JPH0422548B2 - - Google Patents

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JPH0422548B2
JPH0422548B2 JP1026412A JP2641289A JPH0422548B2 JP H0422548 B2 JPH0422548 B2 JP H0422548B2 JP 1026412 A JP1026412 A JP 1026412A JP 2641289 A JP2641289 A JP 2641289A JP H0422548 B2 JPH0422548 B2 JP H0422548B2
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JP
Japan
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sheet body
fibrous
laminated
sheet
winding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1026412A
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English (en)
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JPH02207771A (ja
Inventor
Koichi Oohashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIKI ENJINIARINGU KK
Original Assignee
DAIKI ENJINIARINGU KK
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Publication date
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Priority to JP1026412A priority Critical patent/JPH02207771A/ja
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Publication of JPH0422548B2 publication Critical patent/JPH0422548B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシート状のものを繊維状にして積層し
た集合体構造を有する食品用練製品の製造装置に
関するものである。
(従来の技術) 例えば魚肉練製品では、カニの脚肉に近似した
繊維状構造を有する製品が広く市販されており、
これは一般的には棒状製品の長手方向に繊維が走
つている構造を有し、シート状蒲鉾の長手方向に
切れ目を入れたり、細く切断したりして集合繊維
状のシートとしたものを集束して形成されてい
る。また繊維の方向が棒状体の長手方向と一致し
ない斜め方向のものも実公昭59−41976号公報に
示されている。これは方向を異にして斜めに細断
した複数の帯状シートの中間品を形成し、この中
間品を適宜組み合わせ集合結束したもので、集合
結束手段については明確ではないが、帯状シート
を適数枚積層した後、切断して棒状体に加工する
例が示されている。また特公昭61−1478号公報に
は、帯状シート体の長手方向に切り込みを形成
し、このシート体を積層した後、繊維方向と斜め
の方向に切断して斜め方向の繊維を設けた棒状体
のカニ脚風蒲鉾を製造する手段が示されている。
(技術的課題) しかし前記斜め方向に細断した中間品を形成す
るに当り、シート体に斜め方向の切れ目を入れる
ため、積層或いは集束等のためにシート長手方向
に張力を与えると、シートが切れ目より簡単に切
断してしまう問題がある。このため切れ目を浅く
設けなければならず、繊維状練製品の特徴である
口中で繊維がバラバラとなると云う食感が失なわ
れる欠点を生ずる。また積層後斜めに切断する場
合は繊維方向が一定のものしか製造できない。
次に積層技術に関してであるが、前記した両公
知例には積層技術自体については全く開示されて
いない。そこで例えば実開昭60−95884号公報に
示されている積層機構のような装置を採用して、
斜め方向繊維の棒状体の蒲鉾を形成しようとすれ
ば、帯状シート体の巾を非常に広くするか或いは
帯状シート体の製造ラインの数を増加する必要が
ある。更に連続して製造される単一の帯状シート
を順次折り返して折り畳みながら積層する手段も
考えられるが、シート体を完全に切断せずに薄皮
一枚残す程度の切れ目を入れることで繊維状シー
トを形成し、積層した場合は薄皮部分が上下層で
重なる部分を生じるから、薄皮部分が2倍の厚さ
になる問題を生ずる。
そこで本発明は前記の問題点や欠点を解決する
ことを目的とするもので、薄皮部分が重なり合う
ことなく、製品全体のどこでも一様な構造を保つ
ており、かつまた繊維の方向も波状等の変化を有
し、その長さも変えられる積層状練製品の製造装
置を提供するものである。
(技術的手段) 前記目的は、練製品のシート体を挟むように配
置された一対のロールを有し、シート体にその移
動方向とほぼ平行な繊維状の切溝を形成するため
の刃を少なくとも一方のロールに設けたカツテン
グ機構と、切溝によつて繊維状となつたシート体
を巻胴の回転方向に巻取り、積層状とするために
前記機構の下手に設けられた巻取機構、並びにこ
れらの両機構間にあつて繊維状シート体を幅方向
に切断する第1のカツターと、積層された繊維状
シート体を巻胴から分離するために幅方向に切断
する第2のカツター、並びに巻取機構の下位に位
置し巻胴から分離された積層繊維状シート体を受
取り、搬送するコンベアとを備えた構成によつて
達することができる。
(実施例) 図面を参照して説明すると、実施例は繊維状か
つ積層状の構造を持つたカニ脚風の蒲鉾の製造装
置を示すもので、シート体Sは第1図の右上方よ
り下左方へ移動し、その移動方向に沿つて、カツ
テイング機構1、ベルト揺動機構2、巻取機構
3、その巻胴に関連して設けられる第1カツター
1、並びに第2カツター42、3段のコンベア5
,52,53、その第2コンベア52上の定寸カツ
ター6、搬出コンベア7が順に配列されている。
カツテイング機構1は一対のロール11,12
間でシート体Sの移動方向に平行した切溝を形成
するものである。切溝形成のための刃としては周
面に凹凸状の刃13,14が形成された2個のロ
ールより成るもの(角刃)、一方のロール11に
のみ薄刃15を所要間隔で多数設け、その刃先と
他方のロール12の間に僅かな間〓を設けたもの
たもの(片薄刃)或いはその他にも両薄刃などが
使用される。なおいうまでもないことであるが、
練製品の繊維の形状、構造は、この機構1の刃の
種類を選択することで多彩な変化を生ずる。
ベルト揺動機構2、カツテイング機構1で形成
された繊維状シート体S′を蛇行状にして巻胴へ巻
付かせるための機構である。この機構2は、基端
がカツテイング機構1の下位に位置し、先端が巻
取機構3の上位に位置するベルト20を有し、ベ
ルト支持フレーム21がシート体移動方向と直交
方向のガイドレール22上を往復動するように保
持され、ベルト支持フレーム21をエアシリンダ
23によつて所要の往復サイクル、往復スピード
で往復動させることができるように構成されてい
る。往復動のタイミングはタイマーリレー等によ
り任意に設定できるが、これは繊維状シート体
S′の幅や移動スピードに応ずるためである。24
はベルト駆動モータ、25は基台を示す。
巻取機構3は繊維状シート体S′を巻胴30に付
着させて所要の層数だけ巻回し積層させて積層繊
維状シートS″を形成するものである。巻胴30
はシート体S′の移動供給と連動して回転するよう
にモータ31によつて駆動並びに制御され、繊維
状シート体S′の始端は回転中心32より外方で巻
胴上端34の付近に設定された付着点33で巻胴
に付着し、巻胴上端34を経てやや逆巻き状に巻
かれながら巻胴30に積層される。35は基台を
示す。
送られる繊維状シート体S′を切離すための第1
カツター41は巻胴30の上手に、また巻胴30
に巻付いた積層繊維状シート体S″を幅方向に切
つて開くための第2カツター42が巻胴30の下
手に夫々設けられている。
切開された積層繊維状シート体S″を受けて展
開させかつ次工程へ運ぶためのコンベアは巻取機
構3の直下から始まつており、該コンベアは第
1、第2及び第3の各コンベア51,52,53
り成り、それらの接続点54,55は殆んど段差
が生じないように連続している。シート体にシヨ
ツクを与えないためである。従つて積層繊維状シ
ート体S″は第1コンベア51によつて静かに定寸
カツター6へ運ばれるが、この際第1、第2コン
ベア51,52の移動速度は同一に設定され、シー
ト体S″の受渡しが終わると第1コンベア51は減
速されても良い。56は基台を示す。
定寸カツター6は積層繊維状シート体S″を同
形の定寸製品S″に切断するもので、第2コンベ
ア52の送りモータ60と連動するカツター駆動
モータ61を有し、定寸毎に送りと切断を繰返
す。62はカツター作動部、63は基台を示す。
第3コンベア53は、第2コンベア52で〓間な
く送られてくる定寸製品S〓を受取る際に製品間
に間隔をあけるもので、そのため必要に応じた速
度に設定することができる。64はそのモータ、
65は基台を示す。
第3コンベア53の下手にはさらに別のコンベ
ア70が設けられている。このコンベア70は定
寸製品S〓に着色を施す工程を担当し、そのため
の着色ロール71が幅方向に架装されている。7
2は基台を示す。
(作用) このように構成された装置では、予めシート状
に魚肉等を成形したシート体Sはカツテイング機
構1に於て切溝加工され、薄皮1枚残す程度に繊
維状部分がつながつた繊維状シート体S′となり、
揺動機構2によつて左右に揺られながら巻胴30
に巻回されて繊維の走る方向が左右にほぼ一様の
リズムで乱された状態で積層された積層繊維状シ
ート体S″となり、第2カツター42により切開さ
れて板状の積層繊維状シート体S″とされ、定寸
カツター6により所謂棒状のカニ脚風製品S〓と
なる訳で、さらにコンベア70上で横転させ、繊
維露出面に着色を施す着色工程を経て最終製品と
される。この際色素は繊維間にも浸透し、構造を
浮き立たせる。
本発明の装置により上記の加工を受ける際、繊
維状シート体S′は巻胴30に巻付けられて積層状
態となるから、薄皮一枚の接続部分は各層間で常
にシート体の厚さ分だけ離れて存在し、そのため
従来のように接続部分が重なつて厚くなることが
防止される。また巻回積層に際して繊維状シート
体S′は、幅方向に揺られるから波状に巻胴30に
付着巻回されて行く。その結果、各層間の接着力
はむしろ強くなつた。その結果、各層間の接着力
はむしろ強くなつた。故に薄皮一枚の接続部分は
より弱く、離れ易いが、力が加わるまでは良く形
状が保たれくずれにくいので、目的とする食品に
より好ましい構造が与えられる。
(効果) 従つて本発明によれば、繊維状で分離し易い構
造を有する積層状練製品を容易に提供することが
できる効果が得られ、特に練製品は構造が均一の
ため内部の特定の箇所で構造が異なり食感を損な
うような問題も起こらない。また本発明の装置に
よれば練製品の構造、特徴を決定する繊維の形態
を自由に設定することができるから製品に変化を
与え易く、どのような形態を与えても各繊維は分
離し易いのでこの種の食品の特徴が保持される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
製造装置全体の正面図、第2図は平面図、第3図
a,bはカツテイング刃の構造を示す部分平面
図、第4図は揺動機構部分の正面図、第5図は平
面図、第6図a,b,cは巻取機構の説明図、第
7図は工程説明図、第8図は同じく斜視図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 練製品のシート体を挟むように配置された一
    対のロールを有し、シート体にその移動方向とほ
    ぼ平行な繊維状の切溝を形成するための刃を少な
    くとも一方のロールに設けたカツテング機構と、
    切溝によつて繊維状となつたシート体を巻胴の回
    転方向に巻取り、積層状とするために前記機構の
    下手に設けられた巻取機構、並びにこれら両機構
    間にあつて繊維状シート体を幅方向に切断する第
    1のカツターと、積層された繊維状シート体を巻
    胴から分離するために幅方向に切断する第2のカ
    ツター、並びに巻取機構の下位に位置し巻胴から
    分離された積層繊維状シート体を受取り、搬送す
    るコンベアとを備えた積層状練製品の製造装置。 2 カツテイング機構と巻取機構との間に、繊維
    状シート体を載せて回転搬送するベルトが設けら
    れており、該ベルトは揺動機構に連繋し、繊維状
    シート体の幅方向に往復動を行なうように構成さ
    れた請求項第1項記載の積層状練製品の製造装
    置。
JP1026412A 1989-02-03 1989-02-03 積層状練製品の製造装置 Granted JPH02207771A (ja)

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JP1026412A JPH02207771A (ja) 1989-02-03 1989-02-03 積層状練製品の製造装置

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FR2692111B1 (fr) * 1992-06-15 1994-09-09 Neptune Procédé de fabrication industrielle d'aliment.
JP2002262833A (ja) * 2001-03-06 2002-09-17 Yanagiya:Kk カニ風練り製品の製造方法

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