JPH0420911Y2 - - Google Patents

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JPH0420911Y2
JPH0420911Y2 JP1982083629U JP8362982U JPH0420911Y2 JP H0420911 Y2 JPH0420911 Y2 JP H0420911Y2 JP 1982083629 U JP1982083629 U JP 1982083629U JP 8362982 U JP8362982 U JP 8362982U JP H0420911 Y2 JPH0420911 Y2 JP H0420911Y2
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JP
Japan
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aluminum
panel
steel plate
floor panel
vertical wall
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JP1982083629U
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JPS58186045U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は電子計算機室、事務所、病院などに使
用される方形パネルを多数枚敷き詰める構造のフ
リーアクセスフロアパネルに関するものである。
【従来の技術とその課題】
フリーアクセスフロアは、第1図に示したよう
に、コンクリートスラブ1上に方形パネル3を複
数の支持脚2で、所定高さに支持された構造であ
る。方形パネル3は金属製板材上に合成樹脂製タ
イルとか場合によつてはカーペツトが貼り合わせ
られた構造である。金属製板材は鋼製か又はアル
ミニウム製であり、適当な強度を持たせるために
は、充分なパネル厚みと、例えば実開昭48−4231
号のように下面を格子形状とかリブ構造とするこ
とが一般になされている。 しかし、この金属製板材に対して、鋼製、アル
ミニウム製のいずれにも従来より多くの欠点が指
摘され未解決のままであつた。すなわち、方形パ
ネルの金属製板材がアルミニウム製のものは、軽
くて扱い易く、製造時に加工が容易で、しかも塗
装とかメツキが不要であるといつた長所があるも
のの、高価な点が避けられず、その上に強度が小
さいといつた難点を有している。一方、鋼製床材
のものは安価で強度が大であるといつた長所を有
しているものの、重くて取扱が不便である上に、
表面材を貼つた後の端面切削が困難であり、製作
時溶接による歪みが生じる等の加工面及び精度面
の難点と、錆易いので塗装とかメツキ処理が必要
である等の難点を有しているのである。 以上の例と異なり、下面体と上面体を材質の異
なるもので構成した例もみられる。例えば実公昭
44−25982号がその例であり、上面体に鋼板を用
い、下面体にアルミニウムが用いられているが、
このように上面体に鋼板を用いると後で詳述する
ように、精度の良いパネルは得られない。更に、
下面体にこのようにアルミニウムが用いられる
と、強度を確保する為の複雑なリブ形状が厚肉中
実状態に形成されるので、高価なアルミニウムの
使用量が増える。また、本願考案で後に説明する
第2図にみられるような吸音断熱効果をもたせる
合成樹脂発泡体等の充填は考えられていない。
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、鋼製とアルミニウム製の両者
の長所を生かしながら、それぞれの有している難
点を解決する方法について種々検討した結果、ア
ルミニウム上面体とパネル下面外周で所定の厚み
を確保しかつ内部に中空部を形成するための凹凸
形状を有する絞り加工を施した鋼板製下面体とか
らなる吸音断熱効果をもたせる合成樹脂発泡体等
の充填可能なパネルを見出し、ここに新規なフリ
ーアクセスフロアパネルを提供するに至つたので
ある。 すなわち、略平板状のアルミニウム製上面体4
と、上面体外周端縁より内部に外周垂直壁13を
形成しかつ内部に凹凸形状を有する絞り加工を施
した鋼板製下面体5とで構成され、この下面体は
前記上面体との接触部に穴を具備し、その穴によ
つて前記外周垂直壁の外方及び内部を上面体とカ
シメ又はリベツト止めにより一体化した方形フロ
アパネルを形成し、そのフロアパネルの上面及び
上面外周端縁が上面体のアルミニウム材で形成さ
れることを特徴とするフリーアクセスフロアパネ
ルである。
【実施例及び作用】
第2図はその具体的実施例を示すもので、方形
パネル部分の要部拡大縦断面図である。この実施
例においては方形パネルに特徴を有するもので、
支持脚の構造については従来品の使用が可能であ
るからその説明を省略する。この図によつて明ら
かなように、本考案のフリーアクセスフロアパネ
ルは、アルミニウム製上面体4と鋼板製下面体5
を一体化したものであつて、アルミニウム製上面
体4の上部には、この例では合成樹脂製タイル6
が貼り合わされている。また、アルミニウム製上
面体4と鋼板製下面体5との間にこの例では鋼板
7を介在させているが、これは高価なアルミニウ
ムの使用を更に減らす目的で使用したものであ
り、使用しなくとも本考案の目的を達成すること
ができる。 上面体4にアルミニウムを用いたのは、その加
工が容易であり、その製作は、ダイキヤスト法に
よるものとなりカシメ突起8、リベツト止め穴9
等を具備したものを精度良く量産可能としてい
る。また、下面体5に鋼板をプレス加工し、上面
体外周端縁よりも内部にパネルの水平面に対して
垂直な外周垂直壁13を形成して一定の厚みを確
保し、外周垂直壁の内部に凹凸絞り形状を形成す
ると共に上面体との接触部にカシメ穴11又はリ
ベツト止め穴12を形成したものを用いたが、こ
れはアルミニウムに比して鋼板の安価かつ高強度
な点を生かしたものである。この部分は強度メン
バーとして最も重要な部分であり鋼板製とするこ
とによつて非常に強いパネル体を形成している。
すなわち、最も引張強度を必要とする下面体の材
質をアルミニウムの3倍のヤング率Eを持つ鋼板
を使用している。また、アルミダイキヤスト製フ
ロアでは通常パネルの強度アツプとして前述のよ
うに下面に表面積の狭いリブ構造を用いるが、本
考案は下面体に鋼板を使用し下面の表面積が充分
広く、多数の凹凸絞り形状部、すなわち上面体と
下面体のこれら凹凸絞り形状のふくらみの部分で
接合することで変形を防ぐ構造により断面二次モ
ーメントIを大きなものとしている。以上、大き
なヤング率Eを持つ鋼板を使用した点と、断面二
次モーメントIを大きなものとする構造とした点
の2点により曲げ剛性E×Iをアツプさせ、パネ
ルのたわみ強度をアツプさせることが可能となつ
ている。また、この部分には図示したような構
造、すなわち、ポリウレタン発泡体10等を中空
部に内在させる構造とし、全体の強度を更に上
げ、また、音とか熱の伝達を防止して、吸音、断
熱効果を有したフリーアクセスフロアパネルとす
ることができる。
【考案の効果】
本考案は上述したような構造であるから、上面
体と下面体をカシメ又はリベツトによる溶接以外
の手段によつて一体化できる。したがつて、フロ
アパネルに最も要求される上面及び上面外周縁の
精度が、熱変形、歪みがない等の理由によつて、
高度に保たれる。通常、フロアパネル上面の外周
縁に於いて表面材をフロアパネル本体と端部を精
度よく合致させて接着することは難しいが、本考
案品では表面材を貼り合わせた状態で上面端部を
修正のため切削又は研削すれば表面材と端面が精
度よく一致した製品とすることができる。そし
て、上面体がアルミニウム製であるので削り易
く、切削後、切削面に追加塗装等の錆止めの処理
が不要である。また、吸音断熱材の充填により、
使用時の居住性が良い。更に方形パネル全体がア
ルミニウム製ではないので安価に製造でき、その
上使用時の強度は高いのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はフリーアクセスフロアパネルの敷き詰
められた状態を示す斜視図であり、第2図は要部
拡大縦断面図である。 1……コンクリートスラブ、2……支持脚、3
……方形パネル、4……アルミニウム製上面体、
5……鋼板製下面体、6……合成樹脂製タイル、
7……鋼板、8……カシメ突起、9……リベツト
止め穴、10……ポリウレタン発泡体、11……
カシメ穴、12……リベツト止め穴、13……外
周垂直壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 略平板状のアルミニウム製上面体4と、該上
    面体外周端縁より内部に外周垂直壁13を形成
    しかつ内部に凹凸形状を有する絞り加工を施し
    た鋼板製下面体5とで構成され、該下面体は前
    記上面体との接触部に穴を具備し、該穴によつ
    て前記外周垂直壁の外方及び内部を上面体とカ
    シメ又はリベツト止めにより一体化した方形フ
    ロアパネルを形成し、該フロアパネルの上面及
    び上面外周端縁が上面体のアルミニウム材で形
    成されることを特徴とするフリーアクセスフロ
    アパネル。 2 アルミニウム製上面体4と鋼板製下面体5の
    間の空間に吸音断熱材等を充填したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のフ
    リーアクセスフロアパネル。
JP8362982U 1982-06-05 1982-06-05 フリ−アクセスフロア− Granted JPS58186045U (ja)

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JP8362982U JPS58186045U (ja) 1982-06-05 1982-06-05 フリ−アクセスフロア−

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JP8362982U JPS58186045U (ja) 1982-06-05 1982-06-05 フリ−アクセスフロア−

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Publication Number Publication Date
JPS58186045U JPS58186045U (ja) 1983-12-10
JPH0420911Y2 true JPH0420911Y2 (ja) 1992-05-13

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ID=30092622

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JP8362982U Granted JPS58186045U (ja) 1982-06-05 1982-06-05 フリ−アクセスフロア−

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JPS4425982Y1 (ja) * 1964-12-28 1969-10-31

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JPS58186045U (ja) 1983-12-10

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