JP3932509B2 - 管継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、配管を接続するための管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、流体を移送するための配管を接続するために管継手が使用されている。
【0003】
図6に示すように、この管継手はボディ本体21内にアダプタ22を無理嵌めしており、外方からナット23により一体的に締め付けて機器等(図示せず)に固定する。ところで、ボディ本体21内にアダプタ22を嵌入する際にボディ本体21が一時的に拡径するので、ボディ本体21の外周とナット23の内周との間には若干のクリアランスを設けている。なお前記アダプタ22と機器等との間に介在するシール用パッキン24により、流体密性を担保している。
【0004】
この管継手は、機器等に取り付けた後でも必要に応じてエルボー状としたボディ本体21を回動させて向きを変えることができるという利点がある。
【0005】
しかし、使用中に配管に足を引っ掛けたりして斜め方向に思いがけない強い力が働くと、ナット23とアダプタ22により機器等に締め付けたボディ本体21が抜け出してしまうおそれがあるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、ボディ本体が従来よりも抜け出し難い管継手を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
この発明の管継手は、配管を保持するボディ本体内にアダプタが嵌合され、その外方から締付部材により前記アダプタを機器等に向けて締め付けて固定する形式であると共に、ボディ本体とアダプタとの嵌合域の円周方向外方には外周方向への変位が可能な空隙を締付部材との間に有すると共に、前記ボディ本体とアダプタとの嵌合域に対しボディ本体の脱離方向側領域では締付部材の内周とボディ本体の外周の空隙が小さく設定されたものであって、前記ボディ本体とアダプタとの嵌合域は、いずれかに形成された環状凹部と他方に形成された環状凸部とを嵌合させるようにしたものである。
【0008】
この管継手では、ボディ本体とアダプタとの嵌合域の円周方向外方には外周方向への変位が可能な空隙を締付部材との間に有するのでボディ本体とアダプタとを嵌合させることが可能であると共に、前記ボディ本体とアダプタとの嵌合域に対しボディ本体の脱離方向側領域では締付部材の内周とボディ本体の外周の空隙が小さく設定されたので、ボディ本体と締付部材とが相対変位を起こす余地が少なくボディ本体と締付部材との係合力が向上している。
【0009】
さらに、この管継手では、ボディ本体とアダプタとの嵌合域は、いずれかに形成された環状凹部と他方に形成された環状凸部とを嵌合させるようにしているから、ボディ本体とアダプタとの相対的な回動が可能であると共に、ボディ本体とアダプタとを比較的に柔らかい樹脂で形成したとしても十分に実用することができるという利点がある。
【0010】
前記ボディ本体とアダプタとの嵌合域の態様としては、ボディ本体に形成された環状凹部とアダプタに形成された環状凸部とを嵌合させるようにしてもよいし、逆に、ボディ本体に形成された環状凸部とアダプタに形成されたと環状凹部を嵌合させるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1乃至図5に示すように、この実施形態の管継手は、配管1(プラスチック・チューブ)を保持する構造を内蔵するエルボー状とした合成樹脂製のボディ本体2内に、合成樹脂製のアダプタ3が機器等(図示せず)への接続端側4から挿入されて嵌合(無理嵌め)されて、その外方から締付部材5により前記アダプタ3を機器等に向けて締め付けて固定する形式である。
【0013】
前記締付部材5として、螺溝を有する金属製(又は樹脂製)のナットを用いている。そして、前記アダプタ3と機器等との間に介在するシール用パッキン6により、流体密性を担保している。
【0014】
ここで、前記ボディ本体2に形成された環状凹部7と、アダプタ3に形成された環状凸部8とを嵌合させるようにしている。なお、ボディ本体2とアダプタ3との間には、シール用のOリング9を奥側に介在させている。
【0015】
この管継手の組立時、ボディ本体2の外側に締付部材5をセットし(図3参照)、ボディ本体2内にアダプタ3を嵌入し、ボディ本体2内の環状凹部7とアダプタ3の外周の環状凸部8を嵌合させる際、ボディ本体2が一時的に拡径するが(図4参照)、ボディ本体2とアダプタ3との嵌合域Aの円周方向外方には外周方向への変位が可能な空隙を締付部材5との間に有する。
【0016】
そして、ボディ本体とアダプタとの嵌合域Aに対してボディ本体の離脱方向側領域Bでは締付部材5の内周とボディ本体2の外周の空隙が小さく設定されている。なお、最後にシール用パッキン6を装着する(図5参照)。
【0017】
次に、この実施形態の管継手の使用状態を説明する。
【0018】
この管継手では、ボディ本体2とアダプタ3との嵌合域Aの円周方向外方には外周方向への変位が可能な空隙を締付部材5との間に有するのでボディ本体2とアダプタ3とを嵌合させることが可能であると共に、前記ボディ本体2とアダプタ3との嵌合域Aに対しボディ本体2の脱離方向側領域Bでは締付部材5の内周とボディ本体2の外周の空隙が小さく設定されたので、ボディ本体2と締付部材5とが相対変位を起こす余地が少なくボディ本体2と締付部材5との係合力が向上しており、ボディ本体2が従来よりも抜け出し難いという利点がある。
【0019】
また、ボディ本体2とアダプタ3との嵌合域Aはボディ本体2に形成された環状凹部7とアダプタ3に形成された環状凸部8とを嵌合させるようにしたので、ボディ本体2とアダプタ3とを比較的に柔らかい樹脂で形成したとしても十分に実用することができるという利点がある。
【0020】
更に、機器等に取り付けた後でも必要に応じてボディ本体2(エルボー状)を回動させて向きを変えることができる。すなわち、使用時の必要に応じた回動を可能としながら、且つ管継手からボディ本体2が非常に抜け難いようにすることができるという利点がある。
【0021】
【発明の効果】
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
【0022】
ボディ本体と締付部材とが相対変位を起こす余地が少なくボディ本体と締付部材との係合力が向上しているので、ボディ本体が従来よりも抜け出し難い管継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管継手の実施形態を説明する半断面図。
【図2】図1の管継手の分解状態を説明する半断面図。
【図3】図1の管継手でボディ本体の外側に締付部材をセットした状態を説明する半断面図。
【図4】図1の管継手でボディ本体内にアダプタを嵌入させる状態を説明する半断面図。
【図5】図1の管継手でシール用パッキン6を装着する前の状態を説明する半断面図。
【図6】従来の管継手を説明する半断面図。
【符号の説明】
1 配管
2 ボディ本体
3 アダプタ
5 締付部材
7 環状凹部
8 環状凸部
A ボディ本体とアダプタとの嵌合域
B ボディ本体とアダプタとの嵌合域に対しボディ本体の脱離方向側領域
Claims (1)
- 配管を保持するボディ本体内にアダプタが嵌合され、その外方から締付部材により前記アダプタを機器等に向けて締め付けて固定する形式であると共に、ボディ本体とアダプタとの嵌合域の円周方向外方には外周方向への変位が可能な空隙を締付部材との間に有すると共に、前記ボディ本体とアダプタとの嵌合域に対しボディ本体の脱離方向側領域では締付部材の内周とボディ本体の外周の空隙が小さく設定されたものであって、前記ボディ本体とアダプタとの嵌合域は、いずれかに形成された環状凹部と他方に形成された環状凸部とを嵌合させるようにしたものであることを特徴とする管継手。
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Family
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- 2002-08-29 JP JP2002251009A patent/JP3932509B2/ja not_active Expired - Lifetime
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