JPH03581Y2 - - Google Patents

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JPH03581Y2
JPH03581Y2 JP1983135175U JP13517583U JPH03581Y2 JP H03581 Y2 JPH03581 Y2 JP H03581Y2 JP 1983135175 U JP1983135175 U JP 1983135175U JP 13517583 U JP13517583 U JP 13517583U JP H03581 Y2 JPH03581 Y2 JP H03581Y2
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JP
Japan
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rod
oil
seat pipe
shock absorber
inner cylinder
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JP1983135175U
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JPS6045195U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロツド型油圧緩衝器の改良に関す
る。
この種のロツド型油圧緩衝器においては、第4
図に示す如くロツド105のピストン107側端
部は閉塞されており、これのピストン107部上
部側壁に油孔105a…が穿設されていた。この
ため、緩衝器の圧縮、伸長両行程において作動油
が前記油孔を通過し、従つて圧縮、伸長行程にお
いて独立に減衰力を調整することができなかつ
た。
本考案は斯かる事情に鑑みて成されたもので、
その目的とする処は、圧縮、伸長各行程において
減衰力を独立に調整し得るロツド型油圧緩衝器を
提供するにある。
斯かる目的を達成すべく本考案は、内・外筒を
摺動自在に嵌合し、外筒内底部に植設したシート
パイプの上端ピストン部を内筒内周に摺接せしめ
るとともに、内筒内上端に植設した中空ロツドを
前記シートパイプ内に挿入し、これの下端にシー
トパイプ内周に摺接するピストンを結着、該ロツ
ドの側壁にロツド内、外の油室を連通する油孔を
穿設して成るロツド型油圧緩衝器において、前記
ロツドの下端を開放するとともに、該ロツド内の
前記油孔に相対する位置にスライドバルブ機構を
設けたことをその特徴とする。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
第1図は本考案に係る油圧緩衝器の半截面図、
第2図及び第3図は第1図A部の拡大詳細図であ
る。
第1図に示す油圧緩衝器1において、2は外筒
であり、該外筒2内には上方より内筒3が上下摺
動自在に挿入嵌合されている。又外筒2内底部に
は図示の如くシートパイプ4が植設されており、
該シートパイプ4の上端ピストン部4aは前記内
筒3内周に摺接している。
一方、内筒3内上端には中空ロツド5が固設さ
れており、該ロツド5は前記シートパイプ4内に
臨み、これの下端には筒状部材6が螺着されてお
り、該筒状部材6にはシートパイプ4内周に上下
摺動自在に嵌合するピストン7が結着されてい
る。尚このピストン7には減衰力を発生するバル
ブ機構8が設けられている。
ところで、前記筒状部材6の側壁には第2図及
び第3図に詳細に示す如くロツド5内、外の油室
S1、S2に連通する油孔6aが穿設されており、筒
状部材6内の前記油孔6aに相対する位置にはス
ライドバルブ機構10が設けられている。該スラ
イド機構10はリング状の弁座部材11と、該弁
座部材11の下面にスプリング12にて圧接され
る上下摺動自在なスライドバルブ13とで構成さ
れる。
外筒2の上端内周部には内筒3の外周に摺接す
るオイルシート14が嵌装されており、更に外筒
2の上端開口部には同じく内筒3外周に摺接す
る。ダストシール15が被冠されている。尚図
中、16はダストブーツ、17はコイルスプリン
グである。
而して圧縮行程においてロツド5及びピストン
7がシートパイプ4内を下動すれば、スライドバ
ルブ13にはこれを上動せしめようとする油圧が
作用し、この結果、該スライドバルブ13は第2
図に示す如く弁座部材11に密着し、油孔6aを
介してのロツド5内、外の油室S1,S2の連通を遮
断する。従つて、この圧縮行程時においては油は
油孔6aを通つて流動せず、油孔6aは減衰力発
生に寄与しない。
一方、伸長行程においてロツド5及びピストン
7がシートパイプ4内を上動すれば、スライドバ
ルブ13は油孔6aから導入され斜面13aに作
用する油圧に基づく下向きの力によつて第3図に
示す如く下動し、この結果、中空ロツド外油室S2
内の油は油孔6a、スライドバルブ13と弁座部
材11との間を通つて中空ロツド内油室S1内に流
入する。尚伸長行程ではロツド上方のアジヤスタ
ブルな減衰力発生機構により減衰力を得る。
以上のように圧縮行程においては油孔6aを閉
じ、伸長行程においては同油孔6aを開くように
し、中空ロツド外油室S2内から中空ロツド内油室
S1内に油が流入するようにし、中空ロツド上方の
減衰力発生機構へ油を供給するようにしたため、
圧縮、伸長行程において各々独立に減衰力を調整
することができる。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、ロ
ツド型油圧緩衝器において、中空ロツドの下端を
開放するとともに、該ロツド内にロツド内、外の
油室を連通する油孔を開閉するスライドバルブ機
構を設けたため、該油圧緩衝器の減衰力を圧縮、
伸長各行程において独立に調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油圧緩衝器の半截断面
図、第2図及び第3図は第1図A部の拡大詳細
図、第4図は従来例に係るロツド型油圧緩衝器の
ロツド下部の破断側面図である。 尚図面中、1はロツド型油圧緩衝器、2は外
筒、3は内筒、4はシートパイプ、5は中空ロツ
ド、6は筒状部材、6aは油孔、S1は中空ロツド
内油室、S2は中空ロツド外油室、10はスライド
バルブ機構、11は弁座部材、13はスライドバ
ルブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内・外筒を摺動自在に嵌合し、外筒内底部に植
    設したシートパイプの上端ピストン部を内筒内周
    に摺接せしめるとともに、内筒内上端に植設した
    中空ロツドを前記シートパイプ内に挿入し、これ
    の下端にシートパイプ内周に摺接するピストンを
    結着し、該ロツドの側壁にロツド内、外の油室を
    連通する油孔を穿設し、該ロツドの下端を開口せ
    しめ、かつ該ロツド下端に筒状部材を設け、該油
    孔と該ロツドの下端の開口との間に、スライドバ
    ルブ機構を介設し、該スライドバルブ機構の動作
    により該ロツド内、外の油室を連通せしめて、該
    ロツド上方の減衰力発生機構へ油供給を行うよう
    にしたことを特徴とするロツド型油圧緩衝器。
JP13517583U 1983-08-31 1983-08-31 ロツド型油圧緩衝器 Granted JPS6045195U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13517583U JPS6045195U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 ロツド型油圧緩衝器

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JP13517583U JPS6045195U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 ロツド型油圧緩衝器

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Publication Number Publication Date
JPS6045195U JPS6045195U (ja) 1985-03-29
JPH03581Y2 true JPH03581Y2 (ja) 1991-01-10

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JP13517583U Granted JPS6045195U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 ロツド型油圧緩衝器

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520908Y2 (ja) * 1987-02-12 1993-05-28
JPH0517467Y2 (ja) * 1987-04-20 1993-05-11
JPH06669Y2 (ja) * 1987-12-14 1994-01-05 カヤバ工業株式会社 油圧緩衝器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741098Y2 (ja) * 1977-01-21 1982-09-09
JPS5923886Y2 (ja) * 1979-11-30 1984-07-16 カヤバ工業株式会社 減衰力調整機構を内蔵した緩衝器

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Publication number Publication date
JPS6045195U (ja) 1985-03-29

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