JPH04223131A - 樹脂成形品のブロー成形装置およびその方法 - Google Patents

樹脂成形品のブロー成形装置およびその方法

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JPH04223131A
JPH04223131A JP2406956A JP40695690A JPH04223131A JP H04223131 A JPH04223131 A JP H04223131A JP 2406956 A JP2406956 A JP 2406956A JP 40695690 A JP40695690 A JP 40695690A JP H04223131 A JPH04223131 A JP H04223131A
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parison
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blow molding
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中田 徹也
Masao Hara
正雄 原
Takashi Tomita
敬 富田
Kenji Moriwaki
健二 森脇
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品のブロー成
形に供されるブロー成形装置に関し、特に偏肉化された
成形品を得るためのブロー成形装置およびその方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形品を得る方法としてブロ
ー成形がある。このブロー成形は、パリソン押出し機の
アキュムレータヘッドから円筒状のパリソンを下方に押
し出し、これを一対の割金型で挟持した状態で内部にエ
アを吹き込んで中空の成形品を得るものである。
【0003】従来のブロー成形は、一般に、特に強度が
要求されない、燃料タンク等の容器の成形に使用されて
いる。従って、このようなブロー成形においては、成形
品の肉厚を可能な限り均一にすることを目標として種々
の工夫がなされている。例えば、極端に偏平な形状を有
する成形品を得る場合には、予めエキスパンダピンを用
いてパリソンを偏平な形に延伸した後、ブロー成形する
ことにより、肉厚の均一な成形品を得ている。
【0004】これに対し、近年、例えば自動車において
はその軽量化の要求から、強度が要求される部材にもブ
ロー成形品を使用することが要望されている。この場合
、ブロー成形においては、強度の必要なところは、肉厚
を厚くして強度を確保する。
【0005】例えば、図25に示すような自動車のシー
トバックフレームをブロー成形によって形成する場合に
は、その両側部を中央部分よりも厚肉化させる。このよ
うな成形品を得る場合、図26に示すように、パリソン
51は、その周方向に設定した対向する2つの所定区間
領域51a・51aを他の部分51b・51bよりも厚
肉化する。
【0006】上記のような厚肉化されたパリソン51を
得るために、従来は、パリソン押出し機のアキュムレー
タヘッドに対しダイシェービング(例えば特開昭62−
30020号公報参照)またはコアシェービングを施す
ことが行われている。図27はコアシェービングが施さ
れたパリソン押出し機のアキュムレータヘッド55の横
断面図を示し、パリソン51は、鉛直方向の軸線を有す
るコア52と、このコア52を囲むリング状のダイ53
との間のリング状ギャップ4から下方へ押し出されるよ
うになっている。上記のコア52の外周面には、パリソ
ン51の厚肉化すべき領域に対応してシェービングが施
され、その部分のギャップ54a・54bが広くなって
いる。従って、パリソン51は上記のギャップ54a・
54bに対応する部分が厚肉部となる。そして、上記の
ようなパリソン51に対してブロー成形を行った場合、
パリソン51の各部が延伸して成形品となるが、上記の
厚肉部は相対的に厚肉化された部分となって形成され、
これによって所望の強度を確保し得るようになっている
【0007】しかしながら、例えば、上記のコアシェー
ビングが施されたアキュムレータヘッド55からパリソ
ン51を押し出す場合、コアシェービングが施された部
分のギャップ54a・54bとそれ以外のギャップ部分
とでは、パリソンの押し出し速度に差が生じるため、偏
肉度合いが所定限度を超えると、図28に示すように、
パリソン51の表面に波打ち部51cが生じたり、ある
いはパリソン51が曲がって押し出される等の不具合が
ある。そのために、偏肉化の割合が所定の範囲内に限定
され、広範囲の偏肉度合いを有する成形品を得ることが
できないものとなっている。
【0008】そこで、本願出願人は、上記のような問題
点を解決し得る樹脂成形品のブロー成形装置を開発した
。同ブロー成形装置は、図29に示すように、周方向に
厚肉部61aと薄肉部61bとが形成されるように予め
偏肉化してパリソン61を押し出し、図30に示すよう
に、上記の厚肉部61aを、パリソン61の内方から厚
肉部61aに当接して移動するエキスパンダ部材62・
62により成形型63の分割型63aにおける対応する
成形面部に当接させ、これによって薄肉部61bを延伸
させた後、図31に示すように、エキスパンダ部材62
・62をパリソン61から抜き出し、さらに、分割型6
3a・63bの型閉めをして、ブローを行うものである
。このような構成によれば、ブローは、パリソン61の
厚肉部61aが成形型63に当接して冷却が開始されて
いる状態で行われるので、ブローによる延伸時にも、パ
リソン61の厚肉部61aの延伸が抑制され、ほとんど
薄肉部61bのみが延伸する。従って、パリソン61の
薄肉部61bは上記の延伸により薄肉化される分を見込
んで予め厚めに形成することになり、パリソン61を形
成する段階においては、最終的に樹脂成形品において形
成されるような極端な度合いで偏肉化を行う必要がない
。これにより、パリソン61の表面に波打ち部が生じた
り、あるいはパリソン61が曲がって押し出される等の
不都合を生じることがなく、広範囲の偏肉度合いを有す
る成形品を得ることができる。また、パリソン61の厚
肉部61aは、エキスパンダ部材62・62による延伸
工程の際に設定された厚さが確保されるので、成形品の
厚肉部の肉厚を高精度で設定することができるようにな
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の図30に示す、
エキスパンダ部材62・62によるパリソン61の延伸
工程は、図32に示すように、アキュムレータヘッド6
4から押し出されたパリソン61内にエキスパンダ部材
62・62を挿入し、図33に示すように、例えばエキ
スパンダ部材62・62を分割型63a方向へ移動させ
て、図30に示すように、分割型63aの両側部内面と
エキスパンダ部材62・62とが対向する状態にエキス
パンダ部材62・62を配した状態で行われる。ところ
が、成形型63の分割型63a・63bには、通常、上
下の対向部に、型閉めを行うと同時にパリソン61の不
要な部分の食い切り、即ちピンチオフを行うための凸部
63cが形成されている。従って、このような成形型6
3に対して、エキスパンダ部材62・62によりパリソ
ン61の延伸を行う構成を単に用いるだけでは、エキス
パンダ部材62・62によりパリソン61の厚肉部61
a・61aを当接させる側の分割型の下部の凸部、即ち
分割型63aの下部の凸部63cとエキスパンダ部材6
2・62とが干渉し、エキスパンダ部材62・62を抜
き出すことができないという問題点を招来する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の樹脂成
形品のブロー成形装置は、上記の課題を解決するために
、周方向に薄肉部と厚肉部とが形成されるように予め偏
肉化して押し出されたパリソンの内方から厚肉部に当接
して移動するエキスパンダ部材を備え、このエキスパン
ダ部材が、その移動によりパリソンの厚肉部を薄肉部の
延伸を伴って成形型の対応する成形面部に当接させ、こ
のパリソンに対して成形型内でブローを行う樹脂成形品
のブロー成形装置であって、上記の成形型は複数個の分
割型からなり、エキスパンダ部材よるパリソンに対して
の延伸動作によってパリソンの厚肉部が当接される厚肉
部当接分割型のキャビティ下方には、エキスパンダ部材
を抜き出し可能な開口部が形成されていることを特徴と
している。
【0011】請求項2の発明の樹脂成形品のブロー成形
装置は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載
の樹脂成形品のブロー成形装置において、上記の厚肉部
当接分割型の開口部は、この厚肉部当接分割型と嵌合さ
れる他の分割型との対向側から背面方向へ切欠き状に形
成され、上記の他の分割型には、厚肉部当接分割型の開
口部と嵌合する嵌合凸部が形成されていることを特徴と
している。
【0012】請求項3の発明の樹脂成形品のブロー成形
装置は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載
の樹脂成形品のブロー成形装置において、パリソンにお
ける上記の厚肉部当接分割型の下方の部分を食い切る一
対の食切り型を備えていることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明の樹脂成形品のブロー成形
装置は、上記の課題を解決するために、請求項3に記載
の樹脂成形品のブロー成形装置において、上記の一対の
食切り型は、エキスパンダ部材によるパリソンの延伸方
向と直交する方向のキャビティ部分を形成するものであ
ることを特徴としている。
【0014】請求項5の発明の樹脂成形品のブロー成形
方法は、請求項3に記載の樹脂成形品のブロー成形装置
を使用し、パリソンがキャビティ内に配されるようにし
て、キャビティを形成する分割型の型閉めを行った後、
パリソンの厚肉部を薄肉部の延伸を伴って成形型の対応
する成形面部に当接させるエキスパンダ部材によるパリ
ソンに対しての延伸動作を行うことを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1の構成によれば、厚肉部当接分割型の
キャビティ下方に、エキスパンダ部材を抜き出し可能な
開口部が形成されているので、エキスパンダ部材よるパ
リソンに対しての延伸動作後には、成形型と干渉するこ
となく、エキスパンダ部材を成形型内から抜き出すこと
ができる。
【0016】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
の作用に加え、厚肉部当接分割型と嵌合される他の分割
型に、厚肉部当接分割型の開口部と嵌合する嵌合凸部が
形成されているので、厚肉部当接分割型と他の分割型と
の型閉めと同時に、パリソンにおける成形型の下側の部
分の食い切りを行うことができる。
【0017】請求項3の構成によれば、請求項1の構成
の作用に加え、パリソンにおける厚肉部当接分割型の下
方の部分を食い切る一対の食切り型を備えているので、
これら食切り型により、パリソンにおける成形型の下側
の部分において、成形品の形状に応じたピンチオフの位
置の設定を容易に行うことができる。
【0018】請求項4の構成によれば、請求項3の構成
による作用に加え、一対の食切り型が、エキスパンダ部
材によるパリソンの延伸方向と直交する方向のキャビテ
ィ部分を形成するものであるから、エキスパンダ部材に
よりパリソンを延伸させた後に、上記の両食切り型の型
閉めを行って、パリソンにおける成形型の下側の部分の
食い切りを行うこともできる。この場合、ブローの直前
に、上記の両食切り型の型閉めを行うまでは、パリソン
の薄肉部が成形型と接触して冷却されるといった事態が
生じないので、ブロー工程においての良好な成形性を確
保することができる。
【0019】請求項5の構成によれば、パリソンがキャ
ビティ内に配されるようにして、キャビティを形成する
分割型の型閉めを行った後、パリソンの厚肉部を薄肉部
の延伸を伴って成形型の対応する成形面部に当接させる
エキスパンダ部材によるパリソンに対しての延伸動作を
行うので、パリソンの厚肉部両側の薄肉部の冷却が同じ
時点で開始され、一方の薄肉部が先に冷却されることに
より生じる、ブローでの成形性の低下、および形成品の
内部における歪みの発生等を防止することができる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図12に基づ
いて以下に説明する。
【0021】図2に示すように、本実施例のブロー成形
装置1は、パリソン押出し機2、成形型3、エキスパン
ダ部材である一対のエキスパンダパネル4・4および図
示しないブロー装置を備えている。上記の成形型3およ
びエキスパンダパネル4・4は、図3に示すシートバッ
クフレームを形成するための形状となっている。
【0022】上記のパリソン押出し機2は、溶融円筒体
であるパリソン5を押し出すためのアキュムレータヘッ
ド6を備えている。このアキュムレータヘッド6は、本
体部7の下端部にダイ8を有し、このダイ8の中央部に
、ダイ8と所定の間隙をおいてコア9を有している。 このコア9はシリンダ10によって上下駆動されるよう
になっている。本体部7におけるコア9の外周側には環
状の材料貯留部11が形成され、この材料貯留部11の
上には、シリンダ12・12によって上下駆動されるリ
ングプランジャ13が設けられている。上記の材料貯留
部11には、図4に示すように、溶融した樹脂材料をス
クリュによって材料貯留部11に供給する4個の材料供
給機14a〜14dが接続されている。これら材料供給
機14a〜14dは、図示しないホッパ等から供給され
た樹脂材料を材料貯留部11に対して前後左右から供給
し得るように、均等に分配して設けられている。
【0023】成形型3は、図1に示すように、厚肉部当
接分割型である左分割型15と、右分割型16とからな
り、これら両型15・16を型閉めしたときに、得られ
る成形品の外形に対応したキャビティを形成するように
なっている。上記の左分割型15には、右分割型16と
の対向面側におけるキャビティ形成部15aの上下に、
それぞれ、上切欠き部15bと開口部としての下切欠き
部15cが形成されている。この下切欠き部15cは、
左分割型15の背面方向へは、キャビティ形成部15a
のほぼ壁面まで達し、左分割型15の幅方向、即ちエキ
スパンダパネル4・4の延伸動作時における移動方向へ
は、左分割型15のほぼ側部内面まで達している。一方
、右分割型16には、左分割型15との対向面側におけ
るキャビティ形成部16aの上下に、それぞれ、左分割
型15の上切欠き部15bに対応する上凸部16bと、
左分割型15の下切欠き部15cに対応する嵌合凸部と
しての下凸部16cが形成されている。
【0024】エキスパンダパネル4・4は、図5に示す
形状をなし、図示しないエキスパンダパネル駆動装置に
駆動されて両パネル4・4の距離を狭める方向と開く方
向、および上下方向等に移動するようになっている。
【0025】一方、アキュムレータヘッド6から押し出
されるパリソン5は、図6に示すように、本ブロー成形
によって得られる樹脂成形品において強度が要求される
部分が厚肉部5a・5aとなるように形成される。この
ように偏肉化されたパリソン5は、上記の厚肉部5a・
5aに対応する部位におけるダイ8とコア9との間隙を
他の部分よりも広くすることにより得ることができる。 このために、アキュムレータヘッド6のダイ8、コア9
に対して、ダイシェービングあるいはコアシェービング
、またはこれら両方が施されている。尚、パリソン5の
厚肉化の度合いは、波打ち現象が生じない範囲に設定さ
れる。
【0026】上記の構成において、樹脂成形品のブロー
成形を行う際には、先ず、材料供給機14a〜14dか
ら、溶融した樹脂材料をアキュムレータヘッド6の材料
貯留部11に供給する。
【0027】次に、材料貯留部11に樹脂材料が充填さ
れた状態で、シリンダ12・12によってリングプラン
ジャ13を下方に押し下げる。これにより、材料貯留部
11の樹脂材料が、ダイ8とコア9との隙間から、図6
に示すパリソン5となって、図7および図10に示すよ
うに、成形型3における左分割型15と右分割型16と
の間に垂下状に押し出される。
【0028】次に、パリソン5内にエキスパンダパネル
4・4を下方から挿入した後、左分割型15をエキスパ
ンダパネル4・4方向へ移動させて、左分割型15の両
側部の内面とエキスパンダパネル4・4とが対向するよ
うに配置する。尚、このとき、エキスパンダパネル4・
4を左分割型15方向へ移動させるようにしてもよい。
【0029】次に、図8および図11に示すように、エ
キスパンダパネル4・4を相互に離間する方向へ移動さ
せて、パリソン5の厚肉部5a・5aを左分割型15の
側部内面に圧接させる。このときには、厚肉部5aがエ
キスパンダパネル4と当接した状態でパリソン5の延伸
が行われることにより、パリソン5の厚肉部5aの延伸
は抑制され、主に薄肉部5bが延伸してさらに薄肉化さ
れる。
【0030】その後、エキスパンダパネル4・4をパリ
ソン5内から下方へ抜き出す。このとき、エキスパンダ
パネル4・4は、下切欠き部15cから左分割型15と
干渉することなく抜き出すことができる。
【0031】次に、図9および図12に示すように、右
分割型16を左分割型15方向移動させて型閉めを行っ
た後、ブロー装置によって、エアブローを行う。上記の
型閉めの際には、左分割型15の上切欠き部15bと下
切欠き部15cに、それぞれ、右分割型16の上凸部1
6bと上凸部16bとが嵌合するので、型閉めと同時に
、パリソン5における成形型3の上下の部分の食い切り
、即ちピンチオフを行うことができる。また、上記のエ
アブローは、ブロー装置のノズルを例えば左分割型15
およびパリソン5を貫通させてパリソン5内に挿入して
行う。上記のエアブローによって、パリソン5の薄肉部
5b・5bが延伸して左分割型15および右分割型16
の内面形状に沿った状態となる。このとき、パリソン5
の厚肉部5a・5aは、エアブローの前に左分割型15
と当接して冷却が開始されていることにより、エアブロ
ーによってはほとんど延伸しない。従って、エキスパン
ダパネル4・4による延伸工程の際に設定された厚さが
確保される。即ち、厚肉部5a・5aの厚さはエキスパ
ンダパネル4・4による延伸工程によって決定される。
【0032】その後、型開きを行い、所望の形状に形成
された樹脂成形品を得る。
【0033】上述のブロー成形では、パリソン5の厚肉
部5a・5aの延伸が抑制され、薄肉部5b・5bを延
伸させることによって樹脂成形品を得るものであるから
、パリソン5を形成する段階においては、最終的に樹脂
成形品において形成されるような極端な度合いで偏肉化
を行う必要がない。従って、パリソン5の表面に波打ち
部が生じたり、パリソン5が曲がって押し出される等の
不具合が生じない。また、樹脂成形品の厚肉部の厚さは
、エキスパンダパネル4・4によるパリソン5の延伸工
程によって決定されるので、高精度で厚肉部の肉厚を設
定することができる。
【0034】本発明の他の実施例を図13ないし図17
に基づいて、以下に説明する。尚、説明の便宜上、前記
の実施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0035】本実施例のブロー成形装置は、図13、こ
の図13の状態を平面視で示す図14、および図13の
状態を底面視で示す図15に示す成形型21を備えてい
る。
【0036】この成形型21は、左分割型22、右分割
型23、左分割型22の下に設けられた左食切り型24
、および右分割型23の下に設けられた右食切り型25
を有している。そして、上記の左分割型22と右分割型
23とにより、厚肉部当接分割型が構成されている。 左食切り型24は、左分割型22に対して、右食切り型
25との対向方向へ進退駆動されるようになっており、
同様に、右食切り型25は、右分割型23に対して、左
食切り型24との対向方向へ進退駆動されるようになっ
ている。上記の型22〜25は、図17に示すように、
型閉めが行われたときに、各型22〜25に形成されて
いる各キャビティ形成部22a〜25aによって、キャ
ビティを形成するようになっている。また、このとき、
キャビティの両側部方向および上部方向では、左分割型
22と右分割型23との両側部および上部の前端面同志
が当接し、キャビティの下部方向では、左食切り型24
と右食切り型25との前端面同志が当接することにより
、型閉めが行われるようになっている。
【0037】上記の構成において、本成形型21を使用
してのブロー成形では、図13に示すように、アキュム
レータヘッド6から押し出されたパリソン5内にエキス
パンダパネル4・4を挿入し、次に、左分割型22およ
び右分割型23に対して、それぞれ、左食切り型24お
よび右食切り型25を退行させた状態で、左分割型22
および右分割型23のみによる型閉めを行う。これによ
って、パリソン5における成形型21の上側の部分のピ
ンチオフが行われる。
【0038】次に、図16に示すように、エキスパンダ
パネル4・4によりパリソン5の延伸を行った後、エキ
スパンダパネル4・4をパリソン5内から下方へ抜き出
す。
【0039】このときの延伸動作では、パリソン5の厚
肉部5a・5aが、左分割型22と右分割型23との両
側部の内面に圧接される。また、パリソン5からのエキ
スパンダパネル4・4の抜き出しは、左食切り型24と
右食切り型25とが退行しており、キャビティの下方が
開放されているので、エキスパンダパネル4・4と成形
型21とが干渉することなく行うことができる。
【0040】次に、図17に示すように、左食切り型2
4と右食切り型25とを対向方向に進出させて、成形型
21を完全に型閉めした後、エアブローを行って成形品
を得る。上記の左食切り型24と右食切り型25との型
閉めの際には、型閉めと同時に、パリソン5における成
形型21の下側の部分のピンチオフが行われる。
【0041】本実施例のブロー成形装置では、上記のよ
うにピンチオフ用の左食切り型24と右食切り型25と
を備えていることにより、成形品の形状に応じたピンチ
オフの位置の設定が容易である。
【0042】また、左分割型22と右分割型23とを型
閉めした状態でパリソン5の延伸を行うことができるの
で、良好な成形を行うことができる。即ち、図8および
図9に示したように、パリソン5の延伸を行った後、左
分割型15と右分割型16との型閉めを行う構成では、
パリソン5の延伸時に一方の薄肉部5bが左分割型15
と接触して先に冷却されることがある。この場合には、
その後のブロー時において、両薄肉部5b・5bで硬化
度合いが異なることになり、成形性が低下し、また、形
成品の内部に歪みを生じる等の虞がある。これに対し、
本実施例の構成では、薄肉部5b・5bの冷却が同じ時
点で開始されるので、上記の問題を回避することができ
る。
【0043】尚、本実施例においては、左食切り型24
および右食切り型25にもキャビティ形成部24a・2
5aが形成されたものとなっているが、上記の両型24
・25は、キャビティ形成部24a・25aを備えてお
らず、ピンチオフ専用のものであってもよい。
【0044】本発明のその他の実施例を図18および図
19に基づいて、以下に説明する。
【0045】尚、説明の便宜上、前記の実施例の図面に
示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0046】本実施例のブロー成形装置は、図18に示
す成形型31を備えている。この成形型31は、左分割
型32、右分割型33、左分割型32の下に設けられた
左下食切り型34、右分割型33の下に設けられた右下
食切り型35、左分割型32の上に設けられた左上食切
り型36、および右分割型33の上に設けられた右上食
切り型37を有している。そして、上記の左分割型32
と右分割型33とにより、厚肉部当接分割型が構成され
ている。左下食切り型34および左上食切り型36は、
左分割型32に対して、それぞれ、右下食切り型35お
よび右上食切り型37との対向方向へ進退駆動されるよ
うになっている。同様に、右下食切り型35および右上
食切り型37は、右分割型33に対して、それぞれ、左
下食切り型34および左上食切り型36との対向方向へ
進退駆動されるようになっている。上記の型32〜37
は、図19に示すように、型閉めが行われたときに、各
型32〜37に形成されている各キャビティ形成部32
a〜37aによって、キャビティを形成するようになっ
ている。また、このとき、キャビティの両側部方向では
、左分割型32と右分割型33との両側部の前端面同志
が当接し、キャビティの下部方向では、左下食切り型3
4と右下食切り型35との前端面同志が当接し、キャビ
ティの上部方向では、左上食切り型36と右上食切り型
37との前端面同志が当接することにより、型閉めが行
われるようになっている。即ち、本実施例の成形型31
は、前記の図13に示した成形型21において、左分割
型22および右分割型23の上部が、それぞれ、左上食
切り型36および右上食切り型37によって構成された
ものとなっている。
【0047】上記の構成において、本成形型31を使用
してのブロー成形では、図18に示すように、アキュム
レータヘッド6から押し出されたパリソン5内にエキス
パンダパネル4・4を挿入し、次に、左分割型32およ
び右分割型33に対して、それぞれ、左下食切り型34
と左上食切り型36、および右下食切り型35と右上食
切り型37を退行させた状態で、左分割型32および右
分割型33のみによる型閉めを行う。
【0048】次に、図16に示した場合と同様にして、
エキスパンダパネル4・4によりパリソン5の延伸を行
った後、エキスパンダパネル4・4をパリソン5内から
下方へ抜き出す。このときの延伸動作では、パリソン5
の厚肉部5a・5aが、左分割型32と右分割型33と
の両側部の内面に圧接される。また、パリソン5からの
エキスパンダパネル4・4の抜き出しは、左下食切り型
34と右下食切り型35とが退行しており、キャビティ
の下方が開放されているので、エキスパンダパネル4・
4と成形型31とが干渉することなく行うことができる
【0049】次に、図19に示すように、左下食切り型
34および左上食切り型36と右下食切り型35および
右上食切り型37とを対向方向に進出させて、成形型3
1を完全に型閉めした後、エアブローを行って成形品を
得る。上記の各食切り型34〜37の型閉めの際には、
型閉めと同時に、パリソン5における成形型31の下側
および上側の部分のピンチオフが行われる。
【0050】尚、本実施例においては、各食切り型34
〜37にもキャビティ形成部34a〜37aが形成され
たものとなっているが、上記の各食切り型34〜37が
、キャビティ形成部34a〜37aを備えておらず、ピ
ンチオフ専用のものであってもよい。また、成形品の形
状に応じてピンチオフの位置の設定が容易である点、お
よび左分割型32と右分割型33とを型閉めした状態で
パリソン5を延伸させることにより良好な成形を行うこ
とができる点については、図13に示した構成と同様で
ある。
【0051】本発明のさらに他の実施例を図20ないし
図24に基づいて、以下に説明する。尚、説明の便宜上
、前記の実施例の図面に示した部材と同一の機能を有す
る部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0052】本実施例のブロー成形装置は、図20に示
す成形型41を備えている。この成形型41は、図21
にも示すように、食切り型としての左分割型42、食切
り型としての右分割型43、これら両型42・43間の
両側部方向に配された厚肉部当接分割型としての2個の
側部分割型44・45を有している。側部分割型44・
45は、本ブロー成形装置によって形成される図3に示
したシートバックフレームの幅に相当する間隔をおいて
対向配置されている。また、左分割型42と右分割型4
3とは、対向方向に進退駆動されるようになっいる。上
記の各分割型42〜45は、図23に示すように、型閉
めが行われたときに、各分割型42〜45に形成されて
いる各キャビティ形成部42a〜45aによって、キャ
ビティを形成するようになっている。また、このとき、
キャビティの両側部方向では、側部分割型44・45の
両側面44b・45bに左分割型42と右分割型43と
の側部前端面42b・43bが当接し、キャビティの上
部および下部では、両分割型42・43の上下の凸部4
2c・43cの前端面42d・43d同志が当接し、型
閉めが行われるようになっている。
【0053】上記の構成において、本成形型41を使用
してのブロー成形では、図20および図22に示すよう
に、アキュムレータヘッド6から押し出されたパリソン
5内にエキスパンダパネル4・4を挿入し、エキスパン
ダパネル4・4によりパリソン5の延伸を行う。このと
きの延伸動作では、パリソン5の厚肉部5a・5aが、
側部分割型44・45の内面に圧接される。
【0054】次に、パリソン5内からエキスパンダパネ
ル4・4を下方へ抜き出す。このときには、側部分割型
44・45間の下方が開放されているので、エキスパン
ダパネル4・4は成形型41と干渉することなく抜き出
すことができる。
【0055】次に、図23および図24に示すように、
左分割型42と右分割型43とを対向方向へ移動させて
、左分割型42、右分割型43および側部分割型44・
45の型閉めを行った後、エアブローを行って成形品を
得る。上記の型閉めの際には、左分割型42および右分
割型43の上下の凸部42c・43cによって、型閉め
と同時に、パリソン5における成形型41の下側および
上側の部分のピンチオフが行われる。
【0056】本実施例においては、エキスパンダパネル
4・4によりパリソン5の厚肉部5a・5aを側部分割
型44・45に圧接させる延伸動作を行った後、左分割
型42と右分割型43とを型閉めしてブローを行ってい
るので、ブロー前に、パリソン5の薄肉部5b・5bが
成形型41と接触して冷却されるといったことがなく、
ブロー工程においての良好な成形性を確保することがで
きる。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明の樹脂成形品のブロー成
形装置は、以上のように、成形型が複数個の分割型から
なり、エキスパンダ部材よるパリソンに対しての延伸動
作によってパリソンの厚肉部が当接される厚肉部当接分
割型のキャビティ下方には、エキスパンダ部材を抜き出
し可能な開口部が形成されている構成である。
【0058】これにより、エキスパンダ部材よるパリソ
ンに対しての延伸動作後には、成形型と干渉することな
く、エキスパンダ部材を成形型内から抜き出すことがで
きるという効果を奏する。
【0059】請求項2の発明の樹脂成形品のブロー成形
装置は、以上のように、請求項1に記載の樹脂成形品の
ブロー成形装置において、厚肉部当接分割型の開口部が
、この厚肉部当接分割型と嵌合される他の分割型との対
向側から背面方向へ切欠き状に形成され、上記の他の分
割型には、厚肉部当接分割型の開口部と嵌合する嵌合凸
部が形成されている構成である。
【0060】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、厚肉部当接分割型と他の分割型との型閉めと同
時に、パリソンにおける成形型の下側の部分の食い切り
を行うことができるという効果を奏する。
【0061】請求項3の発明の樹脂成形品のブロー成形
装置は、以上のように、請求項1に記載の樹脂成形品の
ブロー成形装置において、パリソンにおける上記の厚肉
部当接分割型の下方の部分を食い切る一対の食切り型を
備えている構成である。
【0062】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、上記一対の食切り型にて、パリソンにおける成
形型の下側の部分において、成形品の形状に応じたピン
チオフの位置の設定を容易に行うことができるという効
果を奏する。
【0063】請求項4の発明の樹脂成形品のブロー成形
装置は、以上のように、請求項3に記載の樹脂成形品の
ブロー成形装置において、一対の食切り型が、エキスパ
ンダ部材によるパリソンの延伸方向と直交する方向のキ
ャビティ部分を形成するものである構成となっている。
【0064】これにより、請求項3の構成による効果に
加えて、エキスパンダ部材によりパリソンを延伸させた
後に、上記の両食切り型の型閉めを行って、パリソンに
おける成形型の下側の部分の食い切りを行うことができ
る。この場合、従って、ブロー前に、パリソンの薄肉部
が成形型と接触して冷却されるいった事態を防止し、ブ
ロー工程においての良好な成形性を確保することができ
るという効果を奏する。
【0065】請求項5の発明の樹脂成形品のブロー成形
方法は、以上のように、請求項3に記載の樹脂成形品の
ブロー成形装置を使用し、パリソンがキャビティ内に配
されるようにして、キャビティを形成する分割型の型閉
めを行った後、パリソンの厚肉部を薄肉部の延伸を伴っ
て成形型の対応する成形面部に当接させるエキスパンダ
部材によるパリソンに対しての延伸動作を行う構成であ
る。
【0066】これにより、一方の薄肉部が先に冷却され
ることにより生じる、ブローでの成形性の低下、および
形成品の内部における歪みの発生等を防止することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す成形型の斜視図である
【図2】図1に示した成形型を備えているブロー成形装
置の全体構成を示す概略の縦断面図である。
【図3】図2に示したブロー成形装置によって形成され
るシートバックフレームを示す斜視図である。
【図4】図2に示したパリソン押出し機における材料供
給機の配設状態を示す概略の横断面図である。
【図5】図2に示したブロー成形装置が備えているエキ
スパンダパネルを示す斜視図である。
【図6】図2に示したパリソン押出し機から押し出され
たパリソン、およびこのパリソンとエキスパンダパネル
との位置関係を示す概略の横断面図である。
【図7】図2に示したブロー成形装置によるパリソン押
出し工程を示す正面図である。
【図8】図2に示したブロー成形装置でのエキスパンダ
パネルによるパリソンの延伸工程を示す正面図である。
【図9】図2に示したブロー成形装置でのエアブロー工
程を示す正面図である。
【図10】図7に示した状態の成形型部分の横断面図で
ある。
【図11】図8に示した状態の成形型部分の横断面図で
ある。
【図12】図9に示した状態の成形型部分の横断面図で
ある。
【図13】本発明の他の実施例を示すものであって、ブ
ロー成形装置によるパリソン押出し工程を示す正面図で
ある。
【図14】図13に示した成形型の平面図である。
【図15】図14に示した成形型の底面図である。
【図16】図13に示したブロー成形装置でのパリソン
の延伸工程を示す横断面図である。
【図17】図13に示したブロー成形装置でのエアブロ
ー工程を示す正面図である。
【図18】本発明のその他の実施例を示すものであって
、ブロー成形装置によるパリソン押出し工程を示す正面
図である。
【図19】図18に示したブロー成形装置でのエアブロ
ー工程を示す正面図である。
【図20】本発明のさらに他の実施例を示すものであっ
て、ブロー成形装置おけるパリソンの延伸工程を示す正
面図である。
【図21】図20に示した成形型のA−A線矢視断面図
である。
【図22】図20におけるB−B線矢視断面図である。
【図23】図20に示したブロー成形装置でのエアブロ
ー工程を示す正面図である。
【図24】図20に示したブロー成形装置でのエアブロ
ー工程を示す横断面図である。
【図25】従来のブロー成形によって形成される車両用
シートバックフレームの斜視図である。
【図26】図25に示した車両用シートバックフレーム
の形成に使用されるパリソンの横断面図である。
【図27】図26に示したパリソンを得るためにシェー
ビングされたアキュムレータヘッドの横断面図である。
【図28】波打ちが生じた従来のパリソンを示す斜視図
である。
【図29】本発明による改良前のブロー成形装置におけ
るパリソン押出し工程を示す横断面の端面図である。
【図30】図29の状態後の、エキスパンダパネルによ
るパリソンの延伸工程を示す横断面の端面図である。
【図31】図30の状態後の、エアブロー工程を示す横
断面の端面図である。
【図32】図29に示した状態において考えられるエキ
スパンダ部材と成形型との関係を示す縦断面図である。
【図33】図30に示した状態において考えられるエキ
スパンダ部材と成形型との関係を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1    ブロー成形装置 2    パリソン押出し機 3    成形型 4    エキスパンダパネル(エキスパンダ部材)5
    パリソン 5a  厚肉部 5b  薄肉部 6    アキュムレータヘッド 8    ダイ 9    コア 15    左分割型(厚肉部当接分割型)15c  
下切欠き部(開口部) 16    右分割型16(他の分割型)16c  下
凸部(嵌合凸部) 21    成形型 22    左分割型(厚肉部当接分割型)23   
 右分割型(厚肉部当接分割型)24    左食切り
型 25    右食切り型 31    成形型 32    左分割型(厚肉部当接分割型)33   
 右分割型(厚肉部当接分割型)34    左下食切
り型 35    右下食切り型 36    左上食切り型 37    右上食切り型 41    成形型 42    左分割型(食切り型) 43    右分割型(食切り型)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に薄肉部と厚肉部とが形成されるよ
    うに予め偏肉化して押し出されたパリソンの内方から厚
    肉部に当接して移動するエキスパンダ部材を備え、この
    エキスパンダ部材が、その移動によりパリソンの厚肉部
    を薄肉部の延伸を伴って成形型の対応する成形面部に当
    接させ、このパリソンに対して成形型内でブローを行う
    樹脂成形品のブロー成形装置であって、上記の成形型は
    複数個の分割型からなり、エキスパンダ部材よるパリソ
    ンに対しての延伸動作によってパリソンの厚肉部が当接
    される厚肉部当接分割型のキャビティ下方には、エキス
    パンダ部材を抜き出し可能な開口部が形成されているこ
    とを特徴とする樹脂成形品のブロー成形装置。
  2. 【請求項2】上記の厚肉部当接分割型の開口部は、この
    厚肉部当接分割型と嵌合される他の分割型との対向側か
    ら背面方向へ切欠き状に形成され、上記の他の分割型に
    は、厚肉部当接分割型の開口部と嵌合する嵌合凸部が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成
    形品のブロー成形装置。
  3. 【請求項3】パリソンにおける上記の厚肉部当接分割型
    の下方の部分を食い切る一対の食切り型を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品のブロー成
    形装置。
  4. 【請求項4】上記の一対の食切り型は、エキスパンダ部
    材によるパリソンの延伸方向と直交する方向のキャビテ
    ィ部分を形成するものであることを特徴とする請求項3
    に記載の樹脂成形品のブロー成形装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の樹脂成形品のブロー成形
    装置を使用し、パリソンがキャビティ内に配されるよう
    にして、キャビティを形成する分割型の型閉めを行った
    後、パリソンの厚肉部を薄肉部の延伸を伴って成形型の
    対応する成形面部に当接させるエキスパンダ部材による
    パリソンに対しての延伸動作を行うことを特徴とする樹
    脂成形品のブロー成形方法。
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