JPH04213559A

JPH04213559A - ブランク処理法及びブランク処理装置

Info

Publication number: JPH04213559A
Application number: JP3035111A
Authority: JP
Inventors: Heinz Focke; ハインツ・フォッケ; Kurt Liedtke; クルト・リートケ
Original assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Current assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Priority date: 1990-02-06
Filing date: 1991-02-06
Publication date: 1992-08-04
Anticipated expiration: 2012-06-18
Also published as: EP0441136A3; EP0441136B1; DE59105018D1; JP2622432B2; US5154036A; BR9100495A; DE4003451A1; EP0441136A2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はパックを製造するパッ
ケージ装置などにブランクを搬送するなど複数枚のブラ
ンクを処理するためのブランク処理法及びこのようなブ
ランク処理法を実施するためのブランク処理装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】高性能パッケージ装置には特にパッケー
ジ材料の搬送に問題がある。例えば、開閉蓋の付いた煙
草用パックを製造するための薄いボール紙からなるブラ
ンクの処理に取り分け問題がある。実際上では、この種
のパック用に特別に設計されているブランクは山積みさ
れて供給され、手作業でパッケージ装置のマガジンに挿
入される。従って、人件費がかさむだけでなく、最近の
パッケージ装置の処理速度に追い付くことができないで
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、長
くて複雑に折れ曲がった搬送路でも効率良く確実にブラ
ンクを搬送できるようにして人手を減らすことである。

【０００４】

【課題を解決するための手段、その作用、及び発明の効
果】この発明のブランク処理法は、縁で相互に繋がって
いる一連のブランクをその縁で反対方向に交互に折り返
していって屏風を折り畳むようにブランクどうしを重ね
合わせることにより、一連のブランクを屏風状に広がっ
たり、扇子状に広がったりして四方八方に折れ曲がるブ
ランク束にして複数枚のブランクを任意の方向に搬送す
ることを特徴としている。

【０００５】薄いボール紙で形成され、特に、開閉蓋を
有するパック用のブランクを搬送したり収容したりする
ためのこの発明のブランク処理法は、縁で相互に繋がっ
ている一繋がりのブランクから始まる。一繋がりのブラ
ンクはこの縁で反対方向に交互に折り返されていって屏
風を折り畳むようにブランクどうしが重ね合わされて、
ブランク束が形成される。ブランク束はブランク面に垂
直な方向に搬送され、曲がるときにはブランク束が屏風
や扇子のように広がる。このように搬送中にブランク束
を曲げることができるという点が重要である。

【０００６】この発明のブランク処理法では、ブランク
束は真っ直ぐな搬送区域でも（一時的に）屏風のように
広げることができる。これによりブランクの収容能力の
異なる区域を形成することができる。

【０００７】ブランクの搬送や収容をするこの発明のブ
ランク処理装置は、ブランク束の支持及び搬送が搬送部
材によりなされ、搬送部材は搬送路の曲がり角の少なく
とも内側の角や、水平搬送領域の少なくとも下部や、垂
直搬送領域の少なくとも一側面に設けられた搬送バンド
で構成され、各搬送バンドは個々のブランクの四辺の内
でバンドに接する辺を摩擦などでしっかりと保持してブ
ランク束を搬送することを特徴としている。

【０００８】屏風のように折り畳まれて相互に重ね合わ
されている一繋がりのブランクは、搬送区域又は収容区
域の中心領域にある搬送バンドにより対向辺が保持され
て搬送される。搬送バンドは弾性的な柔らかい被膜を有
した特別の構成をしている。個々のブランクは縁がこの
被膜に押し当てられて僅かにめり込み、被膜が弾性変形
する。この弾性変形によりブランクはぐらつくことなく
搬送バンドによりしっかりと保持される。

【０００９】一繋がりのブランクは曲がる際には曲がる
方向に応じて屏風状に又は扇子状に広がる。一繋がりの
ブランクを９０°曲げることが好ましい。曲がる領域で
扇子状又は屏風状に広がって円弧状になるブランク束の
外側の面は外方ガイドにより支持され、外側の面を構成
する個々のブランクの外側の縁は相互に（等）距離だけ
離隔するように維持される。この発明では、支持体も曲
げ搬送バンドに従って曲がっている。曲がる領域の内側
には、ブランク束編成を保持する支持体が設けられてい
る。この支持体は曲り角に応じて、内側の搬送バンド用
の曲げローラであったり、特別の形状のローラであった
りする。

【００１０】この発明のブランク搬送装置は最も効果的
にブランク収容部を形成することができる。比較的長い
搬送領域に一繋がりのブランクを密に折り重ねて収容す
れば沢山のブランクを収容することができる。ブランク
の数が少ないときは、扇子を広げたようにブランク束を
（一時的に）広げてブランク相互の重なりを疎にするこ
とができる。

【００１１】この発明の特に優れた特徴は、収容領域の
有効な長さを変更することができることである。即ち、
ブランク搬送バンドは有効搬送領域である搬送面の長さ
を調節することができる。

【００１２】最後に、この発明は一繋がりのブランクを
屏風のように折り曲げることにも関係している。この発
明は、前後に往復動して広げられている一繋がりのブラ
ンクを屏風のように折り曲げる折り曲げ部材を有してい
る。折り曲げられた一繋がりのブランクは収容ピースに
収容される。収容ピースは入り口が狭く出口に向かって
漏斗のように広がっており、側面に搬送バンドが設けら
れている。この収容ピースにより一繋がりのブランクの
折れ角が増していき、ブランク束が形成される。この収
容ピースの後段にブランク束の搬送領域が設けられてい
る。

【００１３】この発明の更に別の特徴は、ブランク束の
搬送、折り曲げ、その他の処理をするための部材の構成
、収容区域の増減を行なう装置、及び一繋がりのブラン
クを広げてから屏風のように折り曲げる機構に関する。以下、図面を参照しながらこの発明の実施例を説明する
。

【００１４】

【実施例】図面に詳細に示したブランク２０の搬送装置
は、（図示しない）パッケージ装置に接続することがで
きるだけでなく、パッケージの広範な輸送に用いられて
いるコンテナやパレット等の積み卸しステーションにも
接続することができる。ここに示すブランク２０は特別
な形状をしていて、このブランク２０から開閉蓋を有し
煙草を収容するパックが形成される。ブランク２０の形
状の詳細についてはドイツ国出願公告第３，７１６，８
９７号公報を参照されたい。ブランクは隣接するものど
うしが長手方向の縁２１，２２でウェブにより相互に繋
がっていて、一繋がりの材料２３を構成している。

【００１５】ブランク２０は相互に繋がったまま搬送さ
れたり収容されたりする。即ち、ブランク２０は一繋が
りの材料２３の状態で搬送や収容が行なわれる。一繋が
りの材料２３はブランク２０の長手方向の縁２１，２２
で交互に反対方向に折り畳まれている（図４の中央領域
参照）。一繋がりの材料２３をこのようにして交互に反
対方向に折り畳むことにより、図１に示したように扇形
に広がったり相互に密着したりする複数のブランク２０
から成る一繋がりのブランク束２４を形成することがで
きる。ブランク束２４は屏風のように広がったり（図２
）、扇子のように広がったり（図３）して四方八方に曲
げることができる。

【００１６】ここに示したブランク２０は開閉蓋を有す
るパックを構成できるように特別の形状をしている。ブ
ランク２０は幅方向の上部縁２５及び幅方向の下部縁２
６がそれぞれ特別の形状をしている。上部縁２５の長さ
により蓋の内側タブ２７の幅が決まる。内側タブ２７は
ブランク２０の中央領域に設けられていて、開閉蓋を有
するパックが完成すると、蓋の前面壁２８の内側に押し
当てられる。蓋の内側タブ２７は一繋がりの材料２３の
側方突起部を形成している。

【００１７】上部縁２５に対向して位置している下部縁
２６は一繋がりの材料２３の長手方向軸と平行にブラン
ク２０の前面壁２９の領域に形成されていて、両端部が
それぞれブランク２０の側方タブ３１，３２の領域の傾
斜部３０に連なっている。

【００１８】ブランク２０はドイツ国出願公告第３，７
１６，８９７号公報に記載されているように長手方向の
縁２１，２２でウェブ３３により相互に接続されている
。ウェブ３３は内側の側方タブ３４，３５及びこれに隣
接する内側の蓋タブ３６，３７の領域に設けられている
。ウェブ３３は一繋がりの材料２３が交互に折り畳まれ
ると折れ曲がって連結部３８を構成する。

【００１９】ブランク束２４の状態ではブランク２０は
主に相互に密着している。ブランク２０の編成を安定化
させたままブランク束２４を搬送するために、ブランク
束２４は連結部３８（言い換えれば、各ブランク２０の
長手方向の縁２１，２２）がエンドレス・コンベアによ
り支えられる。エンドレス・コンベアはここでは特別に
構成された搬送バンド３９，４０，４１から成る。これ
らの搬送バンドはいずれもベルト４２を有している。ベ
ルト４２は耐張力搬送バンド４３と、ブランク２０の連
結部３８に接触する柔らかい弾性被膜４４とから成る。柔らかい弾性被膜４４は連結部３８により僅かに押圧さ
れ、押圧された分だけ弾性変形する。この弾性変形によ
りブランク２０は弾性被膜にめり込んでぐらつくことな
くしっかりと保持される。このような構成によりブラン
ク束２４は搬送ベルト３９，４０，４１によりスリップ
せずに搬送され、しかも搬送中のブランク２０の編成は
固定している。

【００２０】ブランク束２４は搬送バンド３９，４０，
４１のようにブランク束の両側に配置された案内搬送部
材により全長に亘ってとぎれることなく適切に支えられ
ている。直線搬送領域ではブランク束２４は各ブランク
の長手方向の縁２１，２２に形成されている連結部３８
が搬送バンド３９，４０，４１の搬送ベルト４２により
保持される。搬送バンドはブランク束２４又はブランク
束２４の中央領域を適切に保持している（例えば、図６
参照）。搬送バンド３９，４０，４１は幅がブランク束
２４の各ブランクの長手方向の縁２１，２２よりも小さ
いので、ブランク束２４の中央面からずらして配置する
ことができる。従って、搬送バンド３９，４０，４１を
バンド構成部として相互にずらして配置することができ
る。ブランク束２４の両側に相互に対向して配置されて
いる二組の搬送バンド３９，４０と４０，４１は、それ
ぞれの組の一方の搬送バンドだけを駆動すれば良い。

【００２１】図６に示したように、搬送バンド３９のベ
ルト４２は内側の側方タブ３４の領域で、搬送バンド４
０のベルト４２は内側の側方タブ３５の領域でそれぞれ
ブランク２０に当接している。搬送バンド３９，４０は
直線搬送領域の開始部で曲げられている。即ち、搬送バ
ンド３９は、外方曲げローラ４５により、内方又は下方
曲げローラ４６により曲げられている。この実施例では
、下方の搬送バンド４０が駆動され、上方の対向搬送バ
ンド３９は駆動源を有しておらず空転する。このために
、外方曲げローラ４５は搬送バンドの接続部の曲げロー
ラ４８，４９を駆動させる駆動軸４７に空転するように
設けられている。

【００２２】一繋がりの材料２３を曲げてその搬送方向
を変える領域に設けられている搬送部材及び支持部材は
、構造が非常に重要である。一繋がりの材料２３はブラ
ンク２０の幅方向に曲がるか長手方向に曲がるかに応じ
て、屏風状に広がったり（図２の例）、扇子状に広がっ
たりする（図３）。一繋がりの材料２３はいずれの方向
に曲がる場合でも、ブランクの四辺のうちで半径方向の
内側に位置する辺の相互の離隔距離が短く、半径方向の
外側に位置する辺の相互の離隔距離が長い。

【００２３】曲がり部の内側には搬送バンド４０が掛け
渡されている。搬送バンド４０は搬送ベルト４２及び戻
りベルトから成る。ブランク束２４を保持する搬送ベル
ト４２は曲げローラ４６により水平搬送方向から垂直搬
送方向に案内されている。搬送バンド４０の戻りベルト
は曲げローラ４６からずれて曲げローラ４６と平行に設
けられている適切な曲げローラ５１により案内されてい
る。

【００２４】曲がり部の外側の領域では、水平搬送バン
ド３９は曲がり部の入り口で終了している。垂直搬送領
域では、搬送バンド４１が曲がり部に連なっている。

【００２５】ブランク束２４の外側の曲がり部には特別
の曲げバンド５２が設けられている。この従動搬送部材
は搬送バンド３９，４０，４１と同様に設計されている
。図６に示したように、搬送バンド３９及び４１の両側
に２本の曲げバンド５２が設けられている。水平搬送部
（搬送バンド３９）に移行する領域で駆動が生じる。２個の曲げローラ４９、５０が駆動軸に空転するように
設けられている。反対側は（空転）曲げローラ５３によ
り同様に曲げられる。

【００２６】曲げバンド５２は搬送ベルト４２がブラン
ク束２４の曲げられた部分の外形に一致するように形成
されている。ベルト４２がこのように形成されているの
で、ブランク束２４の扇形に広がった部分の全ブランク
が固定される。ブランク束２４は曲がるとひとりでに扇
形に広がる。曲げバンド５２又はその搬送ベルトは搬送
バンド３９，４０，４１よりも速く駆動される。

【００２７】ブランク２０の長い寸法による図３の曲が
りも同様に構成される。しかしながら、ブランク束２４
を水平及び垂直に搬送する搬送バンドは、それぞれが曲
げ領域の開始部及び終了部に設けられている。この曲が
り領域では、ブランク２０は外方曲げコンベア５４によ
り搬送される。外方曲げコンベア５４はここに示した例
では水平搬送領域に面する曲げローラ５５により駆動さ
れる。曲げローラ５５は駆動軸５６に設けられている。垂直搬送領域に面する適切な曲げローラ５７は駆動源が
なく空転する。曲げコンベア５４又はその搬送ベルト４
２はブランク束２４の外方の端、即ち、蓋の内方タブ２
７の境界端でもある横方向の縁２５に当接している。曲
げコンベア５４はここでは蓋の内方タブ２７と同じ幅を
有している。

【００２８】曲げコンベア５４の外側の戻り部は支持ロ
ーラ５８により支えられている。曲げコンベア５４は円
弧の距離が長いので駆動速度が図２の曲げバンド５２よ
りも速い。

【００２９】図３に示す曲がり部ではブランク束２４は
内側が僅かに開くだけである。ブランク束２４の内側の
支持及び曲げのために、成形ローラ５９が支持ボルト６
０に空転可能に設けられている。成形ローラ５９の形状
は傾斜部３０を有する下部縁２６の形状に対応している
。ブランク２０は成形ローラ５９により確実に支持され
る。

【００３０】図３の曲げ部に隣接した水平及び垂直の両
搬送領域では、ブランク束２４の搬送部材が長手方向の
縁２１，２２の領域に配置されている。垂直搬送領域に
はこの例では幅の広い搬送バンド６１が割り当てられて
いる。水平搬送領域では相互に僅かに離隔した２本の搬
送バンド６２，６３がブランク束の両側に配置されてい
る。両搬送バンドは同一軸に設けられた２本の曲げロー
ラ６４，６５により案内されている。曲げローラ６６に
は搬送バンド６１が掛け渡されている。

【００３１】ブランク束２４は各ブランクの上部縁２５
及び下部縁２６が案内部材により案内され保護される。上部縁２５の領域、即ち、蓋の内方タブ２７の領域では
、ブランク束２４から僅かに離れて案内ウェブ６７が配
置されている。反対側にはマシン・フレームのシーク６
８が位置している。シークは下部縁２６により形成され
るリセスの領域に突出案内リブ６９を構成する。傾斜部
３０により形成される鋭角の突出部は、案内リブ６９の
両側に位置するようにチーク６８に設けられたリセスに
より形成される保護領域に位置している。

【００３２】ブランク束２４の別の案内部材を図９及び
図１０に例示するように特別の搬送領域に配置すること
ができる。上部縁２５に連なる長手方向の縁２１及び２
２の領域では、ブランク束２４の両側に支持棒７１を介
して案内ウェブ６７に繋がっている案内レール７０が配
置されている。

【００３３】ブランク束２４は反対側の領域、即ち、長
手方向の縁２１，２２の領域のリード・ウェブ７２に対
応する案内部材を有している。リード・ウェブ７２はチ
ーク６８に接続されている。

【００３４】マシン・フレームの一部としてのみ示され
ているチーク６８は、搬送バンド及び案内ウェブ６７の
曲げローラのための支持部材である。搬送バンドの（空
転する）曲げローラを受けるために、チーク６８には突
出ボルト７３が配置されている。案内ウェブ６７は支持
棒７４を介してチーク６８に接続されている。支持ボル
ト７３は必要に応じてある角度でチーク６８に接続され
ている支持アーム７５に取り付けることができる。

【００３５】ブランクを束にすることによりブランクの
収容が容易になる。ブランクの収容領域は水平及び垂直
の両搬送領域に形成される。図４に水平に搬送されてい
るブランク束の収容区域７６を示す。収容領域を設ける
理由は、相互に密に並べられてブランク束２４を構成し
ているブランク２０の並びを収容領域で（一時的に）疎
にすることである。即ち、通常の搬送状態ではブランク
２０は収容区域７６でさえ相互に密に配置されて搬送さ
れるが、例えば、パレット等の搬送部材の切り替えなど
でブランク束２４の供給が一時的に中断したりブランク
の供給量が減少したときに、ブランク束を屏風のように
広げて（図４）収容区域７６の密度を減少させることに
より、ブランク２０が入り口側に一時的に供給されなく
ても、収容区域７６の出口側（図４の右側）の密着部に
ブランク２０を搬送することができるようにすることで
ある。ブランク２０又は一繋がりの材料２３はスタック
として又はリールとして提供される。

【００３６】収容区域７６には２本の搬送バンド７７及
び７８が割り当てられている。両バンドは互いに独立し
て作動する。既に述べた構造の搬送バンド７７により、
ブランク束２４が搬送バンド７７に続く収容区域７６に
搬送される。収容区域７６の長さは搬送バンド７８側の
収容量に応じて変化する。搬送バンド７８はブランク束
２４を収容区域７６から取り出す。

【００３７】搬送バンド７８は収容区域７６に面する端
で大きなサイズの曲げローラ７９により案内される。ブ
ランク束２４の上下で相互に対向して配置されている搬
送バンド７８の２個の曲げローラ７９は、ブランク束２
４の搬送面の上を前後に移動する。図４に示した実施例
では、実線で示してた位置と一点鎖線で示した位置との
間を移動する。実線で示した位置は収容区域７６の減少
に対応している。収容部が減少すると収容区域７６のブ
ランク２０が屏風のように広がる。収容区域７６内のブ
ランクが相互に密に並べられるまで搬送バンド７７によ
り材料（ブランク束２４）が再び供給される。収容区域
７６への注入中に曲げローラ７９の移動により搬送バン
ド７８は一点鎖線で示した位置に戻る。この位置は通常
の位置に相当する。

【００３８】収容量の減少及び最注入のために搬送バン
ド７８のこれらの動きを実行させるために、曲げローラ
７９が共通スライド８０に設けられている。共通スライ
ド８０はＵ字形状の断面を有して（図１０）おり、（垂
直）支持壁８１により平行スライド棒８２上を移動する
。スライド８０は曲げローラ７９と共に前記の位置へと
移動する。

【００３９】搬送バンド７８の長さの差を補償するため
に、搬送バンドはスライド８０の領域にバンド・ループ
８３を形成する。この目的のために、各搬送バンド７８
はスライド８０に位置する第１ループ・ローラ８４を経
由し、マシン・フレーム又はチーク６８に位置する第２
の固定ループ・ローラ８５を通過するように案内される
。曲げローラ７９が通常の位置へと移動している間に、
バンド・ループ８３の減少に従って両ループ・ローラ８
４，８５の間の距離が短くなる。

【００４０】搬送バンドのない収容区域７６では、ブラ
ンク束２４は他の支持部材により個々のブランク２０の
位置が変化して編成が安定化される。この実施例では、
２本の弾性伸縮支持ベルト８６，８７がブランク束２４
の上下に配置されている。これらは丸い部分として設計
されている。支持ベルト８６，８７はブランク２０の長
手方向の縁２１，２２に対して相互に離隔している。

【００４１】支持ベルト８６，８７は収容区域７６の入
り口側に固定されている。この実施例では、両ベルトは
締め付けボルト８８によりチーク６８にしっかりと固定
されている。支持ベルト８６，８７は適切な形状のロー
ラ８９，９０に掛け渡されている。両ローラは搬送バン
ド７７用の曲げローラ９１と共軸に設けられている。ロ
ーラ８９，９０は曲げローラ９１のキャリア・ボルト７
３に空転可能に設けられている。

【００４２】支持ベルト８６，８７は、反対側の端部が
締め付けボルト９２によりスライド８０に接続されてい
る。曲げローラ７９の軸に沿って締め付けられる。支持
ベルト８６，８７は支持面からスライド８０のガイド・
ピース９３を介して締め付けボルト９２に案内される。

【００４３】支持ベルト８６，８７は搬送バンド７８側
の収容部の収容量が減少するに連れて搬送バンド７８と
一緒に移動して、図４に実線で示した最大伸び位置まで
伸びる。これによりブランク束２４は収容区域７６内の
ブランク２０の支持部材である支持ベルト８６，８７と
同じ割合だけ伸びるので、交互に折り畳まれているブラ
ンク２０は摩擦もなく屏風のように開いたり閉じたりし
て、支持ベルト８６，８７対する揺れが防止される。

【００４４】収容量が減少している間は、搬送バンド７
７は停止しているか搬送速度が減少している。

【００４５】別の実施例を図１１及び図１２に示す。こ
の例は材料２３を交互に折り畳んでブランク束２４を形
成するところを示す。ブランク束２４は、巻き取りリー
ルや、折り畳まれてパレット９５等に山積みされたスタ
ック９４などのように様々な方法で、図１１及び図１２
に示すように供給される。材料２３は一対の引っ張りロ
ーラ９６によりスタック２４から次々に引っ張り出され
る。材料２３は一時的に伸びた位置を占める。折り畳み
部材９７が後に続いて、（再び）交互に折り畳んでブラ
ンク束２４を形成する。ブランク束２４が両（垂直）搬
送バンド４０，４１の間で搬送される。

【００４６】折り畳み部材９７は、この例では、お互い
に僅かに離れて配置されている２個の折り畳みローラ９
８，９９から成る。材料２３は両ローラの間を通過する
。折り畳みローラ９８，９９は案内要素１００に接続さ
れている。案内要素１００は、材料２３の面を横切る区
画レール１０１に沿って前後に移動する。材料２３は折
り畳みローラ９８，９９の間を通過する。隣接した２枚
のブランク２０の間の折り曲げ箇所が折り畳みローラ９
８，９９の領域に来たときに、横方向に移動する。材料
２３は横方向の移動により折り畳まれる。

【００４７】すると材料２３は搬送方向に向かって広が
っているマウスピース１０２に入る。マウスピース１０
２は両側に配置されたマウスピース・バンド１０３，１
０４から成る。両マウスピース・バンド１０３及び１０
４の間の搬送空間が広がるに連れて、交互に折り畳まれ
た傾斜が徐々に増していき、ブランク２０の移動距離が
段々短くなり、ついには搬送バンド４０，４１の領域で
相互に密着した状態になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】複数の曲がり角を有するブランク束の搬送路の
一例の斜視図である。

【図２】屏風状に折り畳まれた一連のブランクから成る
ブランク束の搬送装置の曲がり角の部分の側面図である
。

【図３】図２とは別の方向に曲がる曲がり角の側面図で
ある。

【図４】可変ブランク収容部を有するこの発明の搬送部
の側面図である。

【図５】図２のＶにそった断面を拡大して示す拡大断面
図である。

【図６】図２の切断面ＶＩ−ＶＩに沿って切断したブラ
ンク搬送領域の垂直断面図である。

【図７】図３の面ＶＩＩ−ＶＩＩに沿って切断した垂直
断面図である。

【図８】図４のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩに沿って切断した断
面図である。

【図９】図４のＩＸ−ＩＸに沿って切断した断面図であ
る。

【図１０】図４のＸ−Ｘに沿って切断した断面図である
。

【図１１】一繋がりのブランクを収容して屏風状に折り
畳む領域の詳細を示す側面図である。

【図１２】図１１の断面ＸＩＩ−ＸＩＩに沿って切断し
た垂直断面図である。

【符号の説明】

２０…一連のブランク、２１，２２…長手方向の縁、２
４…ブランク束、２５，２６…幅方向の縁、３９，４０
，４１…搬送バンド、４２…曲げコンベアの搬送側のベ
ルト、４９，５０，５１…曲げローラ、５２…曲げバン
ド、５４…曲げコンベア、５９…成形ローラ、６０…キ
ャリア・ボルト、６７…固定案内ウェブ、６９…案内リ
ブ、７０…案内レール、７１…支持棒、７６…収容区域
、７７，７８…搬送バンド、７９…曲げローラ、８３…
バンド・ループ、８６，８７…支持ベルト、９７…折り
曲げ部材、１０３，１０４…マウスピース・バンド。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　パックを製造するパッケージ装置など
にブランクを搬送するなど複数枚のブランクを処理する
方法において、縁（２１，２２）で相互に繋がっている
一連のブランク（２０）をその縁で反対方向に交互に折
り返していって屏風を折り畳むようにブランクどうしを
重ね合わせることにより、一連のブランクを屏風状に広
がったり、扇子状に広がったりして四方八方に折れ曲が
るブランク束にして複数枚のブランクを任意の方向に搬
送することを特徴とするブランク処理法。
【請求項２】　　一続きのボール紙に所定間隔で切取り
用の目打ちを施すことにより縁で相互に繋がっている一
連のブランクを形成し、目打ちの施された領域である縁
形成領域で一連のブランク（２０）を反対方向に交互に
折り返していってブランク束（２４）を形成し、個々の
ブランクの四辺（２１，２２及び２５，２６）から成る
ブランク束の４つの側面のいずれかに搬送用の駆動力を
加えることを特徴とする請求項１に記載のブランク処理
法。
【請求項３】　　縁で相互に繋がっている一連のブラン
クをその縁で反対方向に交互に折り返していって屏風を
折り畳むようにブランクどうしを相互に重ね合わせるこ
とにより形成されたブランク束の搬送や収容をするブラ
ンク処理装置において、ブランク束（２４）の支持及び
搬送が搬送部材によりなされ、搬送部材は搬送路の曲が
り角の少なくとも内側の角や、水平搬送領域の少なくと
も下部や、垂直搬送領域の少なくとも一側面に設けられ
た搬送バンド（３９，４０，４１）で構成され、各搬送
バンドは個々のブランクの四辺の内でバンドに接する辺
を摩擦などでしっかりと保持してブランク束（２４）を
搬送することを特徴とするブランク処理装置。
【請求項４】　　搬送バンド（３９，４０，４１）は、
ブランク束（２４）の少なくとも一対の対向側面に当接
してブランク束を継続的に案内する協働搬送部材である
ことを特徴とする請求項３に記載のブランク処理装置。
【請求項５】　　搬送バンド（３９，４０，４１）は相
互に隣接した複数個のバンド部に細分され、搬送バンド
用の曲げローラ（４９，５０，５１）が相互に隣接して
同一軸上に設けられていることを特徴とする請求項４に
記載のブランク処理装置。
【請求項６】　　曲がる領域で扇子状又は屏風状に広が
って円弧状になるブランク束（２４）の外側の面には曲
げバンド（５２）又は曲げコンベア（５４）が配置され
ており、曲げバンド又は曲げコンベアの搬送側のベルト
（４２）が円弧状の搬送路に沿って円弧状のブランク束
の外側の側面（２１，２２又は２５，２６）に当接する
ことを特徴とする請求項３に記載のブランク処理装置。
【請求項７】　　ブランク束が個々のブランクの幅方向
の縁（２５，２６）を中心部側にして曲がる箇所では、
支持面の形状が個々のブランクの幅方向の縁（２５，２
６）の形状に対応している成形ローラ（５９）、特に、
開閉蓋付のパックになるブランク（２０）の幅方向の一
方の縁（２６）を支持する場合には支持面の形状が台形
である成形ローラによりブランク束の内側の面を支持す
ることを特徴とする請求項３に記載のブランク処理装置
。
【請求項８】　　搬送バンド（３９，４０，４１）や曲
げバンド（５２）や曲げコンベア（５４）はブランク（
２０）に当接する面に弾性被膜を有していて、ブランク
束の搬送中はボール紙製のブランク（２０）の縁が弾性
被膜にめり込んでいることを特徴とする請求項３又は６
に記載のブランク処理装置。
【請求項９】　　ブランク束（２４）は搬送バンド（３
９，４０，４１）により支持されていない側面が固定案
内ウェブ（６７）や案内リブ（６９）により案内され損
傷から保護されていることを特徴とする請求項４に記載
のブランク処理装置。
【請求項１０】　　ブランク束（２４）を搬送する搬送
部材（３９，４０，４１）及びブランク束を案内する案
内部材（６７，６９，７０）は支持部材の一方の面、特
に、マシン・フレームの一部であるチークの一方の面に
配置されており、搬送バンド（３９，４０，４１）の曲
げローラ（４５，４６）はキャリア・ボルト（６０）に
取り付けられ、案内部材（６７）及び支持棒（７１）が
一方の面から突出していることを特徴とする請求項３に
記載のブランク処理装置。
【請求項１１】　　水平に真っ直ぐ延びる搬送区域には
ブランク（２０）の密集具合を変更可能なブランク束（
２４）を収容する収容区域（７６）が主に形成され、ブ
ランク（２０）の数が減ると収容区域（７６）内ではブ
ランク束（２４）が屏風のように広がることを特徴とす
る請求項３に記載のブランク処理装置。
【請求項１２】　　収容区域（７６）は２本の搬送バン
ド（７７，７８）の対向終端部に挟まれた所定距離の区
域に形成されており、ブランク束（２４）の搬送方向の
上流に位置する放出側の搬送バンド（７８）は、下流の
供給搬送バンド（７７）へのブランク束（２４）の搬送
が中断又は減少したときに、搬送方向に移動してブラン
ク束（２４）の搬送を継続することができることを特徴
とする請求項１１に記載のブランク処理装置。
【請求項１３】　　調節可能な搬送バンド（７８）は、
ブランク束（２４）の搬送方向に沿って前後に移動して
収容区域（７６）の全長を調節する曲げローラ（７９）
に掛け渡されており、曲げローラが前後に移動すると搬
送バンド（７８）により形成されているバンド・ループ
（８３）が増減することを特徴とする請求項１１に記載
のブランク処理装置。
【請求項１４】　　収容区域（７６）では、弾性的に伸
縮する案内部材、特に、弾性材料で形成され、収容区域
の伸縮に従って伸縮する支持ベルト（８６，８７）がブ
ランク束（２４）の両端を支持しているので、支持ベル
ト（８６，８７）により保持される各ブランク（２０）
は相互の縁の相対的位置が維持されることを特徴とする
請求項１１に記載のブランク処理装置。
【請求項１５】　　相互に僅かに離れて配置されて、そ
の間を一繋がりのブランクが通過し、区画レールに設け
られた案内要素により一繋がりのブランクを横切る方向
に前後に移動する２本の折り曲げローラから成り、この
前後の往復動により一繋がりのブランクからブランク束
を形成する折り曲げ部材を有していることを特徴とする
請求項３に記載のブランク処理装置。
【請求項１６】　　折り曲げ部材（９７）の後部には、
後方に行くに連れて広がって、搬送バンド（４０，４１
）により形成される搬送区域に連なるマウスピース・バ
ンド（１０３，１０４）から成るマウスピースが続いて
いることを特徴とする請求項１５に記載のブランク処理
装置。