JPH04208221A - リポキシゲナーゼ阻害剤 - Google Patents

リポキシゲナーゼ阻害剤

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JPH04208221A
JPH04208221A JP2330521A JP33052190A JPH04208221A JP H04208221 A JPH04208221 A JP H04208221A JP 2330521 A JP2330521 A JP 2330521A JP 33052190 A JP33052190 A JP 33052190A JP H04208221 A JPH04208221 A JP H04208221A
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JP
Japan
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formula
active ingredient
compound
water
methanol
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Pending
Application number
JP2330521A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kubo
久保 正良
Toshihiko Yanagisawa
柳澤 利彦
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
Ryoko Kaizu
貝津 良子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
Application filed by Tsumura and Co filed Critical Tsumura and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、5−リボキノゲナーゼ阻害活性および12−
リポキシゲナーゼ阻害活性を有し、医薬品として有用な
化合物に関するものである。
[従来の技術および課題] 近年、我国の公害問題や環境変化に伴い気管支喘息やア
トピー等のアレルギー性患の患者の増加、高齢化社会の
到来に伴う循環器不疾患の患者の増加が大きな社会問題
になっている。
5−リボキンゲナーゼおよび12−リポキシゲナーゼは
、アラキドン酸の5位および12位を酸化する酵素で、
その生成物はアレルギーや炎症を惹起させることが知ら
れてりる。
特にI2−リポキンゲナーゼの生成物である12−ヒド
ロキンエイコザテトラエノイックアシッド(hydro
xyeicosatetraenoic acid、1
2−HETE)は、強力な血管平滑筋遊走能を有し、動
脈硬化や心筋梗塞発症への関与が注目されている。
そこで、これら障害・疾病の治療、ないしは予防を考え
た場合、5−リポキシゲナーゼ阻害活性および12−リ
ポキシゲナーゼ阻害活性を有する薬剤の開発が望まれて
いた。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、上記の課題を解決すべくアレルギー性疾
患や炎症、動脈硬化や心筋梗塞等の循環器系疾患の治療
に有効な5−リポキンゲナーゼ阻害活性および12−リ
ボキノゲナーゼ阻害活性を有する化合物を求めて鋭意研
究を重ねた結果、生薬荊芥[5chizonepeta
 tenuifolia Br1q、、ンソ利(Lab
iatae)]の花穂に含まれる化合物類が、5−リポ
キシゲナーゼ阻害活性および12−リボキンゲナーゼ阻
害活性を有することを見いだし、本発明を完成するに至
った。
すなわち、本発明は下記に示すごとくである。
(1)下記式I ■ (式中、Aはルチノースである。) で表される化合物を有効成分とするりポキシゲナーゼ阻
害剤。
(2)下記式■ ■ (式中、R3およびR2はそれぞれ異なって水素原子、
グルコースまたはグルクロン酸を示す。)で表される化
合物を有効成分とするりポキシゲナーゼ阻害剤。
(3)下記式■ ■ (式中、R3は水素原子またはメチル基を示す。)で表
される化合物を有効成分とするりポキシゲナーゼ阻害剤
(4)下記式■ ■ (式中、R4は水素原子またはメチル基を示す。)て表
される化合物を有効成分とするりボキンゲナーゼ阻害剤
以下、式1〜■で表される化合物をまとめて、式の化合
物という。
式の化合物を得るには例えば、次のような方法が挙げら
れる。
飛昇の花穂を水、アルコール類、水とアルコール類の混
合溶媒または水とアセトンの混合溶媒で抽出し、該抽出
液から溶媒を除去した残渣をそのまま、または必要に応
じて水、アルコール類、水とアルコール類の混合溶媒に
溶解し、石油エーテル、エーテル、クロロホルムなどの
有機溶媒で抽出し、得られた有機溶媒に移行する脂溶性
成分を除去した後、水、メタノール、エタノール、酢酸
、クロロホルム、酢酸エヂル、n−ヘキサン、アセトン
、ベンゼンから選ばれる少なくとも一つを溶出溶媒とし
てダイヤイオンHP−20、MCIゲルCHP 20 
P等のポーラスポリマー、セファデックスLH−20等
のセファデックス、逆相系シリカゲル、シリカゲル、ポ
リアミド、活性炭またはセルロース等を担体に用いたカ
ラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー
に数回付し、薄層クロマトグラフィーで目的成分を確認
しなから分画することにより得ることができる。場合に
よりメタノール、エタノール等の適当な溶媒を用いて再
結晶することにより精製してもよい。
次に式の化合物の製造の具体例を示す。
具体例1 飛昇の花穂9 、9 kgをメタノール36Cで抽出し
、得られた抽出液から溶媒を減圧下留去しメタノールエ
キスを得た。このメタノールエキスを水−メタノールに
溶解し、クロロホルムで抽出して得られた脂溶性成分を
除去した後、ダイヤイオンHP−20(三菱化成製)カ
ラムクロマトグラフィーに付し、水6g、50%メタノ
ール−水10(!、次いで100%メタノール1Off
で溶出した。
50%メタノール−水溶出部および100%メタノール
溶出部の溶媒を減圧下留去し、それぞれ50%メタノー
ル−水溶出画分7842こ、100%メタノール溶出画
分50.5gを得た。
この50%メタノール−水溶出部をセファデックスLH
−2’0(ファルマシア製)カラムクロマトクラフィー
に付し、水から始めて順次エタノール−8= 含量を増やして溶出し、溶媒を留去して50%エタノー
ル−水溶出画分10.5@、100%エタノール溶出画
分7,39を得た。
これらの両分をそれぞれ次にポーラスポリマーであるM
CIゲルCHP 20 P (三菱化成製)を用いたカ
ラムクロマトグラフィーに付して、水から順次メタノー
ル含量を増やして溶出し、50%エタノール−水溶出画
分より画分A、100%エタノール溶出画分より画分B
およびCを得た。
ダイヤイオンHP−20(三菱化成製)カラムクロマト
グラフィーにおいて、100%メタノール溶出画分をセ
ファデックスLH−20(ファルマシア製)カラムクロ
マトクラフィーに付し、水から始めて順次エタノール含
量を増やして溶出し、25%エタノール−水溶出画分2
.4g、50%エタノール−水溶出画分6.9g、75
%エタノール−水溶出画分6.7g、100%エタノー
ル溶出画分3.7gを得た。これらの両分をそれぞれ次
にポーラスポリマーであるMCIゲルCHP 20 P
 (三菱化成製)を用いたカラムクロマトグラフィーに
付して、水から順次メタノール含量を増やして溶出し、
25%エタノール−水溶出画分より画分りおよびE、5
0%エタノール−水溶出画分より画分F、100%エタ
ノール溶出画分より画分Gを得た。
画分Bをさらに高速液体クロマトグラフィー(分配吸着
クロマトグラフィー用充填カラムTSK gefODS
−80T、、東ソー製)に付し、40%メタノール−水
で溶出し、白色無晶形粉末186■を得た。
この白色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであり
、これらのデータより式I中、Aがルヂノースの化合物
であるヘスベリジン(hesperidin)と決定し
た。
マススペクトル: FAB−MS  m/z:611 [MH]’13C−
核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in DMSO−do):17.7(q
)、42.0(t)、55.6(q)。
66.0(t)、68.2(d)、69.5(d)。
70.2(d)、70.6(d)、72.0(d)。
7 2.9(d)、7 5.5(d)、7 6.2(d
)。
78.3(d)、9’5.5(cl)、96.3(cl
)。
9 9.4(d)、1 0  Q、5(d)。
1 0 3.3(s)’、1 1 1.9(d)。
1 1 4.0(d)、1 1 7.8(d)。
1 30.8(s)、1 4.6.4(s)。
1 4 7.9(s)、1 6 2.4(s)。
1 63.0(s)、1 6 5.1(s)。
196.8(s) 具体例2 具体例1の両分Aをさらに高速液体クロマトグラフィー
(分配吸着クロマトグラフィー用充填カラムTSK g
el 0DS−80T)+、東ソー製)に付し、40%
メタノール−水で溶出し、淡黄色無晶形粉末175 m
flを得た。
この淡黄色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであ
り、これらのデータより式■中R1がグルコース、R2
が水素原子であるルテオリン 7−β−D−グルコピラ
ノシド(luteolin 7−β−D−glucop
yranoside)と決定した。
マススペクトル。
FAB−MS  m/z:449 [MH]”+30−
核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in DMSO−de):60.7(t
)、69.6(d)、73.1(d)。
76.4(d)、77.2(d)、94.7(d)。
99.5(d)、100.0(d)、103.2(d)
105.4(s)、113.5(d)。
116.0(d)、119.1(d)。
121.4(s)、145.8(s)。
149.9(s)、157.0(s)。
161.2(s)、162.9(s)。
164.5(s)、181.9(s) 具体例3 具体例1の画分Fをさらに高速液体クロマトグラフィー
(分配吸着クロマトグラフィー用充填カラムTSK g
el ODS 80TM、東ソー製)に付し、45%メ
タノール−水で溶出し、淡黄色無晶形粉末93n9を得
た。
この淡黄色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであ
り、これらのデータより式■中R1が水素原子、R2が
グルクロン酸であるルテオリン3°−β−D−グルコピ
ラノシドウ口ニックアンッド(luteolin 3’
−β−D −glucopyranosideuron
icacid)と決定した。
マススペクトル。
FAB−MS  m/z:4 63 [MH]”+30
−核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in l)MSO−do)ニア 2.6
(d)、74.2(d)、76.4(d)。
76.6(d)、95.0(d)、99.8(d)。
103.6(d)、104.2(d)。
105.1(s)、I 16.2(d)。
117.7(d)、123.4(s)。
123.5(d)、146.5(s)。
152.0(s)、158.9(s)。
162.8(s)、164.8(s)。
165.4(s)、171.7(s)。
183.2(s) 具体例4 具体例1の画分Cをさらに高速液体クロマトグラフィー
(分配吸着クロマトグラフィー用充填カラムTSK g
el ODS−80TM、東ソー製)に付し、50%メ
タノール−水で溶出し、無色無晶形粉末1.6117を
得た。
この無色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであり
、これらのデータより式■中R3が水素原子であるロス
マリニックアシッド(rosmarinicacid)
と決定した。
マススペクトル: FAB−MS  m/z:36 1 [MH]’+30
−核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 38.0(t)、、74..9(d)、114.5(d
)。
115.3(d)、116.3(d)。
116.5(d)、1 t 7.e(d)。
121.9(cl)、123.2(d)。
127.7(s)、129.4(s)。
145.2(s)、146.1(s)。
1 4 6.8(s)、1 4 7.7(d)。
1 4 9.7(s)、1 6 8.5(s)。
174.0(s) 具体例5 具体例1の画分りをさらに高速液体クロマトグラフィー
(分配吸着クロマトグラフィー用充填カラムTSK g
el ODS−80TM、東ソー製)に付し、55%メ
タノール−水で溶出し、無色無晶形粉末28R9を得た
この無色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであり
、これらのデータより弐■中R3がメチル基であるロス
マリニックアンラドモノメチルエステル(rosmar
inic acid monomethylester
)と決定した。
マススペクトル FAB−MS  m/z:3 7 5  [MHコ゛”
C−核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 20.8(q)、38.0(t)、74.9(d)。
114.5(d)、115.3(d)。
1 16.3(d)、1 16.5(d)。
1 1 7.6(cl)、121.9(d)。
1 23.2(d)、1 27.7(s)。
1 29.4(s)、1 45.2(s)。
146、.1(s)、146.8(s)。
147.7(cl)、149..7(s)。
1 68.5(s)、1 74.0(s)具体例6 具体例1の画分Gをさらに高速液体クロマトグラフィー
(分配吸着クロマトグラフィー用充填カラムTSK g
el 0DS−80T、I、東ソー製)に付し、55%
メタノール−水で溶出し、無色無晶形粉末573 rt
tyを得た。
この無色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであり
、これらのデータより式■中R4が水素原子であるシゾ
テヌインA (schizotenuin A)と決定
した。
マススペクトル: PAB−MS  m/zニア  1 7 [MH]”+
3c〜核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 37.7(t)、37.9(d)、74.8(d)。
74.9(d)、108.1(s)、 111.0(d)、116.1(d)。
116.3(d)、116.4(d)。
116.6(d)、116.9(d)。
117.2(d)、117.6(cl)。
117.6(d)、121.9(s)。
122.0(d)、122.1(d)。
123.5(d)、129.1(s)。
129.2(s)、130.6(s)。
132.6(s)、143.6(s)。
145.0(s)、145.1(s)。
145.2(s)、145.9(s)。
146.0(s)、146.2(s)。
148.0(d)、149.3(s)。
163.7(s)、164.9(s)。
168.2(s)、173.4(s)。
173.6(s) 具体例7 具体例1の画分Eをさらに高速液体クロマトグラフィー
(分配吸着クロマトグラフィー用充填カラムTSK g
el 0DS−80T、、東ソー製)に付し、55%メ
タノール−水で溶出し、無色無晶形粉末40π9を得た
この無色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであり
、これらのデータより式■中R4がメチル基であるシゾ
テヌインAジメチルエステル(schizotenui
n A dimethylester)と決定した。
マススペクトル: FAB−MS  m/z+745[MH]”13c−核
磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 20.8 (q)、20.9 (q)、37.7 (t
 )。
37゜9(d)、74..8(d)、74.9(d)。
108.1(s)、I 11.0(d)。
116.1(d)、116.3(d)。
116.4(d)、116.6(d)。
116.9(d)、117.2(d)。
1 1 7.6(d)、1 1 7.6(d)。
1 2 1.9(s)、1 22.0(d)。
1 22.1(d)、1 23.5(d)。
1 29.1(s)、4 29.2(s)。
1 30.6(s)、1 32.6(s)。
1 4 3.6(s)、1 4 5.0(s)。
1 4 5.1(s)、1 4 5.2(s)。
1 4 5.9(s)、1 46.0(s)。
1 46.2(s)、l  4 8,0(d)。
1 4 9.3(s)、+  63.7(s)。
1 64.9(s)、+  68.2(s)。
1 73.4(s)、I  73.6(s)次に、式の
化合物が5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有することに
ついてを実験例を挙げて説明する。
実験例1 RBL培養細胞を5XI08細胞/dとなるようにI 
IIVlエヂレンジアミン四酢酸(EDTA)および1
0%エヂレングリコールを含む50だMリン酸緩衝液(
pH7,4)に浮遊し、超音波処理後、10.0OOX
Gで10分間遠心した後、その」二清をさらに105,
000xGで60分間遠心して得た上清を、5−リポキ
ンゲナーゼ粗酵素液とした。
基質としてIO/Jlアラキドン酸、上記のように調整
して得た粗酵素液および上記具体例で得た化合物のジメ
チルスルホキシド溶液を種々の終濃度となるように試験
管にとり、37℃で10分間反応させた。
内部標準としてIMのブチル−3,5−ジニトロベンゾ
エート10通を添加し、ヘキサン1.8蔵で抽出した。
この中の5−HE T Eの量を高速液体クロマトグラ
フィー[カラム:TSKgel ODS−80℃M C
TR,移動相、アセトニトリル−水−酢酸(60:40
 :0 、o 2);流速1−/分、検出:紫外線(2
35nm)lにより測定した。
この結果から、阻害率を次式により算出し、!θ岸にお
ける阻害率(%)および50%阻害濃度(Ic5o)を
求めた。
阻害率 −旦二且 x  100(%)C0製造例で得
た化合物を含まない場合の5−HETEのピーク面積 (内部標準により補正) S:製造例で得た化合物を添加した場合の5−HETE
のピーク面積 (内部標準により補正) さらに、具体例で得た化合物の測定結果をIc沼での5
−リポキシゲナーゼ阻害活性とI C5’oとして第1
表に示す。
第1表 第1表より明らかなように、式の化合物の5−リポキシ
ゲナーゼ阻害作用が確認された。
さらに、式の化合物が12−リポキシゲナーゼ阻害作用
を有することについて、実験例を挙げて説明する。
実験例2 日本白色様雄性ウサギの大腿動脈血より血小板を採取し
、1×10g /−となるように50叶トリス塩酸緩衝
液(pI(7,4)に浮遊し、超音波処理後、10,0
00xGで10分間遠心後の上清を12−リポキシゲナ
ーゼ粗酵素液とした。
基質として10濯アラキドン酸、上記のように調整して
得た酵素液および前記具体例で得た化合物のジメチルス
ルホキシド溶液を種々の終濃度となるように試験管にと
り、37℃で10分間反応させた。
内部標準として、ブチル−3,5−ジニトロベンゾエー
トをIMになるように調整し、10贋を添加後、ヘキサ
ン1.8蔵で抽出した。この中の12−HETEの量を
高速液体クロマトグラフィ−[カラム:TSKgel 
ODS−80TM CTR;移動相ニアセトニトリル−
水−酢酸(60:40 :0 、o 2);流速1yd
/分、検出、紫外線(235nm)]により測定した。
この結果から、阻害率を次式により算出し、10網にお
ける阻害率(%)および50%阻害濃度(IC5o)を
求めた。
C0具体例で得た化合物を含まない場合の12−HET
Eのピーク面積 (内部標準により補正) S・具体例で得た化合物を添加した場合の12−HET
Eのピーク面積 (内部標準により補正) さらに、具体例で得た化合物の測定結果を10/l/M
での12−リボキンゲナーゼ阻害活性とICs。
として第2表に示す。
第1表より明らかなように、式の化合物の12−リポキ
シゲナーゼ阻害作用が確認された。
次に式の化合物の急性毒性試験をICR系マウスを用い
て行ったところ、具体例1〜7で得た化合物は2g/に
9の経口投与で死亡例はなかった。
このように、式の化合物は極めて毒性が低く、安全性の
高いものである。
上述してきたことから、式の化合物は5−リポキシゲナ
ーゼ阻害活性および12−リポキシゲナーゼ阻害活性の
両方を併せ持つことが明らかにされ、かつ安全性の高い
化合物であることが確認された。従って式の化合物は、
アレルギー性病Φ、炎症、動脈硬化や心筋梗塞等の循環
器疾患の治療に有用な化合物であると考えられる。
次に、式の化合物の投与量および製剤化について説明す
る。
式の化合物はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と共に
動物および人に投与することができる。
投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選
択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、
散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げられ
る。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年
令、体重、疾徂の程度により異なるが、通常成人で式の
化合物の重量として30m9〜39を、1日数回に分け
ての服用が適当と思われる。
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、
カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩
類等を用いて常法に従って製造される。
一25= この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。それぞれの具体
例は以下に示すごとくである。
[結合剤] デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊剤] デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキンメ
チルセルロースナトリウム、カルボキンメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、シヨ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート 80゜[滑沢剤] タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤] 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム。
また、式の化合物は、懸局液、エマルジョン剤、シロッ
プ剤、エリキシル剤としても投与することができ、これ
らの各種網形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有してもよ
い。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、小者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で式
の化合物の重量として1日0.1〜500 m9まての
静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思われる
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロ
コシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル等を用いることができる。さらに必要に応じて、殺菌
剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、この非経口
剤は安定性の点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常
の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾
燥物から液剤を再調製することもできる。さらに、必要
に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等
を加えても良い。
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための平割等が挙げられ、常法に従って
製造される。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれによりなんら制限されるものではない。
実施例I ■コーンスターチ      449 ■結晶セルロース      40g ■カルボキンメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      0.5g■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■具体例Iで得た化合物   
109 計      1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、打錠機にて
圧縮成型して一錠200■の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、具体例Iで得た化合物20mgが含
有されており、成人1日lO〜25錠を数回にわけて服
用する。
29一 実施例2 ■結晶セルロース     8459 ■ステアリン酸マグネシウム 05g ■カルボキンメチル セルロースカルシウム    5g ■具体例2で得た化合物   log 計     ioo@ 上記の処方に従って■、■および■の一部を均一に混合
し、圧縮成型した後、粉砕し、■および■の残量を加え
て混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠200■の錠剤
を得た。
この錠剤−錠には、具体例2で得た化合物20trrg
が含有されており、成人1日10〜25錠を数回にわけ
て服用する。
実施例3 ■結晶セルロース     49.!M■10%ヒドロ
キシプロピル セルロースエタノール溶液 35g ■カルボキシメヂル セルロースカルシウム   5g ■ステアリン酸マグネンウム 05g ■具体例3で得た化合物   109 計     1009 上記の処方に従って■、■および■を均一に混合し、常
法によりねっ和し、押し出し造粒機により造粒し、乾燥
・解砕した後、■および■を混合し、打錠機にて圧縮成
型して一錠20011gの錠剤を得た。
この錠剤−錠には、具体例3で得た化合物20mgが含
有されており、成人1日10〜25錠を数回にわ(′I
て服用する。
■コーンスターチ     345g ■ステアリン酸マグネシウム 50y ■カルボキンメチル セルロースカルシウム   5g ■軽質無水ケイ酸      0.511■具体例4で
得た化合物   10g 計     1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、圧縮成型機
にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒剤
を得た。
この顆粒剤1gには、具体例4で得た化合物100π9
が含有されており、成人1日2〜5gを数回にわけて服
用する。
32一 実施例5 ■結晶セルロース      55g ■10%ヒドロキソプロピル セルロースエタノール溶液35g ■具体例5て得た化合物   10g 計     100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、ねつ和した
。押し出し造粒機に上り造粒後、乾燥し、篩別して顆粒
剤を得た。
この顆粒剤1gには、具体例5で得た化合物100 f
f@が含有されており、成人1日2〜59を数回にわけ
て服用する。
実施例6 ■コーンスターチ     89.51?■軽質無水ケ
イ酸      0.5g■具体例−6で得た化合物 
  10g計     100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、200 f
fgを2号カプセルに充填した。
このカプセル剤1カプセルには、具体例6て得−33〜 た化合物2(119が含有されており、成人1日10〜
25カプセルを数回にイっけて服用する。
実施例7 ■大豆油           5g ■注射用蒸留水      89.59■大豆リン脂質
       259 ■グリセリン         2g ■具体例7で得た化合物    19 全量       100g 上記の処方に従って■を■および■に溶解し、これに■
と■の溶液を加えて乳化し、注射剤を得た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I (式中、Aはルチノースである。) で表される化合物を有効成分とするリポキシゲナーゼ阻
    害剤。
  2. (2)下記式II ▲数式、化学式、表等があります▼II (式中、R_1およびR_2はそれぞれ異なって水素原
    子、グルコースまたはグルクロン酸を示す。)で表され
    る化合物を有効成分とするリポキシゲナーゼ阻害剤。
  3. (3)下記式III ▲数式、化学式、表等があります▼III (式中、R_3は水素原子またはメチル基を示す。)で
    表される化合物を有効成分とするリポキシゲナーゼ阻害
    剤。
  4. (4)下記式IV ▲数式、化学式、表等があります▼IV (式中、R_4は水素原子またはメチル基を示す。)で
    表される化合物を有効成分とするリポキシゲナーゼ阻害
    剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005132792A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Univ Kinki 抗掻痒剤
JP2005272362A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Meiji Seika Kaisha Ltd 抗炎症活性を有する新規ロスマリン酸誘導体
KR100679291B1 (ko) * 2005-06-30 2007-02-05 박정휘 Hgd­sj­101 생약 복합제 추출물을 포함하는 동맥경화예방 및 치료용 조성물
JP2009024023A (ja) * 2008-09-11 2009-02-05 Oriza Yuka Kk リポキシゲナーゼ阻害剤

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