スト
ッパ26に当て付けて排紙される。排紙パイル8上への
枚葉紙6,4の排紙を助成するために、排紙装置内で排
紙パイル8の上側の1つの領域に送風装置(Blasluftein
richtung)13が配置されている。排紙パイル8の後縁
の領域に吸引装置28が鉛直方向12に昇降可能に、か
つサイズに関連して枚葉紙走行方向(供給方向)3に移
動可能に配置されている。吸引装置28は最大のサイズ
幅(Formatbreite)に亙って延びていて、排紙パイル8の
その都度上の枚葉紙9と排紙すべき枚葉紙6,4の下面
とによって形成された中間室29に水平方向でほぼ隣接
して配置されている。吸引装置28は、排紙パイルの後
縁に沿ってサイズ幅に亙って延びる案内薄板31を介し
て、間隔を置いて分配された複数の吸い出し開口10、
有利にはスリット、及び吸引空気源15に接続されてい
る。
【0009】別の構成では、吸引装置28は最大のサイ
ズ幅に亙って別の複数の吸い出し開口11を有してお
り、該吸い出し開口は同じく有利にはスリットとして形
成されていて、案内薄板31内に間隔を置いて分配され
ている。このような構造は、場合によって排紙パイル8
の上側の部分に存在する小さな空気クッションの吸い出
しに用いられ、かつ主として単位面積重量の小さい被印
刷物のために利用可能である。吸い出し開口11は別の
吸引空気源16に接続されている。この場合、吸引装置
28の吸い出し開口11は、吸い出し開口10の下側で
排紙パイル8の上側の枚葉紙9とその下に位置する枚葉
紙との間の領域に配置されている。吸い出し開口10及
び又は11は一緒に、部分毎に、若しくは個別に吸引空
気で負荷可能である。この場合、中央部分の吸い出し開
口10,11は有利には常に吸引空気で負荷可能であ
る。さらに、吸引装置28は後縁ストッパ7の上側若し
くは後縁ストッパ間の案内薄板31と一緒に鉛直方向1
2に運動可能に構成されている。この場合、排紙パイル
8に対する距離は、排紙パイル8の枚葉紙の後縁(Hi
nterkante)に接触しない程度に著しく小さく
なっている。
ズ幅に亙って別の複数の吸い出し開口11を有してお
り、該吸い出し開口は同じく有利にはスリットとして形
成されていて、案内薄板31内に間隔を置いて分配され
ている。このような構造は、場合によって排紙パイル8
の上側の部分に存在する小さな空気クッションの吸い出
しに用いられ、かつ主として単位面積重量の小さい被印
刷物のために利用可能である。吸い出し開口11は別の
吸引空気源16に接続されている。この場合、吸引装置
28の吸い出し開口11は、吸い出し開口10の下側で
排紙パイル8の上側の枚葉紙9とその下に位置する枚葉
紙との間の領域に配置されている。吸い出し開口10及
び又は11は一緒に、部分毎に、若しくは個別に吸引空
気で負荷可能である。この場合、中央部分の吸い出し開
口10,11は有利には常に吸引空気で負荷可能であ
る。さらに、吸引装置28は後縁ストッパ7の上側若し
くは後縁ストッパ間の案内薄板31と一緒に鉛直方向1
2に運動可能に構成されている。この場合、排紙パイル
8に対する距離は、排紙パイル8の枚葉紙の後縁(Hi
nterkante)に接触しない程度に著しく小さく
なっている。
【0010】図2は、枚葉紙ブレーキ(Bogenbremse)5
内に組み込まれた吸引装置28を示している。ここでは
枚葉紙ブレーキ5は、枚葉紙走行方向3で前置された枚
葉紙捕捉装置(Bogenfangeinrichtung)17を備える吸引
条片(Saugleiste)30として構成されている。吸引条片
30は、互いに協働(zusammenwirkend)する吸引開口2
4と通気開口25とを介して吸引室22に接続されてい
て、かつ吸引開口24のところに窪み状の溝(eingesenk
te Nut)23を有している。吸引室22が吸引空気供給
装置19に接続されており、枚葉紙捕捉装置17が開口
18及び吸引室21を有しており、該吸引室が吸引空気
供給装置20に接続されている。吸引装置28の案内薄
板31は吸引条片30に対してほぼ直角を成して排紙パ
イル8の後縁に平行に配置されている。吸引装置28、
吸引条片30並びに枚葉紙捕捉装置17は鉛直方向12
で昇降可能である。
内に組み込まれた吸引装置28を示している。ここでは
枚葉紙ブレーキ5は、枚葉紙走行方向3で前置された枚
葉紙捕捉装置(Bogenfangeinrichtung)17を備える吸引
条片(Saugleiste)30として構成されている。吸引条片
30は、互いに協働(zusammenwirkend)する吸引開口2
4と通気開口25とを介して吸引室22に接続されてい
て、かつ吸引開口24のところに窪み状の溝(eingesenk
te Nut)23を有している。吸引室22が吸引空気供給
装置19に接続されており、枚葉紙捕捉装置17が開口
18及び吸引室21を有しており、該吸引室が吸引空気
供給装置20に接続されている。吸引装置28の案内薄
板31は吸引条片30に対してほぼ直角を成して排紙パ
イル8の後縁に平行に配置されている。吸引装置28、
吸引条片30並びに枚葉紙捕捉装置17は鉛直方向12
で昇降可能である。
【0011】図3には枚葉紙ブレーキ5として吸引ロー
ラが示してある。吸引ローラ軸の下側に吸引装置28が
鉛直方向12で昇降可能に配置されている。吸引装置2
8は案内薄板31で以て後縁ストッパ7との間に配置さ
れている。案内薄板31は排紙パイル8の後縁に対して
わずかな間隔でほぼ平行に配置されていて、同じく吸い
出し開口10,11を有しており、吸い出し開口が吸引
空気源15,16に接続されている。上側の吸い出し開
口10が中間室29に配属され、吸い出し開口11が排
紙パイル8の上側の枚葉紙9に配属されている。
ラが示してある。吸引ローラ軸の下側に吸引装置28が
鉛直方向12で昇降可能に配置されている。吸引装置2
8は案内薄板31で以て後縁ストッパ7との間に配置さ
れている。案内薄板31は排紙パイル8の後縁に対して
わずかな間隔でほぼ平行に配置されていて、同じく吸い
出し開口10,11を有しており、吸い出し開口が吸引
空気源15,16に接続されている。上側の吸い出し開
口10が中間室29に配属され、吸い出し開口11が排
紙パイル8の上側の枚葉紙9に配属されている。
【0012】図4は平面図であって、排紙パイル8上の
領域に配置された送風装置13を示している。排紙パイ
ル8には前縁ストッパ26及び後縁ストッパ7が隣接し
て配置されている。枚葉紙ブレーキ5として、溝23を
備えた吸引条片30が示されている。案内薄板31は排
紙パイル8の後縁に対してわずかな間隔で平行に配属さ
れていて、枚葉紙ブレーキ5の幅に亙って吸い出し開口
10を有しており、吸い出し開口は吸引空気源15に接
続されている。低い位置にある吸い出し開口11(図
2)は図面を見易くするために示していない。吸い出し
開口10は幅方向で見て部分毎に吸引空気で負荷可能で
ある。中央に配置された吸い出し開口10は有利には常
に吸引空気で負荷可能である。
領域に配置された送風装置13を示している。排紙パイ
ル8には前縁ストッパ26及び後縁ストッパ7が隣接し
て配置されている。枚葉紙ブレーキ5として、溝23を
備えた吸引条片30が示されている。案内薄板31は排
紙パイル8の後縁に対してわずかな間隔で平行に配属さ
れていて、枚葉紙ブレーキ5の幅に亙って吸い出し開口
10を有しており、吸い出し開口は吸引空気源15に接
続されている。低い位置にある吸い出し開口11(図
2)は図面を見易くするために示していない。吸い出し
開口10は幅方向で見て部分毎に吸引空気で負荷可能で
ある。中央に配置された吸い出し開口10は有利には常
に吸引空気で負荷可能である。
【0013】作用形式は次の通りである:枚葉紙6,4
が送風装置3の作動状態でベルト機構1によってくわえ
機構2を用いて枚葉紙走行方向3で枚葉紙ブレーキ5を
越えて排紙パイル8の領域に導かれる。枚葉紙捕捉装置
17及び吸引条片30を備えた枚葉紙ブレーキ5が作動
されていると、先行する枚葉紙6が枚葉紙捕捉装置17
によって捕まえられて案内され、吸引条片30によって
吸着され、かつ制動されて、伸ばされる。この場合、枚
葉紙ブレーキ5が例えばクランク機構を介して上方へ運
動可能であり、その結果、ほぼ枚葉紙6の最後の三分の
一の部分に到達した際に枚葉紙ブレーキ5が鉛直方向1
2で最上の点を占める。枚葉紙走行方向3で引き続く前
進運動中に、枚葉紙6が枚葉紙ブレーキ5と一緒に下降
運動させられて、前縁ストッパ26に向かって排紙パイ
ル8上に降ろされる。後続の枚葉紙4の制動のために、
枚葉紙ブレーキ5が再び鉛直方向12で上方へ運動させ
られる。吸引装置28が枚葉紙ブレーキ5に結合されて
いるので、吸引装置は鉛直方向12での同じ昇降運動を
生ぜしめる。吸引装置28の吸い出し開口10,11
は、枚葉紙終端部が枚葉紙ブレーキ5を通過する際に、
機械サイクルで制御されて吸引空気で負荷される。少な
くとも吸い出し開口10が個別に、部分毎に若しくは全
体的に吸引空気で負荷可能であるので、空気が中間室2
9内で排紙パイル8の上側の枚葉紙9と排紙すべき枚葉
紙6との間で吸い出される。鉛直方向で昇降可能な吸引
装置28によって、中間室29内の空気が特に枚葉紙の
大きなサイズの場合にすでに吸い出し開口10を介して
十分に吸い出される。従って、枚葉紙6の後縁が有利に
は送風装置13によって助成されて排紙パイル8上へ迅
速に降下させられ、後続のくわえ機構12若しくは枚葉
紙4が先行の枚葉紙6を巻き込むことはない。吸い出し
開口11は排紙パイル8の上側の枚葉紙9間の残りの空
気クッションの吸い出しのために用いられる。このよう
な小さい空気クッションはしばしば、小さな単位面積重
量でサイズの大きな被印刷物において生じる。このよう
な空気クッションの排除によってパイル形成が改善され
る。吸い出し開口11は有利には個別に若しくは部分毎
に制御されて、空気クッションを形成させないように作
用している。特に、中央の後縁領域の空気クッションの
排除が効果的である。
が送風装置3の作動状態でベルト機構1によってくわえ
機構2を用いて枚葉紙走行方向3で枚葉紙ブレーキ5を
越えて排紙パイル8の領域に導かれる。枚葉紙捕捉装置
17及び吸引条片30を備えた枚葉紙ブレーキ5が作動
されていると、先行する枚葉紙6が枚葉紙捕捉装置17
によって捕まえられて案内され、吸引条片30によって
吸着され、かつ制動されて、伸ばされる。この場合、枚
葉紙ブレーキ5が例えばクランク機構を介して上方へ運
動可能であり、その結果、ほぼ枚葉紙6の最後の三分の
一の部分に到達した際に枚葉紙ブレーキ5が鉛直方向1
2で最上の点を占める。枚葉紙走行方向3で引き続く前
進運動中に、枚葉紙6が枚葉紙ブレーキ5と一緒に下降
運動させられて、前縁ストッパ26に向かって排紙パイ
ル8上に降ろされる。後続の枚葉紙4の制動のために、
枚葉紙ブレーキ5が再び鉛直方向12で上方へ運動させ
られる。吸引装置28が枚葉紙ブレーキ5に結合されて
いるので、吸引装置は鉛直方向12での同じ昇降運動を
生ぜしめる。吸引装置28の吸い出し開口10,11
は、枚葉紙終端部が枚葉紙ブレーキ5を通過する際に、
機械サイクルで制御されて吸引空気で負荷される。少な
くとも吸い出し開口10が個別に、部分毎に若しくは全
体的に吸引空気で負荷可能であるので、空気が中間室2
9内で排紙パイル8の上側の枚葉紙9と排紙すべき枚葉
紙6との間で吸い出される。鉛直方向で昇降可能な吸引
装置28によって、中間室29内の空気が特に枚葉紙の
大きなサイズの場合にすでに吸い出し開口10を介して
十分に吸い出される。従って、枚葉紙6の後縁が有利に
は送風装置13によって助成されて排紙パイル8上へ迅
速に降下させられ、後続のくわえ機構12若しくは枚葉
紙4が先行の枚葉紙6を巻き込むことはない。吸い出し
開口11は排紙パイル8の上側の枚葉紙9間の残りの空
気クッションの吸い出しのために用いられる。このよう
な小さい空気クッションはしばしば、小さな単位面積重
量でサイズの大きな被印刷物において生じる。このよう
な空気クッションの排除によってパイル形成が改善され
る。吸い出し開口11は有利には個別に若しくは部分毎
に制御されて、空気クッションを形成させないように作
用している。特に、中央の後縁領域の空気クッションの
排除が効果的である。
【0014】枚葉紙ブレーキ5が吸引ローラとして構成
されている場合には、該吸引ローラは鉛直方向で定置に
配置されている。吸引装置28が固有の駆動装置に連結
されていて、吸引ローラの下側で鉛直方向12で昇降運
動させられる。吸引装置28の機能は、すでに述べた吸
引条片30の機能に類似している。
されている場合には、該吸引ローラは鉛直方向で定置に
配置されている。吸引装置28が固有の駆動装置に連結
されていて、吸引ローラの下側で鉛直方向12で昇降運
動させられる。吸引装置28の機能は、すでに述べた吸
引条片30の機能に類似している。
【図1】枚葉紙排紙装置の側面図。
【図2】吸引条片を備えた本発明に基づく装置の断面
図。
図。
【図3】吸引ローラを備えた本発明に基づく装置の断面
図。
図。
【図4】図2の装置の平面図。
【符号の説明】 1 ベルト機構、 2 くわえ機構、 3 枚葉紙
走行方向、 4 枚葉紙、 5 枚葉紙ブレーキ、
6 枚葉紙、 7 後縁ストッパ、8 排紙パイ
ル、 10,11 吸い出し開口、 12 鉛直方
向、 13 送風装置、 14 枚葉紙ガイド装
置、 15,16 吸引空気源、17 枚葉紙捕捉装
置、 18 開口、 19,20 吸引空気供給装
置、 21,22 吸引室、 23 溝、 24
吸引開口、 25 通気開口、 26 前縁スト
ッパ、 28 吸引装置、 29 中間室、30
吸引条片、 31 案内薄板
走行方向、 4 枚葉紙、 5 枚葉紙ブレーキ、
6 枚葉紙、 7 後縁ストッパ、8 排紙パイ
ル、 10,11 吸い出し開口、 12 鉛直方
向、 13 送風装置、 14 枚葉紙ガイド装
置、 15,16 吸引空気源、17 枚葉紙捕捉装
置、 18 開口、 19,20 吸引空気供給装
置、 21,22 吸引室、 23 溝、 24
吸引開口、 25 通気開口、 26 前縁スト
ッパ、 28 吸引装置、 29 中間室、30
吸引条片、 31 案内薄板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウド トリリヒ ドイツ連邦共和国 オッフェンバッハ ヴィンゲルトシュトラーセ 5 (72)発明者 ペーター マイヤー ドイツ連邦共和国 ミュールハイム リ ュッケルトシュトラーセ 27 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 31/20 B65H 29/28
Claims (6)
- 【請求項1】 枚葉紙をパイル上に排紙するための装置
であって、サイズに関連して枚葉紙搬送方向で移動可能
な枚葉紙ブレーキ、排紙パイルの上側の領域に配置され
た送風装置、並びに排紙パイルの後縁に配設された吸引
装置を備えている形式のものにおいて、吸引装置(2
8)が機械サイクルで鉛直方向(12)に昇降可能で、
かつ吸引空気によって負荷可能であり、吸引装置(2
8)が排紙パイル(8)の後縁に対してほぼ平行にかつ
わずかな間隔を置いて最大のサイズ幅に亙って延びる案
内薄板(31)を有しており、案内薄板が複数の吸い出
し開口(10)を備えており、吸い出し開口が吸引空気
源(15)に接続されており、吸引装置(28)がサイ
ズに関連して枚葉紙走行方向(3)に移動可能であるこ
とを特徴とする、枚葉紙をパイル上に排紙するための装
置。 - 【請求項2】 案内薄板(31)が吸い出し開口(1
0)の下側に別の吸い出し開口(11)を有しており、
該吸い出し開口が別の吸引空気源(16)に接続されて
いる請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 吸い出し開口(10)が個別に、部分毎
に若しくは一様に吸引空気で負荷されるようになってい
る請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 吸い出し開口(11)が個別に、部分毎
に若しくは一様に吸引空気で負荷されるようになってい
る請求項2記載の装置。 - 【請求項5】 吸引装置(28)が鉛直に運動可能に枚
葉紙ブレーキ(5)に連結されている請求項1記載の装
置。 - 【請求項6】 吸い出し開口(10,11)がスリット
状に構成されている請求項1又は2記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19635401A DE19635401C1 (de) | 1996-08-31 | 1996-08-31 | Vorrichtung zum Ablegen von Bogen auf einen Stapel |
DE19635401.3 | 1996-08-31 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1087143A JPH1087143A (ja) | 1998-04-07 |
JP2875238B2 true JP2875238B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=7804297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9233588A Expired - Fee Related JP2875238B2 (ja) | 1996-08-31 | 1997-08-29 | 枚葉紙をパイル上に排紙するための装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2875238B2 (ja) |
DE (1) | DE19635401C1 (ja) |
FR (1) | FR2752828B1 (ja) |
GB (1) | GB2317163B (ja) |
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DE19816314C2 (de) * | 1998-04-11 | 2002-12-12 | Koenig & Bauer Ag | Vorrichtung zum Ablegen von Bogen |
DE19913505C2 (de) * | 1999-03-25 | 2003-12-24 | Koenig & Bauer Ag | Seitenanschlag |
DE19914068A1 (de) * | 1999-03-27 | 2000-09-28 | Will E C H Gmbh & Co | Verfahren und Anordnung zum Entfernen von Lufteinschlüssen beim Bilden von Stapeln aus Bogen |
US7661671B2 (en) * | 2007-09-05 | 2010-02-16 | Fujifilm Corporation | Sheet stacking apparatus and sheet stacking method |
DE102018210653A1 (de) * | 2018-06-28 | 2020-01-02 | Koenig & Bauer Ag | Auslage für eine bogenverarbeitende Maschine und Verfahren zum Betreiben einer Auslage |
DE102018210657A1 (de) | 2018-06-28 | 2020-01-02 | Koenig & Bauer Ag | Auslage für eine bogenverarbeitende Maschine und Verfahren zum Betreiben einer Auslage |
US11440764B2 (en) * | 2020-07-30 | 2022-09-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet discharge apparatus and image forming apparatus |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DD111870A1 (ja) * | 1974-05-03 | 1975-03-12 | ||
DE2720674A1 (de) * | 1977-05-07 | 1978-11-09 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Bogenauslegevorrichtung fuer eine rotations-druckmaschine |
DD140135A1 (de) * | 1978-11-08 | 1980-02-13 | Roland Kuehn | Einrichtung zum ablegen von bogen an bogenauslegern |
DE9115032U1 (de) * | 1991-12-04 | 1992-01-16 | Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg | Bogenausleger an Druckmaschinen |
-
1996
- 1996-08-31 DE DE19635401A patent/DE19635401C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-08-22 FR FR9710576A patent/FR2752828B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1997-08-29 GB GB9718462A patent/GB2317163B/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-08-29 JP JP9233588A patent/JP2875238B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2317163B (en) | 1998-09-09 |
JPH1087143A (ja) | 1998-04-07 |
GB2317163A (en) | 1998-03-18 |
FR2752828A1 (fr) | 1998-03-06 |
GB9718462D0 (en) | 1997-11-05 |
DE19635401C1 (de) | 1997-12-18 |
FR2752828B1 (fr) | 1999-09-17 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |