JPH04219171A - 塗装金属帯の連続乾燥焼付炉 - Google Patents

塗装金属帯の連続乾燥焼付炉

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Publication number
JPH04219171A
JPH04219171A JP41161790A JP41161790A JPH04219171A JP H04219171 A JPH04219171 A JP H04219171A JP 41161790 A JP41161790 A JP 41161790A JP 41161790 A JP41161790 A JP 41161790A JP H04219171 A JPH04219171 A JP H04219171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
zone
baking
furnace
coating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP41161790A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Onishi
寿雄 大西
Yutaka Naruse
豊 成瀬
Takayuki Naoi
直井 孝之
Masayasu Fukui
雅康 福井
Toru Takeuchi
徹 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP41161790A priority Critical patent/JPH04219171A/ja
Publication of JPH04219171A publication Critical patent/JPH04219171A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ストリップの塗装、
乾燥焼付けラインにおける連続乾燥焼付炉に関するもの
である。
【0002】近年、ストリップの塗装及びこれに続く乾
燥焼付け工程においては、塗料及び膜厚の種類が増えて
必要とする乾燥焼付けの昇温パターンが複雑になり、乾
燥焼付炉としては、経済性に優れるばかりでなく、フレ
キブルな乾燥焼付けパターンを有することが望まれてい
る。
【0003】
【従来の技術】これまでの、塗装ストリップの連続乾燥
焼付炉における基本的な加熱方式は、■  電熱ヒータ
による放射加熱。■  媒体を用いた放射加熱。■  
直火式バーナによる放射及び対流加熱。などに大別され
る。
【0004】上記において、■の方式は、熱源に電気エ
ネルギーを使用するため、他の方式にくらべランニング
コストが高くなるという欠点があり、■の方式は、設備
費が高くなるという欠点があり、また、■の方式は、熱
効率がよく、設備費も安価で、最も経済性に優れる方式
であるが、ストリップ周囲の雰囲気が燃焼ガスで、露点
が高くなるため(例えば、コークス炉ガスを空気で燃焼
させた場合、露点は約65℃となる) 、塗膜の急速乾
燥がしにくくなり、さらに、炉温によって乾燥焼付け昇
温パターンを変更する場合、応答性が悪いという欠点が
あった。
【0005】また、従来の加熱方式として、例えば、実
開昭62−17377 号公報に、ストリップ面に対向
して輻射壁を配設し、バーナ加熱により輻射壁を介して
ストリップを加熱する装置が開示されている。しかしな
がら、この方式も直火式バーナによる加熱方式にくらべ
れば熱効率など経済性に劣るという問題があった。
【0006】以上のように、これまでの連続乾燥焼付炉
は、塗膜を乾燥するための乾燥帯と、これを焼付けるた
めの焼付帯の加熱方式が同一になっていて、それぞれ一
長一短があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、熱効率
に優れる直火式バーナによる加熱方式の急速乾燥がしに
くいという欠点を排除し、フレキシブルな昇温パターン
に対応できる連続乾燥焼付炉を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ストリップ
に塗装された塗膜を乾燥する乾燥帯とこの塗膜を焼付け
る焼付帯の加熱方式を、それぞれに適した加熱方式とす
ることにある。
【0009】すなわち、その要旨は、金属帯に塗布され
た塗膜の連続乾燥焼付炉において、該連続乾燥焼付炉の
乾燥帯をラジアントチューブによる加熱方式とし、焼付
け帯を直火式バーナによる加熱方式とすることを特徴と
する塗装金属帯の連続乾燥焼付炉であり、さらに、上記
連続乾燥焼付炉の乾燥帯入側に、燃焼排ガスとの熱交換
により予熱されたダイリューションエアの吹込み口を備
えるものである。
【0010】
【作用】この発明の詳細を以下に説明する。前述したよ
うに、この発明においては、乾燥帯及び焼付帯にそれぞ
れ適した加熱方式を採用するものである。
【0011】すなわち、乾燥帯の加熱方式を、ガス直火
式バーナによる加熱方式とすると、露点が高くなり急速
乾燥ができにくいことから、露点を低くすることが容易
で急速乾燥が可能な、ラジアントチューブによる加熱方
式とし、焼付帯の加熱方式を、最も経済性に優れるガス
直火式バーナによる加熱方式とするものである。
【0012】また、この発明の連続乾燥焼付炉には、そ
の乾燥帯入側に、ダイリューションエアの吹込み口があ
り、ここからダイリューションエアを吹込むことにより
、焼付帯のガス直火式バーナによる露点の高い炉内ガス
が乾燥帯に侵入しないようにしている。そして、露点の
低いダイリューションエアを使用すれば、乾燥帯の露点
はさらに低く維持されて、塗膜の急速乾燥が容易となる
【0013】つぎに、この発明の連続乾燥焼付炉の具体
的構成を図1を例にとり説明する。図1は、この発明の
連続乾燥焼付炉の構成を示す上面図である。
【0014】図1において、炉本体は、塗料を塗布した
ストリップの塗膜を乾燥する乾燥帯1と乾燥後さらに昇
温して塗膜を焼付ける焼付帯2とから構成され、ストリ
ップ3は紙面上の左から右に搬送される。
【0015】乾燥帯1には、ラジアントチューブ12を
配置し、バーナ13によりラジアントチューブ12を介
して乾燥帯1を加熱する。バーナ13には燃焼用エア配
管14よりエアを、燃料ガス配管15から燃料ガスを供
給する。また、ラジアントチューブ12の燃焼排ガスは
、排ガス配管16を通って排出される。
【0016】ここで、エネルギー効率を高めるため、排
ガス配管16に熱交換器(図示省略)を設け、排ガスと
燃焼用エアの熱交換により、燃焼用エアを予熱すること
がよい。
【0017】つぎに、焼付帯2には、直火式バーナ17
を配置し、燃焼用エア配管18より燃焼用エアを、燃料
ガス配管19より燃料ガスを供給する。そして炉内排ガ
スは、排気ダクト4及び熱交換器10, 11を介して
排気ファン5により炉外に排出される。
【0018】ここで、エネルギー効率を高めるため、前
述のラジアントチューブの場合と同様に、炉内の排ガス
ダクトの途中の熱交換器10により、燃焼用エアを予熱
し、予熱した燃焼用エアは、燃焼用エアファン6により
、燃焼用エアダクト7から各バーナに供給される。
【0019】一方、熱交換器11は、炉内排ガスとダイ
リューションエアとの熱交換によりダイリューションエ
アを予熱するためのもので、ここで予熱したダイリュー
ションエアはダクト9を通って乾燥帯1の入側に供給さ
れる。また、ダイリューションエアの風量はダイリュー
ションファンの回転数により調整できるようになってい
る。
【0020】つぎに、塗膜の乾燥についてさらに詳しく
述べる。一般に塗膜の乾燥は、ストリップの周囲の雰囲
気ガスの露点が低いほど、また、塗膜及びストリップに
供給する熱エネルギーが多いほど早くなる。
【0021】この発明においては、急速乾燥を達成する
ため、乾燥帯の熱源をラジアントチューブによる放射加
熱として、塗膜及びストリップに熱エネルギーを供給し
、ラジアントチューブを用いることにより乾燥帯の露点
の上昇を防ぐものであり、さらに露点の低いダイリュー
ションエアを乾燥帯入側から供給することにより、焼付
帯からの露点の高い炉内ガスの侵入を防止しながら乾燥
帯の露点を低下させる。
【0022】なお、この場合、ダイリューションエアの
供給により、ラジアントチューブの表面温度が低下する
ため、ダイリューションエアの供給量に応じてラジアン
トチューブのバーナ燃焼量を調整するが、炉内排ガスで
ダイリューシュンエアを予熱することにより、ラジアン
トチューブとの温度差を小さくし、バーナ燃焼量の調整
幅がせばまり、温度調整を容易にする。
【0023】また、ダイリューションエアの供給につい
ては、ストリップ表面に直接吹き付けると塗膜に風紋が
発生する場合があるため、これを避けることが肝要であ
る。
【0024】
【実施例】乾燥帯の長さ13m、ラジアントチューブの
バーナ容量300万Kcal/h、焼付帯の長さ13m
、コークス炉ガス直火式バーナ容量150 万Kcal
/h、の図1に示す構成の乾燥焼付炉を使用し、板厚0
.5mm 、板幅1100mmのストリップを、速度1
20m/min で通板し、塗装膜厚30μm (we
t 時片面当り) として、ストリップの温度を300
 ℃まで昇温し、ダイリューションファンの風量最大1
00m3/min を供給する条件で、塗膜を乾燥焼付
けた。
【0025】この結果、露点は、焼付帯では燃焼ガス雰
囲気であるため、約65℃であったが、乾燥帯では、露
点25℃のダイリューションエアを供給することによっ
て、平均30℃に保つことができた。
【0026】また、図2は、この結果得られたストリッ
プの昇温カーブを実線で示し、乾燥帯、焼付帯全域を直
火式バーナによる加熱法の従来方式とした場合の昇温カ
ーブ(計算値)を点線で示したものである。図2から明
らかなように、この発明の加熱方式によれば従来の全域
直火式バーナによる加熱方式にくらべ塗膜の乾燥時間が
短縮でき、ひいては、炉長を短かくすることもできる。
【0026】さらに、この発明によれば、供給するダイ
リューションエアの風量を変えることにより、乾燥時間
を変更することができ、逆に、乾燥時間を一定として塗
装膜厚を変更する場合にも対応でき、塗装膜厚を変更す
る場合の応答性を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】この発明は、ストリップの塗装、乾燥焼
付けラインにおける連続乾燥焼付炉において、その乾燥
帯と焼付帯の加熱方式を、それぞれに適した方式を用い
ること、さらには、予熱したダイリューションエアを乾
燥帯入側に供給し露点を調整するもので、この発明によ
れば、乾燥時間が短縮でき、膜厚を変える場合などの昇
温パターンの変更を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の連続乾燥焼付炉の構成を示す上面図
である。
【図2】この発明による加熱方式と、従来の直火式バー
ナによる加熱方式を用いた場合のストリップの昇温カー
ブを示すグラフである。
【符号の説明】
1  乾燥帯 2  焼付帯 3  ストリップ 4  排気ダクト 5  排気ファン 6  燃焼用エアファン 7  燃焼用エアダクト 8  ダイリューションエアファン 9  ダイリューションアエダクト 10  燃焼用エア熱交換器 11  ダイリューションエア熱交換器12  ラジア
ントチューブ 13  ラジアントチューブ用バーナ 14  ラジアントチューブ用燃焼用エア配管15  
ラジアントチューブ用燃焼用ガス配管17  直火式バ
ーナ 18  直火バーナ用燃焼用エア配管 19  直火バーナ用燃焼用ガス配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属帯に塗布された塗膜の連続乾燥焼
    付炉において、該連続乾燥焼付炉の乾燥帯をラジアント
    チューブによる加熱方式とし、焼付け帯を直火式バーナ
    による加熱方式とすることを特徴とする塗装金属帯の連
    続乾燥焼付炉。
  2. 【請求項2】  乾燥帯入側に、燃焼排ガスとの熱交換
    で予熱したダイリューションエアの吹込み口を備える請
    求項1記載の塗装金属帯の連続乾燥焼付炉。
JP41161790A 1990-12-19 1990-12-19 塗装金属帯の連続乾燥焼付炉 Pending JPH04219171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41161790A JPH04219171A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 塗装金属帯の連続乾燥焼付炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41161790A JPH04219171A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 塗装金属帯の連続乾燥焼付炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04219171A true JPH04219171A (ja) 1992-08-10

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ID=18520588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41161790A Pending JPH04219171A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 塗装金属帯の連続乾燥焼付炉

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JP (1) JPH04219171A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004069428A1 (en) * 2003-02-04 2004-08-19 Bluescope Steel Limited Method of fast curing water-borne paint coatings
JP2010111922A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Nippon Steel Engineering Co Ltd 塗装鋼板の連続処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004069428A1 (en) * 2003-02-04 2004-08-19 Bluescope Steel Limited Method of fast curing water-borne paint coatings
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