JPH04218549A - 水分散体 - Google Patents

水分散体

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JPH04218549A
JPH04218549A JP6977391A JP6977391A JPH04218549A JP H04218549 A JPH04218549 A JP H04218549A JP 6977391 A JP6977391 A JP 6977391A JP 6977391 A JP6977391 A JP 6977391A JP H04218549 A JPH04218549 A JP H04218549A
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styrene
aqueous dispersion
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Tadao Saito
斉 藤 忠 雄
Taku Tokita
時 田  卓
Hajime Inagaki
稲 垣  始
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】               
                         
          本発明は水分散体に関し、特に成
形品に下塗りして成形品の表面への塗料の付着性を向上
させることができる水分散体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ンの成形品の表面に塗装を施して、その付加価値を高め
ることが行われている。しかし、一般にポリオレフィン
は、極性に乏しく、塗料の付着性が悪い。そのため、従
来は予め成形品の表面をプライマーで処理して塗料の付
着性および密着性を改善することが行なわれている。 【0003】そこで、プライマーなしで直接成形品等に
1回塗り可能な塗料のバインダーとして使用するものと
して、不活性有機溶媒中でスチレン・ブタジエン・スチ
レンブロック共重合体の水素添加物に(メタ)アクリル
酸エステル、特に水酸基を有するビニル単量体を重合し
て得られる塗料用樹脂組成物が提案されている。(特開
昭63−51477号公報) 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開昭6
3−51477号公報に記載された塗料用樹脂組成物を
用いても、得られる塗膜は、剥離強度が十分なものでは
ない。また、この組成物を含めて従来のプライマーは、
いずれも有機溶媒を含有または有機溶媒に溶解して使用
するものであるため、製造および使用時の作業環境を良
好とするには相応の設備が必要である。 【0005】そこで本発明の目的は、樹脂成形品、特に
ポリプロピレン等のポリオレフィンの成形品との付着性
に優れるため、十分な剥離強度を有する塗膜を得ること
ができ、また有機溶媒を含有しない水系であるため、特
に附属設備を必要とせずに作業環境を良好に保つことが
できる、プライマーとして好適な水分散体を提供するこ
とにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、スチレン・共役ジエンブロック共重合体
またはその水素添加物に、水酸基を有するα,β−不飽
和ビニル単量体、モノオレフィンジカルボン酸およびそ
の無水物、ならびにモノオレフィンジカルボン酸のモノ
アルキルエステルから選ばれる少なくとも1種をグラフ
ト共重合させてなる変性共重合体(A)と、塩素含有量
10〜50重量%の塩素化α−オレフィン系重合体(B
)とを、水に分散させてなる水分散体を提供するもので
ある。 【0007】前記スチレン・共役ジエンブロック共重合
体またはその水素添加物が、スチレン・イソプレンブロ
ック共重合体またはその水素添加物であると、好ましい
。 【0008】前記変性共重合体(A)が、スチレン・イ
ソプレンブロック共重合体またはその水素添加物に、水
酸基を有するα,β−不飽和ビニル単量体を0.1〜2
5重量%含むようにグラフト共重合させてなるものであ
ると、好ましい。 【0009】前記スチレン・共役ジエンブロック共重合
体またはその水素添加物が、スチレン・ブタジエンブロ
ック共重合体またはその水素添加物であると、好ましい
。 【0010】前記変性共重合体(A)が、スチレン・ブ
タジエンブロック共重合体またはその水素添加物に、水
酸基を有するα,β−不飽和ビニル単量体を0.1〜2
5重量%含むようにグラフト共重合させてなるものであ
ると、好ましい。 【0011】前記水酸基を有するα,β−不飽和ビニル
単量体が、1価のアルコールの(メタ)アクリル酸エス
テルまたは多価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エ
ステルであると、好ましい。 【0012】前記変性共重合体(A)が、スチレン・イ
ソプレンブロック共重合体またはその水素添加物に、モ
ノオレフィンジカルボン酸およびその無水物、ならびに
モノオレフィンジカルボン酸のモノアルキルエステルか
ら選ばれる少なくとも1種を0.5〜15重量%含むよ
うにグラフト共重合させてなるものであると、好ましい
。 【0013】前記変性共重合体(A)が、スチレン・ブ
タジエンブロック共重合体またはその水素添加物に、モ
ノオレフィンジカルボン酸およびその無水物、ならびに
モノオレフィンジカルボン酸のモノアルキルエステルか
ら選ばれる少なくとも1種を0.5〜15重量%含むよ
うにグラフト共重合させてなるものであると、好ましい
。 【0014】前記モノオレフィンジカルボン酸が、無水
マレイン酸であると、好ましい。 【0015】以下、本発明の水分散体について、詳細に
説明する。 【0016】本発明の水分散体の第1の成分である変性
共重合体(A)の主構成成分であるスチレン・共役ジエ
ンブロック共重合体は、1個以上のスチレンに由来する
繰返し構造単位であるスチレン重合体ブロックと、1個
以上の共役ジエンに由来する繰返し構造単位である共役
ジエン重合体ブロックとを含む共重合体であり、例えば
、一般式:[S−D]n (式中、Sはスチレン重合体
ブロック、Dは共役ジエン重合体ブロックを示し、nは
1以上の整数である。)で表される構造を有するもので
ある。 【0017】このスチレン・共役ジエンブロック共重合
体は、例えば、米国特許第3,265,765号明細書
、特開昭61−192743号公報等に記載されている
方法によって製造されるものなどが挙げられる。 【0018】前記スチレン・共役ジエンブロック共重合
体としては、例えば、スチレン・イソプレンブロック共
重合体、スチレン・ブタジエンブロック共重合体等が挙
げられる。 【0019】このスチレン・イソプレンブロック共重合
体の具体例として、カリフレックスTR1107やTR
1117(いずれもシェル化学社製)として市販されて
いるものが挙げられる。 【0020】また、このスチレン・イソプレンブロック
共重合体の水素添加物は、例えば、ヨウ素価20以下の
ものであり、特公昭43−6636号公報、特公昭45
−20504号公報、特公昭48−3555号公報等に
記載されている方法によって製造されるものなどが挙げ
られる。 【0021】前記スチレン・ブタジエンブロック共重合
体の具体例として、クレイトン1101や1102(い
ずれもシェル化学社製)として市販されているものが挙
げられる。 【0022】また、このスチレン・ブタジエンブロック
共重合体の水素添加物としては、例えば、ヨウ素価20
以下のものであり、特公昭43−6636号公報、特公
昭45−20504号公報、特公昭48−3555号公
報等に記載されている方法によって製造されるものなど
が挙げられる。このスチレン・ブタジエンブロック共重
合体の水素添加物の具体例として、クレイトンC−16
52(シェル化学社製)として市販されているものが挙
げられる。 【0023】これらのスチレン・共役ジエンブロック共
重合体またはその水素添加物は、本発明の水分散体の塗
膜の剥離強度および固形分濃度の点から、テトラヒドロ
フランを溶媒として、40℃でゲルパーミエーション・
クロマトグラフィーによって測定される数平均分子量が
1×104 〜18×104 であるものが好ましく、
特に、1.5×104 〜12×104 であるものが
好ましい。また、スチレン含有量は、本発明の水分散体
の塗膜の付着性、剥離強度、低温特性、べたつき性の点
等から、10〜60重量%であることが好ましく、特に
12〜55重量%であることが好ましい。  【002
4】本発明の水分散体の第1の成分である変性共重合体
(A)は、前記スチレン・共役ジエンブロック共重合体
またはその水素添加物(以下、これらを単に「ブロック
共重合体」という)に、水酸基を有するα,β−不飽和
ビニル単量体、モノオレフィンジカルボン酸およびその
無水物、ならびにモノオレフィンジカルボン酸のモノア
ルキルエステルから選ばれる少なくとも1種(以下、「
グラフト共重合単位」という)をグラフト共重合させて
なるものである。 【0025】グラフト共重合単位の水酸基を有するα,
β−不飽和ビニル単量体としては、例えば、ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ
)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等の1価のアルコール
の(メタ)アクリル酸エステル;グリセリンモノ(メタ
)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパンモノ(メタ)アク
リレート、テトラエチロールエタンモノ(メタ)アクリ
レート、ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の多
価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステル;10
−ウンデセン−1−オール、1−オクテン−3−オール
、2−メタノールノルボルネン、ヒドロキシスチレン、
ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビ
ニルエーテル、N−メチロールアクリルアミド、2−(
メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート
、グリセリンモノアリルエーテル、アリルアルコール、
アリロキシエタノールなどが挙げられる。これらの中で
も、1価のアルコールの(メタ)アクリル酸エステルま
たは多価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステル
が好ましく用いられる。 【0026】変性共重合体(A)が、この水酸基を有す
るα,β−不飽和ビニル単量体を含む場合、その含有量
が、0.05〜25重量%、好ましくは1〜10重量%
含有されるように、上記ブロック共重合体にグラフト共
重合される。また、グラフト共重合単位のモノオレフィ
ンジカルボン酸およびその無水物、ならびにモノオレフ
ィンジカルボン酸のモノアルキルエステルにおいて、該
モノオレフィンジカルボン酸としては、例えば、マレイ
ン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、3−
メチル−2−ペンテン・二酸、2−メチル−2−ペンテ
ン・二酸、2−ヘキセン・二酸等が挙げられる。また、
これらのモノオレフィン酸ジカルボン酸の無水物および
そのカルボキシル基の1つがアルキルアルコ−ルにより
エステル化されたもの、すなわちモノオレフィンジカル
ボン酸のモノアルキルエステルも同様に挙げられる。 【0027】モノオレフィンジカルボン酸のモノアルキ
ルエステルにおいては、エステル化率(完全ジエステル
化率を200%とする)が、水分散体が十分な貯蔵安定
性を有し、良好な耐水性を有する塗膜が得られる点で、
好ましくは45〜100%、さらに好ましくは80〜1
00%であるものが望ましい。また、モノアルキルエス
テルのアルキル基としては、Cn H2n+1 の一般
式で表わされるものであり、例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソプロピル基等
が挙げられる。   【0028】本発明で用いられる変性共重合体(A)の
内で、グラフト共重合単位としてモノオレフィンジカル
ボン酸のモノアルキルエステルを有する変性共重合体は
、例えば、モノオレフィンジカルボン酸モノアルキルエ
ステルをスチレン・ブタジエンブロック共重合体にグラ
フト共重合する方法;モノオレフィンジカルボン酸もし
くはその無水物を、スチレンブタジエンブロック共重合
体にグラフト共重合させた後に、アルキルアルコールに
よりカルボン酸基の1つをエステル化する方法等によっ
て得ることができる。 【0029】変性共重合体(A)が、グラフト共重合単
位として、モノオレフィンジカルボン酸およびその無水
物、ならびにモノオレフィンジカルボン酸のモノアルキ
ルエステルから選ばれる少なくとも1種を含む場合、そ
の含有量が、0.5〜15重量%、好ましくは1〜12
重量%含有されるように、前記ブロック共重合体にグラ
フト共重合される。 【0030】また、この変性共重合体(A)が、共重合
単位として、前記水酸基を有するα,β−不飽和ビニル
単量体(X)と、モノオレフィンジカルボン酸およびそ
の無水物、ならびにモノオレフィンジカルボン酸のモノ
アルキルエステルから選ばれる少なくとも1種の単量体
(Y)とを共に含有する場合、その含有割合[(X)/
(Y)(モル比)]は、通常、1/5〜5/1程度、好
ましくは1/3〜3/1程度である。 【0031】前記ブロック共重合体にグラフト共重合単
位をグラフト共重合させて、変性共重合体(A)を製造
する方法は、例えば、ラジカル重合開始剤の存在下、不
活性溶媒の存在下もしくは不存在下に、前記ブロック共
重合体に前記グラフト共重合単位をグラフト共重合させ
る方法によって行なうことができる。 【0032】不活性溶媒の存在下にグラフト共重合する
方法としては、例えば、トルエン等の不活性溶媒中にて
、ブロック共重合体を溶解して溶液を調製し、これにグ
ラフト共重合単位およびラジカル重合開始剤を添加して
攪拌しながら加熱して反応させる方法などが挙げられる
。 【0033】このとき、ラジカル重合開始剤/グラフト
共重合単位の使用割合は、通常、モル比で、1/100
〜3/5、好ましくは1/20〜1/2の範囲である。 反応温度は、50℃以上、特に80〜200℃の範囲が
好適であり、反応時間は2〜10時間程度である。 【0034】反応方式は、回分式、連続式のいずれでで
もよいが、グラフト共重合を均一に行なうためには、回
分式が好ましい。 【0035】また、グラフト共重合を不活性溶媒の不存
在下に行なう方法としては、例えば、ブロック共重合体
の軟化点以上の反応温度で、ビニル単量体およびラジカ
ル重合開始剤の存在下に、該ブロック共重合体を加熱溶
融し、強攪拌することによって反応させる方法を挙げる
ことができる。さらに、ブロック共重合体、ビニル単量
体およびラジカル重合開始剤を予め混合しておき、混合
物を押出機にて加熱溶融して押出しながらグラフト共重
合させることもできる。これらの不活性溶媒の不存在下
に行なう方法において、ビニル単量体およびラジカル重
合開始剤の使用量、ならびに両者の使用割合等は、前記
の不活性溶媒の存在下に行なう方法と同様である。 【0036】上記グラフト共重合に用いられるラジカル
重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルペルオキシド
、ジクロロベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキ
シド、ジ−t−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル
−ジ(ペルオキシベンゾエート)ヘキシン−3、1,4
−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン
、ラウロイルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルペルオキシ)−ヘキシン−3、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)−ヘ
キサン等の有機ペルオキシド;t−ブチルペルアセテー
ト、t−ブチルペルベンゾエート、t−ブチルペルフェ
ニルアセテート、t−ブチルペルイソブチレート、t−
ブチルペル−s−オクトエート、t−ブチルピバレート
、クミルペルピバレート、t−ブチルペルジエチルアセ
テート等の有機ペルエステル;アゾビスイソブチロニト
リル、ジメチルアゾイソブチロニトリル等のアゾ化合物
等が挙げられ、好ましくは有機ペルオキシドおよび有機
ペルエステルである。 【0037】本発明の水分散体の第2の成分である塩素
化α−オレフィン系重合体(B)は、α−オレフィン系
重合体を塩素化してなるものである。 【0038】このα−オレフィン系重合体は、α−オレ
フィンの単独重合体、2種以上のα−オレフィンの共重
合体、もしくはα−オレフィンと、該α−オレフィンと
共重合可能な他の単量体との共重合体などが挙げられる
。 【0039】このα−オレフィンとしては、例えば、エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等
が挙げられ、これらを1種単独でも、2種、あるいは3
種以上を用いてもよい。また、α−オレフィンと共重合
可能な他の単量体としては、例えば、スチレン、アクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチル及び酢酸ビニル等が挙
げられる。α−オレフィン系重合体が、これらの他の単
量体を含む場合、その含有量は、通常、20重量%以下
である。 【0040】前記α−オレフィン系重合体を塩素化して
、本発明の水分散体の第2の成分である塩素化α−オレ
フィン系重合体(B)が得られる。 【0041】α−オレフィン系重合体の塩素化は、α−
オレフィン系重合体を、適当な有機溶媒に溶解または分
散させた後、塩素ガスと反応させることによって行なう
ことができる。この反応は、通常、50〜120℃程度
で、約0.5〜5時間で行なうのが一般的である。また
、反応を効率的に進行させるために、紫外線や可視光線
を照射したり、あるいはラジカル重合開始剤を使用して
もよい。 【0042】用いられる有機溶媒としては、例えば、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、テト
ラドデカン等の脂肪族炭化水素;メチルシクロペンタン
、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロオク
タン、シクロドデカン等の脂環式炭化水素;ベンゼン、
トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、エチル
トルエン、トリメチルベンゼン、ジイソプロピルベンゼ
ン等の芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ブロモベンゼ
ン、o−ジクロロベンゼン、四塩化炭素、四臭化炭素、
クロロホルム、ブロモホルム、トリクロロエタン、トリ
クロロエチレン、テトラクロロエチレン等のハロゲン化
炭化水素などが挙げられる。これらは1種単独でも2種
以上を組合せても用いられる。 【0043】また、ラジカル重合開始剤を使用する場合
、そのラジカル重合開始剤としては、例えば、前記グラ
フト共重合に用いられるものと同じものが挙げられる。 【0044】この塩素化α−オレフィン系重合体(B)
は、溶媒に溶解し易く、後記の溶媒置換法による水分散
体の製造が容易であり、また成形品に塗布して塗料の付
着性が高い塗膜を得ることができる水分散体が得られる
点で、塩素含有量が10〜50重量%、好ましくは20
〜40重量%のものである。 【0045】また、この塩素化α−オレフィン系重合体
は、通常、溶液粘度が、100〜10000cps程度
、好ましくは200〜5000cps程度のものである
。 【0046】本発明の水分散体は、前記の変性共重合体
(A)と、塩素化α−オレフィン系重合体(B)とを、
共に水に分散させてなるものである。 【0047】水分散体中の変性共重合体(A)/塩素化
α−オレフィン系重合体(B)の含有割合は、本発明の
水分散体の用途によって適宜選択されるが、通常、95
/5〜5/95の範囲である。特に、本発明の水分散体
をプライマーとして使用する場合には、90/10〜1
0/90の割合が好ましい。   【0048】本発明の水分散体の製造は、変性共重合体
(A)と塩素化α−オレフィン系重合体(B)とを水に
分散させて行なうことができる。このとき、変性共重合
体(A)と塩素化α−オレフィン系重合体(B)を、そ
れぞれ水分散体にしてから、両者を混合して行なっても
よいが、特に均一な混合分散状態とするためには、変性
共重合体(A)と塩素化α−オレフィン系重合体(B)
を、それぞれ有機溶媒に溶解してから、混合する方法、
あるいは変性共重合体(A)と塩素化α−オレフィン系
重合体(B)をニーダー等で混練する方法などが挙げら
れる。 【0049】変性共重合体(A)および塩素化α−オレ
フィン系重合体(B)を単独でもしくは混合物として水
に分散させて、本発明の水分散体を製造する方法として
は、例えば、該変性共重合体(A)および塩素化α−オ
レフィン系重合体(B)を単独でもしくは混合物、水お
よび界面活性剤を一括して混合して乳化させるドラム乳
化法;予め粉砕しておいた変性共重合体(A)および塩
素化α−オレフィン系重合体(B)を単独でもしくは混
合物を界面活性剤とともに水中に投入して分散させる粉
砕法;有機溶媒に溶解した変性共重合体(A)および塩
素化α−オレフィン系重合体(B)を単独でもしくは混
合物と、界面活性剤および水とを混合した後、有機溶媒
を除去する溶媒置換法;ホモミキサーを用いて分散を行
なうホモミキサー法;転相法等が挙げられ、使用する変
性共重合体(A)および塩素化α−オレフィン系重合体
(B)を単独でもしくは混合物の物性に応じて適宜選択
される。 【0050】用いられる界面活性剤としては、非イオン
系およびアニオン系界面活性剤を挙げることができる。 【0051】非イオン系界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタンエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミンエ
ーテル等が挙げられる。 【0052】アニオン系界面活性剤としては、例えば、
脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル、アルキルベン
ゼンスルホン酸ソーダ、ナフタリンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフ
ェート等が挙げられ、特にアルキルベンゼンスルホン酸
ソーダが好ましい。 【0053】この界面活性剤の使用量は、変性共重合体
(A)と塩素化α−オレフィン系重合体(B)の分散状
態が良好で、かつ得られる水分散体の成形品との密着性
が良好となる点で、通常、変性共重合体(A)と塩素化
α−オレフィン系重合体(B)の合計量に対して0.0
5〜10重量%程度が好ましく、特に0.1〜7重量%
が好ましい。 【0054】本発明の水分散体中における変性共重合体
(A)および塩素化α−オレフィン系重合体(B)と水
の配合割合は、変性共重合体(A)と塩素化α−オレフ
ィン系重合体(B)の合計5〜70重量部に対して、水
95〜30重量部の割合の範囲の中で、適宜選択される
。特に、本発明の水分散体を噴霧塗布する場合には、塗
布面に塗りむらが生じにくく、塗膜の付着性のばらつき
が生じにくく、また、形成される塗膜の層が厚くならな
いため、例えば、プライマーとして使用した場合に塗装
後の塗膜の平滑性が良好となる点で変性共重合体(A)
と塩素化α−オレフィン系重合体(B)の合計が3〜4
5重量%とするのが好ましい。 【0055】また、本発明の水分散体には、必要に応じ
て、増粘剤、塩基性物質、消泡剤等を添加することがで
きる。 【0056】また、素材との濡れ性を改良するために、
必要に応じて少量の有機溶媒を添加してもよい。 【0057】増粘剤としては、例えば、アルギン酸アン
モニウム、アルギン酸ナトリウム、ベントナイトクレー
等の鉱物性増粘剤;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリア
クリル酸アンモニウム、アクリルエマルジョンコポリマ
ー架橋アクリルエマルジョンコポリマー等のアクリル酸
系増粘剤;カルボキシルメチルセルロース、メチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース等の繊維素誘導体等を挙げること
ができ、特にカルボキシメチルセルロースが好ましい。 【0058】消泡剤としては、例えば、ヒマシ油、大豆
油、アマニ油等の植物油;スピンドル油、流動パラフィ
ン等の鉱物油;ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸;
オレイルアルコール、ポリオキシアルキレングリコール
、オクチルアルコール等のアルコール類;エチレングリ
コールジステアレート、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート等の脂肪酸エステル;トリブチルホスフ
ェート、ナトリウムオクチルホスフェート等のリン酸エ
ステル;ポリオキシアルキレンアミド等のアミド類;ス
テアリン酸アルミニウム、オレイン酸カリウム、ステア
リン酸カルシウム等の金属石鹸;ジメチルシリコン、ポ
リエーテル変性シリコン等のシリコン類;ジアミルアミ
ン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン等のアミン類
等が挙げられる。 【0059】本発明の水分散体は、上記以外に、必要に
応じて酸化防止剤、耐候安定剤、耐熱防止剤等の各種安
定剤;酸化チタン、有機顔料等の着色剤;カーボンブラ
ック、フェライト等の導電性付与剤などを含有していて
もよい。 【0060】本発明の水分散体は、ポリオレフィンやそ
の他の重合体からなる成形品の表面に塗布し、その表面
への塗料の付着性を改善するためのプライマー等として
用いられる。特に、本発明の水分散体は、例えば、高圧
法ポリエチレン、中低圧法ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、ポリ−1−ブテ
ン、ポリスチレン等のポリオレフィン;エチレン・プロ
ピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体、プロピレ
ン・ブテン共重合体等のオレフィン共重合体などからな
る成形品に好適に用いることができる。 【0061】さらに、本発明の水分散体は、上記のポリ
オレフィンやその共重合体以外にも、ポリプロピレンと
合成ゴムとからなる成形品、ポリアミド樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポ
リカーボネート樹脂等からなる自動車用バンパー等の成
形品、さらには、鋼板や電着処理用鋼板等の表面処理に
も用いることができる。また、ポリウレタン樹脂、脂肪
酸変性ポリエステル樹脂、オイルフリーポリエステル樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等を主成分とする塗料
、プライマー、接着剤等を塗布した表面に下塗りし、そ
の表面への塗料等の付着性を改善すると共に、鮮映性、
低温衝撃性等にも優れる塗膜を形成するためにも用いら
れる。 【0062】本発明の水分散体は、これを適用する成形
品が、タルク、亜鉛華、ガラス繊維、チタン白、硫酸マ
グネシウム等の無機充填剤、顔料等が配合されている場
合にも、特に塗膜の付着性の良いプライマー塗膜を形成
することができる。また、本発明の水分散体を塗布する
成形品は、上記以外に、種々の安定剤、紫外線吸収剤、
塩酸吸収剤等が配合されていてもよい。 【0063】好ましく用いられる安定剤としては、例え
ば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、
テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン、メタオクタ
デシル−3−(4−ヒドキシ−3,5−ジ−t−ブチル
フェニル)プロピオネート、2,2−メチレンビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4  −
ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2−チオビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン、1,3,5−トリス(2−メ
チル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェノール)ブ
タン等のフェノール系安定剤;ジラウリルチオジプロピ
オネート、ジステアリルチオジプロピオネート等のイオ
ウ系安定剤;トリデシルホスファイト、トリノニルフェ
ニルホスファイト等のリン系安定剤などを挙げることが
できる。 【0064】また、用いられる紫外線吸収剤としては、
例えば、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノ
ン、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェ
ニルアクリレート、パラオクチルフェニルサリチレート
等が挙げられる。 【0065】塩酸吸収剤としては、例えば、ステアリン
酸カルシウム等が挙げられる。 【0066】本発明の水分散体は、成形品への噴霧塗布
に好適であり、例えば、スプレーガンにて成形品の表面
に吹き付けられる。成形品への塗布は常温で行なえば良
く、塗布した後、自然乾燥や加熱強制乾燥等、適宜の方
法によって乾燥され、塗膜を形成することができる。 【0067】以上のように、成形品の表面に本発明の水
分散体を塗布し、乾燥させた後、該成形品の表面には、
静電塗装、吹き付け塗装、刷毛塗り等の方法によって、
塗料を塗布することができる。 【0068】塗料の塗布は、下塗りした後、上塗りする
方法で行なってもよい。塗料を塗布した後、ニクロム線
、赤外線、高周波等によって加熱する通常の方法に従っ
て塗膜を硬化させて、所望の塗膜を表面に有する成形品
を得ることができる。塗膜を硬化させる方法は、成形品
の材質、形状、使用する塗料の性状等によって適宜選ば
れる。 【0069】 【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を挙げ、
本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に
より何ら限定されるものではない。また、以下において
、塗膜の物性は下記の方法に従って評価した。 【0070】碁盤目試験 JIS  K5400に記載されている碁盤目試験の方
法に準じて、碁盤目を付けた試験片を作成し、セロテー
プ(ニチバン(株)製、商品名)を試験片の碁盤目上に
張り付けた後、これを速やかに90°の方向に引っ張っ
て剥離させ、碁盤目100の内で剥離されなかった碁盤
目の数を数え、付着性の指標とした。 【0071】剥離強度 基材上に塗膜を調製し、1cm幅にカッター刃で基材に
刃が到達するまで切れ目を入れ、端部を剥離させた後、
その剥離した塗膜の端部を50mm/分の速度で180
°の方向に塗膜が剥離するまで引っ張って剥離強度を測
定した。 【0072】耐水性 試験片を40℃の水中に240時間浸漬させた後、碁盤
目試験に供し、付着性を評価する。 【0073】(実施例1)(変性スチレン・イソプレン
ブロック共重合体の製造)攪拌装置を備えた容量1.5
lのオートクレーブに、スチレン・イソプレンブロック
共重合体の水素添加物(シェル化学社製、カリフレック
スTR1107)250重量部およびトルエン500重
量部を仕込み、攪拌下に160℃まで昇温した。次いで
、2−ヒドロキシプロピルアクリレート25重量部およ
びジ−t−ブチルペルオキシド6.5重量部を、それぞ
れ5時間かけて滴下して加えた後、さらに、160℃で
2時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応混合
物に大過剰のアセトンを加えて、生成した変性スチレン
・イソプレンブロック共重合体を析出、濾別し、アセト
ンで繰返し洗浄した後、減圧乾燥した。得られた変性ス
チレン・イソプレンブロック共重合体の2−ヒドロキシ
プロピルアクリレートの含有量を測定したところ、3.
9重量%であった。 【0074】(水分散体の調製)得られた変性スチレン
・イソプレンブロック共重合体をトルエンに溶解し、変
性スチレン・イソプレンブロック共重合体の濃度が15
重量%の溶液を調製した。この溶液に、塩素化ポリプロ
ピレン(塩素化ポリプロピレンの塩素含有量:26重量
%)のトルエン溶液(東洋化成(株)製、ハードレン1
3LLB、塩素化ポリプロピレン濃度:15重量%)を
、変性スチレン・イソプレンブロック共重合体溶液/塩
素化ポリプロピレン溶液の重量比が7/3となるように
混合、攪拌して、ポリマー溶液を得た。次に、このポリ
マー溶液500g、蒸留水500gおよびドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム(花王(株)製、ネオペレッ
クスF−25)1.44gを、回転数10000rpm
 で15分間攪拌しながら混合させた。次に、ポリアク
リル酸(和光純薬(株)製、ハイビスワコー304)0
.72gを加え、攪拌、混合して乳化液を得た。得られ
た乳化液中のトルエンをエバポレーターで減圧留去し、
ポリマー濃度:20重量%の水分散体を得た。 【0075】(塗装)この水分散体を、1,1,1−ト
リクロルエタン蒸気で洗浄したポリプロピレン(X44
0,三井石油化学工業株式会社製)の角板に、200g
/m2 となるように噴霧塗布した。この角板をエアオ
ーブン中で100℃で30分間加熱乾燥させた後、ウレ
タン系塗料(R−271、日本ビーケミカル社製)を乾
燥膜厚が60μmになるように塗布して塗膜試料を作成
した。次に、この塗膜試料を碁盤目試験、剥離強度の測
定および耐水性の評価に供した。結果を表1に示す。 【0076】(実施例2)(塩素化プロピレン・ブテン
共重合体の製造)極限粘度[η]が2.0dl/gのプ
ロピレン・ブテン共重合体(プロピレン/ブテンのモル
比:70/30)を、クロロベンゼンに110℃で完全
に溶解させ、温度を保ったまま、光を完全に遮断して、
塩素ガスを導入して約2時間30分間反応させた。反応
終了後、反応混合物に大過剰のメタノールを加えて、ポ
リマーを析出、濾別し、メタノールで繰返し洗浄した後
、減圧乾燥して、塩素化プロピレン・ブテン共重合体を
得た。 【0077】得られた塩素化プロピレン・ブテン共重合
体をトルエンに溶解して、濃度15重量%の塩素化プロ
ピレン・ブテン共重合体溶液を調製した。次に、この塩
素化プロピレン・ブテン共重合体溶液を、塩素化ポリプ
ロピレンのトルエン溶液の代わりに使用した以外は、実
施例1と同様にして水分散体を調製し、さらに塗膜試料
を作成して、碁盤目試験、剥離強度の測定、および耐水
性の評価に供した。結果を表1に示す。 【0078】(実施例3)実施例1で使用したものと同
じスチレン・イソプレンブロック共重合体3kg 、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート120g、および2
,5−ジメチル−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン4.8gをヘンシェルミキサーで予め混合し、得られ
た混合物を2軸押出機(池貝鉄工所製、PCM−45)
に供給して樹脂温度250℃、回転数260rpm で
加熱混練して反応させるとともに、造粒して、変性スチ
レン・イソプレンブロック共重合体のペレットを得た。 得られた変性スチレン・イソプレンブロック共重合体中
の2−ヒドロキシプロピルアクリレートの含有量は3.
2重量%であった。 【0079】この変性スチレン・イソプレンブロック共
重合体の濃度が15重量%となるように、トルエンに溶
解して溶液を調製した。得られた変性スチレン・イソプ
レンブロック共重合体溶液を用い、変性スチレン・イソ
プレンブロック共重合体/塩素化ポリプロピレンのトル
エン溶液の重量比を6/4とした以外は、実施例1と同
様にして水分散体を調製し、さらに塗膜試料を作成して
、碁盤目試験、剥離強度の測定、および耐水性の評価に
供した。結果を表1に示す。 【0080】(実施例4)攪拌装置を備えた容量1.5
lのオートクレーブに、実施例1で使用したものと同じ
スチレン・イソプレンブロック共重合体の水素添加物2
50重量部およびトルエン500重量部を仕込み、攪拌
下に145℃まで昇温した。次いで、無水マレイン酸2
3gをトルエン100mlに溶解してなる溶液、および
ジ−t−ブチルパーオキシド8gをトルエン50mlに
溶解してなる溶液を、同時に4時間かけて滴下した。滴
下終了後、温度を145℃に保って2時間反応させた。   反応終了後、反応混合物に大過剰のアセトンを加え
てポリマーを析出、濾別し、アセトンで繰返し洗浄した
後、減圧乾燥して、無水マレイン酸変性スチレン・イソ
プレンブロック共重合体を得た。得られた無水マレイン
酸変性スチレン・イソプレンブロック共重合体の無水マ
レイン酸の含有量を測定したところ、4.4重量%であ
った。 【0081】得られた無水マレイン酸変性スチレン・イ
ソプレンブロック共重合体をトルエンに溶解し、変性ス
チレン・イソプレンブロック共重合体の濃度が15重量
%のトルエン溶液を調製した。この溶液に、実施例1で
使用したものと同じ塩素化ポリプロピレンのトルエン溶
液を、変性スチレン・イソプレンブロック共重合体溶液
/塩素化ポリプロピレン溶液の重量比が7/3となるよ
うに混合、攪拌して、ポリマー溶液を得た。次に、この
ポリマー溶液を用いて、実施例1と同様にして水分散体
を調製し、さらに碁盤目試験、剥離強度の測定および耐
水性の評価に供した。結果を表1に示す。 【0082】(実施例5)実施例4で製造した変性スチ
レン・イソプレンブロック共重合体の濃度が15重量%
のトルエン溶液300mlに、メチルアルコール5.8
mlを一括して添加した後、145℃で2時間、加熱し
ながら攪拌して反応させ、マレイン酸モノメチルエステ
ル変性スチレン・イソプレンブロック共重合体のトルエ
ン溶液を得た。得られたマレイン酸モノメチルエステル
変性スチレン・イソプレンブロック共重合体のエステル
化率を測定したところ、100%であった。 【0083】得られたマレイン酸モノメチルエステル変
性スチレン・イソプレンブロック共重合体のトルエン溶
液にトルエンを追加し、マレイン酸モノメチルエステル
変性スチレン・イソプレンブロック共重合体の濃度を1
5重量%に調整した。このマレイン酸モノメチルエステ
ル変性スチレン・イソプレンブロック共重合体のトルエ
ン溶液と、実施例1で使用したものと同じ塩素化ポリプ
ロピレンのトルエン溶液とを、変性スチレン・イソプレ
ンブロック共重合体溶液/塩素化ポリプロピレン溶液の
重量比が7/3となるように混合、攪拌して、ポリマー
溶液を得た。次に、このポリマー溶液を用いて、実施例
1と同様にして水分散体を調製し、さらに碁盤目試験、
剥離強度の測定および耐水性の評価に供した。結果を表
1に示す。 【0084】(比較例1)実施例4で得られた無水マレ
イン酸変性スチレン・イソプレンブロック共重合体を用
いて、塩素化ポリプロピレンのトルエン溶液を使用しな
いで、そのまま実施例1と同様にして水分散体を製造し
、さらに碁盤目試験、剥離強度の測定および耐水性の評
価に供した。結果を表1に示す。 【0085】(比較例2)水分散体の塗布を行なわない
以外は、実施例1と同様にして塗膜試料を作成し、碁盤
目試験、剥離強度の測定および耐水性の評価に供した。 結果を表1に示す。 【0086】 【0087】(実施例6)(変性スチレン・ブタジエン
ブロック共重合体の製造)  攪拌装置を備えた容量1
.5  のオートクレーブに、スチレン・ブタジエンブ
ロック共重合体の水素添加物(シェル化学社製、クレイ
トンG−1652、数平均分子量:8.8×104 、
スチレン含有量:31重量%)250重量部およびトル
エン500重量部を仕込み、攪拌下に160℃まで昇温
した。 次いで、2−ヒドロキシプロピルアクリレート25重量
部およびジ−t−ブチルペルオキシド6.5重量部を、
それぞれ5時間かけて滴下して加えた後、さらに、16
0℃で2時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反
応混合物に大過剰のアセトンを加えて、生成した変性ス
チレン・ブタジエンブロック共重合体を析出、別し、ア
セトンで繰返し洗浄した後、減圧乾燥した。得られた変
性スチレン・ブタジエンブロック共重合体の2−ヒドロ
キシプロピルアクリレートの含有量を測定したところ、
3.4重量%であった。 【0088】(水分散体の調製)得られた変性スチレン
・ブタジエンブロック共重合体をトルエンに溶解し、変
性スチレン・ブタジエンブロック共重合体の濃度が15
重量%の溶液を調製した。この溶液に、塩素化ポリプロ
ピレン(塩素化ポリプロピレンの塩素含有量:26重量
%)のトルエン溶液(東洋化成(株)製、ハードレン1
3LLB、塩素化ポリプロピレン濃度:15重量%)を
、変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体溶液/塩
素化ポリプロピレン溶液の重量比が7/3となるように
混合、攪拌して、ポリマー溶液を得た。次に、このポリ
マー溶液500g、蒸留水500gおよびドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム(花王(株)製、ネオペレッ
クスF−25)1.44gを、回転数10000rpm
 で15分間攪拌しながら混合させた。次に、ポリアク
リル酸(和光純薬(株)製、ハイビスワコー304)0
.72gを加え、攪拌、混合して乳化液を得た。得られ
た乳化液中のトルエンをエバポレーターで減圧留去し、
ポリマー濃度:20重量%の水分散体を得た。 【0089】(塗装)この水分散体を、1,1,1−ト
リクロルエタン蒸気で洗浄したポリプロピレン(X44
0,三井石油化学工業株式会社製)の角板に、200g
/m2 となるように噴霧塗布した。この角板をエアオ
ーブン中で100℃で30分間加熱乾燥させた後、ウレ
タン系塗料(R−271、日本ビーケミカル社製)を乾
燥膜厚が60μmになるように塗布して塗膜試料を作成
した。この塗膜試料を碁盤目試験、剥離強度の測定およ
び耐水性の評価に供した。結果を表2に示す。 【0090】(実施例7)(塩素化プロピレン・ブテン
共重合体の製造)極限粘度[η]が2.0dl/gのプ
ロピレン・ブテン共重合体(プロピレン/ブテンのモル
比:70/30)を、クロロベンゼンに110℃で完全
に溶解させ、温度を保ったまま、光を完全に遮断して、
塩素ガスを導入して約2時間30分間反応させた。反応
終了後、反応混合物に大過剰のメタノールを加えて、ポ
リマーを析出、濾別し、メタノールで繰返し洗浄した後
、減圧乾燥して、塩素化プロピレン・ブテン共重合体を
得た。 【0091】得られた塩素化プロピレン・ブテン共重合
体をトルエンに溶解して、濃度15重量%の塩素化プロ
ピレン・ブテン共重合体溶液を調製した。次に、この塩
素化塩素化プロピレン・ブテン共重合体溶液を、塩素化
ポリプロピレンのトルエン溶液の代わりに使用した以外
は、実施例6と同様にして水分散体を調製し、さらに塗
膜試料を作成して、碁盤目試験、剥離強度の測定、およ
び耐水性の評価に供した。結果を表2に示す。 【0092】(実施例8)実施例6で使用したものと同
じスチレン・ブタジエンブロック共重合体3kg 、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート120g、および2
,5−ジメチル−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン4.8gをヘンシェルミキサーで予め混合し、得られ
た混合物を2軸押出機(池貝鉄工所製、PCM−45)
に供給して樹脂温度250℃、回転数260rpm で
加熱混練して反応させるとともに、造粒して、変性スチ
レン・ブタジエンブロック共重合体のペレットを得た。 得られた変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体中
の2−ヒドロキシプロピルアクリレートの含有量は2.
9重量%であった。 【0093】この変性スチレン・ブタジエンブロック共
重合体の濃度が15重量%となるように、トルエンに溶
解して溶液を調製した。得られた変性スチレン・ブタジ
エンブロック共重合体溶液を用い、変性スチレン・ブタ
ジエンブロック共重合体/塩素化ポリプロピレンのトル
エン溶液の重量比を6/4とした以外は、実施例6と同
様にして水分散体を調製し、さらに塗膜試料を作成して
、碁盤目試験、剥離強度の測定、および耐水性の評価に
供した。結果を表2に示す。 【0094】(実施例9)攪拌装置を備えた容量1.5
lのオートクレーブに、実施例6で使用したものと同じ
スチレン・ブタジエンブロック共重合体の水素添加物2
50重量部およびトルエン500重量部を仕込み、攪拌
下に145℃まで昇温した。次いで、無水マレイン酸2
3gをトルエン100mlに溶解してなる溶液、および
ジ−t−ブチルパーオキシド8gをトルエン50mlに
溶解してなる溶液を、同時に4時間かけて滴下した。滴
下終了後、温度を145℃に保って2時間反応させた。 反応終了後、反応混合物に大過剰のアセトンを加えてポ
リマーを析出、濾別し、アセトンで繰返し洗浄した後、
減圧乾燥して、無水マレイン酸変性スチレン・ブタジエ
ンブロック共重合体を得た。得られた無水マレイン酸変
性スチレン・ブタジエンブロック共重合体の無水マレイ
ン酸の含有量を測定したところ、4.1重量%であった
。 【0095】得られた無水マレイン酸変性スチレン・ブ
タジエンブロック共重合体をトルエンに溶解し、変性ス
チレン・ブタジエンブロック共重合体の濃度が15重量
%のトルエン溶液を調製した。この溶液に、実施例6で
使用したものと同じ塩素化ポリプロピレンのトルエン溶
液を、変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体溶液
/塩素化ポリプロピレン溶液の重量比が7/3となるよ
うに混合、攪拌して、ポリマー溶液を得た。次に、この
ポリマー溶液を用いて、実施例6と同様にして水分散体
を調製し、さらに碁盤目試験、剥離強度の測定および耐
水性の評価に供した。結果を表2に示す。 【0096】(実施例10)実施例9で製造した変性ス
チレン・ブタジエンブロック共重合体の濃度が15重量
%のトルエン溶液300mlに、メチルアルコール5.
8mlを一括して添加した後、145℃で2時間、加熱
しながら攪拌して反応させ、マレイン酸モノメチルエス
テル変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体のトル
エン溶液を得た。得られたマレイン酸モノメチルエステ
ル変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体のエステ
ル化率を測定したところ、100%であった。 【0097】得られたマレイン酸モノメチルエステル変
性スチレン・ブタジエンブロック共重合体のトルエン溶
液にトルエンを追加し、マレイン酸モノメチルエステル
変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体の濃度を1
5重量%に調整した。このマレイン酸モノメチルエステ
ル変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体のトルエ
ン溶液と、実施例6で使用したものと同じ塩素化ポリプ
ロピレンのトルエン溶液とを、変性スチレン・ブタジエ
ンブロック共重合体溶液/塩素化ポリプロピレン溶液の
重量比が7/3となるように混合、攪拌して、ポリマー
溶液を得た。次に、このポリマー溶液を用いて、実施例
6と同様にして水分散体を調製し、さらに碁盤目試験、
剥離強度の測定および耐水性の評価に供した。結果を表
2に示す。 【0098】(比較例3)実施例9で得られた無水マレ
イン酸変性スチレン・ブタジエンブロック共重合体を用
いて、塩素化ポリプロピレンのトルエン溶液を使用しな
いで、そのまま実施例6と同様にして水分散体を製造し
、さらに碁盤目試験、剥離強度の測定および耐水性の評
価に供した。結果を表2に示す。 【0099】(比較例4)水分散体の塗布を行なわない
以外は、実施例6と同様にして塗膜試料を作成し、碁盤
目試験、剥離強度の測定および耐水性の評価に供した。 結果を表2に示す。 【0100】 【0101】 【発明の効果】本発明の水分散体は、樹脂成形品、特に
ポリプロピレン等のポリオレフィンの成形品との付着性
に優れるため、十分な剥離強度および密着性を有する塗
膜を得ることができるとともに、有機溶媒を含有してい
ないため、そのための附属設備が無くとも製造時および
塗布作業時の作業環境を良好に保つことができる、プラ
イマーとして好適なものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  スチレン・共役ジエンブロック共重合
    体またはその水素添加物に、水酸基を有するα,β−不
    飽和ビニル単量体、モノオレフィンジカルボン酸および
    その無水物、ならびにモノオレフィンジカルボン酸のモ
    ノアルキルエステルから選ばれる少なくとも1種をグラ
    フト共重合させてなる変性共重合体(A)と、塩素含有
    量10〜50重量%の塩素化α−オレフィン系重合体(
    B)とを、水に分散させてなる水分散体。
  2. 【請求項2】  前記スチレン・共役ジエンブロック共
    重合体またはその水素添加物が、スチレン・イソプレン
    ブロック共重合体またはその水素添加物である請求項1
    に記載の水分散体。
  3. 【請求項3】  前記変性共重合体(A)が、スチレン
    ・イソプレンブロック共重合体またはその水素添加物に
    、水酸基を有するα,β−不飽和ビニル単量体を0.1
    〜25重量%含むようにグラフト共重合させてなるもの
    である請求項1に記載の水分散体。
  4. 【請求項4】  前記スチレン・共役ジエンブロック共
    重合体またはその水素添加物が、スチレン・ブタジエン
    ブロック共重合体またはその水素添加物である請求項1
    に記載の水分散体。
  5. 【請求項5】  前記変性共重合体(A)が、スチレン
    ・ブタジエンブロック共重合体またはその水素添加物に
    、水酸基を有するα,β−不飽和ビニル単量体を0.1
    〜25重量%含むようにグラフト共重合させてなるもの
    である請求項1に記載の水分散体。
  6. 【請求項6】  前記水酸基を有するα,β−不飽和ビ
    ニル単量体が、1価のアルコールの(メタ)アクリル酸
    エステルまたは多価アルコールのモノ(メタ)アクリル
    酸エステルである請求項1、3および5のいずれかに記
    載の水分散体。
  7. 【請求項7】  前記変性共重合体(A)が、スチレン
    ・イソプレンブロック共重合体またはその水素添加物に
    、モノオレフィンジカルボン酸およびその無水物、なら
    びにモノオレフィンジカルボン酸のモノアルキルエステ
    ルから選ばれる少なくとも1種を0.5〜15重量%含
    むようにグラフト共重合させてなるものである請求項1
    または2に記載の水分散体。
  8. 【請求項8】  前記変性共重合体(A)が、スチレン
    ・ブタジエンブロック共重合体またはその水素添加物に
    、モノオレフィンジカルボン酸およびその無水物、なら
    びにモノオレフィンジカルボン酸のモノアルキルエステ
    ルから選ばれる少なくとも1種を0.5〜15重量%含
    むようにグラフト共重合させてなるものである請求項1
    または2に記載の水分散体。
  9. 【請求項9】  前記モノオレフィンジカルボン酸が、
    無水マレイン酸である請求項1、2、4、7および8の
    いずれかに記載の水分散体。
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