JPH04212455A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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JPH04212455A
JPH04212455A JP3053920A JP5392091A JPH04212455A JP H04212455 A JPH04212455 A JP H04212455A JP 3053920 A JP3053920 A JP 3053920A JP 5392091 A JP5392091 A JP 5392091A JP H04212455 A JPH04212455 A JP H04212455A
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JP
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oxide film
regions
diffusion
bit line
region
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JP3053920A
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Inventor
Yuichi Ando
友一 安藤
Koichi Sagawa
恒一 寒川
Norio Yoshida
典生 吉田
Masao Kiyohara
清原 雅男
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレーナセル構造と称さ
れる半導体メモリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のMOS型半導体集積回路装置は、
フィールド酸化膜によって素子分離を行ない、ソース領
域とドレイン領域はゲート電極をマスクにしてセルフア
ライン法により不純物が基板に導入されて形成されてい
る。ソース領域とドレイン領域のコンタクトはトランジ
スタ1個について1個又は2個が必要であるため、コン
タクトマージンや配線ピッチによって高集積化が妨げら
れる欠点がある。そこで、その問題を解決するために、
プレーナセル構造と称される半導体集積回路装置が提案
されている(特開昭61−288464号公報,特開昭
63−96953号公報などを参照)。
【0003】プレーナセル構造では、複数のMOSトラ
ンジスタのソース領域のための連続した拡散領域と、複
数のMOSトランジスタのドレイン領域のための連続し
た拡散領域とが互いに平行に基板に形成され、基板上に
は絶縁膜を介して両拡散領域に交差するワードラインが
形成される。プレーナセル構造では、素子分離用にフィ
ールド酸化膜を設ける必要がなく、また、ソース領域と
ドレイン領域が複数個のトランジスタで共有されるので
、そのコンタクトも数個または数十個のトランジスタに
1個の割りですみ、高集積化を図る上で好都合である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プレーナセル構造では
ソース・ドレインのための拡散領域とワードラインが交
差するため、ソース・ドレインのための拡散領域上には
厚い絶縁膜が形成されているのが好ましい。もし、この
絶縁膜が薄いときはソース・ドレインのための拡散領域
とワードラインの間の容量が大きくなり、高速動作をさ
せる上で妨げとなるからである。一方、チャネル領域の
ゲート酸化膜は微細化、高速化のためには薄くしなけれ
ばならない。プレーナセル構造ではビットラインは複数
個のメモリトランジスタについて連続した拡散層からな
るため、ビットラインの抵抗が高くなる。メモリ装置で
のメモリ信号の伝播速度はビットラインの抵抗と容量の
積により決まる。そこで、メモリ信号の伝播速度を速め
るためには、ビットラインを低抵抗化するのが1つの方
法である。
【0005】本発明はソース・ドレインのための拡散領
域とワードライン間の容量を減少させ、又はビットライ
ンの抵抗を小さくして高速動作可能なプレーナセル構造
の半導体メモリ装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリ装
置では、複数のメモリトランジスタのソース領域のため
の連続した拡散領域と、複数のメモリトランジスのドレ
イン領域のための連続した拡散領域とが互いに平行に基
板に形成され、前記両拡散領域と絶縁されて前記両拡散
領域に交差する方向にワードラインが形成されており、
かつ、前記両拡散領域とワードラインのと間にはゲート
酸化膜より膜厚の厚い絶縁膜が介在している。
【0007】また、本発明の半導体メモリ装置は、シリ
コン基板に拡散層が互いに平行に帯状に形成され、かつ
その拡散層上にシリサイド層が形成されているビットラ
インと、ビットラインと絶縁され、基板との間にゲート
酸化膜を介してメモリトランジスタごとに形成されたゲ
ート電極と、ビットラインと絶縁されビットラインと直
交する方向に形成されて、ビットラインと直交する方向
に配列されている複数のゲート電極を連結するワードラ
インとを備えている。
【0008】
【作用】拡散領域とワードラインとの間に厚い絶縁膜が
介在しておれば、容量が小さくなる。ビットラインが拡
散層上にシリサイド層を形成したものであれば、抵抗値
が低くなる。いずれも高速動作をさせる上で好都合であ
る。
【0009】
【実施例】図1から図3は本発明により製造される半導
体メモリ装置の一例を表わす。図1は平面図、図2は図
1のA−A´線位置での断面図、図3は図1のB−B´
線位置での断面図である。ただし、図1では層間絶縁膜
やメタル配線、パッシベーション膜の図示を省略してあ
る。図1、図2で、左側は周辺トランジスタ領域を表わ
し、右側はメモリトランジスタ領域を表わしている。2
はP型シリコン基板であり、周辺トランジスタ領域とメ
モリトランジスタ領域の間、及び周辺トランジスタ間を
分離するために、フィールド酸化膜4とチャネルストッ
パ層6が形成されている。
【0010】メモリトランジスタ領域について説明する
と、ソース領域とドレイン領域はそれぞれ複数個のメモ
リトランジスタについて連続する互いに平行な帯状のN
型拡散領域8s,8dとして形成されている。基板2上
には膜厚が100〜500Å程度のゲート酸化膜12又
は膜厚が500〜2000Å程度の厚いシリコン酸化膜
14を介して多結晶シリコン層にてなるゲート電極を兼
ねるワードライン16が拡散領域8s,8dの長手方向
と直交して交差する方向に形成されている。拡散領域8
s,8d及びチャネル領域(拡散領域8sと8dの間で
ワードライン16の下の領域)を除いて、基板2にはP
型不純物、例えばボロンが導入されて、P型拡散領域1
0が形成されており、チャネル領域を除いて各拡散領域
8s,8dの間は拡散領域10によって分離されている
。拡散領域8s,8dは順にソース領域8s、ドレイン
領域8d、ソース領域8s、……となる。
【0011】周辺トランジスタ領域(第2図で左側部分
)について説明すると、N型拡散領域によるソース領域
18sとドレイン領域18dが形成され、両拡散領域1
8s,18dの間のチャネル領域上にはゲート酸化膜1
2を介して多結晶シリコン層にてなるゲート電極24が
形成されている。基板2、ワードライン16及びゲート
電極24上には層間絶縁膜26が形成され、層間絶縁膜
26上にはメタル配線が形成され、層間絶縁膜26のコ
ンタクトホールを介してメタル配線28が拡散領域やワ
ードライン、ゲート電極と接続されている。32はパッ
シベーション膜である。
【0012】メモリトランジスタ領域において、鎖線で
囲まれた領域30は1個のメモリトランジスタを表わし
ている。各メモリトランジスタは、ROMコードを決め
るためにイオン注入によってしきい値が設定されている
。メモリトランジスタ30のチャネル領域に例えばボロ
ンを注入してしきい値を高めるか、注入しないでしきい
値を低いままとしている。いま、メモリトランジスタ3
0のワードライン16が選択されて電圧が印加されたと
き、そのメモリトランジスタ30のしきい値が低いもの
であればドレイン領域(ビットライン)8dからソース
領域8sへ電流が流れ、もし、しきい値が高いものであ
れば電流が流れないので、ビットライン8dに接続され
たセンス回路によってROMの内容が読み出される。 この実施例では拡散領域8s,8dとワードライン16
との間の厚い絶縁膜としてシリコン酸化膜14が用いら
れている。このシリコン酸化膜14は増速酸化法により
ゲート酸化膜12と同時に形成されたもの、又は選択酸
化法により形成されたものである。
【0013】図4(A)から(E)により図1から図3
に示された一実施例の製造方法を説明する。 (A)P型シリコン基板2に通常のプロセスによってチ
ャネルストッパ層6とフィールド酸化膜4を形成し、チ
ャネルドープ層を形成する。 (B)プリゲート酸化膜34を形成した後、メモリトラ
ンジスタ領域のソース領域及びドレイン領域に開口をも
つレジストパターン36を写真製版で形成し、エッチン
グにより酸化膜34をパターン化した後、リン又は砒素
などのN型不純物を注入する。このときの注入条件は通
常のMOSトランジスタのソース領域及びドレイン領域
形成用の条件と同じであり、例えば不純物濃度は101
8〜1020/cm3程度、注入エネルギーは30〜2
00KeVである。
【0014】 (C)レジスト36とプリゲート酸化膜34を除去した
後、注入のダメージを回復させるとともに、ソース・ド
レインのための拡散領域とワードラインとの間の層間絶
縁膜14、及び周辺トランジスタ部とメモリトランジス
タ部のゲート酸化膜を形成するための熱酸化を施す。こ
の熱酸化条件の一例は次の通りである。約800℃、流
量約18リットル/分の窒素中で酸化を開始し、約80
0℃、窒素(流量約3リットル/分)、酸素(流量約1
0リットル/分)及び水素(流量約10リットル/分)
の雰囲気で約15分間のプリ酸化処理を施した後、約9
20℃に温度を上げ、プリ酸化と同じ雰囲気、すなわち
窒素(流量約3リットル/分)、酸素(流量約10リッ
トル/分)及び水素(流量約10リットル/分)中で約
10分間の酸化処理を施す。その後、温度を約800℃
に下げ、雰囲気を窒素(流量約18リットル/分)とし
て酸化処理を完了する。この酸化処理により、拡散領域
以外のシリコン基板上にはゲート酸化膜12が形成され
る。ゲート酸化膜12の膜厚が100〜500Å程度の
とき、拡散領域8s,8d上は酸化速度が速められて(
増速酸化)、膜厚が500〜2000Å程度の厚い酸化
膜14が形成される。
【0015】 (D)次に、多結晶シリコン層を形成し、写真製版とエ
ッチングによりパターン化を施してワードライン16、
ゲート電極24を形成する。拡散領域8s,8d上には
厚い酸化膜14が形成されているので、拡散領域8s,
8dとワードライン16の間は完全に絶縁され、また、
ワードライン16の寄生容量も小さくなる。次に、周辺
トランジスタ部に、リンまたは砒素などのN型不純物を
注入して、拡散領域18s,18dを形成する。このと
きの注入条件も通常のMOSトランジスタのソース領域
及びドレイン領域形成用の条件と同じである。ROMコ
ードのために例えばボロンを注入する。40はコア注入
領域である。次に、熱処理と酸化を行なう。これにより
、注入ダメージが回復するとともに、拡散領域8s,8
d,18s,18dとワードライン16、ゲート電極2
4は不純物が高濃度に導入されているため、増速酸化に
より厚い酸化膜が形成される。イオン注入法や拡散法に
よりP型不純物を導入する。厚い酸化膜が形成されてい
る部分の基板には不純物が導入されないが、メモリトラ
ンジスタ領域のうち、ワードライン16及び拡散領域8
s,8d以外の基板へP型不純物が導入されて拡散領域
8s,8d間が分離される。
【0016】 (E)その後、通常のプロセスで層間絶縁膜26を形成
し、コンタクトホールを形成し、メタル配線28を形成
し、最後にパッシベーション膜32を形成する。プレー
ナセル構造では砒素などの不純物を導入してソース・ド
レインのための拡散領域8s,8dを形成した後にゲー
ト酸化を行なうため、拡散領域8s,8dからの不純物
がチャネル領域に侵入する、いわゆるアウトディフュー
ジョンが起こる可能性がある。アウトディフュージョン
が起こると、チャネル領域が汚染され、しきい値電圧が
変動する。上記の図4(C)の熱酸化工程では、低温で
酸化を開始するので、拡散領域8s,8d上が酸化膜で
被われる。その後に高温酸化を行なうが、拡散領域が酸
化膜で被われているので不純物が出ていくのが抑えられ
、つまりアウトディフュージョンが抑えられる。
【0017】図5により図1から図3に示された実施例
の他の製造方法を説明する。 (A)P型シリコン基板2に膜厚が約250Åのバッフ
ァ酸化膜42を形成し、その上にシリコン窒化膜44を
約1000Åの厚さに堆積する。 (B)メモリトランジスタ領域のソース・ドレインのた
めのレジストパターン36を写真製版により形成し、そ
のレジストパターン36をマスクにしてシリコン窒化膜
44をエッチングする。
【0018】 (C)レジストパターン36をマスクにしてメモリ拡散
のためのリン又は砒素などのN型不純物のイオン注入を
行なう。このときのイオン注入条件は、例えば砒素の場
合には注入エネルギーを約30〜200KeVとし、注
入濃度を1018〜1020/cm3程度とする。 (D)レジスト36を除去した後、酸化を行なう。シリ
コン窒化膜44で被われている領域は酸化されないが、
シリコン窒化膜44で被われていない領域は選択的に酸
化されて膜厚の厚いシリコン酸化膜14が形成される。 このとき、注入されたN型不純物のアニールドライブが
なされ、ソース8s、ドレイン8dのためのN型拡散領
域が形成される。フィールド酸化膜のための選択酸化を
この酸化膜14のための選択酸化と同時に行なってもよ
い。
【0019】 (E)シリコン窒化膜44とバッファ酸化膜42を除去
する。その後、チャネルドープ層を形成し、ゲート酸化
を行なってゲート酸化膜を形成する。その後、図4と同
様にして、多結晶シリコン層を形成し、パターン化を施
してワードライン、ゲート電極を形成する。その後は図
4で説明したプロセスによりメモリ装置を完成する。
【0020】図5の製造方法によれば、メモリトランジ
スタ領域のソース・ドレインのための拡散領域上の厚い
シリコン酸化膜をその拡散領域と自己整合的に形成する
ことができる。また、ゲート酸化膜を形成する酸化工程
においては、不純物拡散領域上にはすでにシリコン酸化
膜14が形成されているため、拡散領域8s,8dから
のアウトディフュージョンが起こらず、したがって、し
きい値電圧のばらつきを抑えることができる。また、図
5の方法では、拡散領域上の厚いシリコン酸化膜14の
膜厚を自由に設定することができる。
【0021】図6は第2の実施例を表わし、ソース拡散
領域8s,ドレイン拡散領域8dとワードライン16と
の間に介在する膜厚の厚い絶縁膜としてCVD法による
絶縁膜を含んだものを用いた例を表わしている。図6に
おいて、14aは拡散領域8s,8d上に形成されたC
VD法によるシリコン窒化膜(Si3N4)であり、そ
の膜厚は約3000Åである。シリコン窒化膜14a上
にはさらにゲート酸化の際に形成される酸化膜14bも
形成されている。12はゲート酸化膜である。拡散領域
8s,8d上の厚い絶縁膜にCVD法による絶縁膜を含
んでいるときは、その絶縁膜の膜厚制御が容易であり、
任意の膜厚に制御した絶縁膜を再現性よく形成すること
ができる。
【0022】図7により図6の実施例を製造する方法を
説明する。 (A)図4と同様に、P型シリコン基板2にチャネルス
トップ層とフィールド酸化膜を形成し、チャネルドープ
層を形成した後、基板2の表面を酸化して膜厚が例えば
約3000Åのシリコン酸化膜40を形成する。その後
、図4と同様に、メモリトランジスタ領域のソース・ド
レインのためのレジストパターン36を写真製版により
形成し、その後シリコン酸化膜40にエッチングを施し
て拡散領域形成部分のシリコン酸化膜40を除去する。 その後、リン又は砒素などのN型不純物を注入する。
【0023】 (B)レジスト36を除去した後、CVD法によりシリ
コン窒化膜14aを例えば約4000Åの厚さに堆積す
る。 (C)エッチバック法によりシリコン酸化膜40の開口
部のみにシリコン窒化膜14aを残す。 (D)シリコン酸化膜40をエッチングにより除去する
。その後、ゲート酸化膜12を形成する。シリコン窒化
膜14a上にも酸化膜14bが形成される。このとき、
イオン注入されたN型不純物が拡散してソース・ドレイ
ンのための拡散領域8s,8dが形成される。
【0024】 (E)その後、図4と同様にして、多結晶シリコン層を
形成し、パターン化を施してワードライン16、ゲート
電極を形成する。これにより、拡散領域8d,8sとワ
ードライン16の間には約3000Åの厚さのシリコン
窒化膜14aとわずかな厚さのシリコン酸化膜14bか
らなる厚い絶縁膜が介在する。この厚い絶縁膜により拡
散領域8s,8dとワードライン16の間の絶縁性が維
持され、ワードライン16の寄生容量が小さくなる。そ
の後は図4で説明したプロセスによりメモリ装置を完成
する。
【0025】図8は第3の実施例を表わし、図9は図8
のA−A´線位置での断面図、図10は図8のB−B´
線位置での断面図を表わしている。層間絶縁膜、メタル
配線及びパッシベーション膜の図示は省略してある。図
ではメモリトランジスタ領域のみが示されているが、一
般には周辺トランジスタも同じチップ内に形成される。 周辺トランジスタは従来と同じ構造のものであるので、
説明を省略する。52はP型シリコン基板であり、メモ
リトランジスタ領域はフィールド酸化膜とチャネルスト
ッパー層により周辺トランジスタ領域から分離されてい
る。54はビットラインであり、N型拡散層54aと、
その表面に形成されたチタンシリサイド(TiSi2)
層54bとから構成されている。ビットライン54は図
8では縦方向に互いに平行に形成されている。
【0026】隣接するビットライン54,54間にはメ
モリトランジスタごとにゲート酸化膜56が存在し、ゲ
ート酸化膜56上にはリンが導入されて低抵抗化された
多結晶シリコン層にてなるゲート電極58が形成され、
ゲート電極58の表面にもチタンシリサイド層60が形
成されている。ゲート電極58の側壁にはシリコン酸化
膜62が形成されている。ビットライン54とゲート電
極58の間は側壁酸化膜62とゲート酸化膜56により
絶縁されている。ゲート電極58はメモリトランジスタ
ごとに独立するようにパターン化されており、ビットラ
イン54の長手方向と直交する方向(図8では横方向)
に対してはゲート電極58,58間はPSG膜64によ
り埋められている。
【0027】ゲート電極58,60とPSG膜64上に
はビットライン54の長手方向と直交する方向(図8で
横方向)に延びるワードライン66が互いに帯状にパタ
ーン化されて形成されている。ワードライン66は例え
ばタングステンシリサイド(WSi2)で構成されてい
る。基板52のうち、ビットライン54の領域とワード
ライン66の下側領域を除いて、基板52にはP型不純
物、例えばボロンが注入されてP型拡散層が形成され、
ビットライン54の分離がなされている。ビットライン
54はワードライン66の長手方向に沿って順にソース
領域、ドレイン領域、ソース領域、……となる。
【0028】図示は省略されているが、基板52、ワー
ドライン66上には層間絶縁膜が形成され、層間絶縁膜
上にはメタル配線が形成され、層間絶縁膜のコンタクト
ホールを介してメタル配線がビットライン54やワード
ライン66と接続されている。メタル配線上にはさらに
パッシベーション膜も形成されている。第8図で鎖線で
囲まれた領域68は1個のメモリトランジスタを表わし
ている。各メモリトランジスタは、ROMコードを決め
るためにイオン注入によってしきい値が設定されており
、図1のメモリセル30と同じ動作によりROMの内容
が読み出される。
【0029】図11から図13により第3の実施例の製
造方法を説明する。メモリトランジスタ領域と同時に周
辺トランジスタ領域も形成されるが、周辺トランジスタ
の製造プロセスは従来通りであるので、その説明は省略
する。 (A)P型シリコン基板52上にゲート酸化膜を例えば
約250Åの厚さに形成する。その後、チャネルドープ
を行ない、メモリトランジスタのしきい値を決定する。 (B)多結晶シリコン層を例えば約4000Åの厚さに
堆積し、リンを堆積させ拡散させて低抵抗化する。リン
が導入された後の多結晶シリコン層のシート抵抗値は例
えば100Ωである。 (C)多結晶シリコン層とゲート酸化膜を平行な帯状に
パターン化する。
【0030】 (D)シリコン酸化膜を堆積し、エッチバックを施して
多結晶シリコン層の帯状パターンの側壁にシリコン酸化
膜を残す。 (E)多結晶シリコン層の帯状パターンとその側壁のシ
リコン酸化膜をマスクにしてビットラインを形成するた
めの砒素注入を行なう。砒素注入の注入エネルギーを約
30〜200KeVとし、注入濃度を1018〜102
0/cm3程度とする。 (F)チタン(Ti)を堆積し、熱処理を施す。これに
よりビットライン上と多結晶シリコン層上にシリサイド
層が形成される。図11と図12はこの状態を表わした
ものであり、図12は図11におけるC−C´線位置で
の断面図を表わしている。図12で、52はP型シリコ
ン基板、54aは砒素拡散によるN型拡散層、54bは
拡散層54a表面のチタンシリサイド層、58は多結晶
シリコン層パターン、60は多結晶シリコン層パターン
58表面のチタンシリサイド層、62は側壁シリコン酸
化膜である。
【0031】 (G)PSG膜を堆積し、SOG(スピン・オン・ガラ
ス)膜を形成して表面を平坦化し、ベーキングを施した
後、多結晶シリコン層58表面のチタンシリサイド層6
0が露出するまでエッチバックを行なう。図13はエッ
チバックが施された状態を表わしている。 (H)タングステンシリサイド層を堆積し、ビットライ
ン54の長手方向に直交する方向に延びるワードライン
を形成するように、写真製版とエッチングによりパター
ン化を施し、ワードライン66を形成する(図8、図9
参照)。このとき、ワードライン66以外の部分ではチ
タンシリサイド層60及び多結晶シリコン層58もエッ
チング除去する。 (I)全面にボロンを注入し、ビットライン54間の分
離を完成する。その後、通常のプロセスによりその後の
工程を行なう。
【0032】図11から図13を含む製造方法によれば
、ビットラインはセルフアライン方式でシリサイド化さ
れる。ビットラインはゲート酸化工程の後で形成される
ので、アウト・ディフュージョンが起こらず、汚染され
ていない膜質のよいゲート酸化膜を持ったプレーナセル
構造の半導体メモリ装置が実現される。また、ゲート電
極の側壁に絶縁膜を形成した後にその絶縁膜を含むゲー
ト電極をマスクにして不純物を導入してビットラインを
形成するので、ビットラインを微細化することができ、
例えばメモリトランジスタサイズを1.6μm×1.6
μmというように微細化することができる。実施例はN
チャネルMOSトランジスタを例にしているが、導電型
を逆にしたPチャネルMOSトランジスタに本発明を適
用することもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明では互いに帯状に平行に設けられ
たソース領域と、ドレイン領域に交差する方向にワード
ラインが形成されたプレーナセル構造のメモリトランジ
スタ領域において、ソース・ドレインのための拡散領域
とワードラインとの間の絶縁膜を厚くしたので、拡散領
域とワードラインとの間の寄生容量を小さくして高速動
作を行なわせることができるようになる。また、拡散領
域とワードラインとの絶縁性も高められる。拡散領域と
ワードラインとの間の絶縁膜にCVD法により形成され
た絶縁膜を含むときは、CVD絶縁膜を任意の厚さに形
成できるため、拡散領域とワードライン間の寄生容量を
最適値に設定でき、特性が優れ、再現性のよいメモリ装
置とすることができる。ビットラインの拡散層表面にシ
リサイド層を形成すれば、ビットラインのシート抵抗を
約3Ωにすることができる。これによっても高速動作が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の主要部を示す平面図である。
【図2】図1のA−A´線位置での断面図である。
【図3】図1のB−B´線位置での断面図である。
【図6】第2の実施例を示す要部断面図である。
【図4】図1から図3に示された実施例の製造方法を示
す工程断面図である。
【図5】図1から図3に示された実施例の他の製造方法
を示す工程断面図である。
【図7】図6の実施例の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図8】第3の実施例を示す要部平面図である。
【図9】図8のA−A´線位置での断面図である。
【図10】図8のB−B´線位置での断面図である。
【図11】第3の実施例の製造方法の途中工程を示す要
部平面図である。
【図12】図11のC−C´線位置での断面図である。
【図13】第3の実施例の製造方法の他の途中工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
2,54      P型シリコン基板8s,8d  
  拡散領域 12,56    ゲート酸化膜 14          厚い酸化膜 14a        CVD法によるシリコン窒化膜
14b        シリコン酸化膜16,66  
  ワードライン 54          ビットライン54a    
    ビットラインの拡散層54b        
ビットラインのシリサイド層58          
多結晶シリコン層のゲート電極60         
 ゲート電極のシリサイド層62          
側壁酸化膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のメモリトランジスタのソース領
    域のための連続した拡散領域と、複数のメモリトランジ
    スのドレイン領域のための連続した拡散領域とが互いに
    平行に基板に形成され、前記両拡散領域と絶縁されて前
    記両拡散領域に交差する方向にワードラインが形成され
    ており、かつ、前記両拡散領域とワードラインとの間に
    はゲート酸化膜より膜厚の厚い絶縁膜が介在している半
    導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】  前記膜厚の厚い絶縁膜は増速酸化法に
    よりゲート酸化膜と同時に形成された酸化膜である請求
    項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】  前記膜厚の厚い絶縁膜はCVD法によ
    り形成された絶縁膜を含んでいる請求項1に記載の半導
    体メモリ装置。
  4. 【請求項4】  シリコン基板に拡散層が互いに平行に
    帯状に形成され、かつその拡散層上にシリサイド層が形
    成されているビットラインと、ビットラインと絶縁され
    、基板との間にゲート酸化膜を介してメモリトランジス
    タごとに形成されたゲート電極と、ビットラインと絶縁
    されビットラインと直交する方向に形成されて、ビット
    ラインと直交する方向に配列されている複数のゲート電
    極を連結するワードラインとを備えた半導体メモリ装置
JP3053920A 1990-04-11 1991-02-25 半導体メモリ装置 Pending JPH04212455A (ja)

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