JP3014671U - 液体移送管の漏水止め装置 - Google Patents

液体移送管の漏水止め装置

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JP3014671U
JP3014671U JP1995001484U JP148495U JP3014671U JP 3014671 U JP3014671 U JP 3014671U JP 1995001484 U JP1995001484 U JP 1995001484U JP 148495 U JP148495 U JP 148495U JP 3014671 U JP3014671 U JP 3014671U
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皓一 北村
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皓一 北村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体移送管の接続部や漏れ止め部における流
体の抵抗を可能な限り減少させる。 【構成】 弾力性を有する環状の本体10を止め帯15
によって液体移送管の管内周面に押圧し、漏れを止める
装置である。管内周面への密着性を高める変形シール部
12を、本体10の外周面に設けてある複数の突条11
の先端に半径方向外方へ向けて突設し、また本体内周面
を薄肉化して止め帯15を取り付ける凹部13を形成
し、さらに本体内周面を薄肉化して内径の拡大部14を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体移送管の内部に配置され、管内周面に沿って変形可能なように 弾力性を有する材料によって環状に形成された本体を有し、本体外周の全周にわ たって設けてある複数の突条を管内周面に押圧して水密性を得るために、本体内 周に沿って止め帯を取り付けた漏水止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置には実公昭53−44105号、特開昭54−141420号な どがあるが、従来のものは液体移送管の内径とほぼ同径の部材を管内に搬入しな ければならず、しかもそれらは環状で剛体性のものであったため、本出願人はさ きに液体移送管の漏水止めバンドと称する考案を提案し、作業性とシール性の向 上等を図った(実公昭64−6474号他)。
【0003】 出願人の前記考案に係る装置は概して好評である。しかし、長年この種の工事 を実施してきた経験に照らして見ると、従来の漏水止め装置にはいまだ流れに与 える抵抗の大きさなど問題も残っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題とするところは液体移 送管の管内への出っ張りや凹凸変化を極力少なくすることにより管内を流れる流 体の抵抗を可能な限り減少させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、液体移送管の漏水止め装置について、液体 移送管の管内周面に対する密着性を高めるように特に変形容易な変形シール部1 2を各突条11の半径方向外方へ向けて形成し、また本体内周面を薄肉化して止 め帯15を取り付ける凹部13を形成し、さらに本体内周面を薄肉化して内径の 拡大部14を形成するという手段を講じたものである。
【0006】
【実施例】
例示の液体移送管は、上水道に用いられるものであり、例えば内径φ700〜 2400mmの場合はヒューム管が普通である。本考案に係る漏水止め装置は、 液体移送管Aの内径に近い外径と、突き合わされた液体移送管A、Aの双方の端 部にかかる所要の幅(長さ)を持った環状に形成された本体10を有し、その本 体10を管内周面A′に押圧するために本体10の内周に沿って取り付けた止め 帯15を有している。
【0007】 本体10は液体移送管Aの継ぎめやひび割れ箇所などに内側から当てがい、漏 水を止める部材であり、そのため管内周面に沿って変形可能なように弾力性を有 する材料、例えば合成ゴム系をはじめとして天然ゴム系又はその他の適当な樹脂 材料によって型成形されたものである。その直径と長さの比率や厚さ、その他の 形態或いは材質等については条件に応じて適宜変更することができる。
【0008】 液体移送管Aの管内周面に接して必要な水密性を得るために、複数の突条11 が本体10の外周に全周にわたって設けてある。例示の突条11は、本体10の 両端に2組、夫々の開口部の外縁に沿って半径方向外方へ突出させた両端の外方 突条11aとそれよりも軸方向へ位置している内方突条11bとから成り(図4 参照)、各組の外方突条11aと内方突条11bの間隔は前記した止め帯15の 幅とほぼ等しいか狭く設定されている。さらに各組の突条11a、11b、11 a、11b、の先端には、特に変形を容易化するため変形シール部12がテーパ 状に突出させてある。テーパは内外の突条11a、11bが1組となっている。
【0009】 止め帯15を取り付けるための凹部13を本体10の内周面に形成する。例示 の止め帯15は、本体10の両開口部側に取り付けるので、止め帯15を取り付 ける凹部13も開口部に隣接した内周面全周に形成する。またこの凹部13の位 置は、当然、前記した突条11を外方へ押圧できるようにほぼ同じ位置にする( 図4)。本体10の本来の内周面10′は凹部13を設けた結果相対的に突出す るがこの段差部17内に後述する止め帯15がほぼ収まる。また、前記取り付け 凹部13の外寄りの位置に止め帯15に接触してそれとの間の密封性を高める突 縁部16を半径方向内方へ向けて形成する。
【0010】 前記凹部13の間の本体10の内周面は、本来の内周面10´よりも半径方向 へ拡がった拡大部14になっている。これは本体10の肉厚を内側から削って薄 くしたものであり、止め帯15の部分で増さざるを得ない流れ抵抗をすぐに減少 させ、抵抗増加が本装置の全長に及ばないようにしたものである。例示の拡大部 14は、本来の内周面10′から徐々に拡大するように傾斜部18を両側に設け 、段面積の急変をなくし流線の乱れを誘導しないようになっている。
【0011】 前述の止め帯15は、本体10を液体移送管Aの管内周面A´に圧迫するが、 そのため複数個の部材に分け、それらの端部を重ねかつ重なり量を周方向へ調節 するようになっている。例示の止め帯15は2個の半円状部材15a、15bと 接続手段20とから成り、接続手段20は半円状部材15a、15bの一端の係 合端19と、他の一端の接続端21とを接続する。
【0012】 係合端19は板状の連結体22の段部23に係合し、接続端21は連結体22 の周方向に形成した長孔24と重なる複数のめねじ孔25で止めねじ26によっ て連結体22に結合される。これら係合端19から止めねじ26までの部分及び 部材により実施例における接続手段20が構成される。止帯15a、15bは接 続端21に向かって帯材の厚さが漸次薄くなるように、例えばステンレス鋼のよ うな不銹性の剛体材料によって形成される。
【0013】 止め帯15a、15bを押し拡げるためにジャッキ30を使用する(図5参照 )。そのジャッキ30を受け止めるほぼL字型の受け止め片27を2個使用し、 各受け止め片27を2個使用し、各受け止め片27を一時的に取り付けるための 引掛部28を止め帯15a、15bの夫々に設ける。引掛部28は前記の接続手 段20の周方向外方に配設し、突出量を成る可く小さく低くする。連結体22も 抵抗減少のための可能な限り薄く形成する。なお図示のものは説明の便宜上大形 に示してあるが、実際には最小内径φ700mmに対して連結体22の板厚が1 0mm内外であるから通常は問題にならない程度である。
【0014】 故に本考案の装置は環状の本体10を液体移送管Aの内部に搬入し、その外周 面を管内周面A′に当て(図5参照)、夫々の凹部13に止め帯15を配置し、 外方へ押し拡げて取り付ける。即ち、各止め帯15a、15bに受け止め片27 を介してジャッキ30を取り付けるとともにジャッキ30を操作して端部19、 21間を突っ張り、一端部19に段部23を係止させた連結体22の長孔24か らめねじ孔25へ止めねじ26を螺合し、緊締したのちジャッキ30を取り外せ ば良い(図6)。
【0015】 本装置を取り付けた状態において、環状の本体10は突条11の変形シール部 12が管内周面A′に密着しており、ジャッキ30及び受け止め片27は取り外 され、止め帯15のほかには連結体22、止めねじ26の頭及び引掛片28が残 るだけである。なお、液体移送管Aが大径管、例えば内径φ1350mm以上の 管である場合には止め帯15を3部材に分割し、3組の接続手段20とジャッキ 30を用いて前述の作業を行なう。本装置が取り付けられた液体移送管Aの内周 面は、本体10とそれを圧迫している止め帯15の重なった部分を最大として、 それ以外の部分は拡大部14となっているから、管内の流れに対して大きな抵抗 を生じない。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されているので、多重の突条11に設けたシール部1 2によって理想的水密性が得られ、液体移送管の管内への本装置による出っ張り や凹凸変化が必要最小限度となり、特に止め帯15を設けない部分に拡大部14 が形成されるため、本装置の存在による抵抗増加の影響が最小となり、液流から 受ける反作用も小さく、本体10にひびなどを生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体移送管の漏水止め装置の実施
例を示す分解斜視図。
【図2】同上装置の本体を示す斜視図。
【図3】同じく本体の断面図。
【図4】同上要部の拡大図。
【図5】液体移送管への取り付け状態の断面図。
【図6】同じく管接続部への取り付け状態の断面図。
【図7】同上要部の拡大図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体移送管の内部に配置され、管内周面
    に沿って変形可能なように弾力性を有する材料によって
    環状に形成された本体10を有し、本体外周の全周にわ
    たって設けてある複数の突条11を管内周面に押圧して
    水密性を得るために、本体内周に沿って止め帯15を取
    り付けた漏水止め装置であって、液体移送管の管内周面
    に対する密着性を高めるように特に変形容易な変形シー
    ル部12を各突条11の半径方向外方へ向けて形成し、
    また本体内周面を薄肉化して止め帯15を取り付ける凹
    部13を形成し、さらに本体内周面を薄肉化して内径の
    拡大部14を形成したことを特徴とする液体移送管の漏
    水止め装置。
  2. 【請求項2】 液体移送管の内部に配置され、管内周面
    に沿って変形可能なように弾力性を有する材料によって
    環状に形成された本体10を有し、本体外周の全周にわ
    たって設けてある2組の突条11を管内周面に押圧して
    水密性を得るために、本体内周に沿って止め帯15を取
    り付けた漏水止め装置であって、液体移送管の管内周面
    に対する密着性を高めるように特に変形容易な変形シー
    ル部12を各突条11の半径方向外方へ向けて形成し、
    また本体内周面を止め帯15の厚さ程度薄肉化して止め
    帯15を取り付ける凹部13を2箇所形成し、さらに両
    凹部13間に本体内周面を薄肉化して内径の拡大部14
    を形成し、前記取り付け凹部13の外寄りの位置に止め
    帯15に接触してそれとの間の密封性を高める突縁部1
    6を半径方向内方へ向けて形成したことを特徴とする液
    体移送管の漏水止め装置。
  3. 【請求項3】 拡大部14は、本体10の内周面10′
    から内径が徐々に拡大するように形成された傾斜部18
    を有し、断面積の急変をなくした構成を有する請求項第
    1項又は第2項記載の液体移送管の漏水止め装置。
  4. 【請求項4】 本体10の内周面10′と凹部13との
    間の段差部17内に止め帯15がほぼ収まるように止め
    帯15及び本体10各部の厚さを設定したことを特徴と
    する請求項第1項乃至第3項のいずれかに記載の液体移
    送管の漏水止め装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101424967B1 (ko) * 2014-02-19 2014-08-01 주식회사 뉴보텍 경사면 보강부재 및 이를 이용한 비굴착 관로 보수방법

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KR101424967B1 (ko) * 2014-02-19 2014-08-01 주식회사 뉴보텍 경사면 보강부재 및 이를 이용한 비굴착 관로 보수방법

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