JPH0318179Y2 - - Google Patents

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JPH0318179Y2
JPH0318179Y2 JP1984094443U JP9444384U JPH0318179Y2 JP H0318179 Y2 JPH0318179 Y2 JP H0318179Y2 JP 1984094443 U JP1984094443 U JP 1984094443U JP 9444384 U JP9444384 U JP 9444384U JP H0318179 Y2 JPH0318179 Y2 JP H0318179Y2
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JP
Japan
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steel plate
bent
composite
vibration
damping
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、制振複合鋼板を用いてその表面から
発生する音ないしは共鳴する音を小さくすること
のできる無騒音型の複合屈曲形状鋼板に関するも
のである。
〔技術的背景〕
床にあまり仕上材を施す必要のない工場や倉庫
あるいは仮設の事務室などを使用する床材とし
て、デツキプレートをそのままないしは若干の表
面処理を行うだけで使用する場合がある。
このような場合で床上に置いてある荷物什器備
品などを移動させる際には床面との間に衝撃音が
生じさらにこれがデツキプレートに反響増幅して
異常に大きな音を発生することがあり、全体が騒
がしい雰囲気になつてしまうことが多い。
〔考案の目的〕
この考案は、建築物の床材として使用したとき
に異常音の発生や、音の反響ないしは増幅を起す
ことのない材料を提供することを目的としている
ものである。
〔考案の概要〕
本考案は、その目的を達成するために種々検討
を加えた結果、2枚の鋼板間に粘弾性材料をはさ
んでなる制振複合鋼板において、前記複合鋼板断
面を台形、逆台形、三角形、逆三角形、または矩
形形状の屈曲形状にすると共に、該複合鋼板の片
面の屈曲部にスリツトを設けたことを特徴とする
無騒音型の制振複合屈曲形状鋼板に到達したので
ある。
制振用複合鋼板とは、例えば第3図に示したよ
うに厚さがおよそ0.25〜3mm程度の2枚の鋼板1
の間に粘弾性材料2を挾みこんだ構造を有してい
るのを指している。
この制振複合鋼板とはその他の建材である鋼
板、ガラス板、木材・合板、プラスチツク板、制
振合金(例えばトランカロイ、日本鋼管株式会社
製)などの振動の損失係数を比較すると第4図に
示したような関係となり、鋼板の1枚ものに比較
して本考案で対象とする制振鋼板は、はるかに性
能の良いものであることが判る。
この制振複合鋼板は、それ自身が有する上述の
制振性能を充分に発揮させるには、一般に行われ
ているようにデツキプレートの上にコンクリート
製スラブを打設するより、むしろ比較的裸材に近
い状態で使用するのが好ましい。
一方、構造材料としてこの制振複合鋼板を使用
するときには、高い剛性を得るために一般に使用
されている断面形状が台形または矩形波形に成形
されたキーストンプレート、デツキプレート、プ
ランクシート形態のものの利用が考えられるが、
裸材として使用する場合を想定し、表面にはどき
るだけ凹凸が現れないようにした方が良いのは当
然である。
以下、図面を用いて具体的に本考案を説明す
る。
〔考案の実施例〕
2枚の薄板鋼板の間に粘弾性材料層を設けるこ
とによつて得た積層型複合制振鋼板をその断面が
台形を形成するように屈曲させる際片側の鋼板の
予め屈曲部にある部分にスリツトを入れて第1図
のように形成した。
得られた断面台形の波形複合制振鋼板は、従来
の1枚鋼板から成形したものに比較して制振性能
が大きく、騒音対策に大きな効果を発揮すること
が認められた。
尚、図中1は鋼板、2は粘弾性材料層であり、
3はスリツトを示している。
一方、他の実施例として第2図に示すような上
側表面に凹凸のない剛性プレート(a=30〜200
mm、h=20〜100mm、p=50〜300mm)を種々形成
したところ、いずれも充分な強度と優れた制振性
を示しこれを例えば床材として使用すれば鋼製の
無騒音型のデツキプレートとして広く使用可能な
ものが得られた。
なお、屈曲形状は第1図及び第2図のように台
形、三角形ばかりでなく、逆台形、逆三角形、ま
たは矩形形状を用いることができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のような構成を有することから、
工場、倉庫、住宅、工事用ハウスの床のほか事務
所および鉄骨造りのビルの床などに利用すること
ができ、また必要に応じてビニールタイル等の化
粧仕上材を貼ることも可能である。
このほか、トラツクやダンプカー、鉄道車輌の
床にも利用することができるが、殆ど裸の状態で
使用ででき構造物全体の固定荷重を小さく、また
柱や梁などの骨組も小さな断面で済ますことがで
きるという利点をも有する。
また、構造物を形成したとき、この構造物に風
や地震などに起因したずれ応力が加わつたときに
は、2枚の鋼板間に存在する粘弾性材料層がこの
応力を吸収するダンパーの働きを行い、構造物自
体に対する応力減衰効果を発揮するという効果を
も発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は断面が台形、三角形である屈
曲複合制振鋼板波板の断面図、第3図は複合制振
鋼板の一部断面図、第4図は各種板材の損失係数
性能比較図である。 1……鋼板、2……粘弾性材料層、3……スリ
ツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2枚の鋼板間に粘弾性材料をはさんでなる制振
    複合鋼板において、前記複合鋼板断面を台形、逆
    台形、三角形、逆三角形、または矩形形状の屈曲
    形状にすると共に、該複合鋼板の片面の屈曲部に
    スリツトを設けたことを特徴とする無騒音型の制
    振複合屈曲形状鋼板。
JP9444384U 1984-06-26 1984-06-26 制振複合屈曲形状鋼板 Granted JPS6110835U (ja)

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JP9444384U JPS6110835U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 制振複合屈曲形状鋼板

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JPS6110835U JPS6110835U (ja) 1986-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0620604Y2 (ja) * 1988-03-28 1994-06-01 三菱重工業株式会社 制振鋼板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213782Y2 (ja) * 1981-05-29 1987-04-09

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JPS6110835U (ja) 1986-01-22

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