JPH04221392A - 新規なスルホニルフェニル−β−D−チオキシルオシド,それらの製法,およびそれらの治療への使用 - Google Patents

新規なスルホニルフェニル−β−D−チオキシルオシド,それらの製法,およびそれらの治療への使用

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JPH04221392A
JPH04221392A JP3070120A JP7012091A JPH04221392A JP H04221392 A JPH04221392 A JP H04221392A JP 3070120 A JP3070120 A JP 3070120A JP 7012091 A JP7012091 A JP 7012091A JP H04221392 A JPH04221392 A JP H04221392A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な工業製品として
、下記の化学式Iのスルホニルフェニル−β−D−チオ
キシルオシド化合物に関するものである。それは更に、
それらの製法に関し、又抗血栓症剤として、特に静脈血
の血栓症剤としての治療への使用に関するものである。
【0002】
【化11】
【0003】
【従来の技術とその課題】EP−B−0051023は
すでに抗潰瘍剤、血小板凝集阻止剤、抗血栓症剤及び脳
の酸素供給剤としてベンゾイルフェニルオシド及びα−
ヒドロキシベンジルフェニルオシド誘導体を開示してい
る。
【0004】又、EP−A−0133103は低コレス
テロール血症剤及び低脂肪血症剤として有用なベンジル
フェニルオシドを開示しており、これら化合物のあるも
のは、特に実施例1の製品は同様に抗血栓効果も有して
いる。
【0005】最後に、EP−A−0290321は抗血
栓症剤としてベンゾイルフェニルチオキシロース、α−
ヒドロキシベンジルフェニルチオキシロース、及びベン
ジルフェニルチオキシロース誘導体を開示している。
【0006】本発明によるスルホニルフェニル−β−D
−チオキシルオシド化合物(これらは従来技術の既知製
品とは構造的に異なっている)が循環器障害に関係した
病気の処置及び予防において、特に静脈血の抗血栓剤と
して有用な事が最近発見されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による新規な製品
は、次の化学式のスルホニルフェニル−β−D−チオキ
シルオシドから構成されるグループから選び出されるも
のである。
【0008】
【化12】
【0009】ここに、−Xは硫黄原子又は酸素原子であ
り、−RはC1 〜C4 のアルキル基、置換されたア
ミノ基NR1 R2 (ここでR1 とR2 は、同じ
ものか又は異なるもので、それぞれがC1 〜C4 の
アルキル基で、R1 とR2 とが一緒に用いられて、
それらが結合している窒素原子と共にピペリジニル又は
モルホリニル基を形成する事ができるもの)、又は置換
されていないか、又はシアノ基又はハロゲン原子によっ
てパラの位置に置換されたフェニル基であり、そして、
−Yは水素原子又は脂肪族アシル基である。
【0010】本発明により適当な脂肪族アシル基の中で
は、2〜5個の総炭素原子を含むものをあげる事ができ
るが、その好ましい脂肪族アシル基はCH3COである
【0011】C1 〜C4 のアルキル基はここでは1
〜4個の炭素原子を含む直鎖の、又は枝分れした炭化水
素ラジカル(遊離基)を意味するものと理解され、その
好ましいアルキル基はメチル基である。
【0012】ハロゲン原子は塩素、ふっ素、又は臭素原
子を意味するものと理解され、その好ましいハロゲン原
子はふっ素原子である。
【0013】本発明によれば、化学式Iの好ましい化合
物はXが硫黄原子である化合物である。
【0014】化学式Iの化合物及びその対応するアシル
化された化合物は次の事を含むグリコシル化反応により
作られる。即ち、(i)次の化学式の化合物
【0015
【化13】
【0016】(ここに、XとRは上記に規定されたとお
りである)を次のものよりなるグループから選び出され
たチオキシロース誘導体と反応させること。
【0017】(i)次の化学式のアシルチオキシロオシ
ルのハロゲン化物、
【0018】
【化14】
【0019】(ii)次の化学式のペルアシル化された
チオキシロース
【0020】
【化15】
【0021】及び(iii)次の化学式のアシルチオキ
シロオシルのトリクロロアセトイミド酸エステル
【00
22】
【化16】
【0023】ここでは、HalはCl又はBlのような
ハロゲン原子で(本発明では臭素原子が好ましいハロゲ
ン原子である)、そしてYはアシル基、特に2〜5個の
総炭素原個を含む脂肪族アシル基で、アセチル基が好ま
しい。
【0024】これらを不活性溶媒中に、III  、I
V又はVの化合物約0.6〜1.2モルに対してIIの
化合物Iモルの割合で溶かしたものと、特に酸受容体、
及び/又はルイス酸の存在の下に反応させること。
【0025】(ii)もし必要なら、その結果得られた
、YがC2 〜C5 のアシル基である化学式Iの化合
物を、0℃とその反応媒体の還流温度との間の温度で、
C1 〜C4 の低級アルコール(メタノールが好まし
い)中で、金属アルコラート(マグネシウム・メチルア
ルコラート又はナトリウム・メチルアルコラートが好ま
しい)の存在の下で、脱アシル化反応にかけ、そして化
学式IのYがHである化合物を得ること。
【0026】化合物III 、IV及びVはα又はβの
(立体)配置であるか、又は両(立体)配置のアノーマ
型混合物の形態である。
【0027】化学式IIの化合物のグリコシル化反応は
、銀、水銀又は亜鉛の酸化物のような触媒の存在で化合
物III から出発するか、又はルイス酸、特に3ふっ
化ほう素のエーテル化物、又は塩化亜鉛の存在で、化合
物Vから出発するか、又はルイス酸の存在で化合物IV
から出発するかのいずれかで実施された。
【0028】
【実施例】本発明を実施する1つの好ましい方法によれ
ば、化学式IIの化合物1モルを、極性又は非極性溶媒
(例えばジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、アセトニトリル、ニトロメタン、ベンゼン
、トルエン、キシレン及びこれらの混合物のようなもの
)から選び出された不活性溶媒に溶かされた約1.1〜
1.2モルのアシルチオキシルオシルの塩化物III 
と、第2シアン化水銀の存在で縮合させるのが望ましい
【0029】ベンゼン/ニトロメタン混合物(1/1 
 v/v)中に溶かした2、3、4−トリ−O−アセチ
ル−5−チオ−α−D−キシロピランオシルの臭化物を
使って、1.1〜1.3モルの第2シアン化水銀の存在
で、0℃とその反応媒体の還流温度との間の温度で、好
ましくは約40〜50℃で、1〜4時間、好ましくは約
2時間行うのが便利である。
【0030】本発明の第2の実施例によれば、不活性溶
媒(例えば、塩化メチレン又はアセトニトリルのような
もの)に溶かした約1.1〜1.2モルのアシルチオキ
シルオシルの塩化物III と化学式IIの化合物1モ
ルを、イミダゾール酸銀、及び塩化亜鉛の存在で縮合さ
せるのが好ましい。
【0031】塩化メチレン、又は塩化メチレン/アセト
ニトリル混合物に溶かした2、3、4−トリ−O−アセ
チル−5−チオ−D−キシロピランオシルの臭化物を使
って、イミダゾール酸銀、1.5〜1.7モルと塩化亜
鉛2〜2.2モルの存在で、0℃とその反応媒体の還流
温度との間の温度で、好ましくは約40〜60℃で、2
4〜48時間行うのが便利である。
【0032】本発明の第3の実施例によれば、酸化亜鉛
の存在で、化学式IIの化合物1モルを、不活性溶媒(
例えばトルエン、及び/又はアセトニトリルのようなも
の)に溶かした約0.6〜1モルのアシルチオキシルオ
シルの塩化物III と縮合させるのが好ましい。
【0033】トルエン/アセトニトリル混合物に溶かし
た2、3、4−トリ−O−アセチル−5−チオ−D−キ
シロピランオシルの臭化物を使って、0.5〜1.2モ
ルの酸化亜鉛の存在で、室温とその反応媒体の還流温度
との間の温度で、好ましくは約40〜60℃で、18〜
48時間行うのが便利である。
【0034】本発明の第4の実施例によれば、化学式I
Iの化合物1モルを、不活性溶媒(例えば、塩化メチレ
ン、又はアセトニトリルのようなもの)に溶かした約1
.1〜1.3モルのアシルチオキシルオシルのトリクロ
ロアセトイミド酸エステルと、3ふっ化ほう素のエーテ
ル化物、又は塩化亜鉛の存在で縮合させるのが好ましい
【0035】塩化メチレンに溶かした2、3、4−トリ
−O−アセチル−5−チオ−α−D−キシロピランオシ
ルのトリクロロアセトイミド酸エステルを使って、塩化
メチレン、又はアセトニトリルに溶かした0.1〜0.
4モルの3ふっ化ほう素のエーテル化物の溶液の存在で
、又は塩化亜鉛の存在で、−40℃と室温(15〜25
℃)との間の温度で、好ましくは約−20℃〜0℃で、
1〜5時間行うのが便利である。
【0036】これらすべての場合に、そのグリコシル化
反応はα及びβの立体配置の異性体を種々な割合で生ず
る。
【0037】β型立体配置の異性体は、その技術に習熟
した人達には既知の方法で、例えば分別晶出、又はクロ
マトグラフィー、特にフラッシュ・クロマトグラフィー
〔即ち有機化学会誌(1978年)第42巻(第14号
)2923頁のダブリュー・シー・スティルにより記述
された技法に従った、加圧下の、シリカ・コラム上での
クロマトグラフィー〕のようなものにより単離される。
【0038】そうする事が適当な場合には、その得られ
た誘導体は脱アシル化、更に詳しく言えば脱アセチル化
にかけられるが、これは0℃とその反応媒体の還流温度
との間の温度で、C1  〜C4 の低級アルコール中
で、対応する金属アルコラートの存在で実施される。そ
の低級アルコールとしてはメタノールが、そしてその金
属アルコラートとしてはナトリウム又はマグネシウムの
メチラートが選ばれるのが好ましい。
【0039】もし必要がならば、その脱アシル化反応は
形成された、アシル化された中間体を分離する事なく、
グリコシル化の後で実施する事ができる。
【0040】又、その脱アシル化反応を酵素的に、例え
ば豚の肝臓エステラーゼを使って実施する事も可能であ
る。
【0041】化学式IIの中のX=Sの中間体を得る為
には次のように行うのが望ましい。
【0042】(i)強塩基性媒体中に溶かした下記化学
式のジメチルアミノチオカルバモイルの塩化物
【004
3】
【化17】
【0044】を下記化学式の化合物と縮合させ、
【00
45】
【化18】
【0046】(ここにRは上記に規定されたとおりであ
る)そして次の化学式の化合物を得る。
【0047】
【化19】
【0048】(ここにRは上に規定されたとおりである
)(ii)その結果得られた化学式VII の化合物を
加熱する事によってニューマン転位(有機化学会誌(1
966年)第31巻3980頁)を受けさせて、次の化
学式
【0049】
【化20】
【0050】の化合物を得る。(ここにRは上記に規定
されたとおりである)、そして(iii)その結果得ら
れた化学式VIIIの化合物をC1〜C4 の低級アル
コール、好ましくはメタノール、ジメチルホルムアミド
、又はジオキサン中に加えたナトリウム又はマグネシウ
ム・メチラートで処理して化学式IIのX=Sの化合物
を得る。
【0051】化学式IIのX=Sの中間体は又、テトラ
ヘドロン・レターズの第21巻、3099〜3100頁
(1980年)中でエル・テスタフェリにより記述され
た方法を用いて、適当なハロゲノベンゼル化合物の求核
置換により得る事もできる。
【0052】化学式IIのX=Sの中間体の中には新規
な化合物もある。
【0053】次の化学式で、R’がふっ素原子、臭素原
子、又はシアノ基である化合物は、従って本発明の対象
の1つとなる。
【0054】
【化21】
【0055】本発明によれば、生理学的に受入れられる
賦形剤と一緒に、化学式Iの製品よりなるグループから
選び出された少なくとも1つの化合物を含む治療用の組
成物が提案される。もちろん、このような組成物中には
、その活性な成分が治療学的に有効な量で存在している
【0056】本発明によれば、静脈血循環障害と戦う為
の治療に用いるための抗血栓薬を得るのに、化学式Iの
化合物よりなるグループに属する物質を使うのが好まし
い。
【0057】本発明の更に別の特徴及び効果は、次の製
造実施例の記述から、もつと明瞭に理解されるであろう
が、それらは決してそれらに制限する事を意味するもの
ではなく、説明として、又薬学的試験の結果として示さ
れているものである。
【0058】下記のその製造実施例においては、α及び
β立体配置は、該立体配置が決定された場合のその化合
物の名前で規定されている。その立体配置が示されてい
ない場合は、これはその対応する製品が、比率の決まっ
ていないα及びβ立体配置のアノーマ混合物である事を
意味する。
【0059】製品IIa)4−(フェニルスルホニル)
ベンゼンチオールの製造1.25gのナトリウム・チオ
メチラートを、窒素雰囲気下で、150mlのヘキサメ
チルホスホルアミド中に溶かした15g(0.0593
モル)の1−クロロ−4−(フェニルスルホニル)ベン
ゼンの溶液へ加える。
【0060】得られた混合物を100℃で4時間加熱し
、それから冷却し、氷/水混合物中で加水分解する。 得られた反応媒体を酢酸エチルで抽出し、そして得られ
た水性相を次に、0℃の4N塩酸溶液中に注ぐ。生成し
た製品は沈澱する。濾過後、洗浄液のpHが中性になる
まで水で洗い、そして乾燥して13.44g(収率:9
0.5%)の期待された製品が得られる。
【0061】M.p.=117℃Ib)4−(フェニル
スルホニル)フェニル2、3、4−トリ−O−アセチル
−1.5−ジチオ−β−D−キシロピランオシドの製造
(実施例1)10.6gの第2シアン化水銀(Hg(C
N)2 )を、窒素の下で、300mlのトルエン/ニ
トロメタン混合物(1/1  v/v)中に溶かした1
0g(0.0399モル)の1−メルカプト−4−(フ
ェニルスルホニル)ベンゼンの溶液へ加え、そして得ら
れた混合物を次に40〜45℃で1時間攪拌する。沈澱
が観察される。それから17.7g(0.0498モル
)の2、3、4−トリ−O−アセチル−1−ブロモ−5
−チオ−β−D−キシロピランオシドをその混合物へ加
える。
【0062】40〜45℃で3.5時間攪拌した後、そ
の反応媒体は透明になる。冷却後、得られたその有機相
を順次0℃のINの塩酸溶液、0℃の水酸化ナトリウム
のIN溶液、水それから塩化ナトリウムの飽和溶液で洗
う。その溶媒を蒸発した後、24gの黄色の泡が得られ
るが、これをエーテルを加えて結晶化させる。最終的に
、期待された製品8.6g(収率:41%)が得られる
【0063】M.p.=159℃〔α〕D23=+58
.2°(C=0.5、CHCl3 )IC)4−(フェ
ニルスルホニル)フェニル  1.5−ジ−チオ−β−
D−キシロピランオシドの製造(実施例2)0.35c
m3 のナトリウム・メチラートを3.5モルのメタノ
ールに加えた溶液を、150mlのメタノール中に6.
5gの4−(フェニルスルホニル)フェニル2、3、4
−トリ−O−アセチル−1.5−ジチオ−β−D−キシ
ロピランオシドを加えた懸濁液へ加える。得られた混合
物を窒素下で1.5時間、室温で攪拌し、それから25
0cm3 のテトラヒドフランを加える。透明な液が得
られるが、その後でpH6になるまでアンバーライトI
R120H+ 樹脂を加える。その混合物を濾過し、そ
して溶媒を減圧で蒸発させてしまう。メタノール/水混
合物(50/50  v/v)からの再結晶の後、次い
でエタノール/水混合物(50/50v/v)中に溶解
し、そして凍結乾燥し、期待した製品3.3g(収率:
67%)が得られる。
【0064】M.p.=溶解範囲85℃〜97℃〔α〕
D23=+44.8(C=0.42;ジメチル・スルホ
キシド)製品IIIIa)1−ブロモ−2−(メチルス
ルホニル)ベンゼンの製造5g(0.0246モル)の
1−ブロモ−2−(メチルチオ)ベンゼンを10mlの
メタノールに溶かした溶液を窒素雰囲気下で0℃まで冷
却し、それから1.27gの50%3−クロロペルオキ
シ安息香酸(MCPBA)を加える。0℃で攪拌を45
分間続け、それから6gのふっ化カリを加え、そして1
2時間加水分解を続ける。得られた媒体をセライト上で
濾過し、それから溶媒を蒸発させた後に得られた製品を
、溶離剤としてトルエン/酢酸エチル混合物(95/5
  v/v)を用いたフラッシュ・クロマトグラフィー
により精製する。期待された製品5.63g(収率:9
7%)が得られる。
【0065】M.p.=98℃IIb)2−(メチルス
ルホニル)ベンゼンチオールの製造期待された製品は製
造Ia)と同様の手順に従う事によって得られる。
【0066】M.p.=57℃IIc)2−(メチルス
ルホニル)フェニル2、3、4−トリ−O−アセチル−
1.5−ジチオ−β−D−キシロピランオシドの製造(
実施例3)8.43g(0.0251モル)の1−ブロ
モ−2、3、4−トリ−O−アセチル−5−チオ−β−
D−キシロピランオシドを、4.3g(0.0228モ
ル)の1−メルカプト−2−(メチルスルホニル)ベン
ゼンと、90mlのトルエン/アセトニトリル(1/1
  v/v)の中の1.95gの酸化亜鉛との混合物へ
加え、そしてその得られた混合物を45℃で2時間加熱
する。得られた媒体をセライト上で濾過し、それからそ
の有機相を、INの塩酸溶液、INの水酸化ナトリウム
溶液で洗浄し、それからその洗浄液のpHが中性になる
まで水で洗う。溶媒を減圧下で蒸発させた後、油が得ら
れるが、それをエーテルの添加により晶出させる。得ら
れた5.33gの結晶性生成物を次に溶離剤としてトル
エン/酢酸エチルの混合物(8/2  v/v)を使っ
たフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製する。4
.35g(収率:41%)の期待された製品が得られる
【0067】M.p.=209℃〔α〕D20=+38
.4°(C=0.5;CHCl3 )IId)2−(メ
チルスルホニル)フェニル  1.5−ジチオ−β−D
−キシロピランオシドの製造(実施例4)期待される製
品は製造Ic)と同様な手順に従う事によって得られる
【0068】M.p.=139℃〔α〕D20=+38
.8°(C=0.5;CH3 OH)製品IIIIII
 a)4−(メチルスルホニル)フェニル  2、3、
4−トリ−O−アセチル−1.5−ジチオ−β−D−キ
シロピランオシドの製造(実施例5)製造IIc)と同
様な手順に従う事によって、無色の油が得られ、これを
エーテルから晶出させる。
【0069】M.p.=105〜110℃〔α〕D20
=+71°(C=0.5;CHCl3 )III b)
4−(メチルスルホニル)フェニル  1.5−ジチオ
−β−D−キシロピランオシドの製造(実施例6)製造
Ic)と同様な手順に従う事によって、期待された製品
が、メタノール/エタノール混合物から再結晶させた後
に得られる。
【0070】M.p.>250℃〔α〕D20=+19
.2°(C=0.5;CH2 Cl2 /CH3 OH
(1/1  v/v))製品IVIVa)4−(メチル
スルホニル)フェニル  2、3、4−トリ−O−アセ
チル−5−チオ−β−D−キシロピランオシドの製造(
実施例7)2g(0.012モル)の1−ヒドロキシ−
4−(メチルスルホニル)ベンゼン、3.17gの塩化
亜鉛(ZnCl2 )、4.5g(0.013モル)の
1−ブロモ−2、3、4−トリ−O−アセチル−5−チ
オ−β−D−キシロピランオシド及び3.1g(0.0
177モル)の銀イミダゾラート(C3 H3 AgN
2 )を70mlの塩化メチレン中に加えた混合物を5
0℃で20時間加熱する。冷却後、その反応媒体を濾過
し、得られた有機相を次に順次INの塩酸溶液、水、及
びINの水酸化ナトリウム溶液で洗い、それから減圧下
で溶媒を蒸発させてしまう。溶離剤としてトルエン/酢
酸エチルの混合物(3/1  v/v)を用いたフラッ
シュ・クロマトグラフィーによる精製後、エチル・エー
テル中の再沈澱により、期待された製品1.1g(収率
:21.2%)が得られる。
【0071】M.p.=168℃〔α〕D22=−75
°(C=0.6;CHCl3 )IVb)4−(メチル
スルホニル)フェニル  5−チオ−β−D−キシロピ
ランオシドの製造(実施例8)製造Ic)と同様な手順
に従う事によって、凍結乾燥後、期待された製品が得ら
れる。
【0072】M.p.=180℃〔α〕D22=−77
.2℃(C=0.5;CH3 OH)製品VVa)4−
(エチルスルホニル)ベンゼンチオールの製造製造Ia
)と同様な手順に従う事によって期待された製品が油状
で得られる。
【0073】nD24=1.5891Vb)4−(エチ
ルスルホニル)フェニル  2、3、4−トリ−O−ア
セチル−1.5−ジチオ−β−D−キシロピランオシド
の製造(実施例9)製造Ib)と同様な手順に従う事に
よって、期待される製品が得られる。
【0074】M.p.=136〜137℃〔α〕D23
=+36.7°(C=0.45;CHCl3 )Vc)
4−(メチルスルホニル)フェニル  1.5−ジチオ
−β−D−キシロピランオシドの製造(実施例10)製
造Ic)と同様な手順に従う事によって、期待される製
品が得られる。
【0075】M.p.=130〜135℃〔α〕D23
=+26.8°(C=0.485;メタノール)製品V
IVIa)4−(メチルスルホニル)フェニル  2、
3、4−トリ−O−アセチル−1.5−ジチオ−β−D
−キシロピランオシドの製造(実施例11)製造IIc
)と同様な手順に従う事によって、期待される製品が得
られる。
【0076】M.p.=147〜150℃〔α〕D21
=−10.5°(C=0.3;CHCl3 )VIb)
4−(メチルスルホニル)フェニル  1.5−ジチオ
−β−D−キシロピランオシドの製造(実施例12)製
造Ic)と同様な手順に従うことによって、期待される
製品が得られる。
【0077】M.p.=169〜172℃〔α〕D22
=−12.2℃(C=0.45;ジメチル・スルホキシ
ド)製品VII VII a)4−〔(4−フルオロフ
ェニル)スルホニル〕−ベンゼンチオールの製造亜硝酸
ソーダの溶液(1mlの水に302mg)を−5℃で、
1g(0.00398モル)の4−〔(4−フルオロフ
ェニル)スルホニル〕ベンゼンアミンを塩酸の溶液(5
mlの水に濃塩酸1.68ml)中に加えた懸濁液へ加
える。5分間攪拌後、この溶液を、2.47gのエチル
キサントゲン酸カリを5mlの水に溶かした溶液へ、7
0℃で一滴一滴と加える。その反応混合物を酢酸エチー
ルで希釈する。その有機相をINの水酸化ナトリウムの
溶液と、塩化ナトリウムの飽和溶液で洗い、それから硫
酸マグネシウム上で乾燥させる。溶媒を蒸発させた後、
残滓を15mlのエタノール中に置く。1.47gの水
酸化カリウムを加え、そしてその反応混合物を45℃で
10分間加熱する。それからそれを氷水の中に注ぎ、そ
して酢酸エチルで抽出する事によって不完全な精製をす
る。その水性相を氷で冷やして、濃塩酸を添加する事に
よって酸性にし、それから酢酸エチルで抽出する。その
有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、そしてその溶媒
を乾燥するまで蒸発させる。期待された製品640mg
(収率:60%)がこのようにして得られる。
【0078】M.p.=116℃VII b)4−〔(
4−フルオロフェニル)スルホニル〕−フェニル  2
、3、4−トリ−O−アセチル−1.5−ジチオ−β−
D−キシロピランオシドの製造(実施例13)期待され
る製品は、製造IIc)と同様な手順に従うことによっ
て得られる。
【0079】M.p.=80℃〔α〕D21=+48.
4°(C=0.5;CHCl3 )VII c)4−〔
(4−フルオロフェニル)スルホニル〕−フェニル  
1.5−ジチオ−β−D−キシロピランオシドの製造(
実施例14)期待される製品は、製造Ic)と同様な手
順に従うことによって得られる。
【0080】M.p.=136〜138℃〔α〕D21
=+40°(C=0.5;ジメチル・スルホキシド)製
品VIIIVIIIa)4−〔(4−メトキシフェニル
)スルホニル〕−ベンゾニトリルの製造6g(0.02
48モル)の4−〔(4−メトキシフェニル)チオベン
ゾニトリルと、そして次に18.45gのモノペルオキ
シフタル酸マグネシウムの6水和物を120mlのメタ
ノールと12mlの水との混合物中に加える。その反応
媒体を40℃に20分間保つ。氷水中で加水分解した後
、その溶液を濾過し、そしてその白色固体を水で洗う。 5.2g(収率:77%)の期待された製品がこのよう
にして得られる。
【0081】M.p.=135℃VIIIb)4−〔(
4−ヒドロキシフェニル)スルホニル〕−ベンゾニトリ
ルの製造5.12g(0.0187モル)の4−〔(4
−メトキシフェニル)スルホニル〕ベンゾニトリルと2
1.6gのピリジウムの塩酸塩との混合物を200℃に
2時間保つ。冷却後、その反応媒体をINの塩酸溶液中
で加水分解する。生成した沈澱物を濾過し、そしてIN
の塩酸溶液ですすぎ、次に洗浄液のpHが中性になるま
で水ですすぐ。4.5g(収率:99%)の期待された
製品がこのようにして灰色固体の形態で得られる。
【0082】M.p.=177℃VIIIc)0−〔4
−((4−シアノフェニル)スルホニル)−フェニル〕
ジメチルチオカルバメートの製造2.36g(0.00
97モル)の4−〔(4−ヒドロキシフェニル)−スル
ホニル〕ベンゾニトリルを、750mgの水酸化ナトリ
ウムを35mlの水に溶かした溶液へ加える。その溶液
を室温で15分間保つ。0℃に冷却した後、1.38g
のN、N−ジメチルチオカルバモイルの塩化物を35m
lのアセトンに溶かした溶液を一滴一滴と加える。4時
間後、その反応混合物をINの塩酸溶液中で加水分解す
る。その溶液を酢酸エチルで抽出する。その有機相を洗
浄液のpHが中性になるまで水で洗い、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥させ、そして乾燥するまで濃縮する。3g(
収率:100%)の期待された製品がこのように得られ
る。
【0083】M.p.=158〜167℃VIIId)
S−〔4−((4−シアノフェニル)スルホニル)−フ
ェニル〕ジメチルチオカルバメートの製造3g(0.0
096モル)のO−〔4−((4−シアノフェニル)ス
ルホニル)−フェニル〕ジメチルチオカルバメートを2
00℃で30分間保つ。溶離剤としてトルエン/酢酸エ
チルの混合物(8/2  v/v)を使ったシリカ・ゲ
ル上のクロマトグラフィーにかけた後、2.29g(収
率:76%)の期待された製品が得られる。
【0084】M.p.=140℃VIIIe)4−〔(
4−メルカプトフェニル)スルホニル〕−ベンゾニトリ
ルの製造4.1mgのナトリウム・メチラート(メタノ
ール中に8%のNa(w/v)を含む)を2.25g(
0.0075モル)のS−〔4−((4−シアノフェニ
ル)スルホニル)フェニル〕ジメチルチオカルバメート
を45mlのN、N−ジメチルホルムアミドに溶かした
溶液へ、0℃で加える。その反応混合物を次に、氷で冷
やしたINの塩酸溶液中で加水分解する。濾過後、生成
した沈澱を水で洗い、それから乾燥する。1.54g(
収率:78%)の期待された製品がこのように得られる
【0085】M.p.=166℃VIIIf)4−((
4−シアノフェニル)スルホニル)−フェニル  2、
3、4−トリ−O−アセチル−1.5−ジチオ−β−D
−キシロピランオシドの製造(実施例15)期待される
製品は、製造Ib)と同様な手順に従うことによって得
られる。
【0086】M.p.=194〜195℃〔α〕D20
=+51°(C=0.5;CHCl3 )VIIIg)
4−((4−シアノフェニル)スルホニル)−フェニル
  1.5−ジチオ−β−D−キシロピランオシドの製
造(実施例16)期待される製品は、製造Ic)と同様
な手順に従うことによって得られる。
【0087】M.p.=175〜183℃〔α〕D20
=+58.6°(C=0.5;ジメチル・スルホキシド
)製品IXIXa)4−(N、N−ジメチルスルホンア
ミジル)フェニル  2、3、4−トリ−O−アセチル
−1.5−ジチオ−β−D−キシロピランオシドの製造
(実施例17)期待される製品は、製造Ib)と同様な
手順に従うことによって得られる。
【0088】M.p.=120℃〔α〕D20=+35
.4°(C=0.56;CHCl3 )IXb)4−(
N、N−ジメチルスルホンアミジル)フェニル  1.
5−ジチオ−β−D−キシロピランオシドの製造(実施
例18)期待される製品は、製造Ic)と同様な手順に
従うことによって得られる。
【0089】M.p.=208〜213℃〔α〕D24
=+21.4°(C=0.42;ジメチル・スルホキシ
ド)製品XXa)4−(N、N−ジメチルスルホンアミ
ジル)フェニル  2、3、4−トリ−O−アセチル−
5−チオ−β−D−キシロピランオシドの製造(実施例
19)期待される製品は、製造IVa)と同様な手順に
従うことによって得られる。
【0090】M.p.=85℃それから164〜167
℃(複融点)〔α〕D25=−57.6°(C=0.3
3;CHCl3 )Xb)4−(N、N−ジメチルスル
ホンアミジル)フェニル  5−チオ−β−D−キシロ
ピランオシドの製造(実施例20)期待される製品は、
製造Ic)と同様な手順に従うことによって得られる。
【0091】M.p.=205℃〔α〕D21=−70
.4°(C=0.27;メタノール)製品XIXIa)
4−メルカプト−N−(ピペリジン−1−イル)−ベン
ゼンスルホンアミドの製造期待される製品は、製造Ia
)と同様な手順に従うことによって得られる。
【0092】M.p.=93℃XIb)4−(N−(ピ
ペリジン−1−イル)スルホンアミジル)フェニル  
2、3、4−トリ−O−アセチル−1.5−ジチオ−β
−D−キシロピランオシドの製造(実施例21)期待さ
れる製品は、製造Ib)と同様な手順に従うことによっ
て得られる。
【0093】M.p.=175〜180℃〔α〕D22
=+39.8°(C=0.425;CHCl3 )XI
c)4−(N−(ピペリジン−1−イル)スルホンアミ
ジル)フェニル  1.5−ジチオ−β−D−キシロピ
ランオシドの製造(実施例22)期待される製品は、製
造Ic)と同様な手順に従うことによって得られる。
【0094】M.p.=145〜149℃〔α〕D22
=+23.8°(C=0.21;メタノール)製品XI
IXII a)4−メルカプト−N−(モルホリン−1
−イル)−ベンゼンスルホンアミドの製造期待される製
品は、製造Ia)と同様な手順に従うことによって得ら
れる。
【0095】M.p.=128℃XII b)4−(N
−(モルホリン−1−イル)スルホンアミジル)フェニ
ル  2、3、4−トリ−O−アセチル−1.5−ジチ
オ−β−D−キシロピランオシドの製造(実施例23)
期待される製品は、製造Ib)と同様な手順に従うこと
によって得られる。
【0096】M.p.=120〜123℃〔α〕D22
=+39°(C=0.39;CHCl3 )XII c
)4−(N−(モルホリン−1−イル)スルホンアミジ
ル)フェニル  1.5−ジチオ−β−D−キシロピラ
ンオシドの製造(実施例24)期待される製品は、製造
Ic)と同様な手順に従うことによって得られる。
【0097】M.p.=90〜105℃〔α〕D22=
+20.4°(C=0.56;ジメチル・スルホキシド
)本発明による化合物は下記の表1に寄せ集めて対照さ
れているが、これに限定することを意味するものではな
い。
【0098】本発明による製品の抗血栓性の活性は静脈
血の血栓症に対する下記の実験記録を用いて証明された
【0099】即ち、高凝結性による静脈血行停止はウェ
スラー、外により記述された(応用生理学会誌、195
9年、943〜946頁)技法に従って起こされる。ジ
ェー・ホープマン、外により記述された技法(血栓症及
び血行停止症、第43巻(第2号)、1980年118
頁)中のように、使用された高凝結剤はフロー・ラボラ
トリーズにより供給された活性化係数×(Xa)の溶液
(12.5mlの等張溶液当り71クナート)である。
【0100】その研究はそれぞれ10匹づつのグループ
に分けられた、体重250〜280gの断食させてない
雄のウィスター・ラットについて実施されている。試験
製品はPEG400中に分散させた懸濁液として経口投
与される。血栓症はこの処置後4時間して起り、そして
形成された血栓が取り出され秤量される。
【0101】3mg/kgの投与量で経口投与により得
られた結果が表1に集められて対照されている。前記の
従来技術の既知製品を用いて得られた結果も又、この表
中に集められて対照されている。
【0102】
【化22】
【0103】
【表1】
【0104】
【効果】化学式Iの化合物は抗血栓剤として治療に有用
である。それらは特に、静脈血循環障害の予防と処置に
有用である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の化学式のスルホニルフェニル−β
    −D−チオキシルオシドよりなるグループから選び出さ
    れたオシド化合物。 【化1】 ここで−Xは硫黄原子又は酸素原子で、−RはC1 〜
    C4 のアルキル基、置換されたアミノ基NR1 R2
     (ここでR1 とR2 は、同じか又は異なったもの
    であるが、それぞれがC1 〜C4 のアルキル基で、
    R1 とR2が一緒に用いられて、それらが結合してい
    る窒素原子と共にピペリジニル又はモルホリニル基を形
    成する事ができるもの)、又は置換されていない、又は
    シアノ基又はハロゲン原子によりパラの位置で置換され
    たフェニル基であり、そして−Yは水素原子又は脂肪族
    アシル基である。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のオシド化合物で、X
    が硫黄原子であるオシド化合物。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2に記載のオシド化合物
    であって、脂肪族アシル基Yが2〜5の炭素原子を含み
    、特にCH3 CO基であるオシド化合物。
  4. 【請求項4】  生理学的に受入れることのできる賦形
    剤と共に、少なくとも1つの、請求項1乃至3のいずれ
    か1つに記載のオシド化合物を含んだ治療用の組成物。
  5. 【請求項5】  静脈循環障害と戦う為の治療に使用す
    る為の抗血栓薬を得る為に、請求項1乃至3のいずれか
    1つに記載の物質の使用。
  6. 【請求項6】  請求項1に記載の化学式Iのスルホニ
    ルフェニル−β−D−チオキシルオシドの製法で、次の
    工程よりなるもの。即ち(i)次の化学式の化合物【化
    2】 (ここにXとRは上記に規定されたとおりである)を次
    のものよりなるグループから選び出されたチオキシロー
    ス誘導体と反応させ、(i)次の化学式のアシルチオキ
    シルオシルのハロゲン化合物 【化3】 (ii)次の化学式のペルアクリル化されたチオキシロ
    ース 【化4】 及び(iii )次の化学式のアシルチオキシルオシル
    のトリクロロアセトイミド酸エステル 【化5】 ここにHalはCl又はBrのようなハロゲン原子(臭
    素原子が好ましいハロゲン原子である)であり、そして
    Yはアシル基、特に総炭素原子2〜5個を含む脂肪族ア
    シル基、好ましくはアセチル基である。これらを不活性
    溶媒中に、III 、IV又はVの化合物約0.6〜1
    .2モルに対してIIを1モルの割合で溶かして、酸受
    容体、及び/又はルイス酸の存在の下に反応させ、そし
    て(ii)もし必要ならば、YがC2 〜C5 の脂肪
    族アシル基である化学式Iの、その結果得られた化合物
    を、0℃とその反応媒体の還流温度との間の温度で、C
    1 〜C4 の低級アルコール(好ましくはメタノール
    )中で、金属アルコラート(好ましくはマグネシウム・
    メチラート、又はナトリウム・メチラート)の存在下で
    、脱アシル化反応にかけ、そしてYがHである化学式I
    の化合物を得る方法。
  7. 【請求項7】  請求項6に記載の方法であって、更に
    Xが硫黄原子である化学式IIの化合物が、ステージ(
    i)を含み、次のステップに従って製造されるもの、即
    ち、a)次の化学式のジメチルアミノチオカルバモイル
    の塩化物 【化6】 を強塩基性媒体中に溶かして、次の化学式の化合物(こ
    こにR1 とR2 は上記に規定されたとおり)【化7
    】 と縮合させ、次の化学式の化合物 【化8】 (ここにR1 とR2 は上記に規定されたとおり)を
    得る。そしてb)その結果得られた化学式viiの化合
    物を、加熱により軸位させ、そして次の化学式の化合物
    【化9】 (ここにR1 とR2 は上記に規定されたとおり)を
    得る。そしてc)その結果得られた化学式VIIIの化
    合物を、金属アルコラート、好ましくはナトリウム又は
    マグネシウム・メチラートをC1 〜C4 の低級アル
    コール、ジメチルホルムアミド、又はジオキサン中に分
    散させたもので処理し、そしてX=Sの化学式IIの化
    合物を得る。
  8. 【請求項8】  請求項2に記載の、Xが硫黄原子であ
    る化学式Iのスルホニルフェニル−β−D−チオキシル
    オシドの合成に伴う新規な中間体で、次の化学式の化合
    物【化10】 (ここに−R’はふっ素原子、臭素原子、又はシアノ基
    である。)よりなるグループから選び出されたもの。
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