JPH0422114Y2 - - Google Patents
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- JPH0422114Y2 JPH0422114Y2 JP1986112315U JP11231586U JPH0422114Y2 JP H0422114 Y2 JPH0422114 Y2 JP H0422114Y2 JP 1986112315 U JP1986112315 U JP 1986112315U JP 11231586 U JP11231586 U JP 11231586U JP H0422114 Y2 JPH0422114 Y2 JP H0422114Y2
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- Japan
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- check valve
- piston
- valve
- vertical hole
- shock absorber
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- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 14
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 14
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 12
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 1
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 1
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、油圧緩衝器に関し、特に、シリンダ
内にピストン部によつて区画された上方室と下方
室との連通を可とする通路中にチエツク弁を有す
るように形成された油圧緩衝器の改良に関する。
内にピストン部によつて区画された上方室と下方
室との連通を可とする通路中にチエツク弁を有す
るように形成された油圧緩衝器の改良に関する。
シリンダ内にピストン部によつて区画された上
方室と下方室との連通を可とする通路中にチエツ
ク弁を有する油圧緩衝器としては、従来から種々
のものが提案されているが、その一例としての例
えば、第3図に示すような提案にあつては、シリ
ンダ1内に挿通されて先端部にピストン部2を介
装させるピストンロツド3の先端内部3a内にチ
エツク弁4を有するとしている。
方室と下方室との連通を可とする通路中にチエツ
ク弁を有する油圧緩衝器としては、従来から種々
のものが提案されているが、その一例としての例
えば、第3図に示すような提案にあつては、シリ
ンダ1内に挿通されて先端部にピストン部2を介
装させるピストンロツド3の先端内部3a内にチ
エツク弁4を有するとしている。
そして、当該チエツク弁4は、ピストンロツド
3の下端部軸芯に穿設された縦孔3bの下端側開
口を閉塞するように配設されているもので、ピス
トン部2がシリンダ1内を上昇する伸側行程時に
は、シリンダ1内にピストン部2で区画された上
方室A内からの作動油が上記縦孔3b内に流入
し、かつ、チエツク弁4を押し下げてシート面3
cとの隣接を解除し、そのオリフイス4aを介し
て下方室B内に流入することを可とする。
3の下端部軸芯に穿設された縦孔3bの下端側開
口を閉塞するように配設されているもので、ピス
トン部2がシリンダ1内を上昇する伸側行程時に
は、シリンダ1内にピストン部2で区画された上
方室A内からの作動油が上記縦孔3b内に流入
し、かつ、チエツク弁4を押し下げてシート面3
cとの隣接を解除し、そのオリフイス4aを介し
て下方室B内に流入することを可とする。
そしてまた、上記チエツク弁4は、ピストン部
2がシリンダ1内を下降する圧側行程時には、上
記縦孔3bの下端開口を閉塞するようにシート面
3cに隣接して、下方室B内からの作動油が専ら
ピストン本体2aのポート2bに流入し、かつ、
伸側バルブ2cを開放して上方室A内に流入する
ことを可とするとしている。
2がシリンダ1内を下降する圧側行程時には、上
記縦孔3bの下端開口を閉塞するようにシート面
3cに隣接して、下方室B内からの作動油が専ら
ピストン本体2aのポート2bに流入し、かつ、
伸側バルブ2cを開放して上方室A内に流入する
ことを可とするとしている。
しかしながら、前記した従来提案にあつては、
ピストンロツド3の先端における強度が得難くな
る不都合がある。
ピストンロツド3の先端における強度が得難くな
る不都合がある。
即ち、ピストンロツド3の先端内部3aは、上
方の縦孔3bの下端開口を閉塞するに充分な大き
さを有したチエツク弁4を収装するためおよびシ
ート面3cを形成するために、上記縦孔3bより
大径に拡開形成されなければならず、そのため当
該ピストンロツド3の先端における肉厚が薄くな
つてその強度が得難くなる不都合がある。
方の縦孔3bの下端開口を閉塞するに充分な大き
さを有したチエツク弁4を収装するためおよびシ
ート面3cを形成するために、上記縦孔3bより
大径に拡開形成されなければならず、そのため当
該ピストンロツド3の先端における肉厚が薄くな
つてその強度が得難くなる不都合がある。
また、前記した従来提案にあつては、チエツク
弁4の応答性が劣ることとなる不都合もある。
弁4の応答性が劣ることとなる不都合もある。
即ち、伸側行程時にピストンロツド3の下端内
部3aで下降しているチエツク弁4は、圧側行程
への反転時に、当該チエツク弁4がシート面3c
に隣接することとなるまで上記下端内部3aで上
昇しなければならず、その上昇の必要による応答
の遅れが生じることとなり、圧側行程開始時にお
ける減衰力の安定が得られない不都合がある。
部3aで下降しているチエツク弁4は、圧側行程
への反転時に、当該チエツク弁4がシート面3c
に隣接することとなるまで上記下端内部3aで上
昇しなければならず、その上昇の必要による応答
の遅れが生じることとなり、圧側行程開始時にお
ける減衰力の安定が得られない不都合がある。
そこで本考案は、前記した事情に鑑みて、軸方
向強度部材としてのピストンロツドの強度低下を
招来する危惧もなく、シリンダ内の上方室と下方
室との連通を可とする通路中にチエツク弁を有す
るとし、かつ、当該チエツク弁の応答性が優れる
ようにした油圧緩衝器を新たに提供することを目
的とする。
向強度部材としてのピストンロツドの強度低下を
招来する危惧もなく、シリンダ内の上方室と下方
室との連通を可とする通路中にチエツク弁を有す
るとし、かつ、当該チエツク弁の応答性が優れる
ようにした油圧緩衝器を新たに提供することを目
的とする。
上記した問題点を解決するために本考案に係る
油圧緩衝器の構成を、ピストンロツドの先端にセ
ンターロツドを連設し、センターロツドの下端側
にピストン部を収装し、ピストンロツドはピスト
ン部を介してシリンダ内に移動自在に挿入され、
ピストン部に区画されたシリンダ内の上方室と下
方室とはピストン部に設けたポートと伸側バルブ
を介して開閉され、センターロツドには上方室と
下方室とを連通する横孔と縦孔とからなる通路が
形成されている油圧緩衝器において、前記縦孔の
入口に進退自在にニードル弁を臨ませ、更に前記
横孔と縦孔との合流部分に拡開部分を形成し、当
該拡開部分に前記通路を伸側行程時に開き圧側行
程時に閉じるチエツク弁を開閉自在に設け、当該
チエツク弁はスプリングで常時閉じ方向に附勢さ
れていることを特徴とするものである。
油圧緩衝器の構成を、ピストンロツドの先端にセ
ンターロツドを連設し、センターロツドの下端側
にピストン部を収装し、ピストンロツドはピスト
ン部を介してシリンダ内に移動自在に挿入され、
ピストン部に区画されたシリンダ内の上方室と下
方室とはピストン部に設けたポートと伸側バルブ
を介して開閉され、センターロツドには上方室と
下方室とを連通する横孔と縦孔とからなる通路が
形成されている油圧緩衝器において、前記縦孔の
入口に進退自在にニードル弁を臨ませ、更に前記
横孔と縦孔との合流部分に拡開部分を形成し、当
該拡開部分に前記通路を伸側行程時に開き圧側行
程時に閉じるチエツク弁を開閉自在に設け、当該
チエツク弁はスプリングで常時閉じ方向に附勢さ
れていることを特徴とするものである。
チエツク弁がシリンダ内の上方室と下方室との
連通を可とするようにセンターロツドに形成され
た通路の拡開部分に配設されるとするので、当該
チエツク弁の配設やシート面の形成にあつて、軸
方向強度部材たるピストンロツドとしてのセンタ
ーロツドの有効断面を減ずることがない。
連通を可とするようにセンターロツドに形成され
た通路の拡開部分に配設されるとするので、当該
チエツク弁の配設やシート面の形成にあつて、軸
方向強度部材たるピストンロツドとしてのセンタ
ーロツドの有効断面を減ずることがない。
また、チエツク弁は附勢スプリングで附勢され
ているとするので、その応答遅れが招来されな
い。
ているとするので、その応答遅れが招来されな
い。
以下、図示した実施例に基いて本考案を説明す
る。
る。
第1図に示すように、本考案に係る油圧緩衝器
は、シリンダ1内にピストン部2を摺動自在に収
装して、当該ピストン部2によつてシリンダ1内
に上方室Aと下方室Bとを区画形成することとし
ている。そして、上記ピストン部2は、シリンダ
1内にその上端側から挿通されるピストンロツド
3の先端に連設されたセンターロツド6の下端側
細径部6aに介装されて、当該センターロツド6
の下端に螺装されたピストンナツト7によつて所
定位置に定着されている。そしてまた、上記ピス
トン部2は、ピストン本体2aのポート2bの上
端に伸側バルブ2cを有しており、伸側減衰力の
発生を可とするように形成されているものであ
る。
は、シリンダ1内にピストン部2を摺動自在に収
装して、当該ピストン部2によつてシリンダ1内
に上方室Aと下方室Bとを区画形成することとし
ている。そして、上記ピストン部2は、シリンダ
1内にその上端側から挿通されるピストンロツド
3の先端に連設されたセンターロツド6の下端側
細径部6aに介装されて、当該センターロツド6
の下端に螺装されたピストンナツト7によつて所
定位置に定着されている。そしてまた、上記ピス
トン部2は、ピストン本体2aのポート2bの上
端に伸側バルブ2cを有しており、伸側減衰力の
発生を可とするように形成されているものであ
る。
上記センターロツド6は、上記側太径部6b内
にピストンロツド3の先端部を挿通させるように
しているもので、本実施例にあつては、両者は螺
着されているとしている。そして、当該センター
ロツド6は、前記上方室Aに開口するように上記
上端側太径部6bに水平に穿設された横孔6c
と、前記下方室Bに開口するように上記下端側細
径部6aの軸芯に穿設された縦孔6dとを有して
おり、当該横孔6cと縦孔6dとからなる通路L
をもつて、上記両方室A,Bの連通を可とするよ
うに形成されている。
にピストンロツド3の先端部を挿通させるように
しているもので、本実施例にあつては、両者は螺
着されているとしている。そして、当該センター
ロツド6は、前記上方室Aに開口するように上記
上端側太径部6bに水平に穿設された横孔6c
と、前記下方室Bに開口するように上記下端側細
径部6aの軸芯に穿設された縦孔6dとを有して
おり、当該横孔6cと縦孔6dとからなる通路L
をもつて、上記両方室A,Bの連通を可とするよ
うに形成されている。
上記ピストンロツド3は、その下端内部にニー
ドル弁8を摺動自在に収装している。そして、当
該ピストンロツド3の軸芯部透孔3d内には、下
端が上記ニードル弁8に当接され、上端が当該ピ
ストンロツド3の上端から外部に突出するプツシ
ユロツド9を挿通させている。
ドル弁8を摺動自在に収装している。そして、当
該ピストンロツド3の軸芯部透孔3d内には、下
端が上記ニードル弁8に当接され、上端が当該ピ
ストンロツド3の上端から外部に突出するプツシ
ユロツド9を挿通させている。
上記ニードル弁8は、その先端部8aを前記横
孔6cと縦孔6dとの合流部分に形成した前記通
路Lの拡開部分に臨在させるように形成されてい
るもので、特にニードル部8bは、上記通路Lと
しての縦孔6d内に臨在されている。そして、上
記ニードル弁8は、その後端摺動部8cを前記ピ
ストンロツド3の先端内周に摺接させており、そ
の外周にはシールリング8dを有している。そし
てまた、上記ピストンロツド3の先端と前記セン
ターロツド6の上端太径部6bの内底端との間に
挾圧保持されたストツパ10に下端が係止された
附勢スプリング8eの上端が上記後端摺動部8c
に当接されて、当該ニードル弁8がピストンロツ
ド3の下端内部で上昇方向に附勢されている。
孔6cと縦孔6dとの合流部分に形成した前記通
路Lの拡開部分に臨在させるように形成されてい
るもので、特にニードル部8bは、上記通路Lと
しての縦孔6d内に臨在されている。そして、上
記ニードル弁8は、その後端摺動部8cを前記ピ
ストンロツド3の先端内周に摺接させており、そ
の外周にはシールリング8dを有している。そし
てまた、上記ピストンロツド3の先端と前記セン
ターロツド6の上端太径部6bの内底端との間に
挾圧保持されたストツパ10に下端が係止された
附勢スプリング8eの上端が上記後端摺動部8c
に当接されて、当該ニードル弁8がピストンロツ
ド3の下端内部で上昇方向に附勢されている。
なお、上記ニードル弁8の後端摺動部8cの上
端に前記プツシユロツド9の下端が当接されてい
るものである。
端に前記プツシユロツド9の下端が当接されてい
るものである。
上記ニードル弁8の先端部8aが臨在される通
路Lの拡開部分、即ち、横孔6cと縦孔6dとの
合流部分に形成した拡開部分には、チエツク弁1
1が配設されている。そして、当該チエツク弁1
1は、段差を有する略筒状に形成されており、内
周側には、上記ニードル弁8の先端部8aの挿通
を可とし、上記段差には前記ストツパ10に上端
が係止されたノンリタンスプリング11aの下端
が係止されて、上記通路Lの拡開部分で下降方向
に附勢され、上記横孔6cの内周側開口を閉塞す
るように配設されている。
路Lの拡開部分、即ち、横孔6cと縦孔6dとの
合流部分に形成した拡開部分には、チエツク弁1
1が配設されている。そして、当該チエツク弁1
1は、段差を有する略筒状に形成されており、内
周側には、上記ニードル弁8の先端部8aの挿通
を可とし、上記段差には前記ストツパ10に上端
が係止されたノンリタンスプリング11aの下端
が係止されて、上記通路Lの拡開部分で下降方向
に附勢され、上記横孔6cの内周側開口を閉塞す
るように配設されている。
即ち、上記チエツク弁11は、本実施例にあつ
ては、上方室A内からの作動油が横孔6c内に流
入すると共に、当該チエツク弁11を開放して縦
孔6d内に流入することを可とするもので、逆
に、下方室B内からの作動油が上記横孔6c内に
流入することは、これを阻止するように配設され
ているものである。
ては、上方室A内からの作動油が横孔6c内に流
入すると共に、当該チエツク弁11を開放して縦
孔6d内に流入することを可とするもので、逆
に、下方室B内からの作動油が上記横孔6c内に
流入することは、これを阻止するように配設され
ているものである。
なお、上記チエツク弁11の下端は、上記縦孔
6dの上端外周に形成されるシート面11bに対
して離着座するようになつている。
6dの上端外周に形成されるシート面11bに対
して離着座するようになつている。
従つて、上記通路Lたる縦孔6d内にニードル
部8bを臨在させているニードル弁8が適宜に進
退されると、上記ニードル部8bの外周に環状隙
間が形成されることとなり、当該環状隙間を介し
ての作動油の通過が可とされることとなる。
部8bを臨在させているニードル弁8が適宜に進
退されると、上記ニードル部8bの外周に環状隙
間が形成されることとなり、当該環状隙間を介し
ての作動油の通過が可とされることとなる。
従つて、本実施例においては、シリンダ1内を
ピストン部2が上昇する伸側行程時には、上方室
A内の作動油の一部がピストン部2の伸側バルブ
2cを介して下方室B内に流入すると共に、上記
作動油の一部がセンターロツド6の横孔6c内に
流入し、かつ、チエツク弁11を開放して縦孔6
d内に流入し、下方室B内に流入する。
ピストン部2が上昇する伸側行程時には、上方室
A内の作動油の一部がピストン部2の伸側バルブ
2cを介して下方室B内に流入すると共に、上記
作動油の一部がセンターロツド6の横孔6c内に
流入し、かつ、チエツク弁11を開放して縦孔6
d内に流入し、下方室B内に流入する。
即ち、上記ピストン部2の伸側バルブ2cで発
生される減衰力が、上記通路Lを介しての作動油
の流量の調整によつて、任意に調整されることと
なる。
生される減衰力が、上記通路Lを介しての作動油
の流量の調整によつて、任意に調整されることと
なる。
また、シリンダ1内をピストン部2が下降する
圧側行程時には、通路L内における作動油の流通
はチエツク弁11によつて阻止され、下方室B内
からの作動油は専らピストン部2を介してのみ可
とされることとなる。
圧側行程時には、通路L内における作動油の流通
はチエツク弁11によつて阻止され、下方室B内
からの作動油は専らピストン部2を介してのみ可
とされることとなる。
第2図は、本考案の他の実施例を示すものであ
つて、シリンダ1、当該シリンダ1内に収装され
たピストン部2および当該ピストン部2を介装す
るセンターロツド6を先端に連設するピストンロ
ツド3を有してなる基本的構成において前記した
実施例と差異はなく、さらには、上記ピストンロ
ツド3の先端内部にはニードル弁8を有すると共
に、上記センターロツド6には横孔6cと縦孔6
dとからなる通路Lを有してシリンダ1内の上方
室Aと下方室Bとの連通を可とし、かつ、上記通
路Lを構成する横孔6cと縦孔6dとの合流部分
に形成した拡開部分には、チエツク弁11を有し
てなる点においても、前記した実施例の場合と基
本的には異ならない。
つて、シリンダ1、当該シリンダ1内に収装され
たピストン部2および当該ピストン部2を介装す
るセンターロツド6を先端に連設するピストンロ
ツド3を有してなる基本的構成において前記した
実施例と差異はなく、さらには、上記ピストンロ
ツド3の先端内部にはニードル弁8を有すると共
に、上記センターロツド6には横孔6cと縦孔6
dとからなる通路Lを有してシリンダ1内の上方
室Aと下方室Bとの連通を可とし、かつ、上記通
路Lを構成する横孔6cと縦孔6dとの合流部分
に形成した拡開部分には、チエツク弁11を有し
てなる点においても、前記した実施例の場合と基
本的には異ならない。
ただ、本実施例においては、チエツク弁11
は、環状リーフバルブからなり、上記通路Lの拡
開部分たる横孔6cと縦孔6dとの合流部分に配
設された鍔付き筒状体12の鍔部12a上面をシ
ート面とするように配設されているとする。そし
て、上記鍔部12aにはポート12bが形成され
ていて、当該ポート12bを閉塞するように上記
チエツク弁11が配設されているとするものであ
る。
は、環状リーフバルブからなり、上記通路Lの拡
開部分たる横孔6cと縦孔6dとの合流部分に配
設された鍔付き筒状体12の鍔部12a上面をシ
ート面とするように配設されているとする。そし
て、上記鍔部12aにはポート12bが形成され
ていて、当該ポート12bを閉塞するように上記
チエツク弁11が配設されているとするものであ
る。
また、上記鍔付き筒状体12の筒部12cは、
上記縦孔6dの上端側と連通状態となるように配
設されているもので、当該筒状体12cの上端開
口12dにニードル弁8のニードル部8bが臨在
されることとなるように形成されている。
上記縦孔6dの上端側と連通状態となるように配
設されているもので、当該筒状体12cの上端開
口12dにニードル弁8のニードル部8bが臨在
されることとなるように形成されている。
即ち、本実施例にあつては、チエツク弁11
は、ピストンロツド3の先端に連設されるセンタ
ーロツド6の上端太径部6bの内底部に収装され
るように形成されているもので、当該チエツク弁
11のシート面を形成する鍔付き筒状体12の筒
部12cの開口12d内にニードル弁8のニード
ル部8bを出没させることによつて、そこに形成
される環状隙間を通過する作動油の流量を制御し
ようとするものである。
は、ピストンロツド3の先端に連設されるセンタ
ーロツド6の上端太径部6bの内底部に収装され
るように形成されているもので、当該チエツク弁
11のシート面を形成する鍔付き筒状体12の筒
部12cの開口12d内にニードル弁8のニード
ル部8bを出没させることによつて、そこに形成
される環状隙間を通過する作動油の流量を制御し
ようとするものである。
なお、本実施例における伸圧の作動は、前記し
た実施例の場合と異ならないが、特に、圧側時に
おけるチエツク弁11の負量は極端に小さくな
り、その固有振動数が高いため、その応答性はか
なり良好となる。
た実施例の場合と異ならないが、特に、圧側時に
おけるチエツク弁11の負量は極端に小さくな
り、その固有振動数が高いため、その応答性はか
なり良好となる。
以上のように本考案によれば、チエツク弁は通
路を構成する横孔と縦孔との合流部分に形成した
拡開部分に配設されるとするので、そのシート面
形成のために、強度部材たるピストンロツドとし
てのセンターロツドの有効断面を大巾に減ずるよ
うな不都合がなく、ピストンロツドの強度低下を
招来するような不都合がないばかりか、近年の油
圧緩衝器の全体的な細径化の要請にも応じること
が可能となる利点がある。
路を構成する横孔と縦孔との合流部分に形成した
拡開部分に配設されるとするので、そのシート面
形成のために、強度部材たるピストンロツドとし
てのセンターロツドの有効断面を大巾に減ずるよ
うな不都合がなく、ピストンロツドの強度低下を
招来するような不都合がないばかりか、近年の油
圧緩衝器の全体的な細径化の要請にも応じること
が可能となる利点がある。
また、本考案によれば、チエツク弁は附勢スプ
リングを有しているので、伸側時に開放されるチ
エツク弁も圧側への反転時には確実にチエツク機
能の発揮を可とすることとなり、応答性において
全く不安がなくなる利点もある。
リングを有しているので、伸側時に開放されるチ
エツク弁も圧側への反転時には確実にチエツク機
能の発揮を可とすることとなり、応答性において
全く不安がなくなる利点もある。
さらに、本実施例によれば、ニードル弁利用で
伸側の流量調整を行なうとしても、圧側には流量
変化の影響がなく減衰力の安定した発生が可とさ
れることとなる利点もある。
伸側の流量調整を行なうとしても、圧側には流量
変化の影響がなく減衰力の安定した発生が可とさ
れることとなる利点もある。
第1図は本考案の一実施例に係る油圧緩衝器を
部分的に示す縦断面図、第2図は他の実施例を第
1図と同様に示す縦断面図、第3図は従来例を第
1図と同様に示す縦断面図である。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、6……センターロツド、6c……
横孔、6d……縦孔、8……ニードル弁、8a…
…先端部、8b……ニードル部、11……チエツ
ク弁、A……上方室、B……下方室、L……通
路。
部分的に示す縦断面図、第2図は他の実施例を第
1図と同様に示す縦断面図、第3図は従来例を第
1図と同様に示す縦断面図である。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、6……センターロツド、6c……
横孔、6d……縦孔、8……ニードル弁、8a…
…先端部、8b……ニードル部、11……チエツ
ク弁、A……上方室、B……下方室、L……通
路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ピストンロツドの先端にセンターロツドを連
設し、センターロツドの下端側にピストン部を
収装し、ピストンロツドはピストン部を介して
シリンダ内に移動自在に挿入され、ピストン部
に区画されたシリンダ内の上方室と下方室とは
ピストン部に設けたポートと伸側バルブを介し
て開閉され、センターロツドには上方室と下方
室とを連通する横孔と縦孔とからなる通路が形
成されている油圧緩衝器において、前記縦孔の
入口に進退自在にニードル弁を臨ませ、更に前
記横孔と縦孔との合流部分に拡開部分を形成
し、当該拡開部分に前記通路を伸側行程時に開
き圧側行程時に閉じるチエツク弁を開閉自在に
設け、当該チエツク弁はスプリングで常時閉じ
方向に附勢されていることを特徴とする油圧緩
衝器。 (2) チエツク弁が段差を有する略筒状に形成さ
れ、段差にノンリタンスプリングが係止されて
いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の油圧
緩衝器。 (3) チエツク弁が環状リーフバルブからなる実用
新案登録請求の範囲第1項記載の油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986112315U JPH0422114Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986112315U JPH0422114Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6318644U JPS6318644U (ja) | 1988-02-06 |
JPH0422114Y2 true JPH0422114Y2 (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=30993072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986112315U Expired JPH0422114Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422114Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4726074B2 (ja) * | 2006-07-24 | 2011-07-20 | カヤバ工業株式会社 | 減衰力調整バルブ構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58146742A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-09-01 | Showa Mfg Co Ltd | 減衰力可変機構付緩衝器 |
JPS6052439B2 (ja) * | 1977-12-12 | 1985-11-19 | シ−ビ−エス・インコ−ポレ−テツド | ピアノ用キ−ボ−ド |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58125752U (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-26 | 株式会社昭和製作所 | 温度補償機能を有する油圧緩衝装置 |
JPS5956446U (ja) * | 1982-10-07 | 1984-04-13 | 株式会社昭和製作所 | 油圧緩衝器の減衰力調整機構 |
JPS6052439U (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-12 | トキコ株式会社 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
-
1986
- 1986-07-22 JP JP1986112315U patent/JPH0422114Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052439B2 (ja) * | 1977-12-12 | 1985-11-19 | シ−ビ−エス・インコ−ポレ−テツド | ピアノ用キ−ボ−ド |
JPS58146742A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-09-01 | Showa Mfg Co Ltd | 減衰力可変機構付緩衝器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6318644U (ja) | 1988-02-06 |
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