JP2002262833A - カニ風練り製品の製造方法 - Google Patents

カニ風練り製品の製造方法

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JP2002262833A
JP2002262833A JP2001062304A JP2001062304A JP2002262833A JP 2002262833 A JP2002262833 A JP 2002262833A JP 2001062304 A JP2001062304 A JP 2001062304A JP 2001062304 A JP2001062304 A JP 2001062304A JP 2002262833 A JP2002262833 A JP 2002262833A
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meat
fibrous
shredding
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bundle
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Seiji Tsushima
誠治 津島
Koji Hisamura
浩二 久村
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YANAGYA KK
Yanagiya Co Ltd
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YANAGYA KK
Yanagiya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断面寸法が異なる繊維状肉が入り混じった本
物のカニ肉に一層近づいた食感が得られるようにしたカ
ニ風練り製品の製造方法の提供。 【解決手段】 魚肉練原料を帯状に成形して加熱凝固さ
せた帯状肉1を1対の薄刃ロールカッタ4,4間に通す
ことで、帯状肉を繊維状に細断した繊維状1次肉束帯2
を得る第1細断工程と、この第1細断工程で得た繊維状
1次肉束帯を引き続き1対の角刃ロールカッタ5,5間
に通すことで、繊維状1次肉束帯を再度繊維状に細断し
た繊維状2次肉束帯3を得る第2細断工程と、この第2
細断工程を経た繊維状2次肉束帯を束ねる結束工程を備
え、第1細断工程における細断位置と第2細断工程にお
ける細断位置とがズレを生じるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚肉練製品の繊維状肉
を配列したカニ風練り製品(一般にカニ蒲鉾と称され
る)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カニ風練り製品は、魚肉練原料を帯状に
成形して加熱凝固させた帯状肉を繊維状に細断したのち
束ねることにより製造される。この場合、従来では、帯
状肉を1対に対向配置した角刃ロールカッタ間に通すこ
とで、帯状肉を繊維状に細断した繊維状肉束帯を形成さ
せ、そして、このように1度切断しただけで繊維状肉束
帯を積層したり、巻き込んだりして結束し、最終的に所
定の長さに切断する製造方法になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように帯状肉を1度切断しただけで製造されたカニ風練
り製品は、これを食した場合、確かに繊維状肉の食感は
得られるものの、同一断面寸法の単純な食感になり、断
面寸法が異なる繊維状肉が入り混じった本物のカニ肉の
ような食感にはほど遠いという問題があった。
【0004】本発明は、断面寸法が異なる繊維状肉が入
り混じった本物のカニ肉に一層近づいた食感(歯ざわ
り、舌ざわり、噛み応え等)が得られるようにしたカニ
風練り製品の製造方法を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のカニ風練り製品の製造方法(請求項1)
は、魚肉練原料を帯状に成形して加熱凝固させた帯状肉
を1対の薄刃ロールカッタ間に通すことで、帯状肉を繊
維状に細断した繊維状1次肉束帯を得る第1細断工程
と、この第1細断工程で得た繊維状1次肉束帯を引き続
き1対の角刃ロールカッタ間に通すことで、繊維状1次
肉束帯を再度繊維状に細断した繊維状2次肉束帯を得る
第2細断工程と、この第2細断工程を経た繊維状2次肉
束帯を束ねる結束工程を備え第1細断工程における細断
位置と第2細断工程における細断位置とがズレを生じる
ように構成した。
【0006】又、本発明のカニ風練り製品の製造方法
(請求項2)は、魚肉練原料を帯状に成形して加熱凝固
させた帯状肉を1対の薄刃ロールカッタ間に通すこと
で、帯状肉を繊維状に細断した繊維状1次肉束帯を得る
第1細断工程と、この第1細断工程で得た繊維状1次肉
束帯を引き続き1対の薄刃ロールカッタ間に通すこと
で、繊維状1次肉束帯を再度繊維状に細断した繊維状2
次肉束帯を得る第2細断工程と、この第2細断工程を経
た繊維状2次肉束帯を束ねる結束工程を備え、第1細断
工程における細断位置と第2細断工程における細断位置
とがズレを生じるように構成した。
【0007】この製造方法において、第1細断工程にお
ける細断ピッチと第2細断工程における細断ピッチを異
ならせることで、第1細断工程における細断位置と第2
細断工程における細断位置とにズレを生じさせるように
した態様がある(請求項3)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の第1形態にかか
るもので、カニ風練り製品の製造方法における第1細断
工程及び第2細断工程を示す正面図、図2は薄刃ロール
カッタの平面図、図3は角刃ロールカッタの平面図であ
る。
【0009】この製造方法では、魚肉練原料を帯状に成
形して加熱凝固させた帯状肉1を繊維状に細断して繊維
状1次肉束帯2を得る第1細断工程と、この繊維状1次
肉束帯2を再度繊維状に細断して繊維状2次肉束帯3を
得る第2細断工程と、この第2細断工程を経た繊維状2
次肉束帯3を束ねる結束工程を備えている。
【0010】第1細断工程では、1対の薄刃ロールカッ
タ4,4間に帯状肉1を長手方向に送るように通してい
く。この薄刃ロールカッタ4は、外周に鋭利な刃先が形
成された多数の円板状薄刃40を同一ピッチで並列させ
たものであり、この薄刃ロールカッタ4,4を刃先同士
が対向するように1対に設け、この両薄刃ロールカッタ
4,4間に帯状肉1を通すことにより、帯状肉1を繊維
状に細断した繊維状1次肉束帯2を得ることができる。
【0011】第2細断工程では、前記第1細断工程で得
た繊維状1次肉束帯2を引き続き1対の角刃ロールカッ
タ5,5間に通していく。この角刃ロールカッタ5は、
断面角形の多数の角刃50を、角刃50と谷部51とが
同一幅になるように並列させたものであり、この角刃ロ
ールカッタ5,5を角刃50と谷部51とが互いに入り
込むように1対に設け、この両角刃ロールカッタ5,5
間に繊維状1次肉束帯2を通すことにより、この繊維状
1次肉束帯2を再度繊維状に細断した繊維状2次肉束帯
3を得ることができる。
【0012】そして、この角刃ロールカッタ5,5によ
る第2細断工程での細断位置が薄刃ロールカッタ4,4
による第1細断工程での細断位置からズレを生じるよう
にしている。この場合、薄刃ロールカッタ4の細断ピッ
チと角刃ロールカッタ5の細断ピッチを異ならせること
で、細断位置にズレを生じさせており、例えば、薄刃ロ
ールカッタ4の細断ピッチは1.2mm〜1.6mm、
又、角刃ロールカッタ5の細断ピッチは0.6mm〜
1.2mmが好ましい。
【0013】これにより、第2細断工程を経た繊維状2
次肉束帯3の中には、断面寸法が異なる繊維肉を含むこ
とになり、これを結束したカニ風練り製品には、断面寸
法が異なる繊維状肉が入り混じるため、これを食した場
合に本物のカニ肉に近い食感を得ることができる。
【0014】次に、結束工程では、前記第2細断工程を
経た繊維状2次肉束帯3を束ねるもので、この場合、繊
維状2次肉束帯3を複数層に積層して結束したり、繊維
状2次肉束帯3を片側或いは両側から巻き込んで結束し
たり、繊維状2次肉束帯3を寄せ集めて結束するなど、
その結束方法は任意である。尚、この結束工程を経たの
ちは、表面に赤色で着色し、その後、所定の長さや所定
の角度に切断して外装を施し、商品として出荷すること
になる。
【0015】次に、図4は本発明の実施の第2形態にか
かるもので、カニ風練り製品の製造方法における第1細
断工程及び第2細断工程を示す正面図である。
【0016】この製造方法では、魚肉練原料を帯状に成
形して加熱凝固させた帯状肉1を繊維状に細断して繊維
状1次肉束帯2を得る第1細断工程と、この繊維状1次
肉束帯2を再度繊維状に細断して繊維状2次肉束帯3を
得る第2細断工程と、この第2細断工程を経た繊維状2
次肉束帯3を束ねる結束工程を備えている。
【0017】この製造方法では、第1細断工程で1対の
薄刃ロールカッタ4a,4aを用いると共に、第2細断
工程において1対の薄刃ロールカッタ4b,4bを用い
ている点で、前記実施の第1形態の製造方法と異なって
いる。即ち、第1細断工程で、1対の薄刃ロールカッタ
4a,4a間に帯状肉1を長手方向に送るように通して
いき、次の第2細断工程でも、前記第1細断工程で得た
繊維状1次肉束帯2を引き続き1対の薄刃ロールカッタ
4b,4b間に通していくものである。尚、薄刃ロール
カッタ4a,4bは、図2で示したものと同様に、外周
に鋭利な刃先が形成された多数の円板状薄刃40を同一
ピッチで並列させて、刃先同士が対向するように1対に
設けたものである。
【0018】そして、第2細断工程での薄刃ロールカッ
タ4b,4bによる細断位置が、第1細断工程での薄刃
ロールカッタ4a,4aによる細断位置からズレを生じ
るようにしており、この場合、第1細断工程と第2細断
工程での薄刃ロールカッタ4a,4bの細断ピッチを異
ならせることで、細断位置にズレを生じさせるようにし
ている。
【0019】これにより、第2細断工程を経た繊維状2
次肉束帯3の中には、断面寸法が異なる繊維肉を含むこ
とになり、これを結束したカニ風練り製品には、断面寸
法が異なる繊維状肉が入り混じるため、これを食した場
合に本物のカニ肉に近い食感を得ることができる。
【0020】次の結束工程において、前記第2細断工程
を経た繊維状2次肉束帯3を束ねるのは、実施の第1形
態と同様である。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明の製造方法にあっては、断
面寸法が異なる繊維状肉が入り混じった本物のカニ肉に
一層近づいた食感が得られるようにしたカニ風練り製品
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態にかかるもので、カニ
風練り製品の製造方法における第1細断工程及び第2細
断工程を示す正面図である。
【図2】薄刃ロールカッタの平面図である。
【図3】角刃ロールカッタの平面図である。
【図4】本発明の実施の第2形態にかかるもので、カニ
風練り製品の製造方法における第1細断工程及び第2細
断工程を示す正面図である。
【符号の説明】
1 帯状肉 2 繊維状1次肉束帯 3 繊維状2次肉束帯 4 薄刃ロールカッタ 4a 薄刃ロールカッタ 4b 薄刃ロールカッタ 40 円板状薄刃 5 角刃ロールカッタ 50 角刃 51 谷部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚肉練原料を帯状に成形して加熱凝固さ
    せた帯状肉を1対の薄刃ロールカッタ間に通すことで、
    帯状肉を繊維状に細断した繊維状1次肉束帯を得る第1
    細断工程と、 この第1細断工程で得た繊維状1次肉束帯を引き続き1
    対の角刃ロールカッタ間に通すことで、繊維状1次肉束
    帯を再度繊維状に細断した繊維状2次肉束帯を得る第2
    細断工程と、 この第2細断工程を経た繊維状2次肉束帯を束ねる結束
    工程を備え、 第1細断工程における細断位置と第2細断工程における
    細断位置とがズレを生じるようにしたことを特徴とする
    カニ風練り製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 魚肉練原料を帯状に成形して加熱凝固さ
    せた帯状肉を1対の薄刃ロールカッタ間に通すことで、
    帯状肉を繊維状に細断した繊維状1次肉束帯を得る第1
    細断工程と、 この第1細断工程で得た繊維状1次肉束帯を引き続き1
    対の薄刃ロールカッタ間に通すことで、繊維状1次肉束
    帯を再度繊維状に細断した繊維状2次肉束帯を得る第2
    細断工程と、 この第2細断工程を経た繊維状2次肉束帯を束ねる結束
    工程を備え、 第1細断工程における細断位置と第2細断工程における
    細断位置とがズレを生じるようにしたことを特徴とする
    カニ風練り製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の製造方法におい
    て、第1細断工程における細断ピッチと第2細断工程に
    おける細断ピッチを異ならせることで、第1細断工程に
    おける細断位置と第2細断工程における細断位置とにズ
    レを生じさせるようにしたカニ風練り製品の製造方法。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585169A (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 Osaki Suisan:Kk 長繊維状食品の製造法
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JPH0365164A (ja) * 1989-08-01 1991-03-20 Shigeo Yasuno かに足肉風かまぼこ及びその製造用すり身シートの製造方法

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