JPH085209Y2 - フラットデッキへの間仕切パネルの取付構造 - Google Patents

フラットデッキへの間仕切パネルの取付構造

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JPH085209Y2
JPH085209Y2 JP12787590U JP12787590U JPH085209Y2 JP H085209 Y2 JPH085209 Y2 JP H085209Y2 JP 12787590 U JP12787590 U JP 12787590U JP 12787590 U JP12787590 U JP 12787590U JP H085209 Y2 JPH085209 Y2 JP H085209Y2
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JP
Japan
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flat deck
partition panel
rib
metal fitting
flat
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JP12787590U
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JPH0484512U (ja
Inventor
龍一 大木
Original Assignee
小野田エー・エル・シー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 構造物の床材として使用されるフラットデッキの下面
に、間仕切パネルの上端部を取り付ける構造に関するも
のである。
[従来の技術] 第4図及び第5図に示すように、フラットデッキ1
は、金属板を所定の間隔をおいた複数箇所で下方にT字
状に折り合わされることにより、その上面を平坦に形成
する一方、その下面に複数状のリブ2を突設した床材で
ある。これらのリブ2はフラットデッキ1が大きな載荷
量に耐えられるようにするための補強材である。
しかし、このフラットデッキ1を設けた階の下階にお
いて、該フラットデッキ1の下面に間仕切パネル4を取
り付ける場合には、前記リブ2がその取り付けの邪魔に
なることがある。
そこで、従来、第4図に示すように、フラットデッ
キ1に対し間仕切パネル4を平行な方向に取り付ける場
合には、二つのリブ2の間のフラットデッキ1の下面に
断面コ字形のチャンネル材23を固定部材3で固定し、こ
のチャンネル材23により間仕切パネル4の上端部を挾持
させて固定していた。
また、第5図に示すように、フラットデッキ1の下
面に対し間仕切パネル4をリブ2と交差するように取り
付ける場合には、リブ2の一部を間仕切パネル4の厚さ
以上分切除して切欠24を形成し、該切欠24底のフラット
デッキ1の下面にチャンネル材23を取り付け、上記同様
に間仕切パネル4の上端部を嵌合させて固定していた。
[考案が解決しようとする課題] ところが上記の場合には、間仕切パネル4を取り付
けるべき位置が常に前記リブ2の間になるとは限らず、
該取付位置がリブ2に重なると(図においてAの状態)
取り付けが不可能になる。このとき、このリブ2を間仕
切パネル4の幅以上分切除する方法が考えられるが、こ
れほどリブ2を長く切除するとフラットデッキ1の強度
が低下してしまうおそれがあった。
また、上記の場合には、リブ2の切除作業が面倒な
だけでなくリブ2を切除した部分のフラットデッキ1の
下面が完全には平坦にはならず、前記チャンネル材23が
取り付かない場合があった。また、リブ2の一部を削除
することから、わずかながらもフラットデッキ1の強度
が低下する問題もあった。
また、上記のいずれの場合もフラットデッキ1は
一般に軽量化のため薄い金属板で形成されているので、
前記チャンネル材23等の取付金具を該フラットデッキ1
に直接溶接すると該フラットデッキ1に穴が明き強度を
損ねるおそれもあった。
本考案の目的は、上記問題を解決し、フラットデッキ
の下面のどの位置に対しても該フラットデッキのリブを
切除することなく間仕切パネルを自由にかつ容易に取り
付けることができ、フラットデッキの強度を損なうこと
もない間仕切パネルの取付構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のフラットデッキ
への間仕切パネルの取付構造は、上面が平坦に形成され
下面にリブが突設されたフラットデッキの該下面に対し
て、間仕切パネルの上端部を取り付ける構造において、
前記フラットデッキの下面に前記リブの突出高さより背
の高い嵩上金具を固定し、前記間仕切パネルの上端部を
挾持する取付金具を該嵩上金具の下端部に固定したもの
とした。
[作用] 嵩上金具の背の高さはフラットデッキのリブの突出高
さよりも高く設定されているので、間仕切パネルの取付
位置がリブと重なったり、交差したりしても、該嵩上金
具によりリブを跨いで間仕切パネルを取り付けることが
でき、該リブを切除することもない。
[第一実施例] 本考案を、フラットデッキの下面に対して間仕切パネ
ルをリブと平行する方向に取り付ける構造に具体化した
第一実施例について、第1図を参照して説明する。
建築構造物の床面を構成するコンクリート床材5が設
けられ、該コンクリート床材5の下面にはフラットデッ
キ1がコンクリート床材5を保持するように設けられて
いる。このフラットデッキ1は板厚約0.5mmの鉄板を所
定の間隔をおいた複数箇所で下方にT字状に折り合わさ
れることにより、その上面を平坦に形成する一方、その
下面に複数状のリブ2を突設するように形成されてい
る。
前記リブ2の両側には一対の嵩上金具6が配設されて
いる。この嵩上金具6は板厚3.2mmの短冊状の鉄板を折
曲することにより、下端の水平な接合壁8と、該接合壁
8の左右端から垂立する一対の支持壁9と、各々の支持
壁9の上端から左右外側に延びる一対のフランジ部7と
を一体的に備えた金具である。この嵩上金具6のフラン
ジ部7の上面から接合壁8の下面までの背の高さは前記
リブ2の突出高さよりも背が高く設定されている。さら
に、本実施例ではフランジ部7の上面から接合壁8の上
面までの高さも、前記リブ2の突出高さより少し高く設
定されている。これらの嵩上金具6のフランジ部7は各
々一本の固定部材3により前記フラットデッキ1の下面
に固定されている。この固定部材3としては、フラット
デッキ1の強度を損なうことなく固定されるものがよ
く、本実施例では日本ヒルティ社製の商品名ヒルティピ
ンを使用した。
前記一対の嵩上金具6の接合壁8には横壁10aとその
右端の縦壁10bとからなる長尺のL型金具10が該横壁10a
の上面を両接合壁8に当接させるようにして当てられ、
該横壁10aの左右端は両接合壁8に溶接されている。従
って、横壁10aは前記リブ2を跨ぐことになる。
前記L型金具10の横壁10aの左端下面には横壁11aとそ
の右端の縦壁11bとからなる短尺のL型ピース11が該横
壁11aの上面を当接させるようにして当てられ、該横壁1
1aの左端は前記L型金具10の横壁10aとともに接合壁8
に溶接されている。
そして、L型金具10の縦壁10bとL型ピース11の縦壁1
1bとの間に間仕切パネル4の両面の上端部が挾持される
ようになっている。
次に、上記構成のフラットデッキへの間仕切パネルの
取付構造の施工手順について説明する。
(1)先ず、間仕切パネル4を取り付けるべき所に位置
するリブ2の両側に嵩上金具6を対に配設する。これら
の嵩上金具6は前記L型金具10の横壁10aの巾よりも狭
い間隔で配置し、該嵩上金具6を固定部材3によりフラ
ットデッキ1の下面に固定する。固定部材3はフラット
デッキ1を貫通してコンクリート床材5に捩じ込まれ、
フラットデッキ1の下面に嵩上金具6を強固に固定す
る。
(2)次に、前記一対の嵩上金具6の下端部にある両接
合壁8に前記L型金具10の横壁10aの上面を当接するよ
うに当てて、該横壁10aの左右端を両接合壁8に溶接し
て固定する。この嵩上金具6は板厚が3.2mmあるので、
L型金具10を嵩上金具6に直接溶接しても穴が明くおそ
れが少ない。
(3)次に、間仕切パネル4の上端部を前記縦壁10bに
当接するように保持するとともに、前記横壁10aにL型
ピース11を間仕切パネル4の厚みに合わせて配設して溶
接等により固定する。
このように、前記間仕切パネル4の上端部は、嵩上金
具6と固定部材3とによりフラットデッキ1の下面に固
定され、フラットデッキ1は直接溶接されないので、溶
接の際の高熱によりフラットデッキ1に穴が明くおそれ
はない。
(4)次に、間仕切パネル4の下端部を図示しない取付
金具により床材に固定する。
以上のように、嵩上金具6のフランジ部7の上面から
接合壁8の下面までの背の高さは前記リブ2の突出高さ
よりも高く設定されている。従って、間仕切パネル4の
取付位置がリブ2と重なっても、該嵩上金具6によりリ
ブ2を跨いで取り付けることができるので、フラットデ
ッキ1の下面のどの位置に対しても間仕切パネル4を自
由にかつ容易に取り付けることができる。
[第二実施例] 次に、本考案をフラットデッキの下面に対して間仕切
パネルをリブと平行する方向に取り付ける構造に具体化
した第二実施例について、第2図を参照して説明する。
前記嵩上金具6のフランジ部7の上面から接合壁8の
上面までの高さが、前記リブ2の突出高さより少し高く
設定されているので、本実施例では、フラットデッキ1
の下面に対して嵩上金具6をリブ2に被せるように配置
して固定している。その他の構成は第一実施例と同様で
ある。
また、作用効果も第一実施例と同様である。
[第三実施例] 次に、本考案を、フラットデッキの下面に対して間仕
切パネルをリブと交差する方向に取り付ける構造に具体
化した第三実施例について、第3図を参照して説明す
る。
本実施例では、フラットデッキ1の下面に対して嵩上
金具6をリブ2に直交する方向に600mmのピッチで複数
個直列させて固定し、固定された嵩上金具6に沿ってL
型金具10を溶接して固定した点についてのみ第一実施例
と相違する。
上記構成のフラットデッキへの間仕切パネルの取付構
造によると、フラットデッキ1の下面に対して間仕切パ
ネル4をリブ2に直交する方向に取り付けるときにも、
前記嵩上金具6によりリブ2を跨いで間仕切パネル4を
取り付けることができる。従って、フラットデッキ1の
下面のどの位置に対しても該リブ2を切除することな
く、間仕切パネル4を自由にかつ容易に取り付けること
ができ、フラットデッキ1の強度を損なうこともない。
なお、本考案は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば以下のように考案の趣旨から逸脱しない
範囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)嵩上金具へのL型金具及びL型ピースの固定は溶
接に限定されず、例えばボルト止め等により固定しても
よい。
(2)フラットデッキの下面への嵩上金具の固定はヒル
ティピンによるものに限定されず、フラットデッキの強
度を損なわずフラットデッキに強固に固定できるもので
あればよい。例えば、日本ドライブイット社製の商品名
ドライブイットを挙げることができる。
[考案の効果] 本考案のフラットデッキへの間仕切パネルの取付構造
は、上記の通り構成されているので、フラットデッキの
下面のどの位置に対しても該フラットデッキのリブを切
除することなく間仕切パネルを自由にかつ容易に取り付
けることができ、フラットデッキの強度を損なうことも
ないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した第一実施例における一部に
断面を有する斜視図、第2図は第二実施例における一部
に断面を有する斜視図、第3図は第三実施例の断面図、
第4図は従来例の断面図、第5図は他の従来例の断面図
である。 1…フラットデッキ、2…リブ、4…間仕切パネル、6
…嵩上金具、10…取付金具としてのL型金具、11…取付
金具としてのL型ピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が平坦に形成され下面にリブ(2)が
    突設されたフラットデッキ(1)の該下面に対して、間
    仕切パネル(4)の上端部を取り付ける構造において、 前記フラットデッキ(1)の下面に前記リブ(2)の突
    出高さより背の高い嵩上金具(6)を固定し、前記間仕
    切パネル(4)の上端部を挾持する取付金具(10,11)
    を該嵩上金具(6)の下端部に固定したことを特徴とす
    るフラットデッキへの間仕切パネルの取付構造。
JP12787590U 1990-11-29 1990-11-29 フラットデッキへの間仕切パネルの取付構造 Expired - Lifetime JPH085209Y2 (ja)

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JPH0484512U JPH0484512U (ja) 1992-07-22
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