JPH0756432Y2 - アクセスフロア - Google Patents
アクセスフロアInfo
- Publication number
- JPH0756432Y2 JPH0756432Y2 JP4021291U JP4021291U JPH0756432Y2 JP H0756432 Y2 JPH0756432 Y2 JP H0756432Y2 JP 4021291 U JP4021291 U JP 4021291U JP 4021291 U JP4021291 U JP 4021291U JP H0756432 Y2 JPH0756432 Y2 JP H0756432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- reinforcing member
- back plate
- bent
- front plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンピュータ室などの
床に支柱を介し着脱可能に敷設され、その下方空間に電
気配線などが施されるアクセスフロアに関する。
床に支柱を介し着脱可能に敷設され、その下方空間に電
気配線などが施されるアクセスフロアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクセスフロアの例として鋼板か
らなるものがあった。即ち、鋼板から屈曲成形された表
板と浅皿状に屈曲成形された裏板がスポット溶接で結合
され、それらの間に軽量無機質充填剤が充填されてい
た。
らなるものがあった。即ち、鋼板から屈曲成形された表
板と浅皿状に屈曲成形された裏板がスポット溶接で結合
され、それらの間に軽量無機質充填剤が充填されてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、充填剤
を入れているためにどうしても重くなり、フロア施工現
場での作業に不便であった。また充填剤を充填してそれ
を乾燥させるのに長時間を要していた。従って、大量生
産はできなかった。
を入れているためにどうしても重くなり、フロア施工現
場での作業に不便であった。また充填剤を充填してそれ
を乾燥させるのに長時間を要していた。従って、大量生
産はできなかった。
【0004】本考案は上記課題を解決し、充填剤を入れ
ないで、鋼板の屈曲成形体の結合からなって軽く、か
つ、製造工程が少なく大量生産に適したアクセスフロア
を提供することを目的とする。
ないで、鋼板の屈曲成形体の結合からなって軽く、か
つ、製造工程が少なく大量生産に適したアクセスフロア
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の構成は次のとおりとする。即ち、鋼板から
屈曲成形された表板,裏板およびそれらの間に介在され
た補強部材が突起かしめ部により一体結合されてなり、
前記表板は平板状本体を有し、前記裏板は浅皿状本体
と、該本体の上縁から外方に張り出した水平フランジ
と、前記本体の底の対角線上を除いた部分が上方に屈曲
押し出されて均等配置された多数の円形膨出部とを持
ち、前記補強部材は前記裏板底の対角線上に設けられ、
横断面形状が縁付帽子状のハット溝型鋼状部の2本が一
体並列されてなり、該ハット溝型鋼状部は、天井部がウ
ェブ,側部がフランジ,縁部がリップとなり、前記突起
かしめ部は、前記裏板水平フランジ,円形膨出部の天井
および前記補強部材のウェブに対し、前記表板の上面か
ら下方に向けて、パンチにより表裏板が一体となって絞
り加工状に屈曲形成されたことである。
め、本考案の構成は次のとおりとする。即ち、鋼板から
屈曲成形された表板,裏板およびそれらの間に介在され
た補強部材が突起かしめ部により一体結合されてなり、
前記表板は平板状本体を有し、前記裏板は浅皿状本体
と、該本体の上縁から外方に張り出した水平フランジ
と、前記本体の底の対角線上を除いた部分が上方に屈曲
押し出されて均等配置された多数の円形膨出部とを持
ち、前記補強部材は前記裏板底の対角線上に設けられ、
横断面形状が縁付帽子状のハット溝型鋼状部の2本が一
体並列されてなり、該ハット溝型鋼状部は、天井部がウ
ェブ,側部がフランジ,縁部がリップとなり、前記突起
かしめ部は、前記裏板水平フランジ,円形膨出部の天井
および前記補強部材のウェブに対し、前記表板の上面か
ら下方に向けて、パンチにより表裏板が一体となって絞
り加工状に屈曲形成されたことである。
【0006】
【作用】鋼板を結合させるだけであるから、軽量、か
つ、製造工程が簡単である。
つ、製造工程が簡単である。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の実施態様を図面に示す一実
施例にもとづいて説明する。図1,2で、鋼板から屈曲
成形された表板1、裏板2およびそれらの間に介在され
た補強部材3が突起かしめ部4により一体結合されてな
る。
施例にもとづいて説明する。図1,2で、鋼板から屈曲
成形された表板1、裏板2およびそれらの間に介在され
た補強部材3が突起かしめ部4により一体結合されてな
る。
【0008】前記表板1は直角四辺形(正方形)の平板
状本体1aと、四隅を除いて屈曲形成された垂下フラン
ジ1bと、四隅に位置する下方段差部1cとをもつ。こ
の下方段差部1cは平面視で円周角90度の扇形状を呈
する。また、対向する2辺の中央には、フロア下方にコ
ンセントボックスを取り付けるためのコンセント取付用
切欠1dが設けられる。そして、この切欠に沿って段部
1eが形成され、更に、縁部が下方に折り曲げられて、
裏板2の切欠2dの縁に重合される。この切欠2dを覆
って図外の蓋が設けられる。
状本体1aと、四隅を除いて屈曲形成された垂下フラン
ジ1bと、四隅に位置する下方段差部1cとをもつ。こ
の下方段差部1cは平面視で円周角90度の扇形状を呈
する。また、対向する2辺の中央には、フロア下方にコ
ンセントボックスを取り付けるためのコンセント取付用
切欠1dが設けられる。そして、この切欠に沿って段部
1eが形成され、更に、縁部が下方に折り曲げられて、
裏板2の切欠2dの縁に重合される。この切欠2dを覆
って図外の蓋が設けられる。
【0009】前記裏板2は、正方形の浅皿状本体2a
と、該本体の上縁から外方に張り出した水平フランジと
2eと、その周縁が下方に折り曲げられた垂下フランジ
2bと、前記表板下方段差部1cに重合する下方段差部
2cと、前記本体底の一方対角線上を除いた部分が上方
に屈曲押し出されて均等配置された多数の円形膨出部2
fとを持つ。そして、前記表板切欠1dに対応した位置
にコンセント取付用切欠2dが設けられ、これに沿って
下方段部を介して本体2aの底に続く。また、四隅の水
平フランジ2eには、対角線に沿うリブ2gが下方に膨
出して設けられる。
と、該本体の上縁から外方に張り出した水平フランジと
2eと、その周縁が下方に折り曲げられた垂下フランジ
2bと、前記表板下方段差部1cに重合する下方段差部
2cと、前記本体底の一方対角線上を除いた部分が上方
に屈曲押し出されて均等配置された多数の円形膨出部2
fとを持つ。そして、前記表板切欠1dに対応した位置
にコンセント取付用切欠2dが設けられ、これに沿って
下方段部を介して本体2aの底に続く。また、四隅の水
平フランジ2eには、対角線に沿うリブ2gが下方に膨
出して設けられる。
【0010】 前記補強部材3は前記一方対角線上全体
に設けられ、細長鋼板の長さ方向に沿いリブが屈曲成形
されてなる。即ち、横断面形状が縁付帽子状で、ウェブ
3a、フランジ3bおよびリップ3cからなるハット溝
型鋼状部の2本が一体並列されてなる。そして、ウェブ
3aが表板1に接し、リップ3cが裏板2に接する。長
さ方向両端は、裏板本体2aの隅角部に適合するよう
に、90度剣先状に切断されている。
に設けられ、細長鋼板の長さ方向に沿いリブが屈曲成形
されてなる。即ち、横断面形状が縁付帽子状で、ウェブ
3a、フランジ3bおよびリップ3cからなるハット溝
型鋼状部の2本が一体並列されてなる。そして、ウェブ
3aが表板1に接し、リップ3cが裏板2に接する。長
さ方向両端は、裏板本体2aの隅角部に適合するよう
に、90度剣先状に切断されている。
【0011】 前記突起かしめ部4は、前記裏板水平フ
ランジ2e、円形膨出部2fの天井および前記補強部材
のリブ天井(ウェブ)3aに対し、前記表板1の上面か
ら下方に向けて、パンチにより表裏板が一体となって絞
り加工状に屈曲形成されている(図5参照)。そして、
公知のプレス突起かしめ手段10は図6のごとく、パン
チ11の真下にあるダイスがダイス穴底を構成する固定
部12と、穴側壁を構成して、パンチ下降時に穴を中心
に上側が開くようにした可動部13とよりなる。そし
て、図5のように重ねられた2枚の板が相互に嵌合する
張り出し部により抜け止めされる。
ランジ2e、円形膨出部2fの天井および前記補強部材
のリブ天井(ウェブ)3aに対し、前記表板1の上面か
ら下方に向けて、パンチにより表裏板が一体となって絞
り加工状に屈曲形成されている(図5参照)。そして、
公知のプレス突起かしめ手段10は図6のごとく、パン
チ11の真下にあるダイスがダイス穴底を構成する固定
部12と、穴側壁を構成して、パンチ下降時に穴を中心
に上側が開くようにした可動部13とよりなる。そし
て、図5のように重ねられた2枚の板が相互に嵌合する
張り出し部により抜け止めされる。
【0012】前記垂下フランジ1b,2bは隣接するフ
ロアに対する位置決め当たり片となり、また、補強にも
なる。リブ2gは補強のためと、表板1,裏板2,補強
部材3が結合された後に、酸洗などの前処理が行われた
とき、内部に溜まった水分を抜くためのものである。補
強部材3は一方対角線上のほか、他方対角線上にも設け
られてよい。
ロアに対する位置決め当たり片となり、また、補強にも
なる。リブ2gは補強のためと、表板1,裏板2,補強
部材3が結合された後に、酸洗などの前処理が行われた
とき、内部に溜まった水分を抜くためのものである。補
強部材3は一方対角線上のほか、他方対角線上にも設け
られてよい。
【0013】本考案は前記した実施例や実施態様に限定
されず、実用新案登録請求の精神および範囲を逸脱せず
に種々の変形を含む。
されず、実用新案登録請求の精神および範囲を逸脱せず
に種々の変形を含む。
【0014】
【考案の効果】本考案の構成により、フロアは軽量とな
り、現場での作業がやり易くなった。また、補強部材を
入れるだけでよいので製造工程が少なく大量生産できる
こととなった。しかも、補強部材はハット溝型鋼状部の
2本が一体並列してなるので、上から受ける荷重に対
し、強力で製作も容易である。そのうえ、各部材が突起
かしめ部で結合されるので、同時に多点のかしめがで
き、製造工程が簡単であり、製品の結合強度がバーリン
グかしめ(鳩目かしめ)より格段に勝れる。
り、現場での作業がやり易くなった。また、補強部材を
入れるだけでよいので製造工程が少なく大量生産できる
こととなった。しかも、補強部材はハット溝型鋼状部の
2本が一体並列してなるので、上から受ける荷重に対
し、強力で製作も容易である。そのうえ、各部材が突起
かしめ部で結合されるので、同時に多点のかしめがで
き、製造工程が簡単であり、製品の結合強度がバーリン
グかしめ(鳩目かしめ)より格段に勝れる。
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】図1の要部拡大正面図である。
【図3】図1の拡大右側面図を含むIII−III拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】図1のIV−IV拡大断面図である。
【図5】突起かしめ部の拡大断面図である。
【図6】プレス突起かしめ手段の説明図である。
1…表板 1a…本体 1b…垂下フランジ 1c…下方段差部 1d…切欠 1e…段部 1f…折り返し部 2…裏板 2a…本体 2b…垂下フランジ 2c…下方段差部 2d…切欠 2e…水平フランジ 2f…円形膨出部
2g…リブ 3…補強部材 3a…ウェブ 3b…フランジ 3c…リップ 4…突起かしめ部
2g…リブ 3…補強部材 3a…ウェブ 3b…フランジ 3c…リップ 4…突起かしめ部
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板から屈曲成形された表板,裏板およ
びそれらの間に介在された補強部材が突起かしめ部によ
り一体結合されてなり、前記表板は平板状本体を有し、
前記裏板は浅皿状本体と、該本体の上縁から外方に張り
出した水平フランジと、前記本体の底の対角線上を除い
た部分が上方に屈曲押し出されて均等配置された多数の
円形膨出部とを持ち、前記補強部材は前記裏板底の対角
線上に設けられ、横断面形状が縁付帽子状のハット溝型
鋼状部の2本が一体並列されてなり、該ハット溝型鋼状
部は、天井部がウェブ,側部がフランジ,縁部がリップ
となり、前記突起かしめ部は、前記裏板水平フランジ,
円形膨出部の天井および前記補強部材のウェブに対し、
前記表板の上面から下方に向けて、パンチにより表裏板
が一体となって絞り加工状に屈曲形成されたことを特徴
とするアクセスフロア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4021291U JPH0756432Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | アクセスフロア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4021291U JPH0756432Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | アクセスフロア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647087U JPH0647087U (ja) | 1994-06-28 |
JPH0756432Y2 true JPH0756432Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=12574473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4021291U Expired - Lifetime JPH0756432Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | アクセスフロア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756432Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004100326A (ja) * | 2002-09-11 | 2004-04-02 | Mie Tlo Co Ltd | トラス状成形金属板の嵌合組立方法およびその立体構造金属板 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP4021291U patent/JPH0756432Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004100326A (ja) * | 2002-09-11 | 2004-04-02 | Mie Tlo Co Ltd | トラス状成形金属板の嵌合組立方法およびその立体構造金属板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647087U (ja) | 1994-06-28 |
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