JPH0420114B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 管クランプ装置ないしアセンブリは代表的には
硬質管及び管継手の据付及び結合の為に使用さ
れ、特に下水、衛生施設、及び家庭内給排水配管
用の鋳鉄管の為に使用される。管クランプアセン
ブリは管端部或いは継手端部を、整合して流体封
止する様締付ける。管クランプアセンブリは大き
さや寸法の異なる鋳鉄管、塩化ビニル樹脂管或い
は鉄管に用いることができる。多様な管クランプ
アセンブリが提案されて来た。そして特に、フア
ーガソンの米国特許第4101151号に開示された管
クランプアセンブリは管の外径の多少の変動を許
容する単純で、製造容易で、効果的なクランプア
センブリである。

前記フアーガソンの特許の管クランプアセンブ
リは、結合すべき管或いは継手の端部に円周状に
巻付けることができる一定長さの、可撓性の、代
表的には薄板金のクランプバンドと、管或いは継
手端部と前記クランプバンドとの間に配置されて
管または継手端の間の接合部に重畳してこれらを
継ぐ様にした、圧縮性の円周状の封止ガスケツト
とを有する。代表的には、封止ガスケツトはバン
ドクランプの隆起した中央部に密に嵌合し、クラ
ンプ位置の封止ガスケツトの動きを防止する他
の、外方に隆起した中央部分によつて随意的に特
徴付けられる。同様に封止ガスケツトは一般に内
側に最少限複数の隆起した、全体に平行な封止ビ
ードを管或いは継手接合部の両側に有する。それ
によつて封止ビードはクランプアセンブリがクラ
ンプ位置にある時管或いは継手の外表面に封止的
に係合しうる。更に、封止ガスケツトは、管或い
は継手の衝合縁が係合するように一般に中央に配
置された内方延長フラツプ或いは封止ビードを有
し、これが封止ガスケツトを更に固定し、管或い
は継手の衝合縁に対する封止を行う。クランプア
センブリはまた下側の封止ガスケツトを圧縮して
流体封止を行う様、クランプバンドを締付ける手
段を有する。代表的に、クランプ手段は、クラン
プバンド外側の両側に螺子式に可動な一対の平ら
なバンドストラツプを有する。

米国特許第4380348号にはフアーガンの特許の
管クランプアセンブリの更なる改良が開示されて
いる。前記特許は同様の封止ガスケツトを使用し
ているが、同時にクランプバンドが縁沿い上方且
つ反対側に延長する部分を有し、該延長部はクラ
ンプ位置での封止ガスケツトの所望されざる外方
への動きを防止する為に、下側の管或いは継手方
向に延長することをも開示する。

クランプアセンブリ中で外径の異る管或いは継
手の端部を結合する場合に（これは配管作業に於
て外径の異る、そして銅、PVC、鉄、鋳鉄その
他の如く、材料の異る管或いは継手の結合に於て
普通に起ることである）、特別に一部片として一
体成形された封止ガスケツトであつて、その一方
側或いは他方側の端の内径が他方の端の内径とは
異なる様に選ばれ、一方外径はガスケツトがクラ
ンプバンドの下方に配置出来るように実質的に同
じであるように選ばれた封止ガスケツトを用いる
のが常であつた。クランプアセンブンリと共に使
用する為の、特別に成形した一体型の異径管継手
が２×１ 1/2インチ（５×3.8センチ）或いは４
×３インチ（10×7.6センチ）の様な普通管用異
径管継手として用意された。即ち、一部片として
一体成形された継手は一端が２或いは４インチ
（５或いは10センチ）で他端が１ 1/2或いは３イ
ンチ（3.8或いは7.6センチ）であり、それによつ
て異る大きさの管或いは管継手のクランプバンド
中での係合が可能となる。比較的薄い内表面（即
ち大径の端部）及び比較的大きい内面（即ち小径
の端部）が、一対の隔置した隆起したビードを有
し、それが封止ガスケツトの如く、異る直径の結
合すべき管或いは管継手の外表面の封止を行う。
前述の如く、特別に一部片として一体成形した異
径管ガスケツトは効果的であるが、それらは特定
の異なる管或いは継手端部に合う様特別に成形し
なくてはならない為、高価である。更に、その様
に成形したガスケツトを用いる配管ではガスケツ
トに互換性が無い為、多くの在庫を要する問題が
ある。この様な一部片成形された特別のガスケツ
トは、例えば米国ミシガン州の継手−密封材の製
造会社フエルンコ（Fernco）及び米国カリフオ
ルニア州のミツシヨンクレイプロダクツカンパニ
ー（Mission Clay Products Co）によつて、前
述の米国特許中の封止ガスケツトの交換用ガスケ
ツトとして売出されている。

圧力管システムの為のゴム製管継手もまた周知
である。ここでは管は外部、即ち外径部に溝付け
され、ゴム製継手内部の溝が管の外側の溝に嵌合
する。その様な管継手は管の小径化を目的とする
のでは無く、管の外表面と外側の外部ハウジング
との間の高圧封止を提供する為のものであり、代
表的に加圧水スプリンクラーシステムに使用され
る。その様な高圧管継手はビクトリック継手とし
て知られ、それらは米国ペンシルバニア州のビク
トリツクカンパニー（Victaulic Co）によつて
売出されている。

着脱自在で、取替え自在で、且つ簡単で製造及
び組立ての単純な、そして一部片型の特別成形さ
れた高価な管ガスケツトの有する問題の無い、管
クランプ装置ないしアセンブリの提供が望まれ
る。

発明の目的 本発明は異径管継手を有する改良管クランプア
センブリ、かかる異径管継手を用いた継手構造、
及びかかる改良管クランプアセンブリの使用方法
に関する。

発明の構成 本発明は、管或いは管継手の端部の特に管径の
異るものを結合し、相互クランプ状とする為の改
良クランプ装置ないしアセンブリを包含する。ク
ランプアセンブリは従来技術であるフアーガソン
及びスワルツ製クランプアセンブリを用いる一つ
の具体例に使用しうる。一方、ここに説明する異
径管継手は、円周状クランプの下側に封止ガスケ
ツトを用いる従来技術の他のクランプアセンブリ
にもまた用いうる。この場合、封止ガスケツトは
異径管継手の外表面と封止ガスケツトの内表面と
の間の封止を可能とする為の内部構造を持ち、或
いは持つ様改変されても良い。

本発明のクランプアセンブリは、共に結合すべ
き管或いは継手の衝合し合う端部に沿い且つそれ
らの周囲に配置されるように該端部の周りを取囲
むことができる、可撓性の、一定の円周を有する
クランプバンドを含んでいる。クランプアセンブ
リはさらにクランブバンドの下に配置された高分
子物質、代表的にはゴム弾性型の円周方向に延び
た薄厚封止ガスケツトを有する。薄厚封止ガスケ
ツトは、管継手又は管端部の外径が全体として同
じである場合、結合すべき二つの管端部或いは管
継手の外表面に嵌合する様な内表面及び外表面及
び直径を有する。薄厚封止ガスケツトは全体的に
継手或いは管端部の間の接合部を中心にして覆う
様に配置する。継手或いは管端部が衝合し合う様
配置されるとき、封止ガスケツトの内表面は管端
部或いは継手の外表面に対して外部封止を提供す
る或る手段を一般的に包含すべきであり、通常は
その上部に一対或いは二対、或いはそれ以上の対
の、ほぼ平行に隔置され且つ円周方向に伸びる隆
起した封止ビードを包含する。封止ガスケツトが
二対の封止ビードを有する時は、通常それぞれの
封止ビードの一対は封止すべき継手或いは管端部
の接合部或いは衝合し合う端部の一方の側に配置
され、そして他の一対が他方の側に配置される。
封止スピードは、ガスケツトの周りの金属製クラ
ンプバンドによつて、共にクランプすべき管或い
は継手の外表面に対する外周部での封止を提供す
る様にされている。

クランプアセンブリはまた一般的に、封止ガス
ケツトの周りを被い且つこれに対して摺動しうる
様に配置される金属製クランプバンドの締付けを
可能とする手段をも含む。このようなクランプバ
ンドを締付ける手段は、しばしば、上被する締付
けられたクランプバンドが下側の封止ガスケツト
を所定位置に保つ様に、一般に最小限その一対が
継手或いは管端部の接合部の各側に螺込締付出来
る様にして配置される、一対又は二対の平らな金
属製クランプバンドを有する。所望であれば、ク
ランプバンドは、土管或いは汚水管の様に管径が
変化しがちである時、密嵌めを可能とする様、フ
アーガソンの特許の如く、その周囲に複数のほぼ
等間隔の縁部スリツトを備える。更に、金属製ク
ランプバンドは下側の封止ガスケツトの爾後の動
きを防止する為、スワルツの特許の如く、クラン
プすべき管の外表面方向に下降して延長する周縁
を持ちうる。金属製クランプバンドは、所望であ
ればスワルツ及びフアーガソンの特許の如く、隆
起中央部を有し、一方下側の封止ガスケツトも隆
起中央部を有しうる。しかしながら、これは必須
的では無く、他のタイプの全体に平らな、波形又
は他の特長のあるクランプバンドを使用しうる。

本発明の改良クランプアセンブリは、その内部
に高分子物質、代表的にゴム弾性的な異径円管継
手を有し、これが直径の異る管或いは継手端部の
間の継合をもたらす。異径管継手は一般に、クラ
ンプアセンブリの一方或いは他方側で、且つ封止
ガスケツト内部で使用されるが、所望であれば、
本発明の異径管継手を両側に使用する事が出来
る。異径管継手はチユーブ状で、内径表面及び外
径表面を有する。外径は異径管継手を用いるクラ
ンプアセンブリ中の封止ガスケツトの内径と実質
的に同じであるべきである。異径管継手の内径は
封止ガスケツトの内径より小さく、異径管継手の
内径表面に接触する封止すべき管或いは継手端部
の小さい方の直径に基いて選ばれる。異径管継手
の軸方向の長さは封止ガスケツトの軸方向の長さ
より短く、一般的に封止ガスケツトの半分以下で
あるので、クランプアセンブリの一方側のみに嵌
るのである。

異径管継手の外表面は、それが封止ガスケツト
の内表面へ嵌合して異径管継手の外表面と封止ガ
スケツトの内表面との間の封止を形成するように
構成されており、その結果、異径管継手が封止ガ
スケツトの一方或いは他方の端部に取付ける時、
その位置に簡単にスナツプ嵌めまたは嵌着でき、
且つ簡単に取外しできる。フアーガソン及びスワ
ルツの特許の標準的封止ガスケツトに使用される
異径管継手は、一般にその外表面に、封止ガスケ
ツトの内表面上の隆起した封止ビードにスナツプ
掛で取はずし自在に係合する最小限一対の溝を有
し、それらの表面間を密封するようになつてい
る。かくして、管端部或いは管接合部のそれぞれ
の側に一対或いは二対の封止ビードを有する封止
ガスケツトでは、これに対応する異径管継手の外
表面は、異径管継手の表面が簡単に位置決めされ
所定位置に固定されるように、ガスケツト内表面
の全体に半球状に隆起した封止ビードにスナツプ
嵌めしうる半球状の溝を有する。異径管継手の内
表面は滑らかにして良いが、好ましくは封止すべ
き小径の管端部或いは継手の外表面に対する封止
を形成する或る手段を有し、そして一般的に必ず
しもそうでなくとも良いが、通常封止ガスケツト
内のものと同じ型式の、最少限一対の、時には二
対の、全体に半球型或いは隆起したビードを通常
有し、その結果、クランプバンドの金属性クラン
プバンドの締付けが、小径管或いは継手の外表面
に対する封止をたやすく確立する。従つて、現在
使用される従来技術の封止ガスケツトでは異径管
継手の外表面に係合する手段は、封止ガスケツト
の内径表面の隆起した全体的に平行なビードとス
ナツプ留相互封止的にぴつたりと係合する様に外
表面上に隔置した一対の円周状の、全体に平行
な、内側方向の溝との整合を包含する。

異径管継手は材料の性質上の差異を避ける為の
封止ガスケツトとして一般に高分子弾性型材料、
特にネオプレンの様なゴム弾性材料で構成され、
使用者或いは配管Ｉによつて所定位置に押込まれ
うるように十分な弾力性を有すべきである。次に
異径管継手はその外表面上に、封止ガスケツトの
内表面或いは金属性クランプバンドとさえも相互
封止を形成する為の手段を有し、一方その内表面
は滑らかでよく、或いは好ましくは小径管或いは
継手の外表面との相互封止を形成する為の手段を
含む。異径管継手の厚さは当然選択した特定の管
に必要とされる縮小の度合いに依存する。従来技
術の封止ガスケツトは、代表的には結合すべき管
或いは継手の二つの端部の間で軽いゴム弾性的な
衝合を形成する様に伸び、相互封止を補助するよ
うに、中央に配置された環状リツプエレメントを
用いる。封止ガスケツトがその様な中央に配置さ
れたリツプを持つ以上、所定位置に配置された異
径管継手も前記リツプに当る環状縁を有すること
になる。しかしながら、大幅な縮小を有する継手
端では異径管継手から延びるリツプの使用は必要
ではない。何故なら通常大幅な縮小では、対向す
る管或いは継手端部にはリツプに当る衝合縁が無
いからである。

本発明の改良管クランプアセンブリ及び異径管
継手は、従来技術で用いられるクランプアセンブ
リ及び異径管継手に勝る重要且つ意義深い利益を
提供する。つまり異径管継手は１つの一定成形体
として予め形成されてから標準的封止ガスケツト
中で用いるのである。従つて、異径管継手を一方
及び他方の端部に合う様特別に成形する必要は無
く、縮小管または継手端の部分だけにこれを行え
ば良く、異径管継手を挿入できる通常の封止ガス
ケツト或いは他のガスケツトに使用することもで
きる。

異径管継手は標準縮小厚さ及び直径で製作して
良いが、一つの管或いは継手を更に縮小する時、
或いは特定の一つの異径管継手の入手が不可能で
ある時、所望であれば他の異径管継手の内部にス
ナツプ留して良い。

実施例の説明 第１図は各端部に小径管１２及び大径管２０を
使用する改良管クランプ装置ないし改良管クラン
プアセンブリを例示する。該改良管クランプアセ
ンブリは異径管継手１４、薄厚の封止ガスケツト
１６及び端部３８を有する金属製の上被するクラ
ンプバンド１８より成る。異径管継手１４は、そ
の内面に一対の封止ガスケツト隆起部或は封止ビ
ード２２を有し、外表面に一対の全体的に平行な
円周溝２４とを有する。封止ガスケツト１６はそ
の内面に内周全体に延長する二対の封止ガスケツ
トリツジ或は封止ビード２６を有し、この内の一
対の封止ビードは中央に張り出して配置した中央
リツプ２８の各々の側に於て延長する。封止ガス
ケツト１６は、クランプバンドの中央基部３２の
内部の凹所に嵌合する、外部表面の周りに一般的
に配置された中央隆起リツジ或は中央隆起部分３
０を含む。クランプバンドは使用時に螺子締付が
出来る様なバンドストラツプ３４を両側に有し、
またクランプバンド１８を締付ける際に下側の封
止ガスケツト１６及び異径管継手が圧迫されるよ
うに両側に、全体に縦に同一形状で間隔を置いて
設けた複数のスリツト３６を持つ。

第２図は小径管１２を改良管クランプアセンブ
リ１０の約半分を占める異径管継手１４の一端の
内部で、封止状態に保持している使用状態の改良
管クランプアセンブリの部分拡大断面図である。
この異径管継手１４の一端はガスケツト内部の中
央リツプ２８に延長して衝接し、また異径管継手
の内表面には隆起した封止ビード２２が有り、こ
れが小径管１２の外表面との相互封止を形成す
る。異径管継手１４の外表面上の円周溝２４は、
封止ガスケツト１６の内表面及び異径管継手１４
の外表面が相互に係合するように、封止ガスケツ
ト１６の内表面上の隆起した封止ビード２６上に
スナツプ掛りする様になつている。そして螺子式
平クランプ３４′は大径管２０及び小径管１２を
封止し互いにクランプする所定の位置まで締付け
られている。封止ガスケツト１６の反対側の封止
ビード２６は設計通りに大径管２０の外表面を封
止し、また大径管２０の端部は中央リツプ２８に
衝接する。例示した様に、異径管継手１４及び封
止ガスケツト１６はネオプレンの如きゴム弾性体
で形成されるので異径管継手は封止ガスケツト１
６の半分に押込嵌合されるに十分な弾力性を有す
る。異径管継手１４の内面径は使用する所望の径
の小径管１２に合う様選択する。一方、異径管継
手１４の外径はそれと共に使用すべき封止ガスケ
ツト１６の内径と同じか或いは僅かに小さく作
る。各々の側に一つづつ、計二つの異径管継手を
使用する時は、特定径の異径管継手の一つをどち
らの側にも合う様に換えて封止ガスケツトの設計
値より小さい径の管がどちらの側にも合わせられ
る様にすることが出来る。

第３図は第２図の改良管クランプアセンブリの
断面図で、ここでは異径管継手１４は、円周溝及
び隆起した封止ビード２２によつて他の異径管継
手４２の内部にスナツプ止めされた異径管継手４
４によつて形成されている。これらの異径管継手
４２，４４の組合せは単一の異径管継手１４に代
つて、或いはそのような在庫がない場合に使用し
うる。

第４図は他の改良管クランプアセンブリの断面
図で、ここでは他方の異径管継手４６が第２図の
薄厚の封止ガスケツト１６の他方側上の円周溝及
び隆起した封止ビードによつてスナツプ留めされ
て相互に封止し合う。その結果、改良管クランプ
アセンブリのどちら側にも異径管継手１４及び４
６があるので、薄厚の封止ガスケツト１６の設計
値の直径とは異なる直径の小径管１２及び４８或
いは継手を、改良管クランプアセンブリのそれぞ
れの側に収容する事が出来る。

以上本発明について具体的に説明したが、本発
明の内で多くの変更を為しうることを銘記された
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、異径管継手を使用した本発明の改良
管クランプアセンブリの分解斜視図、第２図は、
クランプ封止位置にある第１図の改良管クランプ
アセンブリの拡大断面図、第３図は、一つの異径
管継手が他の異径管継手の内部で封止関係に係合
している本発明の改良管クランプアセンブリの拡
大断面図、第４図は、異径管継手が管或いは継手
の交差部の両側の封止ガスケツト中にある本発明
の改良管クランプアセンブリの拡大断面図、であ
り、図中主な番号の名称は次の通りである。 １２：小径管、４６，４４，４２，１４：異径
管継手、１６：封止ガスケツト、１８：クランプ
バンド、４８，２０：大径管、２６，２２：封止
ビード、２４：円周溝、２８：リツプ、３０：中
央隆起部分、３４：バンドストラツプ、３６：ス
リツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 継手或いは管端部を接合し互いにクランプし
   合う様にする為のクランプアセンブリにして、 (a) 接合すべき管或いは継手の端部を取巻く為の
   クランプバンドと、 (b) 内表面及び内径と外表面及び外径とを有し、
   継手或いは管端部間の交差部に上被する様、継
   手或いは管端部の周囲且つクランプバンドの下
   側に配置される、高分子物質製の、円周状の薄
   厚の封止ガスケツトにして、その内表面の前記
   交差部の一方側及び他方側に於て、円周状に隆
   起した封止ビード手段を有し、該封止ビード手
   段は共にクランプすべき管或いは継手の外表面
   に対する封止を提供する前記高分子物質製の、
   円周状の薄厚の封止ガスケツトと、 (c) クランプバンドを締付けそれによりクランプ
   バンド下側の前記封止ガスケツトを加圧するた
   めの手段と、 (d) 前記交差部の一方側の封止ガスケツト内に於
   て封止的に係合される高分子物質製の円周状の
   第１の異径管継手にして、外表面及び外径と内
   表面及び内径とを有し、外径が封止ガスケツト
   の内径と実質的に同一であり、内表面上には該
   第１の異径管継手或いは他のもつと小さい異径
   管継手によつて封止さるべき管或いは継手の、
   外径の小さい方の管或いは継手の外表面との相
   互封止を提供するための円周状に隆起した封止
   ビード手段を有し、外表面には前記封止ガスケ
   ツトの隆起した封止ビード手段と着脱自在に相
   互封止的に係合するための円周溝手段を具備す
   る、前記高分子物質製の円周状の第１の異径管
   継手と から構成されそれにより、前記クランプアセンブ
   リ内部での単数或いは複数の異径管継手の選択次
   第で外径の同じ或いは異なる管或いは継手を共に
   封止可能である前記クランプアセンブリ。 ２ 第１の異径管継手の内表面上の隆起した封止
   ビード手段は、封止されるべき管或いは継手の外
   表面に対する封止を為し或いは第１の異径管継手
   の内部に封止的に挿入された第２の異径管継手の
   合致する溝手段内部に封止的に嵌合するための少
   なくとも一対の、隔置した、全体に環状に平行に
   隆起したビードを含んでいる特許請求の範囲第１
   項記載のクランプアセンブリ。 ３ 封止ガスケツトは、環状の、内側方向に短く
   伸延する中央リツプを有し、第１の異径管継手は
   該中央リツプに隣接して配置される特許請求の範
   囲第１項記載のクランプアセンブリ。 ４ 封止ガスケツトは、その外表面上に環状に隆
   起した中央隆起部分を有し、クランプバンドは該
   中央隆起部分を受容しそれを保持するための、環
   状の中央隆起部を具備する特許請求の範囲第１項
   記載のクランプアセンブリ。 ５ 異径管継手及び封止ガスケツトは同一の高分
   子物質から構成される特許請求の範囲第１項記載
   のクランプアセンブリ。 ６ 異径管継手及び封止ガスケツトはゴム弾性的
   な高分子物質を含んでいる特許請求の範囲第１項
   記載のクランプアセンブリ。