JPH04201772A - 車両のアンチスキッドブレーキ装置 - Google Patents
車両のアンチスキッドブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH04201772A JPH04201772A JP2338326A JP33832690A JPH04201772A JP H04201772 A JPH04201772 A JP H04201772A JP 2338326 A JP2338326 A JP 2338326A JP 33832690 A JP33832690 A JP 33832690A JP H04201772 A JPH04201772 A JP H04201772A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- wheel
- wheel speed
- control
- road surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 11
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract description 6
- 238000004088 simulation Methods 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 24
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 19
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 10
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 3
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/50—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition having means for controlling the rate at which pressure is reapplied to or released from the brake
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/172—Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/176—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
- B60T8/1763—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS responsive to the coefficient of friction between the wheels and the ground surface
- B60T8/17636—Microprocessor-based systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2210/00—Detection or estimation of road or environment conditions; Detection or estimation of road shapes
- B60T2210/10—Detection or estimation of road conditions
- B60T2210/12—Friction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2250/00—Monitoring, detecting, estimating vehicle conditions
- B60T2250/04—Vehicle reference speed; Vehicle body speed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、車両の制動時における過大な制動力を抑制
するアンチスキッドブレーキ装置、特に車輪速センサに
よって検出された車輪速に基づいてブレーキ油圧を周期
的に増減制御するようにした車両のアンチスキッドブレ
ーキ装置に関する。
するアンチスキッドブレーキ装置、特に車輪速センサに
よって検出された車輪速に基づいてブレーキ油圧を周期
的に増減制御するようにした車両のアンチスキッドブレ
ーキ装置に関する。
(従来の技術)
車両のブレーキシステムには、制動時における車輪のロ
ックないしスキッド状態の発生の防止を目的としたアン
チスキッドブレーキ装置が装備されることがある。この
種のアンチスキッドブレーキ装置は、基本的には、例え
ば特公昭57−4544号公報に開示されているように
、ブレーキ油圧系統に制動圧を調整する電磁制御弁を装
備すると共に、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ
と、該センサによって検出された車輪速から車輪のロッ
クの発生を検知したときに過大な制動力を抑制させるよ
うに上記電磁制御弁を作動させるコントロールユニット
を有する構成とされる。つまり、上記コントロールユニ
ットは、例えば車輪速センサによって検出された車輪速
に基づいて車輪加減速度を算出する共に、同じく車輪速
に基づいて算出した当該車両の疑似車体速と該車輪速と
からスリ・ツブ率を算出して、車輪減速度が所定の減速
度より小さくなるか、あるいは上記スリップ率が所定量
に達したときに上記電磁制御弁を減圧制御して制動圧を
低下させる一方、制動圧の低下によって解放された車輪
の回転速度が増大し、車輪加速度が所定の加速度に達し
たときには上記制御弁を増圧制御して制動圧を増大させ
る。そして、このような一連の制動圧の制御(以下、A
BS制御という)を、例えば車両が停止するまで繰り返
して行わせるようになっている。このようなアンチスキ
ッドブレーキ装置を採用することにより、急制動時にお
ける車輪のロックないしスキッド状態が防止されて、当
該車両を方向安定性を失わせずに短い制動距離で停止さ
せることが可能となる。
ックないしスキッド状態の発生の防止を目的としたアン
チスキッドブレーキ装置が装備されることがある。この
種のアンチスキッドブレーキ装置は、基本的には、例え
ば特公昭57−4544号公報に開示されているように
、ブレーキ油圧系統に制動圧を調整する電磁制御弁を装
備すると共に、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ
と、該センサによって検出された車輪速から車輪のロッ
クの発生を検知したときに過大な制動力を抑制させるよ
うに上記電磁制御弁を作動させるコントロールユニット
を有する構成とされる。つまり、上記コントロールユニ
ットは、例えば車輪速センサによって検出された車輪速
に基づいて車輪加減速度を算出する共に、同じく車輪速
に基づいて算出した当該車両の疑似車体速と該車輪速と
からスリ・ツブ率を算出して、車輪減速度が所定の減速
度より小さくなるか、あるいは上記スリップ率が所定量
に達したときに上記電磁制御弁を減圧制御して制動圧を
低下させる一方、制動圧の低下によって解放された車輪
の回転速度が増大し、車輪加速度が所定の加速度に達し
たときには上記制御弁を増圧制御して制動圧を増大させ
る。そして、このような一連の制動圧の制御(以下、A
BS制御という)を、例えば車両が停止するまで繰り返
して行わせるようになっている。このようなアンチスキ
ッドブレーキ装置を採用することにより、急制動時にお
ける車輪のロックないしスキッド状態が防止されて、当
該車両を方向安定性を失わせずに短い制動距離で停止さ
せることが可能となる。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、この種のアンチスキッドブレーキ装置におい
て車輪速の計測用に用いられる車輪速センサは、単位時
間あたりの車輪回転角を検出することにより車輪の回転
速度を計測するようになっている。この種の車輪速セン
サは、車輪の回転速度が遅くなるほど検出精度が悪化す
る特性を有し、このため低速時、特に停止直前における
極低速状態における車体速を正確に推定できず、最悪の
場合には通常のブレーキとして作用する可能性がある。
て車輪速の計測用に用いられる車輪速センサは、単位時
間あたりの車輪回転角を検出することにより車輪の回転
速度を計測するようになっている。この種の車輪速セン
サは、車輪の回転速度が遅くなるほど検出精度が悪化す
る特性を有し、このため低速時、特に停止直前における
極低速状態における車体速を正確に推定できず、最悪の
場合には通常のブレーキとして作用する可能性がある。
このような問題に対しては、車輪速センサによって検出
される車輪速が所定値まで低下した時点でABS制御を
停止することが考えられる。この場合、路面摩擦係数が
大きい通常路面においては、車輪の路面に対するグリッ
プ力が大きいので、ブレーキ油圧系統にブレーキペダル
の踏込力に応じた制動圧がダイレクトに作用しても車輪
がロックないしスキッド状態になることはなく、当該車
両を安定して停止させることができる。
される車輪速が所定値まで低下した時点でABS制御を
停止することが考えられる。この場合、路面摩擦係数が
大きい通常路面においては、車輪の路面に対するグリッ
プ力が大きいので、ブレーキ油圧系統にブレーキペダル
の踏込力に応じた制動圧がダイレクトに作用しても車輪
がロックないしスキッド状態になることはなく、当該車
両を安定して停止させることができる。
しかし、アイスバーンのように路面摩擦係数が小さい低
摩擦路面においては、車輪の路面に対するグリップ力が
不足するので、制動圧の急上昇によって車輪にロックな
いしスキッド状態が発生しやすく、車体が不安定になる
おそれがある。
摩擦路面においては、車輪の路面に対するグリップ力が
不足するので、制動圧の急上昇によって車輪にロックな
いしスキッド状態が発生しやすく、車体が不安定になる
おそれがある。
そこで、この発明は、アンチスキッドブレーキ装置にお
ける上記の問題にかんがみて、路面摩擦係数にかかわり
なく車両を安定して停止させるようにすることを目的と
する。
ける上記の問題にかんがみて、路面摩擦係数にかかわり
なく車両を安定して停止させるようにすることを目的と
する。
(課題を解決するための手段)
すなわち、この発明に係る車両のアンチスキッドブレー
キ装置は、車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と
、制動圧を調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出手
段によって検出された車輪速に基づいて上記油圧調整手
段を作動させる制御手段とを備えた構成において、上記
車輪速検出手段によって検出された車輪速に基づいて当
該車両の疑似車体速を算出する疑似車体速算出手段と、
同じく車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定する路面摩
擦係数推定手段と、疑似車体速もしくは車輪速が所定値
より小さいときに、上記推定手段により推定される路面
摩擦係数が小さいほど上記制動圧の増圧速度が小さくな
るように上記油圧調整手段を作動させる第2制御手段と
を設けたことを特徴とする。
キ装置は、車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と
、制動圧を調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出手
段によって検出された車輪速に基づいて上記油圧調整手
段を作動させる制御手段とを備えた構成において、上記
車輪速検出手段によって検出された車輪速に基づいて当
該車両の疑似車体速を算出する疑似車体速算出手段と、
同じく車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定する路面摩
擦係数推定手段と、疑似車体速もしくは車輪速が所定値
より小さいときに、上記推定手段により推定される路面
摩擦係数が小さいほど上記制動圧の増圧速度が小さくな
るように上記油圧調整手段を作動させる第2制御手段と
を設けたことを特徴とする。
(作 用)
上記の構成によれば、制御手段が上記車輪速検出手段に
よって検出される車輪速に基づいて油圧調整手段を制御
するので、当該車両の車速か車輪にロックないしスキッ
ド状態を生じさせることなく速やかに低下することにな
る。そして、車輪速が所定値より小さいか、あるいは該
車輪速から求められる疑似車体速が所定値よりも小さい
ときには、上記第2制御手段が推定路面摩擦係数が小さ
いほど増圧速度が遅(なるように油圧調整手段を増圧制
御する。これにより、車輪速検出手段の検出精度が低い
低速時における制御性の低下が回避されることになる。
よって検出される車輪速に基づいて油圧調整手段を制御
するので、当該車両の車速か車輪にロックないしスキッ
ド状態を生じさせることなく速やかに低下することにな
る。そして、車輪速が所定値より小さいか、あるいは該
車輪速から求められる疑似車体速が所定値よりも小さい
ときには、上記第2制御手段が推定路面摩擦係数が小さ
いほど増圧速度が遅(なるように油圧調整手段を増圧制
御する。これにより、車輪速検出手段の検出精度が低い
低速時における制御性の低下が回避されることになる。
しかも、その際には、制動圧の増大速度が推定路面摩擦
係数が小さいほど遅くなるように制御されるので、アイ
スバーンのような低摩擦路面においては制動圧の急上昇
が回避されて、当該車両を車輪にロックないしスキッド
状態を発生させることなく安定して停止させることがで
きる。
係数が小さいほど遅くなるように制御されるので、アイ
スバーンのような低摩擦路面においては制動圧の急上昇
が回避されて、当該車両を車輪にロックないしスキッド
状態を発生させることなく安定して停止させることがで
きる。
一方、路面摩擦係数が大きい通常路面においては、制動
圧が速やかに上昇することから、当該車両を確実に停止
させることができる。
圧が速やかに上昇することから、当該車両を確実に停止
させることができる。
(実 施 例)
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図に示すように、この実施例に係る車両は、左右の
前輪1.2が従動輪、左右の後輪3,4が駆動輪とされ
、エンジン5の出力トルクが自動変速機6からプロペラ
シャフト7、差動装置8および左右の駆動軸9.10を
介して左右の後輪3.4に伝達されるようになっている
。
前輪1.2が従動輪、左右の後輪3,4が駆動輪とされ
、エンジン5の出力トルクが自動変速機6からプロペラ
シャフト7、差動装置8および左右の駆動軸9.10を
介して左右の後輪3.4に伝達されるようになっている
。
そして、上記各車輪1〜4には、これらの車輪1〜4と
一体的に回転するディスク1la−14aと、制動圧の
供給を受けて、これらのディスクlla〜14aの回転
を制動するキャリパ1lb−14bなどで構成されるブ
レーキ装置11−14がそれぞれ備えられていると共に
、これらのブレーキ装置11−14を制動操作させるブ
レーキ制御システム15が設けられている。
一体的に回転するディスク1la−14aと、制動圧の
供給を受けて、これらのディスクlla〜14aの回転
を制動するキャリパ1lb−14bなどで構成されるブ
レーキ装置11−14がそれぞれ備えられていると共に
、これらのブレーキ装置11−14を制動操作させるブ
レーキ制御システム15が設けられている。
このブレーキ制御システム15は、運転者によるブレー
キペダル16の踏込力を増大させる倍力装置17と、こ
の倍力装置17によって増大された踏込力に応じた制動
圧を発生させるマスターシリンダ18とを有する。そし
て、このマスターシリンダ18から導かれた前輪用制動
圧供給ライン19が2経路に分岐されて、これらの前輪
用分岐制動圧ライン19a、19bが左右の前輪1.2
におけるブレーキ装置11.12のキャリパlla、1
2aにそれぞれ接続されていると共に、左前輪1のブレ
ーキ装置111L iじる一方の前輪用分岐制動圧ライ
ン19aには、電磁式の開閉弁20aと、同じ(電磁式
のリリーフ弁20bとからなる第1バルブユニツト20
が設置され、また右前輪2のブレーキ装置12に通じる
他方の前輪用分岐制動圧ライン19bにも、上記第1バ
ルフユニツト20と同様に、電磁式の開閉弁21aと、
同じく電磁式のリリーフ弁21bとからなる第2バルブ
ユニツト21が設置されている。
キペダル16の踏込力を増大させる倍力装置17と、こ
の倍力装置17によって増大された踏込力に応じた制動
圧を発生させるマスターシリンダ18とを有する。そし
て、このマスターシリンダ18から導かれた前輪用制動
圧供給ライン19が2経路に分岐されて、これらの前輪
用分岐制動圧ライン19a、19bが左右の前輪1.2
におけるブレーキ装置11.12のキャリパlla、1
2aにそれぞれ接続されていると共に、左前輪1のブレ
ーキ装置111L iじる一方の前輪用分岐制動圧ライ
ン19aには、電磁式の開閉弁20aと、同じ(電磁式
のリリーフ弁20bとからなる第1バルブユニツト20
が設置され、また右前輪2のブレーキ装置12に通じる
他方の前輪用分岐制動圧ライン19bにも、上記第1バ
ルフユニツト20と同様に、電磁式の開閉弁21aと、
同じく電磁式のリリーフ弁21bとからなる第2バルブ
ユニツト21が設置されている。
一方、上記マスターシリンダ18から導かれた後輪用制
動圧供給ライン22には、上記第1、第2バルブユニッ
ト20.21と同様に、電磁式の開閉弁23aと、同じ
く電磁式のリリーフ弁23bとからなる第3バルブユニ
ツト23が設置されていると共に、この後輪用制動圧供
給ライン22は、上記第3バルブユニツト23の下流側
で2経路に分岐されて、これらの後輪用分岐制動圧ライ
ン22a、22bが左右の後輪3,4におけるブレーキ
装置13.14のキャリパ13b。
動圧供給ライン22には、上記第1、第2バルブユニッ
ト20.21と同様に、電磁式の開閉弁23aと、同じ
く電磁式のリリーフ弁23bとからなる第3バルブユニ
ツト23が設置されていると共に、この後輪用制動圧供
給ライン22は、上記第3バルブユニツト23の下流側
で2経路に分岐されて、これらの後輪用分岐制動圧ライ
ン22a、22bが左右の後輪3,4におけるブレーキ
装置13.14のキャリパ13b。
14bにそれぞれ接続されている。すなわち、本実施例
におけるブレーキ制御システム15は、上記第1/(ル
ブユニット20の作動によつて左前輪lにおけるブレー
キ装置11の制動圧を可変制御する第1チヤンネルと、
第2バルブユニツト21の作動によって右前輪2におけ
るブレーキ装置12の制動圧を可変制御する第2チヤン
ネルと、第3バルブユニツト23の作動によって左右の
後輪3.4における両ブレーキ装置13.14の制動圧
を可変制御する第3チヤンネルとが設けられて、これら
第1〜第3チヤンネルが互いに独立して制御されるよう
になっている。
におけるブレーキ制御システム15は、上記第1/(ル
ブユニット20の作動によつて左前輪lにおけるブレー
キ装置11の制動圧を可変制御する第1チヤンネルと、
第2バルブユニツト21の作動によって右前輪2におけ
るブレーキ装置12の制動圧を可変制御する第2チヤン
ネルと、第3バルブユニツト23の作動によって左右の
後輪3.4における両ブレーキ装置13.14の制動圧
を可変制御する第3チヤンネルとが設けられて、これら
第1〜第3チヤンネルが互いに独立して制御されるよう
になっている。
そして、上記ブレーキ制御システム15には上記第1〜
第3チヤンネルを制御するコントロールユニット24が
備えられ、このコントロールユニット24は、ブレーキ
ペダル16の0N10FFを検出するブレーキスイッチ
25からのブレーキ信号と、各車輪の回転速度をそれぞ
れ検出する車輪速センサ26〜29からの車輪速信号と
を入力し、これらの信号に応じた制動圧制御信号を第1
〜第3バルブユニツト20.21.23にそれぞれ出力
することにより、左右の前輪1.2および後輪3.4の
スリップに対する制動制御、すなわちABS制御を第1
〜第3チヤンネルごとに並行して行うようになっている
。すなわち、コントロールユニット24は、上記各車輪
速センサ26〜29からの車輪速信号が示す車輪速に基
づいて上記第1〜第3バルブユニツト20,21.23
における開閉弁20a、21a、23aとリリーフ弁2
0b。
第3チヤンネルを制御するコントロールユニット24が
備えられ、このコントロールユニット24は、ブレーキ
ペダル16の0N10FFを検出するブレーキスイッチ
25からのブレーキ信号と、各車輪の回転速度をそれぞ
れ検出する車輪速センサ26〜29からの車輪速信号と
を入力し、これらの信号に応じた制動圧制御信号を第1
〜第3バルブユニツト20.21.23にそれぞれ出力
することにより、左右の前輪1.2および後輪3.4の
スリップに対する制動制御、すなわちABS制御を第1
〜第3チヤンネルごとに並行して行うようになっている
。すなわち、コントロールユニット24は、上記各車輪
速センサ26〜29からの車輪速信号が示す車輪速に基
づいて上記第1〜第3バルブユニツト20,21.23
における開閉弁20a、21a、23aとリリーフ弁2
0b。
21b、23bとをそれぞれデユーティ制御によって開
閉制御することにより、スリップの状態に応じた制動圧
で前輪1.2および後輪3,4に制動力を付与するよう
になっている。なお、第1〜第3バルブユニット20,
21.23における各リリーフ弁20b、21b。
閉制御することにより、スリップの状態に応じた制動圧
で前輪1.2および後輪3,4に制動力を付与するよう
になっている。なお、第1〜第3バルブユニット20,
21.23における各リリーフ弁20b、21b。
23bから排出されたブレーキオイルは、図示しないド
レンラインを介して上記マスターシリンダ18のリザー
バタンク18aに戻されるようになっている。
レンラインを介して上記マスターシリンダ18のリザー
バタンク18aに戻されるようになっている。
そして、ABS非制御状態においては、上記コントロー
ルユニット24からは制動圧制御信号が出力されず、し
たがって図示のように第1〜第3バルブユニット20,
21,231.:おケルIJ IJ −7弁20b、2
1b。
ルユニット24からは制動圧制御信号が出力されず、し
たがって図示のように第1〜第3バルブユニット20,
21,231.:おケルIJ IJ −7弁20b、2
1b。
23bがそれぞれ閉保持され、かつ各ユニット2o。
21.23の開閉弁20a、21a、23aがそれぞれ
開保持されることになって、ブレーキペダル16の踏込
力に応じてマスターシリンダ18で発生した制動圧が、
前輪用制動圧供給ライン19および後輪用制動圧供給ラ
イン22を介して左右の前輪1.2および後輪3゜4に
おけるブレーキ装置11−14に対して供給され、これ
らの制動圧に応じた制動力が前輪1.2および後輪3.
4に対してダイレクトに付与されることになる。
開保持されることになって、ブレーキペダル16の踏込
力に応じてマスターシリンダ18で発生した制動圧が、
前輪用制動圧供給ライン19および後輪用制動圧供給ラ
イン22を介して左右の前輪1.2および後輪3゜4に
おけるブレーキ装置11−14に対して供給され、これ
らの制動圧に応じた制動力が前輪1.2および後輪3.
4に対してダイレクトに付与されることになる。
次に、上記コントロールユニット24が行うブレーキ制
御の概略を説明する。
御の概略を説明する。
すなわち、コントロールユニット24は、上記センサ2
6〜29からの信号が示す車輪速に基づいて各車輪ごと
の加速度および減速度をそれぞれ算出する。ここで、加
速度ないし減速度の算出方法を説明すると、コントロー
ルユニット24は、車輪速の前回値に対する今回値の差
分をサンプリング周期△t(例えば7+ws)で除算し
た上で、その結果を重力加速度に換算した値を今回の加
速度ないし減速度として更新する。
6〜29からの信号が示す車輪速に基づいて各車輪ごと
の加速度および減速度をそれぞれ算出する。ここで、加
速度ないし減速度の算出方法を説明すると、コントロー
ルユニット24は、車輪速の前回値に対する今回値の差
分をサンプリング周期△t(例えば7+ws)で除算し
た上で、その結果を重力加速度に換算した値を今回の加
速度ないし減速度として更新する。
また、コントロールユニット24は所定の悪路判定処理
を実行して、走行路面が悪路か否かを判定する。この悪
路判定処理は、例えば次のように実行される。つまり、
コントロールユニット24は、例えば後輪3.4の減速
度ないし加速度が一定時間内に所定の上限値もしくは下
限値を超えた回数が設定値以内ならば悪路フラグF、を
0に維持すると共に、加速度および減速度を示す値が、
一定時間内に上記上限値および下限値を超えた回数が設
定値以上ならば走行路面が悪路であると判定して悪路フ
ラグFよを1にセットする。
を実行して、走行路面が悪路か否かを判定する。この悪
路判定処理は、例えば次のように実行される。つまり、
コントロールユニット24は、例えば後輪3.4の減速
度ないし加速度が一定時間内に所定の上限値もしくは下
限値を超えた回数が設定値以内ならば悪路フラグF、を
0に維持すると共に、加速度および減速度を示す値が、
一定時間内に上記上限値および下限値を超えた回数が設
定値以上ならば走行路面が悪路であると判定して悪路フ
ラグFよを1にセットする。
そして、コントロールユニット24は、上記第3チヤン
ネル用の車輪速および加減速度を代表させる後輪3,4
を選択する。本実施例においては、スリップ時における
後輪3.4の両車輪速センサ28゜29の検出誤差を考
慮して両車輪速のうちの小さいほうの車輪速が後輪車輪
速として選択され、また該車輪速から求めた加速度およ
び減速度が後輪減速度および後輪加速度として選択され
ることになる。
ネル用の車輪速および加減速度を代表させる後輪3,4
を選択する。本実施例においては、スリップ時における
後輪3.4の両車輪速センサ28゜29の検出誤差を考
慮して両車輪速のうちの小さいほうの車輪速が後輪車輪
速として選択され、また該車輪速から求めた加速度およ
び減速度が後輪減速度および後輪加速度として選択され
ることになる。
さらに、コントロールユニット24は、上記各チャンネ
ルごとの路面摩擦係数を推定すると共に、それと平行し
て当該車両の疑似車体速を算出する。
ルごとの路面摩擦係数を推定すると共に、それと平行し
て当該車両の疑似車体速を算出する。
コントロールユニット24は、上記車輪速センサ2B、
29からの信号から求めた後輪車輪速および上記各車輪
速センサ26,27からの信号が示す左右の各前輪1,
2の車輪速と疑似車体速とから第1〜第3チヤンネルに
ついてのスリップ率をそれぞれ算出するのであるが、そ
の場合に、次の関係式、スリップ率=(車輪速/疑似車
体速)X100を用いてスリップ率が算出される。つま
り、疑似車体速に対する車輪速の偏差が大きくなるほど
スリップ率が小さ(なって、当該車輪のスリップ傾向が
大きくなる。
29からの信号から求めた後輪車輪速および上記各車輪
速センサ26,27からの信号が示す左右の各前輪1,
2の車輪速と疑似車体速とから第1〜第3チヤンネルに
ついてのスリップ率をそれぞれ算出するのであるが、そ
の場合に、次の関係式、スリップ率=(車輪速/疑似車
体速)X100を用いてスリップ率が算出される。つま
り、疑似車体速に対する車輪速の偏差が大きくなるほど
スリップ率が小さ(なって、当該車輪のスリップ傾向が
大きくなる。
続いて、コントロールユニット24は上記第1〜第3チ
ヤンネルの制御に用いる各種の制御閾値を設定する。
ヤンネルの制御に用いる各種の制御閾値を設定する。
ここで、制御閾値の設定処理の概略について説明すると
、この制御閾値の設定処理は例えば次のようにして行わ
れる。すなわち、コントロールユニット24は、予め車
速域と路面摩擦係数とに応じて設定した各種の制御閾値
から、摩擦係数値と疑似車体速とに対応する制御閾値を
選択すると共に、これらの制御閾値を上記悪路判定処理
の判定結果などに応じて補正する。ここで、制御閾値と
しては、例えばABS非制御状態を示すフェーズ0がら
増圧後の保持状態を示すフェーズ■への移行判定用の0
−2減速度閾値馬、増圧状態を示すフェーズIから上記
フェーズ■への移行判定用の1−2減速度閾値B12、
上記フェーズ■から減圧状態を示すフェーズ■への移行
判定用の2−3減速度閾値馬、このフェーズ■から減圧
後の保持状態を示すフェーズ■への移行判定用の3−5
減速度閾値〜、フェーズVからフェーズ■への増圧判定
用の5−1スリツプ率閾値賑、制御開始直後の第1サイ
クル用の初期スリップ率閾値B1などが、車速域と路面
摩擦係数とに応じてそれぞれ設定されている。この場合
、制動力に大きく影響する減速度閾値は、路面摩擦係数
が大きいときのブレーキ性能と、路面摩擦係数が小さい
ときの制御応答性とを高水準で両立させるために、摩擦
係数値のレベルが小さくなるほど、つまり路面摩擦係数
が小さくなるほどOGに近づ(ように設定されている。
、この制御閾値の設定処理は例えば次のようにして行わ
れる。すなわち、コントロールユニット24は、予め車
速域と路面摩擦係数とに応じて設定した各種の制御閾値
から、摩擦係数値と疑似車体速とに対応する制御閾値を
選択すると共に、これらの制御閾値を上記悪路判定処理
の判定結果などに応じて補正する。ここで、制御閾値と
しては、例えばABS非制御状態を示すフェーズ0がら
増圧後の保持状態を示すフェーズ■への移行判定用の0
−2減速度閾値馬、増圧状態を示すフェーズIから上記
フェーズ■への移行判定用の1−2減速度閾値B12、
上記フェーズ■から減圧状態を示すフェーズ■への移行
判定用の2−3減速度閾値馬、このフェーズ■から減圧
後の保持状態を示すフェーズ■への移行判定用の3−5
減速度閾値〜、フェーズVからフェーズ■への増圧判定
用の5−1スリツプ率閾値賑、制御開始直後の第1サイ
クル用の初期スリップ率閾値B1などが、車速域と路面
摩擦係数とに応じてそれぞれ設定されている。この場合
、制動力に大きく影響する減速度閾値は、路面摩擦係数
が大きいときのブレーキ性能と、路面摩擦係数が小さい
ときの制御応答性とを高水準で両立させるために、摩擦
係数値のレベルが小さくなるほど、つまり路面摩擦係数
が小さくなるほどOGに近づ(ように設定されている。
また、第2、第3チヤンネルについても、同様にして制
御閾値が設定される。
御閾値が設定される。
そして、コントロールユニット24は、各チャンネルご
とのロック判定処理と、上記第1〜第3バルブユニツト
20,21.23に対する制御量を規定するためのフェ
ーズ決定処理と、カスケード判定処理とを行うようにな
っている。
とのロック判定処理と、上記第1〜第3バルブユニツト
20,21.23に対する制御量を規定するためのフェ
ーズ決定処理と、カスケード判定処理とを行うようにな
っている。
ここで、上記ロック判定処理について説明すると、概路
次のようなものとなる。例えば左前輪用の第1チヤンネ
ルに対するロック判定処理においては、コントロールユ
ニット24は、まず第1チヤンネル用の継続フラグF(
r、4+の今回値を前回値としてセットした上で、次に
疑似車体速v、lと車輪速W、とが所定の条件(例えば
、V < 5KO1/ H,W+ < 7.5Km/H
)を満足するか否かを判定し、これらの条件を満足する
ときに継続フラグFO)+111およびロックフラグF
LKK+をそれぞれOにリセットする一方、満足してい
なければロックフラグFI、1.に、が1にセットされ
ているか否かを判定する。ロックフラグFい、が1にセ
ットされていなければ、所定の条件のとき(例えば疑似
車体速vRが車輪速Wlより大きいとき)にロックフラ
グFto+o iこ1をセットする。
次のようなものとなる。例えば左前輪用の第1チヤンネ
ルに対するロック判定処理においては、コントロールユ
ニット24は、まず第1チヤンネル用の継続フラグF(
r、4+の今回値を前回値としてセットした上で、次に
疑似車体速v、lと車輪速W、とが所定の条件(例えば
、V < 5KO1/ H,W+ < 7.5Km/H
)を満足するか否かを判定し、これらの条件を満足する
ときに継続フラグFO)+111およびロックフラグF
LKK+をそれぞれOにリセットする一方、満足してい
なければロックフラグFI、1.に、が1にセットされ
ているか否かを判定する。ロックフラグFい、が1にセ
ットされていなければ、所定の条件のとき(例えば疑似
車体速vRが車輪速Wlより大きいとき)にロックフラ
グFto+o iこ1をセットする。
一方、コントロールユニット24は、ロックフラグFu
Xlが1にセットされていると判定したときには、例え
ば第1チヤンネルのフェーズ値P、がフェーズVを示す
5にセットされ、かつスリップ率Sl が90%より
大きいときに継続フラグF0冒こlをセットする。
Xlが1にセットされていると判定したときには、例え
ば第1チヤンネルのフェーズ値P、がフェーズVを示す
5にセットされ、かつスリップ率Sl が90%より
大きいときに継続フラグF0冒こlをセットする。
なお、第2、第3チヤンネルに対しても同様にしてロッ
ク判定処理が行われる。
ク判定処理が行われる。
また、上記フェーズ決定処理の概略を説明すると、コン
トロールユニット24は、当該車両の運転状態に応じて
設定したそれぞれの制御閾値と、車輪加減速度やスリッ
プ率との比較によって、ABS非制御状態を示すフェー
ズ0、ABS制御時における増圧状態を示すフェーズI
、増圧後の保持状態を示すフェーズ■、減圧状態を示す
フェーズ■、急減圧状態を示すフェーズ■および減圧後
の保持状態を示すフェーズVを選択するようになってい
る。
トロールユニット24は、当該車両の運転状態に応じて
設定したそれぞれの制御閾値と、車輪加減速度やスリッ
プ率との比較によって、ABS非制御状態を示すフェー
ズ0、ABS制御時における増圧状態を示すフェーズI
、増圧後の保持状態を示すフェーズ■、減圧状態を示す
フェーズ■、急減圧状態を示すフェーズ■および減圧後
の保持状態を示すフェーズVを選択するようになってい
る。
さらに、上記カスケード判定処理は、特にアイスバーン
のような低摩擦路面においては、小さな制動圧でも車輪
がロックしやすいことから、車輪のロック状態が短時間
に連続して発生するカスケードロック状態を判定するも
のであり、カスケードロックの生じやすい所定の条件を
満たしたときにカスケードフラグFCAjが1にセット
されるようになっている。
のような低摩擦路面においては、小さな制動圧でも車輪
がロックしやすいことから、車輪のロック状態が短時間
に連続して発生するカスケードロック状態を判定するも
のであり、カスケードロックの生じやすい所定の条件を
満たしたときにカスケードフラグFCAjが1にセット
されるようになっている。
そして、コントロールユニット24は、各チャンネルご
とに設定されたフェーズ値に応じた制御量を設定した上
で、その制御量に従った制動圧制御信号を第1〜第3バ
ルブユニット20,21.23に対してそれぞれ出力す
る。これにより、第1〜第3バルブユニット20,21
.23の下流側における前輪用分岐制動圧ライン19a
、19bおよび後輪用分岐制動圧ライン22a、22b
の制動圧が、増圧あるいは減圧したり、増圧もしくは減
圧後の圧力レベルに保持されたりする。
とに設定されたフェーズ値に応じた制御量を設定した上
で、その制御量に従った制動圧制御信号を第1〜第3バ
ルブユニット20,21.23に対してそれぞれ出力す
る。これにより、第1〜第3バルブユニット20,21
.23の下流側における前輪用分岐制動圧ライン19a
、19bおよび後輪用分岐制動圧ライン22a、22b
の制動圧が、増圧あるいは減圧したり、増圧もしくは減
圧後の圧力レベルに保持されたりする。
上記路面摩擦係数の推定処理は、第1チヤンネルについ
ては例えば第2図のフローチャートに従って次のように
行われる。
ては例えば第2図のフローチャートに従って次のように
行われる。
すなわち、コントロールユニット24はステップS1で
各種データを読み込んだ上で、ステップ& でABSフ
ラグFA、が1にセットされているか否かを判定する。
各種データを読み込んだ上で、ステップ& でABSフ
ラグFA、が1にセットされているか否かを判定する。
つまり、ABS制御中かどうか判定するのである。この
ABSフラグF、は、例えば上記第1〜第3チヤンネル
のロックフラグFux+ 、 Fuy+a 、 F’u
xsのどれかが1にセットされたときに1にセットされ
、またブレーキスイッチ25がONからOFF状態に切
り変わったときなどには0にリセットされるようになっ
ている。そして、コントロールユニット24は、ABS
フラフラ、がlにセットされていないと判定したときに
は、ステップ&に進んで摩擦係数値MU、とじて高摩擦
路面を示す3をセットする。
ABSフラグF、は、例えば上記第1〜第3チヤンネル
のロックフラグFux+ 、 Fuy+a 、 F’u
xsのどれかが1にセットされたときに1にセットされ
、またブレーキスイッチ25がONからOFF状態に切
り変わったときなどには0にリセットされるようになっ
ている。そして、コントロールユニット24は、ABS
フラフラ、がlにセットされていないと判定したときに
は、ステップ&に進んで摩擦係数値MU、とじて高摩擦
路面を示す3をセットする。
また、コントロールユニット24は、上記ステップ&に
おいてABSフラフラ、が1にセットされていると判定
したとき、すなわちABS制御中と判定したときには、
ステップ&に進んで前サイクル中の減速度DW、が一2
0Gより小さいか否かを判定すると共に、YESと判定
したときにはステップへに進んで同じ(前サイクル中の
加速度AW、がIOGより大きいか否かを判定した上で
、NOと判定したときにステップ&を実行して摩擦係数
値MU、として低摩擦路面を示す1をセットする。
おいてABSフラフラ、が1にセットされていると判定
したとき、すなわちABS制御中と判定したときには、
ステップ&に進んで前サイクル中の減速度DW、が一2
0Gより小さいか否かを判定すると共に、YESと判定
したときにはステップへに進んで同じ(前サイクル中の
加速度AW、がIOGより大きいか否かを判定した上で
、NOと判定したときにステップ&を実行して摩擦係数
値MU、として低摩擦路面を示す1をセットする。
、一方、コントロールユニット24は、上記ステップ&
において車輪減速度DW、が一20Gより小さ(ない
と判定したときには、ステップ&をスキップしてステッ
プ&に移り、車輪加速度AW、が20Gより大きいか否
かを判定し、YESと判定したときにはステップ&を実
行して摩擦係数値MU、として3をセットする一方、N
oと判定したときにはステップ& を実行して摩擦係数
値MU、として中摩擦路面を示す2をセットする。
において車輪減速度DW、が一20Gより小さ(ない
と判定したときには、ステップ&をスキップしてステッ
プ&に移り、車輪加速度AW、が20Gより大きいか否
かを判定し、YESと判定したときにはステップ&を実
行して摩擦係数値MU、として3をセットする一方、N
oと判定したときにはステップ& を実行して摩擦係数
値MU、として中摩擦路面を示す2をセットする。
一方、上記疑似車体速の算出処理は、具体的には第3図
のフローチャートに従って次のように行われる。
のフローチャートに従って次のように行われる。
すなわち、コントロールユニット24は、ステップT1
で各種データを読み込んだ上で、ステップT。
で各種データを読み込んだ上で、ステップT。
で上記センサ26〜29からの信号が示す車輪速W1〜
W4の中から最高車輪速W、、xを決定すると共に、ス
テップT、で該車輪速W1のサンプリング周期△tあた
りの車輪速変化量△WMxを算出する。
W4の中から最高車輪速W、、xを決定すると共に、ス
テップT、で該車輪速W1のサンプリング周期△tあた
りの車輪速変化量△WMxを算出する。
次いで、コントロールユニット24は、ステップT4を
実行して第4図に示すマツプから摩擦係数値MUに対応
する車体速補正値Cv、lを読み出すと共に、ステップ
T、でこの車体速補正値Cv、lより上記車輪速変化量
Δ−が小さいか否かを判定する。そして、車輪速変化量
△WMxが上記車体速補正値Cv、Iより小さいと判定
したときには、ステップT、を実行して疑似車体速vR
の前回値から上記車体速補正値Cv、lを減算した値を
今回値に置き換える。したがって、疑似車体速もが上記
車体速補正値CvIIに応じた所定の勾配で減少するこ
とになる。
実行して第4図に示すマツプから摩擦係数値MUに対応
する車体速補正値Cv、lを読み出すと共に、ステップ
T、でこの車体速補正値Cv、lより上記車輪速変化量
Δ−が小さいか否かを判定する。そして、車輪速変化量
△WMxが上記車体速補正値Cv、Iより小さいと判定
したときには、ステップT、を実行して疑似車体速vR
の前回値から上記車体速補正値Cv、lを減算した値を
今回値に置き換える。したがって、疑似車体速もが上記
車体速補正値CvIIに応じた所定の勾配で減少するこ
とになる。
一方、コントロールユニット24は、上記ステップT、
において車輪速変化量△W、、が車体速補正値らより大
きいと判定したとき、すなわち上記最高車輪速WkIx
が過大な変化を示したときには、ステップT、に移って
疑似車体速vIlから最高車輪速w、Ixを減算した値
が所定値■。より大きいか否かを判定する。つまり、最
高車輪速W、lxと疑似車体速vllとの間に大きな開
きがないかどうかを判定するのである。そして、大きな
開きがないときには、上記ステップT、を実行して疑似
車体速vRの前回値から上記車体速補正値C,を減算し
た値を今回値に置き換える。
において車輪速変化量△W、、が車体速補正値らより大
きいと判定したとき、すなわち上記最高車輪速WkIx
が過大な変化を示したときには、ステップT、に移って
疑似車体速vIlから最高車輪速w、Ixを減算した値
が所定値■。より大きいか否かを判定する。つまり、最
高車輪速W、lxと疑似車体速vllとの間に大きな開
きがないかどうかを判定するのである。そして、大きな
開きがないときには、上記ステップT、を実行して疑似
車体速vRの前回値から上記車体速補正値C,を減算し
た値を今回値に置き換える。
また、コントロールユニット24は、最高車輪速WIa
と疑似車体速■5との間に大きな開きが生じたときには
、ステップT、を実行して最高車輪速w&lxを疑似車
体速v、lに置き換える。
と疑似車体速■5との間に大きな開きが生じたときには
、ステップT、を実行して最高車輪速w&lxを疑似車
体速v、lに置き換える。
このようにして、当該車両の疑似車体速vRが各車輪速
W1〜W、に応じてサンプリング周期△tごとに更新さ
れてい(。
W1〜W、に応じてサンプリング周期△tごとに更新さ
れてい(。
そして、本発明の特−微部分である制動圧の制御処理は
、例えば第1チヤンネルについては第5図のフローチャ
ートに従ったものとなる。
、例えば第1チヤンネルについては第5図のフローチャ
ートに従ったものとなる。
すなわち、コントロールユニット24は、ステップU1
で各種データを読み込んだ上で、ステップU2を実行し
てABSフラフラ工の値が1にセットされているか否か
を判定する。YESと判定したときにはステップU、で
疑似車体速VRが5Km/Hより小さいか否かを判定し
、YESと判定したときにはステップU4に進んで車輪
速W1が2.5Km/Hより小さいか否かを判定する。
で各種データを読み込んだ上で、ステップU2を実行し
てABSフラフラ工の値が1にセットされているか否か
を判定する。YESと判定したときにはステップU、で
疑似車体速VRが5Km/Hより小さいか否かを判定し
、YESと判定したときにはステップU4に進んで車輪
速W1が2.5Km/Hより小さいか否かを判定する。
車輪速W1が上記条件を満足すると判定したときには、
ステップU、に進んで摩擦係数値M U+の値が高摩擦
路面を示す3にセットされているか否かを判定し、No
と判定したときにはステップU、を実行して緩増圧制御
量を設定すると共に、ステップU7で上記判定時より所
定時間(例えば、500膳s)が経過したか否かを判定
し、経過していればステップU8を実行して上記緩増圧
制御量に基づく増圧制御を停止する。
ステップU、に進んで摩擦係数値M U+の値が高摩擦
路面を示す3にセットされているか否かを判定し、No
と判定したときにはステップU、を実行して緩増圧制御
量を設定すると共に、ステップU7で上記判定時より所
定時間(例えば、500膳s)が経過したか否かを判定
し、経過していればステップU8を実行して上記緩増圧
制御量に基づく増圧制御を停止する。
一方、コントロールユニット24は、上記ステップU5
において摩擦係数値MU、の値が3にセットされている
と判定したときには、ステップU、を実行して上記緩増
圧制御量より大きい通常増圧制御量を設定する。
において摩擦係数値MU、の値が3にセットされている
と判定したときには、ステップU、を実行して上記緩増
圧制御量より大きい通常増圧制御量を設定する。
なお、コントロールユニットは、上記ステップU、 、
U、においてそれぞれNoと判定したときには、ステ
ップU1゜に移って通常のABS制御を実行する。
U、においてそれぞれNoと判定したときには、ステ
ップU1゜に移って通常のABS制御を実行する。
なお、第2.第3チヤンネルについても同様にして制動
圧の制御処理が行われることになる。
圧の制御処理が行われることになる。
次に、第1チーンネルに対するABS制御を例に本実施
例の作用を説明する。
例の作用を説明する。
すなわち、減速時のABS非制御状態において、ブレー
キペダル16の踏込操作によってマスターシリンダ18
で発生した制動圧が徐々に増圧し、例えば第6図(c)
に示すように、左前輪lの車輪速W。
キペダル16の踏込操作によってマスターシリンダ18
で発生した制動圧が徐々に増圧し、例えば第6図(c)
に示すように、左前輪lの車輪速W。
の変化量、すなわち車輪減速度DW、が一3Gに達した
ときには、同図(a)に示すように、第1チヤンネルに
おけるロックフラグF(1M+が1にセットされ、当該
時刻−からABS制御に移行することになる。
ときには、同図(a)に示すように、第1チヤンネルに
おけるロックフラグF(1M+が1にセットされ、当該
時刻−からABS制御に移行することになる。
この制御開始直後の第1サイクルにおいては、上記した
ように摩擦係数値MU、は高摩擦路面を示す3にセット
されていることから、コントロールユニット24は、高
摩擦路面に対応した各種の制御閾値を設定することにな
る。
ように摩擦係数値MU、は高摩擦路面を示す3にセット
されていることから、コントロールユニット24は、高
摩擦路面に対応した各種の制御閾値を設定することにな
る。
そして、コントロールユニット24は、上記車輪速W1
から算出したスリップ率S1、減速度D MA、加速度
AW、と上記各種の制御閾値とを比較する。この場合、
初期スリップ率閾値aが例えば90%にセットされてい
るとすると、スリップ率S1が96%を示スときには、
コントロールユニット24は、同図(d)に示すように
、フェーズ値P1を0から2に変更する。したがって、
制動圧は、同図(e)に示すように、増圧直後のレベル
で維持されることになる。そして、例えば上記スリップ
率S1が90%より低下したときには、コントロールユ
ニット24はフェーズ値P1を2から3に変更する。こ
れにより、第1バルブユニツト20のリリーフ弁20b
が所定のデユーティ率に従って0N10FFすることに
なって、同図(e)に示すように、当該時刻−から制動
圧が所定の勾配で従って減少することになって制動力が
徐々に低下すると共に、それに伴って前輪lの回転力が
回復し始める。
から算出したスリップ率S1、減速度D MA、加速度
AW、と上記各種の制御閾値とを比較する。この場合、
初期スリップ率閾値aが例えば90%にセットされてい
るとすると、スリップ率S1が96%を示スときには、
コントロールユニット24は、同図(d)に示すように
、フェーズ値P1を0から2に変更する。したがって、
制動圧は、同図(e)に示すように、増圧直後のレベル
で維持されることになる。そして、例えば上記スリップ
率S1が90%より低下したときには、コントロールユ
ニット24はフェーズ値P1を2から3に変更する。こ
れにより、第1バルブユニツト20のリリーフ弁20b
が所定のデユーティ率に従って0N10FFすることに
なって、同図(e)に示すように、当該時刻−から制動
圧が所定の勾配で従って減少することになって制動力が
徐々に低下すると共に、それに伴って前輪lの回転力が
回復し始める。
さらに制動圧の減圧が続いて前輪1の車輪速W1から求
めた減速度DW、および加速度AW、がそれぞれ0にな
ったときには、コントロールユニット24はフェーズ値
P1を3から5に変更する。したがって、同図(e)に
示すように、当該時刻−から制動圧が減圧後のレベルで
維持されることになる。
めた減速度DW、および加速度AW、がそれぞれ0にな
ったときには、コントロールユニット24はフェーズ値
P1を3から5に変更する。したがって、同図(e)に
示すように、当該時刻−から制動圧が減圧後のレベルで
維持されることになる。
そして、フェーズVの状態が続いてスリップ率S1が9
0%を超えたときには、コントロールユニット24は、
同図(b)に示すように、継続フラグFalllを1に
セットする。これにより、第1チヤンネルにおけるAB
S制御は、当該時刻−から第2サイクルに移行すること
になる。その場合に、コントロールユニット24は、フ
ェーズ値P1を強制的に1に変更するようになっている
。
0%を超えたときには、コントロールユニット24は、
同図(b)に示すように、継続フラグFalllを1に
セットする。これにより、第1チヤンネルにおけるAB
S制御は、当該時刻−から第2サイクルに移行すること
になる。その場合に、コントロールユニット24は、フ
ェーズ値P1を強制的に1に変更するようになっている
。
そして、このフェーズIへの移行直後には、第1バルブ
ユニツト20の開閉弁20bが、第1サイクルにおける
フェーズVの持続時間に基づいて設定された初期急増圧
時間Tnに応じて100%のデユーティ率で開閉される
ことになって、同図(e)に示すように、制動圧が急勾
配で増圧されることになる。また、初期急増圧時間Tn
が終了してからは、上記開閉弁20aが所定のデユーテ
ィ率に従って0N10FFされることになって、制動圧
が上記勾配よりも緩かな勾配に従って徐々に上昇するこ
とになる。
ユニツト20の開閉弁20bが、第1サイクルにおける
フェーズVの持続時間に基づいて設定された初期急増圧
時間Tnに応じて100%のデユーティ率で開閉される
ことになって、同図(e)に示すように、制動圧が急勾
配で増圧されることになる。また、初期急増圧時間Tn
が終了してからは、上記開閉弁20aが所定のデユーテ
ィ率に従って0N10FFされることになって、制動圧
が上記勾配よりも緩かな勾配に従って徐々に上昇するこ
とになる。
一方、第2サイクル以降においては、第2図のフローチ
ャートに示すように、前サイクルにおける車輪減速度D
W、や車輪加速度AW、などに応じて適切な摩擦係数値
MU、が決定されると共に、これらの摩擦係数値MU、
に応じた制御閾値が選択されることになるので、走行状
態に応じた緻密な制動圧の制御が行われることになる。
ャートに示すように、前サイクルにおける車輪減速度D
W、や車輪加速度AW、などに応じて適切な摩擦係数値
MU、が決定されると共に、これらの摩擦係数値MU、
に応じた制御閾値が選択されることになるので、走行状
態に応じた緻密な制動圧の制御が行われることになる。
そして、コントロールユニット24は、第2サイクルに
おけるフェーズVの状態において、例えばスリップ率S
lが5−1スリツプ率閾値&より太きいと判定したとき
には、フェーズ値P1を1にセットして第3サイクルに
移行する。
おけるフェーズVの状態において、例えばスリップ率S
lが5−1スリツプ率閾値&より太きいと判定したとき
には、フェーズ値P1を1にセットして第3サイクルに
移行する。
そして、第7図(c)に示すように、車輪速W、が2
、5 K m / Hよりも低下し、かつ疑似車体速V
Rも5Km/Hよりも低下したときには、コントロール
ユニット24は、同図(a)、(b)に示すように、第
1チヤンネルにおけるロックフラグF■1および継続フ
ラグFQ)N+をそれぞれOにクリヤする共に、当該時
刻−から終了処理に移行する。
、5 K m / Hよりも低下し、かつ疑似車体速V
Rも5Km/Hよりも低下したときには、コントロール
ユニット24は、同図(a)、(b)に示すように、第
1チヤンネルにおけるロックフラグF■1および継続フ
ラグFQ)N+をそれぞれOにクリヤする共に、当該時
刻−から終了処理に移行する。
その際、摩擦係数値MU、が低摩擦路面を示すlにセッ
トされていたとすると、コントロールユニット24は緩
増圧制御量を設定して、それに応じた制動圧制御信号を
第1バルブユニツト20に出力する(第5図、ステップ
U、 、 U、参照)。これにより、当該時刻−から制
動圧が徐々に増圧することになって、左前輪lのロック
ないしスキッド状態が回避されることになる。そして、
当該車両の停止直前には、上記のような制動圧制御が第
2、第3チヤンネルに対しても同様にして行われること
から、左右の前輪1.2および後輪3.4のロックない
しスキッド状態の発生が防止されて、アイスバーンのよ
うな低摩擦路面においても、当該車両が安定して停止す
ることになる。
トされていたとすると、コントロールユニット24は緩
増圧制御量を設定して、それに応じた制動圧制御信号を
第1バルブユニツト20に出力する(第5図、ステップ
U、 、 U、参照)。これにより、当該時刻−から制
動圧が徐々に増圧することになって、左前輪lのロック
ないしスキッド状態が回避されることになる。そして、
当該車両の停止直前には、上記のような制動圧制御が第
2、第3チヤンネルに対しても同様にして行われること
から、左右の前輪1.2および後輪3.4のロックない
しスキッド状態の発生が防止されて、アイスバーンのよ
うな低摩擦路面においても、当該車両が安定して停止す
ることになる。
一方、上記時刻−において、摩擦係数値MU、が高摩擦
路面を示す3にセットされていたとすると、コントロー
ルユニット24は通常増圧制御量を設定して、それに応
じた制動圧制御信号を第1バルブユニツト20に対して
出力する。したがって、第7図の鎖線で示すように、制
動圧が上記の場合よりも速やかに上昇することになって
、当該車両が確実に停止することになる。
路面を示す3にセットされていたとすると、コントロー
ルユニット24は通常増圧制御量を設定して、それに応
じた制動圧制御信号を第1バルブユニツト20に対して
出力する。したがって、第7図の鎖線で示すように、制
動圧が上記の場合よりも速やかに上昇することになって
、当該車両が確実に停止することになる。
(発明の効果)
以上のように本発明に係る車両のアンチスキッドブレー
キ装置によれば、車輪速検出手段によって検出される車
輪速が所定値より小さいか、あるいは車輪速から求めら
れる疑似車体速が所定値より小さいときには、推定路面
摩擦係数が小さいほど増圧速度が遅くなるように油圧調
整手段が制御されることになるので、車輪速の検出精度
が低い低速時における制御性の低下が回避されることに
なる。しかも、その際には、制動圧の増大速度が推定路
面摩擦係数が小さいほど遅くなるように制御されること
になるので、アイスバーンのような低摩擦路面において
は制動圧の急上昇が回避されて、当該車両を車輪にロッ
クないしスキッド状態を発生させることなく安定して停
止させることができる共に、路面摩擦係数が大きい通常
路面においては制動圧が速やかに上昇することになって
、当該車両を確実に停止させることができるなど、路面
状態にかかわらず良好な停止性能を得ることができる。
キ装置によれば、車輪速検出手段によって検出される車
輪速が所定値より小さいか、あるいは車輪速から求めら
れる疑似車体速が所定値より小さいときには、推定路面
摩擦係数が小さいほど増圧速度が遅くなるように油圧調
整手段が制御されることになるので、車輪速の検出精度
が低い低速時における制御性の低下が回避されることに
なる。しかも、その際には、制動圧の増大速度が推定路
面摩擦係数が小さいほど遅くなるように制御されること
になるので、アイスバーンのような低摩擦路面において
は制動圧の急上昇が回避されて、当該車両を車輪にロッ
クないしスキッド状態を発生させることなく安定して停
止させることができる共に、路面摩擦係数が大きい通常
路面においては制動圧が速やかに上昇することになって
、当該車両を確実に停止させることができるなど、路面
状態にかかわらず良好な停止性能を得ることができる。
図面は本発明に係る実施例を示すもので、第1図は本発
明に係るアンチスキッドブレーキ装置が装備された車両
の全体概略構成図、第2図は路面摩擦係数の推定処理を
示すフローチャート図、第3図は疑似車体速の算出処理
を示すフローチャート図、第4図は該算出処理で用いる
マツプの説明図、第5図は制動圧制御処理を示すフロー
チャート図、第6゜第7図は本実施例の作用を示すタイ
ムチャート図である。 1.2・・・前輪、3,4・・・後輪、20,21.2
3・・・バルブユニット(油圧調整手段)、24・・・
コントロールユニット(制御手段、疑似車体速算出手段
、路面摩擦係数推定手段、第2制御手段)、26〜29
・・・車輪速センサ(車輪速検出手段)。
明に係るアンチスキッドブレーキ装置が装備された車両
の全体概略構成図、第2図は路面摩擦係数の推定処理を
示すフローチャート図、第3図は疑似車体速の算出処理
を示すフローチャート図、第4図は該算出処理で用いる
マツプの説明図、第5図は制動圧制御処理を示すフロー
チャート図、第6゜第7図は本実施例の作用を示すタイ
ムチャート図である。 1.2・・・前輪、3,4・・・後輪、20,21.2
3・・・バルブユニット(油圧調整手段)、24・・・
コントロールユニット(制御手段、疑似車体速算出手段
、路面摩擦係数推定手段、第2制御手段)、26〜29
・・・車輪速センサ(車輪速検出手段)。
Claims (1)
- (1)車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、制
動圧を調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出手段に
よって検出された車輪速に基づいて上記油圧調整手段を
作動させる制御手段とが備えられた車両のアンチスキッ
ドブレーキ装置であって、上記車輪速検出手段によって
検出された車輪速に基づいて当該車両の疑似車体速を算
出する疑似車体速算出手段と、同じく車輪速に基づいて
路面摩擦係数を推定する路面摩擦係数推定手段と、疑似
車体速もしくは車輪速が所定値より小さいときに、上記
推定手段により推定される路面摩擦係数が小さいほど上
記制動圧の増圧速度が小さくなるように上記油圧調整手
段を作動させる第2制御手段とが設けられていることを
特徴とする車両のアンチスキッドブレーキ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2338326A JPH04201772A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 |
US07/796,601 US5171070A (en) | 1990-11-30 | 1991-11-22 | Antiskid brake system for vehicle |
EP91120591A EP0488405B1 (en) | 1990-11-30 | 1991-11-29 | Antiskid brake system for vehicle |
DE69107420T DE69107420T2 (de) | 1990-11-30 | 1991-11-29 | Blockiergeschütztes Bremssystem für Kraftfahrzeuge. |
KR1019910021724A KR960007037B1 (ko) | 1990-11-30 | 1991-11-29 | 차량의 앤티스키드브레이크장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2338326A JPH04201772A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04201772A true JPH04201772A (ja) | 1992-07-22 |
Family
ID=18317091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2338326A Pending JPH04201772A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5171070A (ja) |
EP (1) | EP0488405B1 (ja) |
JP (1) | JPH04201772A (ja) |
KR (1) | KR960007037B1 (ja) |
DE (1) | DE69107420T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5413405A (en) * | 1993-04-12 | 1995-05-09 | Mazda Motor Corporation | Antiskid brake system for vehicle |
US5816670A (en) * | 1995-12-05 | 1998-10-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle brake control device |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05221302A (ja) * | 1992-02-17 | 1993-08-31 | Mazda Motor Corp | 車両のスリップ制御装置 |
JP3214169B2 (ja) * | 1993-07-23 | 2001-10-02 | 日産自動車株式会社 | 差動制限トルク制御装置 |
JP3346057B2 (ja) * | 1994-10-20 | 2002-11-18 | アイシン精機株式会社 | 四輪駆動車のアンチスキッド制御装置 |
DE19522135A1 (de) * | 1995-06-19 | 1997-01-02 | Bosch Gmbh Robert | Antiblockierregelsystem |
JP3735903B2 (ja) * | 1995-09-19 | 2006-01-18 | アイシン精機株式会社 | 電動車両のアンチスキッド制御装置 |
JPH0995228A (ja) * | 1995-09-29 | 1997-04-08 | Mazda Motor Corp | 車両の制動力制御装置 |
DE19545012B4 (de) | 1995-12-02 | 2005-09-01 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Verfahren zur Verbesserung des Regelverhaltens eines ABS |
US6089681A (en) * | 1997-01-21 | 2000-07-18 | Denso Corporation | Antiskid control apparatus |
US6241325B1 (en) * | 1997-10-14 | 2001-06-05 | The Boeing Company | Low-speed antiskid control for multigain hydraulic valve brake system |
SE511441C3 (sv) * | 1997-11-07 | 1999-11-22 | Volvo Lastvagnar Ab | Bromsmomentreglering foer fordon |
EP1167143B1 (de) * | 2000-06-30 | 2010-12-01 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung einer Panikbremsung |
JP4043936B2 (ja) * | 2002-12-20 | 2008-02-06 | 本田技研工業株式会社 | 車両用アンチロック制御装置 |
EP1791738B1 (de) * | 2004-09-24 | 2010-12-29 | Continental Teves AG & Co. oHG | Verfahren und vorrichtung zum unterstützen eines bremsensystems bei verminderter wirksamkeit |
JP4934185B2 (ja) * | 2009-10-30 | 2012-05-16 | 本田技研工業株式会社 | 車両のスキッド検知装置 |
KR102322251B1 (ko) * | 2015-11-13 | 2021-11-04 | 현대자동차 주식회사 | 차량의 브레이크 제어 장치 및 그 방법 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2460904C2 (de) * | 1974-12-21 | 1987-03-19 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Antiblockierregelsystem |
GB1573195A (en) * | 1976-09-03 | 1980-08-20 | Dunlop Ltd | Vehicle antiskid systems |
US4164360A (en) * | 1977-11-21 | 1979-08-14 | Texas Instruments Incorporated | Control circuit having adaptive turn-off feature for a vehicle skid control system |
JPS5653943A (en) * | 1979-10-09 | 1981-05-13 | Nissan Motor Co Ltd | Antiskid controller |
JPS574544A (en) * | 1980-06-10 | 1982-01-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Detecting element for combustible and manufacture thereof |
GB2135745B (en) * | 1983-02-26 | 1987-01-07 | Bosch Gmbh Robert | Circuit for controlling the brake pressure in anti-lock vehicle brake systems |
JPH0678059B2 (ja) * | 1985-11-20 | 1994-10-05 | トキコ株式会社 | アンチスキツド制御装置 |
JPS62166152A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-22 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用アンチスキツド装置 |
JPS62218260A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-25 | Fujitsu Ltd | アンチスキッド制御処理方式 |
US4807941A (en) * | 1986-06-19 | 1989-02-28 | Nippondenso Co., Ltd. | Anti-skid control system |
JPS6338072A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-18 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車用液圧式制動装置の制動液圧制御方法 |
JPS63305065A (ja) * | 1987-06-04 | 1988-12-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車輪速度制御装置 |
DE3731075A1 (de) * | 1987-09-16 | 1989-03-30 | Bosch Gmbh Robert | Bremsschlupfregler |
JP2670784B2 (ja) * | 1987-12-04 | 1997-10-29 | 曙ブレーキ工業株式会社 | アンチロックブレーキ制御装置 |
JP2704623B2 (ja) * | 1988-02-12 | 1998-01-26 | 曙ブレーキ工業株式会社 | アンチロック制御方法 |
JP2756498B2 (ja) * | 1988-06-10 | 1998-05-25 | 本田技研工業株式会社 | 車両の制動油圧制御方法 |
JP2660851B2 (ja) * | 1988-09-08 | 1997-10-08 | 株式会社曙ブレーキ中央技術研究所 | 車両のアンチロック制御方法 |
JP2688948B2 (ja) * | 1988-10-26 | 1997-12-10 | 株式会社曙ブレーキ中央技術研究所 | 車両のアンチロック制御方法 |
US4986611A (en) * | 1989-02-20 | 1991-01-22 | Nippondenso Co., Ltd. | Anti-lock brake control system for use in motor vehicle |
JP2902409B2 (ja) * | 1989-05-23 | 1999-06-07 | 株式会社デンソー | アンチスキッド制御装置 |
JPH02310162A (ja) * | 1989-05-24 | 1990-12-25 | Mitsubishi Electric Corp | アンチスキッド制御装置 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2338326A patent/JPH04201772A/ja active Pending
-
1991
- 1991-11-22 US US07/796,601 patent/US5171070A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-11-29 EP EP91120591A patent/EP0488405B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-29 KR KR1019910021724A patent/KR960007037B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-11-29 DE DE69107420T patent/DE69107420T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5413405A (en) * | 1993-04-12 | 1995-05-09 | Mazda Motor Corporation | Antiskid brake system for vehicle |
US5816670A (en) * | 1995-12-05 | 1998-10-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle brake control device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0488405A1 (en) | 1992-06-03 |
KR920009656A (ko) | 1992-06-25 |
DE69107420T2 (de) | 1995-06-22 |
DE69107420D1 (de) | 1995-03-23 |
KR960007037B1 (ko) | 1996-05-27 |
US5171070A (en) | 1992-12-15 |
EP0488405B1 (en) | 1995-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4993050B2 (ja) | 車両の制御方法および装置 | |
JPH04201772A (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3352497B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
US8007054B2 (en) | Vehicle brake hydraulic pressure control apparatus | |
JP3353846B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3235751B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
KR101372348B1 (ko) | 차량의 제동 제어 장치 및 그 제어 방법 | |
KR20110060241A (ko) | 노면 판단 방법 | |
JP3001651B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JPH05262219A (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3040497B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3157192B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
JP3157191B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
JPH058713A (ja) | 車両のスリツプ制御装置 | |
JPH04183665A (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3031999B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3352498B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3153546B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3405738B2 (ja) | 車両のスリップ制御装置 | |
JP3153545B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3378870B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JP3696259B2 (ja) | 制動力制御装置 | |
JP3029865B2 (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JPH04201774A (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 | |
JPH04197864A (ja) | 車両のアンチスキッドブレーキ装置 |