JP3144843B2 - ブロー成形方法 - Google Patents
ブロー成形方法Info
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parison
- mold
- blow molding
- molding method
- die head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/08—Biaxial stretching during blow-moulding
- B29C49/16—Biaxial stretching during blow-moulding using pressure difference for pre-stretching, e.g. pre-blowing
- B29C49/1602—Biaxial stretching during blow-moulding using pressure difference for pre-stretching, e.g. pre-blowing pre-blowing without using a mould
Description
したコアを備えた金型を用いて行う場合に好適なブロー
成形方法に関する。
クトブロー成形法が知られている。このダイレクトブロ
ー成形法は容器等の成形に広く使用されている成形法で
ある。このダイレクトブロー成形法は、図4、図5に示
すように、ダイヘッド1から押し出したパリソン2を両
側から金型3で挟み、ついでパリソン2内に空気を吹き
込み、キャビティ4内でパリソン2を膨らませて、成形
品を得る方法である。
3次元ブロー成形法と通称される方法がある。この3次
元ブロー成形法は、製品の屈曲形状に沿って上下に分割
されている型の下型をほぼ水平に置き、この状態で下型
を移動させつつあるいはダイヘッドを移動させつつ下型
のキャビティに沿ってパリソンを収め、ついで金型を閉
じた後パリソンに空気を吹き込み成形品を得る方法であ
る。
ンパー、バンパーレインフォースメント、スポイラー等
をブロー成形すると、衝撃吸収特性に優れかつ軽量な中
空構造の製品となるので、近年積極的に検討されてい
る。これらバンパー等や、室内スペースを確保するため
に複雑な形状が要求される自動車用ガソリンタンクなど
は、湾曲部や屈曲部を有しているので、ブロー成形する
場合、分割面よりも突出したコアを備えた金型を用いる
必要がある。
記ダイレクトブロー成形法で成形す場合、図7に示した
ような、分割面6よりも突出したコア7を備えた雄型8
と、キャビティ4が形成された雌型10とからなる金型
3を用いなければならない。ところがこの金型3を用い
てダイレクトブロー成形を行うと、バンパー5の側部5
aが長いとこの側部5aに相当する部分で型締め時にパ
リソン2が極度に引き伸ばされてしまい、パリソン2が
パンクしたり、極度の薄肉化を招く。このため、バンパ
ー5の側部5aの長さが制限されて、製品設計上の大き
な障害となっている。
型製品であるバンパー5等を成形しようとすると、大型
の金型を動かしたり、ダイヘッド1を長距離動かさなけ
ればならず、大がかりな設備が必要になる問題がある。
で、屈曲部を有する大型成形品を容易に製造できるブロ
ー成形方法を提供することを目的とする。
では、押し出されたパリソンの先端部を閉止し、この後
パリソン内にガスを吹き込みパリソンを予備的に膨らま
せ、ついで金型の一方のみをその分割面のダイヘッド側
の端部がダイヘッドのセンターラインと一致する位置に
前進させてパリソンに当接した状態とした後に金型を閉
じ、次にパリソンに再びガスを吹き込んでパリソンを最
終的に膨らませることを特徴とする成形方法である。
リソンの先端部を閉止した後パリソン内にガスを吹き込
みパリソンを予備的に膨らませ、この状態で金型の一方
のみをその分割面のダイヘッド側の端部がダイヘッドの
センターラインと一致する位置に前進させてパリソンに
当接させ、ついで金型を閉じるので、パリソンはまず金
型の一方に接して予め変形される。そして金型の他方の
側に膨張した状態となる。この状態で型を閉じるとパリ
ソンの一部を極度に引き伸ばすことなくキャビティの屈
曲形状にパリソンを沿わせることができる。
ごとくパリソンを予備的に膨らますので、パリソンが金
型のキャビティの形状に沿って屈曲されても、パリソン
の内面同士が融着するのを防止できる。
方法の一実施例を説明する。なお前記従来例と同一構成
部分には、同一符号を付して説明を簡略化する。
5cm、側部5aの長さが40cmのバンパー5を製造
した。材料としては、メルトフローレート(MFR)
0.3g/10minのポリプロピレン樹脂を用いた。
すように、まず金型3を開いておき、雄型8と雌型10
との間にダイヘッド1からパリソン2を所定長さ押し出
した。そしてこのパリソン2の下端部をプリピンチ板1
2で挟み、ここを気密に閉止した。この後、このパリソ
ン2内に空気を吹き込み、パリソン2を予備的に膨らま
せた。
鎖位置の方向に前進させてコア7をパリソン2に当接さ
せた。この際、雄型8の分割面6のダイヘッド1側の端
部と、ダイヘッド1のパリソン押し出し口のセンターラ
インAとが一致する位置まで雄型8を前進させた。
接させ、図3に示したように、金型3を閉じた。そして
金型3内に設置してある吹き込みピンをパリソン2に突
き刺し、パリソン2内に圧力5kg/cm2(ゲージ圧)で空
気を吹き込み、最終的にパリソン2を膨張させ、金型3
のキャビティ内面にパリソン2を密着させた。この後所
定時間冷却を行い、成形品を取り出した。
ン2の下端部をプリピンチ板12で挟んで閉止した後パ
リソン2内にガスを吹き込みパリソン2を予備的に膨ら
ませ、この状態で雄型8を前進させてコア7をパリソン
2に当接させ、ついで金型3を閉じた。この方法によれ
ば、パリソン2はまず雄型8のコア7に接しコア7の面
に沿って一部が予め変形される。そしてパリソン2はコ
ア7に押された分、雌型10側に膨張した状態となる。
この結果パリソン2は、巨視的に見て、雌型10のくぼ
んだキャビティ4の面の変化にほぼ沿った形状となる。
この状態で型を閉じるとパリソン2の一部を極度に引き
伸ばすことなくキャビティ4の屈曲形状にパリソン2を
沿わせることができる。従ってこの実施例のブロー成形
方法によれば、バンパー5の側部5aが長い場合でもこ
の側部5aに相当する部分で型締め時にパリソン2が極
度に引き伸ばされることがなく、パリソン2のパンクを
回避しつつ、より均一な肉厚のバンパー5を成形でき
る。
述のごとくパリソン2を予備的に膨張させるので、パリ
ソン2が金型3のキャビティ4の形状に沿って屈曲され
ても、パリソン2の内面同士が融着するのを防止でき
る。従ってこの実施例のブロー成形方法によれば、融着
に起因するガス吹き込み時のパリソン2のパンクを防止
でき、屈曲した形状の製品でも円滑に成形を行うことが
できる。
型8の前進位置をその分割面6の上端の位置がダイヘッ
ド1のセンターラインAと一致する位置に定めたので、
金型3を閉じたとき、ダイヘッド1と金型3との間でパ
リソン2が引き伸ばされるのを避けることができた。
型10間にパリソン2を押し出した後直ちに、雄型8と
雌型10を同時に動かして型締めした。型締めしたとき
の分割面6の上端の位置は、上記実施例と同じ位置に定
めた。この後パリソン2にガスを吹き込んだところ、バ
ンパー5の屈曲部5bに相当する位置でパリソン2が破
裂し、成形品を得ることはできなかった。
上端の位置を、ダイヘッド1のセンターラインよりも雌
型10寄りに定めた点のみ比較例1と異なる方法で成形
を行った。この結果、型締めの途中、金型3とダイヘッ
ド1との間でパリソン2が引き伸ばされてパンクし、成
形を行うことができなかった。
方法では、押し出されたパリソンの先端部を閉止した後
パリソン内にガスを吹き込みパリソンを予備的に膨らま
せ、この状態で金型の一方のみをその分割面のダイヘッ
ド側の端部がダイヘッドのセンターラインと一致する位
置に前進させてパリソンに当接させ、ついで金型を閉じ
るので、パリソンはまず金型の一方に接して予め変形さ
れる。そして金型の他方の側に膨張した状態となる。こ
の状態で型を閉じるとパリソンの一部を極度に引き伸ば
すことなくキャビティの屈曲形状にパリソンを沿わせる
ことができる。従って本発明のブロー成形方法によれ
ば、屈曲部や湾曲部のある製品を成形する場合でもパリ
ソンが極度に引き伸ばされることがなく、パリソンのパ
ンクを回避しつつ、肉厚のより均一な製品を成形でき
る。
ごとくパリソンを予備的に膨らますので、パリソンが金
型のキャビティの形状に沿って屈曲されても、パリソン
の内面同士が融着するのを防止できる。従って本発明の
ブロー成形方法によれば、融着に起因するガス吹き込み
時のパリソンのパンクを防止でき、屈曲した形状の製品
でも支障なく成形を行うことができる。
ば、屈曲部や湾曲部を有するブロー成形品を容易に成形
することが可能となり、深いあるいは長い屈曲部や湾曲
部があり従来形状的に無理であると考えられていたバン
パや車載用ガソリンタンク等をもブロー成形方法によっ
て提供可能となる。
面図。
面図。
面図。
す断面図。
断面図。
を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)図のB−
B線視断面図。
成形する際の一工程を示す断面図。
する際の他の工程を示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイヘッドからパリソンを押し出した
後、このパリソンの先端部を閉止し、この後パリソン内
にガスを吹き込みパリソンを予備的に膨らませ、ついで
金型の一方のみをその分割面のダイヘッド側の端部がダ
イヘッドのセンターラインと一致する位置に前進させて
パリソンに当接した状態とした後に金型を閉じ、次にパ
リソンに再びガスを吹き込んでパリソンを最終的に膨ら
ませることを特徴とするブロー成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20450191A JP3144843B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | ブロー成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20450191A JP3144843B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | ブロー成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592473A JPH0592473A (ja) | 1993-04-16 |
JP3144843B2 true JP3144843B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=16491579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20450191A Expired - Lifetime JP3144843B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | ブロー成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144843B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109732876B (zh) * | 2019-01-28 | 2021-02-09 | 广州百士臣科技有限公司 | 一种用于生产高精度塑料桶的吹塑设备 |
CN109732877B (zh) * | 2019-01-29 | 2021-03-12 | 广州市加简派电子科技有限公司 | 一种用于塑料桶生产的防凝固的节能型吹塑成型设备 |
CN109702992B (zh) * | 2019-01-29 | 2021-04-16 | 临沂英利伟塑业有限公司 | 一种基于吹塑成型技术的便于固定的塑料桶生产装置 |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP20450191A patent/JP3144843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0592473A (ja) | 1993-04-16 |
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